JPH0632232B2 - 行デコ−ダ - Google Patents
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- JPH0632232B2 JPH0632232B2 JP16566387A JP16566387A JPH0632232B2 JP H0632232 B2 JPH0632232 B2 JP H0632232B2 JP 16566387 A JP16566387 A JP 16566387A JP 16566387 A JP16566387 A JP 16566387A JP H0632232 B2 JPH0632232 B2 JP H0632232B2
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- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体記憶装置に関し、特に行デコーダに関す
る。
る。
半導体記憶装置には、例えば浮遊ゲートと制御ゲートの
2層ゲート構造を有するMOS型電界効果トランジスタ
(以下MOSFETという。)をメモリ素子とした不揮
発性半導体メモリがある。
2層ゲート構造を有するMOS型電界効果トランジスタ
(以下MOSFETという。)をメモリ素子とした不揮
発性半導体メモリがある。
第6図(a)はこのメモリ素子の断面図、第6図(b)はその
シンボルを示す図である。このメモリ素子はP型半導体
基板11上にN+型のソース・ドレイン拡散層12,1
3が設けられ、さらに基板11上に絶縁層により外部か
ら電気的に絶縁された浮遊ゲート14とメモリ素子をス
イッチ制御するための制御ゲート15が設けられてい
る。このメモリ素子は浮遊ゲート14が電気的に中性状
態の時は、低い制御ゲート電圧(例えば2V)で導通状
態になるが、制御ゲート15とドレインに高電圧(例え
ば20V)を印加すると、浮遊ゲート14に電子が注入
され、制御ゲート15から見たメモリ素子のしきい値電
圧は高くなる。すなわち、第6図(c)に示すように、浮
遊ゲート14が電気的に中性状態の時は曲線16のよう
に低い制御ゲート電圧でメモリ素子は導通し、浮遊ゲー
ト14に電子が注入された時は曲線17のように、メモ
リ素子のしきい値電圧は高くなり、高電圧を印加しない
と、メモリ素子は導通しなくなり、このメモリ素子のし
きい値電圧の変化を利用して「0」と「1」との情報を
記憶することができる。
シンボルを示す図である。このメモリ素子はP型半導体
基板11上にN+型のソース・ドレイン拡散層12,1
3が設けられ、さらに基板11上に絶縁層により外部か
ら電気的に絶縁された浮遊ゲート14とメモリ素子をス
イッチ制御するための制御ゲート15が設けられてい
る。このメモリ素子は浮遊ゲート14が電気的に中性状
態の時は、低い制御ゲート電圧(例えば2V)で導通状
態になるが、制御ゲート15とドレインに高電圧(例え
ば20V)を印加すると、浮遊ゲート14に電子が注入
され、制御ゲート15から見たメモリ素子のしきい値電
圧は高くなる。すなわち、第6図(c)に示すように、浮
遊ゲート14が電気的に中性状態の時は曲線16のよう
に低い制御ゲート電圧でメモリ素子は導通し、浮遊ゲー
ト14に電子が注入された時は曲線17のように、メモ
リ素子のしきい値電圧は高くなり、高電圧を印加しない
と、メモリ素子は導通しなくなり、このメモリ素子のし
きい値電圧の変化を利用して「0」と「1」との情報を
記憶することができる。
第4図はこのような半導体記憶装置における行デコーダ
の従来例の回路図である。アドレス信号A1,A2,…,
Anを入力とするプリデコーダXP30の出力A30
は、P型MOSFETTr31,Tr34,Tr37とN型MOSF
ETTr32,Tr35,Tr38によってそれぞれ構成されるイン
バータ回路に入力し、それぞれのインバータ回路の出力
は行線W31,W32,…,W3nにそれぞれ接続され、各行
線W31〜W3nにはプルダウントランジスタとしてN型M
OSFETTr33,Tr36,Tr39が接地電位(Vss)との間
に接続されている。また、P型MOSFETTr31,T
r34,Tr37のソースと、N型MOSFETTr33,Tr36,T
r39のゲートに印加される信号 はプリデコード信号である。ここで、例えば行線W31を
選択する場合は、アドレス信号A1,A2,…,Anによ
りプリデコード信号A30は“0”になり、プリデコー
ド信号ax31は“1”, は“0”が印加されることにより、P型MOSFETTr
31は導通状態、N型MOSFETTr32,Tr33は非導通状
態となることで、行線W31が選択される。また、その時
プリデコード信号ax32,…,ax3nは“0”, は“1”となることで非選択の行線W32〜W3nはプルダ
ウントランジスタTr36,Tr39により接地電位となる。こ
の行デコーダは、プリデコーダXP30を除くと各行線
W31〜W3nに対してP型MOSFET1つとN型MOS
FET2つの素子によって構成されるため、半導体基板
上で回路を実現するためには大きなスペースを必要とす
る。
の従来例の回路図である。アドレス信号A1,A2,…,
Anを入力とするプリデコーダXP30の出力A30
は、P型MOSFETTr31,Tr34,Tr37とN型MOSF
ETTr32,Tr35,Tr38によってそれぞれ構成されるイン
バータ回路に入力し、それぞれのインバータ回路の出力
は行線W31,W32,…,W3nにそれぞれ接続され、各行
線W31〜W3nにはプルダウントランジスタとしてN型M
OSFETTr33,Tr36,Tr39が接地電位(Vss)との間
に接続されている。また、P型MOSFETTr31,T
r34,Tr37のソースと、N型MOSFETTr33,Tr36,T
r39のゲートに印加される信号 はプリデコード信号である。ここで、例えば行線W31を
選択する場合は、アドレス信号A1,A2,…,Anによ
りプリデコード信号A30は“0”になり、プリデコー
ド信号ax31は“1”, は“0”が印加されることにより、P型MOSFETTr
31は導通状態、N型MOSFETTr32,Tr33は非導通状
態となることで、行線W31が選択される。また、その時
プリデコード信号ax32,…,ax3nは“0”, は“1”となることで非選択の行線W32〜W3nはプルダ
ウントランジスタTr36,Tr39により接地電位となる。こ
の行デコーダは、プリデコーダXP30を除くと各行線
W31〜W3nに対してP型MOSFET1つとN型MOS
FET2つの素子によって構成されるため、半導体基板
上で回路を実現するためには大きなスペースを必要とす
る。
第5図は半導体記憶装置の行デコーダの他の従来例を示
す回路図である。アドレス信号A1,A2,…,Anを入
力するプリデコーダXP40の出力A40をインバータ
回路INV40の入力に接続し、インバータ回路INV
40の出力A41をN型MOSFETTr41,Tr43,Tr45
を介して行線W41,W42,W4nにそれぞれ接続し、さら
に各行線W41〜W4nと接地電位との間にプルダウントラ
ンジスタとしてN型MOSFETTr42,Tr44,Tr46を接
続し、N型MOSFETTr41,Tr42,…,Tr46のゲート
には、プリデコード信号 を印加する。ここで、例えば行線W41を選択する場合
は、アドレス信号A1,A2,…,Anによりプリデコー
ド信号A40は“0”になり、インバータ回路INV4
0の出力A41は“1”になる。さらに、プリデコード
信号ax41が“1”, が“0”になることで、N型MOSFETTr41は導通状
態、N型MOSTr42は非導通状態となり、行線W41が選
択される。また、その時プリデコード信号ax42〜ax4nは
“0”、 は“1”となることで非選択の行線W41〜W4nは接地電
位となる。
す回路図である。アドレス信号A1,A2,…,Anを入
力するプリデコーダXP40の出力A40をインバータ
回路INV40の入力に接続し、インバータ回路INV
40の出力A41をN型MOSFETTr41,Tr43,Tr45
を介して行線W41,W42,W4nにそれぞれ接続し、さら
に各行線W41〜W4nと接地電位との間にプルダウントラ
ンジスタとしてN型MOSFETTr42,Tr44,Tr46を接
続し、N型MOSFETTr41,Tr42,…,Tr46のゲート
には、プリデコード信号 を印加する。ここで、例えば行線W41を選択する場合
は、アドレス信号A1,A2,…,Anによりプリデコー
ド信号A40は“0”になり、インバータ回路INV4
0の出力A41は“1”になる。さらに、プリデコード
信号ax41が“1”, が“0”になることで、N型MOSFETTr41は導通状
態、N型MOSTr42は非導通状態となり、行線W41が選
択される。また、その時プリデコード信号ax42〜ax4nは
“0”、 は“1”となることで非選択の行線W41〜W4nは接地電
位となる。
この行デコーダは、第4図に示した従来例と比較し、プ
リデコーダXP40とインバータ回路INV40を除け
ば、各行線に対してN型MOSFET2つと、少ない素
子数で構成できる利点がある。しかし、第5図に示した
行デコーダで、電源電圧をVcc(V),N型MOSFETTr
41,Tr43,…,Tr4nのバックバイアス特性を考慮したし
きい値電圧をVTN(V)とすると、選択された行線の電圧
Vx(V)は次式(1)のようになる。
リデコーダXP40とインバータ回路INV40を除け
ば、各行線に対してN型MOSFET2つと、少ない素
子数で構成できる利点がある。しかし、第5図に示した
行デコーダで、電源電圧をVcc(V),N型MOSFETTr
41,Tr43,…,Tr4nのバックバイアス特性を考慮したし
きい値電圧をVTN(V)とすると、選択された行線の電圧
Vx(V)は次式(1)のようになる。
Vx=Vcc−VTN……(1) 例えば電源電圧Vccを5V,N型MOSFETTr41,Tr
43,…,Tr4nのバックバイアス特性を考慮したしきい値
電圧VTNを0.8Vとすると、選択された行線の電圧は5
V−0.8V=4.2Vとなり、選択された行線の電圧は電源
電圧よりもVTN(V)だけ低い電圧しか印加されない。
43,…,Tr4nのバックバイアス特性を考慮したしきい値
電圧VTNを0.8Vとすると、選択された行線の電圧は5
V−0.8V=4.2Vとなり、選択された行線の電圧は電源
電圧よりもVTN(V)だけ低い電圧しか印加されない。
上述した従来の半導体記憶装置における行デコーダは、
第4図に示した従来例のように、各行線に対して多くの
MOSFETにより構成されるため、半導体基板上に回
路を実現するために大きなスペースを必要とし、さらに
大容量の半導体記憶装置において行線の配線抵抗と容量
による配線遅延が大きい場合には、行線を分割して複数
の行デコーダを設けるため、半導体記憶装置が大きくな
り、生産性・信頼性を低下させ、また第5図に示したよ
うな、N型MOSFETを介して行線に信号を供給する
回路では、回路を構成するMOSFETの数は少ない
が、選択された行線の電圧は、電源電圧より、N型MO
SFETのバックバイアス特性を考慮したしきい値電圧
だけ低い電圧しか供給できないため、半導体記憶装置の
動作電圧範囲を劣化させる欠点がある。
第4図に示した従来例のように、各行線に対して多くの
MOSFETにより構成されるため、半導体基板上に回
路を実現するために大きなスペースを必要とし、さらに
大容量の半導体記憶装置において行線の配線抵抗と容量
による配線遅延が大きい場合には、行線を分割して複数
の行デコーダを設けるため、半導体記憶装置が大きくな
り、生産性・信頼性を低下させ、また第5図に示したよ
うな、N型MOSFETを介して行線に信号を供給する
回路では、回路を構成するMOSFETの数は少ない
が、選択された行線の電圧は、電源電圧より、N型MO
SFETのバックバイアス特性を考慮したしきい値電圧
だけ低い電圧しか供給できないため、半導体記憶装置の
動作電圧範囲を劣化させる欠点がある。
本発明の行デコーダは、 アドレスデータにより行線を選択する第1,第2のプリ
デコーダと、 それぞれ第1,第2のプリデコーダの出力信号であるプ
リデコード信号が入力端子に入力される第1,第2のイ
ンバータ回路と、 第1のインバータ回路の出力端と行線との間に設けられ
た第1の導電型の第1のMOS型電界効果トランジスタ
と、 第2のインバータ回路の出力端と行線との間に設けら
れ、第1のMOS型電界効果トランジスタと行線との接
続点とは異なる点に接続された第1の導電型とは逆の導
電型である第2の導電型の第2のMOS型電界効果トラ
ンジスタを有する。
デコーダと、 それぞれ第1,第2のプリデコーダの出力信号であるプ
リデコード信号が入力端子に入力される第1,第2のイ
ンバータ回路と、 第1のインバータ回路の出力端と行線との間に設けられ
た第1の導電型の第1のMOS型電界効果トランジスタ
と、 第2のインバータ回路の出力端と行線との間に設けら
れ、第1のMOS型電界効果トランジスタと行線との接
続点とは異なる点に接続された第1の導電型とは逆の導
電型である第2の導電型の第2のMOS型電界効果トラ
ンジスタを有する。
各行線の両端に互いに逆導電型のMOS型電界効果トラ
ンジスタを介して電圧が供給されるため、行線の一端が
バックバイアス特性を考慮したしきい値電圧VTNのため
にVcc−VTNまでしか上昇しなくても行線の他端はVccま
で上昇するので、行線上の各点は最終的にVccまで上昇
することになり、また行線の配線遅延が低減され、結果
的に少ない半導体素子で回路を構成できる。
ンジスタを介して電圧が供給されるため、行線の一端が
バックバイアス特性を考慮したしきい値電圧VTNのため
にVcc−VTNまでしか上昇しなくても行線の他端はVccま
で上昇するので、行線上の各点は最終的にVccまで上昇
することになり、また行線の配線遅延が低減され、結果
的に少ない半導体素子で回路を構成できる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の行デコーダの一実施例を示す回路図、
第2図はその回路動作を示す電圧波形図である。
第2図はその回路動作を示す電圧波形図である。
本実施例は、アドレス信号A1,A2,…,Anを入力と
するプリデコーダXP10,XP11と、このプリデコ
ーダXP10,XP11の出力信号であるプリデコード
信号A11,A12が入力端子に入力されるP型MOSFE
TTr11とN型MOSFETTr12で構成される第1のイン
バータ回路INV1とP型MOSFETTr15とN型MO
SFETTr16で構成される第2のインバータ回路INV
2と、第1のインバータ回路INV1の出力端と行線の
一端W1の間に接続されたN型MOSFETTr13と、第
2のインバータ回路INV2の出力端とN型MOSFE
TTr13と行線との接続点W1と異なる一端W3の間に接続
されたP型MOSFETTr14とからなる。なお、回路動
作を説明するため、行線の中央部をW2と定義してお
く。
するプリデコーダXP10,XP11と、このプリデコ
ーダXP10,XP11の出力信号であるプリデコード
信号A11,A12が入力端子に入力されるP型MOSFE
TTr11とN型MOSFETTr12で構成される第1のイン
バータ回路INV1とP型MOSFETTr15とN型MO
SFETTr16で構成される第2のインバータ回路INV
2と、第1のインバータ回路INV1の出力端と行線の
一端W1の間に接続されたN型MOSFETTr13と、第
2のインバータ回路INV2の出力端とN型MOSFE
TTr13と行線との接続点W1と異なる一端W3の間に接続
されたP型MOSFETTr14とからなる。なお、回路動
作を説明するため、行線の中央部をW2と定義してお
く。
次に、本実施例の回路動作を第2図により説明する。ま
ず、行線を選択する場合(T1区間)はアドレス信号
A1,A2,…,Anが変化して、プリデコード信号
A11,A12は“0”になり、インバータ回路INV1,
INV2の出力は“1”に変化する。このインバータ回
路INV1,INV2の出力電圧は、N型MOSFET
Tr13とP型MOSFETTr14を介して行線上の点W1と
点W3から供給されるが、N型MOSFETTr13のバッ
クバイアス特性を考慮したしきい値電圧をVTNとする
と、点W1の電圧は、前記式(1)で示すように、まずVcc
−VTN(V)まで上昇する。一方、P型MOSFETTr14
を介してインバータ回路INV2の出力電圧が供給され
る点W3はVccまで上昇するため、最終的には行線上の各
点はVccまで上昇することになる。次に行線が選択状態
から非選択状態(T2区間)に変化する場合は、アドレ
ス信号A1,A2,…,Anが変化し、プリデコード信号
A11,A12は“1”になり、インバータ回路INV1,
INV2の出力は“0”に変化する。これらインバータ
回路INV1,INV2の出力電圧はN型MOSFET
Tr13とP型MOSFETTr14を介して行線上の点W1と
点W3から供給されるが、P型MOSFETTr14のバッ
クバイアス特性を考慮したしきい値電圧をVTPとする
と、点W3の電圧は、Vcc−|VTP|(V)まで下がる。一
方、N型MOSFETTr13を介してインバータ回路IN
V1の出力電圧が供給される点W1はVssまで下がるた
め、最終的には行線上の各点の電圧はVssまで下がるこ
とになる。なお、本実施例において、行線の両端、すな
わち、点W1と点W3から電圧が供給されるため、行線の
配線遅延は低減される。
ず、行線を選択する場合(T1区間)はアドレス信号
A1,A2,…,Anが変化して、プリデコード信号
A11,A12は“0”になり、インバータ回路INV1,
INV2の出力は“1”に変化する。このインバータ回
路INV1,INV2の出力電圧は、N型MOSFET
Tr13とP型MOSFETTr14を介して行線上の点W1と
点W3から供給されるが、N型MOSFETTr13のバッ
クバイアス特性を考慮したしきい値電圧をVTNとする
と、点W1の電圧は、前記式(1)で示すように、まずVcc
−VTN(V)まで上昇する。一方、P型MOSFETTr14
を介してインバータ回路INV2の出力電圧が供給され
る点W3はVccまで上昇するため、最終的には行線上の各
点はVccまで上昇することになる。次に行線が選択状態
から非選択状態(T2区間)に変化する場合は、アドレ
ス信号A1,A2,…,Anが変化し、プリデコード信号
A11,A12は“1”になり、インバータ回路INV1,
INV2の出力は“0”に変化する。これらインバータ
回路INV1,INV2の出力電圧はN型MOSFET
Tr13とP型MOSFETTr14を介して行線上の点W1と
点W3から供給されるが、P型MOSFETTr14のバッ
クバイアス特性を考慮したしきい値電圧をVTPとする
と、点W3の電圧は、Vcc−|VTP|(V)まで下がる。一
方、N型MOSFETTr13を介してインバータ回路IN
V1の出力電圧が供給される点W1はVssまで下がるた
め、最終的には行線上の各点の電圧はVssまで下がるこ
とになる。なお、本実施例において、行線の両端、すな
わち、点W1と点W3から電圧が供給されるため、行線の
配線遅延は低減される。
第3図は本発明の第2の実施例の回路図である。
本実施例は、アドレス信号A1,A2,…,Anを入力と
するプリデコーダXP20,XP21と、このプリデコ
ーダXP20,XP21の出力信号であるプリデコード
信号A21,A22が入力端子にそれぞれ入力されるインバ
ータ回路INV20,INV21と、インバータ回路I
NV20の出力と行線W21,W22,W2nの一端に接続さ
れたN型MOSFETTr21,Tr22,Tr23と、インバータ
回路INV21の出力と行線W21,W22,…,W2nのN
型MOSFETTr21,Tr22,Tr23との接続点とは異なる
一端との間に接続されたP型MOSFETTr24,Tr25,
Tr26と、各行線W21〜W2nと接地電位(Vss)との間に
接続されたプルダウントランジスタとしてのN型MOS
FETTr27,Tr28,Tr29とからなる。
するプリデコーダXP20,XP21と、このプリデコ
ーダXP20,XP21の出力信号であるプリデコード
信号A21,A22が入力端子にそれぞれ入力されるインバ
ータ回路INV20,INV21と、インバータ回路I
NV20の出力と行線W21,W22,W2nの一端に接続さ
れたN型MOSFETTr21,Tr22,Tr23と、インバータ
回路INV21の出力と行線W21,W22,…,W2nのN
型MOSFETTr21,Tr22,Tr23との接続点とは異なる
一端との間に接続されたP型MOSFETTr24,Tr25,
Tr26と、各行線W21〜W2nと接地電位(Vss)との間に
接続されたプルダウントランジスタとしてのN型MOS
FETTr27,Tr28,Tr29とからなる。
なお、ここでプルダウントランジスタN型MOSFET
Tr27〜〜Tr29を接続する行線W21〜W2n上の位置は、行
線W21〜W2nの配線遅延が最小となる行線の中央部とす
る。また、P型およびN型MOSFETTr24,Tr25,Tr
26,Tr21,Tr22,Tr23のゲート電極には、プリデコード
信号 が入力される。ここで、行線W21を選択する場合は、ア
ドレス信号A1,A2,…,Anが変化し、プリデコード
信号A21,A22は“0”になり、インバータ回路INV
20,INV21の出力は“1”になる。一方、プリデ
コード信号a1が“1”, が“0”になることで、N型MOSFETTr21とP型M
OSFETTr24が導通状態に、N型MOSFETTr27は
非導通状態になり、インバータ回路INV20とINV
21の出力電圧はN型MOSFETTr21とP型MOSF
ETTr24を介して行線W21に供給され、第1の実施例で
説明したように、行線W21の電圧はVccまで上昇する。
なお、この時、プリデコード信号 により、N型MOSFETTr22,Tr23とP型MOSFE
TTr25,Tr26は非導通状態になり、プルダウントランジ
スタであるN型MOSFETTr28,Tr29は導通状態にな
るため、他の行線W22〜W2nの電圧は接地電位と等し
い。
Tr27〜〜Tr29を接続する行線W21〜W2n上の位置は、行
線W21〜W2nの配線遅延が最小となる行線の中央部とす
る。また、P型およびN型MOSFETTr24,Tr25,Tr
26,Tr21,Tr22,Tr23のゲート電極には、プリデコード
信号 が入力される。ここで、行線W21を選択する場合は、ア
ドレス信号A1,A2,…,Anが変化し、プリデコード
信号A21,A22は“0”になり、インバータ回路INV
20,INV21の出力は“1”になる。一方、プリデ
コード信号a1が“1”, が“0”になることで、N型MOSFETTr21とP型M
OSFETTr24が導通状態に、N型MOSFETTr27は
非導通状態になり、インバータ回路INV20とINV
21の出力電圧はN型MOSFETTr21とP型MOSF
ETTr24を介して行線W21に供給され、第1の実施例で
説明したように、行線W21の電圧はVccまで上昇する。
なお、この時、プリデコード信号 により、N型MOSFETTr22,Tr23とP型MOSFE
TTr25,Tr26は非導通状態になり、プルダウントランジ
スタであるN型MOSFETTr28,Tr29は導通状態にな
るため、他の行線W22〜W2nの電圧は接地電位と等し
い。
以上説明したように本発明は、プリデコーダによってデ
コーダされたプリデコード信号を第1のインバータ回路
と第2のインバータ回路の入力端子に入力し、第1のイ
ンバータ回路の出力を第1のMOSFETを介して行線
に接続し、第2のインバータ回路の出力を第1のMOS
FETと行線との接続点と異なる点に、第2のMOSF
ETを介して接続することにより、半導体記憶装置、特
に大容量の半導体メモリにおいて、行線の配線遅延が大
きく、行線を分割し、複数の行デコーダを設ける場合に
おいても、少ない半導体素子数で回路構成が可能で、半
導体基板上で回路を実現する場合には、少ないスペース
しか必要でなく、また選択された行線の電圧は電源電圧
と等しい電圧まで上昇するため、半導体メモリの動作電
圧範囲を劣化させるといった欠点を回避できる効果があ
る。
コーダされたプリデコード信号を第1のインバータ回路
と第2のインバータ回路の入力端子に入力し、第1のイ
ンバータ回路の出力を第1のMOSFETを介して行線
に接続し、第2のインバータ回路の出力を第1のMOS
FETと行線との接続点と異なる点に、第2のMOSF
ETを介して接続することにより、半導体記憶装置、特
に大容量の半導体メモリにおいて、行線の配線遅延が大
きく、行線を分割し、複数の行デコーダを設ける場合に
おいても、少ない半導体素子数で回路構成が可能で、半
導体基板上で回路を実現する場合には、少ないスペース
しか必要でなく、また選択された行線の電圧は電源電圧
と等しい電圧まで上昇するため、半導体メモリの動作電
圧範囲を劣化させるといった欠点を回避できる効果があ
る。
第1図は本発明の行デコーダの一実施例を示す回路図、
第2図は第1図の実施例の動作を示す電圧波形図、第3
図は本発明の行デコーダの他の実施例を示す回路図、第
4図は従来の行デコーダの回路図、第5図は従来の行デ
コーダの回路図、第6図(a),(b),(c)はそれぞれ半導
体記憶装置で用いられるメモリセルの断面図,シンボル
図,特性図である。 XP10,XP11,XP20,XP21…プリデコー
ダ、 INV1,INV2,INV20,INV21…インバ
ータ回路、 Tr11,Tr12,…,Tr29…MOSFET。
第2図は第1図の実施例の動作を示す電圧波形図、第3
図は本発明の行デコーダの他の実施例を示す回路図、第
4図は従来の行デコーダの回路図、第5図は従来の行デ
コーダの回路図、第6図(a),(b),(c)はそれぞれ半導
体記憶装置で用いられるメモリセルの断面図,シンボル
図,特性図である。 XP10,XP11,XP20,XP21…プリデコー
ダ、 INV1,INV2,INV20,INV21…インバ
ータ回路、 Tr11,Tr12,…,Tr29…MOSFET。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 6741−5L G11C 11/34 354 D
Claims (1)
- 【請求項1】複数のメモリ素子で構成される複数の列線
と、各メモリ素子の共通のゲート電極として働く複数の
行線により構成されるメモリアレイを有する半導体記憶
装置において、 アドレスデータにより行線を選択する第1,第2のプリ
デコーダと、 それぞれ第1,第2のプリデコーダの出力信号であるプ
リデコード信号が入力端子に入力される第1,第2のイ
ンバータ回路と、 第1のインバータ回路の出力端と行線との間に設けられ
た第1の導電型の第1のMOS型電界効果トランジスタ
と、 第2のインバータ回路の出力端と行線との間に設けら
れ、第1のMOS型電界効果トランジスタと行線との接
続点とは異なる点に接続された第1の導電型とは逆の導
電型である第2の導電型の第2のMOS型電界効果トラ
ンジスタを有する行デコーダ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16566387A JPH0632232B2 (ja) | 1987-07-01 | 1987-07-01 | 行デコ−ダ |
US07/214,070 US4868788A (en) | 1987-07-01 | 1988-07-01 | Semiconductor memory device with improved word line drive circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16566387A JPH0632232B2 (ja) | 1987-07-01 | 1987-07-01 | 行デコ−ダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6410498A JPS6410498A (en) | 1989-01-13 |
JPH0632232B2 true JPH0632232B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=15816650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16566387A Expired - Lifetime JPH0632232B2 (ja) | 1987-07-01 | 1987-07-01 | 行デコ−ダ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4868788A (ja) |
JP (1) | JPH0632232B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5161121A (en) * | 1988-06-27 | 1992-11-03 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Random access memory including word line clamping circuits |
JPH05307891A (ja) * | 1992-05-01 | 1993-11-19 | Nec Corp | 行デコーダ |
JPH0628861A (ja) * | 1992-07-07 | 1994-02-04 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体記憶装置 |
KR100368312B1 (ko) * | 1999-12-27 | 2003-01-24 | 주식회사 하이닉스반도체 | 워드라인 디코더 |
EP1708202A3 (en) * | 2005-03-24 | 2007-02-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Pram device |
KR100688540B1 (ko) * | 2005-03-24 | 2007-03-02 | 삼성전자주식회사 | 메모리 셀의 집적도를 향상시킨 반도체 메모리 장치 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4807195A (en) * | 1987-05-18 | 1989-02-21 | International Business Machines Corporation | Apparatus and method for providing a dual sense amplifier with divided bit line isolation |
-
1987
- 1987-07-01 JP JP16566387A patent/JPH0632232B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-07-01 US US07/214,070 patent/US4868788A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6410498A (en) | 1989-01-13 |
US4868788A (en) | 1989-09-19 |
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