JPH06135515A - 容器を貯蔵及び移送する装置 - Google Patents
容器を貯蔵及び移送する装置Info
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- JPH06135515A JPH06135515A JP31076892A JP31076892A JPH06135515A JP H06135515 A JPH06135515 A JP H06135515A JP 31076892 A JP31076892 A JP 31076892A JP 31076892 A JP31076892 A JP 31076892A JP H06135515 A JPH06135515 A JP H06135515A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】複数のドラム缶等の容器を貯蔵すると共に自重
によって移動させて次工程に供給する。 【構成】容器2が自重で移動し得る傾斜角度を持った複
数の移送部材1a〜1dを傾斜方向を交互に配置して上
下方向に配設すると共に並列させる。上下方向に配設し
た移送部材をリフト装置3によって接続し、並列させた
移送部材をトラバース装置4によって接続する。所定位
置に圧縮空気源と接続されたリミットスイッチLS1〜LS
5を設けて容器或いは所定の部材を検出し、制御圧をPV
1,PV2或いはバルブV1,V2に伝達してリフト装
置,トラバース装置の作動を制御する。
によって移動させて次工程に供給する。 【構成】容器2が自重で移動し得る傾斜角度を持った複
数の移送部材1a〜1dを傾斜方向を交互に配置して上
下方向に配設すると共に並列させる。上下方向に配設し
た移送部材をリフト装置3によって接続し、並列させた
移送部材をトラバース装置4によって接続する。所定位
置に圧縮空気源と接続されたリミットスイッチLS1〜LS
5を設けて容器或いは所定の部材を検出し、制御圧をPV
1,PV2或いはバルブV1,V2に伝達してリフト装
置,トラバース装置の作動を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドラム缶等の容器を直列
に配列して貯蔵すると共に、貯蔵された容器を傾斜方向
下流側から順次移送して使用に供するように構成した装
置に関するものである。
に配列して貯蔵すると共に、貯蔵された容器を傾斜方向
下流側から順次移送して使用に供するように構成した装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドラム缶等の容器は、充填される液体の
性質に応じて起立させた状態で段積みしたり、横転させ
た状態で山積みして貯蔵される。また容器を起立させて
貯蔵する場合、直接段積みしたりパレット上に起立させ
て段積みすることもある。
性質に応じて起立させた状態で段積みしたり、横転させ
た状態で山積みして貯蔵される。また容器を起立させて
貯蔵する場合、直接段積みしたりパレット上に起立させ
て段積みすることもある。
【0003】容器に液体を充填することを業務とする充
填工場にあっては、新しい容器を段積みして貯蔵してお
き、充填の都度、貯蔵ヤードから充填ヤードに移送して
コンベア等の搬送装置上に配列して該装置によって容器
を搬送しつつ充填作業を実施するのが一般である。
填工場にあっては、新しい容器を段積みして貯蔵してお
き、充填の都度、貯蔵ヤードから充填ヤードに移送して
コンベア等の搬送装置上に配列して該装置によって容器
を搬送しつつ充填作業を実施するのが一般である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の如く、容器の貯
蔵ヤードと充填ヤードとが分離しているのでは、工場敷
地の有効理由をはかる上から好ましいものではなく、充
填作業の実施に際し容器の運搬が必須となり充填コスト
が高くなるという問題がある。
蔵ヤードと充填ヤードとが分離しているのでは、工場敷
地の有効理由をはかる上から好ましいものではなく、充
填作業の実施に際し容器の運搬が必須となり充填コスト
が高くなるという問題がある。
【0005】一方、充填すべき液体が揮発性と可燃性を
有するものである場合、スパークによる引火の危険性が
あり、搬送装置の駆動モーター及びこの搬送装置を制御
するセンサー等電気的に作動する機器を使用し得ないと
いう問題がある。
有するものである場合、スパークによる引火の危険性が
あり、搬送装置の駆動モーター及びこの搬送装置を制御
するセンサー等電気的に作動する機器を使用し得ないと
いう問題がある。
【0006】本発明の目的は、容器を貯蔵すると共に貯
蔵された容器を順次移送することが出来且つ電気的な駆
動部を有しない装置を提供することにある。
蔵された容器を順次移送することが出来且つ電気的な駆
動部を有しない装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る容器を貯蔵及び移送する装置は、直列に
整列させた複数の容器を載置する所定の長さと載置され
た容器を自重によって一方向に移動させる所定の傾斜角
度とを持った複数の移送部材を有し、前記移送部材を傾
斜方向を交互に配置して上下方向に複数段配設すると共
に並行して複数列配設し、上下方向に配設された移送部
材を圧縮空気によって作動する昇降手段によって接続す
ると共に並行して配列された移送部材を圧縮空気によっ
て作動する移載手段によって接続したものである。
に本発明に係る容器を貯蔵及び移送する装置は、直列に
整列させた複数の容器を載置する所定の長さと載置され
た容器を自重によって一方向に移動させる所定の傾斜角
度とを持った複数の移送部材を有し、前記移送部材を傾
斜方向を交互に配置して上下方向に複数段配設すると共
に並行して複数列配設し、上下方向に配設された移送部
材を圧縮空気によって作動する昇降手段によって接続す
ると共に並行して配列された移送部材を圧縮空気によっ
て作動する移載手段によって接続したものである。
【0008】上記装置に於いて、所定位置に圧縮空気の
供給源と接続された検出部材を設け、該検出部材によっ
て容器又は所定の部材を検出して昇降手段及び移載手段
の作動を制御することが好ましい。
供給源と接続された検出部材を設け、該検出部材によっ
て容器又は所定の部材を検出して昇降手段及び移載手段
の作動を制御することが好ましい。
【0009】
【作用】上記容器を貯蔵及び移送する装置(以下『本装
置』という)によれば、複数の容器を直列に整列させて
貯蔵することが出来る。また貯蔵された容器を本装置の
下流側端部から順に充填工程或いは他の工程に移送する
ことが出来る。
置』という)によれば、複数の容器を直列に整列させて
貯蔵することが出来る。また貯蔵された容器を本装置の
下流側端部から順に充填工程或いは他の工程に移送する
ことが出来る。
【0010】即ち、複数の移送部材を夫々複数の容器を
直列に整列して載置し得る長さと、載置された容器が自
重によって移動し得る傾斜角度とを持って形成し、これ
等の移送部材の傾斜方向を交互に配置して上下方向に複
数段配設すると共に複数列並列させ、且つ上下に配設さ
れた移送部材を圧縮空気によって作動する昇降手段によ
って接続すると共に並列された移送部材を圧縮空気によ
って作動する移載手段によって接続して本装置を構成し
たので、移送部材に容器を供給すると、該容器は移送部
材の傾斜方向下流側に自重で移動する。そして移送部材
の下流側端部に到達した容器は、圧縮空気によって作動
する昇降手段によって上方に配設された移送部材に供給
され、或いは圧縮空気によって作動する移載手段によっ
て並列して配置された他の移送部材に供給される。
直列に整列して載置し得る長さと、載置された容器が自
重によって移動し得る傾斜角度とを持って形成し、これ
等の移送部材の傾斜方向を交互に配置して上下方向に複
数段配設すると共に複数列並列させ、且つ上下に配設さ
れた移送部材を圧縮空気によって作動する昇降手段によ
って接続すると共に並列された移送部材を圧縮空気によ
って作動する移載手段によって接続して本装置を構成し
たので、移送部材に容器を供給すると、該容器は移送部
材の傾斜方向下流側に自重で移動する。そして移送部材
の下流側端部に到達した容器は、圧縮空気によって作動
する昇降手段によって上方に配設された移送部材に供給
され、或いは圧縮空気によって作動する移載手段によっ
て並列して配置された他の移送部材に供給される。
【0011】従って、容器が本装置に於ける下流側の端
部に到達したとき、この到達位置で容器を停止させるこ
とによって、前記容器を先頭にして移送部材に供給され
た複数の容器を順に整列させて貯蔵することが出来る。
また先頭に位置する容器を順次次工程に排出することに
よって、整列した複数の容器を自重で移動させて移送す
ることが出来る。
部に到達したとき、この到達位置で容器を停止させるこ
とによって、前記容器を先頭にして移送部材に供給され
た複数の容器を順に整列させて貯蔵することが出来る。
また先頭に位置する容器を順次次工程に排出することに
よって、整列した複数の容器を自重で移動させて移送す
ることが出来る。
【0012】
【実施例】以下、上記本装置の一実施例について図を用
いて説明する。図1は本装置の平面図、図2は図1のイ
−イ矢視図、図3は図1のロ−ロ矢視図、図4は昇降手
段の構成を説明する図、図5は移載手段の構成を説明す
る図、図6は昇降手段を駆動するエア配管の1例を示す
図である。
いて説明する。図1は本装置の平面図、図2は図1のイ
−イ矢視図、図3は図1のロ−ロ矢視図、図4は昇降手
段の構成を説明する図、図5は移載手段の構成を説明す
る図、図6は昇降手段を駆動するエア配管の1例を示す
図である。
【0013】先ず図1〜図3により本装置Aの概略構成
について説明する。図に於いて、本装置Aは所定の長さ
と所定の傾斜角度を持った四つの移送部材1a〜1dを
有しており、これ等の移送部材1a〜1dを上下2段に
配設すると共に、2列に並列させて構成されている。
について説明する。図に於いて、本装置Aは所定の長さ
と所定の傾斜角度を持った四つの移送部材1a〜1dを
有しており、これ等の移送部材1a〜1dを上下2段に
配設すると共に、2列に並列させて構成されている。
【0014】即ち、一方の列の下段にはドラム缶等の容
器2が供給される移送部材1aが配置され、この移送部
材1aの上方に移送部材1bが配設されている。また他
方の列には上方に前記移送部材1bから容器2が供給さ
れる移送部材1cが配設され、この移送部材1cの下方
に容器2を次工程に排出する移送部材1dが配設されて
いる。
器2が供給される移送部材1aが配置され、この移送部
材1aの上方に移送部材1bが配設されている。また他
方の列には上方に前記移送部材1bから容器2が供給さ
れる移送部材1cが配設され、この移送部材1cの下方
に容器2を次工程に排出する移送部材1dが配設されて
いる。
【0015】移送部材1aの下流側端部と隣接して昇降
手段となるリフト装置3が設けられており、このリフト
装置3によって移送部材1aの下流側端部と移送部材1
bの上流側端部とを接続している。また移送部材1cに
も下流側端部と隣接してリフト装置3が設けられてい
る。
手段となるリフト装置3が設けられており、このリフト
装置3によって移送部材1aの下流側端部と移送部材1
bの上流側端部とを接続している。また移送部材1cに
も下流側端部と隣接してリフト装置3が設けられてい
る。
【0016】上段に配設された移送部材1bの下流側端
部と隣接して移載手段となるトラバース装置4が設けら
れており、このトラバース装置4によって移送部材1b
の下流側端部と移送部材1cの上流側端部が接続されて
いる。
部と隣接して移載手段となるトラバース装置4が設けら
れており、このトラバース装置4によって移送部材1b
の下流側端部と移送部材1cの上流側端部が接続されて
いる。
【0017】移送部材1aの上流側に供給された容器2
は自重によって下流側(矢印a方向)に移動し、移送部
材1aの下流側端部に到達すると、リフト装置3に載置
されて上昇し移送部材1bの上流側に供給される。そし
て移送部材1bに供給された容器2は自重によって下流
側(矢印b方向)に移動し、トラバース装置4によって
移送部材1cに供給される。更に、移送部材1cに供給
された容器2は下流側(矢印c方向)に移動し、下流側
端部に設けたリフト装置3によって下降して移送部材1
dに供給され、該部材1d上を下流側(矢印d方向)に
移動し、下流側端部に到達して該端部に形成された排出
部5を介して次工程に排出される。
は自重によって下流側(矢印a方向)に移動し、移送部
材1aの下流側端部に到達すると、リフト装置3に載置
されて上昇し移送部材1bの上流側に供給される。そし
て移送部材1bに供給された容器2は自重によって下流
側(矢印b方向)に移動し、トラバース装置4によって
移送部材1cに供給される。更に、移送部材1cに供給
された容器2は下流側(矢印c方向)に移動し、下流側
端部に設けたリフト装置3によって下降して移送部材1
dに供給され、該部材1d上を下流側(矢印d方向)に
移動し、下流側端部に到達して該端部に形成された排出
部5を介して次工程に排出される。
【0018】従って、移送部材1dの排出部5に該排出
部5を開閉する開閉部材を設けた場合には、この開閉部
材を閉鎖することによって排出部5にある容器2を先頭
にして各移送部材1a〜1dによって構成される移送路
上に複数の容器2を直列に整列させて貯蔵することが可
能となる。また排出部5に特別な開閉部材を設けること
なく、容器2を例えば充填装置等の次工程に接続し、該
充填装置を先頭にして容器を整列させて貯蔵することも
可能である。
部5を開閉する開閉部材を設けた場合には、この開閉部
材を閉鎖することによって排出部5にある容器2を先頭
にして各移送部材1a〜1dによって構成される移送路
上に複数の容器2を直列に整列させて貯蔵することが可
能となる。また排出部5に特別な開閉部材を設けること
なく、容器2を例えば充填装置等の次工程に接続し、該
充填装置を先頭にして容器を整列させて貯蔵することも
可能である。
【0019】次に本装置Aの各構成部分について詳述す
る。移送部材1a〜1dは載置された容器2を自重で移
動させるものであり、夫々複数のローラー6からなるロ
ーラーコンベアとして構成されている。また移送部材1
a〜1dは所定数の容器2を載置し得る長さと、該容器
2が自重で移動し得る傾斜角度を持って構成されてい
る。
る。移送部材1a〜1dは載置された容器2を自重で移
動させるものであり、夫々複数のローラー6からなるロ
ーラーコンベアとして構成されている。また移送部材1
a〜1dは所定数の容器2を載置し得る長さと、該容器
2が自重で移動し得る傾斜角度を持って構成されてい
る。
【0020】本実施例に於いて、容器2として空のドラ
ム缶を想定している。このため、移送部材1a〜1dは
夫々長さが約5mに設定され、且つ傾斜角度は2度に設
定されている。前記長さは8本のドラム缶を載置するの
に充分な長さであり、また傾斜角度は空のドラム缶が自
重で移動するのに充分な角度である。
ム缶を想定している。このため、移送部材1a〜1dは
夫々長さが約5mに設定され、且つ傾斜角度は2度に設
定されている。前記長さは8本のドラム缶を載置するの
に充分な長さであり、また傾斜角度は空のドラム缶が自
重で移動するのに充分な角度である。
【0021】移送部材1a〜1dは、夫々予め設定され
た傾斜角度と傾斜方向を維持し得るようにフレーム7に
固着されている。即ち、図2に示すように、移送部材1
aは矢印a方向に傾斜した状態でフレーム7に固着さ
れ、また移送部材1bは矢印b方向に傾斜した状態で且
つ移送部材1aに載置された容器2と干渉することのな
い高さを持ってフレーム7に固着されている。同様にし
て移送部材1c,1dも図3に示すように、夫々矢印
c,d方向に傾斜した状態でフレーム7に固着されてい
る。
た傾斜角度と傾斜方向を維持し得るようにフレーム7に
固着されている。即ち、図2に示すように、移送部材1
aは矢印a方向に傾斜した状態でフレーム7に固着さ
れ、また移送部材1bは矢印b方向に傾斜した状態で且
つ移送部材1aに載置された容器2と干渉することのな
い高さを持ってフレーム7に固着されている。同様にし
て移送部材1c,1dも図3に示すように、夫々矢印
c,d方向に傾斜した状態でフレーム7に固着されてい
る。
【0022】移送部材1a〜1cの下流側の端部には、
各移送部材1a〜1c上に整列した容器2から先頭の容
器2を分割してリフト装置3或いはトラバース装置4に
供給する分割供給装置8が設けられている。移送部材1
a〜1cに設けた分割供給装置8は全て同一の構造を有
しているため、以下代表して移送部材1aに設けた分割
供給装置8について説明する。
各移送部材1a〜1c上に整列した容器2から先頭の容
器2を分割してリフト装置3或いはトラバース装置4に
供給する分割供給装置8が設けられている。移送部材1
a〜1cに設けた分割供給装置8は全て同一の構造を有
しているため、以下代表して移送部材1aに設けた分割
供給装置8について説明する。
【0023】分割供給装置8は、フレーム7に取り付け
たピン9を中心として回動する分割部材10と、分割部材
10を回動させるエアシリンダー11とによって構成されて
いる。分割部材10には複数のストッパー10a,10bが設
けられており、エアシリンダー11による回動に応じてス
トッパー10a或いはストッパー10bがローラー6の間か
ら出没し得るように構成されている。前記ストッパー10
aは容器2の移送方向上流側に配置され、またストッパ
ー10bは下流側に配置されている。
たピン9を中心として回動する分割部材10と、分割部材
10を回動させるエアシリンダー11とによって構成されて
いる。分割部材10には複数のストッパー10a,10bが設
けられており、エアシリンダー11による回動に応じてス
トッパー10a或いはストッパー10bがローラー6の間か
ら出没し得るように構成されている。前記ストッパー10
aは容器2の移送方向上流側に配置され、またストッパ
ー10bは下流側に配置されている。
【0024】従って、分割部材10を矢印e方向に回動さ
せた状態で容器2が到達したとき、該容器2をストッパ
ー10bによって停止させることが可能である。また前記
の如く、分割部材10に容器2が到達したときにエアシリ
ンダー11によって分割部材10を矢印f方向に回動させる
ことで、ストッパー10aによって後続する容器2を停止
させて分割部材10上にある容器2を後続する容器2から
分割することが可能である。
せた状態で容器2が到達したとき、該容器2をストッパ
ー10bによって停止させることが可能である。また前記
の如く、分割部材10に容器2が到達したときにエアシリ
ンダー11によって分割部材10を矢印f方向に回動させる
ことで、ストッパー10aによって後続する容器2を停止
させて分割部材10上にある容器2を後続する容器2から
分割することが可能である。
【0025】上記の如きエアシリンダー11の駆動を制御
するために、フレーム7の分割部材10の略中央部と対応
する位置には、図示しない圧縮空気の配管と接続された
検出部材となるリミットスイッチLS1が設けられてい
る。前記LS1は容器2と接触したとき、エアシリンダー
11を駆動するために設けた後述するバルブV1に制御圧
を作用させる機能を有するものである。
するために、フレーム7の分割部材10の略中央部と対応
する位置には、図示しない圧縮空気の配管と接続された
検出部材となるリミットスイッチLS1が設けられてい
る。前記LS1は容器2と接触したとき、エアシリンダー
11を駆動するために設けた後述するバルブV1に制御圧
を作用させる機能を有するものである。
【0026】リフト装置3は、移送部材1a,1cの移
送方向下流側端部に隣接して設けられ、移送部材1a,
1c上を移動した容器2を上昇,下降させて上方,下方
に設けた移送部材1b,1dに供給するものである。2
台のリフト装置3は同一の構造を持って構成されている
ため、以下代表して移送部材1a,1bを接続するリフ
ト装置3について説明する。
送方向下流側端部に隣接して設けられ、移送部材1a,
1c上を移動した容器2を上昇,下降させて上方,下方
に設けた移送部材1b,1dに供給するものである。2
台のリフト装置3は同一の構造を持って構成されている
ため、以下代表して移送部材1a,1bを接続するリフ
ト装置3について説明する。
【0027】リフト装置3は、図2及び図4に示すよう
に、容器2を載置する載置部材12と、載置部材12を昇降
させるエアシリンダー13と、載置部材12を昇降可能に取
り付けると共にエアシリンダー13を取り付けた昇降フレ
ーム14とによって構成されている。
に、容器2を載置する載置部材12と、載置部材12を昇降
させるエアシリンダー13と、載置部材12を昇降可能に取
り付けると共にエアシリンダー13を取り付けた昇降フレ
ーム14とによって構成されている。
【0028】載置部材12は、複数のローラー6を並列さ
せて容器2を載置し得る長さに構成した載置コンベア15
を昇降フレーム14に沿って昇降するフレーム12aに設け
たピン12bに回動可能に装着して構成されている。ピン
12bは載置コンベア15の中央よりも移送部材1a,1b
側に接近した位置に配置されている。
せて容器2を載置し得る長さに構成した載置コンベア15
を昇降フレーム14に沿って昇降するフレーム12aに設け
たピン12bに回動可能に装着して構成されている。ピン
12bは載置コンベア15の中央よりも移送部材1a,1b
側に接近した位置に配置されている。
【0029】従って、容器2が載置コンベア15に載置さ
れると、該コンベア15はピン12bを中心として昇降フレ
ーム14側に傾斜し、容器2を安定した状態で載置するこ
とが可能である。尚、載置コンベア15の容器2の移送方
向上流側及び下流側には夫々フック状の係止部材12cが
設けられており、これ等の係合部材がフレーム12a或い
は移送部材1bに設けた図示しない係合部材と係合する
ことで、載置コンベア15のピン12bを中心とする回動角
度を規制し得るように構成されている。
れると、該コンベア15はピン12bを中心として昇降フレ
ーム14側に傾斜し、容器2を安定した状態で載置するこ
とが可能である。尚、載置コンベア15の容器2の移送方
向上流側及び下流側には夫々フック状の係止部材12cが
設けられており、これ等の係合部材がフレーム12a或い
は移送部材1bに設けた図示しない係合部材と係合する
ことで、載置コンベア15のピン12bを中心とする回動角
度を規制し得るように構成されている。
【0030】載置部材12のフレーム12aには、昇降フレ
ーム14を両側から押圧するように配置された複数のガイ
ドローラー12dが設けられている。このため、載置部材
12は昇降フレーム14をガイドとして昇降することが可能
である。
ーム14を両側から押圧するように配置された複数のガイ
ドローラー12dが設けられている。このため、載置部材
12は昇降フレーム14をガイドとして昇降することが可能
である。
【0031】上記載置コンベア15の移送部材1a,1b
の近傍側に容器2の高さよりも高く形成したスタンド16
が固着されている。このスタンド16の上部には図示しな
い捩じりバネによって常に移送部材1a,1b側に回動
するように付勢されたアーム17が回動可能に取り付けら
れており、また所定位置にアーム17の回動によって作動
するリミットスイッチLS2,LS3(図示せず)が取り付
けられている。
の近傍側に容器2の高さよりも高く形成したスタンド16
が固着されている。このスタンド16の上部には図示しな
い捩じりバネによって常に移送部材1a,1b側に回動
するように付勢されたアーム17が回動可能に取り付けら
れており、また所定位置にアーム17の回動によって作動
するリミットスイッチLS2,LS3(図示せず)が取り付
けられている。
【0032】上記アーム17は、移送部材1aから容器2
が載置コンベア15に載置されたときこの容器2によって
移送部材1aから離隔する方向(昇降フレーム14側)に
回動してLS2を作動させ、また容器2が移送部材1bに
排出されたときこの排出に伴って移送部材1b側に回動
してLS3を作動させる。
が載置コンベア15に載置されたときこの容器2によって
移送部材1aから離隔する方向(昇降フレーム14側)に
回動してLS2を作動させ、また容器2が移送部材1bに
排出されたときこの排出に伴って移送部材1b側に回動
してLS3を作動させる。
【0033】載置部材12を昇降させるエアシリンダー13
は昇降フレーム14の下方であって且つ幅方向略中央に取
付られている。このエアシリンダー13のロッド13aには
スプロケット18a,複数のガイドローラー18bからなる
ガイドユニット18が取り付けられている。前記スプロケ
ット18aには一端が昇降フレーム14の所定位置に固定さ
れ他端が載置部材12のフレーム12bに固定されたチェン
19が噛合しており、またガイドローラー18bは昇降フレ
ーム14の幅方向中央であって且つ上下方向に固着された
一対のガイドレール20に当接している。
は昇降フレーム14の下方であって且つ幅方向略中央に取
付られている。このエアシリンダー13のロッド13aには
スプロケット18a,複数のガイドローラー18bからなる
ガイドユニット18が取り付けられている。前記スプロケ
ット18aには一端が昇降フレーム14の所定位置に固定さ
れ他端が載置部材12のフレーム12bに固定されたチェン
19が噛合しており、またガイドローラー18bは昇降フレ
ーム14の幅方向中央であって且つ上下方向に固着された
一対のガイドレール20に当接している。
【0034】昇降フレーム14は、載置部材12の荷重を支
持すると共に昇降をガイドするものである。このため、
高い剛性を有する材料によって構成されている。また昇
降フレーム14であって載置部材12が下降して移送部材1
aと対向する位置、及び載置部材12が上昇して移送部材
1bと対向する位置に夫々LS4,LS5(図示せず)が取
り付けられている。
持すると共に昇降をガイドするものである。このため、
高い剛性を有する材料によって構成されている。また昇
降フレーム14であって載置部材12が下降して移送部材1
aと対向する位置、及び載置部材12が上昇して移送部材
1bと対向する位置に夫々LS4,LS5(図示せず)が取
り付けられている。
【0035】次に、上記リフト装置3及び分割供給装置
8を作動させる制御系について図6により説明する。本
装置Aの初期状態では、リフト装置3を構成する載置部
材12は下方にあり、また分割供給装置8は矢印e方向に
回動した状態を維持している。前記状態に於いて、昇降
フレーム14の下方に設けたLS4及びアーム17に設けたLS
3は作動状態を継続している。
8を作動させる制御系について図6により説明する。本
装置Aの初期状態では、リフト装置3を構成する載置部
材12は下方にあり、また分割供給装置8は矢印e方向に
回動した状態を維持している。前記状態に於いて、昇降
フレーム14の下方に設けたLS4及びアーム17に設けたLS
3は作動状態を継続している。
【0036】図に於いて、手動操作バルブ21,分割供給
装置8のエアシリンダー11に圧縮空気を供給するバルブ
V1及びリフト装置3のエアシリンダー13に圧縮空気を
供給するバルブV2は、図示しないエアコンプレッサー
と接続された配管22に接続されている。手動操作バルブ
21を操作すると、該バルブ21からLS1〜LS3,LS5及び
バルブV1,V2を制御するパイロットバルブPV1,PV
2に制御用の圧縮空気(制御圧)が供給される。
装置8のエアシリンダー11に圧縮空気を供給するバルブ
V1及びリフト装置3のエアシリンダー13に圧縮空気を
供給するバルブV2は、図示しないエアコンプレッサー
と接続された配管22に接続されている。手動操作バルブ
21を操作すると、該バルブ21からLS1〜LS3,LS5及び
バルブV1,V2を制御するパイロットバルブPV1,PV
2に制御用の圧縮空気(制御圧)が供給される。
【0037】LS4が作動を継続している初期状態に於い
て、移送部材1a上を移動した容器2が分割供給装置8
の分割部材10に到達し、LS1が容器2を検出すると、該
LS1から制御圧がLS4を通ってPV1に伝達され、PV1か
ら伝達される制御圧によってV1を作動させる。V1の
作動によってエアシリンダー11のロッドが引込み分割部
材10を矢印f方向に回動させる。これにより、容器2は
載置部材12の載置コンベア15上に移動し、且つ移送部材
1a上にある後続する容器2はストッパー10aによって
移動を阻止され分割部材10に移動することはない。
て、移送部材1a上を移動した容器2が分割供給装置8
の分割部材10に到達し、LS1が容器2を検出すると、該
LS1から制御圧がLS4を通ってPV1に伝達され、PV1か
ら伝達される制御圧によってV1を作動させる。V1の
作動によってエアシリンダー11のロッドが引込み分割部
材10を矢印f方向に回動させる。これにより、容器2は
載置部材12の載置コンベア15上に移動し、且つ移送部材
1a上にある後続する容器2はストッパー10aによって
移動を阻止され分割部材10に移動することはない。
【0038】容器2の載置コンベア15への移動に伴って
LS1が非作動状態となり、PV1に対する制御圧の供給が
遮断される。然し、PV1が自動復帰バルブではないた
め、PV1からV1に対し制御圧の供給が継続し、分割部
材10は矢印f方向への回動姿勢を維持する。
LS1が非作動状態となり、PV1に対する制御圧の供給が
遮断される。然し、PV1が自動復帰バルブではないた
め、PV1からV1に対し制御圧の供給が継続し、分割部
材10は矢印f方向への回動姿勢を維持する。
【0039】容器2が載置コンベア15に移動する過程で
アーム17を回動させると、この回動に伴ってLS2が作動
し、該LS2からの制御圧がPV2を通ってV2に伝達され
エアシリンダー13のロッド13aを伸長させて載置部材12
を上昇させる。載置部材12の上昇によってLS4が非作動
状態となるが、分割部材10は矢印f方向への回動姿勢を
維持する。
アーム17を回動させると、この回動に伴ってLS2が作動
し、該LS2からの制御圧がPV2を通ってV2に伝達され
エアシリンダー13のロッド13aを伸長させて載置部材12
を上昇させる。載置部材12の上昇によってLS4が非作動
状態となるが、分割部材10は矢印f方向への回動姿勢を
維持する。
【0040】載置部材12が上昇限に到達するとLS5が作
動し、該LS5からの制御圧がPV1に伝達され、このPV1
からV1に対する制御圧の供給が遮断され、V1は自動
復帰してエアシリンダー11のロッドを伸長させて分割部
材10を矢印e方向に回動させる。この回動に伴って、ス
トッパー10aによって移動を阻止された容器2が分割部
材10上に移動する。
動し、該LS5からの制御圧がPV1に伝達され、このPV1
からV1に対する制御圧の供給が遮断され、V1は自動
復帰してエアシリンダー11のロッドを伸長させて分割部
材10を矢印e方向に回動させる。この回動に伴って、ス
トッパー10aによって移動を阻止された容器2が分割部
材10上に移動する。
【0041】載置部材12が上昇し、載置された容器2が
自重で移送部材1bに移動すると、この移動過程でアー
ム17が回動する。アーム17の回動に伴ってLS2が非作動
状態となり、且つLS3が作動状態となる。このため、LS
3からの制御圧がPV2に伝達され、該PV2からの制御圧
がV2に伝達されてエアシリンダー13のロッド13aを引
き込ませることで載置部材12を下降させる。
自重で移送部材1bに移動すると、この移動過程でアー
ム17が回動する。アーム17の回動に伴ってLS2が非作動
状態となり、且つLS3が作動状態となる。このため、LS
3からの制御圧がPV2に伝達され、該PV2からの制御圧
がV2に伝達されてエアシリンダー13のロッド13aを引
き込ませることで載置部材12を下降させる。
【0042】LS1による容器2の検出に応じて上記の如
き一連の動作を繰り返すことで、移送部材1aを移動し
た容器2を上方に配設された移送部材1bに供給するこ
とが可能である。また同様にして移送部材1cを移動し
た容器2を下方に配設された移送部材1dに供給するこ
とが可能である。
き一連の動作を繰り返すことで、移送部材1aを移動し
た容器2を上方に配設された移送部材1bに供給するこ
とが可能である。また同様にして移送部材1cを移動し
た容器2を下方に配設された移送部材1dに供給するこ
とが可能である。
【0043】トラバース装置4は、上段に配設された移
送部材1bの移送方向下流側端部と移送部材1cの移送
方向上流側端部とに隣接して設けられ、移送部材1b上
を移動した容器2を横行させて並列して設けた移送部材
1cに供給するものである。
送部材1bの移送方向下流側端部と移送部材1cの移送
方向上流側端部とに隣接して設けられ、移送部材1b上
を移動した容器2を横行させて並列して設けた移送部材
1cに供給するものである。
【0044】本実施例では容器2としてドラム缶を想定
しているため、上下方向に配設した移送部材1a,1b
及び1c,1dの高さ方向の間隔はドラム缶の高さより
も大きいことが必要となり、移送部材1bの下流側端部
のレベルと移送部材1cの上流側端部のレベルが異なる
ように並列している。
しているため、上下方向に配設した移送部材1a,1b
及び1c,1dの高さ方向の間隔はドラム缶の高さより
も大きいことが必要となり、移送部材1bの下流側端部
のレベルと移送部材1cの上流側端部のレベルが異なる
ように並列している。
【0045】このため、本実施例に於けるトラバース装
置4は容器2を載置した状態で横行及び昇降し得るよう
に構成されている。然し、トラバース装置4としては必
ずしも昇降可能である必要はなく、単に容器2を横行さ
せて移送部材1cに供給するように構成しても良い。即
ち、トラバース4を昇降し得るように構成するか否かは
容器2或いは本装置Aの設置高さ等の条件によって適宜
設定すべき問題である。
置4は容器2を載置した状態で横行及び昇降し得るよう
に構成されている。然し、トラバース装置4としては必
ずしも昇降可能である必要はなく、単に容器2を横行さ
せて移送部材1cに供給するように構成しても良い。即
ち、トラバース4を昇降し得るように構成するか否かは
容器2或いは本装置Aの設置高さ等の条件によって適宜
設定すべき問題である。
【0046】トラバース装置4は、図1,2及び図5に
示すように、移送部材1bの下流側端部及び移送部材1
cの上流側端部に対向させると共に両者を接続し得るよ
うに配置した一対のレール23と、レール23に沿って横行
する横行フレーム24と、横行フレーム24を横行させるエ
アシリンダー25とによって構成されている。
示すように、移送部材1bの下流側端部及び移送部材1
cの上流側端部に対向させると共に両者を接続し得るよ
うに配置した一対のレール23と、レール23に沿って横行
する横行フレーム24と、横行フレーム24を横行させるエ
アシリンダー25とによって構成されている。
【0047】横行フレーム24にはリフト装置3と略同様
に構成した載置部材12が横行フレーム24に沿って昇降可
能に設けられている。また横行フレーム24には移送部材
1bの下流側端部と移送部材1cの上流側端部とのレベ
ル差に対応したストロークを有するエアシリンダー26が
取り付けられており、このエアシリンダー26によって載
置部材12を昇降させるように構成されている。また載置
部材12には、スタンド16,アーム17を有する載置コンベ
ア15が設けられている。
に構成した載置部材12が横行フレーム24に沿って昇降可
能に設けられている。また横行フレーム24には移送部材
1bの下流側端部と移送部材1cの上流側端部とのレベ
ル差に対応したストロークを有するエアシリンダー26が
取り付けられており、このエアシリンダー26によって載
置部材12を昇降させるように構成されている。また載置
部材12には、スタンド16,アーム17を有する載置コンベ
ア15が設けられている。
【0048】レール23は一辺を起立させて所定の方法で
フロアに固定されたアングル材27に固着されている。ま
たレール23と平行にエアシリンダー25が配置されてお
り、該シリンダー25のストローク限と対応する位置に横
行フレーム24を検出するリミットスイッチが夫々配置さ
れている。
フロアに固定されたアングル材27に固着されている。ま
たレール23と平行にエアシリンダー25が配置されてお
り、該シリンダー25のストローク限と対応する位置に横
行フレーム24を検出するリミットスイッチが夫々配置さ
れている。
【0049】横行フレーム24はベースフレーム28に起立
させた状態で固着されている。前記ベースフレーム28に
はレール23と接触して回転する複数の車輪28a及びアン
グル材27の起立辺と接触して回転する複数のローラー28
bが設けられており、これ等の車輪28a,ローラー28b
が夫々レール23,アングル材27と接触回転することで、
横行フレーム24が安定して横行し得るように構成されて
いる。
させた状態で固着されている。前記ベースフレーム28に
はレール23と接触して回転する複数の車輪28a及びアン
グル材27の起立辺と接触して回転する複数のローラー28
bが設けられており、これ等の車輪28a,ローラー28b
が夫々レール23,アングル材27と接触回転することで、
横行フレーム24が安定して横行し得るように構成されて
いる。
【0050】ベースフレーム28の所定位置にブラケット
29が固着され、該ブラケット29にエアシリンダー25のロ
ッドエンドが取り付けられている。従って、エアシリン
ダー25を駆動することで、横行フレーム24を移動させて
移送部材1b或いは移送部材1cに対向させることが可
能である。
29が固着され、該ブラケット29にエアシリンダー25のロ
ッドエンドが取り付けられている。従って、エアシリン
ダー25を駆動することで、横行フレーム24を移動させて
移送部材1b或いは移送部材1cに対向させることが可
能である。
【0051】上記トラバース装置4では、横行フレーム
24が移送部材1bと対向する位置にあり、且つ載置部材
12が下降しており、更に載置コンベア15上に容器2がな
いときにのみ、移送部材1bの下流側に設けた分割供給
装置8が作動する。そして容器2が載置コンベア15に移
動したことを検出すると、エアシリンダー25が動作を開
始して横行フレーム24を移送部材1cと対向する位置ま
で横行させる。次いで、横行フレーム24が移送部材1c
と対向していることを検出するとエアシリンダー26が動
作を開始して載置部材12を上昇させ、これにより載置コ
ンベア15上の容器2を移送部材1cに供給する。
24が移送部材1bと対向する位置にあり、且つ載置部材
12が下降しており、更に載置コンベア15上に容器2がな
いときにのみ、移送部材1bの下流側に設けた分割供給
装置8が作動する。そして容器2が載置コンベア15に移
動したことを検出すると、エアシリンダー25が動作を開
始して横行フレーム24を移送部材1cと対向する位置ま
で横行させる。次いで、横行フレーム24が移送部材1c
と対向していることを検出するとエアシリンダー26が動
作を開始して載置部材12を上昇させ、これにより載置コ
ンベア15上の容器2を移送部材1cに供給する。
【0052】容器2が移送部材1cに供給されたことを
検出すると、エアシリンダー26によって載置部材12を下
降させ、更にエアシリンダー25を作動させて横行フレー
ム24を移送部材1bと対向する位置まで横行させる。
検出すると、エアシリンダー26によって載置部材12を下
降させ、更にエアシリンダー25を作動させて横行フレー
ム24を移送部材1bと対向する位置まで横行させる。
【0053】トラバース装置4が上記の如き一連の動作
を繰り返すことで、移送部材1b上を移動する容器2を
順に移送部材1cに供給することが可能である。
を繰り返すことで、移送部材1b上を移動する容器2を
順に移送部材1cに供給することが可能である。
【0054】上記の如くして移送部材1aから移送部材
1dに供給された容器2は、排出部5から所定の次工
程、例えば充填工程に排出される。前記排出部5から次
工程に排出する操作については特に限定するものではな
い。即ち、排出部5から充填装置まで容器2を連続させ
て供給し、充填装置から容器2を排出したとき、後続す
る容器2が自重で移動し得るように構成しても良く、ま
た排出部5に分割供給装置8を設けると共に次工程との
間にリミットスイッチを設け、該リミットスイッチの作
動に応じて分割供給装置8を作動させることで、連続し
た容器2を分割して次工程に供給し得るように構成して
も良い。
1dに供給された容器2は、排出部5から所定の次工
程、例えば充填工程に排出される。前記排出部5から次
工程に排出する操作については特に限定するものではな
い。即ち、排出部5から充填装置まで容器2を連続させ
て供給し、充填装置から容器2を排出したとき、後続す
る容器2が自重で移動し得るように構成しても良く、ま
た排出部5に分割供給装置8を設けると共に次工程との
間にリミットスイッチを設け、該リミットスイッチの作
動に応じて分割供給装置8を作動させることで、連続し
た容器2を分割して次工程に供給し得るように構成して
も良い。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
容器を貯蔵及び移送する装置では、複数の容器を直列に
整列させて貯蔵することが出来る。また貯蔵された容器
を次工程の要求に応じて順に自重によって移送すること
が出来る。このため、容器の貯蔵ヤードと作業ヤードと
を分離する必要がなく、工場敷地を有効に活用すること
が出来る。
容器を貯蔵及び移送する装置では、複数の容器を直列に
整列させて貯蔵することが出来る。また貯蔵された容器
を次工程の要求に応じて順に自重によって移送すること
が出来る。このため、容器の貯蔵ヤードと作業ヤードと
を分離する必要がなく、工場敷地を有効に活用すること
が出来る。
【0056】特に、移送部材を傾斜させて容器が自重に
よって移動し得るように構成したので、移送部材を駆動
するための動力が不要となり、ランニングコストを軽減
させることが出来る。
よって移動し得るように構成したので、移送部材を駆動
するための動力が不要となり、ランニングコストを軽減
させることが出来る。
【0057】また昇降手段の駆動及び移載手段の駆動源
を圧縮空気とし、且つ容器或いは他の部材を検出する検
出部材も圧縮空気により作動し得るように構成したの
で、例えば揮発性と引火性を有する液体等を充填する工
場等に於いて使用する場合に、電気によるスパークが発
生する虞がなく安全性を向上させることが出来る等の特
徴を有するものである。
を圧縮空気とし、且つ容器或いは他の部材を検出する検
出部材も圧縮空気により作動し得るように構成したの
で、例えば揮発性と引火性を有する液体等を充填する工
場等に於いて使用する場合に、電気によるスパークが発
生する虞がなく安全性を向上させることが出来る等の特
徴を有するものである。
【図1】本装置の平面図である。
【図2】図1のイ−イ矢視図である。
【図3】図1のロ−ロ矢視図である。
【図4】昇降手段の構成を説明する図である。
【図5】移載手段の構成を説明する図である。
【図6】昇降手段を駆動するエア配管の1例を示す図で
ある。
ある。
A 容器を貯蔵及び移送する装置 V1,V2 バルブ LS1〜LS5 リミットスイッチ PV1,PV2 パイロットバルブ 1a〜1d 移送部材 2 容器 3 リフト装置 4 トラバース装置 5 排出部 6 ローラー 7 フレーム 8 分割供給装置 9,12b ピン 10 分割部材 10a,10b ストッパー 11,13,25,26 エアシリンダー 12 載置部材 14 昇降フレーム 15 載置コンベア 16 スタンド 17 アーム 18 ガイドユニット 18a スプロケット 19 チェン 20 ガイドレール 21 手動操作バルブ 23 レール 24 横行フレーム 28 ベースフレーム 29 ブラケット
Claims (2)
- 【請求項1】 直列に整列させた複数の容器を載置する
所定の長さと載置された容器を自重によって一方向に移
動させる所定の傾斜角度とを持った複数の移送部材を有
し、前記移送部材を傾斜方向を交互に配置して上下方向
に複数段配設すると共に並行して複数列配設し、上下方
向に配設された移送部材を圧縮空気によって作動する昇
降手段によって接続すると共に並行して配列された移送
部材を圧縮空気によって作動する移載手段によって接続
したことを特徴とした容器を貯蔵及び移送する装置。 - 【請求項2】 所定位置に圧縮空気の供給源と接続され
た検出部材を設け、該検出部材によって容器又は所定の
部材を検出して昇降手段及び移載手段の作動を制御する
ことを特徴とした請求項1記載の容器を貯蔵及び移送す
る装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31076892A JPH06135515A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 容器を貯蔵及び移送する装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31076892A JPH06135515A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 容器を貯蔵及び移送する装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06135515A true JPH06135515A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=18009246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31076892A Pending JPH06135515A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 容器を貯蔵及び移送する装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06135515A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT201600117289A1 (it) * | 2016-11-21 | 2018-05-21 | Raffaele Capuano | Apparato e procedimento di carico, deposito e scarico di cassoni porta-pezzi |
WO2018206028A1 (de) * | 2017-05-09 | 2018-11-15 | Idh Technische Produkte Gmbh | Behälterwechselvorrichtung |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP31076892A patent/JPH06135515A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT201600117289A1 (it) * | 2016-11-21 | 2018-05-21 | Raffaele Capuano | Apparato e procedimento di carico, deposito e scarico di cassoni porta-pezzi |
WO2018206028A1 (de) * | 2017-05-09 | 2018-11-15 | Idh Technische Produkte Gmbh | Behälterwechselvorrichtung |
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