JPH05144355A - 近接スイツチ - Google Patents
近接スイツチInfo
- Publication number
- JPH05144355A JPH05144355A JP3309496A JP30949691A JPH05144355A JP H05144355 A JPH05144355 A JP H05144355A JP 3309496 A JP3309496 A JP 3309496A JP 30949691 A JP30949691 A JP 30949691A JP H05144355 A JPH05144355 A JP H05144355A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- proximity switch
- metal plate
- detection coil
- ferrite core
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
Abstract
スイッチを鉄製の取付板に取付けて使用しても、検出コ
イルからの漏洩磁束が近接スイッチの動作距離に影響を
及ぼさないようにする。 【構成】検出コイル3が巻回されたフェライトコア2と
電子部品4Aおよび電子回路4Bが搭載されたプリント
基板4を内蔵し、フェライトコア2の反対側を取付面と
する近接スイッチのケース1内部にフェライトコア2と
取付面との間に非磁性の金属板11を設ける。
Description
取付面を有する近接スイッチに係り、とくにこの構造の
近接スイッチを金属材に取付けた場合でも動作感度に影
響を受けないようしたものに関する。
を発振コイルとしてプリント基板に搭載された電子部
品,電子回路とともに発振回路を形成し、被検出物体が
接近することによる発振電圧の低下あるいは停止により
被検出物体を検出する。この検出コイルは近接スイッチ
の検出面側により多くの磁束を発生させ、側面あるいは
背面には磁束が通らないようにするためE字形またはT
字形の断面を有するフェライトコアに装着される。そし
てしばしば検出面の反対側、すなわち検出コイルの背面
側が取付面とされる。
検出コイルを装着するフェライトコアがT字形の断面を
しているものの断面図である。図において1は開口部を
取付面としてその反対側を検出面1Aとするケースで、
1Bは取付脚である。このケース1の内部に断面形状が
T字形の円形フェライトコア2に検出コイル3が巻回さ
れ、検出コイル3をケース1内部の天井側に取付けてい
る。さらにフェライトコア2の近傍に電子部品4Aと電
子回路4Bを搭載したプリント基板4が収められ、検出
コイル3はリード線5により電子部品4A,電子回路4
Bに接続されて発振回路を構成している。このケース1
の内部空間には絶縁性樹脂6が充填され、外気との遮
断,耐水性などの耐環境性を良くして電子部品4A,電
子回路4Bおよび検出コイル3を保護している。この近
接スイッチはケース1の取付脚1Bにボルトなどを挿入
して取付板7に取付けて使用される。8はプリント基板
4に搭載されている電子回路4Bに接続され、ケース1
の外部に引出されるケーブルである。このケース1の検
出面1Aに外部の被検出物体9が接近すると検出コイル
3から発生する磁束10が被検出物体9に達することに
より近接スイッチが動作する。
イトコア2で磁気シールドされ検出コイル3の背面側に
磁束10が洩れないようにしているが、実際には10A
で示すような磁束が洩れることがある。この漏洩磁束1
0Aが近接スイッチの取付板7に達してしまうと、この
取付板7が鉄材である場合にはあたかも検出面1Aの側
に被検出物体9が接近した時と同じ状態となってしまう
ので被検出物体9が存在しないにも拘らず近接スイッチ
が動作してしまったり、また動作しないまでも動作距離
が不安定になってしまうという問題があった。この問題
を解決する方法として検出コイル3と取付面との距離を
大きくして漏洩磁束10Aが取付板7に達しないような
構造とすることもあるが、この場合にはケース1の高さ
寸法が長くなり近接スイッチが小形化できない欠点があ
る。
検出コイルの反対側に取付面を有する近接スイッチを鉄
材などの取付板に取付けて使用する場合にケースを大形
化することなく誤動作や動作感度に影響を及ぼさない構
造の近接スイッチを提供することにある。
部にフェライトコアに巻回された検出コイルと、電子部
品および電子回路を搭載したプリント基板を収納し、ケ
ースの内部空間を絶縁性樹脂で充填するとともに、ケー
スの底面側を取付面とする近接スイッチにおいて、フェ
ライトコアと取付面との間に非磁性の金属板を設けた。
さらにこの非磁性の金属板はプリント基板に搭載されて
いる電子回路の零ボルト部位に接続される。またかかる
構成において非磁性の金属板はプリント基板に形成され
た金属膜からなる。
非磁性の金属板を設けたので検出コイルからの漏洩磁束
がこの金属板により遮断されることにより金属板には漏
洩磁束による渦電流が流れる。そしてこの渦電流により
発生した磁束が前記漏洩磁束の進行方向と反対方向に進
んて漏洩磁束を打消す作用をする。
チで、図5と同一符号で示すものは同一部品である。こ
の実施例が従来例と異なる点はケース1内においてフェ
ライトコア2と取付面との間に非磁性の金属板11を設
けたことである。
ライトコアで、これに検出コイル3が巻回されている。
検出コイル3のリード線5はプリント基板4に搭載され
ている電子部品4A,電子回路4Bに接続されており、
11は検出コイル3からの漏洩磁束をシールドする非磁
性の金属板で、フェライトコア2と取付板7との間に設
けられ、ケース1の内部空間には絶縁性樹脂6が充填さ
れている。フェライトコア2,検出コイル3,プリント
基板4,電子部品4A,電子回路4Bおよびリード線5
などの各部品はこの絶縁性樹脂6により外気との遮断,
耐水性などの耐環境性をよくしている。また金属板11
は図2に示すようにプリント基板4を延長し、これに搭
載することもできる。この構造は金属板11の取付けが
容易である。この構造においては検出コイル3からの漏
洩磁束10Aが金属板11に遮断されることにより金属
板11に渦電流が流れる。この渦電流は前記漏洩磁束の
進行方向と反対方向に進む磁束を発生し、前記漏洩磁束
を打消すので検出動作が安定する。
で、横軸は四角形金属板の一辺の長さLmm、縦軸に検出
コイル3のQ値(損失の逆数)をとっており、近接スイ
ッチを取付板に取付けてない状態の検出コイルのQを1
00として取付板に取付けた場合の検出コイルに及ぼす
影響と金属板を設けた場合の効果を示すものである。実
験の結果では、従来のように近接スイッチに金属板が設
けられてなく鉄製の取付板に取付けた場合の検出コイル
のQは図3の特性図(金属板の一辺の長さが0mmなわち
遮蔽板なしの状態)では100値からP(約55値)ま
で減衰する。ここでフェライトコア(直径25mmΦ)の
背面と取付板との間に板厚36μmの金属板(銅板)を
設けると一辺の長さL=約26mmの寸法の所でQの値が
ほぼ100値になる(A折線のa点)。これは金属板の
一辺の長さ少なくとも26mm以上あれば検出コイルから
の漏洩磁束があってもその影響を受けないことを示すも
のである。また金属板(銅板)の板厚を0.2mmとした場
合はQの値がほぼ100値になる(B折線のb点)のは
金属板の一辺の長さLを少なくとも約38mmとしなけれ
ばならない。さらに金属板(銅板)の板厚1mmとした時
はQの値がほぼ100値になる(C折線のc点)のは金
属板の一辺の長さLを少なくとも約50mmにしなければ
ならない。すなわち金属板の板厚が薄ければその一辺の
長さを短く面積を小さくすることができ近接スイッチの
小形化(ケース幅寸法)することが可能である。また組
立を容易にするためには金属板をプリント基板に形成す
る。
距離gを変えたときの金属板の効果を示す特性図で、こ
の特性図の読み方は図3の場合と同じなので説明は省略
するが板厚36μmの金属板(銅板)とフェライトコア
の背面との距離g=1.6mmの場合はQの値をほぼ100
値にする(D折線のd点)のは遮蔽板の一辺の長さLを
約28mm以上とすることが必要で、距離g=6.4mmの場
合はQの値がほぼ100値になる(E折線のe点)のは
一辺の長さL=約30mm以上、距離g=9.6mmの場合に
ほぼ100値にする(F折線のf点)のは一辺の長さL
=約34mm以上としなければならない。すなわちフェラ
イトコアの背面と金属板と距離を小さくすることにより
シールド板面積を小さくすることができる。
ライトコアの場合について説明したが、断面形状がE字
形のフェライトコアであっても同様の効果が得られる。
また図1では図示していないが、前記金属板をプリント
基板に搭載されている電子回路の零ボルト部位に接続す
ると、ノイズからの影響も受けなくなる。
たフェライトコアの反対側に取付面を有する近接スイッ
チにおいてフェライトコアと取付面との間に非磁性の金
属板を設けたので、検出コイルからの漏洩磁束は金属板
により遮断され、その際金属板に流れる渦電流により生
じる発生磁束は前記漏洩磁束の進行方向と反対方向に進
むので漏洩磁束を打消す。このため近接スイッチを金属
性の取付板に取付けた場合でもその誤動作、誤測定がな
くなる。
図
断面図
す特性図
たときの金属板の効果を示す特性図
Claims (3)
- 【請求項1】ケース内部にフェライトコアに巻回された
検出コイルと、電子部品および電子回路を搭載したプリ
ント基板を収納し、ケースの内部空間を絶縁性樹脂で充
填するとともに、ケースの底面側を取付面とする近接ス
イッチにおいて、フェライトコアと取付面との間に非磁
性の金属板を設けたことを特徴とする近接スイッチ。 - 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、非磁性の金
属板をプリント基板に搭載されている電子回路の零ボル
ト部位に接続したことを特徴とする近接スイッチ。 - 【請求項3】請求項1および2記載のものにおいて、非
磁性の金属板はプリント基板に形成された金属膜からな
ることを特徴とする近接スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3309496A JPH05144355A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 近接スイツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3309496A JPH05144355A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 近接スイツチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05144355A true JPH05144355A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=17993695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3309496A Pending JPH05144355A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 近接スイツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05144355A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002075763A1 (fr) * | 2001-03-15 | 2002-09-26 | Omron Corporation | Capteur de proximite |
JP2009043512A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-02-26 | Omron Corp | 近接センサ |
JP2011216255A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Yamatake Corp | 近接スイッチ |
US12072186B2 (en) | 2019-06-07 | 2024-08-27 | Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg | Door handle for a vehicle |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP3309496A patent/JPH05144355A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002075763A1 (fr) * | 2001-03-15 | 2002-09-26 | Omron Corporation | Capteur de proximite |
US7394243B2 (en) | 2001-03-15 | 2008-07-01 | Omron Corporation | Proximity sensor |
JP2009043512A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-02-26 | Omron Corp | 近接センサ |
JP2011216255A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Yamatake Corp | 近接スイッチ |
US12072186B2 (en) | 2019-06-07 | 2024-08-27 | Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg | Door handle for a vehicle |
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