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JPH05208415A - 生コンクリートの製造方法および生コンクリートの製造装置 - Google Patents

生コンクリートの製造方法および生コンクリートの製造装置

Info

Publication number
JPH05208415A
JPH05208415A JP4224992A JP4224992A JPH05208415A JP H05208415 A JPH05208415 A JP H05208415A JP 4224992 A JP4224992 A JP 4224992A JP 4224992 A JP4224992 A JP 4224992A JP H05208415 A JPH05208415 A JP H05208415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sand
water
storage tank
gravel
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4224992A
Other languages
English (en)
Inventor
Koki Miyazaki
弘毅 宮崎
Sakae Kobayashi
栄 小林
Katsuo Kaneda
克夫 金田
Koichi Yokoi
功一 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kato Heavy Industries Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd filed Critical Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP4224992A priority Critical patent/JPH05208415A/ja
Publication of JPH05208415A publication Critical patent/JPH05208415A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造される生コンクリートの水の配合量を最
適値に保つ。 【構成】 一次砂貯蔵槽1で低下させた砂の表面水率を
第一の水分計11で検出し、表面水率が低い砂の水分を
二次砂貯蔵槽2でさらに低下させて砂貯蔵ビン22へ投
入し、砂貯蔵ビン22内の砂の表面水率を第二の水分計
26で検出し、前記第二の水分計26で検出した表面水
率に基づき製造すべき生コンクリートの重量に対応する
よう補正した重量の砂を砂計量ホッパ27に投入し、該
砂とセメント計量ホッパ29から切り出したセメントと
若干少なめの水とをコンクリートミキサ35で混練した
モルタルの水分量を第三の水分計36で検出し、不足分
の水を補給し、砂利計量ホッパ28から切り出した砂利
を前記コンクリートミキサ35へ投入混練して生コンク
リートを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生コンクリートの製造
方法および生コンクリートの製造装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】生コンクリートの製造装置では、セメン
ト、水、砂、砂利などの各材料の重量を計算したうえ、
コンクリートミキサへセメント、水、砂を投入しそれら
を混練することによりモルタルを生成し、さらに混練中
のモルタルに砂利を投入し、混練して生コンクリートを
製造している。
【0003】ところが、砂はその表面に付着している水
分の量が変動し易いため、コンクリートを製造する際に
は、オペレータが経験に基づきコンクリートミキサに投
入する水の量を適宜調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オペレ
ータの経験により調整される水の配合量は、必ずしも最
適な値になっているとはいえない。
【0005】さらに、近年研究が行なわれているハイパ
フォーマンスコンクリート(HPC)を製造する場合に
は、水の量が適切でないと、HPCが固化したり、流動
性が損なわれるという問題がある。
【0006】本発明は、前述の実情に鑑み、表面水率の
高低によりコンクリートミキサへ投入する直前の水と砂
の重量を補正し、更に、混練中のモルタルの水分量を検
出して所要水分量と比較し、不足水分を補給することに
より、製造される生コンクリートの水の配合量を最適値
に保ち得る生コンクリートの製造方法および生コンクリ
ートの製造装置を提供することを目的としてなしたもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、水切り構
造を有する一次砂貯蔵槽に砂を投入して砂の表面に付着
している水分を低下させたのち、一次砂貯蔵槽から砂を
切り出して該砂の表面水率を検出し、一次砂貯蔵槽から
切り出した砂のうち、表面水率が所定の値を超える砂を
前記一次砂貯蔵槽へ、また表面水率が所定の値以下の砂
を水切り構造を有する二次砂貯蔵槽へ投入して該二次砂
貯蔵槽に投入した砂の表面に付着している水分をさらに
低下させておき、前記二次砂貯蔵槽から砂を切り出して
該砂の表面水率を検出したうえ、製造すべき生コンクリ
ートの重量に対応する重量のセメントと、製造すべき生
コンクリートの重量に対応する重量の砂と、製造すべき
生コンクリートの重量に対応する重量に比し若干少なめ
の水とをコンクリートミキサに投入し、該コンクリート
ミキサにより前記セメント、砂、水を混練してモルタル
を生成し、該モルタルの水分量を検出してモルタルの水
分量と製造すべき生コンクリートの配合比に対応する水
の重量とを比較して不足する水を前記コンクリートミキ
サに投入し、さらに、製造すべき生コンクリートの重量
に対応する重量の砂利を前記コンクリートミキサへ投入
したうえ、モルタルと砂利とを混練し生コンクリートを
製造することを特徴とする生コンクリートの製造方法と
し、第2の発明は、砂を貯蔵する一次砂貯蔵槽および二
次砂貯蔵槽と、一次砂貯蔵槽から切り出した砂の表面水
率を測定する第一の水分計と、一次砂貯蔵槽から切り出
した砂を一次砂貯蔵槽および二次砂貯蔵槽に搬送する設
備と、二次砂貯蔵槽から切り出した砂を貯蔵する砂貯蔵
ビンと、砂利を貯蔵する砂利貯蔵ビンと、セメントを貯
蔵するセメント貯蔵ビンと、水を貯蔵する水槽と、砂貯
蔵ビンから切り出した砂の重量を計量する砂計量ホッパ
と、砂利貯蔵ビンから切り出した砂利の重量を計量する
砂利計量ホッパと、セメント貯蔵ビンから切り出したセ
メントの重量を計量するセメント計量ホッパと、砂貯蔵
ビンに貯蔵された砂の表面水率を測定する第二の水分計
と、砂計量ホッパから切り出した砂、砂利計量ホッパか
ら切り出した砂利、セメント計量ホッパから切り出した
セメント、水槽から供給された水を混練するコンクリー
トミキサと、コンクリートミキサにより混練されたモル
タルの水分量を検出する第三の水分計とを備え、前記第
二の水分計の検出値に基づき砂貯蔵ビンのゲートの開閉
装置へ信号を出力するとともに所定重量に比し若干少な
めの水を水槽からコンクリートミキサへ供給する信号を
出力し、且つ第三の水分計の検出値に基づき水槽からコ
ンクリートミキサへ補正水を供給する信号を出力する制
御装置を有する構成としている。
【0008】
【作用】従って、第1の発明では、一次砂貯蔵槽に投入
して砂の表面に付着している水分を低下させた砂を切り
出して砂の表面水率を検出し、一次砂貯蔵槽から切り出
した砂のうち、表面水率が所定の値以下の砂を二次砂貯
蔵槽へ投入して砂の表面に付着している水分をさらに低
下させる。
【0009】生コンクリートを製造する際に、前記二次
砂貯蔵槽から切り出した砂の表面水率を検出したうえ、
製造すべき生コンクリートの重量に対応する重量の砂
と、製造すべきコンクリートの重量に対応する重量に比
し若干少なめの水とをコンクリートミキサに投入し、製
造すべき生コンクリートの重量に対応する重量のセメン
トとともに混練生成したモルタルの水分量を検出し、該
モルタルの水分量と製造すべき生コンクリートの配合比
に対応する水の重量とを比較して不足する水を前記コン
クリートミキサに補給することにより、製造される生コ
ンクリートの水の配合量を最適値に保つ。
【0010】また、第2の発明では、一次砂貯蔵槽に投
入して表面に付着している水分を低下させた砂を、該一
次砂貯蔵槽から切り出して第一の水分計により該砂の表
面水率を検出し、一次砂貯蔵槽から切り出した砂のう
ち、表面水率が所定の値を超える砂を前記一次砂貯蔵槽
へ、また表面水率が所定の値以下の砂を二次砂貯蔵槽へ
投入して砂の表面に付着している水分をさらに低下させ
たうえ、該二次砂貯蔵槽から切り出して砂貯蔵ビンへ投
入し、砂貯蔵ビンに投入した砂の表面水率を第二の水分
計により検出する。生コンクリートを製造する際に、製
造すべき生コンクリートの重量に対応する重量の砂を砂
貯蔵ビンから切り出して砂計量ホッパにより計量し、製
造すべき生コンクリートの重量に対応する重量のセメン
トをセメント貯蔵ビンから切り出してセメント計量ホッ
パにより計量し、砂計量ホッパから切り出した砂、セメ
ント計量ホッパから切り出したセメント、および製造す
べきコンクリートの重量に対応する重量に比し若干少な
めの水をコンクリートミキサに投入し、混練してモルタ
ルを生成し、第三の水分計により検出したモルタルの水
分量と製造すべき生コンクリートの配合比に対応する水
の重量とを比較して不足する水を水槽から前記コンクリ
ートミキサに補給し、さらに砂利貯蔵槽から切り出した
砂利を投入した砂利貯蔵ビンから切り出して製造すべき
生コンクリートの重量に対応する重量の砂利を砂利計量
ホッパにより計量し、該砂利計量ホッパから切り出して
前記コンクリートミキサへ投入し、混練して製造される
生コンクリートの水の配合量を最適値に保つ。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0012】図1は本発明の生コンクリートの製造方法
を実施するための装置の概略を表すフローシートであ
る。
【0013】製品原料として略3日分の砂を貯蔵し得る
容量を有し、水平な底面を有する一次砂貯蔵槽1と二次
砂貯蔵槽2、および砂利貯蔵槽3を直列に並べて設け、
前記一次砂貯蔵槽1と二次砂貯蔵槽2の底部に各砂貯蔵
槽1,2および砂利貯蔵槽3並列方向へ所定の間隔を置
いて排出ゲート4を配設し、該排出ゲート4の周囲に水
切り構造5を設ける。該水切り構造5は各砂貯蔵槽1,
2の前記排出ゲート4を配設した部分を除く底面に所定
の厚さに敷き詰めた砂利6と所定の間隔を置いて配設し
た水抜き孔7とにより形成する(図2参照)。
【0014】また、前記砂利貯蔵槽3の底部に各砂貯蔵
槽1,2および砂利貯蔵槽3の並列方向へ所定の間隔を
置いて排出ゲート8を配設する。
【0015】前記一次砂貯蔵槽1の排出ゲート4下に反
二次砂貯蔵槽2側へ延びるコンベヤ9を設け、該コンベ
ヤ9の先端部下方に二次ホッパ10を設け、該二次ホッ
パ10の外側に第一の水分計11を設け、該水分計11
が検出する二次ホッパ10内の砂の水分に基づき後述の
傾斜コンベヤ17、シャトルコンベヤ18の作動を制御
するための信号を出力する制御部12を設け、前記第一
の水分計11に接続する。
【0016】また、トラックなどにより搬入される砂や
砂利を受け入れるため、前記一次砂貯蔵槽1付近の所定
位置に一次ホッパ13を設け、前記二次ホッパ10の排
出ゲート14下から前記一次ホッパ13上へ延びる傾斜
コンベヤ15を設け、さらに前記一次ホッパ13の排出
ゲート16下から前記一次砂貯蔵槽1上へ延びる傾斜コ
ンベヤ17を設け、該傾斜コンベヤ17の先端部下方
に、一次砂貯蔵槽1、二次砂貯蔵槽2、および砂利貯蔵
槽3の上面を各貯蔵槽1,2,3並列方向へ走行し得ら
れ且つ正逆転し得る所定長さのシャトルコンベヤ18を
設ける。
【0017】前記シャトルコンベヤ18に対して、二次
ホッパ10から傾斜コンベヤ15を介して一次ホッパ1
3に投入された砂を前記一次砂貯蔵槽1、又は二次砂貯
蔵槽2のいずれかへ送給する作動指令を前記制御部12
が出力する信号に基づいて発動し得られ、且つトラック
などにより一次ホッパ13に投入された砂又は砂利を一
次ホッパ13から傾斜コンベヤ17、シャトルコンベヤ
18を介して一次砂貯蔵槽1又は砂利貯蔵槽3へ送給す
るよう作動指令を発動し得る受入操作函19を設ける。
【0018】さらにまた、前記二次砂貯蔵槽2および砂
利貯蔵槽3から後述のバッチャプラントへ砂および砂利
を送給するため、二次砂貯蔵槽2の排出ゲート4および
砂利貯蔵槽3の排出ゲート8の下を通りバッチャプラン
ト方向へ延び所定の高さに達する傾斜コンベヤ20を設
け、該傾斜コンベヤ20の先端部に分配シュート21を
旋回可能に設ける。
【0019】バッチャプラントは下記のように構成す
る。
【0020】二次砂貯蔵槽2から切り出した砂を貯蔵す
る砂貯蔵ビン22と、砂利貯蔵槽3から切り出した砂利
を貯蔵する砂利貯蔵ビン23とを前記分配シュート21
の下に設け、分配シュート21から放出される砂や砂利
を受け入れ得るよう配設し、セメントを貯蔵するセメン
ト貯蔵ビン24と、コンクリートの分離性を低下させる
ための混和材を貯蔵する混和材貯蔵ビン25とを前記砂
貯蔵ビン22などと同一の高さ位置に配列し、前記砂貯
蔵ビン22内に貯蔵した砂の水分を検出するため該砂貯
蔵ビン22の外側に第二の水分計26を設ける。
【0021】前記砂貯蔵ビン22の下に該砂貯蔵ビン2
2から切り出した砂の重量を計量する砂計量ホッパ27
を、前記砂利貯蔵ビン23の下に該砂利貯蔵ビン23か
ら切り出した砂利の重量を計量する砂利計量ホッパ28
を、セメント貯蔵ビン24と混和材貯蔵ビン25との下
に該セメント貯蔵ビン24から切り出したセメント、又
は前記混和材貯蔵ビン25から切り出した混和材の重量
を計量するセメント計量ホッパ29を夫々設け、前記各
計量ホッパ27,28,29と略同じ高さ位置に水を貯
蔵する水槽30を設ける。
【0022】水計量バルブ30a、水計量ホッパ31を
有する水道管32を前記水槽30に接続し、水道管32
の下流側端部を後述のコンクリートミキサ35へ導く。
【0023】また、流量計40、補正水供給弁39を有
する水道管38を前記水槽30に接続し、水道管38の
下流側端部を後述のコンクリートミキサ35へ導く。
【0024】また、砂計量ホッパ27から切り出した砂
と、砂利計量ホッパ28から切り出した砂利と、セメン
ト計量ホッパ29から切り出したセメントや混和材と、
水槽30から供給された水とを集合し、後述のコンクリ
ートミキサ35へ導く集合ホッパ34を設け、該集合ホ
ッパ34の下に、前記砂、砂利、セメント、混和材、水
を混練するコンクリートミキサ35を設け、該コンクリ
ートミキサ35により混練されたモルタルの水分量を検
出する第三の水分計36をコンクリートミキサ35の外
側に設ける。
【0025】さらに、前記第二の水分計26の検出値に
基づき、砂の補正重量を算出して製造すべき生コンクリ
ートの重量に対応する砂の重量を決定し得られ、併せて
砂貯蔵ビン22の計量ゲート22aへ開指示信号を出力
し得ると共に、砂計量ホッパ27からの入力信号に基づ
いて計量ゲート22aへ閉指示信号を出力し得られ、ま
た砂利貯蔵ビン23の計量ゲート23a、セメント貯蔵
ビン24の計量ゲート24a、および混和材貯蔵ビン2
5の計量ゲート25aへそれぞれ開指示信号を出力し得
ると共に、砂利計量ホッパ28、セメント計量ホッパ2
9からの入力信号に基づいて計量ゲート23a,24
a,25aへ閉指示信号を出力し得られ、且つ水槽30
の水道管31に設けた水計量バルブ30aに開閉信号を
出力し得るとともに、第三の水分計36の検出値に基づ
き水道管38に設けた開閉弁39に開閉指示信号を出力
し得る制御装置41を備えている。なお、42は制御装
置41に入力される砂、砂利、水、セメントの重量など
を印字記録するためのプリンタである。
【0026】次に作動について説明する。トラックなど
により砂が一次ホッパ13へ投入された場合、受入操作
函19から出力される作動指令信号により、槽上のシャ
トルコンベヤ18が一次砂貯蔵槽1上にシフトして一次
砂貯蔵槽1側へ回動し、次いで傾斜コンベヤ17が作動
し、一次ホッパ13の排出ゲート16が開口する。而し
て、一次ホッパ13内に投入された前記砂は開口した前
記排出ゲート16を介して傾斜コンベヤ17上に放出さ
れ、該傾斜コンベヤ17およびシャトルコンベヤ18に
よって一次砂貯蔵槽1へ供給投入される。
【0027】一次砂貯蔵槽1内に貯蔵された砂は約3日
間そのまま放置される。その間に砂の表面に付着してい
る水分は重力の作用により時間の経過とともに一次砂貯
蔵槽1内を下方へ流れて水切り構造部5の砂利6内に集
まり水抜き孔7から外部へ排出される。
【0028】一次砂貯蔵槽1の排出ゲート4下から二次
ホッパ10上へ延びるコンベヤ9を作動したのち、前記
排出ゲート4を開口する。一次砂貯蔵槽1において水抜
きされた砂は開口した排出ゲート4を介してコンベヤ9
上に放出され、該コンベヤ9によって二次ホッパ10へ
投入される。二次ホッパ10へ砂が投入されると、該二
次ホッパ10の外側に設けた第一の水分計11が作動し
て二次ホッパ10内の砂の表面水率を検出して制御部1
2へ検出信号を送信する。該検出信号を受信した前記制
御部12では、所定の表面水率(例えば6%)と比較
し、測定した砂の表面水率が高ければ、受入操作函19
に対して槽上のシャトルコンベヤ18が一次砂貯蔵槽1
側へシフトし、且つ一次砂貯蔵槽1側へ回動するよう指
令信号を出力し、また前記砂の表面水率が低ければ前記
受入操作函19に対して前記シャトルコンベヤ18が二
次砂貯蔵槽2側へシフトし、且つ二次砂貯蔵槽2側へ回
動するよう指令信号を出力する。
【0029】前記指令信号を受信した受入操作函19が
出力する作動指令信号により、一次ホッパ13の排出ゲ
ート16下から一次砂貯蔵槽1上へ延びる傾斜コンベヤ
17、およびシャトルコンベヤ18が作動し、且つ二次
ホッパ10の排出ゲート14、および一次ホッパ13の
排出ゲート16が開口する。而して、前記二次ホッパ1
0へ投入された砂はその表面水率の高低に従って選別さ
れ、前記傾斜コンベヤ15と傾斜コンベヤ17、および
シャトルコンベヤ18を介して一次砂貯蔵槽1又は二次
砂貯蔵槽2へ送給される。
【0030】一次砂貯蔵槽1へ送給投入された表面水率
の高い砂は一次砂貯蔵槽1内で再び水切り作用を受け
る。また、二次砂貯蔵槽2へ送給投入された表面水率の
低い砂は二次砂貯蔵槽2内で水切り作用を受けてさらに
表面水率を低下する。
【0031】前記二次砂貯蔵槽2に貯蔵された砂、およ
び砂利貯蔵槽3に貯蔵された砂利は、後方のバッチャプ
ラントが必要とするときに随時切り出される。即ち、二
次砂貯蔵槽2の砂をバッチャプラントの砂貯蔵ビン22
へ送給する場合は、砂貯蔵ビン22および砂利貯蔵ビン
23上に設けた分配シュート21を砂貯蔵ビン22側へ
旋回させ、傾斜コンベヤ20を作動したのち、二次砂貯
蔵槽2の排出ゲート4を開口して二次砂貯蔵槽2内の砂
を傾斜コンベヤ20上に放出し、該傾斜コンベヤ20、
分配シュート21を介して砂貯蔵ビン22へ送給投入す
る。また、砂利貯蔵槽3の砂利をバッチャプラントの砂
利貯蔵ビン23へ送給する場合は、前記分配シュート2
1を砂利貯蔵ビン23側へ旋回させ、傾斜コンベヤ20
を作動したのち、砂利貯蔵槽3の排出ゲート8を開口し
て砂利貯蔵槽3内の砂利を傾斜コンベヤ20上に放出
し、該傾斜コンベヤ20、分配シュート21を介して砂
利貯蔵ビン23へ送給投入する。
【0032】生コンクリートを製造するに際しては、前
記砂貯蔵ビン22に設けた第二の水分計26により砂貯
蔵ビン22内に投入されている砂の表面水率を検出し、
該検出値を制御装置41へ入力する。該検出信号を受け
た制御装置41は、検出された前記砂の表面水率に対応
する補正重量を算出し、該補正重量を加味して製造すべ
き生コンクリートの重量に対応する砂の重量を決定し、
然るのち、砂貯蔵ビン22の計量ゲート22aに開放信
号を送り、砂計量ホッパ27へ砂貯蔵ビン22より砂が
投入される。所定の重量の砂が砂計量ホッパ27内に投
入されると、該砂計量ホッパ27から制御装置41へ入
力される信号に基づいて制御装置41から砂貯蔵ビン2
2の計量ゲート22aへ閉鎖信号が出力され該計量ゲー
ト22aが閉ざされて所定の重量の砂の計量を終了す
る。
【0033】同様にして、砂利貯蔵ビン23から砂利計
量ホッパ28へ計量ゲート23aを介して砂利が切り出
され、セメント貯蔵ビン24および混和材貯蔵ビン25
からセメント計量ホッパ29へそれぞれの計量ゲート2
4a,25aを介してセメントと混和材とが適宜切り出
される。
【0034】そして、砂計量ホッパ27から砂を、また
セメント計量ホッパ29からセメントと混和材とを集合
ホッパ34を介してコンクリートミキサ35へ投入し、
さらに制御装置41の出力信号により水槽30からコン
クリートミキサ35へ連通する水道管32に設けた水計
量バルブ30a、水計量ホッパ31を作動させ、製造す
べき生コンクリートの重量に対応する重量に比し若干少
なめの水をコンクリートミキサ35に供給し、該コンク
リートミキサ35により前記砂、セメント、混和材とと
もに混練してモルタルを生成する。
【0035】前記コンクリートミキサに設けた第三の水
分計36によりコンクリートミキサ35内で生成された
前記モルタルの水分量を検出し、検出した水分量の信号
を制御装置41へ出力する。該検出信号を受けた制御装
置41で、検出したモルタルの水分量と製造すべき生コ
ンクリートの配合比に対応する水の重量とを比較して不
足する水分量を算出し、その不足水分量に基づく制御装
置41の出力信号により水槽30からコンクリートミキ
サ35へ連通する水道管38に設けた開閉弁39と流量
計40とを作動させ、前記不足水分量を水槽30からコ
ンクリートミキサ35へ補給する。
【0036】その後、砂利を前記砂利計量ホッパ28か
ら集合ホッパ34を介してコンクリートミキサ35へ投
入し、前記モルタルおよび補給水とともに混練し、生コ
ンクリートを製造する。なお、製造すべき生コンクリー
トによっては、砂や砂利を細粒と粗粒とに分別してコン
クリートミキサへ投入する必要があるが、その場合には
一次砂貯蔵槽1と二次砂貯蔵槽2、砂貯蔵ビン22、お
よび砂利貯蔵槽3、砂利貯蔵ビン23を複数個づつ併設
し、砂や砂利を細粒と粗粒とに分別して貯蔵することが
好ましい。
【0037】前記によれば、第一の水分計11により一
次貯蔵槽1から切り出した砂の表面水率を検出し、所定
の表面水率より低い砂のみを二次砂貯蔵槽2へ投入し、
第二の水分計26により二次砂貯蔵槽2から切り出し砂
貯蔵ビン22に投入した砂の表面水率を検出し、その結
果によってコンクリートミキサ35へ投入する砂の重量
を補正するとともに、コンクリートミキサ35へ投入す
る水の量を少なめに規制し、さらに第三の水分計36に
よりコンクリートミキサ35内で生成されたモルタルの
水分量を検出し、該検出水分量に基づく補正水分をコン
クリートミキサ35中へ補給し得るよう形成したので、
製造される生コンクリートの水の配合量を最適値に保つ
ことができる。
【0038】なお、本発明は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、例えば、一次砂貯蔵槽から切り出し
た砂を一次砂貯蔵槽および二次砂貯蔵槽に搬送する設備
として傾斜コンベヤ、およびシャトルコンベヤ以外のも
のを採用してもよいこと、砂利貯蔵槽を設けず砂利を直
接砂利貯蔵ビンに入れるようにしてもよいこと、各傾斜
コンベヤに代えてバケットエレベータを使用してもよい
こと、砂計量ホッパから入力信号なしに制御装置が砂貯
蔵ビンの排出ゲートに閉指示信号を出力するようにして
もよいこと、砂利、セメント、混和材の貯蔵ビンに設け
る排出ゲートの開閉を制御装置よりの信号によらないで
行なうようにしてもよいこと、など、その他、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【0039】
【発明の効果】本発明の生コンクリートの製造方法およ
び生コンクリートの製造装置によれば、下記のごとき種
々の優れた効果を奏し得る。
【0040】I)第一の水分計により一次貯蔵槽から切
り出した砂の表面水率を検出し、所定の表面水率より低
い砂のみを二次砂貯蔵槽へ投入し、第二の水分計により
二次砂貯蔵槽から切り出し砂貯蔵ビンに投入した砂の表
面水率を検出し、その結果によってコンクリートミキサ
へ投入する砂の重量を補正するとともに、コンクリート
ミキサへ投入する水の量を少なめに規制し、さらに第三
の水分計によりコンクリートミキサ内で生成されたモル
タルの水分量を検出し、該検出水分量に基づく補正水分
をコンクリートミキサ中へ補給し得るよう形成したの
で、製造される生コンクリートの水の配合量を最適値に
保つことができる。
【0041】II)水の配合量を最適値に保つことがで
きるので、ハイパフォーマンスコンクリートの製造が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生コンクリートの製造方法を実施する
ための装置の概略を表すフローシートである。
【図2】図1に関連する一次砂貯蔵槽、および二次砂貯
蔵槽の断面図である。
【符号の説明】
1 一次砂貯蔵槽 2 二次砂貯蔵槽 3 砂利貯蔵槽 5 水切り構造 11 水分計 22 砂貯蔵ビン 23 砂利貯蔵ビン 24 セメント貯蔵ビン 26 水分計 27 砂計量ホッパ 28 砂利計量ホッパ 29 セメント計量ホッパ 30 水槽 35 コンクリートミキサ 36 水分計 41 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横井 功一 神奈川県横浜市金沢区昭和町3174番地 石 川島建機株式会社横浜工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水切り構造を有する一次砂貯蔵槽に砂を
    投入して砂の表面に付着している水分を低下させたの
    ち、一次砂貯蔵槽から砂を切り出して該砂の表面水率を
    検出し、一次砂貯蔵槽から切り出した砂のうち、表面水
    率が所定の値を超える砂を前記一次砂貯蔵槽へ、また表
    面水率が所定の値以下の砂を水切り構造を有する二次砂
    貯蔵槽へ投入して該二次砂貯蔵槽に投入した砂の表面に
    付着している水分をさらに低下させておき、前記二次砂
    貯蔵槽から砂を切り出して該砂の表面水率を検出したう
    え、製造すべき生コンクリートの重量に対応する重量の
    セメントと、製造すべき生コンクリートの重量に対応す
    る重量の砂と、製造すべき生コンクリートの重量に対応
    する重量に比し若干少なめの水とをコンクリートミキサ
    に投入し、該コンクリートミキサにより前記セメント、
    砂、水を混練してモルタルを生成し、該モルタルの水分
    量を検出してモルタルの水分量と製造すべき生コンクリ
    ートの配合比に対応する水の重量とを比較して不足する
    水を前記コンクリートミキサに投入し、さらに、製造す
    べき生コンクリートの重量に対応する重量の砂利を前記
    コンクリートミキサへ投入したうえ、モルタルと砂利と
    を混練し生コンクリートを製造することを特徴とする生
    コンクリートの製造方法。
  2. 【請求項2】 砂を貯蔵する一次砂貯蔵槽および二次砂
    貯蔵槽と、一次砂貯蔵槽から切り出した砂の表面水率を
    測定する第一の水分計と、一次砂貯蔵槽から切り出した
    砂を一次砂貯蔵槽および二次砂貯蔵槽に搬送する設備
    と、二次砂貯蔵槽から切り出した砂を貯蔵する砂貯蔵ビ
    ンと、砂利を貯蔵する砂利貯蔵ビンと、セメントを貯蔵
    するセメント貯蔵ビンと、水を貯蔵する水槽と、砂貯蔵
    ビンから切り出した砂の重量を計量する砂計量ホッパ
    と、砂利貯蔵ビンから切り出した砂利の重量を計量する
    砂利計量ホッパと、セメント貯蔵ビンから切り出したセ
    メントの重量を計量するセメント計量ホッパと、砂貯蔵
    ビンに貯蔵された砂の表面水率を測定する第二の水分計
    と、砂計量ホッパから切り出した砂、砂利計量ホッパか
    ら切り出した砂利、セメント計量ホッパから切り出した
    セメント、水槽から供給された水を混練するコンクリー
    トミキサと、コンクリートミキサにより混練されたモル
    タルの水分量を検出する第三の水分計とを備え、前記第
    二の水分計の検出値に基づき砂貯蔵ビンのゲートの開閉
    装置へ信号を出力するとともに所定重量に比し若干少な
    めの水を水槽からコンクリートミキサへ供給する信号を
    出力し、且つ第三の水分計の検出値に基づき水槽からコ
    ンクリートミキサへ補正水を供給する信号を出力する制
    御装置を有することを特徴とする生コンクリートの製造
    装置。
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