JPH07115196A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH07115196A JPH07115196A JP28061893A JP28061893A JPH07115196A JP H07115196 A JPH07115196 A JP H07115196A JP 28061893 A JP28061893 A JP 28061893A JP 28061893 A JP28061893 A JP 28061893A JP H07115196 A JPH07115196 A JP H07115196A
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- semiconductor device
- forming
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- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 微細化されたMOSFETを備えた半導体装
置のゲート電極の抵抗を下げながら拡散領域の接合リー
クが増大することなく拡散領域の抵抗を所望の値にする
ことのできる半導体装置及びその製造方法を提供する。 【構成】 シリコン基板1には、Pウエル3及びNウエ
ル4が形成されている。Pウエル3のNMOSのゲート
構造11には、N型ソース/ドレイン領域16及びLD
D構造を有するN−拡散領域13、Nウエル4のPMO
Sのゲート構造12には、P型ソース/ドレイン領域1
7及びLDD構造を有するP−拡散領域14、各ソース
/ドレイン領域16、17の表面には、TiSi2 から
なるシリサイド層19が形成されて各領域のシート抵抗
を下げている。ゲート構造11、12ポリシリコン膜7
の上には、TiNからなるバリア層8が形成されてお
り、これがW等の金属層9を形成する際の熱処理によ
る、又は、半導体装置完成後高温に晒された時などの熱
によって金属層9がシリサイド化するのを防止する。
置のゲート電極の抵抗を下げながら拡散領域の接合リー
クが増大することなく拡散領域の抵抗を所望の値にする
ことのできる半導体装置及びその製造方法を提供する。 【構成】 シリコン基板1には、Pウエル3及びNウエ
ル4が形成されている。Pウエル3のNMOSのゲート
構造11には、N型ソース/ドレイン領域16及びLD
D構造を有するN−拡散領域13、Nウエル4のPMO
Sのゲート構造12には、P型ソース/ドレイン領域1
7及びLDD構造を有するP−拡散領域14、各ソース
/ドレイン領域16、17の表面には、TiSi2 から
なるシリサイド層19が形成されて各領域のシート抵抗
を下げている。ゲート構造11、12ポリシリコン膜7
の上には、TiNからなるバリア層8が形成されてお
り、これがW等の金属層9を形成する際の熱処理によ
る、又は、半導体装置完成後高温に晒された時などの熱
によって金属層9がシリサイド化するのを防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速化を実現するため
の微細化されたMOSトランジスタを有する半導体装置
及びその製造方法に関するものである。
の微細化されたMOSトランジスタを有する半導体装置
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、MOSトランジスタを備えた半導
体集積回路の高性能化をはかるためにゲート電極や拡散
領域の抵抗を下げることが行われている。図15は、こ
のMOSトランジスタを備えた従来の半導体装置の断面
図を示している。高性能なMOSトランジスタを実現す
るために、シリコン半導体基板1に形成されたソース/
ドレイン領域50の上及びポリシリコンゲート電極20
の上にTiSi2 などのシリサイド71、61を形成し
ていた。このシリサイドは、自己整合的に形成するいわ
ゆるサリサイド(Salicide;Self Aligned Silisaide)技
術を用いて形成している。
体集積回路の高性能化をはかるためにゲート電極や拡散
領域の抵抗を下げることが行われている。図15は、こ
のMOSトランジスタを備えた従来の半導体装置の断面
図を示している。高性能なMOSトランジスタを実現す
るために、シリコン半導体基板1に形成されたソース/
ドレイン領域50の上及びポリシリコンゲート電極20
の上にTiSi2 などのシリサイド71、61を形成し
ていた。このシリサイドは、自己整合的に形成するいわ
ゆるサリサイド(Salicide;Self Aligned Silisaide)技
術を用いて形成している。
【0003】図16及び図17は、この半導体装置のM
OSトランジスタの製造工程の断面図である。基板とし
て、例えば、P型半導体基板1を用い、半導体基板1表
面に素子領域を分離するためのフィールド酸化膜80を
形成する。半導体基板1表面には、例えば、熱酸化によ
りゲート酸化膜10を形成する。次いで、半導体基板1
全面にポリシリコンを堆積し、これをパターニングして
ポリシリコンゲート電極20を形成する。次いで、ポリ
シリコンゲート電極20をマスクにして自己整合的に不
純物を拡散してゲート電極20の両脇にN−低不純物拡
散領域40、いわゆるLDD(Lightly Doped Drain)構
造を形成する(図16(a))。次に、半導体基板1表
面の全面にSiO2 膜30あるいはSi3 N4 膜をCV
D法などで堆積し(図16(b))、その後、このCV
DSiO2 膜30をRIEなどの異方性エッチングで選
択的にエッチングしてポリシリコンゲート20の側壁に
のみこれを残すようにしてゲート側壁SiO2 絶縁膜3
1を形成する。
OSトランジスタの製造工程の断面図である。基板とし
て、例えば、P型半導体基板1を用い、半導体基板1表
面に素子領域を分離するためのフィールド酸化膜80を
形成する。半導体基板1表面には、例えば、熱酸化によ
りゲート酸化膜10を形成する。次いで、半導体基板1
全面にポリシリコンを堆積し、これをパターニングして
ポリシリコンゲート電極20を形成する。次いで、ポリ
シリコンゲート電極20をマスクにして自己整合的に不
純物を拡散してゲート電極20の両脇にN−低不純物拡
散領域40、いわゆるLDD(Lightly Doped Drain)構
造を形成する(図16(a))。次に、半導体基板1表
面の全面にSiO2 膜30あるいはSi3 N4 膜をCV
D法などで堆積し(図16(b))、その後、このCV
DSiO2 膜30をRIEなどの異方性エッチングで選
択的にエッチングしてポリシリコンゲート20の側壁に
のみこれを残すようにしてゲート側壁SiO2 絶縁膜3
1を形成する。
【0004】その後ポリシリコンゲート電極20及びゲ
ート側壁絶縁膜31をマスクにして自己整合的に不純物
をイオン注入し、熱拡散を行ってソース/ドレイン領域
となる1対のN型不純物拡散領域50を形成する。それ
ぞれの向い合う先端部分には前述したLDD−N−低不
純物拡散領域40が形成される(図17(a))。次
に、ポリシリコンゲート20およびソース/ドレイン領
域50の上にのみチタン(Ti)の薄膜60、70を形
成する。これらの薄膜は、チタン化合物をシラン(Si
H4 )で還元することによって選択的に堆積する前記選
択CVD法を用いて形成する(図17(b))。その
後、半導体基板1を加熱処理してチタンをシリサイド化
し、チタンシリサイド(TiSi2 )薄膜61、71を
形成する(図15)。シリサイド膜の材料としては、こ
の他に白金及びコバルトなどのシリサイド(PtSi、
CoSi2 )が用いられる。
ート側壁絶縁膜31をマスクにして自己整合的に不純物
をイオン注入し、熱拡散を行ってソース/ドレイン領域
となる1対のN型不純物拡散領域50を形成する。それ
ぞれの向い合う先端部分には前述したLDD−N−低不
純物拡散領域40が形成される(図17(a))。次
に、ポリシリコンゲート20およびソース/ドレイン領
域50の上にのみチタン(Ti)の薄膜60、70を形
成する。これらの薄膜は、チタン化合物をシラン(Si
H4 )で還元することによって選択的に堆積する前記選
択CVD法を用いて形成する(図17(b))。その
後、半導体基板1を加熱処理してチタンをシリサイド化
し、チタンシリサイド(TiSi2 )薄膜61、71を
形成する(図15)。シリサイド膜の材料としては、こ
の他に白金及びコバルトなどのシリサイド(PtSi、
CoSi2 )が用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】半導体装置における半
導体素子の微細化に伴い、ショートチャネル効果を抑制
するために、ソース/ドレイン接合の半導体基板表面か
らの深さ(xj ) を浅くしなければならない。とくに、
ゲート長の短いMOSFETをショートチャネル効果を
抑制しながら実現するためには、このソース/ドレイン
領域の接合深さを図19に示すように浅くしていかなけ
ればならない。一方、ゲート電極の抵抗も半導体装置の
高速化、微細化が進むに伴って下げる必要があり、それ
に必要なポリシリコンゲート20上のシリサイド膜61
の膜厚t1 も厚くしていく必要がある。もし前述のよう
なサリサイド技術をこのように高速度化、微細化する半
導体装置に適用するなら、シリサイド膜61を厚くする
にしたがって、ソース/ドレイン領域50上のシリサイ
ド膜71の膜厚t2 も図19の破線で示されたt1 と同
程度に厚くなっていく。このソース/ドレイン領域の接
合深さ(xj )は、現在の0.2μm程度であるが次第
に0.1μm程度にまで浅くなる。
導体素子の微細化に伴い、ショートチャネル効果を抑制
するために、ソース/ドレイン接合の半導体基板表面か
らの深さ(xj ) を浅くしなければならない。とくに、
ゲート長の短いMOSFETをショートチャネル効果を
抑制しながら実現するためには、このソース/ドレイン
領域の接合深さを図19に示すように浅くしていかなけ
ればならない。一方、ゲート電極の抵抗も半導体装置の
高速化、微細化が進むに伴って下げる必要があり、それ
に必要なポリシリコンゲート20上のシリサイド膜61
の膜厚t1 も厚くしていく必要がある。もし前述のよう
なサリサイド技術をこのように高速度化、微細化する半
導体装置に適用するなら、シリサイド膜61を厚くする
にしたがって、ソース/ドレイン領域50上のシリサイ
ド膜71の膜厚t2 も図19の破線で示されたt1 と同
程度に厚くなっていく。このソース/ドレイン領域の接
合深さ(xj )は、現在の0.2μm程度であるが次第
に0.1μm程度にまで浅くなる。
【0006】このようにソース/ドレイン領域の接合深
さ(xj )が浅くなるとシリサイド膜71の膜厚t2
は、この接合深さに等しくなり、さらに、これより厚く
なってシリサイド膜が拡散領域を突き抜けて拡散領域の
接合リークを引き起こすこともある。逆に接合リークを
抑制するために、シリサイド膜71の膜厚t2 を図19
の点線で示すように前記接合深さより浅くする(t2 <
xj )と、当然t1 もt2 と同程度に薄くなるので、ゲ
ート抵抗が高くなってしまう。ただし、ソース/ドレイ
ン領域50の膜厚t2 を厚くしてシート抵抗を下げる必
要があるのは、図18(a)に示すようなコンタクト9
0がパターンの制約からソース/ドレイン領域のコーナ
ーのみにある場合であり、この場合は、低シート抵抗が
望ましい。しかし、図18(b)に示すようにコンタク
ト90がゲート電極の近くに複数形成されている通常の
パターンでは、それほど低いシート抵抗は要求されな
い。
さ(xj )が浅くなるとシリサイド膜71の膜厚t2
は、この接合深さに等しくなり、さらに、これより厚く
なってシリサイド膜が拡散領域を突き抜けて拡散領域の
接合リークを引き起こすこともある。逆に接合リークを
抑制するために、シリサイド膜71の膜厚t2 を図19
の点線で示すように前記接合深さより浅くする(t2 <
xj )と、当然t1 もt2 と同程度に薄くなるので、ゲ
ート抵抗が高くなってしまう。ただし、ソース/ドレイ
ン領域50の膜厚t2 を厚くしてシート抵抗を下げる必
要があるのは、図18(a)に示すようなコンタクト9
0がパターンの制約からソース/ドレイン領域のコーナ
ーのみにある場合であり、この場合は、低シート抵抗が
望ましい。しかし、図18(b)に示すようにコンタク
ト90がゲート電極の近くに複数形成されている通常の
パターンでは、それほど低いシート抵抗は要求されな
い。
【0007】即ち、図18(b)に示される通常のパタ
ーンを有する半導体装置では、前述の従来技術を用いる
と、ゲート電極の抵抗を必要なだけ下げようとすれば、
拡散領域にも厚いシリサイド膜がついて、必要以上に抵
抗が下がる。その結果、この従来技術を拡散領域の接合
深さ自体が浅い微細なMOSFETを有する半導体装置
に用いつづけると、ゲート電極の抵抗は必要なだけ下が
るが、ソース/ドレイン領域を構成する拡散領域のシー
ト抵抗は、必要以上に下がり、また、接合リークは、異
常に大きくなる。図18は、図15に示す半導体基板表
面のMOSトランジスタ領域を示す部分平面図である。
トランジスタは、素子分離領域内に形成されており、ゲ
ート電極のシリサイド膜61の下に形成されているソー
ス/ドレイン領域50はコンタクト90を通してこの領
域を被覆している層間絶縁膜(図示せず)の上に形成さ
れた金属配線(図示せず)と電気的接続を行っている。
本発明は、微細化されたMOSFETを有する半導体装
置のゲート電極の抵抗を下げながら拡散領域の接合リー
クが増大することなく拡散領域の抵抗を所望の値にする
半導体装置及びその製造方法を提供することを目的にし
ている。
ーンを有する半導体装置では、前述の従来技術を用いる
と、ゲート電極の抵抗を必要なだけ下げようとすれば、
拡散領域にも厚いシリサイド膜がついて、必要以上に抵
抗が下がる。その結果、この従来技術を拡散領域の接合
深さ自体が浅い微細なMOSFETを有する半導体装置
に用いつづけると、ゲート電極の抵抗は必要なだけ下が
るが、ソース/ドレイン領域を構成する拡散領域のシー
ト抵抗は、必要以上に下がり、また、接合リークは、異
常に大きくなる。図18は、図15に示す半導体基板表
面のMOSトランジスタ領域を示す部分平面図である。
トランジスタは、素子分離領域内に形成されており、ゲ
ート電極のシリサイド膜61の下に形成されているソー
ス/ドレイン領域50はコンタクト90を通してこの領
域を被覆している層間絶縁膜(図示せず)の上に形成さ
れた金属配線(図示せず)と電気的接続を行っている。
本発明は、微細化されたMOSFETを有する半導体装
置のゲート電極の抵抗を下げながら拡散領域の接合リー
クが増大することなく拡散領域の抵抗を所望の値にする
半導体装置及びその製造方法を提供することを目的にし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ソース/ドレ
イン拡散領域上には自己整合的にシリサイド層を形成
し、ポリシリコンゲート電極上には前記シリサイド層よ
りシート抵抗の低い金属層を形成し、この金属層とポリ
シリコンゲート電極の間には、バリア層を形成すること
を特徴としている。すなわち、本発明の半導体装置は、
半導体基板と、前記半導体基板に形成されたソース/ド
レイン領域と、前記ソース/ドレイン散領域上に自己整
合的に形成されたシリサイド層と、前記半導体基板上に
ゲート酸化膜を介して形成され、前記ソース/ドレイン
領域間の上に配置されたゲート電極とを備え、前記ゲー
ト電極は、ポリシリコン膜と、このポリシリコン膜の上
に形成され、シート抵抗が前記シリサイド層より低い金
属層を含む複合膜とから構成されていることを特徴とし
ている。前記複合膜は、前記ポリシリコン膜の上に形成
されたバリア層とこのバリア層の上に形成されたシート
抵抗が前記シリサイド層より低い前記金属層からなって
いる。バリア層は、絶縁膜であってもよい。
イン拡散領域上には自己整合的にシリサイド層を形成
し、ポリシリコンゲート電極上には前記シリサイド層よ
りシート抵抗の低い金属層を形成し、この金属層とポリ
シリコンゲート電極の間には、バリア層を形成すること
を特徴としている。すなわち、本発明の半導体装置は、
半導体基板と、前記半導体基板に形成されたソース/ド
レイン領域と、前記ソース/ドレイン散領域上に自己整
合的に形成されたシリサイド層と、前記半導体基板上に
ゲート酸化膜を介して形成され、前記ソース/ドレイン
領域間の上に配置されたゲート電極とを備え、前記ゲー
ト電極は、ポリシリコン膜と、このポリシリコン膜の上
に形成され、シート抵抗が前記シリサイド層より低い金
属層を含む複合膜とから構成されていることを特徴とし
ている。前記複合膜は、前記ポリシリコン膜の上に形成
されたバリア層とこのバリア層の上に形成されたシート
抵抗が前記シリサイド層より低い前記金属層からなって
いる。バリア層は、絶縁膜であってもよい。
【0009】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
半導体基板にゲート酸化膜を介してゲート電極を構成す
るポリシリコン膜を形成する工程と、前記ポリシリコン
膜上にバリア層を形成する工程と、前記バリア層の上に
第1の金属層を形成する工程と、前記第1の金属層の上
に絶縁膜を形成する工程と、前記積層されたポリシリコ
ン膜、バリア層、第1の金属層及び絶縁膜の側面に側壁
絶縁膜を形成する工程と、前記半導体基板にソース/ド
レイン領域を形成する工程と、前記ソース/ドレイン領
域上に第2の金属層を形成する工程と、前記第2の金属
層を熱処理することによって、これを前記第1の金属層
よりシート抵抗の高いシリサイド層に変える工程とを備
えていることを特徴としている。
半導体基板にゲート酸化膜を介してゲート電極を構成す
るポリシリコン膜を形成する工程と、前記ポリシリコン
膜上にバリア層を形成する工程と、前記バリア層の上に
第1の金属層を形成する工程と、前記第1の金属層の上
に絶縁膜を形成する工程と、前記積層されたポリシリコ
ン膜、バリア層、第1の金属層及び絶縁膜の側面に側壁
絶縁膜を形成する工程と、前記半導体基板にソース/ド
レイン領域を形成する工程と、前記ソース/ドレイン領
域上に第2の金属層を形成する工程と、前記第2の金属
層を熱処理することによって、これを前記第1の金属層
よりシート抵抗の高いシリサイド層に変える工程とを備
えていることを特徴としている。
【0010】
【作用】ポリシリコンゲート電極上の金属層は熱の影響
によってシリサイド化せずに、用いられるので、ソース
/ドレイン領域などの拡散領域上のシリサイド層とは直
接に関係なくゲート電極の抵抗を低くすることができ
る。
によってシリサイド化せずに、用いられるので、ソース
/ドレイン領域などの拡散領域上のシリサイド層とは直
接に関係なくゲート電極の抵抗を低くすることができ
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。まず、図1乃至図12を参照して第1の実施例を
説明する。図は、NMOS及びPMOSトランジスタを
備えたCMOS構造の半導体装置の断面図及びその製造
工程断面図である。図1は、第1金属配線までが形成さ
れた微細構造のCMOS型半導体装置の断面図である。
P型シリコン半導体基板1には、素子領域となるPウエ
ル3及びNウエル4が形成されている。Pウエル3は、
NMOSトランジスタが形成されるNMOS部であり、
Nウエル4は、PMOSトランジスタが形成されるPM
OS部である。素子領域間を分離するために、半導体基
板1の表面にフィールド酸化膜5が形成されている。フ
ィールド酸化膜5に囲まれた素子領域内には、Pウエル
3にN型ソース/ドレイン領域16及びLDD構造を構
成するN−拡散領域13、Nウエル4には、P型ソース
/ドレイン領域17及びLDD構造を構成するP−拡散
領域14が形成されている。各ソース/ドレイン領域1
6、17の表面には、TiSi2 からなるシリサイド層
19が形成されて各領域のシート抵抗を下げるようにし
ている。
する。まず、図1乃至図12を参照して第1の実施例を
説明する。図は、NMOS及びPMOSトランジスタを
備えたCMOS構造の半導体装置の断面図及びその製造
工程断面図である。図1は、第1金属配線までが形成さ
れた微細構造のCMOS型半導体装置の断面図である。
P型シリコン半導体基板1には、素子領域となるPウエ
ル3及びNウエル4が形成されている。Pウエル3は、
NMOSトランジスタが形成されるNMOS部であり、
Nウエル4は、PMOSトランジスタが形成されるPM
OS部である。素子領域間を分離するために、半導体基
板1の表面にフィールド酸化膜5が形成されている。フ
ィールド酸化膜5に囲まれた素子領域内には、Pウエル
3にN型ソース/ドレイン領域16及びLDD構造を構
成するN−拡散領域13、Nウエル4には、P型ソース
/ドレイン領域17及びLDD構造を構成するP−拡散
領域14が形成されている。各ソース/ドレイン領域1
6、17の表面には、TiSi2 からなるシリサイド層
19が形成されて各領域のシート抵抗を下げるようにし
ている。
【0012】Pウエル3のソース領域及びドレイン領域
間の上には、ゲート酸化膜6を介して、ポリシリコン膜
7、TiNからなるバリア層8、前記シリサイド層19
よりシート抵抗の低いタングステン(W)膜からなる金
属層9及びSiO2 からなる絶縁膜10の積層体から構
成されたゲート構造11が形成されている。また、Nウ
エル4のソース領域及びドレイン領域間の上には、ゲー
ト酸化膜6を介して、ポリシリコン膜7、TiNからな
るバリア層8、前記シリサイド層19よりシート抵抗の
低いタングステン膜からなる金属層9及びSiO2 から
なる絶縁膜10の積層体から構成されたゲート構造12
が形成されている。これらゲート構造11、12の側壁
には、SiO2 もしくはSi3 N4 などからなる側壁絶
縁膜15が設けられている。また、Pウエル側のNMO
Sトランジスタのゲート構造11のポリシリコン膜7
は、N型化され、Nウエル4のPMOSトランジスタの
ゲート構造12のポリシリコン膜7は、P型化されてい
る。
間の上には、ゲート酸化膜6を介して、ポリシリコン膜
7、TiNからなるバリア層8、前記シリサイド層19
よりシート抵抗の低いタングステン(W)膜からなる金
属層9及びSiO2 からなる絶縁膜10の積層体から構
成されたゲート構造11が形成されている。また、Nウ
エル4のソース領域及びドレイン領域間の上には、ゲー
ト酸化膜6を介して、ポリシリコン膜7、TiNからな
るバリア層8、前記シリサイド層19よりシート抵抗の
低いタングステン膜からなる金属層9及びSiO2 から
なる絶縁膜10の積層体から構成されたゲート構造12
が形成されている。これらゲート構造11、12の側壁
には、SiO2 もしくはSi3 N4 などからなる側壁絶
縁膜15が設けられている。また、Pウエル側のNMO
Sトランジスタのゲート構造11のポリシリコン膜7
は、N型化され、Nウエル4のPMOSトランジスタの
ゲート構造12のポリシリコン膜7は、P型化されてい
る。
【0013】ゲート構造11、12とともに半導体基板
1表面は、厚さ500nm程度のCVDSiO2 膜から
なる層間絶縁膜21で被覆されている。この層間絶縁膜
21の上に、例えば、第1アルミ配線などのような金属
配線22が形成されている。金属配線22は、この層間
絶縁膜21に形成したコンタクト孔を介してソース領域
やドレイン領域と電気的に接続している。ゲート構造1
1、12のバリア層8は、製品の品質や信頼性を得るた
めのスクリーニングなどで完成された半導体装置を高温
に晒すとき、金属原子が拡散して酸化膜に達して不良を
起こすことを防ぐことが可能になる。
1表面は、厚さ500nm程度のCVDSiO2 膜から
なる層間絶縁膜21で被覆されている。この層間絶縁膜
21の上に、例えば、第1アルミ配線などのような金属
配線22が形成されている。金属配線22は、この層間
絶縁膜21に形成したコンタクト孔を介してソース領域
やドレイン領域と電気的に接続している。ゲート構造1
1、12のバリア層8は、製品の品質や信頼性を得るた
めのスクリーニングなどで完成された半導体装置を高温
に晒すとき、金属原子が拡散して酸化膜に達して不良を
起こすことを防ぐことが可能になる。
【0014】次に、図2乃至図12を参照して前述した
半導体装置の製造方法について説明する。まず、P型シ
リコン半導体基板1を1100℃程度の高温の酸化雰囲
気中にさらしてシリコン酸化膜2を半導体基板1表面に
成長させる(図2)。次に、この酸化膜2上にフォトレ
ジスト(図示せず)を形成し、このフォトレジストをパ
ターニングしてウエル領域形成パターンを形成する。そ
して、このパターンをマスクにして、ウエル領域形成パ
ターン内の酸化膜2をエッチング除去して酸化膜2に開
口部を形成する。フォトレジストを除去してからパター
ニングされた酸化膜2をマスクにしてボロン(B)を約
1200℃で熱拡散させてPウエル3を形成し(図
3)、さらに、再度熱酸化膜を成長させる。そして、酸
化膜2にあらためて開口部を形成し、この開口部からリ
ン(P)を約1000℃で熱拡散させてNウエル4を形
成する(図4)。ウエル拡散領域は、イオン注入法によ
っても形成することができる。その後、残っている酸化
膜2を除去してからマスクを用いて厚さ600nm程度
の素子分離用のフィールド酸化膜5を熱酸化により形成
する。その後、露出している半導体基板1表面に厚さ約
5nmのゲート酸化膜6を形成する(図5)。ゲート酸
化膜6を含めて半導体基板1上にポリシリコン膜7をC
VDなどにより100nm程度堆積する。
半導体装置の製造方法について説明する。まず、P型シ
リコン半導体基板1を1100℃程度の高温の酸化雰囲
気中にさらしてシリコン酸化膜2を半導体基板1表面に
成長させる(図2)。次に、この酸化膜2上にフォトレ
ジスト(図示せず)を形成し、このフォトレジストをパ
ターニングしてウエル領域形成パターンを形成する。そ
して、このパターンをマスクにして、ウエル領域形成パ
ターン内の酸化膜2をエッチング除去して酸化膜2に開
口部を形成する。フォトレジストを除去してからパター
ニングされた酸化膜2をマスクにしてボロン(B)を約
1200℃で熱拡散させてPウエル3を形成し(図
3)、さらに、再度熱酸化膜を成長させる。そして、酸
化膜2にあらためて開口部を形成し、この開口部からリ
ン(P)を約1000℃で熱拡散させてNウエル4を形
成する(図4)。ウエル拡散領域は、イオン注入法によ
っても形成することができる。その後、残っている酸化
膜2を除去してからマスクを用いて厚さ600nm程度
の素子分離用のフィールド酸化膜5を熱酸化により形成
する。その後、露出している半導体基板1表面に厚さ約
5nmのゲート酸化膜6を形成する(図5)。ゲート酸
化膜6を含めて半導体基板1上にポリシリコン膜7をC
VDなどにより100nm程度堆積する。
【0015】その後、N型MOSトランジスタ(NMO
S)が形成されるPウエル3上のポリシリコン膜7に
は、砒素(As)をドーピングしてこのPウエル3の部
分のポリシリコン膜7をN型化し、P型MOSトランジ
スタ(PMOS)が形成されるNウエル4上のポリシリ
コン膜7にはボロンをドーピングしてNウエル4上のポ
リシリコン膜7をP型化する。次に、厚さ10nm程度
の窒化チタン(TiN)膜8をポリシリコン膜7の上に
堆積する。さらに、このTiN膜8上にタングステン
(W)膜9を、例えば、スパッタリング法により100
nm程度堆積する。そして、このW膜9の上に、例え
ば、プラズマCVDにより、厚さ100nm程度のCV
DSiO2 膜10を形成する(図6)。これらポリシリ
コン膜7からCVDSiO2 膜10までの積層体は、リ
ソグラフィ工程を経て、例えば、RIEエッチングによ
り選択的にエッチングされてPウエル3のゲート構造体
11及びNウエル4のゲート構造体12になる。ゲート
構造11、12は、ゲート酸化膜6の上に形成され、ポ
リシリコン膜(ポリシリコンゲート)7、TiN膜8及
びW膜9からなるゲート電極とこれを被覆するCVDS
iO2 膜10の絶縁膜から構成される。
S)が形成されるPウエル3上のポリシリコン膜7に
は、砒素(As)をドーピングしてこのPウエル3の部
分のポリシリコン膜7をN型化し、P型MOSトランジ
スタ(PMOS)が形成されるNウエル4上のポリシリ
コン膜7にはボロンをドーピングしてNウエル4上のポ
リシリコン膜7をP型化する。次に、厚さ10nm程度
の窒化チタン(TiN)膜8をポリシリコン膜7の上に
堆積する。さらに、このTiN膜8上にタングステン
(W)膜9を、例えば、スパッタリング法により100
nm程度堆積する。そして、このW膜9の上に、例え
ば、プラズマCVDにより、厚さ100nm程度のCV
DSiO2 膜10を形成する(図6)。これらポリシリ
コン膜7からCVDSiO2 膜10までの積層体は、リ
ソグラフィ工程を経て、例えば、RIEエッチングによ
り選択的にエッチングされてPウエル3のゲート構造体
11及びNウエル4のゲート構造体12になる。ゲート
構造11、12は、ゲート酸化膜6の上に形成され、ポ
リシリコン膜(ポリシリコンゲート)7、TiN膜8及
びW膜9からなるゲート電極とこれを被覆するCVDS
iO2 膜10の絶縁膜から構成される。
【0016】その後、ポリシリコンゲート7をマスクに
してNMOS部のPウエル3にAsイオンを20ke
V、1×1014cm-2の条件でイオン注入し、PMOS
部のNウエル4にはBF2 イオンを20keV、1×1
014cm-2の条件でイオン注入し、950℃のRTA(R
apid Thermal Anneal)により約20秒間熱拡散を行って
それぞれのウエルにLDD構造を構成するN−拡散領域
13及びP−拡散領域14を形成する(図7)。次に、
プラズマCVD法により半導体基板1の全面に厚さ10
0nm程度のCVDSiO2 膜15を堆積する(図
8)。このCVDSiO2 膜15は、例えば、CF4 と
H2 によるRIEなどの異方性エッチングによってエッ
チングを行ってゲート電極側壁に側壁絶縁膜15を形成
する(図9)。異方性エッチングは、プラズマエッチン
グを用いても良い。側壁絶縁膜材料は、Si3 N4 など
を用いることもできる。その後、ポリシリコンゲート7
及び側壁絶縁膜15をマスクにしてNMOS部のPウエ
ル3にAsイオンを20keV、2×1015cm-2の条
件でイオン注入し、PMOS部のNウエル4にはBF2
イオンを20keV、1×1015cm-2の条件でイオン
注入し、950℃のRTAにより約20秒間熱拡散を行
ってそれぞれのウエルにソース/ドレイン領域を構成す
るN+拡散領域16及びP+拡散領域17を形成する
(図10)。
してNMOS部のPウエル3にAsイオンを20ke
V、1×1014cm-2の条件でイオン注入し、PMOS
部のNウエル4にはBF2 イオンを20keV、1×1
014cm-2の条件でイオン注入し、950℃のRTA(R
apid Thermal Anneal)により約20秒間熱拡散を行って
それぞれのウエルにLDD構造を構成するN−拡散領域
13及びP−拡散領域14を形成する(図7)。次に、
プラズマCVD法により半導体基板1の全面に厚さ10
0nm程度のCVDSiO2 膜15を堆積する(図
8)。このCVDSiO2 膜15は、例えば、CF4 と
H2 によるRIEなどの異方性エッチングによってエッ
チングを行ってゲート電極側壁に側壁絶縁膜15を形成
する(図9)。異方性エッチングは、プラズマエッチン
グを用いても良い。側壁絶縁膜材料は、Si3 N4 など
を用いることもできる。その後、ポリシリコンゲート7
及び側壁絶縁膜15をマスクにしてNMOS部のPウエ
ル3にAsイオンを20keV、2×1015cm-2の条
件でイオン注入し、PMOS部のNウエル4にはBF2
イオンを20keV、1×1015cm-2の条件でイオン
注入し、950℃のRTAにより約20秒間熱拡散を行
ってそれぞれのウエルにソース/ドレイン領域を構成す
るN+拡散領域16及びP+拡散領域17を形成する
(図10)。
【0017】次いで、例えば、スパッタリングなどによ
りチタン(Ti)を半導体基板1表面に11nm厚程度
堆積することによってTi層18を形成する(図1
1)。その後、RTAで半導体基板1を加熱して、ソー
ス/ドレイン領域16、17上のチタンのみシリコンと
反応させてTiSi2 膜19を形成する。この後、側壁
絶縁膜15などの絶縁膜上に残っている未反応のチタン
を酸などで溶解する(図12)。次に、例えば、プラズ
マCVDにより厚さ500nm程度のCVDSiO2 膜
からなる層間絶縁膜21を形成する(図1)。この層間
絶縁膜21にコンタクト孔を形成して半導体基板1表面
のソース/ドレイン領域16、17を露出する。その
後、Alなどの金属膜を層間絶縁膜21に堆積し、パタ
ーニングして金属配線22を形成する。金属配線22
は、コンタクト孔を介して半導体基板1の拡散領域と接
続している。ゲート電極を構成するW膜は、半導体基板
の拡散領域上のTi層がシリサイド化してもバリア層で
あるTiN膜の存在によって変化しないので、ゲート電
極のシート抵抗を所望の値に低くすることが可能にな
る。この実施例のゲート電極のシート抵抗は、2Ω/□
程度である。一方、ソース/ドレイン領域のシート抵抗
は、10Ω/□程度にし、このときの接合リークは1.
5Vのバイアスで10fA/μm2 程度に抑制すること
ができる。
りチタン(Ti)を半導体基板1表面に11nm厚程度
堆積することによってTi層18を形成する(図1
1)。その後、RTAで半導体基板1を加熱して、ソー
ス/ドレイン領域16、17上のチタンのみシリコンと
反応させてTiSi2 膜19を形成する。この後、側壁
絶縁膜15などの絶縁膜上に残っている未反応のチタン
を酸などで溶解する(図12)。次に、例えば、プラズ
マCVDにより厚さ500nm程度のCVDSiO2 膜
からなる層間絶縁膜21を形成する(図1)。この層間
絶縁膜21にコンタクト孔を形成して半導体基板1表面
のソース/ドレイン領域16、17を露出する。その
後、Alなどの金属膜を層間絶縁膜21に堆積し、パタ
ーニングして金属配線22を形成する。金属配線22
は、コンタクト孔を介して半導体基板1の拡散領域と接
続している。ゲート電極を構成するW膜は、半導体基板
の拡散領域上のTi層がシリサイド化してもバリア層で
あるTiN膜の存在によって変化しないので、ゲート電
極のシート抵抗を所望の値に低くすることが可能にな
る。この実施例のゲート電極のシート抵抗は、2Ω/□
程度である。一方、ソース/ドレイン領域のシート抵抗
は、10Ω/□程度にし、このときの接合リークは1.
5Vのバイアスで10fA/μm2 程度に抑制すること
ができる。
【0018】ソース/ドレイン領域16、17を形成す
る際のイオン注入後に熱拡散する工程時に先のLDD構
造の低濃度拡散領域13、14を熱拡散する工程を合わ
せて行うことも可能である。次に、図13及び図14を
参照して第2の実施例を説明する。図13は、ゲート構
造までが形成された微細構造のNMOS型半導体装置の
断面図である。N型シリコン半導体基板1には、Pウエ
ル3が形成されて素子領域を構成している。Pウエル3
はNMOSトランジスタが形成される。素子領域間を分
離するために半導体基板1の表面にフィールド酸化膜5
が形成されている。フィールド酸化膜5に囲まれた素子
領域内には、Pウエル3にN型ソース/ドレイン領域1
6及びLDD構造を構成するN−拡散領域13が形成さ
れている。Pウエル3のソース領域及びドレイン領域間
の上には、ゲート酸化膜6を介して、ポリシリコン膜7
及びWNx からなるバリア層23の積層体から構成され
たゲート構造が形成されている。ゲート構造の側壁に
は、SiO2 もしくはSi3 N4などからなる側壁絶縁
膜15が設けられている。
る際のイオン注入後に熱拡散する工程時に先のLDD構
造の低濃度拡散領域13、14を熱拡散する工程を合わ
せて行うことも可能である。次に、図13及び図14を
参照して第2の実施例を説明する。図13は、ゲート構
造までが形成された微細構造のNMOS型半導体装置の
断面図である。N型シリコン半導体基板1には、Pウエ
ル3が形成されて素子領域を構成している。Pウエル3
はNMOSトランジスタが形成される。素子領域間を分
離するために半導体基板1の表面にフィールド酸化膜5
が形成されている。フィールド酸化膜5に囲まれた素子
領域内には、Pウエル3にN型ソース/ドレイン領域1
6及びLDD構造を構成するN−拡散領域13が形成さ
れている。Pウエル3のソース領域及びドレイン領域間
の上には、ゲート酸化膜6を介して、ポリシリコン膜7
及びWNx からなるバリア層23の積層体から構成され
たゲート構造が形成されている。ゲート構造の側壁に
は、SiO2 もしくはSi3 N4などからなる側壁絶縁
膜15が設けられている。
【0019】また、ゲート構造のポリシリコン膜7は、
N型化されている。次に、ポリシリコン膜7上に形成し
たWNx のバリア層23及び半導体基板1表面のソース
/ドレイン領域16上にのみタングステンの薄膜24を
10nm程度堆積させる(図13)。この薄膜は、WF
6 をシラン(SiH4 )で還元することによって選択的
に堆積する選択CVD法を用いて形成する。バリヤ層2
3は、タングステン化合物(WNx )で構成されている
ので、タングステン膜24はこの上に選択成長すること
ができる。その後、タングステンを加熱してソース/ド
レイン領域16のタングステン膜24をシリサイド化し
てタングステンシリサイド(WSi2 )薄膜25に変え
る(図14)。ゲート構造上のタングステン膜24は、
バリア層がシリコンの上に介在しているので、シリサイ
ド化は免れる。この様に、ソース/ドレイン領域及びバ
リア層の上に同一の工程で金属材料を堆積することによ
って、ゲート電極の金属層及びソース/ドレイン領域上
のシリサイド層の形成を効率良く行うことができる。そ
の後、半導体基板1上にCVDSiO2 膜のような層間
絶縁膜(図示せず)を形成し、この層間絶縁膜上に金属
配線を形成する。
N型化されている。次に、ポリシリコン膜7上に形成し
たWNx のバリア層23及び半導体基板1表面のソース
/ドレイン領域16上にのみタングステンの薄膜24を
10nm程度堆積させる(図13)。この薄膜は、WF
6 をシラン(SiH4 )で還元することによって選択的
に堆積する選択CVD法を用いて形成する。バリヤ層2
3は、タングステン化合物(WNx )で構成されている
ので、タングステン膜24はこの上に選択成長すること
ができる。その後、タングステンを加熱してソース/ド
レイン領域16のタングステン膜24をシリサイド化し
てタングステンシリサイド(WSi2 )薄膜25に変え
る(図14)。ゲート構造上のタングステン膜24は、
バリア層がシリコンの上に介在しているので、シリサイ
ド化は免れる。この様に、ソース/ドレイン領域及びバ
リア層の上に同一の工程で金属材料を堆積することによ
って、ゲート電極の金属層及びソース/ドレイン領域上
のシリサイド層の形成を効率良く行うことができる。そ
の後、半導体基板1上にCVDSiO2 膜のような層間
絶縁膜(図示せず)を形成し、この層間絶縁膜上に金属
配線を形成する。
【0020】金属配線は、前記層間絶縁膜にコンタクト
孔を形成し、このコンタクト孔を介して半導体基板1表
面のソース/ドレイン領域16と電気的に接続させる。
しかし、WSi2 膜のシート抵抗は、TiSi2 膜のシ
ート抵抗より約5倍も大きいので、ソース/ドレイン領
域上のシリサイド層にWSi2 膜を用いるのは、TiS
i2 を用いるより有利ではない。 通常、半導体基板に
形成されたソース/ドレイン領域を半導体基板上に形成
された金属配線と接続して外の回路と接続する場合に
は、ソース/ドレイン領域と金属配線とを隔てる層間絶
縁膜に形成したコンタクト孔を介してコンタクトを形成
している。ソース/ドレイン領域及び金属配線の両者を
電気的に接続する場合において、1つのコンタクトで両
者の接続を行う場合もあれば、複数のコンタクトを形成
する場合もある。ソース/ドレイン領域のシート抵抗を
下げる必要があるのは、図18(a)に示すようなコン
タクトが回路パターンを形成する際の制約からソース/
ドレイン領域のコーナーのみにある場合であり、この場
合は低シート抵抗が望ましい。しかし、図18(b)に
示すようにコンタクトがゲート電極の近くに複数形成さ
れている場合は、それほど低いシート抵抗は要求されな
い。
孔を形成し、このコンタクト孔を介して半導体基板1表
面のソース/ドレイン領域16と電気的に接続させる。
しかし、WSi2 膜のシート抵抗は、TiSi2 膜のシ
ート抵抗より約5倍も大きいので、ソース/ドレイン領
域上のシリサイド層にWSi2 膜を用いるのは、TiS
i2 を用いるより有利ではない。 通常、半導体基板に
形成されたソース/ドレイン領域を半導体基板上に形成
された金属配線と接続して外の回路と接続する場合に
は、ソース/ドレイン領域と金属配線とを隔てる層間絶
縁膜に形成したコンタクト孔を介してコンタクトを形成
している。ソース/ドレイン領域及び金属配線の両者を
電気的に接続する場合において、1つのコンタクトで両
者の接続を行う場合もあれば、複数のコンタクトを形成
する場合もある。ソース/ドレイン領域のシート抵抗を
下げる必要があるのは、図18(a)に示すようなコン
タクトが回路パターンを形成する際の制約からソース/
ドレイン領域のコーナーのみにある場合であり、この場
合は低シート抵抗が望ましい。しかし、図18(b)に
示すようにコンタクトがゲート電極の近くに複数形成さ
れている場合は、それほど低いシート抵抗は要求されな
い。
【0021】本発明は、以上のいずれの構造の半導体装
置にも適用することができる。すなわち、ゲート電極の
シート抵抗を必要なだけ下げてもソース/ドレイン領域
には厚いシリサイド膜を堆積しないようにできるので、
必要以上に抵抗が下がることがない。その結果、本発明
はBi−CMOS、CMOSなどの微細化されたMOS
FETを有する半導体装置のゲート電極の抵抗を下げな
がらソース/ドレイン領域などの拡散領域の接合リーク
が増大することなくそのシート抵抗を所望の値にする半
導体装置を提供することができる。ゲート電極を構成す
る拡散領域上のシリサイド層より抵抗の低い金属層の材
料としては、実施例に用いたWの他にMo、Pt、T
i、Ta、Co、Zr、Pdなどを適用することができ
る。バリア層には、主として10〜100nm程度の導
電膜を用いるが、極薄の絶縁膜を用いることができる。
例えば、SiN膜がある。その厚さは、SiN1分子の
大きさから2nm程度であるが、0.4〜0.7nmの
範囲がとくにバリア性が高い。導電膜には、実施例に用
いたTiN以外にもWNx ( x=0.5 〜1)やWC、Si
Cなどを用いることができる。
置にも適用することができる。すなわち、ゲート電極の
シート抵抗を必要なだけ下げてもソース/ドレイン領域
には厚いシリサイド膜を堆積しないようにできるので、
必要以上に抵抗が下がることがない。その結果、本発明
はBi−CMOS、CMOSなどの微細化されたMOS
FETを有する半導体装置のゲート電極の抵抗を下げな
がらソース/ドレイン領域などの拡散領域の接合リーク
が増大することなくそのシート抵抗を所望の値にする半
導体装置を提供することができる。ゲート電極を構成す
る拡散領域上のシリサイド層より抵抗の低い金属層の材
料としては、実施例に用いたWの他にMo、Pt、T
i、Ta、Co、Zr、Pdなどを適用することができ
る。バリア層には、主として10〜100nm程度の導
電膜を用いるが、極薄の絶縁膜を用いることができる。
例えば、SiN膜がある。その厚さは、SiN1分子の
大きさから2nm程度であるが、0.4〜0.7nmの
範囲がとくにバリア性が高い。導電膜には、実施例に用
いたTiN以外にもWNx ( x=0.5 〜1)やWC、Si
Cなどを用いることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成により、微
細なMOSトランジスタを備えた半導体装置において、
ソース/ドレイン領域の接合リークを増大させることな
く、通常の半導体装置に必要なソース/ドレイン領域の
低抵抗化と同時にゲ−ト電極の低抵抗化を実現すること
ができる。
細なMOSトランジスタを備えた半導体装置において、
ソース/ドレイン領域の接合リークを増大させることな
く、通常の半導体装置に必要なソース/ドレイン領域の
低抵抗化と同時にゲ−ト電極の低抵抗化を実現すること
ができる。
【図1】本発明の第1の実施例の半導体装置の断面図。
【図2】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図3】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図4】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図5】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図6】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図7】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図8】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図9】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図10】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面
図。
図。
【図11】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面
図。
図。
【図12】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面
図。
図。
【図13】第2の実施例の半導体装置の断面図。
【図14】第2の実施例の半導体装置の断面図。
【図15】従来の半導体装置の断面図。
【図16】従来の半導体装置の製造工程断面図。
【図17】従来の半導体装置の製造工程断面図。
【図18】図15の部分平面図。
【図19】半導体装置のデザインルールの半導体装置の
拡散領域上のシリサイド層及び拡散領域の拡散深さの関
係を示す特性図。
拡散領域上のシリサイド層及び拡散領域の拡散深さの関
係を示す特性図。
1 半導体装置 2 酸化膜 3 Pウエル 4 Nウエル 5 フィールド酸化膜 6 ゲート酸化膜 7 ポリシリコン膜 8、23 バリア層 9、18、24 金属層 10 絶縁膜 11、12 ゲート構造 13、14 LDD低濃度不純物拡散領域 15 側壁絶縁膜 16、17 ソース/ドレイン領域 19、25 シリサイド層 21 層間絶縁膜 22 金属配線
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/336
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板に形成されたソース/ドレイン領域と、 前記ソース/ドレイン散領域上に自己整合的に形成され
たシリサイド層と、 前記半導体基板上にゲート酸化膜を介して形成され、前
記ソース/ドレイン領域間の上に配置されたゲート電極
とを備え、 前記ゲート電極は、ポリシリコン膜と、このポリシリコ
ン膜の上に形成され、シート抵抗が前記シリサイド層よ
り低い金属層を含む複合膜とから構成されていることを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記複合膜は、前記ポリシリコン膜の上
に形成されたバリア層とこのバリア層の上に形成された
シート抵抗が前記シリサイド層より低い前記金属層から
なることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記バリア層は、絶縁膜であることを特
徴とする請求項2に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 半導体基板にゲート酸化膜を介してゲー
ト電極を構成するポリシリコン膜を形成する工程と、 前記ポリシリコン膜上にバリア層を形成する工程と、 前記バリア層上に第1の金属層を形成する工程と、 前記第1の金属層上に絶縁膜を形成する工程と、 前記積層されたポリシリコン膜、バリア層、第1の金属
層及び絶縁膜の側面に側壁絶縁膜を形成する工程と、 前記半導体基板にソース/ドレイン領域を形成する工程
と、 前記ソース/ドレイン領域上に第2の金属層を形成する
工程と、 前記第2の金属層を熱処理することによって、これを前
記第1の金属層よりシート抵抗の高いシリサイド層に変
える工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28061893A JPH07115196A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28061893A JPH07115196A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07115196A true JPH07115196A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17627561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28061893A Pending JPH07115196A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07115196A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999016116A1 (en) * | 1997-09-19 | 1999-04-01 | Hitachi, Ltd. | Method for manufacturing semiconductor device |
EP0926741A2 (en) * | 1997-12-23 | 1999-06-30 | Texas Instruments Incorporated | Gate structure and method of forming same |
KR20010045183A (ko) * | 1999-11-03 | 2001-06-05 | 박종섭 | 반도체장치의 cmos 듀얼 게이트전극 제조방법 |
US6531749B1 (en) | 1998-12-02 | 2003-03-11 | Nec Corporation | Field effect transistor having a two layered gate electrode |
US6545326B2 (en) | 1997-09-19 | 2003-04-08 | Hitachi, Ltd. | Method of fabricating semiconductor device |
US6610564B2 (en) | 2000-03-03 | 2003-08-26 | Shinichi Fukada | Method of fabricating semiconductor device |
KR100869340B1 (ko) * | 2002-07-19 | 2008-11-19 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 장치의 듀얼 게이트 전극 제조방법 |
KR100907181B1 (ko) * | 2007-09-19 | 2009-07-09 | 주식회사 동부하이텍 | 반도체 소자 및 이의 제조방법 |
US7711899B2 (en) | 2005-03-17 | 2010-05-04 | Fujitsu Limited | Information processing device and data control method in information processing device |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP28061893A patent/JPH07115196A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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