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JPH0654488B2 - プロセツサ - Google Patents

プロセツサ

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Publication number
JPH0654488B2
JPH0654488B2 JP61052448A JP5244886A JPH0654488B2 JP H0654488 B2 JPH0654488 B2 JP H0654488B2 JP 61052448 A JP61052448 A JP 61052448A JP 5244886 A JP5244886 A JP 5244886A JP H0654488 B2 JPH0654488 B2 JP H0654488B2
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JP
Japan
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processing
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common bus
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JP61052448A
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雅嗣 亀谷
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to DE87101841T priority patent/DE3786583T2/de
Priority to EP19870101841 priority patent/EP0240667B1/en
Publication of JPS62210564A publication Critical patent/JPS62210564A/ja
Priority to US07/636,562 priority patent/US5297260A/en
Priority to US08/007,061 priority patent/US6379998B1/en
Priority to US08/182,695 priority patent/US5568617A/en
Publication of JPH0654488B2 publication Critical patent/JPH0654488B2/ja
Priority to US08/449,722 priority patent/US5909052A/en
Priority to US08/454,568 priority patent/US5968150A/en
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シングル・プロセツサまたはマルチ・プロセ
ツサを構成するのに好適なプロセツサに関する。
〔従来の技術〕
従来、マルチ・プロセツサ・システムは、例えば特開昭
59-208666号公報に示されるように、1つのCPUとメ
モリ、他のプロセツサエレメントとマスタ・スレーブ動
作するバス・スイツチ等から成る。このような単一CP
Uによるプロセツサ・エレメントで構成されるマルチ・
プロセツサ・システムでは、外乱の少ない専用タスク処
理に関する限り問題はないが、知能化された制御処理等
システムに要求される処理内容が高級化してくると、デ
ータベースやシステムステータスの管理,データベース
やセンサ情報に基づく知識処理系の構成,多重割込み処
理,マルチ・ジヨブ機能等がバツク・グラウンド的な処
理系サポートが必須となり、リアルタイムマルチ・タス
キング,マルチ・ジヨブをサポートできる高級なオペレ
ーテイングシステム上で高級言語によりそれらの処理を
記述し、実行するのが一般的である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来のマルチ・プロセツサ・システムにおい
て、高速化のメインとなるリアルタイム制御処理もマル
チ・タスキングでサポートされるタスクの1つとして位
置付けられるため、タスク・スイツチ・オーバーヘツド
や並列処理スケジユールの乱れ等からきめ細かな密結並
列処理を行えないのが現状であるか。そのため、スーパ
ーバイザ・システムとしてスーパーミニコン等により知
能処理系を並列処理による制御処理系から分離する方式
を採ることが多いが、並列処理系と知能処理系の通信が
疎になりがちである、各プロセツサのローカルな内部ス
テータスを管理するのにオペレーテイングシステムオー
バーヘツドを要する知能処理の分散化,システム管理の
分散化などの特性が生かされず、実質的な価格性能比の
低下をもたらす、制御処理系の処理性能の拡張に応じて
それに見合つた知能処理系の処理性能の拡張及び2系間
の通信スループツト向上が図り難い等の問題がある。し
たがつて、特に制御処理系の制御ループが高速化した場
合、知能処理系と制御処理系とで比較的大きなデータが
高速に授受される必要があり、ハードウエア構成上上記
の問題が大きなネツクとなつて価格性能比を著しく低下
させることになる。
本発明の目的は、汎用的な処理に適したマルチ・プロセ
ツサ・システム又は単一プロセツサ・システムの実質的
な処理性能をバランス良く効率的に向上させることが可
能なプロセツサを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の上記の目的は、シングル・プロセツサ又はマル
チ・プロセツサを構成するためのプロセツサにおいて、
そのプロセツサを構成するベース・プロセツサ・エレメ
ント内にそれぞれローカルメモリを有する2つのCPU
と、それらのフツクのCPUからアクセスできるデユア
ル・ポートRAM(DPR)と、2つのCPUが共に利
用可能な共通バスへいずれか一方のCPUを接続する共
通バス・スイツチ回路とを備えることにより達成され
る。
〔作用〕
本発明のプロセツサはベース・プロセツサ・エレメント
に設けた2つのCPUを1つのプロセツサのごとく動作
させるハードウエア・アーキテクチユアを提供する。ま
た、制御処理系とデータベースやセンサ情報に基づく知
能処理系の高い独立性に注目して、メインCPUのメイ
ン処理系に制御処理系を割り当てて制御演算等を他のベ
ース・プロセツサ・エレメントとの密結合並列処理によ
り実行させ、割込み処理やシステム管理,知識処理等、
バツクグラウンド的要素の強い処理を知能処理系として
メインCPUのバツクグラウンド処理系及びバツクグラ
ウンドCPUに割り当てて、メインCPUの制御処理系
をパツクアツプする。それによつて、タスク・スイツチ
・オーバーヘツドや並列処理を乱す割込み要因をできる
だけ取り除き、独立性の強い2つの処理系を高効率で並
列に運用することができるため、2台のCPUの処理性
能を加算して実質的にベース・プロセツサ・エレメント
の処理性能を2倍に向上させるとともに、ベース・プロ
セツサ・エレメントを複数結合するマルチ・プロセツサ
・システムにおいても、従来の2倍の総合処理性能と、
ベース・プロセツサ・エレメントの増設に対応して制御
処理系と知能処理系のバランスのとれた処理性能拡張と
を実現することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明のプロセッサの構成を示すもので、この
図において、マルチ・プロセツサ・システムを構成する
ベース・プロセツサ・エレメント(BPE)1の内部構
成は、2つのCPU15,16(CPUθとCPU1)
から成り、この2つのCPU15,16間専用の通信機
構としてデユアルポートRAM(DPR)17と、他の
ベース・プロセツサ・エレメント(BPE)との通信を
行うためにいずれかのCPUを2つのCPU間の共通バ
スであるBPEローカルバス12へ接続するために、共
通バス・スイツチ制御回路22によつて矛盾なくスイツ
チ制御されるマルチ・プレクス・バスバツフア23とか
らなる共通バス・スイツチ24を設けてCPU15,1
6間、およびベース・プロセツサ・エレメント(BP
E)間の通信処理を行う構造を採つている。また、2つ
のCPU15,16は、それぞれにローカルメモリ1
8,20やローカルI/O19,21等を有し、通常は
独立して動作可能になつている。また、CPU間の通信
をサポートするデユアル・ポート・RAM(DPR)1
7の特徴として、互いのCPU15,16への通信用割
込みライン32,33を持つており、それを利用したオ
バーヘツドの小さいCPU15,16間通信機能を挙げ
ることができる。ベース・プロセツサ・エレメント1の
ローカルバス12上にはベース・プロセツサ・エレメン
トのローカルメモリ6やローカルI/O7が接続される
と共に、他のベース・プロセツサ・エレメントとの共通
のバスラインを構成し、しかもシステム共有メモリ9や
システム共有I/O10が接続されるシステムバス14
に接続するためのシステムバス・スイツチ8が設けられ
ている。このシステムバス・スイツチ8はアービテーシ
ヨンライン13によつてシステムバス14へのアクセス
に関するバス調停処理を行い、矛盾なくシステムバス1
4上の共有資源を利用したり、他のベース・プロセツサ
・エレメントとの通信処理を行つてベース・プロセツサ
・エレメント間で並列処理を実行できるようになつてい
る。
第5図は、デユアルポートRAM(DPR)17のハー
ドウエアブロツク図を示すもので、この図においてデユ
アルポートRAM(DPR)17は2つのCPU15,
16間の共有される共有メモリとみなすことができ、2
つのCPU15,16のデユアルポートRAM(DP
R)へのアクセスを符号77〜80で示す各プロセツサ
のアクセス要求信号、アクセス許可信号使つて調停する
アービタ60と、アービタ60からのイネーブル信号7
5,76に従つてCPUからのバス64,65を内部バ
ス66へスイツチするバス・スイツチ61,62と、内
部バス66のアドレス,制御線をデコードしメモリ・イ
ネーブル信号81や割込み制御信号73,74を発生す
るデコーダ67と、これに加えて各CPUへの割込み信
号32,33をセツト,リセツトするためにデコーダ6
7の発生する割込み制御信号73,74によつて動作す
るフリツプフロツプ68,69等から成つている。特徴
的なデユアルポートRAM(DPR)のCPU間通信用
割込み機能は、デユアルポートRAM(DPR)の特定
の番地にCPUθへ割込みを発生するレジスタとCPU
1へ割込みを発生するレジスタをそれぞれ設けて、同時
にそれらをお互いのCPUへの命令レジスタと定義し
て、命令の授受と割込みの発生とを同時に行う。CPU
1がCPUθへ命令を伝達する場合を例にとると、まず
CPU1がCPUθに実行させたい命令属性を自身のレ
ジスタ等にセツトしてそれをデユアルポートRAM(D
PR)上のCPUθへの命令レジスタ(割込み発生用レ
ジスタ)にストアすると、デコーダ67がCPUθへの
命令レジスタがアクセスされたことをデユアルポートR
AM(DPR)の内部バス67を監視しデコードするこ
とによつて知りCPUθへの命令レジスタ・アクセス信
号パルスをアクセス信号73を使つて送出してフリツプ
・プロツプ68に信号70の値をラツチする。なお、
初期状態はRESET信号72によつてQがHI,がLO
にセツトされているため、上記の動作でQにLO,に
HIが出力され、LOアクテイブであるCPUθへの割
込み信号30がCPUθに対してアクテイブになる。
次に割込みを受付けたCPUθは、自身の割込みサービ
スルーチンの中で、実行すべき命令を得るために再びC
PUθへの命令レジスタを参照し、指示されている命令
を設み出すと、同様にしてデコーダ67はそのアクセス
状況を監視しておりCPUθへの命令レジスタ・アクセ
ス信号パルスをアクセス信号73を使いフリツプ・フロ
ツプ68に対して出力して、HIである70をラツチ
しQにHIを出力する。すなわち、CPUθへの割込み
発生ライン32を非アクテイブにする。上述のシーケン
スにより一連の割込み発生から受付けに至る動作とソフ
トウエア的な命令授受に関する動作を同時にかつ最小の
オーバーヘツドで実行することができる。
第1図に戻り、ベース・プロセツサ・エレメント(BP
E)1内のCPUθ又はCPU1のバス28又は29の
うちいずれか一つを選択し、CPUθとCPU1の共有
バスとみなせるBPEローカルバス12として出力する
ためのバス切換制御(バス・スイツチ)を行う共通バス
・スイツチ24は、前述したように共有バス・スイツチ
制御回路22とそれによつて制御されるマルチ・プレク
ス・バスバツフア23とから構成される。そのバス・ス
イツチ制御は、CPUθをマスタ、CPU1をスレーブ
とした場合に簡単には第4図に示すNOR回路83,N
AND回路84を備える共有バス・スイツチ・ロジツク
により行われる。その特徴的なバス・スイツチ制御シー
ケンスを第2図のタイム・チヤートとともに説明する。
まず2つのCPUのローカルバス28,29の獲得権
は、常にそれぞれのCPU側にあり他のバス上のデハイ
スから侵害を受けることはない(,)。CPUθの
共有バス(BPEローカルバス12)アクセク要求は
に示すように常にアクテイブになつており、CPU1の
共有バスアクセス要求はに示す常に必要に応じてアク
テイブになる。すなわち、CPU1が共有バスを獲得し
ている時、以外は、常にCPUθ側が共有バスを獲得し
ている。第2図に示す例ではaでCPU1が共有バス
アクセス要求87を出力し、それを受けてCPUθがそ
の時点で実行している命令処理を終え共有バス権を放棄
できる状態になつたら直ちにaでホールト・アクノリ
ツヂ82を出力して、aでCPUθ共有バス・アセク
ス許可信号85(ゲート83でドライブされる)を非ア
クテイブにするとともにaに示す様に共有バスを放棄
する。また、aでCPUθ自身はホールト状態にはい
り、同時にaでCPU1の共有バス・アクセス許可信
号86(ゲート84によつてドライブされる)がアクテ
イブになつてaに示すようにバス・スイツチ・バツフ
ア23のCPU1側が選択され、CPU1に共有バスの
使用権が移る。CPU1が共有バスの使用を終えて共有
バスを放棄しても良い時刻になつたら、CPU1共有バ
ス・アクセス要求87をbに示すように非アクテイブ
にする。すると直ちにbでCPUθ共有バス・アクセ
ス許可信号85がアクテイブになつてバス・スイツチ・
バツフア23のCPUθ側が選択され、CPUθに共有
バスの使用権が移つた後、bでCPUθのホールト・
アクノリツヂが解除され、bでCPUθはホールト状
態から実動状態へ移行する。及びはCPUθ及びC
PU1それぞれの実動状態を示している。上述したよう
なマスタ(CPUθ),スレーブ(CPU1)動作を行
うため、CPUθはCPU1に共有バスの使用権が移つ
ている間(a−b)と、バススイツチを行いかつバ
スの電気的,タイミング的特性を矛盾なく調整するわず
かの間(b−b)との合計時間ホールト状態となり
実動しない。すなわち、実動権から言えば、CPU1の
方がマスタ的に動作することになる。ホールト時間が長
くなりすぎてCPUθの動作がさまたげられないよう
に、1データ転送ごとに共有バスの使用権をCPUθへ
移すモードを設けている。しかし、後述するように、C
PUθをメインCPUとして、CPU1を知能処理等を
行うバツク・グラウンドCPUとしてCPUθを支援す
る形で使用し、かつマルチ・プロセツサ構成を採つた場
合にベース・プロセツサ・エレメント(BPE)単位で
機能分散構造の分散知識ベース形態を採用することによ
つて多くの必要データは自身の近くから入手可能とな
り、大半のデータ通信はデユアルポートRAM(DP
R)を利用して行うことができる。そのため、ベース・
プロセツサ・エレメント(BPE)間で知識情報の交信
を行う率は、CPUθが密結合並列処理のため他のベー
ス・プロセツサ・エレメント(BPE)と情報の交信を
行う率に比べて十分小さく、本発明によるCPUθの処
理能力損失はごくわずかであるとみなすことができる。
また、CPUθのバツク・アツプやシステム管理を行う
ものとしてCPU1の役割を固定した場合は、CPUθ
の動作制御権をCPU1に持たせる方が管理面等で有効
であり、本発明の共有バス制御は、上述したようなロー
カル分散処理に適したものであると言える。
次に上述した本発明のプロセツサの一般動作を第2図に
より詳述する。
第3図はCPUθがメインの制御演算を行い、CPU1
が知識ベース(分散型)やセンサ情報等に基づく知能処
理やシステム管理を行いCPUθをバツクグラウンドで
バツクアツプするものとし、ローカル分散処理を行うと
仮定している。また、マルチ・プロセツサ構成を採つて
いる場合は、各ベース・プロセツサ・エレメント(BP
E)は他のベース・プロセツサ・エレメント(BPE)
とともにメインでは密結合並列処理,バツクグラウンド
では疎結合並列処理を行うものと仮定している。35は
時間軸に沿つたCPU1の処理の流れを示しており、3
6,37,38は同様にCPUθの処理の流れを示して
いる。共有資源としては、ベース・プロセツサ・エレメ
ント(BPE)内のCPUθ,CPU1間のローカルな
共有メモリであるデユアルポートRAM(DPR)と、
マルチ・プロセツサ構成の場合すべてのベース・プロセ
ツサ・エレメント(BPE)からアクセス可能なシステ
ムバス14上のシステム共有資源とがある。47,4
8,54,59がCPUθとDPRとの通信を示し、4
6,53,56,58がCPU1とDPRとの通信を示
している。同様に、57がCPUθとシステム共有資
源、51がCPU1とシステム共有資源との通信を示し
ており、システム共有資源側から観測すればいずれも、
ベース・プロセツサ・エレメント(BPE)からのアク
セスとみなされる。また、50がデユアルポートRAM
(DPR)上の割込み機能を利用したCPUθへの割込
みを示し、55が同様にCPU1への割込みを示してい
る。49はCPU1からCPUθへ共有バス・アクセス
要求信号と、それに対応するCPUθからの共有バス・
アクセス許可信号とのハンドシエークの状況を示してお
り、52は一旦CPU1によつて獲得された共有バスが
放棄されその使用権が再びCPUθへ移る様子を示して
いる。88,89は他のBPEからのシステム共有資源
へのアクセスを示している。90,91は知識の一部分
としてCPU1の処理中に外界情報であるローカルなセ
ンサ情報が取り込まれている様子を示しており、同様
に、92,93は他のBPEにも共有されている共有セ
ンサ情報がCPUθ,CPU1に取り込まれている様子
を示している。CPUθ及びCPU1の処理内容につい
ては、CPUθはメイン処理系で、他のベース・プロセ
ツサ・エレメント(BPE)のCPUθとともに知能機
械システムの一部分、例えば人間型知能ロボツトの腕の
部分の制御を行うために必要な数多くの制御演算タスク
をできるだけ並列度が向上するように分担し合い高効率
の密結合並列処理36b,38bを実行しているものと
し、演算プロセツサ等の補助プロセツサへ処理を依頼し
た後の空き時間や、他のベース・プロセツサ・エレメン
ト(BPE)との同期処理時に生ずる空き時間及び、他
のベース・プロセツサ・エレメントBPEやCPU1及
び共有資源からの割込みによる処理依頼時にバツクグラ
ウンド処理系としてCPU1と共同で36a,38aに
示す知能処理,システム管理等を行い、CPU1の処理
35と合わせて知能処理系を構成する。このベース・プ
ロセツサ・エレメント(BPE)で実行される知能処理
系は、腕部分のうちのさらに一部分、例えば筋肉部分に
関する情報群がデータ・べースとして保持されており、
ローカル・センサ情報もそれに関連の深いものが知覚情
報として取り込まれ、それらによつて構成されるローカ
ルな機能分散データベースを基本にして筋肉部分に関す
る知能処理を実行し、メイン処理系で実行されている制
御演算全体をバツクアップするものとしている。
以上のような仮定に基づくシステムにおいて、第3図に
示すCPUθ及びCPU1の処理の流れを簡単に追つて
みる。まずCPUθ及びCPU1はそれぞれ第3図に示
す処理36,35を実行しており、CPU1は早急にC
PUθとの通信の必要が生じて39の時点でデユアルポ
ートRAM(DPR)に通信メツセージを書き込み、通
信内容を命令としてCPUθへの命令レジスタへ書き込
む操作46を行う。それに対応して、CPUθへの割込
み50が生じ、CPUθのバツクグラウンド処理系でデ
ユアルポートRAM(DPR)がアクセスされ必要な情
報の通信47が行われる。40の時点では、CPUθ
が、ハンドシエークする必要のないCPU間の共有デー
タをたれ流し的にデユアルポートRAM(DPR)へ書
き込んだり、デユアルポートRAM(DPR)から読み
出したりしている。種々のセンサ情報も、センサ側が主
体となつて割込みにより逐次処理されたり、必要に応じ
てプログラム中で参照されたりして知識の一部として取
り込まれる。次にCPU1が他のベース・プロセツサ・
エレメント(BPE)との交信を行うためシステム共有
資源との通信の必要が生じ、49で共通バス(BPEロ
ーカルバス)12の使用権を獲得し、41の時点でシス
テム共有メモリとの通信51を行い、完了したら52で
共通バスの使用権を再びCPUθへ移している。その間
CPUθはホールト状態37に保たれ、52によりホー
ルト状態が解除されると処理36の続きである処理38
を続行する。以後、42の時点ではCPU1とデユアル
ポートRAMと(DPR)でCPU間共有データのたれ
流し通信が行われ、43の時点ではCPUθからCPU
1へ命令付きのハンドシエーク・データの通信が39と
同様に実行されている。44ではCPUθとシステム共
有資源との通信57が行われており、通信内容は、バツ
クグラウンド処理38aにおいては知能処理に関する通
信、メイン処理38bにおいては、制御演算等に関する
密結合並列処理データの通信が行われ、その際CPU1
の処理や動作への影響はまつたく無い。45は、CPU
θ及びCPU1のデユアルポートRAM(DPR)との
たれ流し通信がほぼ同時刻に行われている様子を示して
いるが、アービタ60による適切なアービテーシヨン・
コントロールによつてお互いの処理や動作に何の支障も
なく通信処理が実行されている。
以上の様な、ローカルな分散データベースにより知能処
理系及びそれにバツクアツプされた制御処理系を本発明
のプロセツサにより実現する場合、大半の知能処理はデ
ユアルポートRAM(DPR)を介してベース・プロセ
ツサ・エレメント(BPE)内のCPU間で実行すれば
良く、たまにその処理結果や他のベース・プロセツサ・
エレメント(BPE)による知能処理結果をやりとりす
るためにシステム共有資源をアクセスすれば良いため、
システム内の通信ノード間でごく自然に最良の通信スル
ープツトを実現できるとともに、それによつて制御処理
系と知能処理系がほぼ完全に独立して並列動作できるた
め処理性能を確実に2倍化することが可能となる。ま
た、BPEを増設することで、知能処理系の処理性能
と、制御処理系の処理性能が比例して増加し、常に両者
のバランスのとれた処理性能を提供することができる。
本発明の実施例によれば、マルチ・プロセツサ・システ
ム又は単一プロセツサ・システムの基本となるプロセツ
サ・エレメント(ベース・プロセツサ・エレメント:B
PE)を2つのCPUで構成し、それらを割込み機能付
のデユアルポートRAM(DPR)と、マスタ・スレー
ブ動作により外部から観測した場合、単一CPUのごと
く見える双方のCPUから共通に利用可能な共通バスと
で接続し、独立性の高いメイン処理系とバツクグラウン
ド処理系とを分離して2つのCPUにそれぞれ受け持た
せ、2つのCPU間でのローカルな情報交換はデユアル
ポートRAM(DPR)を介して行い、マルチ・プロセ
ツサ構成の場合の他のベース・プロセツサ・エレメント
(BPE)との通信は共通バス(BPEローカルバス)
を通してシステムバス上のシステム共有資源を介して行
うことによりBPEの性能を実質的に2倍化している。
また、本発明のプロセツサを使用してマルチ・プロセツ
サ・システムを構成する場合、バツクグラウンド処理系
のデータベースを機能分散化して各BPE単位で持つこ
とにより、バツクグラウンド処理系においては大半がプ
ロセツサ内のローカルな通信でクローズし他のプロセツ
サと頻繁に通信を行う必要かなく、それにより通信ノー
ド間での通信スループツトが最適化されるためメインで
実行されている密結合並列処理に大きな影響を与えるこ
となくメイン処理系及びバツクグラウンド処理系の双方
でごく自然に高効率な並列処理を行うことができる。さ
らに、本発明のプロセツサの増設により、常にメイン処
理及びバツクグラウンド処理系双方でバランスのとれた
処理能力向上が図れる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明に上れば、汎用的な処理に適
したマルチ・プロセツサ・システム又は単一プロセツサ
・システムの実質的な処理性能をバランス良く効率的に
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のプロセツサにおけるベース・プロセツ
サ・エレメントの内部構成とそれによるマルチ・プロセ
ツサ・システムの一部分を示す図、第2図は本発明を構
成するベース・プロセツサ・エレメント内の2つのCP
U間での共通バス(BPEローカル)スイツチ・シーケ
ンスを示す図、第3図はベース・プロセツサ・エレメン
ト内の2CPU間での処理の流れを示す図、第4図は本
発明を構成する共有バス・スイツチの基本ロジツク図、
第5図は本発明を構成するデユアル・ポートRAMのロ
ジツク・ブロツク図である。 1…ベース・プロセツサ・エレメント(BPE)、8…
システム・バス・スイツチ、14…システム・バス、1
5…CPUθ(マスタ)、16…CPU1(スレー
ブ)、17…DPRロジツク、24…共通バス・スイツ
チ、32…CPUθへの命令割込みライン、33…CP
U1への命令割込みライン、73…CPUθへの割込み
発生用フリツプ・フロツプ、74…CPU1への割込み
発生用フリツプ・フロツプ、85…CPUθ共通バスア
クセス許可信号、86…CPU1共通バスアクセス許可
信号。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コモンバスから供給される第1の情報と、
    この第1の情報に関連する第2の情報とを処理するプロ
    セッサにおいて、前記コモンバスを通して供給される第
    1の情報を処理する第1のCPUと、前記コモンバスを
    通して供給される第2の情報を処理する第2のCPU
    と、前記第1のCPUまたは第2のCPUの要求に応答
    して、第1のCPUまたは第2のCPUで処理した情報
    を記憶し、また記憶した情報を第1のCPUまたは第2
    のCPUに出力するデュアルポートRAMと、前記第1
    のCPUあるいは第2のCPUを前記コモンバスに切替
    えるスイッチ手段と、前記第1のCPUあるいは第2の
    CPUからの信号に応答して、前記第1のCPUあるい
    は第2のCPUと前記コモンバスとを接続するように、
    前記スイッチ手段を制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とするプロセッサ。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記第1のCPUあるい
    は第2のCPUの指示に応答して、前記第1のCPUあ
    るいは第2のCPUが前記コモンバスに常接するように
    前記スイッチ手段を制御することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のプロセッサ。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記第1のCPUあるい
    は第2のCPUの指示に応答して、一方のCPUに常接
    しているコモンバスを他方のCPUに切替え接続するよ
    うにスイッチ手段を制御することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のプロセッサ。
  4. 【請求項4】前記第1のCPUあるいは第2のCPU
    は、第2のCPUあるいは第1のCPUの動作を監視す
    る手段を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のプロセッサ。
  5. 【請求項5】前記第1のCPUはメイン処理となる制御
    処理系を構成し、前記第2のCPUは前記第1のCPU
    における制御演算をバックアップする処理およびデータ
    ベースやセンサ情報に基づく知能処理を行う知能処理系
    を構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のプロセッサ。
  6. 【請求項6】前記第1のCPU、第2のCPU、デュア
    ルポートRAM、スイッチ手段および制御手段を集積し
    て1チップ化したことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のプロセッサ。
  7. 【請求項7】前記1チップ化したプロセッサをコモンバ
    スに複数接続したことを特徴とする特許請求の範囲第6
    項記載のプロセッサ。
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