JPH05199019A - 高周波回路パッケージ - Google Patents
高周波回路パッケージInfo
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- JPH05199019A JPH05199019A JP4006988A JP698892A JPH05199019A JP H05199019 A JPH05199019 A JP H05199019A JP 4006988 A JP4006988 A JP 4006988A JP 698892 A JP698892 A JP 698892A JP H05199019 A JPH05199019 A JP H05199019A
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- line
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- microstrip line
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 1
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Landscapes
- Waveguides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は高周波回路パッケージに関し、入出
力部にスルーホールを使用した高周波回路パッケージの
性能向上と構造の簡単化を目的とする。 【構成】 誘電体基板11の上面に形成された高周波回
路を外部より隔てる壁12を備える高周波回路パッケー
ジにおいて、壁12の内側の基板11の上面のマイクロ
ストリップ線路導体13と、基板11の下面の接地導体
14と、下面のコプレーナ線路導体15と、マイクロス
トリップ線路導体13とコプレーナ線路導体15とを電
気的に接続するように導体が充填された基板11の貫通
穴であるスルーホール16とを備え、マイクロストリッ
プ線路導体13と接地導体14がマイクロストリップ線
路を形成し、コプレーナ線路導体15と接地導体14が
コプレーナウェーブガイド線路を形成し、両方の線路が
同じ特性インピーダンスを有するように構成する。
力部にスルーホールを使用した高周波回路パッケージの
性能向上と構造の簡単化を目的とする。 【構成】 誘電体基板11の上面に形成された高周波回
路を外部より隔てる壁12を備える高周波回路パッケー
ジにおいて、壁12の内側の基板11の上面のマイクロ
ストリップ線路導体13と、基板11の下面の接地導体
14と、下面のコプレーナ線路導体15と、マイクロス
トリップ線路導体13とコプレーナ線路導体15とを電
気的に接続するように導体が充填された基板11の貫通
穴であるスルーホール16とを備え、マイクロストリッ
プ線路導体13と接地導体14がマイクロストリップ線
路を形成し、コプレーナ線路導体15と接地導体14が
コプレーナウェーブガイド線路を形成し、両方の線路が
同じ特性インピーダンスを有するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘電体基板上に形成さ
れた高周波回路の周囲に壁を設けて外部より隔離するよ
うにした高周波回路パッケージに関し、特にパッケージ
との信号の入出力部における反射損失及び挿入損失の小
さな高周波回路パッケージの実現に関する。
れた高周波回路の周囲に壁を設けて外部より隔離するよ
うにした高周波回路パッケージに関し、特にパッケージ
との信号の入出力部における反射損失及び挿入損失の小
さな高周波回路パッケージの実現に関する。
【0002】
【従来の技術】誘電体基板上に形成したマイクロ波・ミ
リ波帯の高周波回路を周囲環境から隔離するため、誘電
体基板上に回路を囲むように壁を設けて密閉するハーメ
チックシールと呼ばれるシーリングを行うのが一般的で
ある。ハーメチックシールをした高周波回路パッケージ
では、内部との信号等の入出力のためには壁又は基板を
通過する線路を設ける必要があり、マイクロストリップ
線路や同軸線路が用いられている。
リ波帯の高周波回路を周囲環境から隔離するため、誘電
体基板上に回路を囲むように壁を設けて密閉するハーメ
チックシールと呼ばれるシーリングを行うのが一般的で
ある。ハーメチックシールをした高周波回路パッケージ
では、内部との信号等の入出力のためには壁又は基板を
通過する線路を設ける必要があり、マイクロストリップ
線路や同軸線路が用いられている。
【0003】図16は壁を貫通するマイクロストリップ
線路を有する高周波パッケージを示す図である。図にお
いて181が誘電体基板であり、この上に回路が形成さ
れる。182はシール用の壁であり、形成した回路を囲
むように設けられている。実際には上面にもふたがあ
る。183,185及び188は線路導体であり、18
4は接地導体である。高周波信号の線路では反射損失の
発生を防止するため経路各部の特性インピーダンスを一
致させる必要がある。
線路を有する高周波パッケージを示す図である。図にお
いて181が誘電体基板であり、この上に回路が形成さ
れる。182はシール用の壁であり、形成した回路を囲
むように設けられている。実際には上面にもふたがあ
る。183,185及び188は線路導体であり、18
4は接地導体である。高周波信号の線路では反射損失の
発生を防止するため経路各部の特性インピーダンスを一
致させる必要がある。
【0004】図16に示すような高周波回路パッケージ
では、線路導体の途中の部分188のすぐ上に壁182
を設ける必要がある。そのため線路導体183,18
5,188と接地導体184で同一の特性インピーダン
スのマイクロストリップ線路を形成するには、図示のよ
うに壁182と接する線路導体の部分188の幅を狭く
する必要が生じる。但しこのような高周波パッケージ
は、高い周波数のマイクロ波に対しては、線路導体の幅
が狭くなり、図の188の部分は特に狭くなるため、製
造が非常に難しくなるという問題がある。
では、線路導体の途中の部分188のすぐ上に壁182
を設ける必要がある。そのため線路導体183,18
5,188と接地導体184で同一の特性インピーダン
スのマイクロストリップ線路を形成するには、図示のよ
うに壁182と接する線路導体の部分188の幅を狭く
する必要が生じる。但しこのような高周波パッケージ
は、高い周波数のマイクロ波に対しては、線路導体の幅
が狭くなり、図の188の部分は特に狭くなるため、製
造が非常に難しくなるという問題がある。
【0005】高周波回路パッケージの入出力部の他の例
では、内部の信号経路を一旦スルーホールを介して基板
の下面に出す方式も使用される。このようなスルーホー
ルを使用するパッケージは比較的低い周波数のマイクロ
波回路用にも使用され、マイクロ波・ミリ波回路や半導
体素子のボンディングパッドと、ハーメチックシールさ
れた信号の入出力部を、単一誘電体基板上に同時製造す
ることができるために、製造コストを小さくできる利点
をもっている。
では、内部の信号経路を一旦スルーホールを介して基板
の下面に出す方式も使用される。このようなスルーホー
ルを使用するパッケージは比較的低い周波数のマイクロ
波回路用にも使用され、マイクロ波・ミリ波回路や半導
体素子のボンディングパッドと、ハーメチックシールさ
れた信号の入出力部を、単一誘電体基板上に同時製造す
ることができるために、製造コストを小さくできる利点
をもっている。
【0006】図17にスルーホールを使用した高周波パ
ッケージの従来例を示す。ここでは壁192で囲まれた
誘電体基板191の上面に線路導体193が設けらてお
り、誘電体基板191の下面の接地導体194とマイク
ロストリップ線路を形成している。誘電体基板191の
下面には、リード接続パターン195が設けられてお
り、外部への引き出し線であるリード197に接続され
ている。線路導体193とリード接続パターン195
は、誘電体基板191の貫通穴に導体を充填したスルー
ホール196を通じて電気的に接続されている。壁19
2は図示の位置に設けられる。
ッケージの従来例を示す。ここでは壁192で囲まれた
誘電体基板191の上面に線路導体193が設けらてお
り、誘電体基板191の下面の接地導体194とマイク
ロストリップ線路を形成している。誘電体基板191の
下面には、リード接続パターン195が設けられてお
り、外部への引き出し線であるリード197に接続され
ている。線路導体193とリード接続パターン195
は、誘電体基板191の貫通穴に導体を充填したスルー
ホール196を通じて電気的に接続されている。壁19
2は図示の位置に設けられる。
【0007】図17のパッケージを外部に接続する方法
について簡単に説明する。まずリード197を外部回路
のマイクロストリップ線路に半田付などで接続する。そ
して外部回路のマイクロストリップ線路の接地導体とこ
のパッケージ内部のマイクロストリップ線路の接地導体
を使用する周波数帯で同電位にするために、外部回路基
板の接地導体と図17の接地導体194を半田等で接続
する。
について簡単に説明する。まずリード197を外部回路
のマイクロストリップ線路に半田付などで接続する。そ
して外部回路のマイクロストリップ線路の接地導体とこ
のパッケージ内部のマイクロストリップ線路の接地導体
を使用する周波数帯で同電位にするために、外部回路基
板の接地導体と図17の接地導体194を半田等で接続
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし図17に示すよ
うなスルーホールを用いた高周波パッケージでは、リー
ド接続パターン195の特性インピーダンスが誘電体基
板の影響を受けるため、外部回路のマイクロストリップ
線路の特性インピーダンスとは異なった特性インピーダ
ンスになり、この部分で信号の反射が発生してしまう。
従って図17に示すようなスルーホールを入出力部に使
用したパッケージをマイクロ波・ミリ波回路に使用する
場合、信号の周波数が高いと反射損失が増えるという問
題がある。更にリードと接地導体が同一面にあるため、
外部のストリップ線路部品に線路導体と同一面の接続用
電極を設けて接地導体をこれに接続する必要があり、外
部回路が複雑になり製造コストが上昇するという問題が
ある。更にこれによりパッケージ下面でリードおよび接
地導体の接続を同時に行うために、半田量の制御や位置
合わせを正確に行う必要も生じる。
うなスルーホールを用いた高周波パッケージでは、リー
ド接続パターン195の特性インピーダンスが誘電体基
板の影響を受けるため、外部回路のマイクロストリップ
線路の特性インピーダンスとは異なった特性インピーダ
ンスになり、この部分で信号の反射が発生してしまう。
従って図17に示すようなスルーホールを入出力部に使
用したパッケージをマイクロ波・ミリ波回路に使用する
場合、信号の周波数が高いと反射損失が増えるという問
題がある。更にリードと接地導体が同一面にあるため、
外部のストリップ線路部品に線路導体と同一面の接続用
電極を設けて接地導体をこれに接続する必要があり、外
部回路が複雑になり製造コストが上昇するという問題が
ある。更にこれによりパッケージ下面でリードおよび接
地導体の接続を同時に行うために、半田量の制御や位置
合わせを正確に行う必要も生じる。
【0009】以上のように入出力部にスルーホールを使
用した従来の高周波回路パッケージは、リード部での反
射損失の発生、及び外部回路にパッケージの接地のため
の接地電極とそのためのスルーホールを設ける必要があ
り、性能及びコスト面で充分とはいえなかった。本発明
は上記問題点に鑑みてなされたものであり、入出力部に
スルーホールを使用した高周波回路パッケージの性能向
上及び接続する外部回路の製造コスト低減を目的とす
る。
用した従来の高周波回路パッケージは、リード部での反
射損失の発生、及び外部回路にパッケージの接地のため
の接地電極とそのためのスルーホールを設ける必要があ
り、性能及びコスト面で充分とはいえなかった。本発明
は上記問題点に鑑みてなされたものであり、入出力部に
スルーホールを使用した高周波回路パッケージの性能向
上及び接続する外部回路の製造コスト低減を目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の高周波回
路パッケージの第一の基本構成を示す図である。図にお
いて、11はその上面に高周波回路が形成される誘電体
基板である。12は形成した高周波回路を外部より隔て
るための壁である。13はこの高周波回路との入出力線
路の一部をなすマイクロストリップ線路導体であり、壁
12の内側の誘電体基板11の上面に設けられている。
14は誘電体基板11の下面に設けられた接地導体であ
る。15は入出力線路の一部をなすコプレーナ線路導体
であり、誘電体基板11の下面に設けられている。16
は誘電体基板11の貫通穴に導体を充填したスルーホー
ルであり、マイクロストリップ線路導体13とコプレー
ナ線路導体15とを電気的に接続する。マイクロストリ
ップ線路導体13と接地導体14はマイクロストリップ
線路を形成し、所定の特性インピーダンスを有するよう
に形状等が定められている。コプレーナ線路導体15と
接地導体14はコプレーナウェーブガイド線路を形成
し、マイクロストリップ線路の特性インピーダンスと同
一の特性インピーダンスを有するように形状等が定めら
れる。
路パッケージの第一の基本構成を示す図である。図にお
いて、11はその上面に高周波回路が形成される誘電体
基板である。12は形成した高周波回路を外部より隔て
るための壁である。13はこの高周波回路との入出力線
路の一部をなすマイクロストリップ線路導体であり、壁
12の内側の誘電体基板11の上面に設けられている。
14は誘電体基板11の下面に設けられた接地導体であ
る。15は入出力線路の一部をなすコプレーナ線路導体
であり、誘電体基板11の下面に設けられている。16
は誘電体基板11の貫通穴に導体を充填したスルーホー
ルであり、マイクロストリップ線路導体13とコプレー
ナ線路導体15とを電気的に接続する。マイクロストリ
ップ線路導体13と接地導体14はマイクロストリップ
線路を形成し、所定の特性インピーダンスを有するよう
に形状等が定められている。コプレーナ線路導体15と
接地導体14はコプレーナウェーブガイド線路を形成
し、マイクロストリップ線路の特性インピーダンスと同
一の特性インピーダンスを有するように形状等が定めら
れる。
【0011】図2は、本発明の高周波回路パッケージの
第二の基本構成を示す図である。図において、21はそ
の上面に高周波回路が形成される誘電体基板である。2
2は形成した高周波回路を外部より隔てるための壁であ
る。23はこの高周波回路との入出力線路の一部をなす
マイクロストリップ線路導体であり、壁22の内側の誘
電体基板21の上面に設けられている。24は誘電体基
板21の下面に設けられた第一接地導体である。25は
入出力線路の一部をなすコプレーナ線路導体であり、誘
電体基板21の下面に設けられている。26は誘電体基
板21の貫通穴に導体を充填したスルーホールであり、
マイクロストリップ線路導体23とコプレーナ線路導体
25とを電気的に接続する。27は誘電体基板21の上
面に設けられた第二接地導体であり、この上に壁22の
一部が設けられる。マイクロストリップ線路導体23と
第一接地導体24はマイクロストリップ線路を形成し、
所定の特性インピーダンスを有するように形状等が定め
られている。コプレーナ線路導体25と第一接地導体2
4と第二接地導体27はコプレーナウェーブガイド線路
を形成し、マイクロストリップ線路の特性インピーダン
スと同一の特性インピーダンスを有するように形状等が
定められている。
第二の基本構成を示す図である。図において、21はそ
の上面に高周波回路が形成される誘電体基板である。2
2は形成した高周波回路を外部より隔てるための壁であ
る。23はこの高周波回路との入出力線路の一部をなす
マイクロストリップ線路導体であり、壁22の内側の誘
電体基板21の上面に設けられている。24は誘電体基
板21の下面に設けられた第一接地導体である。25は
入出力線路の一部をなすコプレーナ線路導体であり、誘
電体基板21の下面に設けられている。26は誘電体基
板21の貫通穴に導体を充填したスルーホールであり、
マイクロストリップ線路導体23とコプレーナ線路導体
25とを電気的に接続する。27は誘電体基板21の上
面に設けられた第二接地導体であり、この上に壁22の
一部が設けられる。マイクロストリップ線路導体23と
第一接地導体24はマイクロストリップ線路を形成し、
所定の特性インピーダンスを有するように形状等が定め
られている。コプレーナ線路導体25と第一接地導体2
4と第二接地導体27はコプレーナウェーブガイド線路
を形成し、マイクロストリップ線路の特性インピーダン
スと同一の特性インピーダンスを有するように形状等が
定められている。
【0012】図3は本発明の高周波回路パッケージの第
三の基本構成を示す図である。図において、31はその
上面に高周波回路が形成される誘電体基板である。32
は形成した高周波回路を外部より隔てるための壁であ
る。33はこの高周波回路との入出力線路の一部をなす
コプレーナ線路導体であり、壁32の内側の誘電体基板
31の上面に設けられている。34は誘電体基板31の
上面に設けられた接地導体であり、この上に壁32の一
部が設けられる。35は入出力線路の一部をなすマイク
ロストリップ線路導体であり、誘電体基板31の下面に
設けられる。36は誘電体基板31の貫通穴に導体を充
填したスルーホールであり、コプレーナ線路導体33と
マイクロストリップ線路導体35とを電気的に接続す
る。コプレーナ線路導体33と接地導体34はコプレー
ナウェーブガイド線路を形成し、所定の特性インピーダ
ンスを有するように形状等が定められている。マイクロ
ストリップ線路導体35と接地導体34はマイクロスト
リップ線路を形成し、コプレーナウェーブガイド線路の
特性インピーダンスと同一の特性インピーダンスを有す
るように形状等が定められている。
三の基本構成を示す図である。図において、31はその
上面に高周波回路が形成される誘電体基板である。32
は形成した高周波回路を外部より隔てるための壁であ
る。33はこの高周波回路との入出力線路の一部をなす
コプレーナ線路導体であり、壁32の内側の誘電体基板
31の上面に設けられている。34は誘電体基板31の
上面に設けられた接地導体であり、この上に壁32の一
部が設けられる。35は入出力線路の一部をなすマイク
ロストリップ線路導体であり、誘電体基板31の下面に
設けられる。36は誘電体基板31の貫通穴に導体を充
填したスルーホールであり、コプレーナ線路導体33と
マイクロストリップ線路導体35とを電気的に接続す
る。コプレーナ線路導体33と接地導体34はコプレー
ナウェーブガイド線路を形成し、所定の特性インピーダ
ンスを有するように形状等が定められている。マイクロ
ストリップ線路導体35と接地導体34はマイクロスト
リップ線路を形成し、コプレーナウェーブガイド線路の
特性インピーダンスと同一の特性インピーダンスを有す
るように形状等が定められている。
【0013】図4は本発明の高周波回路パッケージの第
四の基本構成を示す図である。図において41はその上
面に高周波回路が形成される誘電体基板である。42は
形成した高周波回路を外部より隔てるための壁である。
43はこの高周波回路との入出力線路の一部をなすコプ
レーナ線路導体であり、壁42の内側の誘電体基板41
の上面に設けられている。44は誘電体基板41の上面
に設けられた第一接地導体であり、この上に壁42の一
部が設けられる。45は入出力線路の一部をなすマイク
ロストリップ線路導体であり、誘電体基板41の下面に
設けられる。46は誘電体基板41の貫通穴に導体を充
填したスルーホールであり、コプレーナ線路導体43と
マイクロストリップ線路導体45とを電気的に接続す
る。47は誘電体基板41の下面に設けられた第二接地
導体である。コプレーナ線路導体43と第一接地導体4
4と第二接地導体47はコプレーナウェーブガイド線路
を形成し、所定の特性インピーダンスを有するように形
状等が定められている。マイクロストリップ線路導体4
5と第一接地導体44はマイクロストリップ線路を形成
し、コプレーナウェーブガイド線路の特性インピーダン
スと同一の特性インピーダンスを有するように形状等が
定められている。
四の基本構成を示す図である。図において41はその上
面に高周波回路が形成される誘電体基板である。42は
形成した高周波回路を外部より隔てるための壁である。
43はこの高周波回路との入出力線路の一部をなすコプ
レーナ線路導体であり、壁42の内側の誘電体基板41
の上面に設けられている。44は誘電体基板41の上面
に設けられた第一接地導体であり、この上に壁42の一
部が設けられる。45は入出力線路の一部をなすマイク
ロストリップ線路導体であり、誘電体基板41の下面に
設けられる。46は誘電体基板41の貫通穴に導体を充
填したスルーホールであり、コプレーナ線路導体43と
マイクロストリップ線路導体45とを電気的に接続す
る。47は誘電体基板41の下面に設けられた第二接地
導体である。コプレーナ線路導体43と第一接地導体4
4と第二接地導体47はコプレーナウェーブガイド線路
を形成し、所定の特性インピーダンスを有するように形
状等が定められている。マイクロストリップ線路導体4
5と第一接地導体44はマイクロストリップ線路を形成
し、コプレーナウェーブガイド線路の特性インピーダン
スと同一の特性インピーダンスを有するように形状等が
定められている。
【0014】図5は本発明の高周波回路パッケージの第
五の基本構成を示す図である。図において51はその上
面に高周波回路が形成される誘電体基板である。52は
形成した高周波回路を外部より隔てるための壁である。
53はこの高周波回路との入出力線路の一部をなす第一
マイクロストリップ線路導体であり、壁52の内側の誘
電体基板51の上面に設けられている。54は誘電体基
板51の下面に設けられた第一接地導体である。55は
入出力線路の一部をなす第二マイクロストリップ線路導
体であり、誘電体基板51の下面に設けられる。57は
誘電体基板51の上面に設けられた第二接地導体であ
り、この上に壁42の一部が設けられる。56は誘電体
基板51の貫通穴に導体を充填したスルーホールであ
り、第一マイクロストリップ線路導体53と第二マイク
ロストリップ線路導体55とを電気的に接続する。第一
マイクロストリップ線路導体53と第一接地導体54は
マイクロストリップ線路を形成し、第二マイクロストリ
ップ線路導体55と第二接地導体57もマイクロストリ
ップ線路を形成し、両方のマイクロストリップ線路の特
性インピーダンスは同一であるように形状等が定められ
る。
五の基本構成を示す図である。図において51はその上
面に高周波回路が形成される誘電体基板である。52は
形成した高周波回路を外部より隔てるための壁である。
53はこの高周波回路との入出力線路の一部をなす第一
マイクロストリップ線路導体であり、壁52の内側の誘
電体基板51の上面に設けられている。54は誘電体基
板51の下面に設けられた第一接地導体である。55は
入出力線路の一部をなす第二マイクロストリップ線路導
体であり、誘電体基板51の下面に設けられる。57は
誘電体基板51の上面に設けられた第二接地導体であ
り、この上に壁42の一部が設けられる。56は誘電体
基板51の貫通穴に導体を充填したスルーホールであ
り、第一マイクロストリップ線路導体53と第二マイク
ロストリップ線路導体55とを電気的に接続する。第一
マイクロストリップ線路導体53と第一接地導体54は
マイクロストリップ線路を形成し、第二マイクロストリ
ップ線路導体55と第二接地導体57もマイクロストリ
ップ線路を形成し、両方のマイクロストリップ線路の特
性インピーダンスは同一であるように形状等が定められ
る。
【0015】
【作用】同軸ケーブルや導波管に比べて小型で製造が容
易であるため、回路の入出力部には平面形導波路が使用
される。この平面形導波路には、図6に示すマイクロス
トリップ線路及び図7に示すコプレーナウェーブガイド
が含まれる。図6のマイクロストリップ線路は、誘電体
基板101の上面に線路導体103を形成し、下面に接
地導体104を形成したもので、線路導体103の幅w
に比べて接地導体104は充分に広い。誘電体基板10
1の比誘電率等に応じて、誘電体基板101の厚さh、
線路導体103の幅w及び厚さtを定めることにより、
所定の特性インピーダンスを有する線路が実現できる。
通常は50Ωに設定される。
易であるため、回路の入出力部には平面形導波路が使用
される。この平面形導波路には、図6に示すマイクロス
トリップ線路及び図7に示すコプレーナウェーブガイド
が含まれる。図6のマイクロストリップ線路は、誘電体
基板101の上面に線路導体103を形成し、下面に接
地導体104を形成したもので、線路導体103の幅w
に比べて接地導体104は充分に広い。誘電体基板10
1の比誘電率等に応じて、誘電体基板101の厚さh、
線路導体103の幅w及び厚さtを定めることにより、
所定の特性インピーダンスを有する線路が実現できる。
通常は50Ωに設定される。
【0016】図7のコプレーナウェーブガイド線路には
基板裏面に接地導体の無いタイプ(ここではCPW型と
呼ぶ。)と基板裏面に接地導体のあるタイプ(ここでは
CPWG型と呼ぶ。)の二つのタイプがあり、CPW型
は誘電体基板111上に線路導体113を形成し、その
両側に所定の間隔gだけ離して接地導体114を形成し
たものである。CPWG型は誘電体基板121上に線路
導体123と接地導体124を形成し、更に誘電体基板
121の下面に接地導体125を形成する。いずれの場
合にも誘電体基板の厚さh、線路導体の幅w、導体の厚
さt、及び間隔gを基板の比誘電率等に応じて定めれば
所定の特性インピーダンスが得られる。CPW型では、
誘電体基板111の厚さhがある程度以上、例えば二つ
の接地導体の間隔以上であれば厚さhの変化は特性イン
ピーダンスにほとんど影響しない。
基板裏面に接地導体の無いタイプ(ここではCPW型と
呼ぶ。)と基板裏面に接地導体のあるタイプ(ここでは
CPWG型と呼ぶ。)の二つのタイプがあり、CPW型
は誘電体基板111上に線路導体113を形成し、その
両側に所定の間隔gだけ離して接地導体114を形成し
たものである。CPWG型は誘電体基板121上に線路
導体123と接地導体124を形成し、更に誘電体基板
121の下面に接地導体125を形成する。いずれの場
合にも誘電体基板の厚さh、線路導体の幅w、導体の厚
さt、及び間隔gを基板の比誘電率等に応じて定めれば
所定の特性インピーダンスが得られる。CPW型では、
誘電体基板111の厚さhがある程度以上、例えば二つ
の接地導体の間隔以上であれば厚さhの変化は特性イン
ピーダンスにほとんど影響しない。
【0017】本発明の高周波パッケージの第一の基本構
成では、高周波回路側の線路をストリップ線路導体13
と接地導体14が形成するマイクロストリップ線路と
し、外側への線路をコプレーナ線路導体15と接地導体
14が形成するCPW型コプレーナウェーブガイド線路
とする。このマイクロストリップ線路とコプレーナウェ
ーブガイド線路は同一の特性インピーダンスZ0 を有す
るように設定されているため、この部分でのマイクロ波
・ミリ波の反射は発生しない。誘電体基板11の厚さ
は、コプレーナ線路導体の幅や間隔に比べて同程度であ
れば、壁12の存在はコプレーナウェーブガイド線路の
インピーダンスにはほとんど影響せず、これによる反射
は発生しない。また壁12はマイクロストリップ線路に
対しても充分に離すことが可能であり、壁12の影響は
ない。
成では、高周波回路側の線路をストリップ線路導体13
と接地導体14が形成するマイクロストリップ線路と
し、外側への線路をコプレーナ線路導体15と接地導体
14が形成するCPW型コプレーナウェーブガイド線路
とする。このマイクロストリップ線路とコプレーナウェ
ーブガイド線路は同一の特性インピーダンスZ0 を有す
るように設定されているため、この部分でのマイクロ波
・ミリ波の反射は発生しない。誘電体基板11の厚さ
は、コプレーナ線路導体の幅や間隔に比べて同程度であ
れば、壁12の存在はコプレーナウェーブガイド線路の
インピーダンスにはほとんど影響せず、これによる反射
は発生しない。また壁12はマイクロストリップ線路に
対しても充分に離すことが可能であり、壁12の影響は
ない。
【0018】更に、一般的にマイクロ波・ミリ波用回路
で使用する誘電体基板11の厚さは、伝送する信号の波
長に比べて十分に薄いため、スルーホール16の部分の
電気的長さ、すなわち位相ずれは短く、反射は小さい。
またスルーホール16には導体が充填されるため、壁内
部の気密性が保持される。従って図1に示すようなパッ
ケージを用いることにより、パッケージ入出力部でのマ
イクロ波・ミリ波信号の反射の非常に小さいハーメチッ
クシール可能な高周波回路パッケージが実現できる。
で使用する誘電体基板11の厚さは、伝送する信号の波
長に比べて十分に薄いため、スルーホール16の部分の
電気的長さ、すなわち位相ずれは短く、反射は小さい。
またスルーホール16には導体が充填されるため、壁内
部の気密性が保持される。従って図1に示すようなパッ
ケージを用いることにより、パッケージ入出力部でのマ
イクロ波・ミリ波信号の反射の非常に小さいハーメチッ
クシール可能な高周波回路パッケージが実現できる。
【0019】以下第二から第五の基本構成は構成が異な
るが基本的作用は同一であり、説明の一部は省略する。
本発明の第二の基本構成は、第一基本構成のコプレーナ
ウェーブガイド線路をコプレーナ線路導体25と第一接
地導体24と第二接地導体27で形成するCPWG型と
する。壁22は接地導体27の上に設けられるため、コ
プレーナウェーブガイド線路のインピーダンスへの影響
は更に小さくなる。この基本構成でも、マイクロストリ
ップ線路とコプレーナウェーブガイド線路の特性インピ
ーダンスが同一に設定されているため、マイクロ波・ミ
リ波信号の反射は発生しない。
るが基本的作用は同一であり、説明の一部は省略する。
本発明の第二の基本構成は、第一基本構成のコプレーナ
ウェーブガイド線路をコプレーナ線路導体25と第一接
地導体24と第二接地導体27で形成するCPWG型と
する。壁22は接地導体27の上に設けられるため、コ
プレーナウェーブガイド線路のインピーダンスへの影響
は更に小さくなる。この基本構成でも、マイクロストリ
ップ線路とコプレーナウェーブガイド線路の特性インピ
ーダンスが同一に設定されているため、マイクロ波・ミ
リ波信号の反射は発生しない。
【0020】本発明の第三の基本構成は、高周波回路側
の線路をコプレーナ線路導体33と接地導体34で形成
するコプレーナウェーブガイド線路とし、外側への線路
をストリップ線路導体35と接地導体34で形成するマ
イクロストリップ線路とする。このコプレーナウェーブ
ガイド線路とストリップ線路との特性インピーダンスは
同一であるため、マイクロ波・ミリ波信号の反射は生じ
ない。壁32は接地導体34の上にあるためマイクロス
トリップ線路の特性インピーダンスはほとんど影響を受
けない。
の線路をコプレーナ線路導体33と接地導体34で形成
するコプレーナウェーブガイド線路とし、外側への線路
をストリップ線路導体35と接地導体34で形成するマ
イクロストリップ線路とする。このコプレーナウェーブ
ガイド線路とストリップ線路との特性インピーダンスは
同一であるため、マイクロ波・ミリ波信号の反射は生じ
ない。壁32は接地導体34の上にあるためマイクロス
トリップ線路の特性インピーダンスはほとんど影響を受
けない。
【0021】本発明の第四の基本構成は、第三の基本構
成と同様に外側への線路はマイクロストリップ線路であ
るが、壁42内の回路側のコプレーナウェーブガイド線
路をCPWG型とするものである。本発明の第五の基本
構成は、回路側と外側の線路を共にマイクロストリップ
線路とするものである。壁52は第二接地導体57の上
に設けられているため、第二ストリップ線路導体55と
第二接地導体57が形成する第二マイクロストリップ線
路のインピーダンスにはほとんど影響しない。
成と同様に外側への線路はマイクロストリップ線路であ
るが、壁42内の回路側のコプレーナウェーブガイド線
路をCPWG型とするものである。本発明の第五の基本
構成は、回路側と外側の線路を共にマイクロストリップ
線路とするものである。壁52は第二接地導体57の上
に設けられているため、第二ストリップ線路導体55と
第二接地導体57が形成する第二マイクロストリップ線
路のインピーダンスにはほとんど影響しない。
【0022】
【実施例】第一実施例の高周波回路パッケージを図8に
示す。(a) は上面図であり、(b)は下面図である。この
高周波回路はパッケージ内部にマイクロ波・ミリ波用半
導体素子及びその整合回路をマイクロストリップ線路で
構成したものである。実際にはパッケージの上部にもシ
ール板が設けられ、希ガス等を一緒に封止して回路部を
外部環境から保護する。
示す。(a) は上面図であり、(b)は下面図である。この
高周波回路はパッケージ内部にマイクロ波・ミリ波用半
導体素子及びその整合回路をマイクロストリップ線路で
構成したものである。実際にはパッケージの上部にもシ
ール板が設けられ、希ガス等を一緒に封止して回路部を
外部環境から保護する。
【0023】図8の(a) において、133はマイクロス
トリップ線路を形成する線路導体であり、外側の端に近
い部分に導体を充填したスルーホールが設けられ、これ
を介して図8の(b) に示すコプレーナ線路導体135に
接続される。図8の(b) に示すようにパッケージの裏面
には、一部を除いて全面に接地導体が設けられており、
マイクロストリップ線路導体133とマイクロストリッ
プ線路を形成し、コプレーナ線路導体135とコプレー
ナウェーブガイド線路を形成する。なお図8の(a) にお
ける138は電源端子であり、これについてもスルーホ
ールを介して、(b) に示す裏面の電極139に接続され
ている。これらスルーホールはすべて導体が充填されて
おり、内部回路は完全にシールされる。
トリップ線路を形成する線路導体であり、外側の端に近
い部分に導体を充填したスルーホールが設けられ、これ
を介して図8の(b) に示すコプレーナ線路導体135に
接続される。図8の(b) に示すようにパッケージの裏面
には、一部を除いて全面に接地導体が設けられており、
マイクロストリップ線路導体133とマイクロストリッ
プ線路を形成し、コプレーナ線路導体135とコプレー
ナウェーブガイド線路を形成する。なお図8の(a) にお
ける138は電源端子であり、これについてもスルーホ
ールを介して、(b) に示す裏面の電極139に接続され
ている。これらスルーホールはすべて導体が充填されて
おり、内部回路は完全にシールされる。
【0024】本実施例では壁132は誘電体で作られて
いるが、導体とすることも可能であり、導体とする場合
には裏面の接地導体と電気的に接続することもできる
が、これについては第二実施例で示す。第一実施例にお
ける入出力部の構造をより詳細に示したのが図9であ
る。図9において、131は誘電体基板であり、132
はシール用壁であり、136は線路用スルーホールであ
り、他は図8と同じである。図9でA,B,C及びDで
示した位置での断面を示したのが図10である。Aの部
分ではマイクロストリップ線路が形成され、Cの部分で
はコプレーナウェーブガイド線路が形成されているのは
明らかである。
いるが、導体とすることも可能であり、導体とする場合
には裏面の接地導体と電気的に接続することもできる
が、これについては第二実施例で示す。第一実施例にお
ける入出力部の構造をより詳細に示したのが図9であ
る。図9において、131は誘電体基板であり、132
はシール用壁であり、136は線路用スルーホールであ
り、他は図8と同じである。図9でA,B,C及びDで
示した位置での断面を示したのが図10である。Aの部
分ではマイクロストリップ線路が形成され、Cの部分で
はコプレーナウェーブガイド線路が形成されているのは
明らかである。
【0025】マイクロストリップ線路及びコプレーナウ
ェーブガイド線路の特性インピーダンスは形状や誘電体
基板の比誘電率等によって決定されることは前述した
が、実際の形状例を示す。マイクロストリップ線路につ
いては、図6に基づいて例を示す。誘電体基板101の
比誘電率εr を9.7とし、厚さhを200μm とし、
線路導体103と接地導体104の厚さtを3μm と
し、抵抗率ρが2.44×10-6Ωcmで表面粗さrが0
で、損失角 tanδを0とすると、周波数50GHz の信号
に対して特性インピーダンスを50Ωとするには線路導
体103の幅を206.38μm とする必要がある。
ェーブガイド線路の特性インピーダンスは形状や誘電体
基板の比誘電率等によって決定されることは前述した
が、実際の形状例を示す。マイクロストリップ線路につ
いては、図6に基づいて例を示す。誘電体基板101の
比誘電率εr を9.7とし、厚さhを200μm とし、
線路導体103と接地導体104の厚さtを3μm と
し、抵抗率ρが2.44×10-6Ωcmで表面粗さrが0
で、損失角 tanδを0とすると、周波数50GHz の信号
に対して特性インピーダンスを50Ωとするには線路導
体103の幅を206.38μm とする必要がある。
【0026】同様にコプレーナウェーブガイド線路につ
いて図7に基づいて例を示す。誘電体基板111の比誘
電率εr 、厚さhを上記と同様に9.7と200μm と
し、導体の条件t、ρ、r及び tanδについても同様
に、3μm 、1、0及び0とすると、50GHz で特性イ
ンピーダンスを50Ωとするには、CPW型で線路幅w
を97.04μm に、間隔gを40μm とする。またw
を100μm に、gを41.12μm にする。第一実施
例では使用していないが、CPWG型であれば、wを8
0.97μm に、gを40μm にするか、又はwを10
0μm に、gを53.30μm にする通常接続される外
部回路も50Ωの特性インピーダンスを有するように設
定されており、接続によって反射が生じないようにして
いる。
いて図7に基づいて例を示す。誘電体基板111の比誘
電率εr 、厚さhを上記と同様に9.7と200μm と
し、導体の条件t、ρ、r及び tanδについても同様
に、3μm 、1、0及び0とすると、50GHz で特性イ
ンピーダンスを50Ωとするには、CPW型で線路幅w
を97.04μm に、間隔gを40μm とする。またw
を100μm に、gを41.12μm にする。第一実施
例では使用していないが、CPWG型であれば、wを8
0.97μm に、gを40μm にするか、又はwを10
0μm に、gを53.30μm にする通常接続される外
部回路も50Ωの特性インピーダンスを有するように設
定されており、接続によって反射が生じないようにして
いる。
【0027】次に第二実施例の高周波パッケージの入出
力部の構造を図11に示す。(a) は上面の斜視図であ
り、(b) は下面の斜視図であり、(c) は (a)においてE
で示した位置での断面図である。図において、141は
誘電体基板であり、142はシール用の壁である。14
3はマイクロストリップ線路導体であり、第一接地導体
144とマイクロストリップ線路を形成する。145は
コプレーナ線路導体であり、第一接地導体144と第二
接地導体147とのコプレーナウェーブガイド線路を形
成する。線路の形状等は前述のCPWG型で50Ωの特
性インピーダンスを有する条件を満足するように定めら
れている。146はスルーホールである。148は第一
接地導体144と第二接地導体147を電気的に接続す
るスルーホールで、内部には導体が充填されている。こ
のスルーホール148の替わりに誘電体基板の端に電気
メッキ等で導体を設けてもよい。
力部の構造を図11に示す。(a) は上面の斜視図であ
り、(b) は下面の斜視図であり、(c) は (a)においてE
で示した位置での断面図である。図において、141は
誘電体基板であり、142はシール用の壁である。14
3はマイクロストリップ線路導体であり、第一接地導体
144とマイクロストリップ線路を形成する。145は
コプレーナ線路導体であり、第一接地導体144と第二
接地導体147とのコプレーナウェーブガイド線路を形
成する。線路の形状等は前述のCPWG型で50Ωの特
性インピーダンスを有する条件を満足するように定めら
れている。146はスルーホールである。148は第一
接地導体144と第二接地導体147を電気的に接続す
るスルーホールで、内部には導体が充填されている。こ
のスルーホール148の替わりに誘電体基板の端に電気
メッキ等で導体を設けてもよい。
【0028】図11に示すように第二接地導体147は
壁142の外側に露出した部分を有している。そのため
外部のマイクロストリップ線路と接続する場合、コプレ
ーナ線路導体から延びるリードと第二接地導体147を
それぞれの面で接続すれば良く、接続作業が容易であ
る。第一実施例ではリードと接地導体が同じ面であるた
め外部のマイクロストリップ線路を接続する場合には、
外部のマイクロストリップ線路側で接地導体とスルーホ
ール等で接続された接続用電極を線路導体と同じ側に設
ける必要があったが図11に示した第二実施例であれば
この必要はなく、接続する外部回路はそれだけ簡単な構
造になる。もちろん外部回路の線路と接地導体が同じで
あれば、図11の第一接地導体144に接続すればよ
い。
壁142の外側に露出した部分を有している。そのため
外部のマイクロストリップ線路と接続する場合、コプレ
ーナ線路導体から延びるリードと第二接地導体147を
それぞれの面で接続すれば良く、接続作業が容易であ
る。第一実施例ではリードと接地導体が同じ面であるた
め外部のマイクロストリップ線路を接続する場合には、
外部のマイクロストリップ線路側で接地導体とスルーホ
ール等で接続された接続用電極を線路導体と同じ側に設
ける必要があったが図11に示した第二実施例であれば
この必要はなく、接続する外部回路はそれだけ簡単な構
造になる。もちろん外部回路の線路と接地導体が同じで
あれば、図11の第一接地導体144に接続すればよ
い。
【0029】壁142は誘電体でも導体でも構わない。
もし導体であれば第二接地導体147に接続され、接地
される。その場合には外部回路との接続のために第二接
地導体147に露出部を設けることはかならずしも必要
でなく、壁142の側面を利用して接続することも可能
である。上記の露出部をなくした時には図9と類似の形
状になり、導体の壁と裏面とをスルーホールで接続する
ことになる。
もし導体であれば第二接地導体147に接続され、接地
される。その場合には外部回路との接続のために第二接
地導体147に露出部を設けることはかならずしも必要
でなく、壁142の側面を利用して接続することも可能
である。上記の露出部をなくした時には図9と類似の形
状になり、導体の壁と裏面とをスルーホールで接続する
ことになる。
【0030】第三実施例は、パッケージ内部にマイクロ
波・ミリ波半導体素子及びその整合回路をコプレーナウ
ェーブガイド線路で形成した高周波回路パッケージであ
り、その全体図を図12に示す。(a) が上面図であり、
(b) が下面図である。図において151が誘電体基板で
あり、その上面には回路部及び線路部を除いて接地導体
154が設けられており、その上に壁152が設けられ
ている。当然回路の上部にはふたがあり、シールされ
る。
波・ミリ波半導体素子及びその整合回路をコプレーナウ
ェーブガイド線路で形成した高周波回路パッケージであ
り、その全体図を図12に示す。(a) が上面図であり、
(b) が下面図である。図において151が誘電体基板で
あり、その上面には回路部及び線路部を除いて接地導体
154が設けられており、その上に壁152が設けられ
ている。当然回路の上部にはふたがあり、シールされ
る。
【0031】153はコプレーナ線路導体であり、接地
導体154と50Ωの特性インピーダンスを有するコプ
レーナウェーブガイド線路を形成する。155は裏面に
設けられたマイクロストリップ線路導体であり、上面の
接地導体154とマイクロストリップ線路を形成する。
壁152は誘電体でも導体でもよい。また第二実施例で
述べたのと同様に、誘電体基板151と壁152が同一
の端面を有していてもよい。
導体154と50Ωの特性インピーダンスを有するコプ
レーナウェーブガイド線路を形成する。155は裏面に
設けられたマイクロストリップ線路導体であり、上面の
接地導体154とマイクロストリップ線路を形成する。
壁152は誘電体でも導体でもよい。また第二実施例で
述べたのと同様に、誘電体基板151と壁152が同一
の端面を有していてもよい。
【0032】第三実施例の入出力部の構造を図13に示
す。(a) は上面の斜視図であり、(b) は下面の斜視図で
あり、(c) と (d)は図中のFとGの位置での断面を示
す。図において156はスルーホールである。これによ
りそれぞれの部分でコプレーナウェーブガイド線路とマ
イクロストリップ線路が形成されていることがわかる。
もちろんそれぞれの特性インピーダンスは50Ωに設定
されている。
す。(a) は上面の斜視図であり、(b) は下面の斜視図で
あり、(c) と (d)は図中のFとGの位置での断面を示
す。図において156はスルーホールである。これによ
りそれぞれの部分でコプレーナウェーブガイド線路とマ
イクロストリップ線路が形成されていることがわかる。
もちろんそれぞれの特性インピーダンスは50Ωに設定
されている。
【0033】第四実施例の入出力部の構造を図14に示
す。(a) は上面の斜視図であり、(b) は下面の斜視図で
あり、(c) は図中にHで示した位置での断面図である。
本実施例は壁162の内側の線路をCPWG型のコプレ
ーナウェーブガイド線路とした高周波回路パッケージで
ある。161は誘電体基板であり、162はシール用の
壁である。163はコプレーナ線路導体である。164
は第一接地導体であり、誘電体基板161の回路部と線
路部を除く全面に設けられている。165はマイクロス
トリップ線路導体である。166はコプレーナ線路導体
とマイクロストリップ線路導体165を電気的に接続す
るスルーホールである。167は誘電体基板161の下
面に設けられた第二接地導体であり、(c) の断面図に示
す接地用スルーホール168により第一接地導体164
と電気的に接続されている。
す。(a) は上面の斜視図であり、(b) は下面の斜視図で
あり、(c) は図中にHで示した位置での断面図である。
本実施例は壁162の内側の線路をCPWG型のコプレ
ーナウェーブガイド線路とした高周波回路パッケージで
ある。161は誘電体基板であり、162はシール用の
壁である。163はコプレーナ線路導体である。164
は第一接地導体であり、誘電体基板161の回路部と線
路部を除く全面に設けられている。165はマイクロス
トリップ線路導体である。166はコプレーナ線路導体
とマイクロストリップ線路導体165を電気的に接続す
るスルーホールである。167は誘電体基板161の下
面に設けられた第二接地導体であり、(c) の断面図に示
す接地用スルーホール168により第一接地導体164
と電気的に接続されている。
【0034】コプレーナ線路導体163と第一接地導体
164と第二接地導体167とが50Ωの特性インピー
ダンスを有するコプレーナウェーブガイド線路を形成す
る。マイクロストリップ線路導体165と第一接地導体
164とが、50Ωの特性インピーダンスのマイクロス
トリップ線路を形成する。これにより信号の反射は発生
しない。
164と第二接地導体167とが50Ωの特性インピー
ダンスを有するコプレーナウェーブガイド線路を形成す
る。マイクロストリップ線路導体165と第一接地導体
164とが、50Ωの特性インピーダンスのマイクロス
トリップ線路を形成する。これにより信号の反射は発生
しない。
【0035】第五実施例の入出力部の構造を図15に示
す。(a) は上面の斜視図であり、(b) は下面の斜視図で
ある。本実施例は壁の内側と外側の線路を共にマイクロ
ストリップ線路とするものである。171は誘電体基板
であり、172はシール用の壁である。173は第一マ
イクロストリップ線路導体であり、下面に設けられた第
一接地導体174と50Ωの特性インピーダンスを有す
る第一マイクロストリップ線路を形成する。175は第
二マイクロストリップ線路導体であり、誘電体基板17
1の上面に設けられた第二接地導体177と50Ωの特
性インピーダンスを有する第二マイクロストリップ線路
を形成する。176は第一マイクロストリップ線路導体
173と第二マイクロストリップ線路導体175とを電
気的に接続するスルーホールである。第一接地導体17
4と第二接地導体177とは誘電体基板171の側面に
設けられた接続導体178によって電気的に接続されて
いる。
す。(a) は上面の斜視図であり、(b) は下面の斜視図で
ある。本実施例は壁の内側と外側の線路を共にマイクロ
ストリップ線路とするものである。171は誘電体基板
であり、172はシール用の壁である。173は第一マ
イクロストリップ線路導体であり、下面に設けられた第
一接地導体174と50Ωの特性インピーダンスを有す
る第一マイクロストリップ線路を形成する。175は第
二マイクロストリップ線路導体であり、誘電体基板17
1の上面に設けられた第二接地導体177と50Ωの特
性インピーダンスを有する第二マイクロストリップ線路
を形成する。176は第一マイクロストリップ線路導体
173と第二マイクロストリップ線路導体175とを電
気的に接続するスルーホールである。第一接地導体17
4と第二接地導体177とは誘電体基板171の側面に
設けられた接続導体178によって電気的に接続されて
いる。
【0036】壁172の一部は第二接地導体177の上
に設けられる。壁172は誘電体でも導体でもよい。以
上のように本発明の高周波回路パッケージでは、シール
した回路との信号の入出力を誘電体基板に設けたスルー
ホールを介して行うが、スルーホールを用いることによ
り構造が単純で、マイクロ波・ミリ波回路や半導体素子
のボンディングパッドなどを含む基板とパッケージ入出
力部を単一基板上に構成することができ、製造コストを
小さくすることが可能である。更にスルーホール部の位
相が短いために、図16に示したストリップ線路や同軸
線路を使用したものより挿入損失を小さくすることが可
能である。
に設けられる。壁172は誘電体でも導体でもよい。以
上のように本発明の高周波回路パッケージでは、シール
した回路との信号の入出力を誘電体基板に設けたスルー
ホールを介して行うが、スルーホールを用いることによ
り構造が単純で、マイクロ波・ミリ波回路や半導体素子
のボンディングパッドなどを含む基板とパッケージ入出
力部を単一基板上に構成することができ、製造コストを
小さくすることが可能である。更にスルーホール部の位
相が短いために、図16に示したストリップ線路や同軸
線路を使用したものより挿入損失を小さくすることが可
能である。
【0037】
【発明の効果】本発明により、簡単な構造で良好な特性
を有するハーメチックシール構造のマイクロ波・ミリ波
用高周波回路パッケージが実現できる。これにより高い
周波数でも反射損失が少ないシステムが実現でき、製造
コストも低減される。
を有するハーメチックシール構造のマイクロ波・ミリ波
用高周波回路パッケージが実現できる。これにより高い
周波数でも反射損失が少ないシステムが実現でき、製造
コストも低減される。
【図1】本発明の高周波回路パッケージの第一の基本構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図2】本発明の高周波回路パッケージの第二の基本構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図3】本発明の高周波回路パッケージの第三の基本構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図4】本発明の高周波回路パッケージの第四の基本構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図5】本発明の高周波回路パッケージの第五の基本構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図6】マイクロストリップ線路を示す図である。
【図7】コプレーナウェーブガイド線路を示す図であ
り、(a) はCPW型を示し、(b)はCPWG型を示す。
り、(a) はCPW型を示し、(b)はCPWG型を示す。
【図8】第一実施例におけるパッケージ全体を示す図で
ある。
ある。
【図9】第一実施例での入出力部の構造を示す図であ
る。
る。
【図10】第一実施例での入出力部の各部の断面を示す
図である。
図である。
【図11】第二実施例の入出力部の構造を示す図であ
る。
る。
【図12】第三実施例のパッケージ全体を示す図であ
る。
る。
【図13】第三実施例での入出力部の構造を示す図であ
る。
る。
【図14】第四実施例の入出力部の構造を示す図であ
る。
る。
【図15】第五実施例の入出力部の構造を示す図であ
る。
る。
【図16】外部への線路としてシール用の壁を貫通する
線路を有する高周波回路パッケージの従来例を示す図で
ある。
線路を有する高周波回路パッケージの従来例を示す図で
ある。
【図17】外部への線路として基板のスルーホールを用
い、信号線路を下面に設けた従来例を示す図である。
い、信号線路を下面に設けた従来例を示す図である。
11…誘電体基板 12…壁 13…マイクロストリップ線路導体 14…接地導体 15…コプレーナ線路導体 16…スルーホール
Claims (5)
- 【請求項1】 誘電体基板(11)の上面に形成された
高周波回路を外部より隔てる壁(12)を備える高周波
回路パッケージにおいて、 前記壁(12)の内側の前記誘電体基板(11)の上面
に設けられたマイクロストリップ線路導体(13)と、 前記誘電体基板(11)の下面に設けられた接地導体
(14)と、 前記誘電体基板(11)の下面に設けられたコプレーナ
線路導体(15)と、 前記誘電体基板(11)の貫通穴であって、前記マイク
ロストリップ線路導体(13)と前記コプレーナ線路導
体(15)とを電気的に接続するように導体が充填され
たスルーホール(16)とを備え、 前記マイクロストリップ線路導体(13)と前記接地導
体(14)がマイクロストリップ線路を形成し、前記コ
プレーナ線路導体(15)と前記接地導体(14)がコ
プレーナウェーブガイド線路を形成し、前記マイクロス
トリップ線路と前記コプレーナウェーブガイド線路は同
一の特性インピーダンスを有することを特徴とする高周
波回路パッケージ。 - 【請求項2】 誘電体基板(21)の上面に形成された
高周波回路を外部より隔てる壁(22)を備える高周波
回路パッケージにおいて、 前記壁(22)の内側の前記誘電体基板(21)の上面
に設けられたマイクロストリップ線路導体(23)と、 前記誘電体基板(21)の下面に設けられた第一接地導
体(24)と、 前記誘電体基板(21)の下面に設けられたコプレーナ
線路導体(25)と、 前記誘電体基板(21)の貫通穴であって、前記マイク
ロストリップ線路導体(23)と前記コプレーナ線路導
体(15)とを電気的に接続するように導体が充填され
たスルーホール(16)と、 前記誘電体基板(21)の上面に設けられ、前記壁(2
2)の一部が上面に設けられる第二接地導体(27)と
を備え、 前記マイクロストリップ線路導体(23)と前記第一接
地導体(24)がマイクロストリップ線路を形成し、前
記コプレーナ線路導体(25)と前記第一接地導体(2
4)と前記第二接地導体(27)がコプレーナウェーブ
ガイド線路を形成し、前記マイクロストリップ線路と前
記コプレーナウェーブガイド線路は同一の特性インピー
ダンスを有することを特徴とする高周波回路パッケー
ジ。 - 【請求項3】 誘電体基板(31)の上面に形成された
高周波回路を外部より隔てる壁(32)を備える高周波
回路パッケージにおいて、 前記壁の内側の前記誘電体基板(31)の上面に設けら
れたコプレーナ線路導体(33)と、 前記誘電体基板(31)の上面に設けられ、前記壁(3
2)の一部が上面に設けられる接地導体(34)と、 前記誘電体基板(31)の下面に設けられたマイクロス
トリップ線路導体(35)と、 前記誘電体基板(31)の貫通穴であって、前記コプレ
ーナ線路導体(33)と前記マイクロストリップ線路導
体(35)とを電気的に接続するように導体が充填され
たスルーホール(36)とを備え、 前記コプレーナ線路導体(33)と前記接地導体(3
4)がコプレーナウェーブガイド線路を形成し、前記マ
イクロストリップ線路導体(35)と前記接地導体(3
4)がマイクロストリップ線路を形成し、前記コプレー
ナウェーブガイド線路と前記マイクロストリップ線路は
同一の特性インピーダンスを有することを特徴とする高
周波回路パッケージ。 - 【請求項4】 誘電体基板(41)の上面に形成された
高周波回路を外部より隔てる壁(42)を備える高周波
回路パッケージにおいて、 前記壁の内側の前記誘電体基板(41)の上面に設けら
れたコプレーナ線路導体(43)と、 前記誘電体基板(41)の上面に設けられ、前記壁(4
2)の一部が上面に設けられる第一接地導体(44)
と、 前記誘電体基板(41)の下面に設けられたマイクロス
トリップ線路導体(45)と、 前記誘電体基板(41)の貫通穴であって、前記コプレ
ーナ線路導体(43)と前記マイクロストリップ線路導
体(45)とを電気的に接続するように導体が充填され
たスルーホール(46)と、 前記誘電体基板(41)の下面に設けられた第二接地導
体(47)とを備え、 前記コプレーナ線路導体(43)と前記第一接地導体
(44)と第二接地導体(47)がコプレーナウェーブ
ガイド線路を形成し、前記マイクロストリップ線路導体
(45)と前記第一接地導体(44)がマイクロストリ
ップ線路を形成し、前記コプレーナウェーブブガイド線
路と前記マイクロストリップ線路は同一の特性インピー
ダンスを有することを特徴とする高周波回路パッケー
ジ。 - 【請求項5】 誘電体基板(51)の上面に形成された
高周波回路を外部より隔てる壁(52)を備える高周波
回路パッケージにおいて、 前記壁(52)の内側の前記誘電体基板(51)の上面
に設けられた第一マイクロストリップ線路導体(53)
と、 前記誘電体基板(51)の下面に設けられた第一接地導
体(54)と、 前記誘電体基板(51)の下面に設けられた第二マイク
ロストリップ線路導体(55)と、 前記誘電体基板(51)の上面に設けられ、前記壁(5
2)の一部が上面に設けられる第二接地導体(57)
と、 前記誘電体基板(51)の貫通穴であって、前記第一マ
イクロストリップ線路導体(53)と前記第二マイクロ
ストリップ線路導体(55)とを電気的に接続するよう
に導体が充填されたスルーホール(56)とを備え、 前記第一マイクロストリップ線路導体(53)と前記第
一接地導体(54)、及び前記第二マイクロストリップ
線路導体(55)と前記第二接地導体(57)は、それ
ぞれマイクロストリップ線路を形成し、両方のマイクロ
ストリップ線路は同一の特性インピーダンスを有するこ
とを特徴とする高周波回路パッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4006988A JPH05199019A (ja) | 1992-01-18 | 1992-01-18 | 高周波回路パッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4006988A JPH05199019A (ja) | 1992-01-18 | 1992-01-18 | 高周波回路パッケージ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05199019A true JPH05199019A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=11653530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4006988A Pending JPH05199019A (ja) | 1992-01-18 | 1992-01-18 | 高周波回路パッケージ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05199019A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08139504A (ja) * | 1994-11-14 | 1996-05-31 | Nec Corp | 導波管・平面線路変換器 |
EP0848447A2 (en) * | 1996-12-12 | 1998-06-17 | Sharp Kabushiki Kaisha | Transmission circuit using strip line in three dimensions |
US8013685B2 (en) | 2006-03-03 | 2011-09-06 | Renesas Electronics Corporation | Broadband transition from a via interconnection to a planar transmission line in a multilayer substrate |
CN104112885A (zh) * | 2014-05-20 | 2014-10-22 | 北京雷格讯电子有限责任公司 | 一种高性能带状传输线导引机构 |
JP2019140221A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | 矢崎総業株式会社 | 電子部品実装品 |
-
1992
- 1992-01-18 JP JP4006988A patent/JPH05199019A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08139504A (ja) * | 1994-11-14 | 1996-05-31 | Nec Corp | 導波管・平面線路変換器 |
EP0848447A2 (en) * | 1996-12-12 | 1998-06-17 | Sharp Kabushiki Kaisha | Transmission circuit using strip line in three dimensions |
EP0848447A3 (en) * | 1996-12-12 | 1999-03-10 | Sharp Kabushiki Kaisha | Transmission circuit using strip line in three dimensions |
US6023211A (en) * | 1996-12-12 | 2000-02-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Transmission circuit using strip line in three dimensions |
US8013685B2 (en) | 2006-03-03 | 2011-09-06 | Renesas Electronics Corporation | Broadband transition from a via interconnection to a planar transmission line in a multilayer substrate |
US8085112B2 (en) | 2006-03-03 | 2011-12-27 | Nec Corporation | Broadband transition from a via interconnection to a planar transmission line in a multilayer substrate |
CN104112885A (zh) * | 2014-05-20 | 2014-10-22 | 北京雷格讯电子有限责任公司 | 一种高性能带状传输线导引机构 |
JP2019140221A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | 矢崎総業株式会社 | 電子部品実装品 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011030 |