JPH05277396A - 製砂制御装置 - Google Patents
製砂制御装置Info
- Publication number
- JPH05277396A JPH05277396A JP7415492A JP7415492A JPH05277396A JP H05277396 A JPH05277396 A JP H05277396A JP 7415492 A JP7415492 A JP 7415492A JP 7415492 A JP7415492 A JP 7415492A JP H05277396 A JPH05277396 A JP H05277396A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sand
- particle size
- grain size
- washing water
- produced sand
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Crushing And Grinding (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
- Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多量の製砂の粒度を連続して短時間で測定で
き、かつその測定データから迅速に粒度分布を演算で
き、従って製砂の粒度品質を経時的変化に対応して調整
できる。 【構成】 製砂制御装置は製造プラント11側において
分級機9から洗浄水6及び製砂8の混合流体を採取し、
混合流体の製砂8の粒度をレーザー光回折器12によっ
て測定する。その測定データをマイクロコンピュータ1
3によって演算し、その演算結果例えば粒度分布等を書
類等に出力、例えば作図すると共に、制御盤14を介し
て振動フィーダ2及び/又は給水バルブ5へ指示を送
り、原料砂3の引き出し量や洗浄水6の給水量を調整す
る。
き、かつその測定データから迅速に粒度分布を演算で
き、従って製砂の粒度品質を経時的変化に対応して調整
できる。 【構成】 製砂制御装置は製造プラント11側において
分級機9から洗浄水6及び製砂8の混合流体を採取し、
混合流体の製砂8の粒度をレーザー光回折器12によっ
て測定する。その測定データをマイクロコンピュータ1
3によって演算し、その演算結果例えば粒度分布等を書
類等に出力、例えば作図すると共に、制御盤14を介し
て振動フィーダ2及び/又は給水バルブ5へ指示を送
り、原料砂3の引き出し量や洗浄水6の給水量を調整す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製砂制御装置に関し、
詳細には多量の製砂の粒度を連続して測定でき、従って
製砂の粒度品質を維持できる製砂制御装置に関する。
詳細には多量の製砂の粒度を連続して測定でき、従って
製砂の粒度品質を維持できる製砂制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、JISA1102には、人力と篩
いとにより砂粒度を測定する方法が定められ、実施され
ている。この方法では、1日2回で、1回につき500
gの砂をサンプルとして採取し、これを乾燥させた後、
5mm,2.5mm,1.2mm,0.6mm,0.3
mm,0.15mmのふるい目を有する各篩いでふるい
分けし、各篩いに残った砂の重量を計量して全体の粒度
分布を算定する。
いとにより砂粒度を測定する方法が定められ、実施され
ている。この方法では、1日2回で、1回につき500
gの砂をサンプルとして採取し、これを乾燥させた後、
5mm,2.5mm,1.2mm,0.6mm,0.3
mm,0.15mmのふるい目を有する各篩いでふるい
分けし、各篩いに残った砂の重量を計量して全体の粒度
分布を算定する。
【0003】また、上記従来の方法の別法として、図4
は砂の製造プラントから砂粒度を測定する方法の概略的
な説明図を示す。この図に示すように、この製造プラン
トでは、調整可能な振動フィーダ2によって原料砂ビン
1から所定量の原料砂3を引出し、これをベルトコンベ
アー4によってロッドミル5内へ供給し、原料砂3をロ
ッド7によってすりつぶすことによって所定の粒度の製
砂に粉砕する。そして、電磁式の給水バルブ5aを調整
しながら開き、洗浄水6をロッドミル5内へ供給して粉
砕した原料砂3、すなわち製砂8を洗浄した後、これを
分級機9へ導入する。分級機9は所望の粒度の製砂8を
掻き揚げながら製砂8と泥分やその他の不純物とを分離
し、そして製砂8をベルトコンベアー4aへ排出し、次
いでベルトコンベアー4aは製砂8を製砂ストックへ搬
送する。このベルトコンベアー4aにて搬送される時に
製砂8の一部をサンプルとして採取し、試験室10へ持
ち込み、乾燥させた後、操作員が秤量・演算し、その演
算結果を書類等へ記載または作図すると共に操作員が演
算結果に基づいて振動フィーダ2の振動数あるいは原料
砂ビン1のゲート(図示せず)の開閉度を調整し、原料
砂の引出し量を制御するか、または電磁弁付きの給水バ
ルブ5aを調整し、洗浄水の給水量を制御することによ
って、製砂の粒度品質を制御する。
は砂の製造プラントから砂粒度を測定する方法の概略的
な説明図を示す。この図に示すように、この製造プラン
トでは、調整可能な振動フィーダ2によって原料砂ビン
1から所定量の原料砂3を引出し、これをベルトコンベ
アー4によってロッドミル5内へ供給し、原料砂3をロ
ッド7によってすりつぶすことによって所定の粒度の製
砂に粉砕する。そして、電磁式の給水バルブ5aを調整
しながら開き、洗浄水6をロッドミル5内へ供給して粉
砕した原料砂3、すなわち製砂8を洗浄した後、これを
分級機9へ導入する。分級機9は所望の粒度の製砂8を
掻き揚げながら製砂8と泥分やその他の不純物とを分離
し、そして製砂8をベルトコンベアー4aへ排出し、次
いでベルトコンベアー4aは製砂8を製砂ストックへ搬
送する。このベルトコンベアー4aにて搬送される時に
製砂8の一部をサンプルとして採取し、試験室10へ持
ち込み、乾燥させた後、操作員が秤量・演算し、その演
算結果を書類等へ記載または作図すると共に操作員が演
算結果に基づいて振動フィーダ2の振動数あるいは原料
砂ビン1のゲート(図示せず)の開閉度を調整し、原料
砂の引出し量を制御するか、または電磁弁付きの給水バ
ルブ5aを調整し、洗浄水の給水量を制御することによ
って、製砂の粒度品質を制御する。
【0004】しかしながら、この従来の方法では人手を
要するので、1回(500gのサンプル量)当りの処理
時間が1時間を越え、時間がかかるという欠点があっ
た。
要するので、1回(500gのサンプル量)当りの処理
時間が1時間を越え、時間がかかるという欠点があっ
た。
【0005】また、ダム工事等の多量の砂を要する工事
の場合には、砂全体の粒度分布を算定することが時間的
に困難であり、さらに人手を介するのでプラント側の制
御が間に合わないという欠点もあった。
の場合には、砂全体の粒度分布を算定することが時間的
に困難であり、さらに人手を介するのでプラント側の制
御が間に合わないという欠点もあった。
【0006】そこで、最近では製砂の粒度分布を人手を
要することなく自動化し、測定するための代表的な方
法、例えばロボットハンドによる砂粒度の自動計量や画
像処理による砂粒度の自動計量が提案され実施されてい
る。ロボットハンドによる砂粒度の自動計量では、人手
による作業をロボットハンドによって行う。図5
(a),(b)は各々、ロボットハンドによる砂粒度の
自動計量装置の概略正面図及びその平面図である。この
図に示すように、ロボットハンドによる砂粒度の自動計
量装置30ではサンプル投入口31を通してふるい装置
32へサンプルの製砂8を投入すると、ふるい装置32
にて自動的にふるい作業と計量とをロボットハンド33
が行う。その後、ロボットハンド33はふるい(図示せ
ず)を取り出し、これをふるい置き台34、サンプル置
き台40及びふるい清掃機構43の間で移動させ、ふる
いの清掃及び次の計量のためのセットを行う。
要することなく自動化し、測定するための代表的な方
法、例えばロボットハンドによる砂粒度の自動計量や画
像処理による砂粒度の自動計量が提案され実施されてい
る。ロボットハンドによる砂粒度の自動計量では、人手
による作業をロボットハンドによって行う。図5
(a),(b)は各々、ロボットハンドによる砂粒度の
自動計量装置の概略正面図及びその平面図である。この
図に示すように、ロボットハンドによる砂粒度の自動計
量装置30ではサンプル投入口31を通してふるい装置
32へサンプルの製砂8を投入すると、ふるい装置32
にて自動的にふるい作業と計量とをロボットハンド33
が行う。その後、ロボットハンド33はふるい(図示せ
ず)を取り出し、これをふるい置き台34、サンプル置
き台40及びふるい清掃機構43の間で移動させ、ふる
いの清掃及び次の計量のためのセットを行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ロ
ボットハンドによる砂粒度の自動計量装置では、人手を
必要としないので、省力化できるものの、サンプルの採
取、乾燥は別途設備を必要とし、その採取及び乾燥処理
には、時間(例えば20gのサンプルの場合、10分)
がかかり、全体として測定時間の短縮を達成できなかっ
た。
ボットハンドによる砂粒度の自動計量装置では、人手を
必要としないので、省力化できるものの、サンプルの採
取、乾燥は別途設備を必要とし、その採取及び乾燥処理
には、時間(例えば20gのサンプルの場合、10分)
がかかり、全体として測定時間の短縮を達成できなかっ
た。
【0008】また、画像処理によって砂粒度の自動計量
を行う方法がある。しかしながら、この方法では砂の粒
子が重なりあった場合には測定誤差が生じるので、粒度
を正確に測定できず、粒度分布を算定できないという欠
点があった。また、画像処理時間は1枚の画像に対し、
15秒以上かかり、JISA1102に規定された50
0gのサンプルを計測するには困難であった。特に、1
枚の画像で把えられる粒子は100粒程度以下で、50
0g全体を判断するにはサンプルの作成方法やその処理
時間に課題が多い。
を行う方法がある。しかしながら、この方法では砂の粒
子が重なりあった場合には測定誤差が生じるので、粒度
を正確に測定できず、粒度分布を算定できないという欠
点があった。また、画像処理時間は1枚の画像に対し、
15秒以上かかり、JISA1102に規定された50
0gのサンプルを計測するには困難であった。特に、1
枚の画像で把えられる粒子は100粒程度以下で、50
0g全体を判断するにはサンプルの作成方法やその処理
時間に課題が多い。
【0009】従って、本発明は上記欠点を解消すべくな
されたもので、その目的は多量の製砂の粒度を連続して
短時間で測定でき、かつその測定データから迅速に粒度
分布を演算でき、従って製砂の粒度品質を経時的変化に
対応して調整できる製砂制御装置を提供することにあ
る。
されたもので、その目的は多量の製砂の粒度を連続して
短時間で測定でき、かつその測定データから迅速に粒度
分布を演算でき、従って製砂の粒度品質を経時的変化に
対応して調整できる製砂制御装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的に鑑
みてなされたもので、その要旨は、ロッドミル内に供給
した原料砂を粉砕した後、これを洗浄水によって洗浄
し、次いで該粉砕した原料砂及び洗浄水を分級機によっ
て分級し、製砂を得る製砂の製造プラントにおいて、前
記製砂の一部と水とを混合した流体を採取する採取装置
と、採取した該流体から製砂の粒度を測定するレーザー
光回折装置と、該レーザー光回折装置の測定データを演
算処理するマイクロコンピュータとを備え、該マイクロ
コンピュータによってロッドミル内への前記原料砂及び
/又は洗浄水の供給量を調整することを特徴とする製砂
制御装置にある。
みてなされたもので、その要旨は、ロッドミル内に供給
した原料砂を粉砕した後、これを洗浄水によって洗浄
し、次いで該粉砕した原料砂及び洗浄水を分級機によっ
て分級し、製砂を得る製砂の製造プラントにおいて、前
記製砂の一部と水とを混合した流体を採取する採取装置
と、採取した該流体から製砂の粒度を測定するレーザー
光回折装置と、該レーザー光回折装置の測定データを演
算処理するマイクロコンピュータとを備え、該マイクロ
コンピュータによってロッドミル内への前記原料砂及び
/又は洗浄水の供給量を調整することを特徴とする製砂
制御装置にある。
【0011】なお、レーザー光回折による粒度測定方法
は粉体工学等で確立されており、本発明はこれを利用し
たものである。
は粉体工学等で確立されており、本発明はこれを利用し
たものである。
【0012】
【作用】本発明では、原料砂及び洗浄水を例えば、砂の
製造プラントのロッドミルへ供給・混合して洗浄した
後、これらの混合流体を分級機によって分級する際、混
合流体の一部を採取装置によって採取し、採取した混合
流体から製砂の粒度をレーザー光回折装置によって測定
し、その測定データをマイクロコンピュータに入力し演
算処理することによって粒度分布を算定し、ロッドミル
への原料砂及び/又は洗浄水の供給量を調整するように
している。
製造プラントのロッドミルへ供給・混合して洗浄した
後、これらの混合流体を分級機によって分級する際、混
合流体の一部を採取装置によって採取し、採取した混合
流体から製砂の粒度をレーザー光回折装置によって測定
し、その測定データをマイクロコンピュータに入力し演
算処理することによって粒度分布を算定し、ロッドミル
への原料砂及び/又は洗浄水の供給量を調整するように
している。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る製砂制御装置の一実施例
を添付図面に基づいて説明する。
を添付図面に基づいて説明する。
【0014】図1は製砂制御装置を使用した砂の製造プ
ラントから砂粒度を測定する概略的な説明図である。な
お、図4の説明図と同じ構成には同じ参照番号を付し、
その説明を参照する。
ラントから砂粒度を測定する概略的な説明図である。な
お、図4の説明図と同じ構成には同じ参照番号を付し、
その説明を参照する。
【0015】図1に示すように、製砂制御装置は製造プ
ラント11側において分級機9から洗浄水6及び原料砂
3の混合流体17を採取し、かつこれを分級機9へ戻す
採取装置16(図3参照)と、採取した混合流体17の
製砂8の粒度を測定するレーザー光回折器12と、振動
フィーダ2及び給水バルブ5aを別々に調整し、原料砂
3及び洗浄水6の供給量を制御する制御盤14とを備
え、一方試験室10側においてレーザー光回折器12の
測定データを受け取り、かつ演算処理するマイクロコン
ピュータ13を備える。
ラント11側において分級機9から洗浄水6及び原料砂
3の混合流体17を採取し、かつこれを分級機9へ戻す
採取装置16(図3参照)と、採取した混合流体17の
製砂8の粒度を測定するレーザー光回折器12と、振動
フィーダ2及び給水バルブ5aを別々に調整し、原料砂
3及び洗浄水6の供給量を制御する制御盤14とを備
え、一方試験室10側においてレーザー光回折器12の
測定データを受け取り、かつ演算処理するマイクロコン
ピュータ13を備える。
【0016】マイクロコンピュータ13は製造プラント
11の稼働状況を長時間連続監視し、粒度分布等の演算
結果を書類等に出力、例えば作図すると共に、制御盤1
4を介して振動フィーダ2及び/又は給水バルブ5aへ
指示を送り、原料砂3の引き出し量や洗浄水6の給水量
を調整する。また、この時、演算結果からロッド7の充
填量の増減や摩耗による交換の判断ができる。
11の稼働状況を長時間連続監視し、粒度分布等の演算
結果を書類等に出力、例えば作図すると共に、制御盤1
4を介して振動フィーダ2及び/又は給水バルブ5aへ
指示を送り、原料砂3の引き出し量や洗浄水6の給水量
を調整する。また、この時、演算結果からロッド7の充
填量の増減や摩耗による交換の判断ができる。
【0017】図2は図1の製砂制御装置のレーザー光回
折器を概略的に示した説明図である。この図に示すよう
に、レーザー光回折器12はレーザー光12cを発信す
るレーザー発信管12aと、このレーザー光12cを受
信するデテクター12bとからなり、レーザー発信管1
2a及びデテクター12b間にてレーザー光12cを混
合流体17に照射することによって製砂8の粒度を測定
し、その測定信号をマイクロコンピュータ13へ伝送す
る。なお、本出願人の実験によれば粒度の測定は20g
の製砂8を44秒で測定できることが判った。従って、
JISA1102に規定された500gであれば18分
で測定できる。
折器を概略的に示した説明図である。この図に示すよう
に、レーザー光回折器12はレーザー光12cを発信す
るレーザー発信管12aと、このレーザー光12cを受
信するデテクター12bとからなり、レーザー発信管1
2a及びデテクター12b間にてレーザー光12cを混
合流体17に照射することによって製砂8の粒度を測定
し、その測定信号をマイクロコンピュータ13へ伝送す
る。なお、本出願人の実験によれば粒度の測定は20g
の製砂8を44秒で測定できることが判った。従って、
JISA1102に規定された500gであれば18分
で測定できる。
【0018】図3は図1の製砂制御装置の採取装置を概
略的に示した説明図である。この図に示すように、採取
装置16は混合流体17を分級機9から採取し、これを
戻す流体回路からなる。この回路は分級機9に接続した
パイプ16aと、このパイプ16aに接続したポンプP
と、このポンプPに接続したパイプ16bと、パイプ1
6a及びポンプP間に設けたオーバーサイズ除去装置1
5とからなり、分級機9の混合流体17を、パイプ16
aを通してポンプPによって吸引し、これをオーバーサ
イズ除去装置15へ導入することによってオーバーサイ
ズやまたは所望のサイズ、例えば2.5mm以上の粒度
を有する製砂を除去した後、上述のレーザー光回折器1
2によって粒度を測定する。測定後は、ポンプPによっ
て混合流体17を、パイプ16bを通して分級機9へ圧
送し再び戻す。これにより、サンプルによる製砂のロス
や飛散を防止できるので、測定精度が良好であると共
に、周囲環境を損なわずに済む。
略的に示した説明図である。この図に示すように、採取
装置16は混合流体17を分級機9から採取し、これを
戻す流体回路からなる。この回路は分級機9に接続した
パイプ16aと、このパイプ16aに接続したポンプP
と、このポンプPに接続したパイプ16bと、パイプ1
6a及びポンプP間に設けたオーバーサイズ除去装置1
5とからなり、分級機9の混合流体17を、パイプ16
aを通してポンプPによって吸引し、これをオーバーサ
イズ除去装置15へ導入することによってオーバーサイ
ズやまたは所望のサイズ、例えば2.5mm以上の粒度
を有する製砂を除去した後、上述のレーザー光回折器1
2によって粒度を測定する。測定後は、ポンプPによっ
て混合流体17を、パイプ16bを通して分級機9へ圧
送し再び戻す。これにより、サンプルによる製砂のロス
や飛散を防止できるので、測定精度が良好であると共
に、周囲環境を損なわずに済む。
【0019】ここで、本実施例では分級機9からサンプ
ルを採取して粒度測定し、その測定データをコンピュー
タによって演算処理し、その結果に基づいて自動的に原
料砂及び/又はその洗浄水の供給量を調整した。このこ
とは、原料砂の供給量や洗浄水の給水量を変えると、ロ
ッドミル5内での砂の滞留・撹拌時間が変化し、これに
よって、製砂の粒度品質が変化するからであるが、原料
砂の粒度によっても変化することから、ロッド7によっ
てすりつぶされる前の原料砂3もサンプルとして採取し
(図1の位置A参照)、これに別途設けた配水管等から
の水を混合して流体とし、同様にレーザー光回折器12
によって原料砂3の粒度を測定し、その測定データをコ
ンピュータによって演算処理して原料砂と製砂との粒度
間に相関関係を確立すれば、予め製砂の粒度をより正確
に予測でき、従ってより粒度品質を向上させる製砂の制
御を行うことができる。
ルを採取して粒度測定し、その測定データをコンピュー
タによって演算処理し、その結果に基づいて自動的に原
料砂及び/又はその洗浄水の供給量を調整した。このこ
とは、原料砂の供給量や洗浄水の給水量を変えると、ロ
ッドミル5内での砂の滞留・撹拌時間が変化し、これに
よって、製砂の粒度品質が変化するからであるが、原料
砂の粒度によっても変化することから、ロッド7によっ
てすりつぶされる前の原料砂3もサンプルとして採取し
(図1の位置A参照)、これに別途設けた配水管等から
の水を混合して流体とし、同様にレーザー光回折器12
によって原料砂3の粒度を測定し、その測定データをコ
ンピュータによって演算処理して原料砂と製砂との粒度
間に相関関係を確立すれば、予め製砂の粒度をより正確
に予測でき、従ってより粒度品質を向上させる製砂の制
御を行うことができる。
【0020】また、製砂と水との混合流体としては、分
級機9からベルトコンベアー4aへ排出した製砂を採取
し、別途設けた配水管等からの水に混合した流体を使用
することもできる。
級機9からベルトコンベアー4aへ排出した製砂を採取
し、別途設けた配水管等からの水に混合した流体を使用
することもできる。
【0021】さらに、コンピュータ13の演算結果によ
って制御盤14を介して自動的に原料砂及び/又はその
洗浄水の供給量を調整し制御したが、演算結果に対して
予め制御フローを決定しておき、このフローに従う調整
を行うことができる。
って制御盤14を介して自動的に原料砂及び/又はその
洗浄水の供給量を調整し制御したが、演算結果に対して
予め制御フローを決定しておき、このフローに従う調整
を行うことができる。
【0022】また、原料砂3をベルトコンベアー4にお
いて採取してレーザー光回折器12により粒度を測定
し、製砂8と比較することにより、予め製砂8の粒度を
予見することもできる。
いて採取してレーザー光回折器12により粒度を測定
し、製砂8と比較することにより、予め製砂8の粒度を
予見することもできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の製砂制御
装置によれば、従来の砂の粒度測定方法とは異なり採取
した砂のサンプルを乾燥させることなく流体の状態で、
流体搬送中に連続して粒度を測定できるので、その測定
時間を短縮でき、従って多量のサンプルを測定できる。
装置によれば、従来の砂の粒度測定方法とは異なり採取
した砂のサンプルを乾燥させることなく流体の状態で、
流体搬送中に連続して粒度を測定できるので、その測定
時間を短縮でき、従って多量のサンプルを測定できる。
【0024】また、測定データをコンピュータによって
演算処理し、その結果に基づいて自動的に原料砂及び/
又はその洗浄水の供給量を調整するので、経時的変化、
例えばロッドの摩耗や原料砂の粒度変化に対応した制御
ができる。
演算処理し、その結果に基づいて自動的に原料砂及び/
又はその洗浄水の供給量を調整するので、経時的変化、
例えばロッドの摩耗や原料砂の粒度変化に対応した制御
ができる。
【0025】さらに、人手を介することなくコンピュー
タによって演算処理するので、大量の測定データを連続
して処理することができ、従って省力化を図ることがで
きる。また、大量の測定データを連続して処理するの
で、誤差の最小化を図ることができ、従って測定精度を
高くすることができる。
タによって演算処理するので、大量の測定データを連続
して処理することができ、従って省力化を図ることがで
きる。また、大量の測定データを連続して処理するの
で、誤差の最小化を図ることができ、従って測定精度を
高くすることができる。
【図1】本発明の製砂制御装置を使用して砂の製造プラ
ントから砂粒度を測定する概略的な説明図である。
ントから砂粒度を測定する概略的な説明図である。
【図2】図1の製砂制御装置のレーザー光回折装置を概
略的に示した説明図である。
略的に示した説明図である。
【図3】図1の製砂制御装置の採取装置を概略的に示し
た説明図である。
た説明図である。
【図4】砂の製造プラントから砂粒度を測定する従来の
方法の概略的な説明図である。
方法の概略的な説明図である。
【図5】(a),(b)は各々、ロボットハンドによる
砂粒度の自動計量装置の概略正面図及びその平面図であ
る。
砂粒度の自動計量装置の概略正面図及びその平面図であ
る。
3 原料砂 5 ロッドミル 6 洗浄水 8 製砂 9 分級機 11 製造プラント 12 レーザー光回折装置(レーザー光回折器) 13 コンピュータ
Claims (1)
- 【請求項1】 ロッドミル内に供給した原料砂を粉砕し
た後、これを洗浄水によって洗浄し、次いで該粉砕した
原料砂及び洗浄水を分級機によって分級し、製砂を得る
製砂の製造プラントにおいて、前記製砂の一部と水とを
混合した流体を採取する採取装置と、採取した該流体か
ら製砂の粒度を測定するレーザー光回折装置と、該レー
ザー光回折装置の測定データを演算処理するマイクロコ
ンピュータとを備え、該マイクロコンピュータによって
ロッドミル内への前記原料砂及び/又は洗浄水の供給量
を調整することを特徴とする製砂制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07415492A JP3235860B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 製砂制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07415492A JP3235860B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 製砂制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05277396A true JPH05277396A (ja) | 1993-10-26 |
JP3235860B2 JP3235860B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=13538959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07415492A Expired - Fee Related JP3235860B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 製砂制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3235860B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0724354A (ja) * | 1993-07-08 | 1995-01-27 | Kajima Corp | 製砂設備における砂の粒度分布の調整方法 |
JP2014080765A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Kajima Corp | グリーンカットずりの再利用方法およびコンクリート堤体の構築方法 |
KR102100780B1 (ko) * | 2019-05-23 | 2020-04-14 | 송지영 | 공정 가변식 모래선별 장치 |
CN118988539A (zh) * | 2024-09-25 | 2024-11-22 | 江苏山宝集团有限公司 | 一种dcs制砂控制系统及智能调控方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107991986A (zh) * | 2017-12-30 | 2018-05-04 | 重庆蓝兔塑胶制品有限公司 | 一种砂石生产线控制系统 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP07415492A patent/JP3235860B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0724354A (ja) * | 1993-07-08 | 1995-01-27 | Kajima Corp | 製砂設備における砂の粒度分布の調整方法 |
JP2014080765A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Kajima Corp | グリーンカットずりの再利用方法およびコンクリート堤体の構築方法 |
KR102100780B1 (ko) * | 2019-05-23 | 2020-04-14 | 송지영 | 공정 가변식 모래선별 장치 |
CN118988539A (zh) * | 2024-09-25 | 2024-11-22 | 江苏山宝集团有限公司 | 一种dcs制砂控制系统及智能调控方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3235860B2 (ja) | 2001-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8074905B2 (en) | Method and device for comminuting and sorting polysilicon | |
US4742228A (en) | Infrared measuring apparatus and process for the continuous quantitative determination of individual components of flour or other groundable food products | |
KR20080108273A (ko) | 다결정 실리콘 단편의 유동적인 분류 방법 및 장치 | |
US4205384A (en) | Method for the analytic determination of physical characteristics of a material | |
JPH05277396A (ja) | 製砂制御装置 | |
EP0182474B1 (en) | Sand producing method and apparatus | |
CN209997568U (zh) | 一种含细骨料含水率自动监测的搅拌装置 | |
US4544102A (en) | Differential rate screening | |
CN109046735B (zh) | 一种粉碎加工过程中自动调节产品粒度的装置及其方法 | |
JPS61501943A (ja) | 穀紛又はその他の食品用製紛穀物の個別成分を連続定量する赤外線測定装置及びその方法 | |
US4544101A (en) | Differential rate screening | |
EP0094741B1 (en) | Differential rate screening | |
GB2084723A (en) | Controlling a separating device | |
JPH08507465A (ja) | 閉回路乾式粉砕装置の制御方法 | |
US6735278B2 (en) | Method and apparatus for X-ray diffraction analyses | |
JPH0455733B2 (ja) | ||
JP2776222B2 (ja) | 湿式製砂設備の砂製品粒度制御装置およびその制御方法 | |
JPH0724354A (ja) | 製砂設備における砂の粒度分布の調整方法 | |
JPS5924383B2 (ja) | 焼結鉱の連続自動品質測定方法およびその装置 | |
Lin et al. | Plant-site evaluations of the OPSA system for on-line particle size measurement from moving belt conveyors | |
JPH0627013A (ja) | 麦粉の粒度分析装置 | |
CN108020492B (zh) | 粒度分析系统 | |
US3369761A (en) | Grinding mill and fineness control system | |
JPS623054A (ja) | 砂利と砂の仕上り製品を製造する方法および装置 | |
JP3467304B2 (ja) | アスファルトプラントにおける骨材の自動粒度管理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |