JPH04331506A - パルス発生器 - Google Patents
パルス発生器Info
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- JPH04331506A JPH04331506A JP3101073A JP10107391A JPH04331506A JP H04331506 A JPH04331506 A JP H04331506A JP 3101073 A JP3101073 A JP 3101073A JP 10107391 A JP10107391 A JP 10107391A JP H04331506 A JPH04331506 A JP H04331506A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置、特にスタ
ティックRAM等の内部にあって、CPU等の外部装置
からのパルス信号に基いて、所定の一定の幅を有するパ
ルス信号を発生するパルス発生器に関する。
ティックRAM等の内部にあって、CPU等の外部装置
からのパルス信号に基いて、所定の一定の幅を有するパ
ルス信号を発生するパルス発生器に関する。
【0002】スタティックRAMに入力される書き込み
命令の信号は、内部回路にパルス発生器を介して入力さ
れるものがある。このパルス発生器は、パルス幅のバラ
バラな信号を一定幅にし、内部回路における信号のセッ
トアップ時間とホールド時間のマージンを確保するもの
で、これにより内部回路の動作を安定化させることがで
きる。
命令の信号は、内部回路にパルス発生器を介して入力さ
れるものがある。このパルス発生器は、パルス幅のバラ
バラな信号を一定幅にし、内部回路における信号のセッ
トアップ時間とホールド時間のマージンを確保するもの
で、これにより内部回路の動作を安定化させることがで
きる。
【0003】
【従来の技術】従来のパルス発生器の例を図5に示す。
従来のパルス発生器では、NOR回路の2つの入力A,
Bのうち一方が外部からの入力に直接接続されており、
他方が遅延回路1を介して外部からの入力に接続されて
いる。遅延回路1の内部にはNOT回路が直列に奇数個
接続されており、入力信号を遅らせて出力すると同時に
信号レベルを反転させることも行う。
Bのうち一方が外部からの入力に直接接続されており、
他方が遅延回路1を介して外部からの入力に接続されて
いる。遅延回路1の内部にはNOT回路が直列に奇数個
接続されており、入力信号を遅らせて出力すると同時に
信号レベルを反転させることも行う。
【0004】このようにしてパルス発生器に入力された
信号は、NOR回路の入力の一方Aに入力されると同時
に、遅延回路1にも入力され、遅延回路1で遅れてさら
に反転されてからNOR回路の入力の他方Bに入力され
る。
信号は、NOR回路の入力の一方Aに入力されると同時
に、遅延回路1にも入力され、遅延回路1で遅れてさら
に反転されてからNOR回路の入力の他方Bに入力され
る。
【0005】また、図6及び図7は、このパルス発生器
のタイミングチャート図であり、上から順にそれぞれ入
力(A点での)信号レベル,B点での信号レベル,出力
信号レベルを示している。また、第一の遅延時間91は
入力信号が立ち下がるときからB点での信号が立ち上が
るまでの時間を表しており、第二の遅延時間92は入力
信号が立ち上がるときからB点での信号が立ち下がるま
での時間を表している。さらに、93は入力信号のパル
ス幅を示しており、図6は入力信号のパルス幅93が第
二の遅延時間92よりも大きい場合を、図7は入力信号
のパルス幅93が第二の遅延時間92よりも小さい場合
をそれぞれ示している。
のタイミングチャート図であり、上から順にそれぞれ入
力(A点での)信号レベル,B点での信号レベル,出力
信号レベルを示している。また、第一の遅延時間91は
入力信号が立ち下がるときからB点での信号が立ち上が
るまでの時間を表しており、第二の遅延時間92は入力
信号が立ち上がるときからB点での信号が立ち下がるま
での時間を表している。さらに、93は入力信号のパル
ス幅を示しており、図6は入力信号のパルス幅93が第
二の遅延時間92よりも大きい場合を、図7は入力信号
のパルス幅93が第二の遅延時間92よりも小さい場合
をそれぞれ示している。
【0006】次に、このパルス発生器の動作を、始めに
図6を参照しながら説明する。高いレベルを”H”,低
いレベルを”L”とすると、入力信号は、始めHの定常
状態になっている。点Bでは、入力信号がHの定常状態
であるので、その信号を反転したLの状態になっている
。そして、入力信号がLに変化すると、B点では第一の
遅延時間91を経た後にHに変化する。
図6を参照しながら説明する。高いレベルを”H”,低
いレベルを”L”とすると、入力信号は、始めHの定常
状態になっている。点Bでは、入力信号がHの定常状態
であるので、その信号を反転したLの状態になっている
。そして、入力信号がLに変化すると、B点では第一の
遅延時間91を経た後にHに変化する。
【0007】次に、入力信号がLからHに変化すると、
B点では第二の遅延時間92を経た後にHからLに変化
する。第一の遅延時間91と第二の遅延時間92はほぼ
等しい。
B点では第二の遅延時間92を経た後にHからLに変化
する。第一の遅延時間91と第二の遅延時間92はほぼ
等しい。
【0008】また、出力信号は入力信号とB点での信号
で、両方がともにLのときのみHに変化し、その他のと
きはLになっている。出力信号のパルス幅は遅延回路の
第一の遅延時間91により決まり、一定となる。
で、両方がともにLのときのみHに変化し、その他のと
きはLになっている。出力信号のパルス幅は遅延回路の
第一の遅延時間91により決まり、一定となる。
【0009】このようにして従来では入力信号であるパ
ルス信号のレベルがHからLに立ち下がると、出力に一
定時間のHレベルの出力が現れる。
ルス信号のレベルがHからLに立ち下がると、出力に一
定時間のHレベルの出力が現れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の回路
では、入力信号のパルス幅が第二の遅延時間92よりも
小さくなると、図7に示すように、出力パルスが、入力
パルスの立ち下がりのエッジではなくB点でのパルスの
立ち下がりにより作成され、パルス幅が小さくなるもの
が出てくる。すると、出力パルスの幅にバラツキができ
てしまい一定ではなくなってしまう。
では、入力信号のパルス幅が第二の遅延時間92よりも
小さくなると、図7に示すように、出力パルスが、入力
パルスの立ち下がりのエッジではなくB点でのパルスの
立ち下がりにより作成され、パルス幅が小さくなるもの
が出てくる。すると、出力パルスの幅にバラツキができ
てしまい一定ではなくなってしまう。
【0011】また、これを防ぐため、第二の遅延時間9
2を入力信号のパルス幅より小さく設定する(遅延回路
内部のNOT回路11の数を減らす)と、第一の遅延時
間91も小さくなってしまい、これに伴い、出力信号の
パルス幅も小さくなってしまう。
2を入力信号のパルス幅より小さく設定する(遅延回路
内部のNOT回路11の数を減らす)と、第一の遅延時
間91も小さくなってしまい、これに伴い、出力信号の
パルス幅も小さくなってしまう。
【0012】本発明は、比較的短い幅のパルスが入力さ
れても、一定の幅を有するパルスを発生することができ
、さらに出力するパルスの幅を第一の遅延時間によらず
自由に設定できるパルス発生器を提供することを目的と
する。
れても、一定の幅を有するパルスを発生することができ
、さらに出力するパルスの幅を第一の遅延時間によらず
自由に設定できるパルス発生器を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
示すブロック図である。本発明は、以上のような問題点
に鑑み、以下のように構成される。図1に示すように、
一方の端子に外部信号が直接入力され、他方に、外部信
号が遅延回路31を介して入力される第一のNOR(N
AND)回路21を有し、該遅延回路は、第一の一段の
NOT回路32と、それに直列に接続された一段以上の
遅延ブロック31から構成され、該遅延ブロック31は
、入力信号を受ける第二のNOT回路と、該第二のNO
T回路の出力が入力される第一の端子と前記外部信号が
直接入力される第二の端子と出力端子からなる第二のN
OR回路からなることを特徴とする。
示すブロック図である。本発明は、以上のような問題点
に鑑み、以下のように構成される。図1に示すように、
一方の端子に外部信号が直接入力され、他方に、外部信
号が遅延回路31を介して入力される第一のNOR(N
AND)回路21を有し、該遅延回路は、第一の一段の
NOT回路32と、それに直列に接続された一段以上の
遅延ブロック31から構成され、該遅延ブロック31は
、入力信号を受ける第二のNOT回路と、該第二のNO
T回路の出力が入力される第一の端子と前記外部信号が
直接入力される第二の端子と出力端子からなる第二のN
OR回路からなることを特徴とする。
【0014】
【作用】図2は、本発明によるパルス発生器の、遅延回
路3とNOR回路21で構成した場合のタイミングチャ
ート図である。上から順に、パルス発生器の入力(A点
の)レベル、図1におけるB点のレベル、出力レベルを
それぞれ示している。また、図2は入力信号のパルス幅
が第一の遅延時間よりも短い場合、即ち、従来の回路で
は一定のパルスを作成することができなかった場合の入
力信号を示している。
路3とNOR回路21で構成した場合のタイミングチャ
ート図である。上から順に、パルス発生器の入力(A点
の)レベル、図1におけるB点のレベル、出力レベルを
それぞれ示している。また、図2は入力信号のパルス幅
が第一の遅延時間よりも短い場合、即ち、従来の回路で
は一定のパルスを作成することができなかった場合の入
力信号を示している。
【0015】また、91は、入力パルスが立ち下がった
変化がB点に現れるまでの遅延時間を、92は入力パル
スが立ち上がった変化がB点に現れるまでの遅延時間を
それぞれ示しており、この場合では第二の遅延時間92
が第一の遅延時間91よりも極めて短くなっている。
変化がB点に現れるまでの遅延時間を、92は入力パル
スが立ち上がった変化がB点に現れるまでの遅延時間を
それぞれ示しており、この場合では第二の遅延時間92
が第一の遅延時間91よりも極めて短くなっている。
【0016】次に、動作を説明する。B点でのレベルは
遅延回路3で反転も行われるので、図2に示すように、
入力パルスが立ち下がったときから第一の遅延時間91
遅れて立ち上がるので、その間はA点のレベルとB点の
レベルは共にLになり、NOR回路2からはHが出力さ
れる。つまり、入力パルスが立ち下がった時に、第一の
遅延時間91の幅を有するパルスが出力されることにな
る。
遅延回路3で反転も行われるので、図2に示すように、
入力パルスが立ち下がったときから第一の遅延時間91
遅れて立ち上がるので、その間はA点のレベルとB点の
レベルは共にLになり、NOR回路2からはHが出力さ
れる。つまり、入力パルスが立ち下がった時に、第一の
遅延時間91の幅を有するパルスが出力されることにな
る。
【0017】次に、入力パルスが立ち上がった時は、B
点のレベルは、その時から第二の遅延時間92遅れて立
ち下がる。ここで、第二の遅延時間92は極めて短い時
間なので、比較的短い入力パルスが入ってきても、パル
スが立ち下がる前にB点のレベルが先に立ち下がるので
、出力パルスは、常に入力パルスが立ち下がった時に立
ち上がるようになっている。
点のレベルは、その時から第二の遅延時間92遅れて立
ち下がる。ここで、第二の遅延時間92は極めて短い時
間なので、比較的短い入力パルスが入ってきても、パル
スが立ち下がる前にB点のレベルが先に立ち下がるので
、出力パルスは、常に入力パルスが立ち下がった時に立
ち上がるようになっている。
【0018】このように本発明は、パルス幅の短い入力
信号を入力しても、常に一定の幅のパルスを出力し、第
一の遅延時間91を変化させることによって、その出力
するパルスの幅を自由に調整するものである。
信号を入力しても、常に一定の幅のパルスを出力し、第
一の遅延時間91を変化させることによって、その出力
するパルスの幅を自由に調整するものである。
【0019】
【実施例】図3は、本発明の一実施例であるパルス発生
器の回路図である。この図において、従来例を示す図5
と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
器の回路図である。この図において、従来例を示す図5
と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0020】3は遅延回路を表す。入力パルスの立ち上
がり、立ち下がりのそれぞれの遅延時間がほぼ等しい従
来例の中の遅延回路1と異なり、遅延回路3では、入力
パルスのそれぞれの変化の遅延時間が大きく異なるよう
に設定されている。
がり、立ち下がりのそれぞれの遅延時間がほぼ等しい従
来例の中の遅延回路1と異なり、遅延回路3では、入力
パルスのそれぞれの変化の遅延時間が大きく異なるよう
に設定されている。
【0021】31は、遅延回路3を構成する最小単位の
遅延ブロックであり、入力側のNOT回路と出力側のN
OR回路からなり、NOR回路の入力の一方にはNOT
回路の出力が接続され、他方はパルス発生器の入力に接
続されている。本実施例では、パルス発生器の入力に接
続される1つのNOT回路32と、その出力に直列に接
続される2つの遅延ブロック31から遅延回路3が構成
されている。
遅延ブロックであり、入力側のNOT回路と出力側のN
OR回路からなり、NOR回路の入力の一方にはNOT
回路の出力が接続され、他方はパルス発生器の入力に接
続されている。本実施例では、パルス発生器の入力に接
続される1つのNOT回路32と、その出力に直列に接
続される2つの遅延ブロック31から遅延回路3が構成
されている。
【0022】次に、この回路の動作を、図2を参照しな
がら説明する。入力信号は、始めHの定常状態になって
いる。点Bでは、入力信号がHの定常状態であるので、
遅延回路3内のNOT回路32の出力はLであり、それ
に伴って、前段の遅延ブロック31内のNOT回路は、
HをNOR回路の入力の一方に出力する。NOR回路の
入力の他方には入力信号のHが接続されているので、そ
の出力はLになっている。従って、L信号を受けた後段
の遅延ブロック31は前段と同様にしてLを出力するの
でB点はLになり、A点はHであるので、NOR回路2
1の出力はLとなっている。
がら説明する。入力信号は、始めHの定常状態になって
いる。点Bでは、入力信号がHの定常状態であるので、
遅延回路3内のNOT回路32の出力はLであり、それ
に伴って、前段の遅延ブロック31内のNOT回路は、
HをNOR回路の入力の一方に出力する。NOR回路の
入力の他方には入力信号のHが接続されているので、そ
の出力はLになっている。従って、L信号を受けた後段
の遅延ブロック31は前段と同様にしてLを出力するの
でB点はLになり、A点はHであるので、NOR回路2
1の出力はLとなっている。
【0023】次に、入力信号がHからLに変化すると、
そのL信号は後段遅延ブロック31のNOR回路の入力
の他方に入力される。しかし、そのNOR回路の入力の
一方には、入力信号から接続される回路の動作の遅れに
より依然としてHが入力されているため、入力の他方が
H,Lを問わず、後段遅延ブロック31内のNOR回路
の出力、即ち、B点ではLが出力され続ける。また、A
点では入力信号の変化と同時にLになるので、NOR回
路21の出力は、A点での出力がLになった時に立ち上
がり始め、さらに、遅延回路の動作の遅れを経てB点が
Hに変化した時に下がり始める。このときに出力される
パルス幅は遅延回路の遅延時間に等しく、直列に接続さ
れる遅延ブロック31の数を増減することによって調整
できる。
そのL信号は後段遅延ブロック31のNOR回路の入力
の他方に入力される。しかし、そのNOR回路の入力の
一方には、入力信号から接続される回路の動作の遅れに
より依然としてHが入力されているため、入力の他方が
H,Lを問わず、後段遅延ブロック31内のNOR回路
の出力、即ち、B点ではLが出力され続ける。また、A
点では入力信号の変化と同時にLになるので、NOR回
路21の出力は、A点での出力がLになった時に立ち上
がり始め、さらに、遅延回路の動作の遅れを経てB点が
Hに変化した時に下がり始める。このときに出力される
パルス幅は遅延回路の遅延時間に等しく、直列に接続さ
れる遅延ブロック31の数を増減することによって調整
できる。
【0024】次に、入力信号がLからHに変化すると、
後段のNOR回路の入力の他方にHがリアルタイムで入
力される。従って、B点には、遅延回路3内の後段のN
OR回路の動作時間分だけ遅れてHからLに変化する。 この時間は第二の遅延時間92であり、NOR回路1つ
分の動作時間であるので、遅延回路3内の素子全体の動
作時間である第一の遅延時間91に比べて極めて短い時
間である。また、この時、前段の遅延ブロックの出力C
も同時にHからLに変化して、次の入力に対する待ち状
態となる。
後段のNOR回路の入力の他方にHがリアルタイムで入
力される。従って、B点には、遅延回路3内の後段のN
OR回路の動作時間分だけ遅れてHからLに変化する。 この時間は第二の遅延時間92であり、NOR回路1つ
分の動作時間であるので、遅延回路3内の素子全体の動
作時間である第一の遅延時間91に比べて極めて短い時
間である。また、この時、前段の遅延ブロックの出力C
も同時にHからLに変化して、次の入力に対する待ち状
態となる。
【0025】最後に、前の変化から入力信号のパルス幅
93の分だけ時間を経た後に、入力信号がHからLに変
化すると最初の変化と同様に、B点では第一の遅延時間
91を経てからLからHに立ち上がるが、その間、A点
とB点は共にLであるので、第一の遅延時間91と同じ
幅の出力パルスが立ち上がる。
93の分だけ時間を経た後に、入力信号がHからLに変
化すると最初の変化と同様に、B点では第一の遅延時間
91を経てからLからHに立ち上がるが、その間、A点
とB点は共にLであるので、第一の遅延時間91と同じ
幅の出力パルスが立ち上がる。
【0026】このように、この回路では、入力信号のパ
ルスの立ち下がり時に第一の遅延時間91の幅を有する
パルスを出力する。さらに、入力パルスが立ち上がる時
のB点に対する変化の遅延時間、即ち、第二の遅延時間
92が極めて短い時間となるので、比較的短いパルス信
号を入力しても、常に一定の幅を有するパルスを作成し
、出力することができる。
ルスの立ち下がり時に第一の遅延時間91の幅を有する
パルスを出力する。さらに、入力パルスが立ち上がる時
のB点に対する変化の遅延時間、即ち、第二の遅延時間
92が極めて短い時間となるので、比較的短いパルス信
号を入力しても、常に一定の幅を有するパルスを作成し
、出力することができる。
【0027】次に、このようなパルス発生器を適用した
例として、スタティックRAMの書き込み時の構成ブロ
ック図を図4に示す。41は、ライトバッファであり、
CPUから入力したパルスのH及びLレベルのそれぞれ
の電位を内部の回路に適合するように変換したり、入力
パルスの波形を整形したりするものである。
例として、スタティックRAMの書き込み時の構成ブロ
ック図を図4に示す。41は、ライトバッファであり、
CPUから入力したパルスのH及びLレベルのそれぞれ
の電位を内部の回路に適合するように変換したり、入力
パルスの波形を整形したりするものである。
【0028】42は、デコーダであり、遅延回路等によ
りパルスの位相をずらすもの、43は、本実施例のパル
ス発生器である。44は、ライトドライバであり、後に
続くセンスアンプの選択機能や、メモリセルへの書き込
みを駆動するためのもの、45は、センスアンプであり
、メモリセルへのデータの書き込みと読み出しを選択す
るもの、46は、メモリセルであり、データを格納する
ものである。
りパルスの位相をずらすもの、43は、本実施例のパル
ス発生器である。44は、ライトドライバであり、後に
続くセンスアンプの選択機能や、メモリセルへの書き込
みを駆動するためのもの、45は、センスアンプであり
、メモリセルへのデータの書き込みと読み出しを選択す
るもの、46は、メモリセルであり、データを格納する
ものである。
【0029】次に、このスタティックRAMの書き込み
動作を図4を参照しながら説明する。CPUからスタテ
ィックRAMにデータの書き込み命令を表すライトパル
スが送られると、始めに、ライトバッファ41で入力信
号レベルの変換及び波形整形を行い、さらにデコーダ4
2で、ライトパルスの位相を調整する。そして次のパル
ス発生器43で、十分なセットアップ時間及びホールド
時間が確保できるようライトパルスの幅の大きさを決め
、ライトドライバ44へ出力する。すると、ライトドラ
イバ44はセンスアンプ45が書き込み状態になるよう
信号を出し、センスアンプ45は外部からのデータをメ
モリセル46に格納する。
動作を図4を参照しながら説明する。CPUからスタテ
ィックRAMにデータの書き込み命令を表すライトパル
スが送られると、始めに、ライトバッファ41で入力信
号レベルの変換及び波形整形を行い、さらにデコーダ4
2で、ライトパルスの位相を調整する。そして次のパル
ス発生器43で、十分なセットアップ時間及びホールド
時間が確保できるようライトパルスの幅の大きさを決め
、ライトドライバ44へ出力する。すると、ライトドラ
イバ44はセンスアンプ45が書き込み状態になるよう
信号を出し、センスアンプ45は外部からのデータをメ
モリセル46に格納する。
【0030】次に、パルス発生器43の出力とメモリセ
ル46の入力との間に接続された、ライトドライバ44
及びセンスアンプ45の基本回路図を図8に示す。図8
では、ライトドライバは1段のNOT回路からなり、セ
ンスアンプ45は、入力の一方をライトドライバ44の
出力に接続され、他方をデータD1,D2にそれぞれ接
続された二組のNAND回路と、そのNAND回路の出
力にそれぞれ接続された2つのNOT回路からなる。2
つのNOT回路の出力はビット線B1,B2としてそれ
ぞれメモリセル46に接続される。そして、データD2
はデータD1とは反対のレベルが入力される。なお、図
8では1つのメモリセル及びそのセルに接続する一組の
ビット線対B1,B2のみを示したが、通常のメモリセ
ル,ビット線は複数設けられていることは言うまでもな
い。
ル46の入力との間に接続された、ライトドライバ44
及びセンスアンプ45の基本回路図を図8に示す。図8
では、ライトドライバは1段のNOT回路からなり、セ
ンスアンプ45は、入力の一方をライトドライバ44の
出力に接続され、他方をデータD1,D2にそれぞれ接
続された二組のNAND回路と、そのNAND回路の出
力にそれぞれ接続された2つのNOT回路からなる。2
つのNOT回路の出力はビット線B1,B2としてそれ
ぞれメモリセル46に接続される。そして、データD2
はデータD1とは反対のレベルが入力される。なお、図
8では1つのメモリセル及びそのセルに接続する一組の
ビット線対B1,B2のみを示したが、通常のメモリセ
ル,ビット線は複数設けられていることは言うまでもな
い。
【0031】次に、パルス発生器43の出力信号とメモ
リセル46の入力信号のタイミングチャート図を図9に
示す。上から順に、パルス信号の出力レベル、ビット線
B1のレベル、ビット線B2のレベルをそれぞれ示して
いる。
リセル46の入力信号のタイミングチャート図を図9に
示す。上から順に、パルス信号の出力レベル、ビット線
B1のレベル、ビット線B2のレベルをそれぞれ示して
いる。
【0032】図9では、図8におけるデータD1をHに
、データD2をLに保持した場合の信号レベルをそれぞ
れ示している。ただし、ライトドライバ44及びセンス
アンプ45における信号の遅れ時間は、図の簡素化のた
め示していない。
、データD2をLに保持した場合の信号レベルをそれぞ
れ示している。ただし、ライトドライバ44及びセンス
アンプ45における信号の遅れ時間は、図の簡素化のた
め示していない。
【0033】以下、図8及び図9を参照しながら回路の
動作について説明する。まず、ビット線B1は、それに
接続されているNAND回路の入力の一方であるデータ
D1がHに保持されているので、パルス信号の出力信号
にかかわらず常にHに保持され、ビット線B2のみが対
応して変動する。
動作について説明する。まず、ビット線B1は、それに
接続されているNAND回路の入力の一方であるデータ
D1がHに保持されているので、パルス信号の出力信号
にかかわらず常にHに保持され、ビット線B2のみが対
応して変動する。
【0034】パルス発生器43の出力信号レベルがHの
とき、その信号はライトドライバ44で反転されてLに
なり、2つのNAND回路の入力の一方にそれぞれ入力
される。一方、データD1はH、データD2はLであり
、2つのNAND回路の他方の入力にそれぞれ入力され
、それぞれのNAND回路の出力はNOT回路により反
転されるので、ビット線B1にはHが、ビット線B2に
はLがそれぞれ現れる。
とき、その信号はライトドライバ44で反転されてLに
なり、2つのNAND回路の入力の一方にそれぞれ入力
される。一方、データD1はH、データD2はLであり
、2つのNAND回路の他方の入力にそれぞれ入力され
、それぞれのNAND回路の出力はNOT回路により反
転されるので、ビット線B1にはHが、ビット線B2に
はLがそれぞれ現れる。
【0035】同様にして、パルス発生器43の出力レベ
ルがLのときは、ビット線B1,B2ともにHが現れる
。ここで、メモリセル46では、ビット線B1,B2の
レベルが異なっているときに書込み状態になるように内
部回路が構成されており、Hがビット線B1,B2のど
ちらに現れるかによって書き込まれるデータのレベルが
決まるようになっている。
ルがLのときは、ビット線B1,B2ともにHが現れる
。ここで、メモリセル46では、ビット線B1,B2の
レベルが異なっているときに書込み状態になるように内
部回路が構成されており、Hがビット線B1,B2のど
ちらに現れるかによって書き込まれるデータのレベルが
決まるようになっている。
【0036】即ち、パルス発生器43の出力信号レベル
がHのときにメモリセル46は書込み状態となり、その
状態の保持時間は、パルス発生器43の出力信号のHレ
ベルのパルスの幅にほぼ等しい。
がHのときにメモリセル46は書込み状態となり、その
状態の保持時間は、パルス発生器43の出力信号のHレ
ベルのパルスの幅にほぼ等しい。
【0037】従って、従来の如く、短い入力パルスに対
して一定のパルス幅を有するパルスを出力できないパル
ス発生器をこのスタティックRAMに適用した場合は、
メモリセルへの書き込み時間がその出力パルス幅に対応
して一定でなくなってしまい、十分な書き込み時間が確
保できなくなって誤作動を起こしてしまう。
して一定のパルス幅を有するパルスを出力できないパル
ス発生器をこのスタティックRAMに適用した場合は、
メモリセルへの書き込み時間がその出力パルス幅に対応
して一定でなくなってしまい、十分な書き込み時間が確
保できなくなって誤作動を起こしてしまう。
【0038】そこで、本発明のパルス発生器を用いるこ
とにより、外部かなお短い入力パルスに対しても一定の
パルス幅を有する出力パルスが得られ、さらに出力する
パルスの幅を自由に設定できるので、メモリセルへの書
き込みに際して、マージンの十分に大きなセットアップ
時間及びホールド時間を安定して確保することができ、
前の信号から次の信号までの定常状態を長く保つことが
できるので回路動作の安定性の向上を図ることができる
。
とにより、外部かなお短い入力パルスに対しても一定の
パルス幅を有する出力パルスが得られ、さらに出力する
パルスの幅を自由に設定できるので、メモリセルへの書
き込みに際して、マージンの十分に大きなセットアップ
時間及びホールド時間を安定して確保することができ、
前の信号から次の信号までの定常状態を長く保つことが
できるので回路動作の安定性の向上を図ることができる
。
【0039】以上、本発明による一実施例を説明したが
、本発明はこの実施例に限られるものではない。例えば
、本実施例においての遅延回路3内の遅延ブロック31
の数を、作成するパルスの幅により増減することは前述
の通りで、遅延ブロック3内のNOR回路及びNOR回
路21を全てNAND回路に置き換えることも可能であ
る。ただし、この場合は、本実施例の図2に示したタイ
ムチャートに対してHとLが逆になる。
、本発明はこの実施例に限られるものではない。例えば
、本実施例においての遅延回路3内の遅延ブロック31
の数を、作成するパルスの幅により増減することは前述
の通りで、遅延ブロック3内のNOR回路及びNOR回
路21を全てNAND回路に置き換えることも可能であ
る。ただし、この場合は、本実施例の図2に示したタイ
ムチャートに対してHとLが逆になる。
【0040】また、本発明のパルス発生器の応用分野と
してはスタティックRAMに限らず、マイコンやゲート
アレイ等の一定のパルス幅を必要とする回路を有する半
導体装置に応用することができる。
してはスタティックRAMに限らず、マイコンやゲート
アレイ等の一定のパルス幅を必要とする回路を有する半
導体装置に応用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、外
部から入力されたパルスの幅が小さくても一定の幅を有
するパルスを出力することができ、さらに、出力するパ
ルスの幅を調整できるので、内部回路の動作を安定化さ
せるためのパルスのセットアップ及びホールドのマージ
ンを十分確保することができ、内部回路の安定な動作を
保つことができる。
部から入力されたパルスの幅が小さくても一定の幅を有
するパルスを出力することができ、さらに、出力するパ
ルスの幅を調整できるので、内部回路の動作を安定化さ
せるためのパルスのセットアップ及びホールドのマージ
ンを十分確保することができ、内部回路の安定な動作を
保つことができる。
【図1】本発明の原理図,
【図2】本発明によるパルス発生器のタイミングチャー
ト図,
ト図,
【図3】本発明の一実施例によるパルス発生器の回路図
,
,
【図4】本発明の一実施例によるパルス発生器を用いた
書き込み時のスタティックRAMの構成ブロック図,
書き込み時のスタティックRAMの構成ブロック図,
【
図5】パルス発生器の従来例図,
図5】パルス発生器の従来例図,
【図6】従来のパルス発生器の第一のタイミングチャー
ト図,
ト図,
【図7】従来のパルス発生器の第二のタイミングチャー
ト図,である。
ト図,である。
【図8】ライトドライバ及びセンスアンプの基本回路図
,
,
【図9】パルス発生器の出力信号とメモリセルの入力信
号のタイミングチャート図である。
号のタイミングチャート図である。
21.NOR回路
3.遅延回路
31.遅延ブロック
32.第一のNOT回路
91.第一の遅延時間
92.第二の遅延時間
93.入力信号のパルス幅
Claims (2)
- 【請求項1】 外部信号が直接入力される第一の端子
と、該外部信号が遅延回路(3)を介して入力される第
二の端子と、出力端子からなる第一のNOR回路(21
)を有し、該遅延回路(3)は、第一の一段のNOT回
路(32)と、それに直列に接続された一段以上の遅延
ブロック(31)から構成され、該遅延ブロック(31
)は、入力信号を受ける第二のNOT回路と、該第二の
NOT回路の出力が入力される第一の端子と前記外部信
号が直接入力される第二の端子と出力端子からなる第二
のNOR回路からなることを特徴とするパルス発生器。 - 【請求項2】 外部信号が直接入力される第一の端子
と、該外部信号が遅延回路を(3)介して入力される第
二の端子と、出力端子からなる第一のNAND回路(2
1)を有し、該遅延回路(3)は、第一の一段のNOT
回路(32)と、それに直列に接続された一段以上の遅
延ブロック(31)から構成され、該遅延ブロック(3
1)は、入力信号を受ける第二のNAND回路と、該第
二のNOT回路の出力が入力される第一の端子と前記外
部信号が直接入力される第二の端子と出力信号からなる
第二のNAND回路からなることを特徴とするパルス発
生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3101073A JPH04331506A (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | パルス発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3101073A JPH04331506A (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | パルス発生器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04331506A true JPH04331506A (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=14290931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3101073A Pending JPH04331506A (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | パルス発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04331506A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5672990A (en) * | 1996-01-26 | 1997-09-30 | United Microelectronics Corporation | Edge-trigger pulse generator |
US5764090A (en) * | 1996-08-26 | 1998-06-09 | United Microelectronics Corporation | Write-control circuit for high-speed static random-access-memory (SRAM) devices |
US5821793A (en) * | 1996-02-15 | 1998-10-13 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Variable delay circuit and a variable pulse width circuit |
CN100440732C (zh) * | 2003-11-14 | 2008-12-03 | 钰创科技股份有限公司 | 一种可以独立调整一信号的上升与下降边界时间的电路 |
-
1991
- 1991-05-07 JP JP3101073A patent/JPH04331506A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5672990A (en) * | 1996-01-26 | 1997-09-30 | United Microelectronics Corporation | Edge-trigger pulse generator |
US5821793A (en) * | 1996-02-15 | 1998-10-13 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Variable delay circuit and a variable pulse width circuit |
US5764090A (en) * | 1996-08-26 | 1998-06-09 | United Microelectronics Corporation | Write-control circuit for high-speed static random-access-memory (SRAM) devices |
CN100440732C (zh) * | 2003-11-14 | 2008-12-03 | 钰创科技股份有限公司 | 一种可以独立调整一信号的上升与下降边界时间的电路 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990216 |