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JPH0613761Y2 - バ−材自動供給機に設けた安全停止装置 - Google Patents

バ−材自動供給機に設けた安全停止装置

Info

Publication number
JPH0613761Y2
JPH0613761Y2 JP1985052715U JP5271585U JPH0613761Y2 JP H0613761 Y2 JPH0613761 Y2 JP H0613761Y2 JP 1985052715 U JP1985052715 U JP 1985052715U JP 5271585 U JP5271585 U JP 5271585U JP H0613761 Y2 JPH0613761 Y2 JP H0613761Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bar material
safety
switch
stop device
bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985052715U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61169502U (ja
Inventor
辰夫 鈴木
英夫 森田
吉弘 中村
健二 宮原
卓司 中村
裕介 清水
Original Assignee
株式会社育良精機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社育良精機製作所 filed Critical 株式会社育良精機製作所
Priority to JP1985052715U priority Critical patent/JPH0613761Y2/ja
Publication of JPS61169502U publication Critical patent/JPS61169502U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0613761Y2 publication Critical patent/JPH0613761Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、バー材自動供給機の送り込み棒によってバー
材が正常に把持されないまま、バー材がバー材自動加工
機に送給された場合に、バー材自動供給機およびバー材
自動加工機の双方を停止させるための安全停止装置に関
する。
一般に、バー材自動供給機にはバー材自動加工機に対し
てバー材を順次送り込んでいくための送り込み棒が設け
てあり、該送り込み棒の先端にはバー材の後端を把持す
るためのフィンガーチャックが取付けられている。バー
材自動供給機が正常に作動するためには、バー材の後端
がフィンガーチャックに正しく挿入・把持されることが
必要であるが、場合によってはバー材とフィンガーチャ
ックとがすれ違ってしまうことがあり、そのためバー材
が送り込み棒により確実に把持されない異常事態も生じ
る。かような事態が生じると、送り込みバーの損傷、バ
ー材自動加工機のバイトの折損、ひいてはスピンドルや
主軸モータの焼損などを招くおそれがあるので、バー材
自動供給機およびバー材自動加工機の運転をただちに停
止しなければならない。
かような安全停止装置としては、例えば特公昭54-6097
号公報に開示されたものがある。
ところが、この従来の安全停止装置は、送り込み棒の直
線運動経路に沿う位置に安全停止用スイッチを設けてお
き、送り込み棒自体によって該スイッチを作動する形式
であるため、送給すべきバー材の定尺長さを変更する場
合に安全停止用スイッチの取付け位置を変更する作業が
きわめて煩らわしいという欠点を有するものである。
また、定尺長さのバー材が長さ誤差を有し、或いは、異
なる長さのバー材が混在する場合に、これらのバー材を
順次送給していくという使用方法で使用されるバー材自
動供給機には使用できないという欠点をもつ。
従って本考案の目的は、簡単且つ確実にバー材の把持異
常を検出でき、バー材自動供給機により送給すべきバー
材の定尺長さを変更する場合であっても、極めて容易に
段取り替えができるとともに、定尺長さのバー材の誤差
や、異なる長さのバー材が混在する所謂乱尺材に対応で
きる安全停止装置を提供することである。
以下、添付図面に基き、本考案の実施例を説明する。
第1図は、バー材自動供給機1からバー材自動加工機2
に向ってバー材3を送給する工程において、バー材3の
先端がバー材自動加工機2のショートカット位置Aに到
達した状態を概略的に示すものである。バー材3の先端
がショートカット位置Aに到達すると、バー材自動加工
機2のスピンドル4によりバー材3がチャックおよび回
転され、バイト5により不要のバー材先端部がショート
カットされる。
バー材3をショートカット位置Aまで送給するには、バ
ー材自動供給機1の送り込み棒6の先端に取付けられた
フィンガーチャック7内にバー材3の後端を挿入し、こ
の状態で送り込み棒駆動用チェーン8を駆動することに
より行なわれる。バー材3の先端がバー材自動供給機1
の前端部に達したとき、図示しない先端検知センサが作
動する。このセンサが作動すると、送り込み棒6は、チ
ェーン8によって所定の距離だけ前進される。この結
果、バー材3の先端は、バー材自動供給機1の前端から
所定の距離だけ前進した位置、即ち、上述のショートカ
ット位置Aに到達する。このようなバー材自動供給機1
のショートカット機構は、例えば、本出願人による特願
昭48−67597号(特公昭53−47941号公
報)などにおいて既に知られているので、説明を省略す
る。図面において、番号9はチェーン8を駆動するため
のモータ、番号10、11、12、13、14はチェー
ン8が周回するスプロケット、番号15はショートカッ
ト装置、番号16はチェーン駆動用モータ9とショート
カット装置15とを連結するチェーン、番号17、18
はチェーン16が周回するスプロケットである。尚、図
面を明瞭にするため、これらの各部品はバー材自動供給
機1における実際の大きさよりもかなり拡大して示して
ある。
前述のごとく、正常なバー材送給作動を行なうには、バ
ー材3の後端は確実にフィンガーチャック7に挿入・把
持されなくてはならないが、場合によってはバー材3と
送り込み棒6のフィンガーチャック7とが同軸上に整合
しないため、バー材3の後端がフィンガーチャック7に
より把持されないという異常事態が生じることもある。
かような場合であっても、バー材3の後端がフィンガー
チャック7の先端面により押されてバー材3の先端が加
工機2のショートカット位置Aに到達することもあり、
あるいは送り込み棒6とバー材3とが完全にすれ違って
しまいバー材3の先端が加工機2のショートカット位置
Aまで到達しないこともある。いずれの場合であっても
異常事態であり、これを放置したまま供給機1および加
工機2の運転を続行すれば両機械の損傷事故につながる
おそれがある。
バー材3の後端がフィンガーチャック7内に確実に挿入
・把持されている正常作動時においては、バー材3の長
さ誤差や、フィンガーチャック7内におけるバー材3の
後端部の遊びを除き送り込み棒6がそのショートカット
位置A′から更に前進することはあり得ない。なぜなら
ば、正常に把持されたバー材3の先端が加工機2のショ
ートカット位置Aに到達したときには加工機2のスピン
ドル4によってバー材3がチャックされるために、バー
材3を把持した送り込み棒6の前進運動が制止されるか
らである。
ところが、バー材の後端がフィンガーチャック7内に確
実に挿入・把持されていない異常事態においては、バー
材3と送り込み棒とがすれ違い、これにより、送り込み
棒6は、ショートカット位置A′から更に距離L以上、
前進してしまう。なお、距離Lは、想定されるバー材3
の長さ誤差を大きく越える距離であり、すれ違いを誤認
するほど短くなく、しかも、バー材自動加工機1に支障
が生じない範囲の距離、即ち、送り込み棒6とバー材3
とのすれ違いが確実に生じ、バー材自動加工機1を停止
させる必要があると想定される送り込み棒6の異常な前
進量である。距離Lは、バー材3の長さ誤差等を考慮し
て、計算上求めても、或いは、実際のすれ違いを試験的
に生じさせ、実験的に求めても良い。
すなわち、正常作動時には、送り込み棒6が一旦ショー
トカット位置A′に到達した後は、バー材3がショート
カット加工を終了し次の切削加工工程に移るために加工
機2のスピンドルチャックが開くまでは位置A′に留ま
るべきであって、この間に送り込み棒6の前進運動が生
じることがあれば異常事態であるといえる。
そこで本考案では、送り込み棒6がショートカット位置
A′に到達した後、加工機2のスピンドルチャックが開
く迄の時間(すなわち、送り込み棒6が前進運動を生じ
てはならない時間。この時間は加工機の機種によって多
少異なる)を設定できるタイマー(図示せず)と、送り
込み棒6を駆動するチェーン伝導経路の任意のスプロケ
ット軸に取付けられたレバー20と、該レバー20によ
って操作される安全スイッチ19とを設けて異常事態の
際に供給機1および加工機2に作動を停止するようにし
てある。
すなわち、タイマーにより設定された時間内に、送り込
み棒6がショートカット位置A′から距離Lだけ前進し
て位置Bまで移動すると、レバー20は角度θだけ回転
して安全スイッチ19が入り、該安全スイッチ19によ
って供給機1および加工機2の電源を遮断する装置(例
えばソレノイド)を作動させ、双方の機械1、2をただ
ちに停止させるように構成されている。かような電気回
路は慣用的なものでよいので例示することは省略する。
安全スイッチ19を操作するためのレバー20は、スプ
ロケット軸にナット等で固定する。従って、送給すべき
バー材の定尺長さを変更する場合でも、ナット等を緩め
てレバー20と安全スイッチ19とのなす角度θを変更
し、再びナット等を締め付けることによって、きわめて
容易に段取り替えを行なうことができる。
尚、第1図に示す実施例においては、レバー20がショ
ートカット装置15を駆動するスプロケット18の軸に
取付けられているが、レバー20を他のスプロケット1
0、11、12、13、14のうちのいずれかの軸に取
付けることもできる。
以上述べた第1図に示す実施例では、順次送給されるバ
ー材3が選定された定尺長さをもつものである場合に適
用できるものである。尚、この場合の具体的回路を第4
図に示す。第4図において、ショートカット位置決めス
イッチは、バー材3がショートカット位置Aに到達した
ときにON作動されるスイッチであり、タイマー始動手
段を構成する。
これに対し、長さの異なるバー材3が混在する場合に、
これらのバー材を順次送給していくという方法で供給機
1を使用したいときは、以下の第2図および第3図に示
すような安全停止装置にすればよい。
第2図に示す安全停止装置は、2つの安全スイッチ19
a、19bを1つの操作レバー20で操作するように構
成されている点が第1図の安全停止装置とは異なる。
すなわち、第1図に示した安全停止装置では、順次送給
されるバー材3が選定された定尺長さをもつものである
ため、送り込み棒6のショートカット位置A′も一定に
なり、従ってレバー20の固定位置を第1図に示すよう
に安全スイッチ19から角度θ(すなわち、バー材の長
さ誤差よりも大きい送り込み棒6の移動距離Lに対応す
る角度θ)だけ隔った位置にセットしておけばよいが、
送給されるべきバー材3の長さが種々異なる場合には、
送り込み棒6のショートカット位置A′はバー材3の長
さに応じて種々異なってしまい一定にはならない。この
問題点を解決するために第2図および第3図に示す実施
例では少くとも2つの安全スイッチ19a、19bを設
け、これらの安全スイッチ19a、19bの両者が作動
された場合にのみ、安全停止回路が作動するようにして
ある。
例えば、或る長さのバー材3が送給される場合に、送り
込み棒6のショートカット位置が第2図のA′の位置で
あり、そのとき安全スイッチ操作レバー20は第2図に
示す位置にあると仮定する。もしもバー材3がフィンガ
ーチャック7により正常に把持されないときは前に述べ
たと同様に送り込み棒6がすれ違いにより距離L以上前
進してしまう。この前進運動の間に安全スイッチ操作レ
バー20が少くとも1回転するようにしておけば、両安
全スイッチ19a、19bの両方共にレバー20によっ
て作動されることになる。このことは、長さの異なる他
のバーが次々送給される場合でも同様である。例えば、
レバー20の回動初期位置がスイッチ19bの直後、即
ち、時計廻り方向にスイッチ19bに近接して位置して
いるとき、距離Lがレバー20の2/3回転に相応して
いると仮定すると、送り込み棒6が距離L前進したにも
かかわらず、レバー20がスイッチ19bと接触しな
い。従って、距離Lは、レバー20の少なくとも1回転
に相応する距離に想定される。他方、レバー20の回動
初期位置がスイッチ19aの直前、即ち、スイッチ19
aに反時計廻り方向に近接して位置しているとき、比較
的短い送り込み棒6の前進(例えば、レバー20の2/
3回転に相応する前進量)で、レバー20と両スイッチ
19a、19bとが接し得るが、これによるすれ違いの
誤認等は、上記距離Lを十分大きく想定することにより
容易に対応できる。
第2図に示した実施例では、1つのレバー20によって
2つの安全スイッチ19a、19bが操作されるように
構成したものであるが、第3図に示した実施例では任意
のスプロケット11、14に取付けられた2本のレバー
20a、20bによって夫々の安全スイッチ19a、1
9bが操作されるように構成されたものである。
尚、第2図および第3図の安全停止装置の具体的回路図
を第5図に示す。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案の安全停止装置の第1の実施例を示す
ものであり、送給されるべきバー材が選定された一定の
長さをもつものである場合に使用できる安全停止装置で
ある。 第2図は、本考案の安全停止装置の第2の実施例を示す
ものであり、送給されるべきバー材の長さが種々異なる
ものである場合にも使用できる安全停止装置である。 第3図は、第2図で示したものと同様に送給されるべき
バー材の長さが種々異なるものである場合にも使用でき
る別の安全停止装置の実施例である。 第4図および第5図は、本考案の装置の具体的回路図を
示すものである。 6……送り込み棒、19,19a,19b……安全スイ
ッチ、20,20a,20b……安全スイッチ操作レバ
ー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 清水 裕介 東京都新宿区西早稲田1−9―23―1123 (56)参考文献 特公 昭56−10121(JP,B2) 特公 昭54−6097(JP,B2)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の時間に設定されたタイマーと、 送り込み棒がショートカット位置に到達したときに前記
    タイマーを始動させるタイマー始動手段と、 前記送り込み棒を駆動するチェーン伝動経路の任意のス
    プロケット軸に固定されたスイッチ操作レバーと、 該スイッチ操作レバーによって作動される安全スイッチ
    とを有し、 前記タイマーの始動後、該タイマーに設定された前記所
    定の時間内に、前記スイッチ操作レバーによって前記安
    全スイッチが作動されたとき、前記バー材自動供給機の
    作動を停止することを特徴とするバー材自動供給機の安
    全停止装置。
  2. 【請求項2】前記安全スイッチは、所定の角度間隔を隔
    てて2つ設けられ、前記スイッチ操作レバーは、前記安
    全スイッチの各々を所定の時間間隔を隔てて作動させる
    ように前記スプロケット軸に設けられることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の安全停止装
    置。
  3. 【請求項3】前記安全スイッチは、異なるスプロケット
    軸に隣接して夫々配置され、前記スイッチ操作レバー
    は、前記スプロケット軸の各々に設けられることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第2項に記載の安全停止
    装置。
JP1985052715U 1985-04-09 1985-04-09 バ−材自動供給機に設けた安全停止装置 Expired - Lifetime JPH0613761Y2 (ja)

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JP1985052715U JPH0613761Y2 (ja) 1985-04-09 1985-04-09 バ−材自動供給機に設けた安全停止装置

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JPS61169502U JPS61169502U (ja) 1986-10-21
JPH0613761Y2 true JPH0613761Y2 (ja) 1994-04-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS546097A (en) * 1977-06-15 1979-01-17 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd Room termperature curing composition

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JPS61169502U (ja) 1986-10-21

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