[go: up one dir, main page]

JPH04219145A - 排ガス浄化触媒 - Google Patents

排ガス浄化触媒

Info

Publication number
JPH04219145A
JPH04219145A JP2411256A JP41125690A JPH04219145A JP H04219145 A JPH04219145 A JP H04219145A JP 2411256 A JP2411256 A JP 2411256A JP 41125690 A JP41125690 A JP 41125690A JP H04219145 A JPH04219145 A JP H04219145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
cobalt
exhaust gas
nickel
zeolite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2411256A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Nakano
中野 雅雄
Akinori Eshita
明徳 江下
Kazuhiko Sekizawa
関沢 和彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP2411256A priority Critical patent/JPH04219145A/ja
Priority to US07/805,956 priority patent/US5208198A/en
Priority to AU89787/91A priority patent/AU650701B2/en
Priority to CA002057702A priority patent/CA2057702C/en
Priority to DE69104969T priority patent/DE69104969T2/de
Priority to EP91121618A priority patent/EP0491359B1/en
Publication of JPH04219145A publication Critical patent/JPH04219145A/ja
Priority to US08/218,294 priority patent/US5382416A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車エンジン等の内
燃機関から排出される排ガス中の窒素酸化物、一酸化炭
素及び炭化水素を除去する排ガス浄化用触媒に関し、特
に、酸素過剰の排ガスの窒素酸化物を浄化する触媒及び
その使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関から排出される排ガス中の有害
物質である窒素酸化物、一酸化炭素及び炭化水素は、例
えばPt,Rh,Pd等を担体上に担持させた三元触媒
により除去されている。しかしながら、ディーゼルエン
ジン排ガスについては、排ガス中に酸素が多く含まれて
いるために、窒素酸化物を除去するのに有効な触媒がな
く、触媒による排ガス浄化は行われていない。
【0003】また、近年のガソリンエンジンにおいては
、低燃費化及び排出炭酸ガスの低減の目的で希薄燃焼さ
せることが必要となってきている。しかし、希薄燃焼ガ
ソリンエンジンの排ガスは酸素過剰雰囲気であるため、
上記のような従来の三元触媒は使用できず、有害成分特
に窒素酸化物を除去する方法は実用化されていない。
【0004】このような酸素過剰の排ガス中の特に窒素
酸化物を除去する方法として、アンモニア等の還元剤を
添加する方法、窒素酸化物をアルカリに吸収除去する方
法等が知られているが、移動発生源である自動車に用い
るには有効な方法ではなく、適用が限定される。
【0005】近年、遷移金属をイオン交換したゼオライ
ト触媒は、アンモニア等の特別な還元剤を添加しなくて
も酸素過剰な排ガス中の窒素酸化物を除去できることが
報告されている。例えば特開昭63−283727号公
報や特開平1−130735号公報には、未燃焼の一酸
化炭素及び炭化水素等の還元剤が微量に含まれている酸
素過剰な排ガス中でも窒素酸化物を選択的に還元させる
ことが出来るゼオライト系触媒が提案されている。
【0006】しかしながらこれらの従来提案に係わる触
媒は、長時間の高温下での使用による活性の劣化が著し
く、耐久性、触媒性能等の点で改善する必要があった。
【0007】そこで、これらの問題点を解決する触媒と
して、SiO2/Al2O3モル比が少なくとも15以
上のゼオライトであり、かつコバルトおよびアルカリ土
類金属を含有することを特徴とする排ガス浄化触媒が提
案されている(特願平1−337249号)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
1−337249号で提案された排ガス浄化触媒は、耐
久性は改善されたが、窒素酸化物を浄化できる温度域は
比較的高温で狭いため、内燃機関、特に自動車の排気ガ
ス浄化用の触媒としては、更に広い温度域でのより高い
窒素酸化物浄化能が要求される。
【0009】本発明の目的は、以上のような従来技術の
問題点を解消するために、自動車等の内燃機関から排出
される排ガスから、窒素酸化物、一酸化炭素及び炭化水
素を同時に除去し、更に熱劣化を起こしにくく耐久性に
優れ、触媒性能の高い触媒を提供するところにある。
【0010】また本発明の別の目的は、このような触媒
を用いた排ガスの浄化方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
点について鋭意検討した結果、先に提案されたSiO2
/Al2O3モル比が少なくとも15以上のゼオライト
であり、かつコバルトおよびアルカリ土類金属を含有す
る排ガス浄化触媒に更にニッケル及び/又は亜鉛を含有
させることにより窒素酸化物浄化能が向上することを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0012】すなわち本発明は、窒素酸化物、一酸化炭
素及び炭化水素を含む酸素過剰の排ガスから、窒素酸化
物、一酸化炭素及び炭化水素を除去するゼオライト触媒
であって、SiO2/Al2O3モル比が少なくとも1
5以上のゼオライトであり、かつコバルト及びアルカリ
土類金属並びにニッケル及び/又は亜鉛を含有すること
を特徴とする排ガス浄化触媒、及び該排ガス浄化触媒に
、窒素酸化物、一酸化炭素及び炭化水素を含む燃焼排ガ
スを接触させることを特徴とする排ガス中の窒素酸化物
、一酸化炭素及び炭化水素を除去する方法を提供するも
のである。
【0013】以下、本発明を詳細に説明する。
【0014】本発明にかかる排ガス浄化触媒は、コバル
ト、アルカリ土類金属,ニッケル及び/又は亜鉛を含有
させたSiO2/Al2O3モル比が少なくとも15で
あるゼオライトである。
【0015】上記ゼオライトは一般的にはxM2/nO
・Al2O3・ySiO2・zH2O(ただしnは陽イ
オンの原子価、xは0.8〜2の範囲の数、yは2以上
の数、zは0以上の数である)の組成を有するものであ
るが、本発明において用いられるゼオライトはこのうち
、SiO2/Al2O3モル比が15以上のものである
。SiO2/Al2O3モル比はその上限は特に限定さ
れるものではないが、SiO2/Al2O3モル比が1
5未満であるとゼオライト自体の耐熱性、耐久性が低い
ため、触媒の十分な耐熱性、耐久性が得られない。一般
的にはSiO2/Al2O3モル比が15〜1000程
度のものが用いられる。
【0016】本発明の触媒を構成するゼオライトは天然
品、合成品の何れであってもよく、これらゼオライトの
製造方法は特に限定されるものではないが、代表的には
フェリエライト、Y、ZSM−5、ZSM−11、ZS
M−12、ZSM−20等のゼオライトが使用できる。 また、これらのゼオライトは、そのままあるいはアンモ
ニウム塩、鉱酸等で処理してNH4型あるいはH型にイ
オン交換してから本発明の触媒として使用することもで
きる。
【0017】本発明で用いるゼオライトは、コバルト及
びアルカリ土類金属並びにニッケル及び/又は亜鉛を含
有する。ニッケルと亜鉛は同時に含有していてもよいが
,どちらか一方を含有していればよい。ゼオライトにコ
バルト及びアルカリ土類金属並びにニッケル及び/又は
亜鉛を含有させる方法としては、特に限定されず、一般
には、水溶性の塩を用いてイオン交換や含浸担持法、蒸
発乾固法等により含有させることができる。含有させる
際、各々の元素は順次含有させてもかまわないし、一度
に含有させてもかまわない。
【0018】コバルト及びアルカリ土類金属並びにニッ
ケル及び/又は亜鉛を含有させる際の水溶液中のコバル
ト及びアルカリ土類金属並びにニッケル及び/又は亜鉛
イオンの濃度は、目的とする触媒のイオン交換率によっ
て任意に設定することができる。アルカリ土類金属イオ
ンとしては、Ca,Mg,Sr,Ba等が使用できる。 また、コバルト及びアルカリ土類金属並びにニッケル及
び/又は亜鉛イオンは可溶性の塩の形で使用でき、可溶
性の塩としては、硝酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、塩酸塩
等が好適に使用できる。
【0019】コバルト及びアルカリ土類金属並びにニッ
ケル及び/又は亜鉛の含有量としては、それぞれゼオラ
イト中のアルミナモル数に対してモル比で、コバルトは
0.1〜1.5倍、アルカリ土類金属は0.1〜1倍、
ニッケルあるいは亜鉛は0.05〜2倍が好ましく、コ
バルト,アルカリ土類金属,ニッケル及び/又は亜鉛の
量を合計して1.0〜2.5倍が好ましい。
【0020】コバルト、アルカリ土類金属,ニッケル及
び/又は亜鉛を含有させた試料は、一般に、固液分離、
洗浄、乾燥して使用される。また、必要に応じて焼成し
てから用いることもできる。
【0021】本発明の排ガス浄化触媒は、粘土鉱物等の
バインダーと混合し成形して使用することもできる。ま
た、予めゼオライトを成形し、その成形体にコバルト、
アルカリ土類金属,ニッケル及び/又は亜鉛を含有させ
ることもできる。ゼオライトを成形する際に用いられる
バインダーとしては、特に制限はないが、カオリン、ア
タパルガイト、モンモリロナイト、ベントナイト、アロ
フェン、セピオライト等の粘土鉱物やシリカ、アルミナ
等が使用できる。あるいは、バインダーを用いずに成形
体を直接合成したバインダレスゼオライト成形体であっ
ても良い。また、コージェライト製あるいは金属製のハ
ニカム状基材にゼオライトをウォッシュコートして用い
ることもできる。
【0022】酸素過剰排ガスの窒素酸化物、一酸化炭素
、炭化水素の除去は、本発明の排ガス浄化触媒と該排ガ
スを接触させることにより行うことができる。本発明が
対象とする酸素過剰の排ガスとは、排ガス中に含まれる
一酸化炭素、炭化水素及び水素を完全に酸化するのに必
要な酸素量よりも過剰な酸素が含まれている排ガスをい
い、このような排ガスとしては例えば、自動車等の内燃
機関から排出される排ガス、特に空燃費が大きい状態(
所謂リーン領域)での排ガス等が具体的に例示される。
【0023】なお上記排ガス触媒は、一酸化炭素、炭化
水素及び水素を含み酸素過剰でない排ガスの場合に適用
されても、何等その性能が変化することはない。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0025】比較例1  <比較触媒1の調製>特開昭
59−54620号公報実施例5の方法に従ってZSM
−5類似ゼオライトを合成した。無水ベースにおける酸
化物のモル比で表わして、次の化学組成を有していた。
【0026】1.1Na2O・Al2O3・40SiO
2これを塩化アンモニウム水溶液でイオン交換して調製
したアンモニウム型ZSM−5;200gを、濃度1.
09mol/lの塩化バリウムの水溶液1800mlに
投入し、80℃で16時間攪拌した。固液分離後、充分
水洗し、続けて0.23mol/lの酢酸コバルト(I
I)4水和物の水溶液700mlに投入し、80℃で1
6時間攪拌した。スラリ−を固液分離後、ゼオライトケ
−キを再度調製した上記組成の水溶液に投入して同様な
操作を行った。固液分離後、充分水洗し、110℃で1
0時間乾燥し、比較触媒1を得た。この触媒のバリウム
およびコバルト含有量を化学分析で調べたところ、ゼオ
ライトのAl2O3モル数に対して、バリウムは0.5
8倍、コバルトは2価として0.49倍含まれていた。
【0027】実施例1<触媒1の調製>比較例1で調製
した比較触媒1;15gを、濃度0.05mol/lの
硝酸ニッケル水溶液43mlに投入し、撹拌しながら減
圧乾燥し、更に110℃で16時間乾燥し、触媒1を得
た。この触媒のバリウム、コバルト及びニッケルの含有
量を化学分析で調べたところ、ゼオライトのAl2O3
モル数に対して、バリウムは0.58倍、コバルトは2
価として0.49倍、ニッケルは0.4倍含まれていた
【0028】実施例2  <触媒2の調製>比較例1で
得たアンモニウム型ZSM−5;20gを、濃度1.0
9mol/lの塩化バリウムの水溶液180mlに投入
し、80℃で16時間攪拌した。固液分離後、充分水洗
し、続けて0.23mol/lの硝酸コバルト(II)
4水和物の水溶液180mlに投入し、80℃で16時
間攪拌した。スラリ−を固液分離後、ゼオライトケ−キ
を再度調製した上記組成の水溶液に投入して同様な操作
を行った。固液分離後、充分水洗し、110℃で10時
間乾燥した後、実施例1と同様の操作で触媒2を調製し
た。この触媒のバリウム、コバルト及びニッケルの含有
量を化学分析で調べたところ、ゼオライトのAl2O3
モル数に対して、バリウムは0.52倍、コバルトは2
価として0.32倍、ニッケルは0.4倍含まれていた
【0029】実施例3  <触媒3の調製>硝酸ニッケ
ルを塩化ニッケルに変えたこと以外は実施例2と同様な
操作で触媒3を調製した。この触媒のバリウム、コバル
ト及びニッケルの含有量を化学分析で調べたところ、ゼ
オライトのAl2O3モル数に対して、バリウムは0.
52倍、コバルトは2価として0.32倍、ニッケルは
0.4倍含まれていた。
【0030】実施例4  <触媒4の調製>硝酸ニッケ
ルを酢酸ニッケルに変えたこと以外は実施例2と同様な
操作で触媒4を調製した。この触媒のバリウム、コバル
ト及びニッケルの含有量を化学分析で調べたところ、ゼ
オライトのAl2O3モル数に対して、バリウムは0.
52倍、コバルトは2価として0.32倍、ニッケルは
0.4倍含まれていた。
【0031】比較例2  <比較触媒2の調製>比較例
1で得たアンモニウム型ZSM−5;200gを、濃度
1.09mol/lの塩化ストロンチウムの水溶液18
00mlに投入し、80℃で16時間攪拌した。固液分
離後、充分水洗し、続けて0.23mol/lの酢酸コ
バルト(II)4水和物の水溶液1800mlに投入し
、80℃で16時間攪拌した。スラリ−を固液分離後、
ゼオライトケ−キを再度調製した上記組成の水溶液に投
入して同様な操作を行った。固液分離後、充分水洗し、
110℃で10時間乾燥し、比較触媒2を得た。この触
媒のストロンチウムおよびコバルト含有量を化学分析で
調べたところ、ゼオライトのAl2O3モル数に対して
、ストロンチウムは0.23倍、コバルトは2価として
1.12倍含まれていた。
【0032】実施例5  <触媒5の調製>比較例2で
調製した比較触媒2;15gを、濃度0.05mol/
lの硝酸ニッケル水溶液43mlに投入し、撹拌しなが
ら減圧乾燥し、更に110℃で16時間乾燥し、触媒5
を得た。この触媒のストロンチウム、コバルト及びニッ
ケル含有量を化学分析で調べたところ、ゼオライトのA
l2O3モル数に対して、ストロンチウムは0.23倍
、コバルトは2価として1.12倍、ニッケルは0.4
倍含まれていた。
【0033】比較例3  <比較触媒3の調製>アルカ
リ土類金属をマグネシウムとした以外は比較例2と同様
な操作で比較触媒3を調製した。この触媒のマグネシウ
ムおよびコバルト含有量を化学分析で調べたところ、ゼ
オライトのAl2O3モル数に対して、マグネシウムは
0.18倍、コバルトは2価として1.08倍含まれて
いた。
【0034】実施例6  <触媒6の調製>比較例3で
調製した比較触媒3;15gを、濃度0.05mol/
lの硝酸ニッケル水溶液43mlに投入し、撹拌しなが
ら減圧乾燥し、更に110℃で16時間乾燥し、触媒6
を得た。この触媒のマグネシウム、コバルト及びニッケ
ル含有量を化学分析で調べたところ、ゼオライトのAl
2O3モル数に対して、マグネシウムは0.18倍、コ
バルトは2価として1.08倍、ニッケルは0.4倍含
まれていた。
【0035】比較例4  <比較触媒4の調製>アルカ
リ土類金属をカルシウムとした以外は比較例2と同様な
操作で比較触媒4を調製した。この触媒のカルシウムお
よびコバルト含有量を化学分析で調べたところ、ゼオラ
イトのAl2O3モル数に対して、カルシウムは0.1
6倍、コバルトは2価として1.04倍含まれていた。
【0036】実施例7  <触媒7の調製>比較例4で
調製した比較触媒4;15gを、濃度0.05mol/
lの硝酸ニッケル水溶液43mlに投入し、撹拌しなが
ら減圧乾燥し、更に110℃で16時間乾燥し、触媒7
を得た。この触媒のカルシウム、コバルト及びニッケル
含有量を化学分析で調べたところ、ゼオライトのAl2
O3モル数に対して、カルシウムは0.16倍、コバル
トは2価として1.04倍、ニッケルは0.4倍含まれ
ていた。
【0037】比較例5  <比較触媒5の調製>比較例
1で得たアンモニウム型ZSM−5;20gを、濃度0
.23mol/lの酢酸ニッケル4水和物の水溶液18
0mlに投入し、80℃で16時間攪拌した。スラリ−
を固液分離後、ゼオライトケ−キを再度調製した上記組
成の水溶液に投入して同様な操作を行った。固液分離後
、充分水洗し、110℃で10時間乾燥し、比較触媒5
を得た。この触媒のニッケル含有量を化学分析で調べた
ところ、ゼオライトのAl2O3モル数に対して、ニッ
ケルは2価として1.40倍含まれていた。
【0038】実施例8  <触媒8の調製>硝酸ニッケ
ルを硝酸亜鉛に変えた以外は実施例1と同様の操作で触
媒8を調製した。この触媒のバリウム、コバルト及び亜
鉛の含有量を化学分析で調べたところ、ゼオライトのA
l2O3モル数に対して、バリウムは0.58倍、コバ
ルトは2価として0.49倍、亜鉛は0.4倍含まれて
いた。
【0039】実施例9  <触媒9の調製>硝酸ニッケ
ルを硝酸亜鉛に変えた以外は実施例2と同様の操作で触
媒9を調製した。この触媒のバリウム、コバルト及び亜
鉛の含有量を化学分析で調べたところ、ゼオライトのA
l2O3モル数に対して、バリウムは0.52倍、コバ
ルトは2価として0.32倍、亜鉛は0.4倍含まれて
いた。
【0040】実施例10  <触媒10の調製>硝酸ニ
ッケルを硝酸亜鉛に変えた以外は実施例5と同様の操作
で触媒10を調製した。この触媒のストロンチウム、コ
バルト及び亜鉛含有量を化学分析で調べたところ、ゼオ
ライトのAl2O3モル数に対して、ストロンチウムは
0.23倍、コバルトは2価として1.12倍、亜鉛は
0.4倍含まれていた。
【0041】実施例11  <触媒の活性評価>触媒1
〜11および比較触媒1〜5を各々プレス成形後破砕し
て12〜20メッシュに整粒し、その1gを常圧固定床
反応管に充填した。下記に示す組成のガス(以下、反応
ガスという)を1000ml/min.で流通しながら
、500℃まで昇温し、0.5時間保持し前処理とした
。 その後、300℃から500℃の間、50℃毎に温度を
一定に保ち、各温度における触媒活性を測定した。各温
度で定常に達した後のNO浄化率を表1に示す。NO浄
化率とは、次式により求めた値である。
【0042】
【数1】 なお、何れの触媒でも、一酸化炭素は450℃以上で、
炭化水素は400℃以上でほとんど検出されなかった。
【0043】
【0044】
【表1】 実施例12  <触媒の耐久性評価>各触媒について、
上記に示す反応ガスを流しながら800℃で5時間の耐
久処理を施した後、実施例11と同様にして触媒活性を
測定した。各温度で定常に達した後のNO浄化率を表2
に示す。
【0045】
【表2】
【0046】
【発明の効果】表1、表2より、本発明の触媒は、比較
触媒よりも、酸素過剰排ガスの排ガス浄化能、特に窒素
酸化物の浄化能が高いことは明らかである。従って、本
発明の触媒を排ガスと接触させることにより、酸素過剰
の排ガスであっても、高い浄化率で窒素酸化物、一酸化
炭素及び炭化水素を浄化することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】SiO2/Al2O3モル比が少なくとも
    15であるゼオライトにコバルト及びアルカリ土類金属
    並びにニッケル及び/又は亜鉛を含むことを特徴とする
    、窒素酸化物、一酸化炭素及び炭化水素を含む酸素過剰
    の排ガスから、窒素酸化物、一酸化炭素及び炭化水素を
    除去する排ガス浄化触媒。
JP2411256A 1990-12-18 1990-12-18 排ガス浄化触媒 Pending JPH04219145A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2411256A JPH04219145A (ja) 1990-12-18 1990-12-18 排ガス浄化触媒
US07/805,956 US5208198A (en) 1990-12-18 1991-12-12 Catalyst for purifying exhaust gas
AU89787/91A AU650701B2 (en) 1990-12-18 1991-12-16 Catalyst for purifying exhaust gas
CA002057702A CA2057702C (en) 1990-12-18 1991-12-16 Catalyst for purifying exhaust gas
DE69104969T DE69104969T2 (de) 1990-12-18 1991-12-17 Katalysator zur Reinigung von Abgasen.
EP91121618A EP0491359B1 (en) 1990-12-18 1991-12-17 Catalyst for purifying exhaust gas
US08/218,294 US5382416A (en) 1990-12-18 1994-03-28 Method for purifying exhaust gas

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2411256A JPH04219145A (ja) 1990-12-18 1990-12-18 排ガス浄化触媒

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04219145A true JPH04219145A (ja) 1992-08-10

Family

ID=18520283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2411256A Pending JPH04219145A (ja) 1990-12-18 1990-12-18 排ガス浄化触媒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04219145A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5208198A (en) Catalyst for purifying exhaust gas
CA2032799C (en) Catalyst for and method of purifying oxygen-excess exhaust gas
JP2973524B2 (ja) 排ガス浄化触媒
US5514355A (en) Method for purifying an oxygen-rich exhaust gas
JPH04219147A (ja) 排ガス浄化触媒
JPH04219143A (ja) 排ガス浄化触媒
JP3044622B2 (ja) 排ガス浄化法
JPH04219146A (ja) 排ガス浄化触媒
JPH04219145A (ja) 排ガス浄化触媒
JPH04219149A (ja) 排ガス浄化触媒
JP3362401B2 (ja) 排ガス浄化触媒
JPH04219142A (ja) 排ガス浄化触媒
JP2901295B2 (ja) 排ガス浄化触媒及びその使用方法
JPH04219148A (ja) 排ガス浄化触媒
JPH04260441A (ja) 排気ガス浄化触媒および排気ガス浄化方法
JPH04219144A (ja) 排ガス浄化触媒
JP3114982B2 (ja) 排ガス浄化触媒及びその使用方法
JPH04210244A (ja) 排ガス浄化触媒
JP2939484B2 (ja) 排気ガス浄化方法
JPH04219150A (ja) 排気ガス浄化触媒
JPH04222635A (ja) 排ガスの浄化触媒
JP2969843B2 (ja) 排気ガス浄化触媒の使用方法
JPH06126187A (ja) 窒素酸化物の除去方法
JPH05168940A (ja) 排気ガス浄化用触媒
JPH04363144A (ja) 排ガス浄化触媒および排ガス浄化方法