JPH05344782A - ブラシレスモータの駆動装置 - Google Patents
ブラシレスモータの駆動装置Info
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- JPH05344782A JPH05344782A JP4143988A JP14398892A JPH05344782A JP H05344782 A JPH05344782 A JP H05344782A JP 4143988 A JP4143988 A JP 4143988A JP 14398892 A JP14398892 A JP 14398892A JP H05344782 A JPH05344782 A JP H05344782A
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 位置検出素子や大容量のコンデンサを必要と
せず、かつ逆起電力の波形にのってくるスパイクパルス
等を除去してモータが正常に回転している位相に合った
逆起電力のみを検出し、各駆動コイルへの電流切り換え
を滑らかに行い、モータ回転時の騒音や振動を少なくす
る。 【構成】 複数相のモータ駆動コイル1〜3と、このモー
タ駆動コイル1〜3に電流を供給する複数個の駆動トラン
ジスタ4〜6および7〜9と、モータのトルク指令信号を発
生するトルク指令信号発生回路14と、トルク指令信号発
生回路14の出力信号により駆動トランジスタ4〜6および
7〜9に順次電流を供給する電流分配回路13と、電流分配
回路13に台形波電流を出力する台形波電流合成器11と、
駆動コイル1〜3に発生する逆起電力を検出し波形整形す
る逆起電力検出器10と、逆起電力検出器10に位相をマス
クする信号を発生するマスク信号発生器12とからなる。
せず、かつ逆起電力の波形にのってくるスパイクパルス
等を除去してモータが正常に回転している位相に合った
逆起電力のみを検出し、各駆動コイルへの電流切り換え
を滑らかに行い、モータ回転時の騒音や振動を少なくす
る。 【構成】 複数相のモータ駆動コイル1〜3と、このモー
タ駆動コイル1〜3に電流を供給する複数個の駆動トラン
ジスタ4〜6および7〜9と、モータのトルク指令信号を発
生するトルク指令信号発生回路14と、トルク指令信号発
生回路14の出力信号により駆動トランジスタ4〜6および
7〜9に順次電流を供給する電流分配回路13と、電流分配
回路13に台形波電流を出力する台形波電流合成器11と、
駆動コイル1〜3に発生する逆起電力を検出し波形整形す
る逆起電力検出器10と、逆起電力検出器10に位相をマス
クする信号を発生するマスク信号発生器12とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの回転子の位置
を検出する位置検出手段を必要としないブラシレスモー
タの駆動装置に関する。
を検出する位置検出手段を必要としないブラシレスモー
タの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フロッピーディスクやハードディ
スク等のOA機器、ビデオテープレコーダ、ヘッドホン
テープレコーダ等の民生機器のドライブ装置にブラシレ
スモータが使用されている。これらのブラシレスモータ
は2相または3相の半波駆動方式または全波駆動方式が
一般的であるが、この種のブラシレスモータには回転子
の位置を検出するホール素子等の位置検出素子が用いら
れている。
スク等のOA機器、ビデオテープレコーダ、ヘッドホン
テープレコーダ等の民生機器のドライブ装置にブラシレ
スモータが使用されている。これらのブラシレスモータ
は2相または3相の半波駆動方式または全波駆動方式が
一般的であるが、この種のブラシレスモータには回転子
の位置を検出するホール素子等の位置検出素子が用いら
れている。
【0003】一方、従来から位置検出素子を削減する試
みは行なわれており、例えば自走型の3相のマルチバイ
ブレータの出力信号によって各モータ駆動コイル(以下
駆動コイルという)への通電状態を切換え、回転子が回
転してから3相の駆動コイルのうち通電休止中の駆動コ
イルに現われる発電波形を利用して各駆動コイルへの通
電状態を切換える駆動回路を用いた方式(特開昭50-721
13号公報参照)がある。
みは行なわれており、例えば自走型の3相のマルチバイ
ブレータの出力信号によって各モータ駆動コイル(以下
駆動コイルという)への通電状態を切換え、回転子が回
転してから3相の駆動コイルのうち通電休止中の駆動コ
イルに現われる発電波形を利用して各駆動コイルへの通
電状態を切換える駆動回路を用いた方式(特開昭50-721
13号公報参照)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、各駆動コイルへの電流切換えが急激に行
われるため、不要な振動や騒音またはスパイクパルスに
よる電気騒音が発生するという課題を有していた。この
ような課題を解決するために駆動コイルにコンデンサを
接続することがあるが、比較的大容量のコンデンサを複
数個必要とし、部品点数の増加や実装面積の増大等の新
たな課題が発生する。
来の構成では、各駆動コイルへの電流切換えが急激に行
われるため、不要な振動や騒音またはスパイクパルスに
よる電気騒音が発生するという課題を有していた。この
ような課題を解決するために駆動コイルにコンデンサを
接続することがあるが、比較的大容量のコンデンサを複
数個必要とし、部品点数の増加や実装面積の増大等の新
たな課題が発生する。
【0005】また上記の従来の構成では、駆動コイルの
逆起電力から通電切換信号を作成しているので、駆動コ
イルの通電切換時に発生するスパイクノイズが通電切換
信号に混入して誤動作したり、起動時にはモータの位相
とは無関係に通電切換信号を発生させていたので検出信
号と通電切換信号が同期せずに起動特性が安定しないと
いう課題を有していた。
逆起電力から通電切換信号を作成しているので、駆動コ
イルの通電切換時に発生するスパイクノイズが通電切換
信号に混入して誤動作したり、起動時にはモータの位相
とは無関係に通電切換信号を発生させていたので検出信
号と通電切換信号が同期せずに起動特性が安定しないと
いう課題を有していた。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、位置検出手段を持たないブラシレスモータにおい
て、各駆動コイルへの電流切換えを滑らかに行い、大容
量のコンデンサが不要で、騒音および振動が少なく、逆
起電力によるサージパルス等を除去できるブラシレスモ
ータの駆動装置を提供することを目的とする。
で、位置検出手段を持たないブラシレスモータにおい
て、各駆動コイルへの電流切換えを滑らかに行い、大容
量のコンデンサが不要で、騒音および振動が少なく、逆
起電力によるサージパルス等を除去できるブラシレスモ
ータの駆動装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のブラシレスモータの駆動装置は、複数相のモ
ータ駆動コイルに電流を供給する複数個の駆動トランジ
スタと、モータのトルク指令信号を発生するトルク指令
信号発生回路と、トルク指令信号発生回路の出力信号に
より駆動トランジスタに順次電流を供給する電流分配回
路と、電流分配回路に台形波電流を出力する台形波電流
合成器と、モータ駆動コイルに発生する逆起電力を検出
し波形整形する逆起電力検出器と、逆起電力検出器へ信
号波形の一部をマスクする信号を出力するマスク信号発
生器とを備えた構成を有している。
に本発明のブラシレスモータの駆動装置は、複数相のモ
ータ駆動コイルに電流を供給する複数個の駆動トランジ
スタと、モータのトルク指令信号を発生するトルク指令
信号発生回路と、トルク指令信号発生回路の出力信号に
より駆動トランジスタに順次電流を供給する電流分配回
路と、電流分配回路に台形波電流を出力する台形波電流
合成器と、モータ駆動コイルに発生する逆起電力を検出
し波形整形する逆起電力検出器と、逆起電力検出器へ信
号波形の一部をマスクする信号を出力するマスク信号発
生器とを備えた構成を有している。
【0008】
【作用】この構成によって、位置検出素子無しでモータ
を駆動する駆動コイルへの電流の切換えを滑らかに行な
うことができるため、各駆動コイルに大容量のコンデン
サを接続する必要がなく、モータ起動時から一定回転時
まで騒音や振動を低減することができる。またマスク信
号発生器を備えているため逆起電力の通電切換でのサー
ジパルスを除去し、モータの回転に従った逆起電力の信
号のみを検出できる。さらにマスク信号の位相はモータ
の回転数によらず無調整かつ任意に決定することができ
るので回転数が変動するモータにも適用できる。
を駆動する駆動コイルへの電流の切換えを滑らかに行な
うことができるため、各駆動コイルに大容量のコンデン
サを接続する必要がなく、モータ起動時から一定回転時
まで騒音や振動を低減することができる。またマスク信
号発生器を備えているため逆起電力の通電切換でのサー
ジパルスを除去し、モータの回転に従った逆起電力の信
号のみを検出できる。さらにマスク信号の位相はモータ
の回転数によらず無調整かつ任意に決定することができ
るので回転数が変動するモータにも適用できる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例におけるブラシレスモ
ータの駆動装置について、図面を参照しながら説明す
る。図1は同ブラシレスモータの駆動装置の回路構成図
であり、三相全波電流駆動のモータに適用した例を示し
ている。図1において、1,2,3は駆動コイル、4,
5,6は吐き出し側出力トランジスタ、7,8,9は吸
い込み側出力トランジスタ、10は駆動コイルに発生す
る逆起電力を検出する逆起電力検出器、11は逆起電力
電出器10により得られる信号によって立ち上がりと立
ち下がりを滑らかにする台形波電流を発生する台形波電
流合成器、12は逆起電力検出器10に入力するマスク
信号を発生するマスク信号発生器、13は台形波電流合
成器11から出力される台形波電流を入力とし吐き出し
側出力トランジスタ4,5,6および吸い込み側出力ト
ランジスタ7,8,9に供給するベース電流を決定する
電流分配回路、14はモータのトルク指令信号を発生す
るトルク指令信号発生回路、15は電流検出用の抵抗で
ある。なお22、23、24、25はそれぞれ台形波電
流合成器11を構成する充放電制御回路、充放電回路、
電圧電流変換回路、台形波電流切り換え回路である。ま
たU1,V1,W1は逆起電力検出器からの出力信号、
P1〜P6はマスク信号発生器12からの出力信号であ
る。
ータの駆動装置について、図面を参照しながら説明す
る。図1は同ブラシレスモータの駆動装置の回路構成図
であり、三相全波電流駆動のモータに適用した例を示し
ている。図1において、1,2,3は駆動コイル、4,
5,6は吐き出し側出力トランジスタ、7,8,9は吸
い込み側出力トランジスタ、10は駆動コイルに発生す
る逆起電力を検出する逆起電力検出器、11は逆起電力
電出器10により得られる信号によって立ち上がりと立
ち下がりを滑らかにする台形波電流を発生する台形波電
流合成器、12は逆起電力検出器10に入力するマスク
信号を発生するマスク信号発生器、13は台形波電流合
成器11から出力される台形波電流を入力とし吐き出し
側出力トランジスタ4,5,6および吸い込み側出力ト
ランジスタ7,8,9に供給するベース電流を決定する
電流分配回路、14はモータのトルク指令信号を発生す
るトルク指令信号発生回路、15は電流検出用の抵抗で
ある。なお22、23、24、25はそれぞれ台形波電
流合成器11を構成する充放電制御回路、充放電回路、
電圧電流変換回路、台形波電流切り換え回路である。ま
たU1,V1,W1は逆起電力検出器からの出力信号、
P1〜P6はマスク信号発生器12からの出力信号であ
る。
【0010】以上のように構成されたブラシレスモータ
の駆動装置について、以下その動作について図1ととも
に図2を参照しながら説明する。図2は同ブラシレスモ
ータの駆動装置の定常回転時における各部の信号波形図
である。なお図2において、U,V,Wは駆動コイル
1,2,3の逆起電力の電圧波形であり、Nは駆動コイ
ル1,2,3の中性点の電圧波形である。
の駆動装置について、以下その動作について図1ととも
に図2を参照しながら説明する。図2は同ブラシレスモ
ータの駆動装置の定常回転時における各部の信号波形図
である。なお図2において、U,V,Wは駆動コイル
1,2,3の逆起電力の電圧波形であり、Nは駆動コイ
ル1,2,3の中性点の電圧波形である。
【0011】まず電圧波形U,V,W,Nとマスク信号
発生器12の出力信号P1〜P6とを逆起電力検出器1
0に入力し処理して、U1,V1,W1を出力する。こ
の逆起電力検出器10からの出力信号U1,V1,W1
は台形波電流合成器11に入力される。台形波電流合成
器11は電流出力IPL1〜IPL3,IPU1〜IP
U3を出力する。この台形波電流出力IPL1〜IPL
3,IPU1〜IPU3は電流分配回路13に入力さ
れ、そこで電流分配比が設定される。トルク指令信号発
生回路14によって制御される電流分配回路13からの
出力電流を吸い込み側出力トランジスタ13,14,1
5および吐き出し側出力トランジスタ10,11,12
に入力することによって、駆動コイル1,2,3の電流
通電波形の立ち上がりと立ち下がりを滑らかにするスロ
ープをもった駆動コイル電流通電波形IU,IV,IW
が形成される。
発生器12の出力信号P1〜P6とを逆起電力検出器1
0に入力し処理して、U1,V1,W1を出力する。こ
の逆起電力検出器10からの出力信号U1,V1,W1
は台形波電流合成器11に入力される。台形波電流合成
器11は電流出力IPL1〜IPL3,IPU1〜IP
U3を出力する。この台形波電流出力IPL1〜IPL
3,IPU1〜IPU3は電流分配回路13に入力さ
れ、そこで電流分配比が設定される。トルク指令信号発
生回路14によって制御される電流分配回路13からの
出力電流を吸い込み側出力トランジスタ13,14,1
5および吐き出し側出力トランジスタ10,11,12
に入力することによって、駆動コイル1,2,3の電流
通電波形の立ち上がりと立ち下がりを滑らかにするスロ
ープをもった駆動コイル電流通電波形IU,IV,IW
が形成される。
【0012】次に逆起電力検出器10について、図面を
参照しながら説明する。図3は同逆起電力検出器の回路
構成図、図4は同逆起電力検出器の各部の信号波形図で
ある。なお図4には逆起電力の電圧波形の内Uのみにつ
いて示したが、V,Wとも同様な動作を示す。図4に示
すように、電圧波形Uには電流切換時にスパイクパルス
が発生する。電圧波形Uと中性点Nを比較器16へ入力
し、出力UOを得る。スパイクパルスが発生する位相で
UOに検出されるノイズパルスをN1〜N4とする。出
力UOをモータの位置信号として直接台形波電流合成器
11に入力するとモータの駆動電流とモータの位相が合
わないため正常に動作しない。したがって出力UOをN
AND回路17、インバータ(以下INV回路と略す)
18に入力する。出力UOがローからハイになる位相の
前後でマスク信号P4はハイで待機しており、UOがハ
イになるとNAND回路17の出力はローになる。する
とRSフリップフロップを構成しているNAND回路1
9の入力がローになりNAND回路19の出力U1はハ
イになる。次にUOがハイからローになる位相の前後で
マスク信号P1はハイで待機しており、UOがローにな
るとINV18の出力はハイになりNAND回路20の
出力はローになるので、NAND回路21の入力がロー
になりNAND回路19の出力U1はローなる。そして
ノイズパルスN1,N2が発生する位相ではマスク信号
P1がローなのでU1はローにならず、同様にN3,N
4が発生する位相ではマスク信号P4がローなのでU1
はハイにならない。このようにマスク信号によって逆起
電力に発生するスパイクパルスを除去し、正しい逆起電
力の位相を検出することができる。
参照しながら説明する。図3は同逆起電力検出器の回路
構成図、図4は同逆起電力検出器の各部の信号波形図で
ある。なお図4には逆起電力の電圧波形の内Uのみにつ
いて示したが、V,Wとも同様な動作を示す。図4に示
すように、電圧波形Uには電流切換時にスパイクパルス
が発生する。電圧波形Uと中性点Nを比較器16へ入力
し、出力UOを得る。スパイクパルスが発生する位相で
UOに検出されるノイズパルスをN1〜N4とする。出
力UOをモータの位置信号として直接台形波電流合成器
11に入力するとモータの駆動電流とモータの位相が合
わないため正常に動作しない。したがって出力UOをN
AND回路17、インバータ(以下INV回路と略す)
18に入力する。出力UOがローからハイになる位相の
前後でマスク信号P4はハイで待機しており、UOがハ
イになるとNAND回路17の出力はローになる。する
とRSフリップフロップを構成しているNAND回路1
9の入力がローになりNAND回路19の出力U1はハ
イになる。次にUOがハイからローになる位相の前後で
マスク信号P1はハイで待機しており、UOがローにな
るとINV18の出力はハイになりNAND回路20の
出力はローになるので、NAND回路21の入力がロー
になりNAND回路19の出力U1はローなる。そして
ノイズパルスN1,N2が発生する位相ではマスク信号
P1がローなのでU1はローにならず、同様にN3,N
4が発生する位相ではマスク信号P4がローなのでU1
はハイにならない。このようにマスク信号によって逆起
電力に発生するスパイクパルスを除去し、正しい逆起電
力の位相を検出することができる。
【0013】以上のように本実施例のモータ駆動装置で
は、逆起電力U,V,Wとマスク信号P1〜P6により
逆起電力U,V,WをU1,V1,W1に変換し、この
U1,V1,W1の位相によって制御される出力電流I
PU1〜3,IPL1〜3を発生し、IU,IV,IW
の台形波状のモータ位置信号が得られる。そして電流分
配回路13は駆動コイル1,2,3へ駆動電流を順次供
給し、モータは回転する。したがって本実施例によっ
て、ホール素子等のモータ位置検出素子を設けずにモー
タに流れる電流を両方向に流せる全波駆動方式のモータ
駆動装置を構成することができる。
は、逆起電力U,V,Wとマスク信号P1〜P6により
逆起電力U,V,WをU1,V1,W1に変換し、この
U1,V1,W1の位相によって制御される出力電流I
PU1〜3,IPL1〜3を発生し、IU,IV,IW
の台形波状のモータ位置信号が得られる。そして電流分
配回路13は駆動コイル1,2,3へ駆動電流を順次供
給し、モータは回転する。したがって本実施例によっ
て、ホール素子等のモータ位置検出素子を設けずにモー
タに流れる電流を両方向に流せる全波駆動方式のモータ
駆動装置を構成することができる。
【0014】次に台形波電流合成器11について、図面
を参照しながら説明する。図5は同台形波電流合成器の
回路構成図、図6は同台形波電流合成器の各部の信号波
形図である。図5に示すように、台形波電流合成器11
は充放電制御回路22、充放電回路23、電圧電流変換
回路24、台形波電流切り換え回路25より構成され
る。台形波電流合成器11に入力した逆起電力検出器1
0の出力U1,V1,W1は充放電制御回路22に入力
され以下のように処理される。U1とW1のエクスクル
ーシブオアにより充放電制御信号CHG1を得る。同様
にU1とV1のエクスクルーシブオアにより充放電制御
信号CHG2、V1とW1のエクスクルーシブオアによ
り充放電制御信号CHG3を得る。充放電制御信号CH
G1,CHG2,CHG3を充放電回路23に入力す
る。充放電回路23は個々の充放電回路26,27,2
8からなっており、個々の充放電回路は充電電流源I
o,放電電流源2Io,SW1およびコンデンサCより
構成される。なお充放電回路27,28も充放電回路2
6と同様の回路構成を有しており、図5では省略した。
を参照しながら説明する。図5は同台形波電流合成器の
回路構成図、図6は同台形波電流合成器の各部の信号波
形図である。図5に示すように、台形波電流合成器11
は充放電制御回路22、充放電回路23、電圧電流変換
回路24、台形波電流切り換え回路25より構成され
る。台形波電流合成器11に入力した逆起電力検出器1
0の出力U1,V1,W1は充放電制御回路22に入力
され以下のように処理される。U1とW1のエクスクル
ーシブオアにより充放電制御信号CHG1を得る。同様
にU1とV1のエクスクルーシブオアにより充放電制御
信号CHG2、V1とW1のエクスクルーシブオアによ
り充放電制御信号CHG3を得る。充放電制御信号CH
G1,CHG2,CHG3を充放電回路23に入力す
る。充放電回路23は個々の充放電回路26,27,2
8からなっており、個々の充放電回路は充電電流源I
o,放電電流源2Io,SW1およびコンデンサCより
構成される。なお充放電回路27,28も充放電回路2
6と同様の回路構成を有しており、図5では省略した。
【0015】充放電回路26は以下のような動作をす
る。充放電制御信号CHG1がローの時SW1がオフし
コンデンサC1は定電流Ioで充電される。充放電制御
信号CHG1がハイの時SW1がオンしコンデンサC1
は定電流Ioで放電する。コンデンサC1に発生する電
圧はスロープ電圧VSL1のようになる。充放電回路2
7,28もそれぞれCHG2,CHG3に対して同様に
動作し、スロープ電圧VSL2,VSL3を発生する。
る。充放電制御信号CHG1がローの時SW1がオフし
コンデンサC1は定電流Ioで充電される。充放電制御
信号CHG1がハイの時SW1がオンしコンデンサC1
は定電流Ioで放電する。コンデンサC1に発生する電
圧はスロープ電圧VSL1のようになる。充放電回路2
7,28もそれぞれCHG2,CHG3に対して同様に
動作し、スロープ電圧VSL2,VSL3を発生する。
【0016】充放電回路23の出力信号VSL1,VS
L2,VSL3は電圧電流変換回路24に入力され、出
力電流ISL1,ISL2,ISL3を発生する。出力
電流ISL1,ISL2,ISL3は台形波電流切り換
え回路25に入力され、次のように処理される。ISL
1とISL3の和をU1がハイの時IPU1、U1がロ
ーの時IPL1に分配し、同様にISL1とISL2の
和をV1がハイの時IPU2、V1がローの時IPL2
に分配し、ISL2とISL3の和をW1がハイの時I
PU3、ローの時IPL3に分配する。
L2,VSL3は電圧電流変換回路24に入力され、出
力電流ISL1,ISL2,ISL3を発生する。出力
電流ISL1,ISL2,ISL3は台形波電流切り換
え回路25に入力され、次のように処理される。ISL
1とISL3の和をU1がハイの時IPU1、U1がロ
ーの時IPL1に分配し、同様にISL1とISL2の
和をV1がハイの時IPU2、V1がローの時IPL2
に分配し、ISL2とISL3の和をW1がハイの時I
PU3、ローの時IPL3に分配する。
【0017】以上のようにして逆起電力検出器10の出
力信号U1,V1,W1より出力電流IPU1〜3,I
PL1〜3を得ることができる。さらに本実施例によれ
ば出力電流IPU1〜3,IPL1〜3の立上りは充放
電制御信号CHG1〜CHG3により決定されるので急
峻に立上ることはない。また出力電流IPU1〜3,I
PL1〜3が立下るタイミングは充放電回路23の充電
電流または放電電流のばらつきにより逆起電力検出器1
0の出力U1,V1,W1との位相差を生じるが、これ
らの回路は通常同一集積回路(以下ICと略す)内に精
度良く作製されるので充電電流や放電電流のばらつきは
問題とはならない。さらに出力電流IPU1〜3,IP
L1〜3の立上り、立下りの位相は充放電回路26,2
7,28のコンデンサCに影響されないので、通常IC
の外付けとなる充放電回路26,27,28のコンデン
サCのばらつきは無視できる。
力信号U1,V1,W1より出力電流IPU1〜3,I
PL1〜3を得ることができる。さらに本実施例によれ
ば出力電流IPU1〜3,IPL1〜3の立上りは充放
電制御信号CHG1〜CHG3により決定されるので急
峻に立上ることはない。また出力電流IPU1〜3,I
PL1〜3が立下るタイミングは充放電回路23の充電
電流または放電電流のばらつきにより逆起電力検出器1
0の出力U1,V1,W1との位相差を生じるが、これ
らの回路は通常同一集積回路(以下ICと略す)内に精
度良く作製されるので充電電流や放電電流のばらつきは
問題とはならない。さらに出力電流IPU1〜3,IP
L1〜3の立上り、立下りの位相は充放電回路26,2
7,28のコンデンサCに影響されないので、通常IC
の外付けとなる充放電回路26,27,28のコンデン
サCのばらつきは無視できる。
【0018】以上のように本実施例においては、駆動コ
イル1,2,3に供給される電流の切り換えは極めて滑
らかに行われるので切り換えに伴うスパイク電圧が低減
され振動、騒音の少ないブラシレスモータの駆動装置を
実現できる。
イル1,2,3に供給される電流の切り換えは極めて滑
らかに行われるので切り換えに伴うスパイク電圧が低減
され振動、騒音の少ないブラシレスモータの駆動装置を
実現できる。
【0019】次にマスク信号発生器12について、図面
を参照しながら説明する。図7は同マスク信号発生器の
回路構成図、図8は同マスク信号発生器の各部の信号波
形図である。
を参照しながら説明する。図7は同マスク信号発生器の
回路構成図、図8は同マスク信号発生器の各部の信号波
形図である。
【0020】まず充放電回路23の出力信号VSL1,
VSL2,VSL3がマスク信号発生器12に入力す
る。マスク信号発生器12では、比較器29〜31にお
いてVSL1とVSL3を比較してC31を、VSL1
とVSL2を比較してC12を、VSL2とVSL3を
比較してC23を得る。さらにAND回路32〜34に
おいて充放電制御回路22で得られた充放電制御信号C
HG1,CHG2,CHG3とC31,C12,C23
との論理積によりCLK1,CLK2,CLK3を得
る。これらの信号をOR回路35に入力し、CLKを得
る。この信号CLKを6進リングカウンタ36のクロッ
ク信号として立上りで動作させるとP1,P2,P3,
P4,P5,P6を得る。6進リングカウンタ36のP
1がハイで待機しているときのみ逆起電力U1の立下り
を検出するよう逆起電力検出器10を構成すれば、U1
の立下りの前後30度の位相でのみ検出する。同様にP
2がハイでW1の立上り、P3がハイでV1の立下り、
P4がハイでU1の立上り、P5がハイでW1の立下
り、P6がハイでV1の立上りを検出する。このよう
に、逆起電力の立上り、立下りの前後30度づつ検出で
きるようなマスク信号を発生できる。しかも検出できる
信号の順序が決定しているので起動時の誤動作を防ぎ、
起動特性を良くし、異常動作を防ぐことができる。
VSL2,VSL3がマスク信号発生器12に入力す
る。マスク信号発生器12では、比較器29〜31にお
いてVSL1とVSL3を比較してC31を、VSL1
とVSL2を比較してC12を、VSL2とVSL3を
比較してC23を得る。さらにAND回路32〜34に
おいて充放電制御回路22で得られた充放電制御信号C
HG1,CHG2,CHG3とC31,C12,C23
との論理積によりCLK1,CLK2,CLK3を得
る。これらの信号をOR回路35に入力し、CLKを得
る。この信号CLKを6進リングカウンタ36のクロッ
ク信号として立上りで動作させるとP1,P2,P3,
P4,P5,P6を得る。6進リングカウンタ36のP
1がハイで待機しているときのみ逆起電力U1の立下り
を検出するよう逆起電力検出器10を構成すれば、U1
の立下りの前後30度の位相でのみ検出する。同様にP
2がハイでW1の立上り、P3がハイでV1の立下り、
P4がハイでU1の立上り、P5がハイでW1の立下
り、P6がハイでV1の立上りを検出する。このよう
に、逆起電力の立上り、立下りの前後30度づつ検出で
きるようなマスク信号を発生できる。しかも検出できる
信号の順序が決定しているので起動時の誤動作を防ぎ、
起動特性を良くし、異常動作を防ぐことができる。
【0021】図9にモータの回転数が遅いときの信号波
形図を示す。この場合も逆起電力の立上り、立下りに対
して前後30度の位相のみで逆起電力を検出し、モータ
の回転数が小さくてもマスク信号と逆起電力の位相関係
は変化しない。
形図を示す。この場合も逆起電力の立上り、立下りに対
して前後30度の位相のみで逆起電力を検出し、モータ
の回転数が小さくてもマスク信号と逆起電力の位相関係
は変化しない。
【0022】以上のように本実施例によればモータの回
転数が変化する場合でも無調整で一定の位相関係を持つ
マスク信号を作成できる。さらに充放電信号により駆動
電流およびマスク信号を作成しており、マスク信号作成
用の特別な遅延回路を必要としない。
転数が変化する場合でも無調整で一定の位相関係を持つ
マスク信号を作成できる。さらに充放電信号により駆動
電流およびマスク信号を作成しており、マスク信号作成
用の特別な遅延回路を必要としない。
【0023】次に逆起電力の立上り、立下りに対して任
意にマスク信号の位相を決定できるマスク信号発生器に
ついて、図面を参照しながら説明する。図10は同マス
ク信号発生器の回路構成図、図11は同マスク信号発生
器の各部の信号波形図である。図7に示すマスク信号発
生器ではマスク信号の位相は常に逆起電力の立上り、立
下りの前後30度のみ検出しておりマスク信号の位相は
固定であったが、本実施例は任意に逆起電力の立上り、
立下りに対する位相を設定できるものである。簡単のた
めにモータの回転数が一定であって、かつ図5に示す台
形波電流合成器11を構成する充放電回路27,28,
29のコンデンサCの充電電流Ioおよび放電電流2I
oにばらつきがないことを条件として説明する。この時
充放電回路23からの出力VSL1,VSL2,VSL
3の最大値も一定となり、これをVSLPとする。また
電圧電流変換器24により電流変換された電流の和は位
相により変化せず、ISL1+ISL2+ISL3=I
oとするとIoは一定である。Io×R=Vrefとす
ると、比較器37,38,39においてVrefとVS
L1よりCref1が、VrefとVSL2よりCre
f2が、VrefとVSL3よりCref3が出力され
る。基準電圧Vref=Io×R=VSLP/2となる
ように抵抗R40の値を設定すると、Cref1がハイ
の位相はU1の立上り、立下りの前後30度となる。こ
のように抵抗R40を設定するとマスク信号の位相は図
7の回路構成および図8の信号波形図に示す実施例と同
様で、逆起電力検出器10の出力信号U1,V1,W1
の立上り、立下りに対して前後30度の位相で検出可能
になる。
意にマスク信号の位相を決定できるマスク信号発生器に
ついて、図面を参照しながら説明する。図10は同マス
ク信号発生器の回路構成図、図11は同マスク信号発生
器の各部の信号波形図である。図7に示すマスク信号発
生器ではマスク信号の位相は常に逆起電力の立上り、立
下りの前後30度のみ検出しておりマスク信号の位相は
固定であったが、本実施例は任意に逆起電力の立上り、
立下りに対する位相を設定できるものである。簡単のた
めにモータの回転数が一定であって、かつ図5に示す台
形波電流合成器11を構成する充放電回路27,28,
29のコンデンサCの充電電流Ioおよび放電電流2I
oにばらつきがないことを条件として説明する。この時
充放電回路23からの出力VSL1,VSL2,VSL
3の最大値も一定となり、これをVSLPとする。また
電圧電流変換器24により電流変換された電流の和は位
相により変化せず、ISL1+ISL2+ISL3=I
oとするとIoは一定である。Io×R=Vrefとす
ると、比較器37,38,39においてVrefとVS
L1よりCref1が、VrefとVSL2よりCre
f2が、VrefとVSL3よりCref3が出力され
る。基準電圧Vref=Io×R=VSLP/2となる
ように抵抗R40の値を設定すると、Cref1がハイ
の位相はU1の立上り、立下りの前後30度となる。こ
のように抵抗R40を設定するとマスク信号の位相は図
7の回路構成および図8の信号波形図に示す実施例と同
様で、逆起電力検出器10の出力信号U1,V1,W1
の立上り、立下りに対して前後30度の位相で検出可能
になる。
【0024】次に基準電圧を決定する抵抗R40を変更
した場合について、その動作を図11を参照しながら説
明する。抵抗R40を2R/3にすると基準電圧はVS
LP/3となり、この時Cref1がハイの位相はU1
の立上り、立下りの前20度、後40度になる。以下同
様に動作し、マスク信号の位相は逆起電力検出器10の
出力信号U1,V1,W1の立上り、立下りに対して前
20度、後40度の位相で検出可能となる。このように
ISL1,ISL2,ISL3の和をとることにより任
意に基準電圧を設定できるので、マスク信号の位相を逆
起電力のU1,V1,W1に対して任意に設定できる。
した場合について、その動作を図11を参照しながら説
明する。抵抗R40を2R/3にすると基準電圧はVS
LP/3となり、この時Cref1がハイの位相はU1
の立上り、立下りの前20度、後40度になる。以下同
様に動作し、マスク信号の位相は逆起電力検出器10の
出力信号U1,V1,W1の立上り、立下りに対して前
20度、後40度の位相で検出可能となる。このように
ISL1,ISL2,ISL3の和をとることにより任
意に基準電圧を設定できるので、マスク信号の位相を逆
起電力のU1,V1,W1に対して任意に設定できる。
【0025】本実施例では簡単のためにモータ回転数一
定で充放電回路26,27,28のコンデンサC、充電
電流Io、放電電流2Ioにばらつきがないという条件
を前提としたが、この条件が成立しないときでもばらつ
きは存在するがマスク信号の位相を逆起電力U1,V
1,W1に対して任意に設定できる。さらに本実施例は
モータの回転数に関係なくマスク信号の位相を固定する
ことができる。
定で充放電回路26,27,28のコンデンサC、充電
電流Io、放電電流2Ioにばらつきがないという条件
を前提としたが、この条件が成立しないときでもばらつ
きは存在するがマスク信号の位相を逆起電力U1,V
1,W1に対して任意に設定できる。さらに本実施例は
モータの回転数に関係なくマスク信号の位相を固定する
ことができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明は、位置検出素子や
大容量のコンデンサを必要とせず、かつ逆起電力の波形
にのってくるスパイクパルス等を除去してモータが正常
に回転している位相に合った逆起電力のみを検出し、各
駆動コイルへの電流切り換えを滑らかに行い、モータ回
転時の騒音や振動を少なくできる優れたブラシレスモー
タの駆動装置を実現できるものである。
大容量のコンデンサを必要とせず、かつ逆起電力の波形
にのってくるスパイクパルス等を除去してモータが正常
に回転している位相に合った逆起電力のみを検出し、各
駆動コイルへの電流切り換えを滑らかに行い、モータ回
転時の騒音や振動を少なくできる優れたブラシレスモー
タの駆動装置を実現できるものである。
【0027】また本発明は、逆起電力のみを検出するた
めのマスク信号の位相をモータの回転数によらず無調整
で決定できるため、回転速度が変動するモータにも適用
できるものである。
めのマスク信号の位相をモータの回転数によらず無調整
で決定できるため、回転速度が変動するモータにも適用
できるものである。
【図1】本発明の一実施例におけるブラシレスモータの
駆動装置の回路構成図
駆動装置の回路構成図
【図2】同ブラシレスモータの駆動装置の各部の信号波
形図
形図
【図3】本発明の一実施例におけるブラシレスモータの
駆動装置を構成する逆起電力検出器の回路構成図
駆動装置を構成する逆起電力検出器の回路構成図
【図4】同逆起電力検出器の各部の信号波形図
【図5】本発明の一実施例におけるブラシレスモータの
駆動装置を構成する台形波電流合成器の回路構成図
駆動装置を構成する台形波電流合成器の回路構成図
【図6】同台形波電流合成器の各部の信号波形図
【図7】本発明の一実施例におけるブラシレスモータの
駆動装置を構成するマスク信号発生器の回路構成図
駆動装置を構成するマスク信号発生器の回路構成図
【図8】同マスク信号発生器の各部の信号波形図
【図9】モータの回転数が遅いときの同マスク信号発生
器の各部の信号波形図
器の各部の信号波形図
【図10】本発明の一実施例におけるブラシレスモータ
の駆動装置を構成する他のマスク信号発生器の回路構成
図
の駆動装置を構成する他のマスク信号発生器の回路構成
図
【図11】同マスク信号発生器の各部の信号波形図
1,2,3 駆動コイル 4,5,6,7,8,9 駆動トランジスタ 10 逆起電力検出器 11 台形波電流合成器 12 マスク信号発生器 13 電流分配回路 14 トルク指令信号発生回路
Claims (4)
- 【請求項1】 複数相のモータ駆動コイルに電流を供給
する複数個の駆動トランジスタと、モータのトルク指令
信号を発生するトルク指令信号発生回路と、前記トルク
指令信号発生回路の出力信号により前記複数個の駆動ト
ランジスタに順次電流を供給する電流分配回路と、前記
電流分配回路に台形波電流を出力する台形波電流合成器
と、前記モータ駆動コイルに発生する逆起電力を検出し
波形整形する逆起電力検出器と、前記逆起電力検出器へ
信号波形の一部をマスクする信号を出力するマスク信号
発生器とを有するブラシレスモータの駆動装置。 - 【請求項2】 台形波電流合成器が、逆起電力検出器の
出力を複数系列のパルスに変換し前記複数系列のパルス
の出力に応じて三角波を発生させる複数個の充放電回路
と、前記複数個の充放電回路の出力電圧を電流に変換す
る複数個の電圧電流変換回路と、前記複数個の電圧電流
変換回路の出力電流を加算して台形波電流に合成する加
算回路と、前記台形波電流を前記逆起電力検出器の出力
に応じて吸い込み側駆動トランジスタに供給することと
吐き出し側駆動トランジスタに供給することを切り換え
る台形波電流切り換え回路とを有する請求項1記載のブ
ラシレスモータの駆動装置。 - 【請求項3】 マスク信号発生器が、逆起電力検出器の
出力を複数系列のパルスに変換し前記複数系列のパルス
の出力に応じて三角波を発生させる複数個の充放電回路
の出力電圧同士を比較する複数個の比較器と、前記複数
個の比較器の出力と前記逆起電力検出器の出力とを論理
処理する論理回路とを有する請求項1または2記載のブ
ラシレスモータの駆動装置。 - 【請求項4】 マスク信号発生器が、逆起電力検出器の
出力を複数系列のパルスに変換し前記複数系列のパルス
の出力に応じて三角波を発生させる複数個の充放電回路
の出力電圧を加算する加算回路と、前記加算回路の出力
電圧に比例した電圧と前記複数の充放電回路の出力電圧
とを比較する複数個の比較器と、前記複数個の比較器の
出力と前記逆起電力検出器の出力とを論理処理する論理
回路とを有する請求項1または2記載のブラシレスモー
タの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04143988A JP3141526B2 (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | ブラシレスモータの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04143988A JP3141526B2 (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | ブラシレスモータの駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05344782A true JPH05344782A (ja) | 1993-12-24 |
JP3141526B2 JP3141526B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=15351698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04143988A Expired - Fee Related JP3141526B2 (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | ブラシレスモータの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3141526B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP04143988A patent/JP3141526B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3141526B2 (ja) | 2001-03-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |