JPH04505914A - ヒトエラスターゼインヒビター - Google Patents
ヒトエラスターゼインヒビターInfo
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- JPH04505914A JPH04505914A JP2504382A JP50438290A JPH04505914A JP H04505914 A JPH04505914 A JP H04505914A JP 2504382 A JP2504382 A JP 2504382A JP 50438290 A JP50438290 A JP 50438290A JP H04505914 A JPH04505914 A JP H04505914A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般に分子生物学、薬理学および医学に関し、特にヒトプロテイナーゼ
インヒビターの単離、精製およびクローニングに関する。
局部組織の機能を健全に維持するためには、食細胞のプロテイナーゼの活性およ
びプロテイナーゼインヒビターの作用の微妙なバランスが要求される。このバラ
ンスの消失が、喘息、慢性気管支炎、肺気腫、類肉腫症、呼吸障害症候群、関節
炎およびある種の皮膚病およびおそらく悪性腫瘍の発病の主要な原因因子である
と信じられている。例えば、好中球および単球による過剰のエラスターゼの放出
ならびに単球および好中球の過剰蓄積は、炎症状態例えば関節炎および肺気腫の
組織損傷および好中球が介在する上皮細胞の損傷の原因であると信じられている
。プロテイナーゼとプロテイナーゼインヒビターとのバランスを監視し、操作す
る能力の獲得のためには、関係する分子を量定し、単離しそして精製することが
必要である。
食細胞のプロテイナーゼの中で、重要なものはセリン活性部位プロテイナーゼで
、これは一般に「好中球エラスターゼ」と呼ばれている。ヒト好中球エラスター
ゼは、218アミノ酸を持つグリコジル化された公知配列の蛋白質で、特に好中
球中に豊富であり(全蛋白質の0.5%)、そして単球およびマクロファージ中
にも見出される。エラスターゼは細胞外マトリックス蛋白質、例えばエラスチン
、プロテオグリカン類、フィブロネクチン、タイプrHおよびタイプIvのコラ
ーゲン、およびある種の可溶性蛋白質を開裂させる。エラスターゼは好中球がi
n vitroで細胞バリヤーを通過して移動するためにも必要とされる。
エラスターゼインヒビターのin vivoでの連続作用は、好中球の代謝回転
率(ターンオーバーレート)から明らかであるつ好中球は体の殆どの部位に入り
こむ事実にもかかわらず、約50[のエラスターゼを含む約10口の好中球の代
謝回転が、未調節組織変性の証拠を持たないヒトにおいて、−日当たり生じる普
通に存在する可溶性血液蛋白質である、G1−アンチトリプシン(G1−AT)
は、in vitroにおける即効性エラスターゼインヒビターである。遺伝的
にG1−ATレベルの低いヒト(ホモ接合性のZ−変異)は、調節されないエラ
スターゼ作用のために、30才台または40才台に肺気腫を発症する傾向がある
。現在ヒトα1−ATが先天性α1−AT欠損の治療に使用されている。
α1−ATとは異なる分子で、好中球エラスターゼ活性の生理学的レギュレータ
ーの要求を満たすいくつかの分子が、何種かの動物の単球および好中球中に見つ
かっている。1971年に、蛋白性の特性をもつ内因性エラスターゼインヒビタ
ーが、ヒト血中白血球およびヒト肺マクロファージの細胞質ゾルフラクション中
に検出されたと報告された(1. 2)。エラスターゼを阻害する細胞質ゾル蛋
白質は、ウマ血液好中球から(3,4Lブタ血血中白球から(5)、およびウシ
肺マクロファージから(6)、同定および精製された。培養されたモルモットマ
クロファージの細胞外液中のエラスターゼインヒビターは、エラスターゼと共有
結合複合体を形成する能力で同定された(7)。大量のモルモットエラスターゼ
インヒビターはマクロファージの溶解物中に見出された(7)。より最近、成熟
ヒト単球および単球様細胞中に、多量の、即効性の内因性エラスターゼインヒビ
ター蛋白質が検出された(8)。現在まで、このヒトエラスターゼインヒビター
の単離、精製、同定およびクローニングに成功したヒトはいない。
発明の概要
本発明によれば、ヒトエラスターゼインヒビター(ヒトEr)が、単離、精製さ
れ、分子レベルで同定されそしてクローニングされる。ヒトEIは実質的にグリ
コジル化されておらず、エラスターゼと共有結合複合体を形成する能力を有し、
そしてエラスターゼのエラスチン分解活性を阻害する能力を有する。その分子は
、エラスターゼとの相互作用に必須とみられるシスティン残基を有するようであ
る。何故ならヒトEIをヨードアセトアミドで処理すると、ヒトElがエラスタ
ーゼと複合体を形成する能力を阻害するためである。ヒトEIは還元剤に対して
安定であり、精製ヒトEIは保護されたアミノ末端を有するようである。ヒトE
Iの分子量は約42,000である。
ヒトEIは部分的に配列決定されておりそして次のセグメントを含む:Leu−
^sp−&5n−val−Gly−11fis−Leu−Pro−Ala−Gl
y−GIY−^1aJal−Lys ;Glu−Ala−Thr−Thr−λ5
o−Ala−Pro−Phe−^rg:Phe−Hi 5−Phe−A 5n−
Thr−Yal −G 1u−GluJal−His−3er ;Ty r−G
1 y−A 1 a−Asp−Leu−A 1a−3er−Val−Asp−
Phe−Gin−His−Ala−3er−G戟@u−As p−A la ;
Yal−Leu−Glu−Leu−Pro−Tyr−Gln−Gly−Glu−
Glu−Leu−5et−MetJal−Iso−Leu−keu−Pro;
Lys−11e−Glu−Glu−Gin−Leu−Thr−Leu−Glu−
Lys ;およびPhe−Lys−Leu−Glu−Glu−5er−Tyr−
Thr−Leu−^so−5er−Asp−Leu−Ala−Arg。
精製もしくは実質的に精製されたヒトElに加えて、本発明はまた組換え由来ヒ
1−El、および誘導体、変異体およびヒトErの部分体も提供する。
好ましくは、単球もしくは単球様細胞からのヒトcDNAライブラリーを適当な
宿主内で慣用的発現ベクターを用いて発現させて各コロニーがcDNAライブラ
リーの異なる部分を発現するコロニ一群を得る。次いで、このコロニ一群を、前
記蛋白質配列の一つの少なくとも一部分をコードするオリゴヌクレオチドを用い
てスクリーニングして、ヒトEIのcDNAもしくはその機能的に均等な誘導体
もしくは部分を含むコロニーを同定する。
次に選択されたコロニーから組換え発現ベクターを単離することができる。この
ベクターは、ヒトEI分子の少なくとも一部をコードするDNA配列を含み、そ
して好ましくは、このベクターはセリンプロテイナーゼのインヒビターとして作
用できる分子をコードするDNA配列の発現を行う能力を有する。一つの態様と
して1、コードされた分子はエラスターゼと共有結合複合体を形成することがコ
ードされる分子は下記の群から選択されるものである。
(1)ヒトE■:
(2)ヒトEIの変異体、部分または誘導体;む分子:
(6) Leu−Asp−Asn−Ial−Gly−11is−Leu−Pro
−Ala−Gly−Gly−Ala−val−Lysの蛋白■z列
を含む分子:
(7) Glu−Ala−Thr−Thr−Asn−^La−Pro−Phe−
Argの蛋白質配列を含む分子:(8) Phe−His−Phe−Asn−T
hr4al−Glu−GluJal−His−3erの蛋白質配列を含む分子。
(9) Tyr−Gly−Ala−Asp−Leu−Ala−5er−Val−
人5p−Phe−Gin−His−^1a−Ser−Glu|Asp−Ala
の蛋白質配列を含む分子。
(10) Val−Leu−Glu−Leu−Pro−Tyr−Gin−Gly
−Glu−Glu−Leu−5er−Met−Val−Is潤|Leu−Leu
−Proの蛋白質配列を含む分子:
(11) Lys−11e−Glu−Glu−Gin−Leu−Thr−Leu
−Glu−Lysの蛋白質配列を含む分子、および
ヒトEI、その変異体、誘導体または一部をコードするオリゴヌクレオチドの実
質的に純粋な標品も提供される。これらのオリゴヌクレオチドは、DNA、RN
Aセンス配列またはアンチセンス配列であり得、そして天然、合成または組換え
オリゴヌクレオチドでありうる。同様に、ヒトErに選択的特異性を有し又はこ
れと結合することのできる抗体標品も提供される。
本発明のヒトEI、ヒトElに対する抗体ならびにヒトElおよびその変異体、
誘導体または部分をコードするオリゴヌクレオチドおよびベクターは、単独もし
くは他の部分(moieties)と−緒に、種々の医学的症状の処置のために
および/またはそのような症状の存在および程度を調べる診断の道具として使用
することができる。
図面の簡単な説明
図1は精製の特定の過程におけるヒトETの存在を示すオート・ラジオグラフで
ある:
図2はエラスチン溶解がヒトEIにより用量依存的に阻害されることを示すグラ
フである。
図3はオートラジオグラフであり、ヒトEIならびにエラスターゼと複合体を形
成したとトEIを示している。
図4は純粋なEIのアミノ酸組成を、α1−ATのアミノ酸組成と比較して示し
:そして
図5は単球、好中球およびU937細胞中にヒ1−Elが存在することを示すオ
ートラジオグラフである。
図面の簡単な説明
ヒトEIは、即効性で細胞関与性の、ともに活性部位にセリンをもつ蛋白質エラ
スターゼであるブタ膵臓エラスターゼおよびヒト好中球エラスターゼ(以下単に
エラスターゼという)の実質的に不可逆的なインヒビターである。ヒトEIは好
中球、単球およびマクロファージ中に高レベルで存在する。ヒトEIはエラスタ
ーゼと定量的に反応して1,1−エラスターゼ複合体を形成し、エラスターゼの
エラスチン溶解活性を阻害する。この複合体は沸騰SDS (ドデシル硫酸ナト
リウム)中で安定であり、EIとエラスターゼとの間の共有結合を示唆する。
機能面からの定義に基づき、ヒトElはセルビン(Serpin)Wのセリンプ
ロテイナーゼインヒビターに分類される。ヒトElは、セリン活性部位試薬であ
るDFP (ジイソプロピル フルオロホスフェート)により不活性化されたエ
ラスターゼとは反応しない。この共有結合複合体は沸騰SDS中で安定でありそ
して塩基を触媒とする開裂に感受性である。これらの作用メカニズムはセルピン
類のセリンプロテイナーゼインヒビターの特徴である。しかしながら、ヒトEl
は他のセリンプロテイナーゼインヒビターとは異なり、ヒトEIをヨードアセト
アミドで処理するとエラスターゼと複合体を形成する能力を消失し、このことは
システィン残基が必須であることを示唆する。
ヒトEIは分子量約42.000の一本鎖ポリペプチドである。組成の分析によ
れば、約360アミノ酸残基の分子量たり5個のシスティン残基の存在が示唆さ
れる。気液クロマトグラフィーで検出される炭水化物のレベルは無視できる程度
であり、そしてヒトEIがグリコシダーゼPNGase F’(ペプチド:N−
グリコシダーゼ F)処理に不感受性であることは、ヒトEIが非グリコジル化
物であるかまたは実質的にグリコジル化されていない(おそらく1または2個の
糖残基しかない)ことを示唆している。精製ヒトEIのアミン末端は保護されて
いるようである。
純粋なヒトE′Lを部分的に配列決定すると次の配列を含んでいた・Leu−G
ly−Val−Gin−Asp−Leu−Phe−Asn−5er ;Phe−
λ1a−Tyr−Gly−Tyr−11e−Glu−λ5p−Leu−Lys
;Lys−11e−Glu−Glu−Gin−Leu−Thr−Leu−Glu
−Lys ;およびPhe−Lys−Leu−Glu−Glu−5er−Tyr
−Thr−Leu−λsn−Ser−Asp−Leu−Ala−Arg。
ヒトElの精製
ヒトElの精製には一連の工程を含む。ヒトEIの存在は各工程において採取し
たサンプルが125 丁−エラスターゼと共有結合複合体を形成することにより
確認した(7. 8)。この確認方法の詳細は前記文献に記載されており、その
内容は本発明に含まれるものとする。概略すれば、ヒトElを含むと思われるフ
ラクションを37℃10分間330−200nの+!5i g識ブタ膵臓エラス
ターゼ(エラスチン製品、Pac i f i c、 MO)とともにインキュ
ベートした。共有結合El−エラスターゼ複合体の検出は、フェアバンクス/レ
ムリ(Fairbanks/Laemml i)ゲルシステムを用いたSDSポ
リアクリルアミドスラブゲル−電気泳動の後、オートラジオグラフィーにより行
った。このシステムは比較的低いpHおよび低濃度の一級アミンを用いて電気泳
動の間の複合体の加水分解を最小限にしている(8)。
細胞溶解物の取得
ヒトEIの供給源として、U937細胞を用いた。U937細胞はヒト細網肉腫
細胞である(9)。使用した特定のU937細胞は、最初に特性決定されたU9
37よりも分化の段階が若干進んだサプラインであると思われる(9)。使用さ
れたこの細胞ラインを以下に0937−Elという。この細胞ラインはATCC
,ロックビル、メリーランドに、寄託番号CRL10026で寄託されているU
937−EIm胞を、4. 5mg、/+1のグルコース、10%FCSおよび
1m1当たり50μgのゲンタマイシンを含む、RPM11640培地またはダ
ルベツコの修飾イーグル培地中で生育させた。マサチュセツツ インステイテユ
ートオブ テクノロジー セル カルチャー センターで増殖させた12リツト
ルの培養液(約1.8X10”細胞)からのU937−E I細胞を、4℃でC
a”/Mg”含有PBS中で、沈澱させて2回洗浄した。2X10”の細胞をH
BSS(ハンクス バランスド ソルト ソリューション)中で約22℃にて1
5分間インキュベートして、吸着しているC1−ATを除去した(8)。細胞を
4℃とし、沈澱させた。溶解物(針当たり2.5X10’細胞)は、細胞を0.
5%NP−40を含むPBSで約22℃にて4分間そして4℃にて10分間抽出
し、そして:5orvall 5S34a−ター(Dupont社、ウイルミン
トン。
プラウエアー)で4℃において18,000rpm 30分遠心分離して澄明化
することにより調製した(Nonidet P−40(NP−40)は、米国、
NY、カール プレースのGa1lard Schlesingerから市販さ
れている非イオン性界面活性剤である。この界面活性剤の材料は、エチレンオキ
シド9モルを含むオクチル フェノール エチレンオキシド縮合物である。これ
は英国、プールのBDH社の(転)品であり、BDH社はこれを英国の5hel
l Chemica1社から購入している)。
DNA5e−セファロースによるアクチンの分離予備精製実験において、EI活
性はアクチン(10)含有沈澱の形成と同時に消失した。この消失を避けるため
に細胞溶解物を直ちにDNA5e−セファロースでクロマトグラフィーし、アク
チンを特異的に吸着させた。
DNA5e−セファロースアフィニティー樹脂は次のようにして調製した:デオ
キシリボヌクレアーゼエ(ウシ膵II;1800クニブツ単位/■蛋白質:Si
gma Chemica1社、セントルイス、MO)を、2」ジイソプロピルフ
ルオロホスフェート(DFP)とPBS中で22℃において30分間処理し、3
eg/mlの割合で、O,LM NaHCOs 、pH[8,5中で4℃18時
間混合して、活性化セファロースに結合させた(結合効率は90%以上であった
)。活性化セファロースは、ファルマシア ファイン ケミカル(現在ファルマ
シア LKB バイオテクノロジー社、ビス力タウニイ、ニューシャーシー)か
ら活性化凍結乾燥粉末として販売されている活性化セファロース4Bを、発売元
の指示にしたがってカップリングのために再生して調製(即ち、1mj[HCl
で再生し、1mj[HcLで22°Cにおいて15分間洗浄し、カップリング用
バブファーで洗浄した)したもの、又はカップリングの直前に、CNBr(セフ
ァロース100m1半たり2.3g)によりpH11において22℃付近で10
分間処理することにより活性化したセファロース6B(P、カトレカサス、 「
アフィニティークロマトグラフィーによる蛋白質の精製:アガロースおよびポリ
アクリルアミドビーズの誘導体(Protein Purifiction b
y AffinityChromatography: Derivative
s of Agar。
se and Polyacrylamide Beads)J、1.Biol
、Chem、、1970.245:3509−3065)のいずれかである。こ
の樹脂を22℃において10dトリス塩酸バブフアー、pt[8,0で2時間−
回、100d酢酸ナトリウムバγフアー、 pH14,0で三回処理してさらに
100mjlNaHCOx 、pH,5で処理し、PBSで一回、そしてPBS
に溶解した2IIMDFPで30分間−回処理した。この樹脂を0.02%ナト
リウムアジドを含むPBS中に4℃で保存し、使用直前にPBSで平衡化した。
細胞溶解物(−720@l)を、180m1のDNA5e−セファロースと共に
ローラーボトル中で4℃において30分間インキュベートした。混合物を6.
5cmの直径のカラムに移し、そして非付着フラクションを、PBSに溶かした
0、5フラクシヨン中のヒトElの存在は上記のようにして測定した。図1に示
すように、非付着フラクション中の蛋白質はエラスターゼと一緒にすると、見掛
は分子166.000の”’I−エラスターゼーニラスターゼインヒビター複合
体を形成した。
チオプロピル−セファロース−6Bによる分離チオプロピル−セファロース−6
Bは、ファルマシア ファイン ケミカルズ社から市販されている混合ジスルフ
ィドアフィニティー樹脂である。これは膨潤ゲル1針当たり約20μモルの2−
チオピリジル残基をヒドロキシプロピル残基との混合ジスルフィド結合の形で含
み:該ヒドロモジプロピル残基はセファロース6Bマトリlクスにエーテル結合
を介して結合している。チオプロピル−セファロース−6Bは、R,Axen、
Drevin、H,およびCarlsson。
J、により、[チオール基を含む修飾アガロースゲルの調製(Preparat
ion of modified agarose gels contain
ing thiol groups)J、Acta Chem、5cand、B
、1975.29.471−474に記載された方法により合成される。ヒトE
■はチオプロピル−セファロース−6Bに付着するが、大多数の蛋白質は付着し
ない。チオプロピル−セファロース−6Bを、0.5%NP−40,10−)リ
ス塩酸バッフy −、pH17,4,150m1 NaC1,1ad[EDTA
(NP−40/トリス/150−NaCl/EDTA)で、22℃において3
0分間平衡化した。次に、DNA5e−非付着フラクション(〜900m1)を
時々撹拌しながら、22℃において30m1のチオプロピル−セファロース−6
Bとインキュベートした。混合物を3cmのカラムに移し、そして連続的に、1
カラム量のNP−40/トリス/150−NaC1/EDTA、NP−40/)
−リス1500−NaC1、トリス1500−NaCLおよびトリス/150−
NaC1で洗浄した。カラムを50mMメルカプトエタノールを含むトリス/1
50−NaC1で溶出し、70m1の「チオール溶出」フラクションを一つ得た
。ヒトElの存在は、この場合も前記のようにして確認した。図1に示すように
、チオール溶出フラクション中の蛋白質は、エラスターゼと混ぜると1251−
エラスターゼ−エラスターゼインヒビター複合体を形成する。
フェニル−セファロース−CL4Bによる分離゛ セファロースはファルマシア
ファイン ケミカルズ社により製造されている粒状アガロースゲルビーズの登
録商標である。セファロース6B、〜6%アガロース、40−210ミクロンの
粒子からなる:セファロース4B、ル4%アガロース、〜40−190ミクロン
の粒子からなる。セファロースを製造するために用られるアガロースは、選ばれ
た寒天から製造される(Hjerten、S、。
「ゲル電気泳動のためのアガロース製造の新たな方法(A New Me th
。
d for Preparation of Agarose for Ge1
Electropheresis)J、Biochem、Biophys、A:
:a、1962.62−445−449;および「イムノロシーおよびイムノケ
ミストリー(Immunology and ImmunochemistrY
)、M、W、ChaseおよびC,−A、 Wi 11 i amsW!、アカ
デミツクブレス社、ニューヨーク、1968.149−154頁中のS、Hje
rten、 「アガロース粒子によるクロマトグラフィー(Chromatog
raphyon agarose 5pheres)J)。
フェニル−セファロース−CL4BはセファロースCL−4Bの誘導体であり、
後者はアガロースを2.3−ジブロモプロパノールと架橋させ(英国特許 f3
52 613および他国での相半する特許)そして得られたゲルを還元条件下で
アルカリ加水分解して脱すルフヱートする(J、Porath、Jans。
n、J−C,Laas、 T、 、rクロマトグラフィー、電気泳動およびゲル
固定酵素のための寒天誘導体 ■8粒状ビーズ形の脱サルフェートおよび還元架
橋寒天および7ガo−ス(Agar derivatives for chr
amatography、 electrophoresis and gel
−bound enzymes、 1.Desulphated and re
duced crosslinked agar and agarose 1
nspherical bead form)J、J、Chromatogr。
、197L 60:167−177)ことにより、調製される。フェニル基はセ
ファロースCL−4Bとグリシジルエーテルとの反応により導入され(S、Hj
erten、Rosengren、J、、およびPahlman、S、、rハイ
ドロフォービック ィンタラクション クロマトグラフィー、ある種のアガロ−
1nteraction chromatography、 The 5ynt
hesis and the use of some alkyl anda
ryl derivatives of agArose)J、Chromat
ogr、、101,281−288))、フェニル基がアガロースのマトリック
スのモノサブカライド単位にエーテル結合で結合した誘導体が得られる。結合さ
れたフェノールのリガンドの濃度は、膨潤ゲル1ml百たり約40μモルである
チオール溶出分のEt活性フラクションは、10mMトリス塩酸バッファー、p
H7、4,150mf NaC1,1mj!メル刀ブrエタノール(トノス、二
5O−Nacl/ME)で平衡化されたフェニル−セフ70−スーCL4B (
70ml;ファルマシア)の3. 5caカラムに約22℃で導入した。フェニ
ル−セファロース−CL4Eは、疎水性の相違に基づいて蛋白質を分離する。非
吸看フラクションを、トリス/ 150−N a Cl /MEでの約20m1
の洗?!p液と一緒に、回収した。
非吸看7ラクシヨン中のヒトEIの存在は上記のようにして[認した(図1)。
マドレックス ケル レッドAによる分離マドレックス ゲル レッドAは、マ
サチュセッッ州レキシントンのアミコン社から市販されている、「基選択性」ア
フィニティー樹脂である。これは架橋した5%アガロースと、膨潤ゲル1針当た
り3−5mgの共有結合で結合した色素からなる。この色素はレッドA(red
A)、反応性レッド120 (reactive red 120)およびプ
ロシオンレブドHE3B (ProcionRed HE3B) (ICI社の
登録商標)として知られている(Baird。
J、、Sherwood、R,、Carr、R,およびAtkinson、A。
、 「プロジオン色素−多糖体マトリックスからの基買溶出クロマトグラフィー
による酵素の精製(Enzyme Purification by 5ubs
trate Elution Chromatography from Pr
。
cion Dye−Polysaccharide Matrices)、FE
BS Lett、、70:61)J)。
フェニル−非吸看フラクション(約110m1)を0. 5倍量のトリス/ME
で希釈して、4℃において、トリス/100−NaC1/MEで平衡化した直径
2−備のカラムの20m1マドレツクス ゲル レッド Aに導入した。マドレ
ックスゲル レッド Aは、レッド へ色素への結合能力に基づいて蛋白質を分
離する。非吸着フラクションを1カラム量の洗浄液トリス/100−NaC1/
MEと一緒に集め、ヒトEIの存在を調べ(図1)、トリス150−NaCl/
MEに対して4℃で3時間透析して、−70℃に保存した。
HPLCDEAE−5PWによる分離
DEAE−5PWは、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)用の弱アニオン
交換樹脂であり、荷電特性の僅かな差に基づいて蛋白質を分離する。DEAE−
5PWは親水性の剛性樹脂にシエチルアミノニチル(DEAE)基を導入して製
造され:マサチュセγツ州、ミル7オードO’Mi l l 1pore肚のW
aters Divisionの製品であり、そしてProtein−pak
DEAE−5PWの名前でも知られている(Protein−pakはWate
rsの種々の樹脂の製品名である)。1mlの樹脂当たりの有効DEAE基は0
.1マイクロモルである。DEAE−5FWは10ミクロンの粒状ジエチルアミ
ンエチル官能性ポリメタクリル樹脂で、1000オングストロームの細孔を有す
る。この樹脂は7.5X75Mの316ステンレススチールカラムに収容されて
いる。
透析したレッド 八−非吸着フラクションの50m1分のいくつかを、0.2μ
厘のナイロン膜(Schleicher and 5chue11.Keene
、NH)で濾過し、そして0. 8ml/分の速度で、22℃でトリス150−
NaC1/MEで平衡化したDEAE−5FWカラムに導入した。このカラムを
平衡化バッファーで洗浄した。ヒトEIを溶出するため、トリス/85−NaC
1/MEを流し、そして280n+1に吸収をもつフラクションを集めて前記の
ようにしてヒトEIの存在をアッセイした。
Elをil!縮するために、3〜40のDEAE分画操作からの活性フラクショ
ンをまとめ、トリス/MEで希釈し、そしてトリス150−NaCl/ME中の
DEAE−5FWカラムに再度導入した。EIを含有する工ないし2. 5i1
の単一のフラクションをトリス/140−NaC1/MEで溶出した。ヒトEl
の存在を前記のようにして確認した。このフラクションは全染色した5DSil
気泳動ゲルから、85−95%純度のヒトElであり、そして活性且つ濃厚(例
えば0゜−4mg/a+1)であるため、このヒトEl標品は活性の研究および
機能の研究に好ましい。
HPLC−ゲル濾過クロマトグラフィーある棚の用途のために、HPLCゲル濾
過樹脂であるPro te 1n−Pakf−125を用いたHPLCゲル濾過
クロマトグラフィーにより、残存夾雑成分を除去した。Protein−Pak
l−125はWaters Divisionの製品であり、100オングス
トロームの孔径をもつ10ミクロンのジオール結合シリカゲルである。これは蛋
白質に対して非吸着性でそのためにゲル濾通りロマトグラフィーに適する類本性
材料を得るために、ジヒドロ牛ジアルキルシランと共有結合させた不MHUシr
1力粒子からなる。こnは316ステンレススチール製の7.8X30mmのカ
ラムに収容されて市販さnている。
DEAE−5PWからの濃縮ヒトE[プール(200−1000μL )(7)
一部を、1101nトリス塩酸バッフy−1pH7,4,90mj[NaClで
平衡化した合計で7.8X600mmの直列の二つのProtein−Pak
l−125カラムにより、1. 01lIl/分でゲル濾過した。214卯に吸
収を示す(二つのピーク)フラクションを集め、メルカプトエタノールを1−に
添加した後で、上記のようにしてヒトEIの量をアッセイした。プールした活性
ピーク(第二ビーク)が純粋もしくは実買的に純粋なヒトElである。別法とじ
て、50IILIl[NH< HCO3をバッファーとして用いてHPLCゲル
濾過を行い、そしてヒトEfを含むプールフラクシランから凍結乾燥によりバッ
ファーを除去した。
精製からのフラクションを文献(8)に記載のレムリの5DSil気泳動で分析
した。ポリペプチドを、PVDF膜(ポリビニリデン ジフルオリド;0.45
μ組ミリポア社、ベブドフt−ド、MA)に、42−トリス/19Mグリシンバ
フファー、 pfr8. 3を用いて〜22℃で18時間転写しく定電圧70ミ
リアンペア;160y/1.6Aifl源;Bio−Rad Laborato
ries。
リッチモンド、CA)(転写装置はTransfer Ce1l;Hoefer
Scientific、サンフランシスコ、CAを用いた)、その後金染色した
。PVDF膜をPBSに溶解した0、1%ツイーン−20(ツイーン 20はr
cr Americasの持つポリエトキシエタノール ンルビタンの登録商標
であり;この製品は、イリノイ州ロブクフォードのPierce社からSurf
act−Amp 20の部品名で、窒素置換ガラスアンプル中に充填された10
%水溶液として市販されている)で7回(2X 15分:5×5分)、そして水
で2回洗浄し、そして0. 2−0. 31111/Ca1zのAuroDye
蛋白質染色剤(Ianssen Pharmaceutica、ビス力タウエイ
、NJ)と共に、〜22℃において4時間以上インキュベートした。AuroD
yeは、pf[を約3に調整した安定化コロイド性金ゾル(20n+*)であり
、蛋白質を暗赤色に染めるElの分子量の測定
ヒトElの見掛は分子量は、SDS電忽電動泳動ゲル1)での移動度を既に記載
された分子量か既知の純粋蛋白質の移動度(8)と比較して、42.000と決
定された:蛋白質の検出は電気泳動転写物の金染色により行った。
エラスチン溶解の阻害
ヒトEIのエラスチン溶解阻害活性は、エラスチン含有寒天ゲルの溶解ゾーンの
形成により(12)アッセイした。挺略をのべると、種々の量のヒトEI(プー
ルした濃厚DEAEフラクシ!ン)を、75ngまたは150ngの膵臓エラス
ターゼと一緒に5分間約22℃で混合し、そしてフルオレツセインーエラスチン
ー寒天プレートのウェル中で37℃において48時間インキュベートした。溶解
リング(2回の測定の平均)の直径として測定したエラスチン溶解の程度を、並
行して作成した標準カーブと比較して単位に換算した(1単位はエラスターゼL
ogの活性に相当する)。試験はエラスターゼ75ng(四角)およびエラスタ
ーゼ150ng(丸)を用いて行った。ヒトElはエラスターゼによるエラスチ
ン溶解を用量依存的に阻害し、したがってヒトEfがエラスターゼを阻害するこ
とを示した(図2)。
分子量42.000のポリペプチドがエラスターゼインヒビターであることを証
明するため、DEAE−精製フラクションを未標識エラスターゼとインキュベー
トシ、銀染色(13)SDS−電気泳動ゲルで検査した。SDSは三つのレーン
を含んだ、即ち一つはEl、一つはエラスターゼ、そして一つはEIとエラスタ
ーゼとの混合物である。同時インキュベートを1分間行うと、この分子量42.
000のポリペプチドとエラスターゼとは、分子量66.000のエラスターゼ
−エラスターゼインヒビター複合体の形成と同時に消失した(図3)。この知見
は、分子142.000のポリペプチドがエラスターゼインヒビターであるこ゛
とを示している。この知見はまた、精製分子の多くが複合体形成活性を保持しモ
してMH分子とエラスターゼとの反応が迅速である(1分間で完了する)ことも
示している。反応体と複合体のそれぞれの分子量から、反応は1:1の化学量論
反応であることが明確に示唆される。
アミノ酸組成
凍結乾燥した純粋ヒトEIの一部を、6N塩酸中で110℃において24時間加
水分解し、Dionex D−500分析装置でアミノ酸組成を決定した。Cy
s/2(システィンと1/2シスチン)の量は、過蟻酸酸化(14)のあとでシ
スティン酸としで測定した。サンプルのアミノ酸組成は、200種の純粋蛋白質
のアミノ酸組成の平均および血漿中に見られる既知のエラスターゼインヒビター
であるα1−ATのアミノ酸組成と一緒に、図4に示す。
炭水化物組成
純粋ヒトEIの炭水化物含量は、凍結乾燥サンプルをベル(トリメチルシリル)
誘導体に変換した後(15)、気液クロマトグラフィーによるメタツリシス(m
e thano tys i s)で行った。Elの分子量たりキシロース3.
6残基(夾雑物と考えられる)およびマンノース0. 5残基(二つの調製品の
平均)が検出された。
ガラクトース、N−アセチルグルコサミン、N−アセチルガラクトサミンおよび
シアル酸は検出されなかった。さらに純粋ヒトEIをグルコシダーゼPNGas
eFで処理した:この酵素は全ての種類のN−結合炭水化物単位を開裂する(1
6)、140−4200+iU/mlのPNGase Fによる処理で、EI(
7)見掛は分子量に変化は見られなかった。このことは純粋ヒトEIが非−グリ
コモル化蛋白質であるか、または実買的にグリコジル化されていないことを示唆
している。
アミノ駿配列決定
純粋ヒトEIのアミノ末端配列をめる試みを2回行ったが、相当する配列が得ら
れず、このことからアミノ末端がブロックされていることが示唆された。そこで
、アミン末端配列を決定するために蛋白質の開裂を行った。ヒトEIの二つの標
品、それぞれ40μgおよび76μgを調べ、そのための開裂法にはプロテイナ
ーゼのトリプシン処理を選択した。ヒトElはトリプシンを阻害する可能性−が
あるため、熱処理(85−90℃、8分間)してその阻害活性を破壊した。熱処
理した蛋白質を、0.003容のトリプシンとともにpH8,0において、37
℃で18時間インキュベートした、この条件は小スケールでの予備実験で定めら
れた。トリプシン処理物の少量を5DS−11気泳動および金染色で分析して、
ヒトEIの分解が完全であることを確認した。
得られたトリプシン分解ペプチドをCU逆相HPLCクロマトグラフィーで、0
、 1%トリプルオロ酢酸水溶液中の2−75%アセトニトリルの勾配を用いて
分画した。CUカラムは、カリフォルニア州、ヘスペリアのVydac Diy
ision、The 5eparaむ1ons GrOupsから市販され、0
.46X25c+11のステンレススチール製カラムに充填された5ミクロンの
粒子サイズの固定相(bonded phase)を持つ300オングストロー
ムの孔径のシリカであり、蛋白質およびペプチドの逆相HPLCクロマトグラフ
ィー用の製品である。分離されたペプチドのピークを含むフラクションを、21
4nmでの吸収に基づいて集め、溶媒を凍結乾燥で除去した。ペプチドのピーク
を、オンラインでフェニルチオヒダントインHPLC分析装5!(ABI 12
OA 0n−1ine PTHanalyzer)を備えた気相蛋白質配列決定
装置(ABf 470A Applied Biosystems社、フォスタ
ーシティ−、CA)により、アミノ末端アミノ酸配の分析に付した。
ジスルフィド結合の存在
200iのメルカプトエタノールは、純粋ヒトEIがエラスターゼと複合体を形
成する能力に阻害的影響を及ぼさなかった。したがって、EIはジスルフィド結
合を持たないようであり、少なくとも活性に必須のジスルフィド結合は含まない
。
必須のシスティン残基
純粋ヒトElにスルフヒドリル ヨードアセタミド(3d)を添加すると、エラ
スターゼとの共有結合複合体形成能力がほぼ完全に消失する。未反応のヨードア
セトアミドをメルカプトエタノールの添加により破壊するか、または透析で除去
しても純粋ヒトElの活性は再生されない。したがってElは共有結合によるエ
ラスターゼ−EI複合体の形成に必須のシスティン残基を有するものと思われヒ
トEIは、15■−エラスターゼ複合体アッセイを用いて、培養中の成熟ヒト単
球の溶解物中および単球用細胞ラインU937−El中に検出されたが、しかし
単離されたばかりのヒト単球または好中球中には検出できなかった。これらの後
者の細胞を、活性部位試薬であるジイソプロピル フルオロホスフェート(DF
P)とインキュベートし、モしてDFPの存在下で溶解し、そして過剰のDFP
を透析により溶解物から除去すると、ヒトEr活性は新鮮単球並びに好中球中に
容易に検圧された(図5)。ヒトEr活性はまた、儒康な非喫煙志願者の肺洗浄
により得られた肺マクロファージの溶解物中にも検出された。
ヒトErのクローニング
U937−Er細胞から全mRNAを単離し、慣用の方法によりcDNAへ逆転
写した。次に各cDNA分子をベクター例えばファージλgtllに挿入し、c
DNAライブラリーを得た。別法として、例えばλgtllのようなベクター中
のヒト単球または単球様cDNAライブラリーを市販品として人手することも可
能である。
c D N−Aライブラリーをj CcI i中で発現させ、各々が一つの感染
微生物由来の〜105のE、coLiコロニーに生育させる。このコロニーを次
に目的の単球cDNAを含むλgillファージを含むコロニーを突き止めるた
めにスクリーニングする。E−coliコロニーをスクリーニングするための検
出プローブは、ヒトElの一部をコードするオリゴヌクレオチドまたはヒトEl
の単数もしくは複数の抗体であってよい。適当なオリゴヌクレオチドプローブは
、合成法で、慣用技術により、前記ヒトE■の配列データに基づいて調製できる
。適当なスクリーニング用抗体は、免疫原として精製ヒトEIを用いて、慣用の
免疫技術を用いて調製可能である。別法として、EIペプチドの配列を用いて慣
用方法でペプチドを合成し、これを免疫原として抗−ヒトEI抗体を製造するこ
ともできる。目的のコロニーを突き止めて、該コロニーの発現ベクターからのc
DNAを単離し、そしてこのヒトEIのcDNAに対するゲノム相補部分を単離
するが、これらは全て慣用の技術で行うことができる。
当業者にとって、前記好ましい態様に多くの均等物があることが理解されよう。
例えば、本発明は他のものと一緒に、ヒトElのmRNAのcDNAコピーおよ
び該cDNAの発現を提供するか、該cDNAおよび発現産物の多くの修飾が本
発明の範囲である。例えば、発現蛋白質がエラスターゼもしくは他のセリンプロ
テイナーゼのインヒビターとして作用する能力を保持したままで、ヒトEIをコ
ードするcDNA配列を一つ以上の塩基対部位で変化させ、または該cDNAの
一部を欠失させることが可能であろう。したがって、発現蛋白貫はアミノ酸宣換
もしくは欠失を含み、且つ天然ヒトEIの機能的均等物であるものを含みつる。
したがって、遺伝子工学的に操作したヒトErは、天然に存在するヒトElおよ
びその変異体、誘導体または部分であって、エラスターゼと複合体を形成しおよ
び/またはエラスターゼの活性を阻害する能力を保持しているものを包含する。
この点に関して当業者は、分子はエラスターゼとの共有結合複合体を形成するこ
となくエラスターゼの活性を阻害できることを理解するであろう。即ち、非常に
小さいヒトEIの部分、好ましくはヒトEIのエラスターゼ結合部位の配列を持
つ部分が、エラスターゼに結合して阻害するのに十分なアフィニティーを有する
が、しかしエラスターゼとの共有結合複合体を形成しない可能性がある。そのよ
うな小部分またはその誘導体は本発明の範囲内である。これらの部分または誘導
体は、慣用のペプチド合成また;ま組換え技術で製造できろ。
本発明はまたセリ〉ブコテイナーセの活性部位と反応できる成分(moieti
es)と結合したヒ1−EIの部分及び変異体も含む。この場合には、該部分ま
たは変異体はセリンブーテイナーセを2臓し、そして該活性成分をセリンの活性
部位との阻害相互作用のために体内に輸送する。
ヒトEIの部分はまた、ヒトElのインヒビターとしても使用できるであろう。
例えば、エラスターでと相互作用するがエラスターゼの活性に干渉しないヒトE
1部分は、ヒトE1−エラスターゼ複合体か形成するのを防止してin viv
OにおいてヒトEIの阻害作用をブロツクするために使用できるであろう。した
かって、当業者には本発明の生成物が、エラスターゼと共有結合複合体を形成す
る能力のないヒトE[の部分並びにそのような部分をコードするオリゴヌクレオ
チドを含むことが理解されよう。
当業者にとって、天然存在ヒ1−Elには多くの関連するが若干異なる形態があ
ることも理解されよう。したかって、天然に存在するヒトElをコードする一つ
以上のmRNA配列および一つ以上のcDNA配列が存在することもまた、理解
されよう。しかしながら、そのようなりNA配列の各々は上記の方法で単離しそ
して、そのようなcDNA配列の各々を含む発現ベクターにより冬型のヒトEI
がえられるであろう。同様に、各ヒトElの形に対応するゲノムDNAを慣用の
方法で11離することも可能であろう。
天然に存在するヒトEIおよびその変異体、誘導体および部分を薬学的に有効な
量で、医学症状の治療に用いることが可能であろう。一般に、これらをこれらと
反応するエラスターゼや他のプロテイナーゼによる破壊作用を含む症状(炎症の
結果としての組織破壊を含む)の治療に使用することができる。具体的応用例に
は、肺内の炎症の結果としての気管支拡張屈、慢性のグラニュラトマス病(gr
anulatomous disease)およびLAD (白血球の粘着性の
不足)、嚢胞性繊維症、膵臓炎、悪性腫瘍、血栓による損傷血管、水庖性の皮膚
病、再潅流障害(reperfusion 1njury)、潰瘍性の結腸炎が
含まれる。他の応用例に:よ、ヒトEIレベルか異常である場合、ヒトEfと反
応性のエラスターゼあるいは他のプロテイナーゼが過剰である場合、または食細
胞の蓄積が過剰である場合の全ての症状が含まれる。
天然に不在するヒトElおよびその変異体、誘導体および部分は、先天的または
後天的欠損症の診断並びに病気状態の診断に有用な、ヒhEIの存在もしくは不
存在または量を検出するための抗体を製造するためにも使用できる。例えば、ヒ
トElに対する抗体は、結核およびハシセン病のような感染症状態における食細
胞応答のレベルの評価に使用できるであろう。同様にそのような抗体を用いて、
リウマチ病(例えば関節リウマチ)、免疫病(例えば天庖癒)、特発性疾、虫(
例えば類肉腫症)および炎症性疾患(例えば成人呼吸困難症)のような炎症性状
態を診断することが可能であろう。抗体はさらに新生物症状(例えば宿主応答に
よる悪性度の監視、悪性細胞の転移能力の評価)に関連して、遺伝病において(
例えば嚢胞性繊維症またはエラスターゼ−エラスターゼインヒビターシステムの
遺伝的異常)において、骨髄単球細胞の成熟異常(例えばチニディアブクーヒガ
シ(Chediak−Higashi)シンドローム)において、膵l1ii灸
および他の膵臓の病気において、診断手段として使用でき、および一般にある集
団におけるエラスターゼ−エラスターゼインヒビターシステムの遺伝的評価とそ
の病気との関係の評価のために使用できる。
ヒトEIに対する抗体はまた、エラスターゼが異常である症状、エラスターゼイ
ンヒビターがエラスターゼに対して過剰である症状、または食細胞の補給が不足
している症状の治療を含めた治療の用途を有する。そのような症状は、感染に対
する異常およびg染に対する抵抗力不足または不十分な免疫防御を含む。
同様に、ヒトEIまたはその部分をコードするりポヌクレオチドに相補的なオリ
ゴヌクレオチドは、上記の診断目的のあるものに有用であろう。さらに、ヒト−
EIまたはその部分、誘導体または変異体をコードするオリゴヌクレオチドは、
単独または適当な発現ベクターもしくは配給システムの一部として、上記症状に
関連する!換治療に有用であろう。そのようなオリゴヌクレオチド、適当な発現
ベクターまたは配給システムの有効量を含む調製物は、上記した慣用のクローニ
ングおよびll離技術を用いて、またはPCR(ポリメラーゼ チェーン リア
クション)のような他の方法を用いて行われる。これらの用途および他の多くの
用途が、当業者に明らかであろう。
以上の説明は説明のためのものであって、限定するためのものではない。
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5゜24・4665−4671゜
浄書(内容に変更なし)
図T
浄書(内容に変更なし)
図5
図4
アミノ酸組成
ムsx L(L7 11−L Lo、9 40 43Glx 10.6 12.
3 L2.4 44 50His 2.2 1.9 3.5 7 13Lys
6.5 7.1 8.6 26 34ムrg 14. 3.8 1.8 14
7Set 6.3 g、1 5.3 29 21Thr 5−7 5.7 7.
6 21 30Pro 4.8 5.4 4.3 20 HAla 8−5 8
. L 6.1 29 24Cys 2−3 1.5 0.2 5 1Gly
81 7.0 5.6 25 22Tyr 3.3 2.L 1.5 8 6V
al 6.8 5.2 6.1 19 2411e 5.0 3.0 4.8
11 19Leu 8.1 9,2 11.4 33 45Phe 3.7 4
.9 6.8 18 27夏et L、9 2.0 2.3 7 9Trp 1
−3 1JD O,5ND 2合計 −360394
零−200種類以上の蛋白質の平均アミノ酸組成は、Reeck、 G、L、
Fisher、 L、r蛋白質のアミノ酸組成の統計分析(λ5tatisti
cal Analysis of the Am1no Ac1d c。
mpositions of Proteins) J 、 rat、 J、
Peptide Protein Res、、 1973.T: 109−1
17による。
jErの値は三つの標品からのデータの平均値である。EIの分子当たりの残基
数は、[r=42.000を基準にして計算した。
#aL−ATの組成は、Carrell、 RJ、、 Jeppsson、 J
−0,、Laurell、 C−B、、 Brennan、 S、0.、0ve
n、 IC,、Yaughan、 L、、 Boswell、 D、L、 rヒ
トα1−アンチトリプシンの構造および変異(Structure and V
ariation of Human αl−j+titrypsin)J、
Nature、 1982.298:329−334から計算した。
(社)−測定せず
手続補正書□
平成 4年 6月25日国
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.約42,000の分子量及び実質的にグリコシル化されていない構造を有し 、そしてエラスターゼと共有結合複合体を形成する能力を有し、そしてエラスタ ーゼのエラスチン溶解活性に対するインヒビターとして作用する、実質的に純粋 な一本鎖ポリペプチド分子。 2.ヨードアセトアミドで処理すると膵臓エラスターゼとの複合体形成が阻害さ れ、そして必須のジスルフィド結合を分子内に有しない、請求項1記載の実質的 に純粋な一本鎖ポリペプチド分子。 3.実質的に純粋なヒトEI、またはその変異体、部分または誘導体。 4.治療に有効な量のヒトEI、またはその変異体、部分または誘導体を含んで なる組成物。 5.さらに、プロテイナーゼの活性部位に反応する能力を持つ成分を、ヒトEI の部分誘導体または変異体に結合して有する、請求項4記載の組成物。 6.ヒトEI、またはその変異体、部分または誘導体が下記の群:(1)【配列 があります】 (2)【配列があります】 (3)【配列があります】 (4)【配列があります】 (5)【配列があります】 (6)【配列があります】 (7)【配列があります】 (8)【配列があります】 (9)【配列があります】および (10)【配列があります】 からなる配列から選択されたアミノ酸配列を含むものである、請求項4記載の組 成物。 7.下記の群: (1)ヒトEI; (2)ヒトEIの変異体、部分または誘導体;(3)【配列があります】の蛋白 質配列を含む分子;(4)【配列があります】の蛋白質配列を含む分子;(5) 【配列があります】の蛋白質配列を含む分子; (6)【配列があります】の蛋白質配列を含む分子; (7)【配列があります】の蛋白質配列を含む分子;(8)【配列があります】 の蛋白質配列を含む分子;(9)【配列があります】 の蛋白質配列を含む分子; (10)【配列があります】の蛋白質配列を含む分子;(11)【配列がありま す】の蛋白質配列を含む分子;および (12)【配列があります】の蛋白質 配列を含む分子; から選択される分子をコードするDNA配列を含む組換えベクター。 8.上記分子がセリンプロテイナーゼのインヒビターとして作用できるものであ る、請求項7記載の組換えベクター。 9.上記分子がエラスターゼのインヒビターとして作用できるものである、請求 項7記載の組換えベクター。 10.上記分子がエラスターゼと共有結合による複合体を形成でき、そしてエラ スターゼのインヒビターとして作用できるものである、請求項7記載の組換えベ クター。 11.ヒトEIをコードするDNA配列を含むベクターである、請求項7記載の ベクター。 12.ヒトEIの誘導体、変異体または部分をコードするDNA配列を含むベク ターである、請求項7記載の組換えベクター。 13.【配列があります】の蛋白質配列を含む分子をコードするDNA配列を含 むベクターである、請求項7記載のベクター。 14.【配列があります】の蛋白質配列を含む分子をコードするDNA配列を含 むベクターである・請求項7記載のベクタ、15.【配列があります】の蛋白質 配列を含む分子をコードするDNA配列を含むベクターである、請求項7記載の ベクター。 16.【配列があります】の蛋白質 配列を含む分子をコードするDNA配列を含むベクターである、請求項7記載の ベクター。 17.【配列があります】の蛋白質配列を含む分子をコードするDNA配列を含 むベクターである・請求項7記載のベクター。 18.【配列があります】の蛋白質配列を含む分子をコードするDNA配列を含 むベクターである、請求項7記載のベクター。 19.【配列があります】の蛋白質配列を含む分子をコードするDNA配列を含 むベクターである、請求項7記載のベクター。 20,セリンプロテイナーゼのインヒビターとして作用する能力を有し、そして ヒトEIの少なくとも一部を含む、非天然分子。 21.エラスターゼのインヒビターとして作用する能力を有する、請求項2°記 載の非天然分子。 22.上記分子がエラスターゼと共有結合による複合体を形成する能力を有し、 そしてヨードアセトアミドにより処理すると該分子がエラスターゼと複合体を形 成する能力が損なわれることをさらに特徴とする、請求項21記載の非天然分子 。 23.下記の群: (1)【配列があります】 (2)【配列があります】 (3)【配列があります】 (4)【配列があります】 (5)【配列があります】 (6)【配列があります】 (7)【配列があります】 (8)【配列があります】 (9)【配列があります】 (10)【配列があります】からなる配列から選択されたアミノ酸配列を有する ことをさらに特徴とする、請求項21記載の非天然分子。 24.ヒトEIの少なくとも一部をコードするオリゴヌクレオチドを含む検出プ ローブを用いることよりなる、ヒトEIの遺伝子を単離する方法。 25.ヒトEIまたはその変異体、誘導体または部分をコードする、実質的に純 粋なオリゴヌクレオチド。 26.オリゴヌクレオチドが、下記の群:(1)【配列があります】 (2)【配列があります】 (3)【配列があります】 (4)【配列があります】 (5)【配列があります】 (6)【配列があります】 (7)【配列があります】 (8)【配列があります】 (9)【配列があります】および (10)【配列があります】から選択されたアミノ酸配列を含む蛋白質をコード するものである、請求項25記載の実質的に純粋なオリゴヌクレオチド。 27.ヒトEIに対して選択的特異性を有する抗体の診断に効果的な量を含んで なる組成物。 28.ヒトEIに結合する能力を有する、実質的に純粋な抗体。 29.ヒトEIまたはその変異体、部分または誘導体の薬学的に有効な量を患者 に投与することよりなる、医学的症状の治療方法。 30.ヒトEIに対する抗体を含む組成物の薬学的に有効な量を患者に投与する ことよりなる、医学的症状の治療方法。 31.ヒトEIまたはその変異体、部分または誘導体をコードするDNA配列を 含むオリゴヌクレオチドを患者に投与することよりなる、医学的症状の治療方法 。 32.ヒトEIまたはその変異体、部分または誘導体の診断に効果的な量を使用 することよりなる、医学的症状を診断する方法。 33.ヒトEIに対する抗体の診断に効果的な量を使用することよりなる、医学 的症状を診断する方法。 34.ヒトEIをコードするオリゴヌクレオチドの診断に効果的な量を使用する ことよりなる、医学的症状を診断する方法。 35.ベクターが【配列があります】 【配列があります】の蛋白質配列を含む分子をコードするDNA配列を含むもの である、請求項7記載の組換えベクター。 36.ベクターが【配列があります】の蛋白質配列を含む分子をコードするDN A配列を含むものである、請求項7記載の組換えベクター。 37.ベクターが【配列があります】の蛋白質配列を含む分子をコードするDN A配列を含むものである、請求項7記載の組換えベクター。
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