JPH04250838A - 練和装置 - Google Patents
練和装置Info
- Publication number
- JPH04250838A JPH04250838A JP41559790A JP41559790A JPH04250838A JP H04250838 A JPH04250838 A JP H04250838A JP 41559790 A JP41559790 A JP 41559790A JP 41559790 A JP41559790 A JP 41559790A JP H04250838 A JPH04250838 A JP H04250838A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、練和装置に関し、相互
に混合することにより硬化する複数の被練和材料を練和
するのに好適な練和装置を提供する。
に混合することにより硬化する複数の被練和材料を練和
するのに好適な練和装置を提供する。
【0002】
【従来の技術】一般に相互に混合することにより硬化す
る複数の被練和材料を練和する装置は公知である。例え
ば、歯科用ラバー系印象材は、Si−H基を有するシリ
コーンとビニル基を有するシリコーンを主成分とする基
材ペーストとビニル基を有するシリコーンと白金触媒を
主成分とする硬化剤ペーストを、また歯科用アルギン酸
系印象材は、アルギン酸を主成分とする基材ペーストと
石膏を主成分とする硬化剤ペーストを夫々練和してつく
られる。
る複数の被練和材料を練和する装置は公知である。例え
ば、歯科用ラバー系印象材は、Si−H基を有するシリ
コーンとビニル基を有するシリコーンを主成分とする基
材ペーストとビニル基を有するシリコーンと白金触媒を
主成分とする硬化剤ペーストを、また歯科用アルギン酸
系印象材は、アルギン酸を主成分とする基材ペーストと
石膏を主成分とする硬化剤ペーストを夫々練和してつく
られる。
【0003】ところでこれらを練和するために従来使用
されている練和装置は、動力を使用しないでペーストを
混合するという考えから所謂スタチックミキサーを利用
したものである。スタチックミキサーは、管状物内壁に
設けられた突起物又は静止羽根状物を利用して練和する
ものであり、被練和材料が管状物内を通過するに従って
漸次練和されるものである。このため充分な練和が必要
とされる場合は、管状物の長さが大きくなる問題点が存
する。更にまた、練和作業の終了乃至中断によって、ス
タチックミキサー内に残留する被練和材料が一部硬化し
、この硬化物の存在によって、スタチックミキサーの機
能が失われ再使用ができない。即ちスタチックミキサー
は、使い捨てタイプであり、次の練和作業開始時には、
新しいスタチックミキサーと交換して使用しなければな
らない欠点が存する。
されている練和装置は、動力を使用しないでペーストを
混合するという考えから所謂スタチックミキサーを利用
したものである。スタチックミキサーは、管状物内壁に
設けられた突起物又は静止羽根状物を利用して練和する
ものであり、被練和材料が管状物内を通過するに従って
漸次練和されるものである。このため充分な練和が必要
とされる場合は、管状物の長さが大きくなる問題点が存
する。更にまた、練和作業の終了乃至中断によって、ス
タチックミキサー内に残留する被練和材料が一部硬化し
、この硬化物の存在によって、スタチックミキサーの機
能が失われ再使用ができない。即ちスタチックミキサー
は、使い捨てタイプであり、次の練和作業開始時には、
新しいスタチックミキサーと交換して使用しなければな
らない欠点が存する。
【0004】一方、本発明者は、練和部を使い捨てタイ
プとせずに、攪拌機付きの練和部を有する練和装置を利
用して練和し、練和作業終了乃至中断後の再使用に際し
ては、装置内に残留する被練和材料を除去して後に、練
和作業を開始する方法について検討したが、残留する被
練和材料の除去作業の際に、該被練和材料が装置内に粘
着してその除去が容易でなく、水洗などの別工程を必要
とすると言う新たな問題が生じた。
プとせずに、攪拌機付きの練和部を有する練和装置を利
用して練和し、練和作業終了乃至中断後の再使用に際し
ては、装置内に残留する被練和材料を除去して後に、練
和作業を開始する方法について検討したが、残留する被
練和材料の除去作業の際に、該被練和材料が装置内に粘
着してその除去が容易でなく、水洗などの別工程を必要
とすると言う新たな問題が生じた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術等の問
題点に鑑み、本発明は、必要に応じて充分な練和ができ
ると共に、練和作業開始時において除去を必要とする残
留被練和材料の除去を容易にして、作業能率を大幅に向
上させることができる練和装置の提供を課題とする。
題点に鑑み、本発明は、必要に応じて充分な練和ができ
ると共に、練和作業開始時において除去を必要とする残
留被練和材料の除去を容易にして、作業能率を大幅に向
上させることができる練和装置の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに種々検討した結果、練和部を開閉式とすると共に、
練和機構の作動停止を練和部への被練和材料の移送停止
後に所定の時間遅れを経て行なうことにより達成し得る
ことを見出した。
めに種々検討した結果、練和部を開閉式とすると共に、
練和機構の作動停止を練和部への被練和材料の移送停止
後に所定の時間遅れを経て行なうことにより達成し得る
ことを見出した。
【0007】即ち、本発明は、複数の被練和材料が、夫
々移送部によって可動式の練和機構を内有する練和部に
移送され、練和部出口から練和物が取出される練和装置
において、練和部が蓋付開閉式とされ、練和機構の作動
停止時において開蓋状態として練和部内に残留する被練
和材料を除去することができるように構成されると共に
、複数の被練和材料の夫々の移送部の作動が同時に起動
停止され、且つ該移送部の作動停止後、所定の時間遅れ
を経て自動的に練和部の練和機構の作動が停止される如
く構成されたことを特徴とする練和装置である。
々移送部によって可動式の練和機構を内有する練和部に
移送され、練和部出口から練和物が取出される練和装置
において、練和部が蓋付開閉式とされ、練和機構の作動
停止時において開蓋状態として練和部内に残留する被練
和材料を除去することができるように構成されると共に
、複数の被練和材料の夫々の移送部の作動が同時に起動
停止され、且つ該移送部の作動停止後、所定の時間遅れ
を経て自動的に練和部の練和機構の作動が停止される如
く構成されたことを特徴とする練和装置である。
【0008】
【実施態様】以下添付図面に準じて、本発明を詳細に説
明する。
明する。
【0009】図1は、本発明の代表的実施態様を模式的
に示す図面である。
に示す図面である。
【0010】相互に混合することにより硬化する複数の
被練和材料(以下単に『ペースト』とも略称する)4,
4′が夫々被練和材料供給容器(以下単に『ペースト供
給容器』とも略称する)3,3′に入れられており、夫
々移送部2,2′によって可動式の機構1−aを内有す
る練和部1に移送され、該練和部1において練和された
後に練和部出口1−bから取り出される。
被練和材料(以下単に『ペースト』とも略称する)4,
4′が夫々被練和材料供給容器(以下単に『ペースト供
給容器』とも略称する)3,3′に入れられており、夫
々移送部2,2′によって可動式の機構1−aを内有す
る練和部1に移送され、該練和部1において練和された
後に練和部出口1−bから取り出される。
【0011】ペースト供給容器3,3′としては、特に
限定されないが、好しい態様の一つとしては、通常の狭
口瓶タイプの容器を用いペーストを充填した後に、逆様
にして移送部2,2′の入口に連結するものが挙げられ
る。この場合、容器内にペーストより比重が小さくて容
器口よりも大きい球を予め入れておくとペーストが練和
部1に移送され容器内が空となった場合に、上記の球に
より移送部2,2′の入口が自動的に閉塞され空気が移
送部2,2′のポンプ等に混入しトラブルの原因となる
ことを防止することができる。また、ペースト供給容器
3,3′の底部には、開閉式の空気孔を設けておくこと
により、移送部2,2′の作動時において該空気孔を開
口してペーストの移送を円滑に行なうことができる。ペ
ースト供給容器3,3′及び空気混入防止用の球は、通
常、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル及び
ポリ塩化ビニル等の合成樹脂就中内部が透視できるよう
にするためには、ポリプロピレン、ポリエチレン等の透
明性の合成樹脂が好しく用いられる。
限定されないが、好しい態様の一つとしては、通常の狭
口瓶タイプの容器を用いペーストを充填した後に、逆様
にして移送部2,2′の入口に連結するものが挙げられ
る。この場合、容器内にペーストより比重が小さくて容
器口よりも大きい球を予め入れておくとペーストが練和
部1に移送され容器内が空となった場合に、上記の球に
より移送部2,2′の入口が自動的に閉塞され空気が移
送部2,2′のポンプ等に混入しトラブルの原因となる
ことを防止することができる。また、ペースト供給容器
3,3′の底部には、開閉式の空気孔を設けておくこと
により、移送部2,2′の作動時において該空気孔を開
口してペーストの移送を円滑に行なうことができる。ペ
ースト供給容器3,3′及び空気混入防止用の球は、通
常、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル及び
ポリ塩化ビニル等の合成樹脂就中内部が透視できるよう
にするためには、ポリプロピレン、ポリエチレン等の透
明性の合成樹脂が好しく用いられる。
【0012】また、移送部2,2′は、一般にロータポ
ンプが用いられ、2台のロータポンプは、1台のモータ
MA5により同時に起動停止される。各ロータポンプの
内容積は、基材ペーストと硬化剤ペーストの2種類のペ
ーストの混合割合及びポンプの効率等を考慮して最適に
設計される。例えば、基材ペーストと硬化剤ペーストの
混合割合が4対1の場合、一般にロータポンプの内容積
の比は、4対1乃至10対1の範囲にあればよい。ペー
ストの混合割合を微調整するためには、ロータポンプの
出口側と入口側を結ぶ副通路を設け、該副通路の途中に
バルブを取りつけ、該バルブを操作することによって行
なうことができる。
ンプが用いられ、2台のロータポンプは、1台のモータ
MA5により同時に起動停止される。各ロータポンプの
内容積は、基材ペーストと硬化剤ペーストの2種類のペ
ーストの混合割合及びポンプの効率等を考慮して最適に
設計される。例えば、基材ペーストと硬化剤ペーストの
混合割合が4対1の場合、一般にロータポンプの内容積
の比は、4対1乃至10対1の範囲にあればよい。ペー
ストの混合割合を微調整するためには、ロータポンプの
出口側と入口側を結ぶ副通路を設け、該副通路の途中に
バルブを取りつけ、該バルブを操作することによって行
なうことができる。
【0013】本発明の特徴の一つは、練和部1が蓋付開
閉式とされ、練和機構の作動停止時において開蓋状態と
して練和部内に残留するペーストを除去することができ
るように構成されることである。蓋付開閉式の具体的態
様は、特に限定されないが、可動式の練和機構1−aを
内有する練和部1の外壁の一部を開閉式蓋として構成す
る態様或は、練和部1の外壁形状を筒状とし、該外壁の
一部を着脱自在のキャップとして構成する態様などが代
表的な態様として挙げられる。特に、後者のキャップ式
とする態様は、ペーストの除去が練和機構1−aの全周
面にわたって容易となるために好しく採用される。
閉式とされ、練和機構の作動停止時において開蓋状態と
して練和部内に残留するペーストを除去することができ
るように構成されることである。蓋付開閉式の具体的態
様は、特に限定されないが、可動式の練和機構1−aを
内有する練和部1の外壁の一部を開閉式蓋として構成す
る態様或は、練和部1の外壁形状を筒状とし、該外壁の
一部を着脱自在のキャップとして構成する態様などが代
表的な態様として挙げられる。特に、後者のキャップ式
とする態様は、ペーストの除去が練和機構1−aの全周
面にわたって容易となるために好しく採用される。
【0014】また、可動式の練和機構1−aは、所望と
する練和を充分に行なうと共に練和程度の調整が容易に
できるという観点から攪拌機タイプのものが望ましく用
いられる。練和機構1−aの作動は、移送部2,2′の
駆動用モータMA5とは別のモータMB6によってなさ
れる。
する練和を充分に行なうと共に練和程度の調整が容易に
できるという観点から攪拌機タイプのものが望ましく用
いられる。練和機構1−aの作動は、移送部2,2′の
駆動用モータMA5とは別のモータMB6によってなさ
れる。
【0015】本発明の最大の特徴は、移送部2,2′の
作動停止後、所定の時間遅れを経て自動的に練和部1の
練和機構1−aの作動が停止されることである。所定の
時間遅れの程度は、練和作業を終了乃至中断した際に、
練和部1内に残留する基材ペーストと硬化剤ペーストと
が練和によって自己硬化するに必要な程度の練和を行な
うために要する時間長さである。該時間長さは、基材ペ
ーストと硬化剤ペーストの種類や単位時間の移送量及び
練和機構1−aの種類や操作条件等により相違し一概に
規定できないが、本発明が対象とする代表的分野の一つ
である歯科用材料の練和においては、通常1〜30秒程
度であり、特に歯科用印象材の基材ペーストと硬化剤ペ
ーストの練和の場合は、5〜15秒程度が最も好しく採
用される。
作動停止後、所定の時間遅れを経て自動的に練和部1の
練和機構1−aの作動が停止されることである。所定の
時間遅れの程度は、練和作業を終了乃至中断した際に、
練和部1内に残留する基材ペーストと硬化剤ペーストと
が練和によって自己硬化するに必要な程度の練和を行な
うために要する時間長さである。該時間長さは、基材ペ
ーストと硬化剤ペーストの種類や単位時間の移送量及び
練和機構1−aの種類や操作条件等により相違し一概に
規定できないが、本発明が対象とする代表的分野の一つ
である歯科用材料の練和においては、通常1〜30秒程
度であり、特に歯科用印象材の基材ペーストと硬化剤ペ
ーストの練和の場合は、5〜15秒程度が最も好しく採
用される。
【0016】移送部2,2′の作動停止後、所定の時間
遅れを経て自動的に練和部1の練和機構1−aの作動が
停止される機構は、特に限定されない。一般には、移送
部駆動用モータMA5の駆動を停止するスイッチを操作
した場合に、該スイッチの操作後所定の時間遅れを経て
練和機構駆動用モータMB6の駆動を停止させる回路を
該スイッチに接続しておくことによってなされる。また
、該所定の時間遅れの程度は、調節できることが望まし
い。また、一般には、移送部駆動用モータMA5と練和
機構駆動用モータMB6の駆動起動は、同時になされる
。
遅れを経て自動的に練和部1の練和機構1−aの作動が
停止される機構は、特に限定されない。一般には、移送
部駆動用モータMA5の駆動を停止するスイッチを操作
した場合に、該スイッチの操作後所定の時間遅れを経て
練和機構駆動用モータMB6の駆動を停止させる回路を
該スイッチに接続しておくことによってなされる。また
、該所定の時間遅れの程度は、調節できることが望まし
い。また、一般には、移送部駆動用モータMA5と練和
機構駆動用モータMB6の駆動起動は、同時になされる
。
【0017】図1において符号7で示すのは、移送部駆
動用モータMA5の駆動停止後所定の時間遅れを経て練
和機構駆動用モータMB6の駆動を停止させるための時
間遅れ用のタイマーTである。
動用モータMA5の駆動停止後所定の時間遅れを経て練
和機構駆動用モータMB6の駆動を停止させるための時
間遅れ用のタイマーTである。
【0018】また図2に、移送部駆動用モータMA5と
練和機構駆動用モータMB6及びこれらモータの駆動を
起動停止するスイッチの関係を示す回路ブロック図例を
示す。即ち、スイッチ部8で起動停止の操作がなされる
。スイッチ部8からの信号は起動停止判別部9に送られ
、ここで起動と停止のいずれの信号であるかが判別され
る。次いで起動と判別された場合は、起動信号が該判別
部9より移送部駆動用モータMA5と練和機構駆動用モ
ータMB6に同時に送られ、これらモータが起動されて
、移送部2,2′及び練和部1の作動が開始される。 他方、停止と判別された場合は、停止信号が判別部9よ
り移送部駆動用モータMA5と時間遅れ設定部10に送
られる。移送部駆動用モータMA5に送られた停止信号
により該モータMA5が停止され、移送部2,2′の作
動が停止される。また、時間遅れ設定部10に送られた
停止信号は、該設定部10において、予め設定された所
定の時間経過後に練和機構駆動用モータMB6に送られ
、該モータMB6が停止され練和部1の作動が停止され
る。
練和機構駆動用モータMB6及びこれらモータの駆動を
起動停止するスイッチの関係を示す回路ブロック図例を
示す。即ち、スイッチ部8で起動停止の操作がなされる
。スイッチ部8からの信号は起動停止判別部9に送られ
、ここで起動と停止のいずれの信号であるかが判別され
る。次いで起動と判別された場合は、起動信号が該判別
部9より移送部駆動用モータMA5と練和機構駆動用モ
ータMB6に同時に送られ、これらモータが起動されて
、移送部2,2′及び練和部1の作動が開始される。 他方、停止と判別された場合は、停止信号が判別部9よ
り移送部駆動用モータMA5と時間遅れ設定部10に送
られる。移送部駆動用モータMA5に送られた停止信号
により該モータMA5が停止され、移送部2,2′の作
動が停止される。また、時間遅れ設定部10に送られた
停止信号は、該設定部10において、予め設定された所
定の時間経過後に練和機構駆動用モータMB6に送られ
、該モータMB6が停止され練和部1の作動が停止され
る。
【0019】
【作用効果】本発明の練和装置は、攪拌機タイプに代表
される可動式の練和機構を内有する練和部を有するため
に、従来のスタチックミキサータイプのものと異なり、
練和機構の作動時間を調節することにより必要に応じて
充分な練和ができると共に、装置も比較的小型化するこ
とができる。更に複数の被練和材料の夫々の移送部の作
動が同時に起動停止され、且つ該移送部の作動停止後、
所定の時間遅れを経て自動的に練和部の練和機構の作動
が停止されるために、停止後の練和部に残留する複数の
被練和材料例えば基材ペーストと硬化剤ペーストは、移
送部の作動停止後も所定の時間作動する練和によって、
練和された状態で残留することとなりその結果自己硬化
を起し、このため該ペーストの除去作業の際に、ペース
トが装置に粘着することがなく極めて容易に除去するこ
とができる。また該除去作業は、練和部が蓋付開閉式と
されているために、開蓋状態として容易に実施できる。 このため残留ペーストの除去作業の際に水洗などの別工
程も必要とせず作業能率を大幅に向上させることができ
る。
される可動式の練和機構を内有する練和部を有するため
に、従来のスタチックミキサータイプのものと異なり、
練和機構の作動時間を調節することにより必要に応じて
充分な練和ができると共に、装置も比較的小型化するこ
とができる。更に複数の被練和材料の夫々の移送部の作
動が同時に起動停止され、且つ該移送部の作動停止後、
所定の時間遅れを経て自動的に練和部の練和機構の作動
が停止されるために、停止後の練和部に残留する複数の
被練和材料例えば基材ペーストと硬化剤ペーストは、移
送部の作動停止後も所定の時間作動する練和によって、
練和された状態で残留することとなりその結果自己硬化
を起し、このため該ペーストの除去作業の際に、ペース
トが装置に粘着することがなく極めて容易に除去するこ
とができる。また該除去作業は、練和部が蓋付開閉式と
されているために、開蓋状態として容易に実施できる。 このため残留ペーストの除去作業の際に水洗などの別工
程も必要とせず作業能率を大幅に向上させることができ
る。
【0020】
【実施例及び比較例】実施例
表1に示す組成の基材ペーストと硬化剤ペーストを調製
した。基材ペースト1kgと硬化剤ペースト1kgを各
々被練和材料供給容器3,3′に仕込んだ。次いで、移
送部駆動用モータ5と練和機構駆動用モータ6を同時に
起動させた。移送部2,2′のポンプ及び練和部1内の
空気が押出され、練和部出口から基材ペーストと硬化剤
ペーストの混合されたものが吐出されてきた。混合され
たペーストを30秒間吐出した後、スイッチを切って移
送部駆動用モータ5を停止させ、10秒間の時間遅れを
経て練和機構駆動用モータ6を停止させた。その後、5
分経過してから練和部1を開き、その内部のペーストの
硬化体を手で除去した。除去作業は、ペーストが硬化し
ており粘着現象もみられず容易に実施できた。除去作業
後は、練和機構の攪拌子部分その他練和部内部にはペー
ストの硬化体及び未硬化体は残留せず、練和作業を再開
したが良好であった。
した。基材ペースト1kgと硬化剤ペースト1kgを各
々被練和材料供給容器3,3′に仕込んだ。次いで、移
送部駆動用モータ5と練和機構駆動用モータ6を同時に
起動させた。移送部2,2′のポンプ及び練和部1内の
空気が押出され、練和部出口から基材ペーストと硬化剤
ペーストの混合されたものが吐出されてきた。混合され
たペーストを30秒間吐出した後、スイッチを切って移
送部駆動用モータ5を停止させ、10秒間の時間遅れを
経て練和機構駆動用モータ6を停止させた。その後、5
分経過してから練和部1を開き、その内部のペーストの
硬化体を手で除去した。除去作業は、ペーストが硬化し
ており粘着現象もみられず容易に実施できた。除去作業
後は、練和機構の攪拌子部分その他練和部内部にはペー
ストの硬化体及び未硬化体は残留せず、練和作業を再開
したが良好であった。
【0021】
【表1】
【0022】比較例
実施例と同様な方法で表1に示す基材ペーストと硬化剤
ペーストを混合練和した後、移送部駆動用モータ5と練
和機構駆動用モータ6を同時に停止した。その後、5分
経過してから練和部1を開き、その内部のペーストを手
で除去することを試みたが、未硬化及び部分的に硬化し
たペーストが練和機構の攪拌子部分その他練和内部に粘
着し除去が困難であり、ペーストの未硬化体及び未硬化
体と硬化体の混合されたものが部分的に残留し、そのま
までは練和作業の再開が不可能であった。このためひき
続いて水洗によりこれらの残留したものを除去した。該
水洗に要した時間は5分強であった。
ペーストを混合練和した後、移送部駆動用モータ5と練
和機構駆動用モータ6を同時に停止した。その後、5分
経過してから練和部1を開き、その内部のペーストを手
で除去することを試みたが、未硬化及び部分的に硬化し
たペーストが練和機構の攪拌子部分その他練和内部に粘
着し除去が困難であり、ペーストの未硬化体及び未硬化
体と硬化体の混合されたものが部分的に残留し、そのま
までは練和作業の再開が不可能であった。このためひき
続いて水洗によりこれらの残留したものを除去した。該
水洗に要した時間は5分強であった。
【図1】本発明の代表的実施態様を模式的に示す図面で
ある。
ある。
【図2】本発明における移送部駆動用モータと練和機構
駆動用モータ及びこれらのモータ駆動を起動停止するス
イッチの関係を示す回路ブロック図例である。
駆動用モータ及びこれらのモータ駆動を起動停止するス
イッチの関係を示す回路ブロック図例である。
1 練和部
1−a 練和機構
1−b 練和部出口
2 移送部
2′ 同上
3 被練和材料供給容器
3′ 同上
4 被練和材料
4′ 同上
5 移送部駆動用モータ
6 練和機構駆動用モータ
7 タイマー
8 スイッチ部
9 起動停止判別部
10 時間遅れ設定部
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の被練和材料が、夫々移送部によ
って可動式の練和機構を内有する練和部に移送され、練
和部出口から練和物が取出される練和装置において、練
和部が蓋付開閉式とされ、練和機構の作動停止時におい
て開蓋状態として練和部内に残留する被練和材料を除去
することができるように構成されると共に、複数の被練
和材料の夫々の移送部の作動が同時に起動停止され、且
つ該移送部の作動停止後、所定の時間遅れを経て自動的
に練和部の練和機構の作動が停止される如く構成された
ことを特徴とする練和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2415597A JP2584898B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 練和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2415597A JP2584898B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 練和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04250838A true JPH04250838A (ja) | 1992-09-07 |
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