JPH04341896A - 半導体装置及びメモリーカード - Google Patents
半導体装置及びメモリーカードInfo
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- JPH04341896A JPH04341896A JP3114816A JP11481691A JPH04341896A JP H04341896 A JPH04341896 A JP H04341896A JP 3114816 A JP3114816 A JP 3114816A JP 11481691 A JP11481691 A JP 11481691A JP H04341896 A JPH04341896 A JP H04341896A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/481—Disposition
- H01L2224/48151—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/48221—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/48245—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
- H01L2224/48247—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item
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- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びメモリ
ーカードにかかり、特にその厚さを薄型化するに好適な
半導体装置とその製造方法及び同半導体装置を内蔵した
メモリーカードに関する。
ーカードにかかり、特にその厚さを薄型化するに好適な
半導体装置とその製造方法及び同半導体装置を内蔵した
メモリーカードに関する。
【0002】
1.半導体装置
一般に半導体装置は、タブ若しくはアイランドと呼ばれ
る半導体素子搭載板上に、接着剤を用いて半導体素子を
上向きに搭載し、タブと同材質で同一面に構成した複数
のリードと、半導体素子の複数の電極パッドとを、金属
製のワイヤを用いてそれぞれ電気接続した後、それらを
封止樹脂で封止してなっている。
る半導体素子搭載板上に、接着剤を用いて半導体素子を
上向きに搭載し、タブと同材質で同一面に構成した複数
のリードと、半導体素子の複数の電極パッドとを、金属
製のワイヤを用いてそれぞれ電気接続した後、それらを
封止樹脂で封止してなっている。
【0003】従来、それと比べて全体の厚さを低減する
ことを目的とした半導体装置には、以下のような技術が
用いられていた。
ことを目的とした半導体装置には、以下のような技術が
用いられていた。
【0004】(a)TCP(Tape Carrie
r Package):TAB(Tape Aut
omated Bonding)技術を用い、封止樹
脂を半導体素子やリード部に滴下して封止した半導体装
置。
r Package):TAB(Tape Aut
omated Bonding)技術を用い、封止樹
脂を半導体素子やリード部に滴下して封止した半導体装
置。
【0005】(b)TSOP(Thin Small
Outline Package)のうち特に日
経マイクロデバイス1990年6月号p.54に記載の
もの:タブの半導体素子搭載部分をエッチングで薄くす
ることで、従来のTSOPよりもさらに薄型化を達成し
た。
Outline Package)のうち特に日
経マイクロデバイス1990年6月号p.54に記載の
もの:タブの半導体素子搭載部分をエッチングで薄くす
ることで、従来のTSOPよりもさらに薄型化を達成し
た。
【0006】(c)特開平1−179351号公報によ
る樹脂封止型半導体装置:サポートバーと呼ばれるリー
ドと半導体素子との側面同士を、接着剤を用いて接合す
ることでタブが不要となり、その分の薄型化が可能とな
る。
る樹脂封止型半導体装置:サポートバーと呼ばれるリー
ドと半導体素子との側面同士を、接着剤を用いて接合す
ることでタブが不要となり、その分の薄型化が可能とな
る。
【0007】(d)特開平2−119255号公報によ
る半導体装置:半導体素子との側面を、半導体素子支持
用アイランドと呼ばれるフレームに、熱収縮を利用して
保持することでタブが不要となり、その分の薄型化を図
った。またタブを不要とすることで、半導体素子はその
両面が封止樹脂と直接接合されるため、接合強度が向上
し、はんだ付け工程における高温中の信頼性向上も図っ
た。
る半導体装置:半導体素子との側面を、半導体素子支持
用アイランドと呼ばれるフレームに、熱収縮を利用して
保持することでタブが不要となり、その分の薄型化を図
った。またタブを不要とすることで、半導体素子はその
両面が封止樹脂と直接接合されるため、接合強度が向上
し、はんだ付け工程における高温中の信頼性向上も図っ
た。
【0008】2.メモリーカード
メモリーカードは、パーソナルコンピュータの増設メモ
リーなどに用いられるICカードで、汎用品としては現
在厚さ3.3mmのものが中心である。
リーなどに用いられるICカードで、汎用品としては現
在厚さ3.3mmのものが中心である。
【0009】(e)一般にメモリーカードは、厚さ0.
5mm程度の基板の片面、若しくは両面に半導体素子部
品、あるいは前述のTCPを搭載し、基板周囲をプラス
チック製のフレームに固定した後、両面を厚さ0.2m
m程度のステンレス板でケーシングしてなっていた。
5mm程度の基板の片面、若しくは両面に半導体素子部
品、あるいは前述のTCPを搭載し、基板周囲をプラス
チック製のフレームに固定した後、両面を厚さ0.2m
m程度のステンレス板でケーシングしてなっていた。
【0010】(f)あるいは、基板の片面のみに前述の
TSOPを搭載し、同様の工程を経てなっていた。
TSOPを搭載し、同様の工程を経てなっていた。
【0011】
1.半導体装置
上記した各従来技術(a)乃至(d)は、それぞれ以下
のような問題点があった。
のような問題点があった。
【0012】(a):箔状のリードを用いるため他の半
導体装置に比べて同部が微弱で、温度サイクル試験など
に対する信頼性が低く、しかも同部は滴下樹脂(ポッテ
ィングレジン)にて封止されるため、トランスファモー
ルドにて封止される他の半導体装置に比べて耐湿性が劣
る。
導体装置に比べて同部が微弱で、温度サイクル試験など
に対する信頼性が低く、しかも同部は滴下樹脂(ポッテ
ィングレジン)にて封止されるため、トランスファモー
ルドにて封止される他の半導体装置に比べて耐湿性が劣
る。
【0013】(b):半導体素子搭載部分全域を所定の
平面精度を保ってエッチングすることが量産レベルでは
かなり困難であり、生産コストが大幅に増加する恐れが
あった。しかもタブをいかに薄くしたところで、接着剤
の厚さも含めてそれが半導体装置の厚さ方向寸法に関与
することは変わりなく、薄型化の度合いは小さなもので
あった。
平面精度を保ってエッチングすることが量産レベルでは
かなり困難であり、生産コストが大幅に増加する恐れが
あった。しかもタブをいかに薄くしたところで、接着剤
の厚さも含めてそれが半導体装置の厚さ方向寸法に関与
することは変わりなく、薄型化の度合いは小さなもので
あった。
【0014】(c):このような技術を取り入れること
は、実際にはかなり困難である。まず用いる接着剤は、
硬化速度や硬化後の強度を考慮した場合、エポキシ系の
熱硬化性樹脂が有効と考えられるが、量産装置中では接
着剤注入口が高温となり、その段階で接着剤が硬化して
しまう、あるいは半導体素子とサポートバーを接合する
段階でステージとも接着してしまい、とり外す際にリー
ドが折れ曲がるなどの不都合が生じる。また、この技術
を薄型化を目的として取り入れた場合、半導体素子は2
50μm以下と非常に薄いものが使用される場合がある
ため、その側面のみに接着剤を塗布することは困難で、
半導体素子表面の電極パッドを汚染してしまうなどの不
都合が生じる。また、半導体素子下面からリード下面に
かけてポリイミドテープを敷いてそれを避けた例も実施
されているが、これではテープの分の厚さが加算されて
しまい、薄型化に対して不都合である。
は、実際にはかなり困難である。まず用いる接着剤は、
硬化速度や硬化後の強度を考慮した場合、エポキシ系の
熱硬化性樹脂が有効と考えられるが、量産装置中では接
着剤注入口が高温となり、その段階で接着剤が硬化して
しまう、あるいは半導体素子とサポートバーを接合する
段階でステージとも接着してしまい、とり外す際にリー
ドが折れ曲がるなどの不都合が生じる。また、この技術
を薄型化を目的として取り入れた場合、半導体素子は2
50μm以下と非常に薄いものが使用される場合がある
ため、その側面のみに接着剤を塗布することは困難で、
半導体素子表面の電極パッドを汚染してしまうなどの不
都合が生じる。また、半導体素子下面からリード下面に
かけてポリイミドテープを敷いてそれを避けた例も実施
されているが、これではテープの分の厚さが加算されて
しまい、薄型化に対して不都合である。
【0015】(d):半導体素子と半導体素子支持用ア
イランドとの接合は、同アイランドの熱収縮を利用した
ものであるため、良好な接合状態を得るためにそれぞれ
の製造工程において公差を非常に厳しくとる必要がある
。また、一般に半導体装置は、1枚で4ないし6個程度
とれるリードフレームを用い、樹脂封止後に各々切断し
てそれを得るため、意図的に熱収縮を発生させた場合、
リードフレームの端に位置するものほど全体の移動量が
大きくなり、位置ずれを起こしやすくなる。また接着剤
による固定例も実施されているが、この場合は(c)技
術と同様の不都合が生じる。
イランドとの接合は、同アイランドの熱収縮を利用した
ものであるため、良好な接合状態を得るためにそれぞれ
の製造工程において公差を非常に厳しくとる必要がある
。また、一般に半導体装置は、1枚で4ないし6個程度
とれるリードフレームを用い、樹脂封止後に各々切断し
てそれを得るため、意図的に熱収縮を発生させた場合、
リードフレームの端に位置するものほど全体の移動量が
大きくなり、位置ずれを起こしやすくなる。また接着剤
による固定例も実施されているが、この場合は(c)技
術と同様の不都合が生じる。
【0016】2.メモリーカード
上記した各従来技術(e)と(f)はそれぞれ以下のよ
うな問題点があった。 (e):半導体素子表面を樹脂封止していない、若しく
はトランスファモールドによる樹脂封止をしていないた
め、耐湿性が弱いという問題があった。また半導体素子
部品やTCPは、基板に搭載した後のリペアが困難、あ
るいはバーンインテストができない。
うな問題点があった。 (e):半導体素子表面を樹脂封止していない、若しく
はトランスファモールドによる樹脂封止をしていないた
め、耐湿性が弱いという問題があった。また半導体素子
部品やTCPは、基板に搭載した後のリペアが困難、あ
るいはバーンインテストができない。
【0017】(f):TSOPは厚さ1.0mmのもの
が中心であり、アウターリードまで含めると総厚さ1.
3mm程度となるため、前述したような基板厚さ、およ
びケーシング厚さを考慮すると、基板両面にTSOPを
搭載して3.3mmの厚さ中に納めることが不可能とな
り、メモリー容量の点で要求を満たすことができない場
合がある。
が中心であり、アウターリードまで含めると総厚さ1.
3mm程度となるため、前述したような基板厚さ、およ
びケーシング厚さを考慮すると、基板両面にTSOPを
搭載して3.3mmの厚さ中に納めることが不可能とな
り、メモリー容量の点で要求を満たすことができない場
合がある。
【0018】本発明の目的は、上記した欠点を解消する
こと、すなわち以下の(1)、(2)の条件を満たす半
導体装置とその製造方法及びメモリーカードを提供する
ことにある。
こと、すなわち以下の(1)、(2)の条件を満たす半
導体装置とその製造方法及びメモリーカードを提供する
ことにある。
【0019】(1)温度サイクル試験や高温環境中にお
いて従来に比べ高い信頼性を有し、耐湿性に優れ、かつ
TSOPに比べ薄型で、メモリーカード内の基板両面へ
の搭載が寸法的に可能で、しかもその製造段階において
接着剤を使用することによる半導体素子の電極パッドの
汚染や、リードフレームの熱収縮を発生させることによ
る位置ずれを起こすことのない半導体装置及びその製造
方法。
いて従来に比べ高い信頼性を有し、耐湿性に優れ、かつ
TSOPに比べ薄型で、メモリーカード内の基板両面へ
の搭載が寸法的に可能で、しかもその製造段階において
接着剤を使用することによる半導体素子の電極パッドの
汚染や、リードフレームの熱収縮を発生させることによ
る位置ずれを起こすことのない半導体装置及びその製造
方法。
【0020】(2)基板に搭載した後の部品のリペアや
、バーンインテストが可能で、従来に比べメモリー容量
の大きなメモリーカード。
、バーンインテストが可能で、従来に比べメモリー容量
の大きなメモリーカード。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、半導体素子と、この半導体素子が搭載される
リードフレームと、該リードフレームのリード部分と半
導体素子の回路形成面にある電極パッドとを電気的に接
続する複数の金属製のワイヤと、前記各部材を封止する
封止樹脂とを備えた半導体装置において、リードフレー
ムの前記半導体素子を支持する素子支持部の前記ワイヤ
側の面に絶縁フイルムが接合され、該絶縁フイルムの前
記素子支持部の接合面と同一面に半導体素子がその回路
形成面を対向させて接合されていることを特徴とする半
導体装置である。ここで、絶縁フィルムは、電極パッド
と重ならない位置に配置されているものがよい。また、
ワイヤによって電極パッドと接続される各リードは、半
導体装置の平面方向からの投影面において半導体素子と
重ならない位置に配置されているものがよい。
本発明は、半導体素子と、この半導体素子が搭載される
リードフレームと、該リードフレームのリード部分と半
導体素子の回路形成面にある電極パッドとを電気的に接
続する複数の金属製のワイヤと、前記各部材を封止する
封止樹脂とを備えた半導体装置において、リードフレー
ムの前記半導体素子を支持する素子支持部の前記ワイヤ
側の面に絶縁フイルムが接合され、該絶縁フイルムの前
記素子支持部の接合面と同一面に半導体素子がその回路
形成面を対向させて接合されていることを特徴とする半
導体装置である。ここで、絶縁フィルムは、電極パッド
と重ならない位置に配置されているものがよい。また、
ワイヤによって電極パッドと接続される各リードは、半
導体装置の平面方向からの投影面において半導体素子と
重ならない位置に配置されているものがよい。
【0022】また本発明は、半導体素子と、タブを有し
該タブに前記半導体素子が搭載されるリードフレームと
、該リードフレームのリード部分と半導体素子の回路形
成面にある電極パッドとを電気的に接続する複数の金属
製のワイヤと、前記各部材を封止する封止樹脂とを備え
た半導体装置において、半導体素子は、その回路形成面
がタブと対向して接合され、その電極パッドはタブと重
ならない位置に配置されていることを特徴とする半導体
装置である。ここで、ワイヤによって電極パッドと接続
される各リードは、半導体装置の平面方向からの投影面
において半導体素子と重ならない位置に配置されている
ものがよい。
該タブに前記半導体素子が搭載されるリードフレームと
、該リードフレームのリード部分と半導体素子の回路形
成面にある電極パッドとを電気的に接続する複数の金属
製のワイヤと、前記各部材を封止する封止樹脂とを備え
た半導体装置において、半導体素子は、その回路形成面
がタブと対向して接合され、その電極パッドはタブと重
ならない位置に配置されていることを特徴とする半導体
装置である。ここで、ワイヤによって電極パッドと接続
される各リードは、半導体装置の平面方向からの投影面
において半導体素子と重ならない位置に配置されている
ものがよい。
【0023】また本発明は、半導体素子の回路形成面と
リードフレームの素子支持部とを絶縁フィルムの同一面
に添付する工程と、絶縁フィルムと重ならない位置に配
置された電極パッドとリードフレームのリード部分とを
、前記回路形成面側にてワイヤで電気的に接続する工程
と、前記各部材を封止樹脂で封止する工程と、を有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法である。
リードフレームの素子支持部とを絶縁フィルムの同一面
に添付する工程と、絶縁フィルムと重ならない位置に配
置された電極パッドとリードフレームのリード部分とを
、前記回路形成面側にてワイヤで電気的に接続する工程
と、前記各部材を封止樹脂で封止する工程と、を有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法である。
【0024】前記半導体装置において、半導体素子の回
路形成面とリードのワイヤ接続部とが、ほぼ面一に形成
されているものがよい。また、素子支持部の突出先端面
と半導体素子の側面との対向面は、互いに離間して実質
平行に形成されているものがよい。また、絶縁フィルム
の厚さは100μm以下であるものがよい。また、半導
体素子の側面とワイヤによって電極パッドと接続される
各リードの側面との対向する部分が存在するものがよい
。また、基板に搭載された際に、半導体素子の回路形成
面が同基板に対向するようにリードを曲げ成形したもの
がよい。また、基板に搭載された際に、半導体素子の回
路形成面の裏面が同基板に対向するようにリードを曲げ
成形したものがよい。また、絶縁フィルムに、その厚さ
方向に貫通するスリット又は孔を少なくとも1つ設けた
ものがよい。また、絶縁フィルムの両平面が封止樹脂と
接触する部分にスリット又は孔の少なくとも一部が存在
するものがよい。また、タブに、その厚さ方向に貫通す
るスリット又は孔を少なくとも1つ設けたものがよい。 また、タブの両平面が封止樹脂と接触する部分にスリッ
ト又は孔の少なくとも一部が存在するものがよい。 また、絶縁フィルムは、素子支持部と半導体素子の対向
部近傍にのみ接合されているものがよい。また、半導体
素子の回路形成面を基面としたときの、電極パッドとリ
ードとを電気的に接続するワイヤの描くループの最大高
さが、絶縁フィルムの厚さよりも大であるものがよい。 また、半導体素子の回路形成面を基面としたときの、電
極パッドとリードとを電気的に接続するワイヤの描くル
ープの最大高さが、タブと接合剤との厚さの和よりも大
であるものがよい。また、半導体素子の回路形成面の裏
面が、外部に露出しているものがよい。また、半導体素
子の回路形成面の裏面が、半導体装置のいずれかの外表
面と同一平面をなしているものがよい。
路形成面とリードのワイヤ接続部とが、ほぼ面一に形成
されているものがよい。また、素子支持部の突出先端面
と半導体素子の側面との対向面は、互いに離間して実質
平行に形成されているものがよい。また、絶縁フィルム
の厚さは100μm以下であるものがよい。また、半導
体素子の側面とワイヤによって電極パッドと接続される
各リードの側面との対向する部分が存在するものがよい
。また、基板に搭載された際に、半導体素子の回路形成
面が同基板に対向するようにリードを曲げ成形したもの
がよい。また、基板に搭載された際に、半導体素子の回
路形成面の裏面が同基板に対向するようにリードを曲げ
成形したものがよい。また、絶縁フィルムに、その厚さ
方向に貫通するスリット又は孔を少なくとも1つ設けた
ものがよい。また、絶縁フィルムの両平面が封止樹脂と
接触する部分にスリット又は孔の少なくとも一部が存在
するものがよい。また、タブに、その厚さ方向に貫通す
るスリット又は孔を少なくとも1つ設けたものがよい。 また、タブの両平面が封止樹脂と接触する部分にスリッ
ト又は孔の少なくとも一部が存在するものがよい。 また、絶縁フィルムは、素子支持部と半導体素子の対向
部近傍にのみ接合されているものがよい。また、半導体
素子の回路形成面を基面としたときの、電極パッドとリ
ードとを電気的に接続するワイヤの描くループの最大高
さが、絶縁フィルムの厚さよりも大であるものがよい。 また、半導体素子の回路形成面を基面としたときの、電
極パッドとリードとを電気的に接続するワイヤの描くル
ープの最大高さが、タブと接合剤との厚さの和よりも大
であるものがよい。また、半導体素子の回路形成面の裏
面が、外部に露出しているものがよい。また、半導体素
子の回路形成面の裏面が、半導体装置のいずれかの外表
面と同一平面をなしているものがよい。
【0025】また本発明は、基板と、この基板に搭載さ
れた半導体装置と、前記基板を固定するフレームと、前
記基板を覆う表面部材とを備えたメモリーカードにおい
て、半導体装置は前記いずれかの半導体装置であること
を特徴とするメモリーカードである。ここで、基板の両
面に半導体装置を少なくとも1つずつ搭載したものがよ
い。
れた半導体装置と、前記基板を固定するフレームと、前
記基板を覆う表面部材とを備えたメモリーカードにおい
て、半導体装置は前記いずれかの半導体装置であること
を特徴とするメモリーカードである。ここで、基板の両
面に半導体装置を少なくとも1つずつ搭載したものがよ
い。
【0026】
【作用】上記した手段を講じることにより、(1)半導
体素子の回路形成面、すなわち電極パッド形成面に、半
導体素子とリードとの固定のための絶縁フィルム、もし
くはタブを配置し、しかもそれらと電極パッドとを重な
らないようにすることで、それらの厚さはワイヤの描く
ループ高さに吸収され、半導体装置の厚さ方向寸法に関
与しなくなる。したがってその他の部位の厚さを従来と
同一としても従来のTSOPよりも薄型の半導体装置が
得られる。TSOPでは一般に、タブと接合剤を合わせ
ると約0.2mm程度の厚さとなるので、本発明により
現状のトランスファモールド技術でも1.0mmからそ
の分を引いた0.8mm厚さのものが得られるが、その
他に封止樹脂に対して比較的接着強度の低いタブが排除
されることや、半導体素子上下面間の封止樹脂の流動バ
ランスが良好になることなどによる封止樹脂厚さの低減
が可能となり、0.5〜0.7mmの厚さとすることが
できる。したがって外部リード分を含めても、メモリー
カードの基板の両面に同装置を搭載してメモリーカード
を構成することが十分可能となる。
体素子の回路形成面、すなわち電極パッド形成面に、半
導体素子とリードとの固定のための絶縁フィルム、もし
くはタブを配置し、しかもそれらと電極パッドとを重な
らないようにすることで、それらの厚さはワイヤの描く
ループ高さに吸収され、半導体装置の厚さ方向寸法に関
与しなくなる。したがってその他の部位の厚さを従来と
同一としても従来のTSOPよりも薄型の半導体装置が
得られる。TSOPでは一般に、タブと接合剤を合わせ
ると約0.2mm程度の厚さとなるので、本発明により
現状のトランスファモールド技術でも1.0mmからそ
の分を引いた0.8mm厚さのものが得られるが、その
他に封止樹脂に対して比較的接着強度の低いタブが排除
されることや、半導体素子上下面間の封止樹脂の流動バ
ランスが良好になることなどによる封止樹脂厚さの低減
が可能となり、0.5〜0.7mmの厚さとすることが
できる。したがって外部リード分を含めても、メモリー
カードの基板の両面に同装置を搭載してメモリーカード
を構成することが十分可能となる。
【0027】また本発明では熱硬化性樹脂などの接合剤
を用いないので、半導体素子の電極パッドを汚染するこ
ともなく、リードフレームに熱収縮を発生させないので
、その際の位置ずれも生じない。
を用いないので、半導体素子の電極パッドを汚染するこ
ともなく、リードフレームに熱収縮を発生させないので
、その際の位置ずれも生じない。
【0028】また本発明ではTAB技術を用いず、しか
もトランスファモールドによる樹脂封止を行うので、強
度や耐湿性の点で高い信頼性を有する。
もトランスファモールドによる樹脂封止を行うので、強
度や耐湿性の点で高い信頼性を有する。
【0029】(2)本発明の半導体装置を用いることに
より、リペア、バーンインテストが可能となると同時に
、基板の両面にその搭載が可能となるため、メモリー容
量の大きなメモリーカードが得られる。
より、リペア、バーンインテストが可能となると同時に
、基板の両面にその搭載が可能となるため、メモリー容
量の大きなメモリーカードが得られる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明する
。図1は本発明の第1実施例の半導体装置内部の斜視図
である。本図において半導体素子1はその回路形成面1
0が上向きとなっており、絶縁フィルム3によって素子
支持用リード2sに固定されている。絶縁フィルム3は
、半導体素子1上に添付した際に電極パッド1pを覆わ
ないような形状となっている。電極パッド1pは、金属
製のワイヤ4によってリード2とそれぞれ電気接続がな
されており、リードを通じて外部との電気的導通が図ら
れている。本例の半導体装置はこの図で示されている部
分を封止樹脂にてトランスファモールドし、不要部分を
切断、除去することによって得られる。
。図1は本発明の第1実施例の半導体装置内部の斜視図
である。本図において半導体素子1はその回路形成面1
0が上向きとなっており、絶縁フィルム3によって素子
支持用リード2sに固定されている。絶縁フィルム3は
、半導体素子1上に添付した際に電極パッド1pを覆わ
ないような形状となっている。電極パッド1pは、金属
製のワイヤ4によってリード2とそれぞれ電気接続がな
されており、リードを通じて外部との電気的導通が図ら
れている。本例の半導体装置はこの図で示されている部
分を封止樹脂にてトランスファモールドし、不要部分を
切断、除去することによって得られる。
【0031】図2は同半導体装置のA−A断面図で、5
は封止樹脂である。現在の技術において達成可能なワイ
ヤのループ高さhwは通常180μm以上、最も低く抑
えても130μm程度であり、それに対して本発明で使
用する絶縁フィルム3の厚さtzは、厚くても80μm
、通常は40〜50μm程度とすれば強度の点でも十分
なので、その厚さtzは全てワイヤ4のループ高さhw
に吸収され、半導体装置の厚さ寸法には関与しなくなり
、薄型化に有効となる。
は封止樹脂である。現在の技術において達成可能なワイ
ヤのループ高さhwは通常180μm以上、最も低く抑
えても130μm程度であり、それに対して本発明で使
用する絶縁フィルム3の厚さtzは、厚くても80μm
、通常は40〜50μm程度とすれば強度の点でも十分
なので、その厚さtzは全てワイヤ4のループ高さhw
に吸収され、半導体装置の厚さ寸法には関与しなくなり
、薄型化に有効となる。
【0032】同時に、この図を用いて半導体装置全体の
厚さtの概算を示すと、現在の技術によれば下式の如く
となり、従来のTSOPに比べ約35〜40%の薄型化
となる。
厚さtの概算を示すと、現在の技術によれば下式の如く
となり、従来のTSOPに比べ約35〜40%の薄型化
となる。
【0033】
【数1】
【0034】図3は本発明の第2実施例の半導体装置内
部の斜視図である。リードフレーム中に他のリードとと
もに構成されているタブ2tに、接合剤6を介して半導
体素子1が、この図において上向きに接合されている。 タブ2tは、半導体素子1上に添付した際に電極パッド
1pに重ならないような形状となっている。電極パッド
1pは、金属製のワイヤ4によってリード2とそれぞれ
電気接続がなされており、リードを通じて外部との電気
的導通が図られている。本例の半導体装置はこの図で示
されている部分を封止樹脂にてトランスファモールドし
、不要部分を切断、除去することによって得られる。
部の斜視図である。リードフレーム中に他のリードとと
もに構成されているタブ2tに、接合剤6を介して半導
体素子1が、この図において上向きに接合されている。 タブ2tは、半導体素子1上に添付した際に電極パッド
1pに重ならないような形状となっている。電極パッド
1pは、金属製のワイヤ4によってリード2とそれぞれ
電気接続がなされており、リードを通じて外部との電気
的導通が図られている。本例の半導体装置はこの図で示
されている部分を封止樹脂にてトランスファモールドし
、不要部分を切断、除去することによって得られる。
【0035】図4は図3の同半導体装置のA−A断面図
である。このようにタブ2tを使用しても、形状を考慮
して半導体素子1の回路形成面10をタブ2tに対向さ
せて搭載することで、薄型化を図ることができる。
である。このようにタブ2tを使用しても、形状を考慮
して半導体素子1の回路形成面10をタブ2tに対向さ
せて搭載することで、薄型化を図ることができる。
【0036】図5は本発明の第3実施例の半導体装置内
部の上面図である。本例で絶縁フィルム3は厚さ方向に
貫通したスリット3sを有している。これは半導体素子
1と封止樹脂との接着強度が、絶縁フィルム3とのそれ
よりも高いことを利用して、半導体素子1と封止樹脂と
を接着させて高温環境中における同部のはく離などの損
傷発生の予防を図ったものである。スリット、もしくは
貫通孔の形状、数などはその半導体装置において同目的
が達せられる程度であれば良く、従って非常にたくさん
のバリエーションが存在する。
部の上面図である。本例で絶縁フィルム3は厚さ方向に
貫通したスリット3sを有している。これは半導体素子
1と封止樹脂との接着強度が、絶縁フィルム3とのそれ
よりも高いことを利用して、半導体素子1と封止樹脂と
を接着させて高温環境中における同部のはく離などの損
傷発生の予防を図ったものである。スリット、もしくは
貫通孔の形状、数などはその半導体装置において同目的
が達せられる程度であれば良く、従って非常にたくさん
のバリエーションが存在する。
【0037】図6から図9にかけてそれらのうちの数例
を示し、それぞれを第4から第7実施例とする。このう
ち特に図6、図7は、絶縁フィルム3の両平面に封止樹
脂が接触している部分、すなわち半導体装置の厚さ方向
に半導体素子1や素子支持用リード2sの存在しない部
分にスリット3sが存在、もしくは及んでいる例である
。このことは、同部に封止樹脂5を充填させ、温度サイ
クルなどによる熱ひずみに対する強度を向上させる効果
がある。また特に図8、図9は、接合に必要な最小面積
を残して絶縁フィルム3を分割した例である。これらの
例のように絶縁フィルム3の体積を小さくすることは、
その中に含有しうる水分の絶対量を小さくすることにも
つながり、高温環境下での水分膨張による封止樹脂のク
ラック発生を抑制する効果がある。
を示し、それぞれを第4から第7実施例とする。このう
ち特に図6、図7は、絶縁フィルム3の両平面に封止樹
脂が接触している部分、すなわち半導体装置の厚さ方向
に半導体素子1や素子支持用リード2sの存在しない部
分にスリット3sが存在、もしくは及んでいる例である
。このことは、同部に封止樹脂5を充填させ、温度サイ
クルなどによる熱ひずみに対する強度を向上させる効果
がある。また特に図8、図9は、接合に必要な最小面積
を残して絶縁フィルム3を分割した例である。これらの
例のように絶縁フィルム3の体積を小さくすることは、
その中に含有しうる水分の絶対量を小さくすることにも
つながり、高温環境下での水分膨張による封止樹脂のク
ラック発生を抑制する効果がある。
【0038】図5から図9にかけて、絶縁フィルム3の
形状に関する例を示したが、これらはいずれも本発明の
第2実施例であるタブ2tを用いた例に対しても、タブ
2tの形状としてそのまま適用でき、同様の効果を上げ
ることができる。
形状に関する例を示したが、これらはいずれも本発明の
第2実施例であるタブ2tを用いた例に対しても、タブ
2tの形状としてそのまま適用でき、同様の効果を上げ
ることができる。
【0039】図10は本発明の第8実施例の半導体装置
の、図4と同様の断面図である。本例は第2実施例に代
表される、タブ2tを用いたものである。タブ2tは一
般に、電気的に使用する他のリード2と同一面のリード
フレーム中に予め構成されるが、そのままの状態で本発
明に適用した場合、リード2のワイヤ4接続部が電極パ
ッド1pに比べ高くなりすぎ、電気接続や樹脂封止に支
障をきたす場合がある。本例はそれを防ぐため、予めタ
ブ2tとリード2との間に段差を設けて前記回路形成面
10とリード2のワイヤ4接続部とを略同一面に形成し
た半導体装置を示したものである。
の、図4と同様の断面図である。本例は第2実施例に代
表される、タブ2tを用いたものである。タブ2tは一
般に、電気的に使用する他のリード2と同一面のリード
フレーム中に予め構成されるが、そのままの状態で本発
明に適用した場合、リード2のワイヤ4接続部が電極パ
ッド1pに比べ高くなりすぎ、電気接続や樹脂封止に支
障をきたす場合がある。本例はそれを防ぐため、予めタ
ブ2tとリード2との間に段差を設けて前記回路形成面
10とリード2のワイヤ4接続部とを略同一面に形成し
た半導体装置を示したものである。
【0040】図11は本発明の第9実施例の半導体装置
の、図2と同様の断面図である。本例において半導体素
子1は、その裏面が外部に露出している。このような封
止形態をとることにより、半導体装置はさらなる薄型化
が図られることとなる。使用環境が温度的、あるいは湿
度的にさほど厳しくない場合には、本例によっても十分
な信頼性を得ることができる。本例は特に、極端な薄型
化が必要な場合に用いられるもので、半導体素子1裏面
の露出度はその目的が達せられる程度であれば良く、従
って樹脂封止工程の精度的な問題で同部に多少の封止樹
脂が付着しても問題はない。
の、図2と同様の断面図である。本例において半導体素
子1は、その裏面が外部に露出している。このような封
止形態をとることにより、半導体装置はさらなる薄型化
が図られることとなる。使用環境が温度的、あるいは湿
度的にさほど厳しくない場合には、本例によっても十分
な信頼性を得ることができる。本例は特に、極端な薄型
化が必要な場合に用いられるもので、半導体素子1裏面
の露出度はその目的が達せられる程度であれば良く、従
って樹脂封止工程の精度的な問題で同部に多少の封止樹
脂が付着しても問題はない。
【0041】図12は本発明の第10実施例の半導体装
置の、図2と同様の断面図である。本例の構造は第9実
施例に準ずるが、リード2の外部に露出する部分の折り
曲げる方向を変更したものである。いずれの場合も、リ
ード2の付け根から基板との接触面までの距離はできる
だけ長くとった方が、半導体装置と基板との熱ひずみの
差や反りを吸収する上で都合が良いので、各構造とも場
合に応じてリード2の折り曲げ方向を考慮することが望
ましい。
置の、図2と同様の断面図である。本例の構造は第9実
施例に準ずるが、リード2の外部に露出する部分の折り
曲げる方向を変更したものである。いずれの場合も、リ
ード2の付け根から基板との接触面までの距離はできる
だけ長くとった方が、半導体装置と基板との熱ひずみの
差や反りを吸収する上で都合が良いので、各構造とも場
合に応じてリード2の折り曲げ方向を考慮することが望
ましい。
【0042】図13は本発明の第11実施例のメモリー
カードの断面図である。基板7の両面には本発明の半導
体装置が搭載されており、それをフレーム8に固定した
後、両面をステンレス板9でケーシングしてなっている
。基板7、ステンレス板9の厚さtb、tsはそれぞれ
0.5mm、0.2mm程度のものが採用されている。 前述したように本発明によれば、総厚さ0.8mm以下
の半導体装置が得られるので、このようにそれを搭載し
ても、3.3mm厚のメモリーカードを得ることができ
る。
カードの断面図である。基板7の両面には本発明の半導
体装置が搭載されており、それをフレーム8に固定した
後、両面をステンレス板9でケーシングしてなっている
。基板7、ステンレス板9の厚さtb、tsはそれぞれ
0.5mm、0.2mm程度のものが採用されている。 前述したように本発明によれば、総厚さ0.8mm以下
の半導体装置が得られるので、このようにそれを搭載し
ても、3.3mm厚のメモリーカードを得ることができ
る。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、課題の項で述べた目的
、すなわち以下の(1)、(2)の条件を満たす半導体
装置、およびメモリーカードが提供できる。
、すなわち以下の(1)、(2)の条件を満たす半導体
装置、およびメモリーカードが提供できる。
【0044】(1)温度サイクル試験や高温環境中にお
いて従来に比べ高い信頼性を有し、耐湿性に優れ、かつ
TSOPに比べ薄型で、メモリーカード内の基板両面へ
の搭載が寸法的に可能で、しかもその製造段階において
接着剤を使用することによる半導体素子の電極パッドの
汚染や、リードフレームの熱収縮を発生させることによ
る位置ずれを起こすことのない半導体装置。
いて従来に比べ高い信頼性を有し、耐湿性に優れ、かつ
TSOPに比べ薄型で、メモリーカード内の基板両面へ
の搭載が寸法的に可能で、しかもその製造段階において
接着剤を使用することによる半導体素子の電極パッドの
汚染や、リードフレームの熱収縮を発生させることによ
る位置ずれを起こすことのない半導体装置。
【0045】(2)基板に搭載した後の部品のリペアや
、バーンインテストが可能で、従来に比べメモリー容量
の大きなメモリーカード。
、バーンインテストが可能で、従来に比べメモリー容量
の大きなメモリーカード。
【図1】本発明の第1実施例の半導体装置内部の斜視図
である。
である。
【図2】同半導体装置のA−A断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の半導体装置内部の斜視図
である。
である。
【図4】同半導体装置のA−A断面図である。
【図5】本発明の第3実施例の半導体装置内部の上面図
である。
である。
【図6】本発明の第4実施例の半導体装置内部の上面図
である。
である。
【図7】本発明の第5実施例の半導体装置内部の上面図
である。
である。
【図8】本発明の第6実施例の半導体装置内部の上面図
である。
である。
【図9】本発明の第7実施例の半導体装置内部の上面図
である。
である。
【図10】本発明の第8実施例の半導体装置の、図4と
同様の断面図である。
同様の断面図である。
【図11】本発明の第9実施例の半導体装置の、図2と
同様の断面図である。
同様の断面図である。
【図12】本発明の第10実施例の半導体装置の、図2
と同様の断面図である。
と同様の断面図である。
【図13】本発明の第11実施例のメモリーカードの断
面図である。
面図である。
1 半導体素子
1p 電極パッド
2 リード
2s 素子支持用リード
2t タブ
3 絶縁フィルム
3s スリット
4 ワイヤ
5 封止樹脂
6 接合剤
7 基板
8 フレーム
9 ステンレス板
hw ワイヤのループ高さ
t 総厚さ
tb 基板厚さ
tc 半導体素子厚さ
tr1とtr2 封止樹脂厚さ
ts ステンレス板厚さ
tz 絶縁フィルム厚さ
Claims (23)
- 【請求項1】 半導体素子と、この半導体素子が搭載
されるリードフレームと、該リードフレームのリード部
分と半導体素子の回路形成面にある電極パッドとを電気
的に接続する複数の金属製のワイヤと、前記各部材を封
止する封止樹脂とを備えた半導体装置において、リード
フレームの前記半導体素子を支持する素子支持部の前記
ワイヤ側の面に絶縁フイルムが接合され、該絶縁フイル
ムの前記素子支持部の接合面と同一面に半導体素子がそ
の回路形成面を対向させて接合されていることを特徴と
する半導体装置。 - 【請求項2】 絶縁フィルムは、電極パッドと重なら
ない位置に配置されていることを特徴とする請求項1の
半導体装置。 - 【請求項3】 ワイヤによって電極パッドと接続され
る各リードは、半導体装置の平面方向からの投影面にお
いて半導体素子と重ならない位置に配置されていること
を特徴とする請求項2の半導体装置。 - 【請求項4】 半導体素子と、タブを有し該タブに前
記半導体素子が搭載されるリードフレームと、該リード
フレームのリード部分と半導体素子の回路形成面にある
電極パッドとを電気的に接続する複数の金属製のワイヤ
と、前記各部材を封止する封止樹脂とを備えた半導体装
置において、半導体素子は、その回路形成面がタブと対
向して接合され、その電極パッドはタブと重ならない位
置に配置されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項5】 ワイヤによって電極パッドと接続され
る各リードは、半導体装置の平面方向からの投影面にお
いて半導体素子と重ならない位置に配置されていること
を特徴とする請求項4の半導体装置。 - 【請求項6】 半導体素子の回路形成面とリードフレ
ームの素子支持部とを絶縁フィルムの同一面に添付する
工程と、絶縁フィルムと重ならない位置に配置された電
極パッドとリードフレームのリード部分とを、前記回路
形成面側にてワイヤで電気的に接続する工程と、前記各
部材を封止樹脂で封止する工程と、を有することを特徴
とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 半導体素子の回路形成面とリードのワ
イヤ接続部とが、ほぼ面一に形成されていることを特徴
とする請求項1〜5のいずれかに記載の半導体装置。 - 【請求項8】 素子支持部の突出先端面と半導体素子
の側面との対向面は、互いに離間して実質平行に形成さ
れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
載の半導体装置。 - 【請求項9】 絶縁フィルムの厚さは100μm以下
であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
の半導体装置。 - 【請求項10】 半導体素子の側面とワイヤによって
電極パッドと接続される各リードの側面との対向する部
分が存在することを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載の半導体装置。 - 【請求項11】 基板に搭載された際に、半導体素子
の回路形成面が同基板に対向するようにリードを曲げ成
形したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
の半導体装置。 - 【請求項12】 基板に搭載された際に、半導体素子
の回路形成面の裏面が同基板に対向するようにリードを
曲げ成形したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載の半導体装置。 - 【請求項13】 絶縁フィルムに、その厚さ方向に貫
通するスリット又は孔を少なくとも1つ設けたことを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置。 - 【請求項14】 絶縁フィルムの両平面が封止樹脂と
接触する部分にスリット又は孔の少なくとも一部が存在
することを特徴とする請求項13に記載の半導体装置。 - 【請求項15】 タブに、その厚さ方向に貫通するス
リット又は孔を少なくとも1つ設けたことを特徴とする
請求項4又は5に記載の半導体装置。 - 【請求項16】 タブの両平面が封止樹脂と接触する
部分にスリット又は孔の少なくとも一部が存在すること
を特徴とする請求項15に記載の半導体装置。 - 【請求項17】 絶縁フィルムは、素子支持部と半導
体素子の対向部近傍にのみ接合されていることを特徴と
する請求項1〜3に記載の半導体装置。 - 【請求項18】 半導体素子の回路形成面を基面とし
たときの、電極パッドとリードとを電気的に接続するワ
イヤの描くループの最大高さが、絶縁フィルムの厚さよ
りも大であることを特徴とする請求項1〜3に記載の半
導体装置。 - 【請求項19】 半導体素子の回路形成面を基面とし
たときの、電極パッドとリードとを電気的に接続するワ
イヤの描くループの最大高さが、タブと接合剤との厚さ
の和よりも大であることを特徴とする請求項4又は5に
記載の半導体装置。 - 【請求項20】 半導体素子の回路形成面の裏面が、
外部に露出していることを特徴とする請求項1〜5のい
ずれかに記載の半導体装置。 - 【請求項21】 半導体素子の回路形成面の裏面が、
半導体装置のいずれかの外表面と同一平面をなしている
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の半導
体装置。 - 【請求項22】 基板と、この基板に搭載された半導
体装置と、前記基板を固定するフレームと、前記基板を
覆う表面部材とを備えたメモリーカードにおいて、半導
体装置は請求項1〜5のいずれかに記載の半導体装置で
あることを特徴とするメモリーカード。 - 【請求項23】 基板の両面に半導体装置を少なくと
も1つずつ搭載したことを特徴とする請求項22に記載
のメモリーカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3114816A JPH04341896A (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | 半導体装置及びメモリーカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3114816A JPH04341896A (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | 半導体装置及びメモリーカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04341896A true JPH04341896A (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=14647406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3114816A Pending JPH04341896A (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | 半導体装置及びメモリーカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04341896A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996003021A1 (en) * | 1994-07-15 | 1996-02-01 | National Semiconductor Corporation | Removable computer peripheral cards having a solid one-piece housing and method of manufacturing the same |
WO1996031998A1 (en) * | 1995-03-20 | 1996-10-10 | National Semiconductor Corporation | Removable computer peripheral cards having a solid one-piece housing and method of manufacturing the same |
WO1996036496A1 (en) * | 1995-05-18 | 1996-11-21 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor device |
WO1998029261A1 (fr) * | 1996-12-26 | 1998-07-09 | Hitachi, Ltd. | Dispositif a semiconducteur et son procede de production |
EP0807972A3 (en) * | 1996-05-09 | 2000-05-31 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Semiconductor device and method of its fabrication |
FR2788882A1 (fr) * | 1999-01-27 | 2000-07-28 | Schlumberger Systems & Service | Dispositif a circuits integres, module electronique pour carte a puce utilisant le dispositif et procede de fabrication dudit dispositif |
-
1991
- 1991-05-20 JP JP3114816A patent/JPH04341896A/ja active Pending
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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