JPH0339897B2 - - Google Patents
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- JPH0339897B2 JPH0339897B2 JP25527587A JP25527587A JPH0339897B2 JP H0339897 B2 JPH0339897 B2 JP H0339897B2 JP 25527587 A JP25527587 A JP 25527587A JP 25527587 A JP25527587 A JP 25527587A JP H0339897 B2 JPH0339897 B2 JP H0339897B2
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- side wall
- rib
- ribs
- recess
- contact surface
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Rigid or semi-rigid containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material or by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0223—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
- B65D1/0261—Bottom construction
- B65D1/0276—Bottom construction having a continuous contact surface, e.g. Champagne-type bottom
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はプラスチツクの底部構造に関し、特に
加圧空気又は加圧液体を収容するに適した耐圧プ
ラスチツク容器に関する。
加圧空気又は加圧液体を収容するに適した耐圧プ
ラスチツク容器に関する。
(従来の技術)
従来、炭酸飲料等の内圧が加わるプラスチツク
容器としては、例えば特公昭57−57380号広報又
は特開昭56−75834号公報に開示されたものがあ
る。斯かる従来例において、特公昭57−57330号
公報のものは、第7図に示すように、容器の底部
100が中央凹入部101と、この凹入部101
から側壁の端部103へ移行し凹入部101を囲
むかかと部分104と、凹入部101の外面上に
間隔を置いて対称的に分布され、且つ各々が凹入
部101の内部からかかと部分104に向つて延
びる複数のリブ105を有している。そして、か
かと部分104の最低点が共通の平面図に位置し
て連続した支持環を形成している。
容器としては、例えば特公昭57−57380号広報又
は特開昭56−75834号公報に開示されたものがあ
る。斯かる従来例において、特公昭57−57330号
公報のものは、第7図に示すように、容器の底部
100が中央凹入部101と、この凹入部101
から側壁の端部103へ移行し凹入部101を囲
むかかと部分104と、凹入部101の外面上に
間隔を置いて対称的に分布され、且つ各々が凹入
部101の内部からかかと部分104に向つて延
びる複数のリブ105を有している。そして、か
かと部分104の最低点が共通の平面図に位置し
て連続した支持環を形成している。
また、特開昭56−75834号公報に示すものは、
第8図及び第9図に示すように、底部116の外
部が一部球面の部分117を有しており、また内
方に半球形に膨出した部分118を有している。
この半球形部分118は接面部120にて外方部
分117に接している。また底部116の内面に
複数の半径方向に延びるリブ122を円周方向に
間隔を置いて内方に突出し配置し、底部116を
補強している。
第8図及び第9図に示すように、底部116の外
部が一部球面の部分117を有しており、また内
方に半球形に膨出した部分118を有している。
この半球形部分118は接面部120にて外方部
分117に接している。また底部116の内面に
複数の半径方向に延びるリブ122を円周方向に
間隔を置いて内方に突出し配置し、底部116を
補強している。
ところで、上記各プラスチツク容器は、例えば
殺菌のための加熱時や輸送及び貯蔵の間に遭遇す
る高温によつて生ずる内圧下において、挫屈又は
変形され易く、そのため底部に凹入部(球面部
分)を形成し、これらにリブを設けて補強してい
る。
殺菌のための加熱時や輸送及び貯蔵の間に遭遇す
る高温によつて生ずる内圧下において、挫屈又は
変形され易く、そのため底部に凹入部(球面部
分)を形成し、これらにリブを設けて補強してい
る。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、斯かる従来例において、特公昭
57−57330号公報(第一従来例)に示すものは、
リブ105が凹入部101の最内部から側壁の端
部103に向つてその厚さが漸次減少するように
形成されているため、かかと部分104の肉厚が
相対的に薄くなり、その結果底部100の曲げ応
力が小さくなり、加熱によつて生ずる内圧下にお
いて凹入部101が反転して外部に膨出して容器
の自立性が損われることとなる。仮に、反転が起
こらなかつたとしても、凹入部101とそれを囲
むかかと部分104との間において外方にせり出
されるか或いは湾曲され、これにより凹入部10
1が浅くなり、かかと部分104の半径方向の寸
法が変化することとなつて、容器の内容積が増加
して内容物のレベルが降下して外観品質を低下さ
せてしまう問題がある。
57−57330号公報(第一従来例)に示すものは、
リブ105が凹入部101の最内部から側壁の端
部103に向つてその厚さが漸次減少するように
形成されているため、かかと部分104の肉厚が
相対的に薄くなり、その結果底部100の曲げ応
力が小さくなり、加熱によつて生ずる内圧下にお
いて凹入部101が反転して外部に膨出して容器
の自立性が損われることとなる。仮に、反転が起
こらなかつたとしても、凹入部101とそれを囲
むかかと部分104との間において外方にせり出
されるか或いは湾曲され、これにより凹入部10
1が浅くなり、かかと部分104の半径方向の寸
法が変化することとなつて、容器の内容積が増加
して内容物のレベルが降下して外観品質を低下さ
せてしまう問題がある。
これを解決する手段として、底部100を一段
と補強するために、リブ105をかかと部分10
4を越えて側壁の端部103まで延長したとする
と、各リブ105は凹入部101から外方に突出
して形成されていることから、かかと部分104
に各リブ105が突出し、水平面に対してかかと
部分104ではなく各リブ105が当接すること
になり、本来有していた直立時における安定性が
阻害されるという問題点があつた。加えて、各リ
ブ105は、その側断面形状が半円孤形であるの
で、曲げ応力が小さく、よつて底部100の面剛
性が低いため、変形し易く、上述の問題点を回避
できない。
と補強するために、リブ105をかかと部分10
4を越えて側壁の端部103まで延長したとする
と、各リブ105は凹入部101から外方に突出
して形成されていることから、かかと部分104
に各リブ105が突出し、水平面に対してかかと
部分104ではなく各リブ105が当接すること
になり、本来有していた直立時における安定性が
阻害されるという問題点があつた。加えて、各リ
ブ105は、その側断面形状が半円孤形であるの
で、曲げ応力が小さく、よつて底部100の面剛
性が低いため、変形し易く、上述の問題点を回避
できない。
また、上記従来例において、特開昭56−75834
号公報(第二従来例)に示すものは、リブ122
が最上部121の近傍から半球形部分118を通
り、更に接面部120を越えて外方部分117の
下部まで延びでいるものの、リブ122が半球形
部分118に対して肉盛りを施した構成であつ
て、その断面形状が第9図に示すように略半円形
を成している。そのため各リブ122の曲げ応力
は小さく、半球形部分(底部)118の面剛性が
低下することとなり、加熱によつて生ずる内圧下
いおいて半球形部分118が反転することとなつ
て、容器を直立した状態で維持することができ
ず、また容器の内容積が増加して、内容液のレベ
ルが降下して外観品質を低下させてしまうという
問題点があつた。
号公報(第二従来例)に示すものは、リブ122
が最上部121の近傍から半球形部分118を通
り、更に接面部120を越えて外方部分117の
下部まで延びでいるものの、リブ122が半球形
部分118に対して肉盛りを施した構成であつ
て、その断面形状が第9図に示すように略半円形
を成している。そのため各リブ122の曲げ応力
は小さく、半球形部分(底部)118の面剛性が
低下することとなり、加熱によつて生ずる内圧下
いおいて半球形部分118が反転することとなつ
て、容器を直立した状態で維持することができ
ず、また容器の内容積が増加して、内容液のレベ
ルが降下して外観品質を低下させてしまうという
問題点があつた。
そこで、本発明は従来例の上記した問題点を解
決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、各リブの曲げ応力を大として底部の面剛
性を高くして、加熱雰囲気下においても、長時間
直立した状態の安定制を維持した耐圧プラスチツ
ク容器を提供することにある。
決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、各リブの曲げ応力を大として底部の面剛
性を高くして、加熱雰囲気下においても、長時間
直立した状態の安定制を維持した耐圧プラスチツ
ク容器を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
上記の目的を達成するために、本発明にあつて
は、側壁と、この側壁の端部に位置する底部とを
有する耐圧プラスチツク容器において、前記底部
に、内部に膨出する凹陥部と、該凹陥部を囲み前
記側壁端部に移行して突出する接面部と、前記凹
陥部から前記接面部を通り前記側壁端部まで放射
状に延びると共に、凹陥部から内部に向けて略垂
直に突出する一対の突出壁と当該突出壁の内端を
接続した接続壁とを有する側断面略逆U字形の複
数のリブとを形成したことにより構成されてい
る。
は、側壁と、この側壁の端部に位置する底部とを
有する耐圧プラスチツク容器において、前記底部
に、内部に膨出する凹陥部と、該凹陥部を囲み前
記側壁端部に移行して突出する接面部と、前記凹
陥部から前記接面部を通り前記側壁端部まで放射
状に延びると共に、凹陥部から内部に向けて略垂
直に突出する一対の突出壁と当該突出壁の内端を
接続した接続壁とを有する側断面略逆U字形の複
数のリブとを形成したことにより構成されてい
る。
(作用)
上記の構成を有する本発明においては、各リブ
が内部に突出する側断面略逆U字形に形成したこ
とによつて、内圧に対する各リブの凹陥部に対す
る略垂直方向の曲げ応力を突出壁により大とし
て、またリブが凹陥部がら接面部を通り側壁端部
まで放射状に延びたことによつて、上記リブの形
状と相俟つて底部の面剛性を大幅に高めた。さら
に、各リブが接面部を通つて側壁端部まで延びて
いても、内部に突出して側断面略逆U字形に形成
したことによつて、各リブが接面部より突出する
ことがないので、直立した状態を安定して維持す
る。
が内部に突出する側断面略逆U字形に形成したこ
とによつて、内圧に対する各リブの凹陥部に対す
る略垂直方向の曲げ応力を突出壁により大とし
て、またリブが凹陥部がら接面部を通り側壁端部
まで放射状に延びたことによつて、上記リブの形
状と相俟つて底部の面剛性を大幅に高めた。さら
に、各リブが接面部を通つて側壁端部まで延びて
いても、内部に突出して側断面略逆U字形に形成
したことによつて、各リブが接面部より突出する
ことがないので、直立した状態を安定して維持す
る。
(実施例)
以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。第1図は本発明の第一実施例を示す正面図で
あり、同図において、1は容器本体で、該容器本
体1は有底且つ上端開口で管状をなすポリエステ
ル樹脂等のプラスチツクから成る中間素材を射出
成形等で形成させておき、この中間素材を延伸に
適するる温度に加熱し、これをブロー成形用の金
形内にセツトして二軸延伸ブロー整形される。ま
た、本実施例において、容器本体1はブロー成形
後、上方体2を切断してテニスボール等を収納
し、さらに金属製蓋体(図示せず)を巻締め、内
圧を1Kg/cm2に保持して密封する。
る。第1図は本発明の第一実施例を示す正面図で
あり、同図において、1は容器本体で、該容器本
体1は有底且つ上端開口で管状をなすポリエステ
ル樹脂等のプラスチツクから成る中間素材を射出
成形等で形成させておき、この中間素材を延伸に
適するる温度に加熱し、これをブロー成形用の金
形内にセツトして二軸延伸ブロー整形される。ま
た、本実施例において、容器本体1はブロー成形
後、上方体2を切断してテニスボール等を収納
し、さらに金属製蓋体(図示せず)を巻締め、内
圧を1Kg/cm2に保持して密封する。
3は容器本体1の側壁、3aは側壁3の端部、
4は側壁3の端部3aに位置する底部で、該底部
4には第2図及び第3図に示すように、容器本体
1、内部に円弧状に膨出して形成した凹陥部5
と、この凹陥部5を囲み側壁端部3aに移行して
略円環状に突出して水平面と当接する接面部6
と、凹陥部5から接面部6を通り側壁端部3aま
で放射状に延びる6本のリブ7とが形成されてい
る。
4は側壁3の端部3aに位置する底部で、該底部
4には第2図及び第3図に示すように、容器本体
1、内部に円弧状に膨出して形成した凹陥部5
と、この凹陥部5を囲み側壁端部3aに移行して
略円環状に突出して水平面と当接する接面部6
と、凹陥部5から接面部6を通り側壁端部3aま
で放射状に延びる6本のリブ7とが形成されてい
る。
即ち、リブ7は凹陥部5の中央に位置する中央
面5aから接面部6を通つて側壁端部3aまで放
射状に延びていることによつて、底部4の曲げ応
力を高めている。また、リブ7は第4図に示すよ
うに凹陥部5から内部に向けて略垂直に突出した
一対の突出壁20と、突出壁20の内端を接続し
た接続部21とを有する側断面略逆U字形を成
し、容器本体1の内部に突出するように形成され
ている。従つてリブ7が接面部6を通つて側壁端
部3aまで延びていても、接面部6から突出する
ことなく、容器本体1を直立した状態を安定して
維持することができる。さらに、リブ7はその全
体が凹陥部5と略同一の肉厚で形成され、凹陥部
5内において若干の角部7aが形成されている。
このように、リブ7に角部7aを形成することに
よつて、凹陥部5の形状に沿つて円弧状に形成し
たリブより、一段と底部4の曲げ応力を高めるこ
とができる。そして、中央面5aの外部にはリブ
7が形成される部分において、角部5aが形成さ
れており、これによつても曲げ応力を増大するこ
とができる。
面5aから接面部6を通つて側壁端部3aまで放
射状に延びていることによつて、底部4の曲げ応
力を高めている。また、リブ7は第4図に示すよ
うに凹陥部5から内部に向けて略垂直に突出した
一対の突出壁20と、突出壁20の内端を接続し
た接続部21とを有する側断面略逆U字形を成
し、容器本体1の内部に突出するように形成され
ている。従つてリブ7が接面部6を通つて側壁端
部3aまで延びていても、接面部6から突出する
ことなく、容器本体1を直立した状態を安定して
維持することができる。さらに、リブ7はその全
体が凹陥部5と略同一の肉厚で形成され、凹陥部
5内において若干の角部7aが形成されている。
このように、リブ7に角部7aを形成することに
よつて、凹陥部5の形状に沿つて円弧状に形成し
たリブより、一段と底部4の曲げ応力を高めるこ
とができる。そして、中央面5aの外部にはリブ
7が形成される部分において、角部5aが形成さ
れており、これによつても曲げ応力を増大するこ
とができる。
しかして、本実施例では、各リブ7が容器本体
1の内部に突出する側断面略逆U字形であつて、
内圧に対する各リブ7の凹陥部5に対して略垂直
方向の曲げ応力を一対の突出壁20により大とし
ているとともに、当該リブ7が中央面5aから接
面部6を通つて側壁端部3aまで延びていること
で、底部4の曲げ応力を高めて面剛性を大として
いる。よつて、輸送、貯蔵時において、容器本体
1が加熱されて内圧が上昇して凹陥部5に対して
略垂直に加わつたとしても、その圧力は各リブ7
の突出壁20によつて吸収、緩和されるから、底
部4が反転して外部に膨出することはなく、直立
時の安定性を維持できる。
1の内部に突出する側断面略逆U字形であつて、
内圧に対する各リブ7の凹陥部5に対して略垂直
方向の曲げ応力を一対の突出壁20により大とし
ているとともに、当該リブ7が中央面5aから接
面部6を通つて側壁端部3aまで延びていること
で、底部4の曲げ応力を高めて面剛性を大として
いる。よつて、輸送、貯蔵時において、容器本体
1が加熱されて内圧が上昇して凹陥部5に対して
略垂直に加わつたとしても、その圧力は各リブ7
の突出壁20によつて吸収、緩和されるから、底
部4が反転して外部に膨出することはなく、直立
時の安定性を維持できる。
次に、本実施例の容器本体1を上記第一従来例
のようにリブを外方に突出形成したもの、上記第
二従来例のようにリブを内部に突出形成したもの
或いはリブを設けずに単に底部を内方に膨出させ
たもの(第三従来例)と比較してみるに、温度38
℃、相対湿度80%、内圧1Kg/cm2の雰囲気下で48
時間保存後、温度を70℃に上昇させた場合の底部
が何時間で反転(バツクリング)するかを実験し
たところ、本実施例では3時間、第一従来例では
1.5時間、第二従来例では2時間有することが判
明した。従つて、本実施例では、各々の従来例よ
り大幅に面剛性の高い底部を備えていることがわ
かる。
のようにリブを外方に突出形成したもの、上記第
二従来例のようにリブを内部に突出形成したもの
或いはリブを設けずに単に底部を内方に膨出させ
たもの(第三従来例)と比較してみるに、温度38
℃、相対湿度80%、内圧1Kg/cm2の雰囲気下で48
時間保存後、温度を70℃に上昇させた場合の底部
が何時間で反転(バツクリング)するかを実験し
たところ、本実施例では3時間、第一従来例では
1.5時間、第二従来例では2時間有することが判
明した。従つて、本実施例では、各々の従来例よ
り大幅に面剛性の高い底部を備えていることがわ
かる。
第5図及び第6図は本発明の第二実施例を示
し、上記第一実施例と同一の部分には同一の符号
を付して説明すると、この実施例では各リブ7′
が中央面5aから接面部6、側壁端部3aを通つ
て、さらに湾曲部3bまで延びて形成されてい
る。このようにリブ7′を形成することによつて、
上記第一実施例と比較して数段底部4の面剛性が
大となる。その他の構成及び作用は上記第一実施
例と同一であるのでその説明を省略する。
し、上記第一実施例と同一の部分には同一の符号
を付して説明すると、この実施例では各リブ7′
が中央面5aから接面部6、側壁端部3aを通つ
て、さらに湾曲部3bまで延びて形成されてい
る。このようにリブ7′を形成することによつて、
上記第一実施例と比較して数段底部4の面剛性が
大となる。その他の構成及び作用は上記第一実施
例と同一であるのでその説明を省略する。
尚、上記各実施例では、テニスボールを収納す
るための容器について説明したが、本発明は例え
ば炭酸飲料等の内圧が加わる容器の底部に適用す
ると好適である。即ち、容器本体に果汁炭酸飲料
等の内容物を注入充填するものにあつては、密封
した上、容器本体に上方より熱湯をシヤワー状に
して浴びせかけて内容物を殺菌するため、容器本
体の内圧が高まるが、上記各実施例では、上記の
ように構成することによつてこのような場合でも
底部が反転することなく十分上記内圧に耐え得
る。従つて、内容物のレベルが変化することもな
い。
るための容器について説明したが、本発明は例え
ば炭酸飲料等の内圧が加わる容器の底部に適用す
ると好適である。即ち、容器本体に果汁炭酸飲料
等の内容物を注入充填するものにあつては、密封
した上、容器本体に上方より熱湯をシヤワー状に
して浴びせかけて内容物を殺菌するため、容器本
体の内圧が高まるが、上記各実施例では、上記の
ように構成することによつてこのような場合でも
底部が反転することなく十分上記内圧に耐え得
る。従つて、内容物のレベルが変化することもな
い。
また上記各実施例では、リブを放射状に6本底
部に形成したが、本数は複数であればよく、それ
以上の本数を形成すれば、さらに底部の面剛性が
向上することになる。
部に形成したが、本数は複数であればよく、それ
以上の本数を形成すれば、さらに底部の面剛性が
向上することになる。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明によれば、底部に
凹陥部から接面部を通り側断端部まで放射状に延
び、且つ内部に突出する側端面略逆U字形の複数
のリブを形成したことによつて、各リブの凹陥部
に対して略垂直な方向の曲げ応力が大となつて、
底部の面剛性を高くすることができる。その結
果、加熱雰囲気下においても従来例より短時間で
底部が反転することなく、長時間直立した状態を
安定して維持することが可能となり、外観品質を
低下させることもない。
凹陥部から接面部を通り側断端部まで放射状に延
び、且つ内部に突出する側端面略逆U字形の複数
のリブを形成したことによつて、各リブの凹陥部
に対して略垂直な方向の曲げ応力が大となつて、
底部の面剛性を高くすることができる。その結
果、加熱雰囲気下においても従来例より短時間で
底部が反転することなく、長時間直立した状態を
安定して維持することが可能となり、外観品質を
低下させることもない。
また、リブは内部に突出形成したので、接面部
においてリブが突出せずに、上記直立した際の安
定性を阻害することがないという効果を奏する。
においてリブが突出せずに、上記直立した際の安
定性を阻害することがないという効果を奏する。
第1図は本発明の第一実施例の耐圧プラスチツ
ク容器を示す正面図、第2図は同実施例における
底部の縦断面図、第3図は第2図におけるA−A
線断面図、第4図は第2図におけるB−B線断面
図、第5図は本発明の第二実施例における底部の
縦断面図、第6図は第5図のC−C線断面図、第
7図は第一従来例の底部を示す縦断面図、第8図
は第二従来例の底部を示す縦断面図、第9図は第
8図におけるD−D線断面図である。 符号の説明、1……容器本体、3……側壁、3
a……側壁端部、4……底部、5……凹陥部、6
……接面部、7……リブ。
ク容器を示す正面図、第2図は同実施例における
底部の縦断面図、第3図は第2図におけるA−A
線断面図、第4図は第2図におけるB−B線断面
図、第5図は本発明の第二実施例における底部の
縦断面図、第6図は第5図のC−C線断面図、第
7図は第一従来例の底部を示す縦断面図、第8図
は第二従来例の底部を示す縦断面図、第9図は第
8図におけるD−D線断面図である。 符号の説明、1……容器本体、3……側壁、3
a……側壁端部、4……底部、5……凹陥部、6
……接面部、7……リブ。
Claims (1)
- 1 側壁と、この側壁の端部に位置する底部とを
有する耐圧プラスチツク容器において、前記底部
に、内部に膨出する凹陥部と、該凹陥部を囲み前
記側壁端部に移行して突出する接面部と、前記凹
陥部から前記接面部を通り前記側壁端部まで放射
状に延びると共に、凹陥部から内部に向けて略垂
直に突出する一対の突出壁と当該突出壁の内端を
接続した接続壁とを有する側断面略逆U字形の複
数のリブとを形成したことを特徴とする耐圧プラ
スチツク容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62255275A JPH0199949A (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | 耐圧プラスチック容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62255275A JPH0199949A (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | 耐圧プラスチック容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0199949A JPH0199949A (ja) | 1989-04-18 |
JPH0339897B2 true JPH0339897B2 (ja) | 1991-06-17 |
Family
ID=17276487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62255275A Granted JPH0199949A (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | 耐圧プラスチック容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0199949A (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5024340A (en) * | 1990-07-23 | 1991-06-18 | Sewell Plastics, Inc. | Wide stance footed bottle |
US5064080A (en) * | 1990-11-15 | 1991-11-12 | Plastipak Packaging, Inc. | Plastic blow molded freestanding container |
US5287978A (en) * | 1990-11-15 | 1994-02-22 | Plastipak Packaging, Inc. | Plastic blow molded freestanding container |
US5139162A (en) * | 1990-11-15 | 1992-08-18 | Plastipak Packaging, Inc. | Plastic blow molded freestanding container |
US5615790A (en) * | 1990-11-15 | 1997-04-01 | Plastipak Packaging, Inc. | Plastic blow molded freestanding container |
US5071015A (en) * | 1990-12-11 | 1991-12-10 | Hoover Universal, Inc. | Blow molded PET container with ribbed base structure |
JPH0491816U (ja) * | 1990-12-25 | 1992-08-11 | ||
US5236097A (en) * | 1991-11-04 | 1993-08-17 | Hoover Universal Inc. | Plastic container with improved base structure |
US5664695A (en) * | 1995-01-06 | 1997-09-09 | Plastipak Packaging, Inc. | Plastic blow molded freestanding container |
FR2919579B1 (fr) * | 2007-07-30 | 2011-06-17 | Sidel Participations | Recipient comprenant un fond muni d'une membrane deformable. |
FR2966130A1 (fr) * | 2010-10-15 | 2012-04-20 | Sidel Participations | Recipient a fond raidi, adapte au remplissage en environnement aseptique |
JP6397652B2 (ja) * | 2014-04-30 | 2018-09-26 | 株式会社吉野工業所 | ボトル |
DE102016002154A1 (de) * | 2016-02-19 | 2017-08-24 | Pumperlgsund GmbH | Kunststoffflasche und Verwendung derselben |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5675834A (en) * | 1979-11-27 | 1981-06-23 | Continental Group | Plastic vessel with internal rib reinforced bottom and its manufacture |
JPS5910014U (ja) * | 1982-07-12 | 1984-01-21 | 横河電機株式会社 | 容量式変換器 |
-
1987
- 1987-10-09 JP JP62255275A patent/JPH0199949A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5675834A (en) * | 1979-11-27 | 1981-06-23 | Continental Group | Plastic vessel with internal rib reinforced bottom and its manufacture |
JPS5910014U (ja) * | 1982-07-12 | 1984-01-21 | 横河電機株式会社 | 容量式変換器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0199949A (ja) | 1989-04-18 |
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