JPH0541882Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0541882Y2 JPH0541882Y2 JP1987123969U JP12396987U JPH0541882Y2 JP H0541882 Y2 JPH0541882 Y2 JP H0541882Y2 JP 1987123969 U JP1987123969 U JP 1987123969U JP 12396987 U JP12396987 U JP 12396987U JP H0541882 Y2 JPH0541882 Y2 JP H0541882Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet feeding
- feed roller
- sheet
- polishing
- feed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はシート送り機構における耐久性向上策
に関する。
に関する。
シートに当接するシート送り面がゴム等で形成
された送りローラ1(第3図)を製造する際に
は、その外形の精度を出すために、第3図に示す
D又はE方向に低速回転された送りローラ1にF
方向に高速回転される研磨材4を押圧して研磨し
ており、送りローラ1を軸2(第4図)に固定す
る際には後述する現象は明かではなかつたため、
軸1の回転方向と研磨方向(後述する凸方向A)
については考慮されていなかつた。従つて、組み
立てられたシート送り機構においては第4図に示
される様に、送りローラの凸方向Aと軸2の回転
方向Bとの間には決まつた関係は存在しなかつ
た。
された送りローラ1(第3図)を製造する際に
は、その外形の精度を出すために、第3図に示す
D又はE方向に低速回転された送りローラ1にF
方向に高速回転される研磨材4を押圧して研磨し
ており、送りローラ1を軸2(第4図)に固定す
る際には後述する現象は明かではなかつたため、
軸1の回転方向と研磨方向(後述する凸方向A)
については考慮されていなかつた。従つて、組み
立てられたシート送り機構においては第4図に示
される様に、送りローラの凸方向Aと軸2の回転
方向Bとの間には決まつた関係は存在しなかつ
た。
[考案が解決しようとする課題」
軸1の回転方向と研磨方向(後述する凸方向
A)を考慮しないで組み立てた場合には、第4図
aに示したシート送り機構に於いては、長期間の
使用により送りローラ1のシート送り力が低下し
てしまうものがあり、また、第4図bに示したシ
ート送り機構に於いて左右の送りローラの研磨方
向が異なつた場合に双方のシート送り力に差が生
じてシート3に斜行が発生してしまうとの問題が
生じていた。
A)を考慮しないで組み立てた場合には、第4図
aに示したシート送り機構に於いては、長期間の
使用により送りローラ1のシート送り力が低下し
てしまうものがあり、また、第4図bに示したシ
ート送り機構に於いて左右の送りローラの研磨方
向が異なつた場合に双方のシート送り力に差が生
じてシート3に斜行が発生してしまうとの問題が
生じていた。
本願考案は、これらの問題点を解決しようとす
るものであり、その目的は、長期間の使用によつ
てもそのシート送り力が低下しにくく、送りロー
ラを複数備えてもシートの斜行が生じないシート
送り機構を提供しようとするものである。
るものであり、その目的は、長期間の使用によつ
てもそのシート送り力が低下しにくく、送りロー
ラを複数備えてもシートの斜行が生じないシート
送り機構を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段]
本考案によるシート送り機構は、シート面に当
接するシート送り面がゴムで形成され、このシー
ト送り面を研磨仕上げし製造した送りローラを備
えたシート送り機構に於いて、送りローラの表面
に研磨により生じた鱗状突起の凸部の方向Aと送
りローラのシート送り方向Bとを互いに逆方向と
したことを特徴とするものである。
接するシート送り面がゴムで形成され、このシー
ト送り面を研磨仕上げし製造した送りローラを備
えたシート送り機構に於いて、送りローラの表面
に研磨により生じた鱗状突起の凸部の方向Aと送
りローラのシート送り方向Bとを互いに逆方向と
したことを特徴とするものである。
[実施例]
本願は、シート送り面がゴム等で形成された送
りローラ1(第3図)を製造する際にF方向に高
速回転される研磨材4を押圧して研磨された送り
ローラ1の表面には下記の方向性があることを発
見したことによりこの現象を応用してシート送り
機構の耐久性および信頼性を向上しようとするも
のである。
りローラ1(第3図)を製造する際にF方向に高
速回転される研磨材4を押圧して研磨された送り
ローラ1の表面には下記の方向性があることを発
見したことによりこの現象を応用してシート送り
機構の耐久性および信頼性を向上しようとするも
のである。
第3図に於いて、送りローラ1の回転方向が
D,Eのどちらであつても、研磨材4をF方向に
高速回転して研磨すれば、送りローラ1のゴム表
面には凸部がF方向とは逆向き(即ちA方向)に
向いた鱗状突起1aが形成される。
D,Eのどちらであつても、研磨材4をF方向に
高速回転して研磨すれば、送りローラ1のゴム表
面には凸部がF方向とは逆向き(即ちA方向)に
向いた鱗状突起1aが形成される。
この鱗状突起1aを、第3図aのG部の拡大断
面図として第3図bに、また、拡大正面図として
第3図cに示す。
面図として第3図bに、また、拡大正面図として
第3図cに示す。
第1図は本考案の実施例を示すもので、送り軸
2より伝えられる回転力により送りローラ1はB
方向に回転し、図示しないシート押え方法により
送りローラ1に押えつけられたシート3はC方向
に進む。このとき研摩により生じたうろこ状突起
1aの凸方向Aは送りローラ1の回転方向Bと逆
方向となつている。
2より伝えられる回転力により送りローラ1はB
方向に回転し、図示しないシート押え方法により
送りローラ1に押えつけられたシート3はC方向
に進む。このとき研摩により生じたうろこ状突起
1aの凸方向Aは送りローラ1の回転方向Bと逆
方向となつている。
第2図は本考案の他の実施例を示すもので、送
りローラ1を複数個有する場合の例として、ここ
では送りローラ1を2個有するシート送り機構を
示す。この場合も送り軸2の回転力により、送り
ローラ1はB方向に回転し、図示しないシート押
え方法により送りローラ1に押えつけられたシー
ト3はC方向に進む。このとき双方の送りローラ
1のうろこ状突起1aの凸方向Aと回転方向Bは
逆である。
りローラ1を複数個有する場合の例として、ここ
では送りローラ1を2個有するシート送り機構を
示す。この場合も送り軸2の回転力により、送り
ローラ1はB方向に回転し、図示しないシート押
え方法により送りローラ1に押えつけられたシー
ト3はC方向に進む。このとき双方の送りローラ
1のうろこ状突起1aの凸方向Aと回転方向Bは
逆である。
このように送りローラ1が複数個ある場合には
全ての送りローラ1が同等のシート送り力を発揮
するため、シート3の斜行が防止できる。
全ての送りローラ1が同等のシート送り力を発揮
するため、シート3の斜行が防止できる。
以上のような実施例において、送りローラ1の
うろこ状突起1aの凸方向Aとシート送り時の送
りローラ1の回転方向Bは逆であるため、耐久的
なシート送り力のダウン率の低い方向でシート送
りができる。
うろこ状突起1aの凸方向Aとシート送り時の送
りローラ1の回転方向Bは逆であるため、耐久的
なシート送り力のダウン率の低い方向でシート送
りができる。
なお、送りローラの研摩時、研摩材が送りロー
ラ回転軸と平行な方向に移動しながら研摩する場
合には、厳密には凸方向Aと回転方向Bは逆とは
ならないが、研摩材の回転速度が十分大きい場合
(例えば研摩材の送りローラ回転軸方向移動速度
に対して、研摩材周速度が10倍以上ある場合)に
は、凸方向Aと回転方向Bは逆方向と見なすもの
とする。
ラ回転軸と平行な方向に移動しながら研摩する場
合には、厳密には凸方向Aと回転方向Bは逆とは
ならないが、研摩材の回転速度が十分大きい場合
(例えば研摩材の送りローラ回転軸方向移動速度
に対して、研摩材周速度が10倍以上ある場合)に
は、凸方向Aと回転方向Bは逆方向と見なすもの
とする。
以上説明したシート送り機構において送りロー
ラは、耐久的なシート送り力のダウン率の低い方
向に回転してシート送りをするので、 a 耐久後に必要なシート送り力の確保ができ
る。
ラは、耐久的なシート送り力のダウン率の低い方
向に回転してシート送りをするので、 a 耐久後に必要なシート送り力の確保ができ
る。
b 上記効果に加えて、送りローラが複数ある場
合には、シート送り力のアンバランスによる斜
行の防止ができる。
合には、シート送り力のアンバランスによる斜
行の防止ができる。
という効果を有する。
第1図は本考案の実施例を示す斜視図。第2図
は本考案の他の実施例を示す斜視図。第3図aは
研摩方向を示す側面図。第3図bは第3図aの部
分拡大断面図、第3図cは第3図bの平面図。第
4図a,bは従来例を示す斜視図。 1……送りローラ、1a……うろこ状突起、2
……送り軸、3……シート、4……研摩材、A…
…(うろこ状突起)凸方向、B……(送りロー
ラ)回転方向、C……シート送り方向、D,E…
…研摩時送りローラ回転方向、F……研摩時研摩
材回転方向、G……送りローラ表面微小範囲。
は本考案の他の実施例を示す斜視図。第3図aは
研摩方向を示す側面図。第3図bは第3図aの部
分拡大断面図、第3図cは第3図bの平面図。第
4図a,bは従来例を示す斜視図。 1……送りローラ、1a……うろこ状突起、2
……送り軸、3……シート、4……研摩材、A…
…(うろこ状突起)凸方向、B……(送りロー
ラ)回転方向、C……シート送り方向、D,E…
…研摩時送りローラ回転方向、F……研摩時研摩
材回転方向、G……送りローラ表面微小範囲。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 シート面に当接するシート送り面がゴムで形成
され、該シート送り面を研磨仕上げし製造した送
りローラを備えたシート送り機構に於いて、 前記送りローラの表面に研磨により生じた鱗状
突起の凸部の方向Aと前記送りローラのシート送
り方向Bとを互いに逆方向としたことを特徴とす
るシート送り機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987123969U JPH0541882Y2 (ja) | 1987-08-13 | 1987-08-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987123969U JPH0541882Y2 (ja) | 1987-08-13 | 1987-08-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6430251U JPS6430251U (ja) | 1989-02-23 |
JPH0541882Y2 true JPH0541882Y2 (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=31373300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987123969U Expired - Lifetime JPH0541882Y2 (ja) | 1987-08-13 | 1987-08-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541882Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6052881A (ja) * | 1983-09-01 | 1985-03-26 | Canon Inc | 定着装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59165844U (ja) * | 1983-04-19 | 1984-11-07 | 株式会社リコー | シ−ト送り用コロ |
JPS60100347U (ja) * | 1983-12-15 | 1985-07-09 | 株式会社リコー | 摩擦分離ロ−ラ給紙装置 |
-
1987
- 1987-08-13 JP JP1987123969U patent/JPH0541882Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6052881A (ja) * | 1983-09-01 | 1985-03-26 | Canon Inc | 定着装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6430251U (ja) | 1989-02-23 |
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