JPH07208150A - 排気触媒用還元剤供給装置 - Google Patents
排気触媒用還元剤供給装置Info
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- JPH07208150A JPH07208150A JP6003211A JP321194A JPH07208150A JP H07208150 A JPH07208150 A JP H07208150A JP 6003211 A JP6003211 A JP 6003211A JP 321194 A JP321194 A JP 321194A JP H07208150 A JPH07208150 A JP H07208150A
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- F01N3/00—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
- F01N3/08—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous
- F01N3/10—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust
- F01N3/18—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by methods of operation; Control
- F01N3/20—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by methods of operation; Control specially adapted for catalytic conversion ; Methods of operation or control of catalytic converters
- F01N3/2066—Selective catalytic reduction [SCR]
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 還元剤としてのHCを排気系に供給する際の
炭化物による吹出口の閉塞を回避することができる排気
触媒用還元剤供給装置を提供することにある。 【構成】 ディーゼルエンジン1の排気管3にはリーン
NOx 触媒9が配置されている。還元剤供給装置10の
ケース11が排気管3の下面に固定されている。ケース
11には下端が空間部12に、上端が排気管3に開口す
るガス供給通路17が形成されている。ECU21は電
動式燃料ポンプ19を駆動して軽油を空間部12に供給
するとともに発熱体14の発熱部15を発熱して軽油を
加熱することにより分子中の炭素数が少ないHCを生成
し、そのHCをガス供給通路17を通して排気管3にお
けるリーンNOx 触媒9の上流側に供給する。このと
き、ケース11は発熱体14により高温となり、ケース
11の一部に設けたガス供給通路17の先端開口部も高
温に維持される。
炭化物による吹出口の閉塞を回避することができる排気
触媒用還元剤供給装置を提供することにある。 【構成】 ディーゼルエンジン1の排気管3にはリーン
NOx 触媒9が配置されている。還元剤供給装置10の
ケース11が排気管3の下面に固定されている。ケース
11には下端が空間部12に、上端が排気管3に開口す
るガス供給通路17が形成されている。ECU21は電
動式燃料ポンプ19を駆動して軽油を空間部12に供給
するとともに発熱体14の発熱部15を発熱して軽油を
加熱することにより分子中の炭素数が少ないHCを生成
し、そのHCをガス供給通路17を通して排気管3にお
けるリーンNOx 触媒9の上流側に供給する。このと
き、ケース11は発熱体14により高温となり、ケース
11の一部に設けたガス供給通路17の先端開口部も高
温に維持される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、排気触媒用還元剤供
給装置に係り、詳しくは、例えば、ディーゼルエンジン
の排気系に配置したリーンNOx 触媒に還元剤としてH
Cを供給する排気触媒用還元剤供給装置に関するもので
ある。
給装置に係り、詳しくは、例えば、ディーゼルエンジン
の排気系に配置したリーンNOx 触媒に還元剤としてH
Cを供給する排気触媒用還元剤供給装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの排気ガス規制にお
いて、後処理によるNOx 低減が要求されている。酸素
雰囲気中でもNOx 還元可能な触媒が開発されつつあ
る。この酸化雰囲気中、HC存在下でNOx を還元する
リーンNOx 触媒を用いる排気浄化装置が、特開平4−
175417号公報や特開平4−214918号公報に
開示されている。さらに、特開平4−214918号公
報においては、燃料から加熱等により低融点HCを生成
し、この低融点HCをエンジンの排気管の触媒上流に供
給して、リーンNOx 触媒のNOx 浄化率を高めるよう
にしている。
いて、後処理によるNOx 低減が要求されている。酸素
雰囲気中でもNOx 還元可能な触媒が開発されつつあ
る。この酸化雰囲気中、HC存在下でNOx を還元する
リーンNOx 触媒を用いる排気浄化装置が、特開平4−
175417号公報や特開平4−214918号公報に
開示されている。さらに、特開平4−214918号公
報においては、燃料から加熱等により低融点HCを生成
し、この低融点HCをエンジンの排気管の触媒上流に供
給して、リーンNOx 触媒のNOx 浄化率を高めるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、低融点HC
生成器とエンジンの排気管とはHC供給管で接続されて
おり、低融点HC生成器で生成したHCはその一部がH
C供給管の吹出口で炭化し、その炭化した堆積物でHC
供給管の吹出口を塞いでしまうおそれがあった。特に、
排気ガス温度が400℃以下の時には著しく炭化してし
まう。
生成器とエンジンの排気管とはHC供給管で接続されて
おり、低融点HC生成器で生成したHCはその一部がH
C供給管の吹出口で炭化し、その炭化した堆積物でHC
供給管の吹出口を塞いでしまうおそれがあった。特に、
排気ガス温度が400℃以下の時には著しく炭化してし
まう。
【0004】そこで、この発明の目的は、還元剤として
のHCを排気系に供給する際の炭化物による吹出口の閉
塞を回避することができる排気触媒用還元剤供給装置を
提供することにある。
のHCを排気系に供給する際の炭化物による吹出口の閉
塞を回避することができる排気触媒用還元剤供給装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、燃焼
機の排気系に設けられ、酸化雰囲気中、HC存在下でN
Ox を還元するリーンNOx 触媒のための還元剤供給装
置であって、燃料を加熱することにより分子中の炭素数
が少ないHCを生成する低炭素数HC生成手段を備え、
前記低炭素数HC生成手段で生成したHCを高温状態
で、前記排気系における前記リーンNOx 触媒の上流側
に供給するようにした排気触媒用還元剤供給装置をその
要旨とする。
機の排気系に設けられ、酸化雰囲気中、HC存在下でN
Ox を還元するリーンNOx 触媒のための還元剤供給装
置であって、燃料を加熱することにより分子中の炭素数
が少ないHCを生成する低炭素数HC生成手段を備え、
前記低炭素数HC生成手段で生成したHCを高温状態
で、前記排気系における前記リーンNOx 触媒の上流側
に供給するようにした排気触媒用還元剤供給装置をその
要旨とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におけ
る燃焼機を内燃機関とした排気触媒用還元剤供給装置を
その要旨とする。請求項3の発明は、請求項1の発明に
おける前記HC生成手段で生成したHCを排気系に供給
するHC供給管の先端を、燃焼機の排気系の最上流部分
に配置した排気触媒用還元剤供給装置をその要旨とす
る。
る燃焼機を内燃機関とした排気触媒用還元剤供給装置を
その要旨とする。請求項3の発明は、請求項1の発明に
おける前記HC生成手段で生成したHCを排気系に供給
するHC供給管の先端を、燃焼機の排気系の最上流部分
に配置した排気触媒用還元剤供給装置をその要旨とす
る。
【0007】
【作用】請求項1および2の発明は、低炭素数HC生成
手段にて、燃料を加熱することにより分子中の炭素数が
少ないHCが生成される。そして、低炭素数HC生成手
段で生成したHCが高温状態で、燃焼機(例えば、内燃
機関)の排気系におけるリーンNOx 触媒の上流側に供
給される。このとき、低炭素数HC生成手段で生成した
HCが高温状態で供給されるので、吹出口での低温化に
伴うHCの炭化が抑制され、HCの炭化堆積物による吹
出口の閉塞が回避される。
手段にて、燃料を加熱することにより分子中の炭素数が
少ないHCが生成される。そして、低炭素数HC生成手
段で生成したHCが高温状態で、燃焼機(例えば、内燃
機関)の排気系におけるリーンNOx 触媒の上流側に供
給される。このとき、低炭素数HC生成手段で生成した
HCが高温状態で供給されるので、吹出口での低温化に
伴うHCの炭化が抑制され、HCの炭化堆積物による吹
出口の閉塞が回避される。
【0008】請求項3の発明は、請求項1の発明の作用
に加え、HC生成手段で生成したHCを燃焼機の排気系
に供給するHC供給管の先端が、燃焼機の排気系の最上
流部分に配置される。よって、HC供給管の先端部が高
温となっている排気ガスにさらされHC供給管の先端部
が高温となり、吹出口での低温化に伴うHCの炭化が抑
制され、HCの炭化堆積物による吹出口の閉塞が回避さ
れる。
に加え、HC生成手段で生成したHCを燃焼機の排気系
に供給するHC供給管の先端が、燃焼機の排気系の最上
流部分に配置される。よって、HC供給管の先端部が高
温となっている排気ガスにさらされHC供給管の先端部
が高温となり、吹出口での低温化に伴うHCの炭化が抑
制され、HCの炭化堆積物による吹出口の閉塞が回避さ
れる。
【0009】
(第1実施例)以下、この発明を具体化した第1実施例
を図面に従って説明する。
を図面に従って説明する。
【0010】図1には本実施例の排気触媒用還元剤供給
装置を示す。燃焼機としてのディーゼルエンジン1が車
両に搭載されている。このディーゼルエンジン1には吸
気管2と排気管3が接続されている。ディーゼルエンジ
ン1のシリンダ4内にはピストン5が配置され、ピスト
ン5の上方に燃焼室6が形成されている。燃焼室6は吸
気バルブ7を介して吸気管2と連通し、また、排気バル
ブ8を介して排気管3と連通している。
装置を示す。燃焼機としてのディーゼルエンジン1が車
両に搭載されている。このディーゼルエンジン1には吸
気管2と排気管3が接続されている。ディーゼルエンジ
ン1のシリンダ4内にはピストン5が配置され、ピスト
ン5の上方に燃焼室6が形成されている。燃焼室6は吸
気バルブ7を介して吸気管2と連通し、また、排気バル
ブ8を介して排気管3と連通している。
【0011】排気管3には、遷移金属あるいは貴金属を
担持せしめたゼオライト系あるいはシリカライト系ある
いはアルミナ系からなり、酸素雰囲気中、HC存在下で
NO x を還元する、いわゆる、リーンNOx 触媒9が配
置されている。
担持せしめたゼオライト系あるいはシリカライト系ある
いはアルミナ系からなり、酸素雰囲気中、HC存在下で
NO x を還元する、いわゆる、リーンNOx 触媒9が配
置されている。
【0012】還元剤供給装置10のケース11は円柱状
をなし、鉄よりなる。この鉄材は耐熱性のある材料であ
る。そして、この円柱状のケース11の上面が排気管3
におけるリーンNOx 触媒9の上流側での底面(下面)
に溶接にて固定されている。又、ケース11内には円柱
形状の空間部12が形成されるとともに、空間部12か
ら下方に延びるネジ孔13が形成されている。そして、
ネジ孔13に発熱体14のネジ部を螺入することにより
空間部12に発熱体14の発熱部15が配置されてい
る。本実施例では、この発熱体14としてディーゼルエ
ンジンの電気式予熱装置として使用されているセラミッ
クス・グロープラグを用いており、空間部12にはセラ
ミックス・グロープラグの棒状の発熱部が配置されてい
る。そして、発熱体14にデューティ制御により電力を
供給することにより発熱部15が発熱するようになって
いる。又、空間部12における発熱体14の発熱部15
の周囲は、加熱空間が形成されていることとなる。
をなし、鉄よりなる。この鉄材は耐熱性のある材料であ
る。そして、この円柱状のケース11の上面が排気管3
におけるリーンNOx 触媒9の上流側での底面(下面)
に溶接にて固定されている。又、ケース11内には円柱
形状の空間部12が形成されるとともに、空間部12か
ら下方に延びるネジ孔13が形成されている。そして、
ネジ孔13に発熱体14のネジ部を螺入することにより
空間部12に発熱体14の発熱部15が配置されてい
る。本実施例では、この発熱体14としてディーゼルエ
ンジンの電気式予熱装置として使用されているセラミッ
クス・グロープラグを用いており、空間部12にはセラ
ミックス・グロープラグの棒状の発熱部が配置されてい
る。そして、発熱体14にデューティ制御により電力を
供給することにより発熱部15が発熱するようになって
いる。又、空間部12における発熱体14の発熱部15
の周囲は、加熱空間が形成されていることとなる。
【0013】還元剤供給装置10のケース11には水平
方向に延びる燃料供給通路16が形成され、燃料供給通
路16の一端が空間部12の底面部分に開口するととも
に他端がケース11の外周面に開口している。又、還元
剤供給装置10のケース11には垂直方向に延びるガス
供給通路17が形成され、ガス供給通路17の一端が空
間部12の上面に開口するとともに他端が排気管3内に
開口している。
方向に延びる燃料供給通路16が形成され、燃料供給通
路16の一端が空間部12の底面部分に開口するととも
に他端がケース11の外周面に開口している。又、還元
剤供給装置10のケース11には垂直方向に延びるガス
供給通路17が形成され、ガス供給通路17の一端が空
間部12の上面に開口するとともに他端が排気管3内に
開口している。
【0014】ケース11の燃料供給通路16には燃料供
給管18の一端が接続され、この燃料供給管18の他端
は電動式燃料ポンプ19を介して燃料タンク20に接続
されている。そして、電動式燃料ポンプ19の駆動によ
り燃料タンク20内の燃料である軽油が燃料供給管18
およびケース11の燃料供給通路16を通して空間部1
2に供給される。
給管18の一端が接続され、この燃料供給管18の他端
は電動式燃料ポンプ19を介して燃料タンク20に接続
されている。そして、電動式燃料ポンプ19の駆動によ
り燃料タンク20内の燃料である軽油が燃料供給管18
およびケース11の燃料供給通路16を通して空間部1
2に供給される。
【0015】電子制御ユニット(以下、ECUという)
21はマイクロコンピュータを中心に構成されている。
ECU21には電源回路22が接続され、電源回路22
はECU21の指令信号により発熱体14に対しバッテ
リ電圧(12ボルト)を所望のデューティ比にて印加す
る。又、ECU21には電動式燃料ポンプ19が接続さ
れ、ECU21は電動式燃料ポンプ19を駆動制御す
る。又、ECU21にはアクセルポジションセンサ、ク
ランク角度センサ等(図示せず)が接続され、アクセル
ポジション信号やクランク角度信号等を入力する。そし
て、ECU21はクランク角度信号によるエンジン回転
数やアクセルポジション信号によるアクセル開度に基づ
いてディーゼルエンジン1の運転条件を検知し、運転条
件に従って電動式燃料ポンプ19及び発熱体14を制御
する。
21はマイクロコンピュータを中心に構成されている。
ECU21には電源回路22が接続され、電源回路22
はECU21の指令信号により発熱体14に対しバッテ
リ電圧(12ボルト)を所望のデューティ比にて印加す
る。又、ECU21には電動式燃料ポンプ19が接続さ
れ、ECU21は電動式燃料ポンプ19を駆動制御す
る。又、ECU21にはアクセルポジションセンサ、ク
ランク角度センサ等(図示せず)が接続され、アクセル
ポジション信号やクランク角度信号等を入力する。そし
て、ECU21はクランク角度信号によるエンジン回転
数やアクセルポジション信号によるアクセル開度に基づ
いてディーゼルエンジン1の運転条件を検知し、運転条
件に従って電動式燃料ポンプ19及び発熱体14を制御
する。
【0016】ここで、還元剤供給装置10における発熱
体14による燃料(軽油)の加熱の効果について述べ
る。本発明者らの実験によれば、リーンNOx 触媒9に
てNOx を効率よく浄化する炭化水素は、図2に示すよ
うに、分子中の炭素数が10以下であることを見出し
た。一方、燃料である軽油は平均炭素数が15程度であ
り、図3に示すように、800℃以上に加熱すれば軽油
を分解でき、図4に示すように、軽油を800℃以上に
加熱すればNOx 浄化率が向上することを見出した。
又、図3に示すように、600℃以上でも軽油の分解が
開始されるが、望ましくは800±50℃とするのが好
ましい。本実施例では、軽油の加熱温度を800℃とし
ている。
体14による燃料(軽油)の加熱の効果について述べ
る。本発明者らの実験によれば、リーンNOx 触媒9に
てNOx を効率よく浄化する炭化水素は、図2に示すよ
うに、分子中の炭素数が10以下であることを見出し
た。一方、燃料である軽油は平均炭素数が15程度であ
り、図3に示すように、800℃以上に加熱すれば軽油
を分解でき、図4に示すように、軽油を800℃以上に
加熱すればNOx 浄化率が向上することを見出した。
又、図3に示すように、600℃以上でも軽油の分解が
開始されるが、望ましくは800±50℃とするのが好
ましい。本実施例では、軽油の加熱温度を800℃とし
ている。
【0017】このように燃料(軽油)から分子中の炭素
数が少ないHCを生成するために、本実施例では、発熱
体14にセラミックス・グロープラグを用いて空間部1
2(加熱空間)の雰囲気を800℃以上に保つこととし
た。
数が少ないHCを生成するために、本実施例では、発熱
体14にセラミックス・グロープラグを用いて空間部1
2(加熱空間)の雰囲気を800℃以上に保つこととし
た。
【0018】次に、NOx の還元剤として働く分解ガス
(炭素数が10以下のHCガス)の供給制御について説
明する。リーンNOx 触媒9には、図5に示すように、
NOx を浄化するための触媒の温度範囲は限られてい
る。即ち、使用下限温度は、NOx を浄化し始める温
度、もしくは、触媒の低温被毒による劣化が発生しない
温度である。又、使用上限温度は、NOx を浄化しなく
なる温度、もしくは、触媒の耐熱等によって決まる使用
温度である。そして、この使用下限温度と使用上限温度
との間の使用温度領域が温度ウィンドウとなる。この温
度ウィンドウは触媒の種類によって異なる。このよう
に、触媒の温度ウィンドウ内において分解ガス(炭素数
が10以下のHCガス)を供給するためには、触媒温度
を直接測定すればよいわけであるが、本実施例では触媒
温度をディーゼルエンジン1の運転状態から推定してい
る。即ち、排気ガス中のHCやCOの少ないディーゼル
エンジンにおいて触媒での発熱反応による温度上昇が少
ないために、排気ガス温度を触媒温度とみなしてよく、
この排気ガス温度はディーゼルエンジンの運転状態から
推定できる。
(炭素数が10以下のHCガス)の供給制御について説
明する。リーンNOx 触媒9には、図5に示すように、
NOx を浄化するための触媒の温度範囲は限られてい
る。即ち、使用下限温度は、NOx を浄化し始める温
度、もしくは、触媒の低温被毒による劣化が発生しない
温度である。又、使用上限温度は、NOx を浄化しなく
なる温度、もしくは、触媒の耐熱等によって決まる使用
温度である。そして、この使用下限温度と使用上限温度
との間の使用温度領域が温度ウィンドウとなる。この温
度ウィンドウは触媒の種類によって異なる。このよう
に、触媒の温度ウィンドウ内において分解ガス(炭素数
が10以下のHCガス)を供給するためには、触媒温度
を直接測定すればよいわけであるが、本実施例では触媒
温度をディーゼルエンジン1の運転状態から推定してい
る。即ち、排気ガス中のHCやCOの少ないディーゼル
エンジンにおいて触媒での発熱反応による温度上昇が少
ないために、排気ガス温度を触媒温度とみなしてよく、
この排気ガス温度はディーゼルエンジンの運転状態から
推定できる。
【0019】従って、リーンNOx 触媒9の取付け位置
によらず、図6に示すように、エンジン回転数とアクセ
ル開度との関係において温度ウィンドウ内となる領域
(ハッチング部分で示すHCガス供給領域)を予め測定
しておき、この領域に入るエンジン運転のときに電動式
燃料ポンプ19及び発熱体14を駆動してHCガスを供
給するようにしている。
によらず、図6に示すように、エンジン回転数とアクセ
ル開度との関係において温度ウィンドウ内となる領域
(ハッチング部分で示すHCガス供給領域)を予め測定
しておき、この領域に入るエンジン運転のときに電動式
燃料ポンプ19及び発熱体14を駆動してHCガスを供
給するようにしている。
【0020】本実施例では、ケース11と発熱体14と
電動式燃料ポンプ19とにより、燃料を加熱することに
より分子中の炭素数が少ないHCを生成する低炭素数H
C生成手段が構成されている。
電動式燃料ポンプ19とにより、燃料を加熱することに
より分子中の炭素数が少ないHCを生成する低炭素数H
C生成手段が構成されている。
【0021】次に、このように構成した還元剤供給装置
の作用を説明する。ECU21はエンジン回転数とアク
セル開度を検知して図6のマップからHCガス供給領域
に入っているか否かを判定する。即ち、図5の温度ウィ
ンドウに入っているか否か判定する。そして、HCガス
供給領域に入っていると、ECU21は図7のマップを
用いてエンジン回転数に応じた燃料供給量を算出すると
ともに、図8のマップを用いてエンジン回転数に応じた
発熱体14(セラミックス・グロープラグ)への電源供
給デューティ比を算出する。ECU21はこのようにて
求めた燃料供給量および電源供給デューティ比となるよ
うに電動式燃料ポンプ19および発熱体14を駆動制御
する。
の作用を説明する。ECU21はエンジン回転数とアク
セル開度を検知して図6のマップからHCガス供給領域
に入っているか否かを判定する。即ち、図5の温度ウィ
ンドウに入っているか否か判定する。そして、HCガス
供給領域に入っていると、ECU21は図7のマップを
用いてエンジン回転数に応じた燃料供給量を算出すると
ともに、図8のマップを用いてエンジン回転数に応じた
発熱体14(セラミックス・グロープラグ)への電源供
給デューティ比を算出する。ECU21はこのようにて
求めた燃料供給量および電源供給デューティ比となるよ
うに電動式燃料ポンプ19および発熱体14を駆動制御
する。
【0022】その結果、ディーゼルエンジン1の運転条
件に応じて電動式燃料ポンプ19が制御されて適切な量
の燃料(軽油)が燃料タンク20からケース11の空間
部12に供給される。又、ディーゼルエンジン1の運転
条件に応じて電源回路22に指令信号が出力されて電動
式燃料ポンプ19にて空間部12に送られた燃料を分解
温度の800℃まで上昇させるに足りる電力が発熱体1
4(セラミックス・グロープラグ)に供給される。その
結果、ケース11の空間部12において、燃料(軽油)
の加熱分解により、分子中の炭素数が「10」以下のH
Cガスが生成される。
件に応じて電動式燃料ポンプ19が制御されて適切な量
の燃料(軽油)が燃料タンク20からケース11の空間
部12に供給される。又、ディーゼルエンジン1の運転
条件に応じて電源回路22に指令信号が出力されて電動
式燃料ポンプ19にて空間部12に送られた燃料を分解
温度の800℃まで上昇させるに足りる電力が発熱体1
4(セラミックス・グロープラグ)に供給される。その
結果、ケース11の空間部12において、燃料(軽油)
の加熱分解により、分子中の炭素数が「10」以下のH
Cガスが生成される。
【0023】このように分解された燃料は、分解ガスと
してガス供給通路17を通って排気管3内に導かれる。
排気管3内では、排気ガスと混合してリーンNOx 触媒
9に送られる。リーンNOx 触媒9では分解ガスは排気
ガス中のNOx の還元剤として働き、NOx を浄化す
る。
してガス供給通路17を通って排気管3内に導かれる。
排気管3内では、排気ガスと混合してリーンNOx 触媒
9に送られる。リーンNOx 触媒9では分解ガスは排気
ガス中のNOx の還元剤として働き、NOx を浄化す
る。
【0024】この分解ガスの排気管3内への供給の際
に、ケース11も発熱体14(セラミックス・グロープ
ラグ)により高温に加熱されており、ガス供給通路17
の吹出口においてはHCが炭化することが回避される。
に、ケース11も発熱体14(セラミックス・グロープ
ラグ)により高温に加熱されており、ガス供給通路17
の吹出口においてはHCが炭化することが回避される。
【0025】このように本実施例では、還元剤供給装置
10のケース11が直接、排気管3に固定されるととも
に、同ケース11と発熱体14(セラミックス・グロー
プラグ)とが一体的に形成されているので、ケース11
は発熱体14(セラミックス・グロープラグ)により高
温となり、ケース11の一部に設けたガス供給通路17
の先端開口部も高温に維持される。このように、生成し
たHCを高温にした状態で、排気管3におけるリーンN
Ox 触媒9の上流側に供給するようにしたので、HC吹
出口が冷却されることによるHCの炭化に伴うHC吹出
口の閉塞が未然に防止される。つまり、従来方式(ガス
供給管にてHCを供給するタイプ)では、HCが炭化
し、その炭化した堆積物でHC供給管の吹出口を塞いで
しまうおそれがあったが、本実施例では、そのようなこ
とが未然に防止され、安定して分子中の炭素数が少ない
HCを排気管3内に供給できる。このように、還元剤と
してのHCをディーゼルエンジン1の排気系に供給する
際の炭化物による吹出口の閉塞を回避することができる
こととなる。
10のケース11が直接、排気管3に固定されるととも
に、同ケース11と発熱体14(セラミックス・グロー
プラグ)とが一体的に形成されているので、ケース11
は発熱体14(セラミックス・グロープラグ)により高
温となり、ケース11の一部に設けたガス供給通路17
の先端開口部も高温に維持される。このように、生成し
たHCを高温にした状態で、排気管3におけるリーンN
Ox 触媒9の上流側に供給するようにしたので、HC吹
出口が冷却されることによるHCの炭化に伴うHC吹出
口の閉塞が未然に防止される。つまり、従来方式(ガス
供給管にてHCを供給するタイプ)では、HCが炭化
し、その炭化した堆積物でHC供給管の吹出口を塞いで
しまうおそれがあったが、本実施例では、そのようなこ
とが未然に防止され、安定して分子中の炭素数が少ない
HCを排気管3内に供給できる。このように、還元剤と
してのHCをディーゼルエンジン1の排気系に供給する
際の炭化物による吹出口の閉塞を回避することができる
こととなる。
【0026】又、ガス供給通路17のHC吹出口が上を
向いているので、HCが排気ガスと接触して冷却されH
Cガスが液状に戻ったとしても下方に落下するだけでガ
ス供給通路17のHC吹出口を塞ぐことはない。換言す
れば、ガス供給通路17のHC吹出口が下を向いている
と、ガス供給通路17のHC吹出口に液状のHCが表面
張力により溜まり、ガス供給通路17のHC吹出口を塞
ぎHCガスの吐出を阻害することがあるが、ガス供給通
路17のHC吹出口を上に向けることによりそれが回避
される。 (第2実施例)次に、第2実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
向いているので、HCが排気ガスと接触して冷却されH
Cガスが液状に戻ったとしても下方に落下するだけでガ
ス供給通路17のHC吹出口を塞ぐことはない。換言す
れば、ガス供給通路17のHC吹出口が下を向いている
と、ガス供給通路17のHC吹出口に液状のHCが表面
張力により溜まり、ガス供給通路17のHC吹出口を塞
ぎHCガスの吐出を阻害することがあるが、ガス供給通
路17のHC吹出口を上に向けることによりそれが回避
される。 (第2実施例)次に、第2実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
【0027】本実施例ではケース11内の加熱分解部が
図9に示すようになっている。発熱体14の発熱部15
表面に、Pt,Pd系触媒23を担持または発熱部15
に粒子状として散りばめ、触媒23の散逸を防ぐために
金網24で押さえ込んでいる。この時の軽油分解効果は
図10に示すように、分解温度を下げることができる。
図9に示すようになっている。発熱体14の発熱部15
表面に、Pt,Pd系触媒23を担持または発熱部15
に粒子状として散りばめ、触媒23の散逸を防ぐために
金網24で押さえ込んでいる。この時の軽油分解効果は
図10に示すように、分解温度を下げることができる。
【0028】又、本実施例の変形例としては、図11に
示すように、発熱体14の発熱部15表面に放熱フィン
25を配置し、発熱体14の熱を効率よく触媒23に伝
えるようにしてもよい。 (第3実施例)次に、第3実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
示すように、発熱体14の発熱部15表面に放熱フィン
25を配置し、発熱体14の熱を効率よく触媒23に伝
えるようにしてもよい。 (第3実施例)次に、第3実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
【0029】本実施例においては、電動式燃料ポンプ1
9の代わりにディーゼルエンジンの分配型燃料噴射ポン
プを用い、分配型燃料噴射ポンプのフィードポンプから
のフィード燃料圧を利用したものである。
9の代わりにディーゼルエンジンの分配型燃料噴射ポン
プを用い、分配型燃料噴射ポンプのフィードポンプから
のフィード燃料圧を利用したものである。
【0030】図12に示すように、分配型燃料噴射ポン
プ26にはフィードポンプ(例えばベーンタイプ)が内
蔵されている。このフィードポンプは、ドライブシャフ
トを有し、このドライブシャフトがエンジンのクランク
シャフトと駆動連結されている。そして、ドライブシャ
フトの回転によりロータが回転して燃料タンクの燃料を
吸い上げ、分配型燃料噴射ポンプ26内のポンプ室に送
り込むようになっている。分配型燃料噴射ポンプ26の
フィードポンプの吐出ポートは、絞り27と電磁式安全
弁28を通して還元剤供給装置10のケース11の燃料
供給通路16と接続されている。そして、分配型燃料噴
射ポンプ26のフィードポンプからの吐出燃料の一部が
還元剤供給装置10のケース11内に供給される。
プ26にはフィードポンプ(例えばベーンタイプ)が内
蔵されている。このフィードポンプは、ドライブシャフ
トを有し、このドライブシャフトがエンジンのクランク
シャフトと駆動連結されている。そして、ドライブシャ
フトの回転によりロータが回転して燃料タンクの燃料を
吸い上げ、分配型燃料噴射ポンプ26内のポンプ室に送
り込むようになっている。分配型燃料噴射ポンプ26の
フィードポンプの吐出ポートは、絞り27と電磁式安全
弁28を通して還元剤供給装置10のケース11の燃料
供給通路16と接続されている。そして、分配型燃料噴
射ポンプ26のフィードポンプからの吐出燃料の一部が
還元剤供給装置10のケース11内に供給される。
【0031】このような構成とすることにより、図13
に示すように、排気管3中のHC濃度は、エンジン回転
数によらず一定にできる。これは、エンジン回転数の上
昇に比例して上昇したポンプフィード圧により軽油の供
給量が比例して増えたためである。
に示すように、排気管3中のHC濃度は、エンジン回転
数によらず一定にできる。これは、エンジン回転数の上
昇に比例して上昇したポンプフィード圧により軽油の供
給量が比例して増えたためである。
【0032】尚、図12の電磁式安全弁28はECU2
1と接続され、ECU21はイグニッションスイッチが
オフ操作された場合、およびECU21の自己診断によ
る異常検出された場合に、電磁式安全弁28を閉じるよ
うになっている。 (第4実施例)次に、第4実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
1と接続され、ECU21はイグニッションスイッチが
オフ操作された場合、およびECU21の自己診断によ
る異常検出された場合に、電磁式安全弁28を閉じるよ
うになっている。 (第4実施例)次に、第4実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
【0033】図14に示すように、電動式燃料ポンプ1
9は電磁式流量制御弁29を通して還元剤供給装置10
のケース11の燃料供給通路16と接続されている。そ
して、発熱体14(セラミックス・グロープラグ)の制
御方法として、図15に示すように、電動式燃料ポンプ
19の駆動状態において流量制御弁29の作動(燃料の
供給もしくは停止)と発熱体14の作動(発熱もしくは
停止)を同期させる。つまり、流量制御弁29の駆動デ
ューティと発熱体14の駆動デューティとを同期させ
る。このようにすると、発熱体14(セラミックス・グ
ロープラグ)への電力(グロー電力)と、燃料の分解量
を比例させることができる。その結果、図7に示した燃
料供給量算出のためのマップを使用することなく、図8
に示す電源供給デューティ比算出のためのマップを用い
て燃料供給量を制御できることとなる。 (第5実施例)次に、第5実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
9は電磁式流量制御弁29を通して還元剤供給装置10
のケース11の燃料供給通路16と接続されている。そ
して、発熱体14(セラミックス・グロープラグ)の制
御方法として、図15に示すように、電動式燃料ポンプ
19の駆動状態において流量制御弁29の作動(燃料の
供給もしくは停止)と発熱体14の作動(発熱もしくは
停止)を同期させる。つまり、流量制御弁29の駆動デ
ューティと発熱体14の駆動デューティとを同期させ
る。このようにすると、発熱体14(セラミックス・グ
ロープラグ)への電力(グロー電力)と、燃料の分解量
を比例させることができる。その結果、図7に示した燃
料供給量算出のためのマップを使用することなく、図8
に示す電源供給デューティ比算出のためのマップを用い
て燃料供給量を制御できることとなる。 (第5実施例)次に、第5実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
【0034】図16に示すように、ECU21と電源回
路22との間に2本の信号線を設け、ECU21から電
源回路22には図17に示す作動信号を出力するととも
に、電源回路22からECU21には図17に示す電流
検出信号を出力するようにする。このように、ECU2
1においては、電源回路22への作動信号(電圧信号;
V)を出力し、かつ、電流検出信号(I)を入力するの
で発熱体14(セラミックス・グロープラグ)の抵抗値
Rを検知することができる(R=I/V)。
路22との間に2本の信号線を設け、ECU21から電
源回路22には図17に示す作動信号を出力するととも
に、電源回路22からECU21には図17に示す電流
検出信号を出力するようにする。このように、ECU2
1においては、電源回路22への作動信号(電圧信号;
V)を出力し、かつ、電流検出信号(I)を入力するの
で発熱体14(セラミックス・グロープラグ)の抵抗値
Rを検知することができる(R=I/V)。
【0035】又、図18に示すように、発熱体14(セ
ラミックス・グロープラグ)の表面温度と、発熱体14
の抵抗値の関係は予め測定されており、マップ化されて
いるる。ECU21は同マップを予め記憶している。
ラミックス・グロープラグ)の表面温度と、発熱体14
の抵抗値の関係は予め測定されており、マップ化されて
いるる。ECU21は同マップを予め記憶している。
【0036】ECU21は、電源回路22への作動信号
(電圧信号)と電流検出信号とから発熱体14(セラミ
ックス・グロープラグ)の抵抗値Rを算出し、図18の
マップから発熱体14の表面温度を推定する。そして、
図17に示すように、発熱体14の表面温度を目標温度
になるように制御する。 (第6実施例)次に、第6実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
(電圧信号)と電流検出信号とから発熱体14(セラミ
ックス・グロープラグ)の抵抗値Rを算出し、図18の
マップから発熱体14の表面温度を推定する。そして、
図17に示すように、発熱体14の表面温度を目標温度
になるように制御する。 (第6実施例)次に、第6実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
【0037】図19に示すように、ディーゼルエンジン
1のシリンダヘッド30における排気ポート31の近接
位置に、還元剤供給装置10のケース11を取付ける。
又、ケース11のガス供給通路17にHC供給管32を
取付け、その先端部(吹出口)を排気バルブ8の近接位
置まで延設する。
1のシリンダヘッド30における排気ポート31の近接
位置に、還元剤供給装置10のケース11を取付ける。
又、ケース11のガス供給通路17にHC供給管32を
取付け、その先端部(吹出口)を排気バルブ8の近接位
置まで延設する。
【0038】このようにHC供給管32の先端部(HC
ガス吹出口)を排気バルブ8の近接位置としたので、H
C供給管32の先端部が燃焼室6での燃焼後の最も高温
となっている排気ガスにさらされ、HC供給管32の先
端部を高温にすることができる。
ガス吹出口)を排気バルブ8の近接位置としたので、H
C供給管32の先端部が燃焼室6での燃焼後の最も高温
となっている排気ガスにさらされ、HC供給管32の先
端部を高温にすることができる。
【0039】このように本実施例では、HCを排気系に
供給するHC供給管32の先端を、ティーゼルエンジン
1の吸気系の最上流部分、即ち、排気バルブ8の直ぐ下
流に配置したので、HC供給管32の先端部が高温とな
っている排気ガスにさらされHC供給管32の先端部を
高温にすることができる。よって、HCの吹出口での低
温化に伴うHCの炭化が抑制され、HCの炭化堆積物に
よる吹出口の閉塞が回避される。
供給するHC供給管32の先端を、ティーゼルエンジン
1の吸気系の最上流部分、即ち、排気バルブ8の直ぐ下
流に配置したので、HC供給管32の先端部が高温とな
っている排気ガスにさらされHC供給管32の先端部を
高温にすることができる。よって、HCの吹出口での低
温化に伴うHCの炭化が抑制され、HCの炭化堆積物に
よる吹出口の閉塞が回避される。
【0040】尚、この発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、前記各実施例では燃焼機としてディーゼ
ルエンジンを用いたが、これに限られるものではない。
例えば、ガソリンエンジン等の他の内燃機関、スターリ
ングエンジン,ガスタービン等の外燃機関、あるいは、
ボイラー等に具体化してもよい。又、燃料としては、軽
油の他にも、灯油,ケロシン,重油等の液体燃料、石炭
等の固体燃料が使用される。さらに、上記実施例では熱
分解により燃料から分子中の炭素数が少ないHCを生成
したが、分留によって燃料から分子中の炭素数が少ない
HCを生成してもよい。
ものではなく、前記各実施例では燃焼機としてディーゼ
ルエンジンを用いたが、これに限られるものではない。
例えば、ガソリンエンジン等の他の内燃機関、スターリ
ングエンジン,ガスタービン等の外燃機関、あるいは、
ボイラー等に具体化してもよい。又、燃料としては、軽
油の他にも、灯油,ケロシン,重油等の液体燃料、石炭
等の固体燃料が使用される。さらに、上記実施例では熱
分解により燃料から分子中の炭素数が少ないHCを生成
したが、分留によって燃料から分子中の炭素数が少ない
HCを生成してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
還元剤としてのHCを排気系に供給する際の炭化物によ
る吹出口の閉塞を回避することができる優れた効果を発
揮する。
還元剤としてのHCを排気系に供給する際の炭化物によ
る吹出口の閉塞を回避することができる優れた効果を発
揮する。
【図1】第1実施例の排気触媒用還元剤供給装置の全体
構成図である。
構成図である。
【図2】炭化水素分子の炭素数とNOx 浄化率との関係
を示す特性図である。
を示す特性図である。
【図3】加熱温度と、炭化数10以下の炭化水素が占め
る割合との関係を示す特性図である。
る割合との関係を示す特性図である。
【図4】加熱温度とNOx 浄化率との関係を示す特性図
である。
である。
【図5】触媒温度とNOx 浄化率との関係を示す特性図
である。
である。
【図6】HCガス供給領域を説明するためのマップであ
る。
る。
【図7】エンジン回転数と燃料供給量との関係を示すマ
ップである。
ップである。
【図8】エンジン回転数と電源供給デューティ比との関
係を示すマップである。
係を示すマップである。
【図9】第2実施例の排気触媒用還元剤供給装置の要部
構成図である。
構成図である。
【図10】加熱温度と、炭化数10以下の炭化水素が占
める割合との関係を示す特性図である。
める割合との関係を示す特性図である。
【図11】第2実施例の応用例での排気触媒用還元剤供
給装置の要部構成図である。
給装置の要部構成図である。
【図12】第3実施例の排気触媒用還元剤供給装置の要
部構成図である。
部構成図である。
【図13】エンジン回転数と排気管中のHC濃度および
フィードポンプ圧との関係を示す特性図である。
フィードポンプ圧との関係を示す特性図である。
【図14】第4実施例の排気触媒用還元剤供給装置の要
部構成図である。
部構成図である。
【図15】流量制御弁と発熱体の駆動信号を示す波形図
である。
である。
【図16】第5実施例の排気触媒用還元剤供給装置の要
部構成図である。
部構成図である。
【図17】各種の波形や温度変化や抵抗値変化を示すタ
イムチャートである。
イムチャートである。
【図18】発熱体の表面温度と抵抗値との関係を示すマ
ップである。
ップである。
【図19】第6実施例の排気触媒用還元剤供給装置の要
部構成図である。
部構成図である。
1 燃焼機としてのディーゼルエンジン 9 リーンNOx 触媒 11 低炭素数HC生成手段を構成するケース 14 低炭素数HC生成手段を構成する発熱体 19 低炭素数HC生成手段を構成する電動式燃料ポン
プ 21 ECU 32 HC供給管
プ 21 ECU 32 HC供給管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関口 清則 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 伊藤 義通 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 広田 信也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 燃焼機の排気系に設けられ、酸化雰囲気
中、HC存在下でNOx を還元するリーンNOx 触媒の
ための還元剤供給装置であって、 燃料を加熱することにより分子中の炭素数が少ないHC
を生成する低炭素数HC生成手段を備え、前記低炭素数
HC生成手段で生成したHCを高温状態で、前記排気系
における前記リーンNOx 触媒の上流側に供給するよう
にしたことを特徴とする排気触媒用還元剤供給装置。 - 【請求項2】 前記燃焼機を内燃機関としたことを特徴
とする請求項1に記載の排気触媒用還元剤供給装置。 - 【請求項3】 前記HC生成手段で生成したHCを排気
系に供給するHC供給管の先端を、燃焼機の排気系の最
上流部分に配置したことを特徴とする請求項1に記載の
排気触媒用還元剤供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6003211A JPH07208150A (ja) | 1994-01-17 | 1994-01-17 | 排気触媒用還元剤供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6003211A JPH07208150A (ja) | 1994-01-17 | 1994-01-17 | 排気触媒用還元剤供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07208150A true JPH07208150A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11551118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6003211A Pending JPH07208150A (ja) | 1994-01-17 | 1994-01-17 | 排気触媒用還元剤供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07208150A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0971102A3 (en) * | 1998-07-10 | 2002-11-20 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | NOx reduction system for combustion exhaust gas |
WO2007137705A1 (de) * | 2006-06-01 | 2007-12-06 | Emcon Technologies Germany (Augsburg) Gmbh | Abgasanlage für eine verbrennungskraftmaschine sowie verfahren zur regeneration eines abgasreinigungssystems |
FR2921438A1 (fr) * | 2007-09-25 | 2009-03-27 | Renault Sas | Dispositif de vaporisation de carburant |
FR2935746A1 (fr) * | 2008-09-11 | 2010-03-12 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Ensemble comportant un moteur et un moyen d'introduction d'un compose volatil dans ses gaz d'echappement |
JP2012082708A (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-26 | Toyota Motor Corp | 排気浄化装置および内燃機関 |
JP2012102669A (ja) * | 2010-11-10 | 2012-05-31 | Toyota Industries Corp | 内燃機関における排気ガス浄化装置 |
JP2013181452A (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-12 | Nippon Soken Inc | 排気浄化装置 |
JP2014534373A (ja) * | 2011-10-28 | 2014-12-18 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | 内燃機関のシース形グロープラグの表面温度を測定する方法および装置 |
US10309284B2 (en) | 2008-05-21 | 2019-06-04 | Faurecia Emissions Control Technologies, Germany Gmbh | Method of regenerating an exhaust gas purification filter, and vaporizer |
DE102018129884A1 (de) * | 2018-11-27 | 2020-05-28 | Thomas Magnete Gmbh | Vorrichtung zur Vermischung von Kraftstoff mit dem Abgas eines Verbrennungsmotors und eine solche Vorrichtung enthaltendes Abgasbehandlungssystem |
-
1994
- 1994-01-17 JP JP6003211A patent/JPH07208150A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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DE102008024470B4 (de) | 2008-05-21 | 2022-10-20 | Faurecia Emissions Control Technologies, Germany Gmbh | Verfahren zum Regenerieren eines Abgasreinigungsfilters sowie Verdampfer |
FR2935746A1 (fr) * | 2008-09-11 | 2010-03-12 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Ensemble comportant un moteur et un moyen d'introduction d'un compose volatil dans ses gaz d'echappement |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020924 |