JPH07167057A - 半密閉型圧縮機の冷却装置 - Google Patents
半密閉型圧縮機の冷却装置Info
- Publication number
- JPH07167057A JPH07167057A JP34093793A JP34093793A JPH07167057A JP H07167057 A JPH07167057 A JP H07167057A JP 34093793 A JP34093793 A JP 34093793A JP 34093793 A JP34093793 A JP 34093793A JP H07167057 A JPH07167057 A JP H07167057A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- compressor
- cooling device
- liquid injection
- coil end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 title claims abstract description 24
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims abstract description 39
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims abstract description 39
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 25
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims abstract description 10
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims abstract description 10
- 238000007872 degassing Methods 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 8
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 1
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000008016 vaporization Effects 0.000 description 1
- 238000009834 vaporization Methods 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Compressor (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動要素に対する冷却効果を高めることが可
能な半密閉型圧縮機の冷却装置を提供すること。 【構成】 半密閉型圧縮機の駆動用電動機のコイルエン
ド17に対してリキッドインジェクション噴射を行って
冷却する半密閉型圧縮機の冷却装置であって,上記圧縮
機の圧縮要素,電動要素等の各ハウジングまたはこれら
各要素の所定場所の温度を感知する温度検出器49を備
え,上記リキッドインジェクションの噴射は,温度検出
器49の感知温度が所定の設定温度以上となったときは
制御弁(45)を通電して開き,所定の設定温度以下と
なったときは制御弁(45)を消磁して閉ざすように制
御して行うようにしたことを特徴とするものである。こ
の際,圧縮機本体に小穴状のリキッドインジェクション
のガス抜き通路55を設けることが考えられる。
能な半密閉型圧縮機の冷却装置を提供すること。 【構成】 半密閉型圧縮機の駆動用電動機のコイルエン
ド17に対してリキッドインジェクション噴射を行って
冷却する半密閉型圧縮機の冷却装置であって,上記圧縮
機の圧縮要素,電動要素等の各ハウジングまたはこれら
各要素の所定場所の温度を感知する温度検出器49を備
え,上記リキッドインジェクションの噴射は,温度検出
器49の感知温度が所定の設定温度以上となったときは
制御弁(45)を通電して開き,所定の設定温度以下と
なったときは制御弁(45)を消磁して閉ざすように制
御して行うようにしたことを特徴とするものである。こ
の際,圧縮機本体に小穴状のリキッドインジェクション
のガス抜き通路55を設けることが考えられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,半密閉型圧縮機の冷却
装置に係り,特に,この圧縮機駆動用電動機のコイルエ
ンドに冷媒を直接噴射することにより冷却効果を高める
とともに,制御弁を介して冷媒の噴射を制御することに
より,不必要な冷媒の使用による能力低下を抑制するよ
うに工夫したものに関する。
装置に係り,特に,この圧縮機駆動用電動機のコイルエ
ンドに冷媒を直接噴射することにより冷却効果を高める
とともに,制御弁を介して冷媒の噴射を制御することに
より,不必要な冷媒の使用による能力低下を抑制するよ
うに工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮機の冷却装置としては,例えば,実
公昭61−45350号公報に示すようなものがある。
これはピストンがシリンダ内で往復動すると共にシリン
ダ頭部に吸入弁及び吐出弁を配置した圧縮機において,
シリンダのピストン下死点付近に注入孔を設け,冷凍サ
イクルの凝縮機で凝縮された液冷媒を圧縮機の吸入行程
の終りから圧縮行程の初めにかけて前記注入孔からシリ
ンダ内に注入するようにしたものである。また,駆動用
電動機側の冷却を考慮したものとしては,実公昭58−
51421号公報に示すものがある。これは,クランク
室の側部外壁に吸込側サ−ビスバルブを設け,上記吸込
側サ−ビスバルブと圧縮機本体のシリンダ内とを連通す
る吸込通路を上記電動機を収納したモ−タ室内を介して
仕切壁で仕切った第1通路と第2通路とにより構成した
ものである。そして,サクションク−ル方式をとる場合
には,吸込側サ−ビスバルブを介して吸入したサクショ
ンガスを第1通路を介してモ−タ室内に導入して上記電
動機を冷却し,第2通路を介して圧縮機本体のシリンダ
内に流入させるものである。また,ダイレクトク−ル方
式の場合には,仕切壁に連通孔を穿孔して,サクション
ガスを圧縮機本体のシリンダ内に直接流入させようとす
るものである。
公昭61−45350号公報に示すようなものがある。
これはピストンがシリンダ内で往復動すると共にシリン
ダ頭部に吸入弁及び吐出弁を配置した圧縮機において,
シリンダのピストン下死点付近に注入孔を設け,冷凍サ
イクルの凝縮機で凝縮された液冷媒を圧縮機の吸入行程
の終りから圧縮行程の初めにかけて前記注入孔からシリ
ンダ内に注入するようにしたものである。また,駆動用
電動機側の冷却を考慮したものとしては,実公昭58−
51421号公報に示すものがある。これは,クランク
室の側部外壁に吸込側サ−ビスバルブを設け,上記吸込
側サ−ビスバルブと圧縮機本体のシリンダ内とを連通す
る吸込通路を上記電動機を収納したモ−タ室内を介して
仕切壁で仕切った第1通路と第2通路とにより構成した
ものである。そして,サクションク−ル方式をとる場合
には,吸込側サ−ビスバルブを介して吸入したサクショ
ンガスを第1通路を介してモ−タ室内に導入して上記電
動機を冷却し,第2通路を介して圧縮機本体のシリンダ
内に流入させるものである。また,ダイレクトク−ル方
式の場合には,仕切壁に連通孔を穿孔して,サクション
ガスを圧縮機本体のシリンダ内に直接流入させようとす
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記従来の
構成によると次のような問題があった。すなわち,前者
のもの(実公昭61−45350号公報)では,圧縮機
本体の冷却には効果的なものといえるが,圧縮機駆動用
電動機とくに,その電動機のコイルエンド周辺の冷却は
不十分であるという問題点があった。また,後者のもの
(実公昭58−51421号公報)も,冷媒を駆動用電
動機のコイルエンドに直接噴射させるようなものではな
く,既に説明したように,第1通路を介してモ−タ室内
に流入させるものである。従って,両者のものは,いず
れも,圧縮機における駆動用電動機のコイルエンドに対
する冷却効果が不十分であるという問題点があった。
構成によると次のような問題があった。すなわち,前者
のもの(実公昭61−45350号公報)では,圧縮機
本体の冷却には効果的なものといえるが,圧縮機駆動用
電動機とくに,その電動機のコイルエンド周辺の冷却は
不十分であるという問題点があった。また,後者のもの
(実公昭58−51421号公報)も,冷媒を駆動用電
動機のコイルエンドに直接噴射させるようなものではな
く,既に説明したように,第1通路を介してモ−タ室内
に流入させるものである。従って,両者のものは,いず
れも,圧縮機における駆動用電動機のコイルエンドに対
する冷却効果が不十分であるという問題点があった。
【0004】本発明は,従来のものの課題(問題点)を
解決し,圧縮機駆動用電動機,とりわけそのコイルエン
ドに対する冷却効果を高めることが可能な半密閉型圧縮
機の冷却装置を提供することを目的とする。
解決し,圧縮機駆動用電動機,とりわけそのコイルエン
ドに対する冷却効果を高めることが可能な半密閉型圧縮
機の冷却装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明による半密閉型圧縮機の冷却装置は,半密閉型
圧縮機の駆動用電動機のコイルエンドに対してリキッド
インジェクション噴射を行って冷却する半密閉型圧縮機
の冷却装置であって,上記圧縮機の圧縮要素(圧縮機本
体),電動要素(圧縮機駆動用電動機)等の各ハウジン
グまたはこれら各要素の所定場所の温度を感知する温度
検出器を備え,上記リキッドインジェクションの噴射
は,上記温度検出器の感知温度が所定の設定温度以上と
なったときは制御弁を通電して開き,所定の設定温度以
下となったときは制御弁を消磁して閉ざすように制御し
て行うようにしたことを特徴とするものである。この場
合,圧縮機本体に小穴状のリキッドインジェクションの
ガス抜き通路を設けることが望ましい。
本願発明による半密閉型圧縮機の冷却装置は,半密閉型
圧縮機の駆動用電動機のコイルエンドに対してリキッド
インジェクション噴射を行って冷却する半密閉型圧縮機
の冷却装置であって,上記圧縮機の圧縮要素(圧縮機本
体),電動要素(圧縮機駆動用電動機)等の各ハウジン
グまたはこれら各要素の所定場所の温度を感知する温度
検出器を備え,上記リキッドインジェクションの噴射
は,上記温度検出器の感知温度が所定の設定温度以上と
なったときは制御弁を通電して開き,所定の設定温度以
下となったときは制御弁を消磁して閉ざすように制御し
て行うようにしたことを特徴とするものである。この場
合,圧縮機本体に小穴状のリキッドインジェクションの
ガス抜き通路を設けることが望ましい。
【0006】
【作用】電動要素のコイルエンドに冷媒を直接噴射する
ことにより,コイルエンドに対する冷却効果は高められ
る。また,制御弁の開閉を所定の設定温度に基づいて制
御することにより,リキッドインジェクションに使用さ
れる冷媒量を低減させ,圧縮機本来の能力低下は防止さ
れる。また,圧縮要素に小穴状のリキッドインジェクシ
ョンのガス抜き通路を設けることにより,冷却の際に気
化して発生するガスを効率良く抜くことができる。
ことにより,コイルエンドに対する冷却効果は高められ
る。また,制御弁の開閉を所定の設定温度に基づいて制
御することにより,リキッドインジェクションに使用さ
れる冷媒量を低減させ,圧縮機本来の能力低下は防止さ
れる。また,圧縮要素に小穴状のリキッドインジェクシ
ョンのガス抜き通路を設けることにより,冷却の際に気
化して発生するガスを効率良く抜くことができる。
【0007】
【実施例】以下,図1乃至図6を参照して本発明の一実
施例を説明する。図1乃至図3に示すように,まず,ハ
ウジング1があり,このハウジング1内にはクランク室
3とモ−タ室5とが夫々形成されている。上記クランク
室3内には圧縮要素7が収容・配置されており,一方モ
−タ室5内には電動要素9が収容・配置されている。こ
こで,電動要素とは,圧縮機駆動用電動機と同意義であ
って,すなわち,シャフト11の一端側に固定されたロ
−タ13と,このロ−タ13の外周側に配置されたステ
−タ(コイルも含む)15等から構成されている。な
お,図2中符号17で示すのがコイルエンドである。ま
た,圧縮要素とは,圧縮機本体と同意義であって,すな
わち,上記シャフト11及びその他端側に連結・配置さ
れたピストン機構19,21,軸受等から構成されてい
る。
施例を説明する。図1乃至図3に示すように,まず,ハ
ウジング1があり,このハウジング1内にはクランク室
3とモ−タ室5とが夫々形成されている。上記クランク
室3内には圧縮要素7が収容・配置されており,一方モ
−タ室5内には電動要素9が収容・配置されている。こ
こで,電動要素とは,圧縮機駆動用電動機と同意義であ
って,すなわち,シャフト11の一端側に固定されたロ
−タ13と,このロ−タ13の外周側に配置されたステ
−タ(コイルも含む)15等から構成されている。な
お,図2中符号17で示すのがコイルエンドである。ま
た,圧縮要素とは,圧縮機本体と同意義であって,すな
わち,上記シャフト11及びその他端側に連結・配置さ
れたピストン機構19,21,軸受等から構成されてい
る。
【0008】図3に示すように,ハウジング1におい
て,図2に示すコイルエンド17に対向する位置がリキ
ッドインジェクション入口部となっていて,このリキッ
ドインジェクション入口部には噴射ノズル23が取付け
られている。この噴射ノズル23を介して,ハウジング
1内の電動要素9のコイルエンド17に冷媒を直接噴射
するものである。
て,図2に示すコイルエンド17に対向する位置がリキ
ッドインジェクション入口部となっていて,このリキッ
ドインジェクション入口部には噴射ノズル23が取付け
られている。この噴射ノズル23を介して,ハウジング
1内の電動要素9のコイルエンド17に冷媒を直接噴射
するものである。
【0009】図1に示すように,圧縮要素7側のハウジ
ング1には,吸入口25と吐出口27が設けられてい
る。上記吐出口27より吐出された冷媒は,外部冷媒回
路29に導入され,この外部冷媒回路29に介挿された
凝縮器31,受液器33,乾燥器35,サイドグラス3
7,膨張弁39,蒸発器41を介して,吸入口25内に
吸入される。また,乾燥器35とサイドグラス37との
間の外部冷媒回路29にはリキッドインジェクション回
路43が分岐・接続されていて,既に説明した噴射ノズ
ル23まで延長・接続されている。上記リキッドインジ
ェクション回路43には,制御弁としての電磁弁45,
キャピラリ−チュ−ブ47が順次介挿されている。そし
て,冷媒の一部が上記リキッドインジェクション回路4
3を介して噴射ノズル23よりコイルエンド17に向け
て噴射される。
ング1には,吸入口25と吐出口27が設けられてい
る。上記吐出口27より吐出された冷媒は,外部冷媒回
路29に導入され,この外部冷媒回路29に介挿された
凝縮器31,受液器33,乾燥器35,サイドグラス3
7,膨張弁39,蒸発器41を介して,吸入口25内に
吸入される。また,乾燥器35とサイドグラス37との
間の外部冷媒回路29にはリキッドインジェクション回
路43が分岐・接続されていて,既に説明した噴射ノズ
ル23まで延長・接続されている。上記リキッドインジ
ェクション回路43には,制御弁としての電磁弁45,
キャピラリ−チュ−ブ47が順次介挿されている。そし
て,冷媒の一部が上記リキッドインジェクション回路4
3を介して噴射ノズル23よりコイルエンド17に向け
て噴射される。
【0010】上記電磁弁45の開閉は次のようにして制
御される。まず,電動要素9側のハウジング1の外壁に
はバイメタル等の温度検出器49が設置されている。ま
た,電動要素9には3相電源54が3相電路51を介し
て接続されており,上記温度検出器49及び電磁弁45
は3相電路51及びマグネットスイッチ53を介して3
相電源54に接続されている。
御される。まず,電動要素9側のハウジング1の外壁に
はバイメタル等の温度検出器49が設置されている。ま
た,電動要素9には3相電源54が3相電路51を介し
て接続されており,上記温度検出器49及び電磁弁45
は3相電路51及びマグネットスイッチ53を介して3
相電源54に接続されている。
【0011】そして,温度検出器49の感知温度が予め
設定された第1の設定温度(この実施例では95℃)以
上になると,マグネットスイッチ53を介して電磁弁4
5が通電され,それによって電磁弁45が開くことにな
る。電磁弁45が開くと,冷媒の一部が上記リキッドイ
ンジェクション回路43を介して,噴射ノズル23より
コイルエンド17に向けて噴射される。これに対して,
温度検出器49の感知温度が予め設定された第2の設定
温度(この実施例では75℃)以下になると,マグネッ
トスイッチ53を介して電磁弁45が消磁され,それに
よって,電磁弁45が閉じることになる。電磁弁45が
閉じると,冷媒の一部の上記リキッドインジェクション
回路43及び噴射ノズル23を介してのコイルエンド1
7に対する噴射が停止する。
設定された第1の設定温度(この実施例では95℃)以
上になると,マグネットスイッチ53を介して電磁弁4
5が通電され,それによって電磁弁45が開くことにな
る。電磁弁45が開くと,冷媒の一部が上記リキッドイ
ンジェクション回路43を介して,噴射ノズル23より
コイルエンド17に向けて噴射される。これに対して,
温度検出器49の感知温度が予め設定された第2の設定
温度(この実施例では75℃)以下になると,マグネッ
トスイッチ53を介して電磁弁45が消磁され,それに
よって,電磁弁45が閉じることになる。電磁弁45が
閉じると,冷媒の一部の上記リキッドインジェクション
回路43及び噴射ノズル23を介してのコイルエンド1
7に対する噴射が停止する。
【0012】また,図1,図2及び図4に示すように,
モ−タ室5から吸入口25にかけてガス抜き通路55が
形成されている。すなわち,リキッドインジェクション
回路43及び噴射ノズル23を介して,モ−タ室5内に
噴射された液状の冷媒はそこで気化することにより電動
要素9,とりわけコイルエンド17を冷却する。その
際,気化したガスを上記ガス抜き通路55を介して,ク
ランク室3側の吸入口25側に抜くものである。
モ−タ室5から吸入口25にかけてガス抜き通路55が
形成されている。すなわち,リキッドインジェクション
回路43及び噴射ノズル23を介して,モ−タ室5内に
噴射された液状の冷媒はそこで気化することにより電動
要素9,とりわけコイルエンド17を冷却する。その
際,気化したガスを上記ガス抜き通路55を介して,ク
ランク室3側の吸入口25側に抜くものである。
【0013】また,図3に示すように,ハウジング1の
オイル抜き部には,オイルチェック弁57が取付けられ
ている。このオイルチェック弁57は,図5及び図6に
示すような構成になっている。まず,ハウジング59が
あり,このハウジング59内には,ボ−ル61がコイル
スプリング63により常時上方向に付勢された状態で収
容・配置されている。上記ボ−ル61は押圧部材65に
より押圧されるようになっており,この押圧部材65に
はカバ−67が被冠されている。そして,オイルを抜く
場合にはカバ−67を外して押圧部材65を押し込む。
それによって,ボ−ル61がコイルスプリング63の付
勢力に抗して図中下方に移動し,それによって,通路を
開放してオイルを抜くものである。
オイル抜き部には,オイルチェック弁57が取付けられ
ている。このオイルチェック弁57は,図5及び図6に
示すような構成になっている。まず,ハウジング59が
あり,このハウジング59内には,ボ−ル61がコイル
スプリング63により常時上方向に付勢された状態で収
容・配置されている。上記ボ−ル61は押圧部材65に
より押圧されるようになっており,この押圧部材65に
はカバ−67が被冠されている。そして,オイルを抜く
場合にはカバ−67を外して押圧部材65を押し込む。
それによって,ボ−ル61がコイルスプリング63の付
勢力に抗して図中下方に移動し,それによって,通路を
開放してオイルを抜くものである。
【0014】なお,本発明の構成は,前記実施例に限定
されるものでない。たとえば,温度検出器49として
は,バイメタルを用いる例を挙げたが,この他の測温抵
抗体,熱電対,サ−ミスタ,トランジスタ温度計,水晶
温度計,感温フェライト,サ−モパイル,集電型温度セ
ンサ,放射温度計等のいわゆる温度センサと称されてい
る各種の温度検出器を用いることができる。また,温度
検出器49の設置場所も,上記実施例に記載した電動要
素のハウジング以外の場所,たとえば電動機のコイルエ
ンド,圧縮要素のハウジング等の場所でも良く,当該圧
縮機で冷却対象(温度検出対象)とされる各種場所の内
のいずれかの場所を選んで温度検出器を設置すれば良
い。したがって,制御弁を制御するための設定温度も,
前記実施例では第1の設定温度を95℃,第2の設定温
度を75℃としたが,これらの温度に限定されるもので
はない。すなわち,温度検出器として何を用いるかと
か,その設置場所をどこにするか等の条件等に応じて最
適の設定温度に設定すれば良い。また,温度検出器49
は圧縮機における複数場所に設置しても良く,この場合
は各温度検出器の検出温度をAND条件またはOR条件
で上記各設定温度を定めるようにすれば良い。さらに,
冷媒の噴射部の構成については,図示のものでは1個の
噴射ノズルを設置する構成を示したが,この構成に限ら
ず,複数箇所から噴射するような構成とする等の各種の
変形が可能である。
されるものでない。たとえば,温度検出器49として
は,バイメタルを用いる例を挙げたが,この他の測温抵
抗体,熱電対,サ−ミスタ,トランジスタ温度計,水晶
温度計,感温フェライト,サ−モパイル,集電型温度セ
ンサ,放射温度計等のいわゆる温度センサと称されてい
る各種の温度検出器を用いることができる。また,温度
検出器49の設置場所も,上記実施例に記載した電動要
素のハウジング以外の場所,たとえば電動機のコイルエ
ンド,圧縮要素のハウジング等の場所でも良く,当該圧
縮機で冷却対象(温度検出対象)とされる各種場所の内
のいずれかの場所を選んで温度検出器を設置すれば良
い。したがって,制御弁を制御するための設定温度も,
前記実施例では第1の設定温度を95℃,第2の設定温
度を75℃としたが,これらの温度に限定されるもので
はない。すなわち,温度検出器として何を用いるかと
か,その設置場所をどこにするか等の条件等に応じて最
適の設定温度に設定すれば良い。また,温度検出器49
は圧縮機における複数場所に設置しても良く,この場合
は各温度検出器の検出温度をAND条件またはOR条件
で上記各設定温度を定めるようにすれば良い。さらに,
冷媒の噴射部の構成については,図示のものでは1個の
噴射ノズルを設置する構成を示したが,この構成に限ら
ず,複数箇所から噴射するような構成とする等の各種の
変形が可能である。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による半密閉
型圧縮機の冷却装置によると,次のような効果を奏する
ことができる。 (1)まず,電動要素のコイルエンドに冷媒を直接噴射
するように構成したので,コイルエンドに対する冷却効
果が高まる。 (2)制御弁の開閉を設定温度に基づいて制御すること
により,不必要なリキッドインジェクションをなくすよ
うにしたので,リキッドインジェクションに要する冷媒
量を低減させることができ,それによって,圧縮機本来
の能力の向上を図ることができる。 (3)モ−タ室とクランク室の吸入口との間にガス抜き
路を設けるようにすると,モ−タ室側にて気化して発生
したガスを効率良く抜くことができる。
型圧縮機の冷却装置によると,次のような効果を奏する
ことができる。 (1)まず,電動要素のコイルエンドに冷媒を直接噴射
するように構成したので,コイルエンドに対する冷却効
果が高まる。 (2)制御弁の開閉を設定温度に基づいて制御すること
により,不必要なリキッドインジェクションをなくすよ
うにしたので,リキッドインジェクションに要する冷媒
量を低減させることができ,それによって,圧縮機本来
の能力の向上を図ることができる。 (3)モ−タ室とクランク室の吸入口との間にガス抜き
路を設けるようにすると,モ−タ室側にて気化して発生
したガスを効率良く抜くことができる。
【図1】本発明の一実施例を示す図で,半密閉型圧縮機
及び冷却装置の構成を系統図も含めて示す図である。
及び冷却装置の構成を系統図も含めて示す図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図で,半密閉型圧縮機
の構成を示す縦断正面図である。
の構成を示す縦断正面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す図で,図2の半密閉型
圧縮機を背面から見た外観図である。
圧縮機を背面から見た外観図である。
【図4】本発明の一実施例を示す図で,半密閉型圧縮機
をクランク室の位置で切断して示す横断面図である。
をクランク室の位置で切断して示す横断面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す図で,オイルチェック
弁の半部縦断正面図である。
弁の半部縦断正面図である。
【図6】図5のオイルチェック弁の平面図である。
5:モ−タ室 7:圧縮要素 9:電動要素 17:コイルエンド 23:噴射ノズル 25:吸入口 27:吐出口 29:外部冷媒回路 43:リキッドインジェクション回路 45:電磁弁(制御弁) 49:温度検出器(バイメタル) 55:ガス抜き通路
Claims (2)
- 【請求項1】 半密閉型圧縮機の駆動用電動機のコイル
エンドに対してリキッドインジェクション噴射を行って
冷却する半密閉型圧縮機の冷却装置であって,上記圧縮
機の圧縮要素,電動要素等の各ハウジングまたはこれら
各要素の所定場所の温度を感知する温度検出器を備え,
上記リキッドインジェクションの噴射は,上記温度検出
器の感知温度が所定の第1の設定温度以上となったとき
は制御弁を通電して開き,所定の第2の設定温度以下と
なったときは制御弁を消磁して閉ざすように制御して行
うようにしたことを特徴とする半密閉型圧縮機の冷却装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半密閉型圧縮機の冷却装
置において,圧縮機本体に小穴状のリキッドインジェク
ションのガス抜き通路を設けるようにしたことを特徴と
する半密閉型圧縮機の冷却装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34093793A JPH07167057A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 半密閉型圧縮機の冷却装置 |
CN94119862A CN1083058C (zh) | 1993-12-10 | 1994-12-07 | 半封闭式压缩机的冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34093793A JPH07167057A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 半密閉型圧縮機の冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07167057A true JPH07167057A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=18341676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34093793A Pending JPH07167057A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 半密閉型圧縮機の冷却装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07167057A (ja) |
CN (1) | CN1083058C (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001049515A1 (fr) * | 2000-01-04 | 2001-07-12 | Daikin Industries, Ltd. | Conditionneur d'air pour voiture et voiture equipee de ce conditionneur |
US7080522B2 (en) | 2000-01-04 | 2006-07-25 | Daikin Industries, Ltd. | Car air conditioner and car with its conditioner |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4557756B2 (ja) * | 2005-03-11 | 2010-10-06 | トヨタ自動車株式会社 | 電動機の冷却装置およびその制御方法並びに冷却装置の起動時の異常判定方法 |
CN104296265A (zh) * | 2014-10-20 | 2015-01-21 | 中山顺富节能科技有限公司 | 压缩机节电器 |
CN107355363A (zh) * | 2017-09-08 | 2017-11-17 | 浙江康利德科技有限公司 | 半封闭活塞式制冷压缩机 |
CN110439783A (zh) * | 2019-09-04 | 2019-11-12 | 苏州斯凯福兰智能科技有限公司 | 一种用于压缩机的液位及排气温度管理装置 |
CN110425109A (zh) * | 2019-09-04 | 2019-11-08 | 苏州斯凯福兰智能科技有限公司 | 一种并联压缩机油位管理装置 |
CN114320820A (zh) * | 2022-01-29 | 2022-04-12 | 厦门闳图盛道科技有限公司 | 一种双级压缩无油空压机 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4049410A (en) * | 1974-07-29 | 1977-09-20 | Allan Sinclair Miller | Gas compressors |
US3945220A (en) * | 1975-04-07 | 1976-03-23 | Fedders Corporation | Injection cooling arrangement for rotary compressor |
US4045975A (en) * | 1976-08-11 | 1977-09-06 | General Electric Company | Combination motor cooler and storage coil for heat pump |
US5240391A (en) * | 1992-05-21 | 1993-08-31 | Carrier Corporation | Compressor suction inlet duct |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP34093793A patent/JPH07167057A/ja active Pending
-
1994
- 1994-12-07 CN CN94119862A patent/CN1083058C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001049515A1 (fr) * | 2000-01-04 | 2001-07-12 | Daikin Industries, Ltd. | Conditionneur d'air pour voiture et voiture equipee de ce conditionneur |
US7080522B2 (en) | 2000-01-04 | 2006-07-25 | Daikin Industries, Ltd. | Car air conditioner and car with its conditioner |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1083058C (zh) | 2002-04-17 |
CN1106894A (zh) | 1995-08-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6675594B2 (en) | Cooling system and cooling method | |
RU2096697C1 (ru) | Холодильная система | |
US6116040A (en) | Apparatus for cooling the power electronics of a refrigeration compressor drive | |
US4286438A (en) | Condition responsive liquid line valve for refrigeration appliance | |
KR0159053B1 (ko) | 냉각 장치 | |
KR101324042B1 (ko) | 냉각 저장고 | |
US3411313A (en) | Compressor protective control | |
JPH07167057A (ja) | 半密閉型圧縮機の冷却装置 | |
JP4653616B2 (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JPH0459544B2 (ja) | ||
US2366188A (en) | Refrigerating apparatus | |
JP2000220893A (ja) | 半密閉形スクリュー冷凍機 | |
KR100193707B1 (ko) | 증발실 차단장치와 이를 갖는 냉장고의 제어방법 | |
KR100208084B1 (ko) | 냉장고의 운전방법 | |
KR100485443B1 (ko) | 냉장고의 제상방법 | |
JPH05172409A (ja) | 冷凍サイクル | |
JPH083175Y2 (ja) | 電動機の冷却装置 | |
KR100884396B1 (ko) | 솔레노이드밸브 제어방법 | |
JPH0526525A (ja) | 2段冷凍機における圧縮機モ−タの過熱防止装置 | |
JPH05228400A (ja) | 遠心機の冷却制御装置 | |
JP3138140B2 (ja) | 半密閉型冷媒圧縮機 | |
KR20070051530A (ko) | 냉장고의 팬 제어방법 | |
KR100213621B1 (ko) | 냉장고 제상제어장치 및 그 제어방법 | |
JPH06300366A (ja) | 冷凍装置 | |
JPS5816167A (ja) | 冷蔵庫 |