JPH05189058A - 真空室の真空度制御設備における真空度特性測定記憶装置 - Google Patents
真空室の真空度制御設備における真空度特性測定記憶装置Info
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- JPH05189058A JPH05189058A JP2204992A JP2204992A JPH05189058A JP H05189058 A JPH05189058 A JP H05189058A JP 2204992 A JP2204992 A JP 2204992A JP 2204992 A JP2204992 A JP 2204992A JP H05189058 A JPH05189058 A JP H05189058A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 真空室と真空源との間に配設したバタフライ
弁等の開度可変弁を使用して真空室の真空度を調整する
ようにした設備において、この設備の真空度特性を正確
かつ容易に測定し記憶することができる測定記憶装置を
提供する。 【構成】 装置をスタートさせると、開放弁1が開かれ
て真空室内が大気圧にされ、続いて、開放弁1が閉じら
れる。次いで、開度記憶手段2から目標開度0度が操作
量計算手段3に入力されて開度可変弁8の目標開度を0
度にするための操作量が計算され、続いて、この計算結
果が開度調節手段4に入力されて開度可変弁8の開度が
0度に調節される。次いで、この時点の真空室の真空度
が、真空度測定手段5により測定され、測定結果が安定
した後、開度可変弁8の実測開度が検出され、この検出
結果とこの時点の真空室の真空度とが実測データ記憶手
段7に記憶される。以上の手順が、目標開度0度から1
00度までの各目標開度について行わる。
弁等の開度可変弁を使用して真空室の真空度を調整する
ようにした設備において、この設備の真空度特性を正確
かつ容易に測定し記憶することができる測定記憶装置を
提供する。 【構成】 装置をスタートさせると、開放弁1が開かれ
て真空室内が大気圧にされ、続いて、開放弁1が閉じら
れる。次いで、開度記憶手段2から目標開度0度が操作
量計算手段3に入力されて開度可変弁8の目標開度を0
度にするための操作量が計算され、続いて、この計算結
果が開度調節手段4に入力されて開度可変弁8の開度が
0度に調節される。次いで、この時点の真空室の真空度
が、真空度測定手段5により測定され、測定結果が安定
した後、開度可変弁8の実測開度が検出され、この検出
結果とこの時点の真空室の真空度とが実測データ記憶手
段7に記憶される。以上の手順が、目標開度0度から1
00度までの各目標開度について行わる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空室の真空度制御設
備における真空度特性測定記憶装置に係り、より詳しく
は、真空室と真空源との間に開度を変更できる開度可変
弁を設け、この開度可変弁の開度を調整することによ
り、真空室内の真空度を所定の時間ー真空度の関係を示
すパターン(以下、目標真空度パターンという)に沿っ
て変化させる設備において、この設備の真空度特性を測
定し記憶するのに好適な制御装置に関する。
備における真空度特性測定記憶装置に係り、より詳しく
は、真空室と真空源との間に開度を変更できる開度可変
弁を設け、この開度可変弁の開度を調整することによ
り、真空室内の真空度を所定の時間ー真空度の関係を示
すパターン(以下、目標真空度パターンという)に沿っ
て変化させる設備において、この設備の真空度特性を測
定し記憶するのに好適な制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、金型のキャビティに溶融金属を
充填する方法として、金型のキャビティ内を吸引減圧し
て溶湯保持炉内の溶融金属をストークによって吸い上げ
キャビティ内に充填するようにしたものがあるが、この
場合、金型キャビティ内の真空度を目標真空度パターン
に沿って変化させる必要がある。そのため、従来は、金
型を真空室内に配設するとともに真空室を真空源に接続
し、さらに、真空室と真空源との間には、外気を取り込
むバタフライ弁を設けて、バタフライ弁の開度を変化さ
せて真空室内に取り込む外気量を変えることにより、金
型キャビティ内をその目標真空度パターンに沿って変化
させるようにしている。
充填する方法として、金型のキャビティ内を吸引減圧し
て溶湯保持炉内の溶融金属をストークによって吸い上げ
キャビティ内に充填するようにしたものがあるが、この
場合、金型キャビティ内の真空度を目標真空度パターン
に沿って変化させる必要がある。そのため、従来は、金
型を真空室内に配設するとともに真空室を真空源に接続
し、さらに、真空室と真空源との間には、外気を取り込
むバタフライ弁を設けて、バタフライ弁の開度を変化さ
せて真空室内に取り込む外気量を変えることにより、金
型キャビティ内をその目標真空度パターンに沿って変化
させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された従来の設備では、バタフライ弁の開度がバタフ
ライの傾動に連動して比例的に変化することができない
上に、保持炉や、保持炉と真空源とを接続する配管の接
合部から外気が流入するため、金型キャビティ内を目標
真空度パターンに沿って変化させることは非常に難し
く、金型キャビティの真空度の変化が目標真空度パター
ンから大きくはずれるなどの問題があった。このため、
この真空室の真空度制御設備の真空度特性を正確に把握
しておくことは非常に重要であるが、この真空度特性を
正確に測定し記憶するための装置はまだなかった。本発
明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、真空室と真
空源との間に配設したバタフライ弁等の開度可変弁を使
用して真空室の真空度を調整するようにした設備におい
て、この設備の真空度特性を正確かつ容易に測定し記憶
することができる測定記憶装置を提供することを目的と
する。
成された従来の設備では、バタフライ弁の開度がバタフ
ライの傾動に連動して比例的に変化することができない
上に、保持炉や、保持炉と真空源とを接続する配管の接
合部から外気が流入するため、金型キャビティ内を目標
真空度パターンに沿って変化させることは非常に難し
く、金型キャビティの真空度の変化が目標真空度パター
ンから大きくはずれるなどの問題があった。このため、
この真空室の真空度制御設備の真空度特性を正確に把握
しておくことは非常に重要であるが、この真空度特性を
正確に測定し記憶するための装置はまだなかった。本発
明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、真空室と真
空源との間に配設したバタフライ弁等の開度可変弁を使
用して真空室の真空度を調整するようにした設備におい
て、この設備の真空度特性を正確かつ容易に測定し記憶
することができる測定記憶装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1発明の真空室の真空度制御設備における真空度特
性測定記憶装置は、図1に示すように、吸引減圧すべき
真空室を連結管を介して真空源に接続し、この連結管に
は開度を変更できる開度可変弁を設けて、この開度可変
弁の開度を調整することにより、前記真空室内の真空度
を目標真空度パターンに沿って変化させるための真空室
の真空度制御設備におけるこの真空度制御設備の真空度
特性を測定し記憶する装置であって、前記真空室を大気
中に連通・遮断させる開放弁1と、前記開度可変弁8の
全閉から全開までの各目標開度を記憶する開度可変弁8
の開度記憶手段2と、この開度記憶手段2に接続され前
記開度可変弁8の開度を目標開度にするための操作量を
計算する開度可変弁の操作量計算手段3と、この操作量
計算手段3に接続され操作量計算手段3の計算結果に基
づき前記開度可変弁8の開度を調節する開度可変弁8の
開度調節手段4と、前記開度可変弁8が目標開度に調節
された後における前記真空室内の実際の真空度を測定す
る真空度測定手段5と、前記開度調節手段4に接続され
前記真空度測定手段5が真空度を測定した時点の前記開
度可変弁8の開度を検出する開度検出手段6と、前記真
空度測定手段5および前記開度検出手段6に接続され前
記開度検出手段6が真空度安定後の前記真空室内の真空
度を測定した時点に係る前記真空室内の真空度および前
記開度可変弁8の開度を記憶する実測データ記憶手段7
と、を備えたことを特徴とするものである。
に第1発明の真空室の真空度制御設備における真空度特
性測定記憶装置は、図1に示すように、吸引減圧すべき
真空室を連結管を介して真空源に接続し、この連結管に
は開度を変更できる開度可変弁を設けて、この開度可変
弁の開度を調整することにより、前記真空室内の真空度
を目標真空度パターンに沿って変化させるための真空室
の真空度制御設備におけるこの真空度制御設備の真空度
特性を測定し記憶する装置であって、前記真空室を大気
中に連通・遮断させる開放弁1と、前記開度可変弁8の
全閉から全開までの各目標開度を記憶する開度可変弁8
の開度記憶手段2と、この開度記憶手段2に接続され前
記開度可変弁8の開度を目標開度にするための操作量を
計算する開度可変弁の操作量計算手段3と、この操作量
計算手段3に接続され操作量計算手段3の計算結果に基
づき前記開度可変弁8の開度を調節する開度可変弁8の
開度調節手段4と、前記開度可変弁8が目標開度に調節
された後における前記真空室内の実際の真空度を測定す
る真空度測定手段5と、前記開度調節手段4に接続され
前記真空度測定手段5が真空度を測定した時点の前記開
度可変弁8の開度を検出する開度検出手段6と、前記真
空度測定手段5および前記開度検出手段6に接続され前
記開度検出手段6が真空度安定後の前記真空室内の真空
度を測定した時点に係る前記真空室内の真空度および前
記開度可変弁8の開度を記憶する実測データ記憶手段7
と、を備えたことを特徴とするものである。
【0005】また、第2発明の真空室の真空度制御設備
における真空度特性測定記憶装置は、図2に示すよう
に、吸引減圧すべき真空室を連結管を介して真空源に接
続し、この連結管には開度を変更できる外気取込み用の
開度可変弁を設けて、この開度可変弁の開度を調整する
ことにより、前記真空室内の真空度を目標真空度パター
ンに沿って変化させるための真空室の真空度制御設備に
おけるこの真空度制御設備の真空度特性を測定し記憶す
る装置であって、前記真空室を前記真空源に連通・遮断
させる開放弁51と、前記開度可変弁58の全閉から全
開までの各目標開度を記憶する開度可変弁58の開度記
憶手段52と、この開度記憶手段52に接続され前記開
度可変弁58の開度を目標開度にするための操作量を計
算する開度可変弁58の操作量計算手段53と、この操
作量計算手段53に接続され操作量計算手段53の計算
結果に基づき前記開度可変弁58の開度を調節する開度
可変弁58の開度調節手段54と、前記真空源と前記開
度可変弁58との間における前記連通管に設けられ前記
開度可変弁58が目標開度に調節された後の前記真空源
と前記開度可変弁58との間における前記連結管の真空
度を測定する真空度測定手段55と、前記開度調節手段
54に接続され前記真空度測定手段55が真空度を測定
した時点の前記開度可変弁58の開度を検出する開度検
出手段56と、前記真空度測定手段55および前記開度
検出手段56に接続され前記真空度測定手段55が真空
度安定後の前記真空度を測定した時点に係る前記真空室
の真空度および前記開度可変弁58の開度を記憶する実
測データ記憶手段57と、を備えたことを特徴とする。
における真空度特性測定記憶装置は、図2に示すよう
に、吸引減圧すべき真空室を連結管を介して真空源に接
続し、この連結管には開度を変更できる外気取込み用の
開度可変弁を設けて、この開度可変弁の開度を調整する
ことにより、前記真空室内の真空度を目標真空度パター
ンに沿って変化させるための真空室の真空度制御設備に
おけるこの真空度制御設備の真空度特性を測定し記憶す
る装置であって、前記真空室を前記真空源に連通・遮断
させる開放弁51と、前記開度可変弁58の全閉から全
開までの各目標開度を記憶する開度可変弁58の開度記
憶手段52と、この開度記憶手段52に接続され前記開
度可変弁58の開度を目標開度にするための操作量を計
算する開度可変弁58の操作量計算手段53と、この操
作量計算手段53に接続され操作量計算手段53の計算
結果に基づき前記開度可変弁58の開度を調節する開度
可変弁58の開度調節手段54と、前記真空源と前記開
度可変弁58との間における前記連通管に設けられ前記
開度可変弁58が目標開度に調節された後の前記真空源
と前記開度可変弁58との間における前記連結管の真空
度を測定する真空度測定手段55と、前記開度調節手段
54に接続され前記真空度測定手段55が真空度を測定
した時点の前記開度可変弁58の開度を検出する開度検
出手段56と、前記真空度測定手段55および前記開度
検出手段56に接続され前記真空度測定手段55が真空
度安定後の前記真空度を測定した時点に係る前記真空室
の真空度および前記開度可変弁58の開度を記憶する実
測データ記憶手段57と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】このように構成された第1発明の真空度特性測
定記憶装置の作動について説明する。装置をスタートさ
せると、開放弁1が開かれて真空室内が大気圧にされ、
続いて、開放弁1が閉じられる。次いで、開度記憶手段
2から目標開度0度が操作量計算手段3に入力されて開
度可変弁8の目標開度を0度にするための操作量が計算
され、続いて、この計算結果が開度調節手段4に入力さ
れて開度可変弁8の開度が0度に調節される。次いで、
この時点の真空室の真空度が、真空度測定手段5により
測定され、真空度測定手段5の測定結果が安定した後、
この時点での開度可変弁8の実測開度が開度検出手段6
により検出され、この検出結果とこの時点の真空室の真
空度とが実測データ記憶手段7に記憶される。以上の手
順が、適宜の数に分割された目標開度0度から100度
までの各目標開度について行われ、これにより、真空
室、開度可変弁8および真空源から成る設備に係る真空
度特性、すなわち、真空室の実測真空度と、この真空度
を得るための開度可変弁8の実測開度を確実かつ容易に
測定して実測データ記憶手段7に記憶することができ
る。
定記憶装置の作動について説明する。装置をスタートさ
せると、開放弁1が開かれて真空室内が大気圧にされ、
続いて、開放弁1が閉じられる。次いで、開度記憶手段
2から目標開度0度が操作量計算手段3に入力されて開
度可変弁8の目標開度を0度にするための操作量が計算
され、続いて、この計算結果が開度調節手段4に入力さ
れて開度可変弁8の開度が0度に調節される。次いで、
この時点の真空室の真空度が、真空度測定手段5により
測定され、真空度測定手段5の測定結果が安定した後、
この時点での開度可変弁8の実測開度が開度検出手段6
により検出され、この検出結果とこの時点の真空室の真
空度とが実測データ記憶手段7に記憶される。以上の手
順が、適宜の数に分割された目標開度0度から100度
までの各目標開度について行われ、これにより、真空
室、開度可変弁8および真空源から成る設備に係る真空
度特性、すなわち、真空室の実測真空度と、この真空度
を得るための開度可変弁8の実測開度を確実かつ容易に
測定して実測データ記憶手段7に記憶することができ
る。
【0007】次に、第2発明の作動について説明する
と、開放弁51を開くとともに、開度可変弁58の開度
を大きくして真空室内を大気圧にした後、開放弁51を
閉じる。次いで、第1発明と同様の作動が行なわれ、こ
れにより、第1発明の場合と同様にして、前記真空室と
前記開度可変弁58との間における前記連通管に係る真
空度特性が確実かつ容易に測定されて実測データ記憶手
段56に記憶されることとなる。
と、開放弁51を開くとともに、開度可変弁58の開度
を大きくして真空室内を大気圧にした後、開放弁51を
閉じる。次いで、第1発明と同様の作動が行なわれ、こ
れにより、第1発明の場合と同様にして、前記真空室と
前記開度可変弁58との間における前記連通管に係る真
空度特性が確実かつ容易に測定されて実測データ記憶手
段56に記憶されることとなる。
【0008】
【実施例】第1実施例について図面を参照して説明す
る。図3は本発明の第1実施例の概略を示すブロック図
であって、金型のキャビティ内を吸引減圧して溶湯保持
炉内の溶融金属をストークを介してそのキャビティ内に
吸い込み充填することができるように構成されている。
そして、金型を吸引減圧する真空室21は、連通管2
2、開度可変弁8としてのバタフライ弁23および連通
管24を介して真空源としての真空ポンプ25に接続さ
れ、連通管22の途中には、真空室21を大気中に連通
させる開放弁1としての開閉弁26が分岐管27を介し
て接続されており、開閉弁26の電磁石は、デジタル出
力インターフェース36を介して後述のマイクロコンピ
ュータ33に電気的に接続されている。いる。また、バ
タフライ弁23にはバタフライを傾動させる減速機28
付きサーボモータ29が装着され、サーボモータ29に
は、バタフライ弁23(開度可変弁8)の開度を調節す
るための開度指令をサーボモータ29に発信するバタフ
ライ弁23(開度可変弁8)の開度調節手段4としての
サーボドライバ30が、電気的に接続されている。
る。図3は本発明の第1実施例の概略を示すブロック図
であって、金型のキャビティ内を吸引減圧して溶湯保持
炉内の溶融金属をストークを介してそのキャビティ内に
吸い込み充填することができるように構成されている。
そして、金型を吸引減圧する真空室21は、連通管2
2、開度可変弁8としてのバタフライ弁23および連通
管24を介して真空源としての真空ポンプ25に接続さ
れ、連通管22の途中には、真空室21を大気中に連通
させる開放弁1としての開閉弁26が分岐管27を介し
て接続されており、開閉弁26の電磁石は、デジタル出
力インターフェース36を介して後述のマイクロコンピ
ュータ33に電気的に接続されている。いる。また、バ
タフライ弁23にはバタフライを傾動させる減速機28
付きサーボモータ29が装着され、サーボモータ29に
は、バタフライ弁23(開度可変弁8)の開度を調節す
るための開度指令をサーボモータ29に発信するバタフ
ライ弁23(開度可変弁8)の開度調節手段4としての
サーボドライバ30が、電気的に接続されている。
【0009】サーボドライバ30は、相互に並列にして
設けたカウンタ31およびD/A変換器32を介してマ
イクロコンピュータ33に電気的に接続されていて、カ
ウンタ31はサーボモータ29から発信されるパルス信
号をカウントし、これにより、マイクロコンピュータ3
3は、バタフライ弁23のバタフライの傾動位置を検知
することが出きるようになっていて、バタフライ弁23
(開度可変弁8)の開度検出手段6を構成している。ま
た、前記真空室21には真空度測定手段5としての真空
度センサ34が設けられており、真空度センサ34はA
/D変換機35を介してマイクロコンピュータ33に電
気的に接続されている。
設けたカウンタ31およびD/A変換器32を介してマ
イクロコンピュータ33に電気的に接続されていて、カ
ウンタ31はサーボモータ29から発信されるパルス信
号をカウントし、これにより、マイクロコンピュータ3
3は、バタフライ弁23のバタフライの傾動位置を検知
することが出きるようになっていて、バタフライ弁23
(開度可変弁8)の開度検出手段6を構成している。ま
た、前記真空室21には真空度測定手段5としての真空
度センサ34が設けられており、真空度センサ34はA
/D変換機35を介してマイクロコンピュータ33に電
気的に接続されている。
【0010】また、マイクロコンピュータ33には、前
記バタフライ弁23の全閉から全開まで適宜の数に分割
された各目標開度が記憶されているとともに、真空度安
定後の前記真空室21内の真空度を測定した時点でのそ
の真空度と前記バタフライ弁23の開度が記憶されるよ
うになっていて、マイクロコンピュータ33は、前記バ
タフライ弁23(開度可変弁8)の全閉から開度までの
各目標開度を記憶している開度記憶手段2と、バタフラ
イ弁23(開度可変弁8)の開度を目標開度にするため
の操作量を計算するバタフライ弁23(開度可変弁8)
の操作量計算手段3と、真空度安定後の前記真空室21
内の真空度とこの真空度を測定した時点の前記バタフラ
イ弁23(開度可変弁8)の開度とを記憶するバタフラ
イ弁23(開度可変弁8)の実測データ記憶手段6とを
構成している。
記バタフライ弁23の全閉から全開まで適宜の数に分割
された各目標開度が記憶されているとともに、真空度安
定後の前記真空室21内の真空度を測定した時点でのそ
の真空度と前記バタフライ弁23の開度が記憶されるよ
うになっていて、マイクロコンピュータ33は、前記バ
タフライ弁23(開度可変弁8)の全閉から開度までの
各目標開度を記憶している開度記憶手段2と、バタフラ
イ弁23(開度可変弁8)の開度を目標開度にするため
の操作量を計算するバタフライ弁23(開度可変弁8)
の操作量計算手段3と、真空度安定後の前記真空室21
内の真空度とこの真空度を測定した時点の前記バタフラ
イ弁23(開度可変弁8)の開度とを記憶するバタフラ
イ弁23(開度可変弁8)の実測データ記憶手段6とを
構成している。
【0011】次に実施例の動作についてフローチャート
である図5に基づき説明する。装置をスタートさせる
と、まず、開度可変弁23および開閉弁26が開かれて
(S1)真空室21内が大気圧にされ、続いて、開度可
変弁23および開閉弁26が閉じられ(S2)、かつ、
真空ポンプ25が駆動されて(S3)真空室21内が吸
引減圧され始める。そして、マイクロコンピュータ33
においては次のような演算処理が行なわれる。すなわ
ち、バタフライ弁23の目標開度として目標開度0度が
読み出され(S4)、続いて、目標開度を0度にするた
めのバタフライ弁23の操作量が計算され(S5)、こ
の計算結果がサーボドライバ30に入力されるると、サ
ーボモータ29が作動されて(S6)バタフライ弁23
の開度が0度にされる。そして、この時点での真空室2
1内の真空度が真空度センサ34によって測定され(S
7)、真空度センサ34の測定結果が安定した時(S
8)、この時点でのバタフライ弁23の実際の開度がカ
ウンタ31によって測定され、この実測開度および安定
後の前記真空室21の真空度がマイクロコンピュータ3
3に記憶される(S9)。
である図5に基づき説明する。装置をスタートさせる
と、まず、開度可変弁23および開閉弁26が開かれて
(S1)真空室21内が大気圧にされ、続いて、開度可
変弁23および開閉弁26が閉じられ(S2)、かつ、
真空ポンプ25が駆動されて(S3)真空室21内が吸
引減圧され始める。そして、マイクロコンピュータ33
においては次のような演算処理が行なわれる。すなわ
ち、バタフライ弁23の目標開度として目標開度0度が
読み出され(S4)、続いて、目標開度を0度にするた
めのバタフライ弁23の操作量が計算され(S5)、こ
の計算結果がサーボドライバ30に入力されるると、サ
ーボモータ29が作動されて(S6)バタフライ弁23
の開度が0度にされる。そして、この時点での真空室2
1内の真空度が真空度センサ34によって測定され(S
7)、真空度センサ34の測定結果が安定した時(S
8)、この時点でのバタフライ弁23の実際の開度がカ
ウンタ31によって測定され、この実測開度および安定
後の前記真空室21の真空度がマイクロコンピュータ3
3に記憶される(S9)。
【0012】以上の手順が目標開度0度から100度ま
でについて行なわれる。この結果、マイクロコンピュー
タ33には、真空室21、バタフライ弁23、連通管2
2、24、真空ポンプ25等でなる真空室の真空度制御
設備に係る真空度特性を測定して記憶されることとな
る。以後、このデータを真空室の真空度制御設備に利用
することにより、真空室21内の真空度を目標真空度パ
ターンに沿って正確に変化させることが可能になる。
でについて行なわれる。この結果、マイクロコンピュー
タ33には、真空室21、バタフライ弁23、連通管2
2、24、真空ポンプ25等でなる真空室の真空度制御
設備に係る真空度特性を測定して記憶されることとな
る。以後、このデータを真空室の真空度制御設備に利用
することにより、真空室21内の真空度を目標真空度パ
ターンに沿って正確に変化させることが可能になる。
【0013】なお、上記の実施例では、真空ポンプ25
と真空室21との間にバタフライ弁23を設けて、バタ
フライ弁23の開度の調節により、真空室21の真空度
を制御するようにしているが、図4に示すように、真空
室21を、連通管22、開閉弁26aおよび連通管24
を介して真空ポンプ25に接続するとともに、連通管2
4には外気を取り込むためのバタフライ弁23aを設
け、さらに、連通管24には、真空ポンプ25とバタフ
ライ弁23aとを含む連通管24の真空度を検出する真
空度センサ34を配設するようにしてもよい。なお、前
記第1実施例と同じ機能を有する部品は同じ番号で示し
てある。
と真空室21との間にバタフライ弁23を設けて、バタ
フライ弁23の開度の調節により、真空室21の真空度
を制御するようにしているが、図4に示すように、真空
室21を、連通管22、開閉弁26aおよび連通管24
を介して真空ポンプ25に接続するとともに、連通管2
4には外気を取り込むためのバタフライ弁23aを設
け、さらに、連通管24には、真空ポンプ25とバタフ
ライ弁23aとを含む連通管24の真空度を検出する真
空度センサ34を配設するようにしてもよい。なお、前
記第1実施例と同じ機能を有する部品は同じ番号で示し
てある。
【0013】このように構成されたものは、装置をスタ
ートさせると、開閉弁26aが開かれるとともに、バタ
フライ弁23aの開度が大きくされて真空室21内が大
気圧にされた後、開閉弁26aおよびバタフライ弁23
aが閉じられる。その後、第1実施例と同様の作動が行
なわれることにより、真空ポンプ25、連通管24およ
びバタフライ弁23aに係る真空度特性が測定されてそ
のデータがマイクロコンピュータ33に記憶されること
となる。
ートさせると、開閉弁26aが開かれるとともに、バタ
フライ弁23aの開度が大きくされて真空室21内が大
気圧にされた後、開閉弁26aおよびバタフライ弁23
aが閉じられる。その後、第1実施例と同様の作動が行
なわれることにより、真空ポンプ25、連通管24およ
びバタフライ弁23aに係る真空度特性が測定されてそ
のデータがマイクロコンピュータ33に記憶されること
となる。
【0014】なお、上述した第1実施例では、本発明を
金型のキャビティ内を減圧する場合に適用したが、減圧
状態のもとで粉粒体を混練する場合のように他の場所を
減圧する場合に適用しても同様の作用効果がえら得るの
はもちろんである。また、開度可変弁として球形弁を使
用してもよい。
金型のキャビティ内を減圧する場合に適用したが、減圧
状態のもとで粉粒体を混練する場合のように他の場所を
減圧する場合に適用しても同様の作用効果がえら得るの
はもちろんである。また、開度可変弁として球形弁を使
用してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
によればは、真空室、開度可変弁および真空源から成る
真空室の真空度制御設備に係る真空度特性を容易かつ確
実に測定して記憶することができ、この結果、真空室や
連通管の接合部から外気が流入しても真空室内の真空度
を所定の目標真空度パターンに適確に近付けることがで
きるなどの優れた効果を奏する。
によればは、真空室、開度可変弁および真空源から成る
真空室の真空度制御設備に係る真空度特性を容易かつ確
実に測定して記憶することができ、この結果、真空室や
連通管の接合部から外気が流入しても真空室内の真空度
を所定の目標真空度パターンに適確に近付けることがで
きるなどの優れた効果を奏する。
【図1】第1発明の真空度特性測定記録装置の機能的構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】第2発明の真空度特性測定記録装置の機能的構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例による真空度制御設備にお
ける真空度特性測定記憶装置の構成を示すブロック図で
ある。
ける真空度特性測定記憶装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例による真空度制御設備にお
ける真空度特性測定記憶装置の構成を示すブロック図で
ある。
ける真空度特性測定記憶装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の第1実施例のフローチャートである。
1 51 開放弁 2 52 開度記憶手段 3 53 操作量計算手段 4 54 開度調節手段 5 55 真空度測定手段 6 56 開度検出手段 7 57 実測開度記憶手段 8 58 開度可変弁
Claims (2)
- 【請求項1】 吸引減圧すべき真空室を連結管を介して
真空源に接続し、この連結管には開度を変更できる開度
可変弁を設けて、この開度可変弁の開度を調整すること
により、前記真空室内の真空度を目標真空度パターンに
沿って変化させるための真空室の真空度制御設備におけ
るこの真空度制御設備の真空度特性を測定し記憶する装
置であって、前記真空室を大気中に連通・遮断させる開
放弁1と、前記開度可変弁8の全閉から全開までの各目
標開度を記憶する開度可変弁8の開度記憶手段2と、こ
の開度記憶手段2に接続され前記開度可変弁8の開度を
目標開度にするための操作量を計算する開度可変弁の操
作量計算手段3と、この操作量計算手段3に接続され操
作量計算手段3の計算結果に基づき前記開度可変弁8の
開度を調節する開度可変弁8の開度調節手段4と、前記
開度可変弁8が目標開度に調節された後における前記真
空室内の実際の真空度を測定する真空度測定手段5と、
前記開度調節手段4に接続され前記真空度測定手段5が
真空度を測定した時点の前記開度可変弁8の開度を検出
する開度検出手段6と、前記真空度測定手段5および前
記開度検出手段6に接続され前記開度検出手段6が真空
度安定後の前記真空室内の真空度を測定した時点に係る
前記真空室内の真空度および前記開度可変弁8の開度を
記憶する実測データ記憶手段7と、備えたことを特徴と
する真空室の真空度制御設備における真空度特性測定記
憶装置。 - 【請求項2】 吸引減圧すべき真空室を連結管を介して
真空源に接続し、この連結管には開度を変更できる外気
取込み用の開度可変弁を設けて、この開度可変弁の開度
を調整することにより、前記真空室内の真空度を目標真
空度パターンに沿って変化させるための真空室の真空度
制御設備におけるこの真空度制御設備の真空度特性を測
定し記憶する装置であって、前記真空室を前記真空源に
連通・遮断させる開放弁51と、前記開度可変弁58の
全閉から全開までの各目標開度を記憶する開度可変弁5
8の開度記憶手段52と、この開度記憶手段52に接続
され前記開度可変弁58の開度を目標開度にするための
操作量を計算する開度可変弁58の操作量計算手段53
と、この操作量計算手段53に接続され操作量計算手段
53の計算結果に基づき前記開度可変弁58の開度を調
節する開度可変弁58の開度調節手段54と、前記真空
源と前記開度可変弁58との間における前記連通管に設
けられ前記開度可変弁58が目標開度に調節された後の
前記真空源と前記開度可変弁58との間における前記連
結管の真空度を測定する真空度測定手段55と、前記開
度調節手段54に接続され前記真空度測定手段55が真
空度を測定した時点の前記開度可変弁58の開度を検出
する開度検出手段56と、前記真空度測定手段55およ
び前記開度検出手段56に接続され前記真空度測定手段
55が真空度安定後の前記真空度を測定した時点に係る
前記真空室の真空度および前記開度可変弁58の開度を
記憶する実測データ記憶手段57と、備えたことを特徴
とする真空室の真空度制御設備における真空度特性測定
記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2204992A JPH05189058A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 真空室の真空度制御設備における真空度特性測定記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2204992A JPH05189058A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 真空室の真空度制御設備における真空度特性測定記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05189058A true JPH05189058A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=12072073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2204992A Pending JPH05189058A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 真空室の真空度制御設備における真空度特性測定記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05189058A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009525583A (ja) * | 2006-01-31 | 2009-07-09 | トーマス・アンド・ベッツ・インターナショナル・インコーポレーテッド | 真空開閉装置 |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP2204992A patent/JPH05189058A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009525583A (ja) * | 2006-01-31 | 2009-07-09 | トーマス・アンド・ベッツ・インターナショナル・インコーポレーテッド | 真空開閉装置 |
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