JPH03257118A - 焼鈍炉 - Google Patents
焼鈍炉Info
- Publication number
- JPH03257118A JPH03257118A JP5472090A JP5472090A JPH03257118A JP H03257118 A JPH03257118 A JP H03257118A JP 5472090 A JP5472090 A JP 5472090A JP 5472090 A JP5472090 A JP 5472090A JP H03257118 A JPH03257118 A JP H03257118A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- annealing
- work
- workpiece
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〕
この発明は被処理物を加熱しその後冷却することによっ
て、該被処理物に焼鈍処理を施す為に用いられる焼鈍炉
に間する。
て、該被処理物に焼鈍処理を施す為に用いられる焼鈍炉
に間する。
上記焼鈍処理には例えは恒温焼鈍、球状化焼鈍なと種々
のものかあり、従来は各々の焼鈍処理に夫々専用の炉が
用いられている。
のものかあり、従来は各々の焼鈍処理に夫々専用の炉が
用いられている。
しかし上記のように各々の焼鈍処理に夫々専用の炉を用
いることは、例えは多品種少量生産の場合に設備費や設
備面積の点で極めて大きい不経済性を伴なう問題点があ
る。
いることは、例えは多品種少量生産の場合に設備費や設
備面積の点で極めて大きい不経済性を伴なう問題点があ
る。
本発明は以上のような点に鑑みてなされた屯のて、その
目的とするところは、一つの設備でもって多種の焼鈍処
理を行ない得るようにした焼鈍炉を提供することである
。
目的とするところは、一つの設備でもって多種の焼鈍処
理を行ない得るようにした焼鈍炉を提供することである
。
(rJ題を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に、本願発明は前記請求の範囲記
載の通りの手段を講したものであって、その作用は次の
通りである。
載の通りの手段を講したものであって、その作用は次の
通りである。
被処理物を球状化焼鈍する場合、被処理物は加熱室で加
熱され、次に中間室を通過し、二次炉第一のゾーンでフ
ェライト中パーライト変態開始温度の直上まで急冷され
、その後第−のゾーン及び第二のゾーンてフェライト中
パーライト変態終了温度まで徐冷される。このようにし
て被処理物は球状化焼鈍される。
熱され、次に中間室を通過し、二次炉第一のゾーンでフ
ェライト中パーライト変態開始温度の直上まで急冷され
、その後第−のゾーン及び第二のゾーンてフェライト中
パーライト変態終了温度まで徐冷される。このようにし
て被処理物は球状化焼鈍される。
以下本願の実施例を示す図面について説明する。
第1図において、Aは焼鈍炉を示す。この焼鈍炉Aにお
いて、1は一次炉、2は二次炉、3は両者前に設けられ
た中間室、4は一次炉lの前段側に設けられた前室、5
は二次炉2の後段側に設けられた後室を夫々示す、6は
上記各炉1.2及び室3.4.5を通して設けた被処理
物移送用の移送手段を示し、−例として多数のローラを
示す。上記多数のローラ6は各13.4.5、及び各炉
1゜2の各々における後述の第1室11.1.5及び第
2室12、16rlに駆動系統が区分されており、各系
統毎に個別作動させ得るようになっている。向上記移送
手段は、上記符号3.4.5.11.12.15.16
で示されている評分において夫々個別作動できるように
しであるチェーンコンヘアあるいはブツシャを用いたも
のてあってもよい。7は上記各炒成いは室相互間並びに
前室4の入口側と後室5の出口側に夫々設けられた廓を
示し、被処理物の通過時のみ間閉装a8によって開放さ
れ、その他は閉しられるようになっている。
いて、1は一次炉、2は二次炉、3は両者前に設けられ
た中間室、4は一次炉lの前段側に設けられた前室、5
は二次炉2の後段側に設けられた後室を夫々示す、6は
上記各炉1.2及び室3.4.5を通して設けた被処理
物移送用の移送手段を示し、−例として多数のローラを
示す。上記多数のローラ6は各13.4.5、及び各炉
1゜2の各々における後述の第1室11.1.5及び第
2室12、16rlに駆動系統が区分されており、各系
統毎に個別作動させ得るようになっている。向上記移送
手段は、上記符号3.4.5.11.12.15.16
で示されている評分において夫々個別作動できるように
しであるチェーンコンヘアあるいはブツシャを用いたも
のてあってもよい。7は上記各炒成いは室相互間並びに
前室4の入口側と後室5の出口側に夫々設けられた廓を
示し、被処理物の通過時のみ間閉装a8によって開放さ
れ、その他は閉しられるようになっている。
次に上記一次炉lについて説明する。一次炉1の内部は
二つの室に区分けされており、11は一改炉第1室、1
2は一次炉第2室を夫々示す。両室II。
二つの室に区分けされており、11は一改炉第1室、1
2は一次炉第2室を夫々示す。両室II。
12の間には両!11.12を温度的に区分する為の開
閉自在の騨が設けである。この盾は被処理物の通過時の
み開放される。13は各室に備えられた雰囲気循還用の
ファン、14は同しく雰囲気を介し・て被処理物を加熱
する為の加熱手段で、例えばラジアントチューブが用い
られ、それらは加熱能力をコントロール可能である。ま
た上記各室11.12には、被処理物の昇温速度をコン
トコールする為に雰囲気の温度を低下させるようにした
冷却手段(例えばラジアントチューブ内に空気を流通さ
せて上記雰囲気の温度を低下させるようにし・たもの)
も夫々備わっている。
閉自在の騨が設けである。この盾は被処理物の通過時の
み開放される。13は各室に備えられた雰囲気循還用の
ファン、14は同しく雰囲気を介し・て被処理物を加熱
する為の加熱手段で、例えばラジアントチューブが用い
られ、それらは加熱能力をコントロール可能である。ま
た上記各室11.12には、被処理物の昇温速度をコン
トコールする為に雰囲気の温度を低下させるようにした
冷却手段(例えばラジアントチューブ内に空気を流通さ
せて上記雰囲気の温度を低下させるようにし・たもの)
も夫々備わっている。
次に二次炉2も上記一次炉1と同様に二次炉第一のゾー
ン15と二次炉第二のゾーン16とにヌ分けされており
、各々にはファン17.7Jff熱手段18及び冷却手
段19例えばクーリングチューブが備わっている。上記
第一のゾーン15の冷却手段19は、被処理物を球状化
焼鈍の為にフェライト中パーライト変態開始温度の直上
の温度まで炉冷即ち炉内において冷却可能な冷却能力を
有しており、第二のゾーン16の冷却手段19は、被処
理物を球状化焼鈍の為にフェライト+パーライト変11
1m始温度の直下まで炉冷即ち炉内において冷却可能な
能力を有している。かつ、それらの冷却能力の大きさは
コントロール可能となっている。大きい能力の冷却手段
を備えておいて、その動作量を絞ることによって見かけ
の能力が小さくなるようにし・でもよい。又両ゾーン+
5.16間には上記一次炉のものと同様の唾が設けであ
る。
ン15と二次炉第二のゾーン16とにヌ分けされており
、各々にはファン17.7Jff熱手段18及び冷却手
段19例えばクーリングチューブが備わっている。上記
第一のゾーン15の冷却手段19は、被処理物を球状化
焼鈍の為にフェライト中パーライト変態開始温度の直上
の温度まで炉冷即ち炉内において冷却可能な冷却能力を
有しており、第二のゾーン16の冷却手段19は、被処
理物を球状化焼鈍の為にフェライト+パーライト変11
1m始温度の直下まで炉冷即ち炉内において冷却可能な
能力を有している。かつ、それらの冷却能力の大きさは
コントロール可能となっている。大きい能力の冷却手段
を備えておいて、その動作量を絞ることによって見かけ
の能力が小さくなるようにし・でもよい。又両ゾーン+
5.16間には上記一次炉のものと同様の唾が設けであ
る。
次に中間室3において、21は雰囲気循還用のファンを
示す。室外には被処理物の冷却手段とし・て例示するガ
スクーラと被処理物の加熱手段として例示するヒータと
が設けであり、上記ファン21は室内の雰囲気ガスを上
記ガスクーラ及Uヒータを通して循還させるようにし・
である。上記クーラ及U・ヒータは夫々任意に動作を制
御できるようになっている。その結果、中−室3内の雰
囲気カスの温度を任意の温度に設定できるようになって
いる。
示す。室外には被処理物の冷却手段とし・て例示するガ
スクーラと被処理物の加熱手段として例示するヒータと
が設けであり、上記ファン21は室内の雰囲気ガスを上
記ガスクーラ及Uヒータを通して循還させるようにし・
である。上記クーラ及U・ヒータは夫々任意に動作を制
御できるようになっている。その結果、中−室3内の雰
囲気カスの温度を任意の温度に設定できるようになって
いる。
向上記冷却手段(ガスクーラ)の冷却能力は、被処理物
を恒温焼鈍の為にフェライト中パーライト変態開始温度
の直上の温度まで急冷し得るよう、上記二次炉第一のゾ
ーン15及び二次炉第二のゾーン16の冷却手段に比較
して、著し・く大きい能力のものが用いである。
を恒温焼鈍の為にフェライト中パーライト変態開始温度
の直上の温度まで急冷し得るよう、上記二次炉第一のゾ
ーン15及び二次炉第二のゾーン16の冷却手段に比較
して、著し・く大きい能力のものが用いである。
次に23.24は夫々前室40人口側及び後室5の出口
側に設けられた移動テーブルで、被処理物を搬送する為
のものであり、前記焼鈍炉Aの場合と同様の搬送用のロ
ーラ6が備わっている。
側に設けられた移動テーブルで、被処理物を搬送する為
のものであり、前記焼鈍炉Aの場合と同様の搬送用のロ
ーラ6が備わっている。
次に上記構成の焼鈍炉Aによる被処理物の短時間球状化
焼鈍を第1図(A)に基づいて説明する。
焼鈍を第1図(A)に基づいて説明する。
被処理物は炉内において雰囲気に触れ易くなるよう周知
のバスケット内に少ない段数例えば2段程度に積まれ、
移動テーブル23に乗せて前室4の人口側に運ばれる。
のバスケット内に少ない段数例えば2段程度に積まれ、
移動テーブル23に乗せて前室4の人口側に運ばれる。
第1図において符号25はバスケット内に上記の状態で
入れられた状態の被処理物を示す。上記被処理物として
は各種の鍛造品例えば自動車部品がある。尚鍛造品の種
類及びその材質の一例を示せ:Jバルブシャフト(S4
5C) 、ピニオンシャフト(S45C) 、ビニオン
プラネット(SCr420)、サイトギア(SCr42
0)、バルブボディ(S38C)等がある。上記被処理
物25は前室4に入れられて待機した後、一次炉第1室
11に入りモニで加熱され、更に第2室12に移って加
熱が継続される。この一次炉1での加熱は例えば各室1
1.12の各々で1時間、合計2時間行われて、被処理
物はフェライト+パーライト変態開始温度よりも高い最
高加熱温度T1、例えば変態開始温度よりも20〜30
度高く、被処理物の球状化を良好に行わすに充分な温度
(例えは 750℃)まで加熱される。尚上記一次炉1
の雰囲気温度は例えは上記I!L高加熱温度と同程度に
設定される。
入れられた状態の被処理物を示す。上記被処理物として
は各種の鍛造品例えば自動車部品がある。尚鍛造品の種
類及びその材質の一例を示せ:Jバルブシャフト(S4
5C) 、ピニオンシャフト(S45C) 、ビニオン
プラネット(SCr420)、サイトギア(SCr42
0)、バルブボディ(S38C)等がある。上記被処理
物25は前室4に入れられて待機した後、一次炉第1室
11に入りモニで加熱され、更に第2室12に移って加
熱が継続される。この一次炉1での加熱は例えば各室1
1.12の各々で1時間、合計2時間行われて、被処理
物はフェライト+パーライト変態開始温度よりも高い最
高加熱温度T1、例えば変態開始温度よりも20〜30
度高く、被処理物の球状化を良好に行わすに充分な温度
(例えは 750℃)まで加熱される。尚上記一次炉1
の雰囲気温度は例えは上記I!L高加熱温度と同程度に
設定される。
上記加熱が済むと被処理物25は一次炉1から中間室3
の移送手段により中間室3を急速通過し・て二次炉第一
のゾーン15に送られる。この場合、中間室3における
冷却手段の冷却能力は0にしておかれる。その手段は、
カスクーラの作動を停止させておく手段、あるいは、フ
ァン21の作動を停止させておく手段等がある。第一の
ゾーン15の雰囲気温度は上記一次炉lの雰囲気温度よ
りも充分に低く例えは 700℃に、加熱手段18及び
冷却手段19の各々の制御によって設定されておって、
上記被処理物25はフェライト+パーライト変態開始温
度の直上の温度T2、例えば720℃になるまで急冷さ
れる。尚その急冷に要する時間は例えば10分程度であ
る。その後事−のゾーン15の雰囲気温度は、破線で示
す如く被処理物と同程度の温度にまで速やかに上昇され
、然る後、徐々に低下される。その低下により、被処理
物25は相変イヒを起こすに充分な緩い温度勾配例えは
20℃/時間の温度勾配で徐冷される。この徐冷が例え
は50分程度続されて被処理物25の温度が例えば70
0℃程度となると(この時の雰囲気温度は略 700℃
である)、被処理物25は次に第二のゾーン16に移さ
れる。第二のゾーン16においては、それまで約680
℃となっていた雰囲気温度く前回の被処理物25の徐冷
が完了した状態である為、雰囲気温度は約 680℃と
なっている)が破線で示す如く速やD)に上昇された後
徐々に低下され、被処理物25は第一のゾーン15と同
様の温度勾配てフェライト+パーライト変態終了温度T
3、例えば約680℃になるまで約1時閉徐冷される。
の移送手段により中間室3を急速通過し・て二次炉第一
のゾーン15に送られる。この場合、中間室3における
冷却手段の冷却能力は0にしておかれる。その手段は、
カスクーラの作動を停止させておく手段、あるいは、フ
ァン21の作動を停止させておく手段等がある。第一の
ゾーン15の雰囲気温度は上記一次炉lの雰囲気温度よ
りも充分に低く例えは 700℃に、加熱手段18及び
冷却手段19の各々の制御によって設定されておって、
上記被処理物25はフェライト+パーライト変態開始温
度の直上の温度T2、例えば720℃になるまで急冷さ
れる。尚その急冷に要する時間は例えば10分程度であ
る。その後事−のゾーン15の雰囲気温度は、破線で示
す如く被処理物と同程度の温度にまで速やかに上昇され
、然る後、徐々に低下される。その低下により、被処理
物25は相変イヒを起こすに充分な緩い温度勾配例えは
20℃/時間の温度勾配で徐冷される。この徐冷が例え
は50分程度続されて被処理物25の温度が例えば70
0℃程度となると(この時の雰囲気温度は略 700℃
である)、被処理物25は次に第二のゾーン16に移さ
れる。第二のゾーン16においては、それまで約680
℃となっていた雰囲気温度く前回の被処理物25の徐冷
が完了した状態である為、雰囲気温度は約 680℃と
なっている)が破線で示す如く速やD)に上昇された後
徐々に低下され、被処理物25は第一のゾーン15と同
様の温度勾配てフェライト+パーライト変態終了温度T
3、例えば約680℃になるまで約1時閉徐冷される。
上記徐冷が完了すると被処理物25は後室5に移される
。そこで常温乃至はそれよりもやや高い温度まで冷却さ
れた後移動テーブル24に移される。
。そこで常温乃至はそれよりもやや高い温度まで冷却さ
れた後移動テーブル24に移される。
尚上記球状1ヒ焼鈍の場合における被処理物の温度変化
を、横軸に時間を取って表せば第3図(A)に示す通り
である。また従来から行なわれている球状化焼鈍の方法
による被処理物の温度変化を同様に示せば第3図(B)
の通りである。この第3図から明瞭なように、前述の方
法の場合、被処理物の冷却に要する時間tは例え(よ2
時間であり、従来の方法の場合の時間t゛が7時間であ
るのに比へて著しく短縮されている。即ち前述の方法に
よって被処理物25の冷却を行なうときには、被処理物
25をフェライト・+パーライト変態開始温度の直上の
温度T2までは急冷し、その後変態終了温度T3まで徐
冷するから、被処理物の徐冷を行なう温度範囲は小さく
てよく、その徐冷に要する時間を短かくてきる。
を、横軸に時間を取って表せば第3図(A)に示す通り
である。また従来から行なわれている球状化焼鈍の方法
による被処理物の温度変化を同様に示せば第3図(B)
の通りである。この第3図から明瞭なように、前述の方
法の場合、被処理物の冷却に要する時間tは例え(よ2
時間であり、従来の方法の場合の時間t゛が7時間であ
るのに比へて著しく短縮されている。即ち前述の方法に
よって被処理物25の冷却を行なうときには、被処理物
25をフェライト・+パーライト変態開始温度の直上の
温度T2までは急冷し、その後変態終了温度T3まで徐
冷するから、被処理物の徐冷を行なう温度範囲は小さく
てよく、その徐冷に要する時間を短かくてきる。
次に上記焼鈍炉Aを用いた被処理物の恒温焼鈍を第1図
(B)に基づいて説明する。被処理物25は前記短時間
の球状化焼鈍の場合と同様にバスケット内に入れられて
いる。その状態の被処理物25は移動テーブル23から
前室4を通って一次炉1に入れられる。該一次炉1にお
いては、雰囲気温度を例えば900℃にした状態で上記
被処理物25は雰囲気温度近くの温度まで加熱される。
(B)に基づいて説明する。被処理物25は前記短時間
の球状化焼鈍の場合と同様にバスケット内に入れられて
いる。その状態の被処理物25は移動テーブル23から
前室4を通って一次炉1に入れられる。該一次炉1にお
いては、雰囲気温度を例えば900℃にした状態で上記
被処理物25は雰囲気温度近くの温度まで加熱される。
尚その加熱は、前半は第1室11において30分程度わ
れ、後半は被処理物を第2室12に移し、て30分程度
われる。上記加熱が済むと被処理物25は中間室3に移
され、そこで被処理物は低い温度の雰囲気ガスにより
720℃程度の温度まで急冷される。尚その急冷を行う
時間は例えは5行程度である。上記急冷の場合、中間室
3の雰囲気カスは冷却手段と加熱手段の作動によって例
えば200℃程度の温度に設定され、被処理物25を充
分な速さで、かつ被処理物250局部的な過冷却を防い
だ状態で急冷が行われる。次に急冷された被処理物は二
次炉2に移され、そこて加熱手段18の作動により一定
温度例えば650℃に保たれた雰囲気の元に置かれる。
れ、後半は被処理物を第2室12に移し、て30分程度
われる。上記加熱が済むと被処理物25は中間室3に移
され、そこで被処理物は低い温度の雰囲気ガスにより
720℃程度の温度まで急冷される。尚その急冷を行う
時間は例えは5行程度である。上記急冷の場合、中間室
3の雰囲気カスは冷却手段と加熱手段の作動によって例
えば200℃程度の温度に設定され、被処理物25を充
分な速さで、かつ被処理物250局部的な過冷却を防い
だ状態で急冷が行われる。次に急冷された被処理物は二
次炉2に移され、そこて加熱手段18の作動により一定
温度例えば650℃に保たれた雰囲気の元に置かれる。
この処理は例えば第一のゾーン15と第二のゾーン16
において夫々30分、合計1時間程継続される。上記処
理が終了後被処理物25は後室5に移され、そこで常温
乃至はそれよりもやや高い温度まで冷却され、然る後移
動テーブル24に移される。
において夫々30分、合計1時間程継続される。上記処
理が終了後被処理物25は後室5に移され、そこで常温
乃至はそれよりもやや高い温度まで冷却され、然る後移
動テーブル24に移される。
次に上記焼鈍炉Aに依れば被処理物の従来と同様の手法
での球状化焼鈍も可能である。その処理について説明す
る。被処理物25はバスケット内に多量に入れられてい
る。その状態の被処理物25は前記短時間の球状化焼鈍
の場合と同様に一次炉1において前記最高加熱温度Tl
まで加熱される。加熱が完了すると前記短時間の球状化
焼鈍の場合と同様に、被処理物25は中間室3を通過し
・て二次炉第一のゾーン15に送られる。該第−のゾー
ン15においては、冷却手段19の冷却能力を小さくし
て雰囲気ガスの温度を徐々に低下させることにより、被
処理物25は相変化を起こすに充分な緩い温度勾配(例
えばlO℃/時間)で例えば3.5時間徐冷される。第
一のゾーンI5ての徐冷の後、被処理物25は第二のゾ
ーン16に送られ、そこで同様の温度勾配で例えば3.
5時間徐冷されて、変態終了温度T3となる。その後被
処理物25は後室5て冷却され、移動テーブル24に移
される。
での球状化焼鈍も可能である。その処理について説明す
る。被処理物25はバスケット内に多量に入れられてい
る。その状態の被処理物25は前記短時間の球状化焼鈍
の場合と同様に一次炉1において前記最高加熱温度Tl
まで加熱される。加熱が完了すると前記短時間の球状化
焼鈍の場合と同様に、被処理物25は中間室3を通過し
・て二次炉第一のゾーン15に送られる。該第−のゾー
ン15においては、冷却手段19の冷却能力を小さくし
て雰囲気ガスの温度を徐々に低下させることにより、被
処理物25は相変化を起こすに充分な緩い温度勾配(例
えばlO℃/時間)で例えば3.5時間徐冷される。第
一のゾーンI5ての徐冷の後、被処理物25は第二のゾ
ーン16に送られ、そこで同様の温度勾配で例えば3.
5時間徐冷されて、変態終了温度T3となる。その後被
処理物25は後室5て冷却され、移動テーブル24に移
される。
間上記焼鈍炉Aにおいては、各室の利用非利用の選択、
或いはそれらの室の雰囲気温度、それらの室に被処理物
を存在させる時間等の変更により、前記以外の種々の焼
鈍を行うこともてきる。
或いはそれらの室の雰囲気温度、それらの室に被処理物
を存在させる時間等の変更により、前記以外の種々の焼
鈍を行うこともてきる。
次に第2図には上記焼鈍炉Aを用いた焼鈍設備のレイア
ウトが示される。図において、焼鈍炉Aと平行にストレ
ージテーブルBが配置され、そのストレージテーブルB
の一端と前室4の人口側との間を移動テーブル23が行
き来し、ストレージテーブルBの他端と後室5の出口側
との閘を移動チーアル24が行き来きするようにされて
いる。
ウトが示される。図において、焼鈍炉Aと平行にストレ
ージテーブルBが配置され、そのストレージテーブルB
の一端と前室4の人口側との間を移動テーブル23が行
き来し、ストレージテーブルBの他端と後室5の出口側
との閘を移動チーアル24が行き来きするようにされて
いる。
このような構成のものにおいて、被処理物25はストレ
ージテーブルB上に定めた一定の場所26て積込及び積
降ろしが行われる。上記の場所26ての積込は次々と連
続して行われる。積み込まれた被処理物25は図に矢印
で示される如く一つのバスケットずつ順々に送られてい
く。そして焼鈍炉A内においては、被処理物が順送りさ
れながら各室において夫々前述した如き処理が並行的に
行われ、被処理物は焼鈍される。焼鈍が完了した被処理
物は再びストレージチーフル已に次々と送り出され、場
所26て次々と積降ろしが行われる。
ージテーブルB上に定めた一定の場所26て積込及び積
降ろしが行われる。上記の場所26ての積込は次々と連
続して行われる。積み込まれた被処理物25は図に矢印
で示される如く一つのバスケットずつ順々に送られてい
く。そして焼鈍炉A内においては、被処理物が順送りさ
れながら各室において夫々前述した如き処理が並行的に
行われ、被処理物は焼鈍される。焼鈍が完了した被処理
物は再びストレージチーフル已に次々と送り出され、場
所26て次々と積降ろしが行われる。
以上のように本願発明にあっては、被処理物を焼鈍した
い場合、−2’A炉1ての加熱と、中間室3ての冷却と
、二次炉第一のゾーン15ての冷却と、二次炉第二のゾ
ーン16ての冷却を前述の如く種/?朝み合わせること
によって、被処理物を加熱し、恒温焼鈍の温度まで急冷
し、、その後そのまま保持することによって恒温焼鈍を
施したり、被処理物を加熱し、フェライト+バーライト
変態開始温度の直上の温度まで急冷し・、その後徐冷す
ることによって短時間での球状化焼鈍を施し・たり、被
処理物を加熱し、その後徐冷することによって長時間で
の球状化焼鈍を施すなと、一つの焼鈍炉Aでもって被処
理物に種々の焼鈍処理を施し・得る多用性がある。
い場合、−2’A炉1ての加熱と、中間室3ての冷却と
、二次炉第一のゾーン15ての冷却と、二次炉第二のゾ
ーン16ての冷却を前述の如く種/?朝み合わせること
によって、被処理物を加熱し、恒温焼鈍の温度まで急冷
し、、その後そのまま保持することによって恒温焼鈍を
施したり、被処理物を加熱し、フェライト+バーライト
変態開始温度の直上の温度まで急冷し・、その後徐冷す
ることによって短時間での球状化焼鈍を施し・たり、被
処理物を加熱し、その後徐冷することによって長時間で
の球状化焼鈍を施すなと、一つの焼鈍炉Aでもって被処
理物に種々の焼鈍処理を施し・得る多用性がある。
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は焼鈍炉の縦
断面図(被処理物の焼鈍が行われる場合の各場所での被
処理物の温度変化も付記(、・た)、第2図は焼鈍設備
のレイアウトを示す平面図、第3図は球状化焼鈍の場合
における時間の経過と被処理物の温度の変化との間係を
示すグラフ。 A・・・焼鈍炉、l・・・一次炉、3・・・中間室、1
5・ 二次炉第一のゾーン、16・ ・二次炉第二の
ゾーン。
断面図(被処理物の焼鈍が行われる場合の各場所での被
処理物の温度変化も付記(、・た)、第2図は焼鈍設備
のレイアウトを示す平面図、第3図は球状化焼鈍の場合
における時間の経過と被処理物の温度の変化との間係を
示すグラフ。 A・・・焼鈍炉、l・・・一次炉、3・・・中間室、1
5・ 二次炉第一のゾーン、16・ ・二次炉第二の
ゾーン。
Claims (1)
- 被処理物の加熱手段を備える一次炉と、被処理物の冷却
手段を備える中間室と、被処理物の冷却手段を備える二
次炉とが連接されて、上記一次炉の入口から上記二次炉
の出口に向けて被処理物を移送させることにより、被処
理物を加熱、冷却させて焼鈍処理を施すようにした焼鈍
炉において、上記中間室は被処理物をフェライト+パー
ライト変態開始温度の直上まで急冷可能な冷却手段と上
記一次炉から上記二次炉まで被処理物を急速通過可能な
移送手段を備えると共に、上記二次炉は被処理物をフェ
ライト+パーライト変態開始温度の直上まで急冷可能で
あり、フェライト+パーライト変態開始温度の直上まで
炉冷可能な冷却手段を備える第一のゾーンと、フェライ
ト+パーライト変態開始温度の直下まで炉冷可能な冷却
手段を備える第二のゾーンを備えることを特徴とする焼
鈍炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2054720A JP2931878B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 焼鈍炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2054720A JP2931878B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 焼鈍炉 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33101197A Division JPH10176217A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 焼鈍炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03257118A true JPH03257118A (ja) | 1991-11-15 |
JP2931878B2 JP2931878B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=12978639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2054720A Expired - Fee Related JP2931878B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 焼鈍炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2931878B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH064057U (ja) * | 1992-06-19 | 1994-01-18 | 武蔵精密工業株式会社 | 熱処理炉 |
JP2014173168A (ja) * | 2013-03-12 | 2014-09-22 | Takaya Nagaie | 鋼の急速球状化焼鈍処理方法 |
JP2014201812A (ja) * | 2013-04-08 | 2014-10-27 | 株式会社神戸製鋼所 | 冷間鍛造用鋼の製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0214350U (ja) * | 1988-07-08 | 1990-01-29 |
-
1990
- 1990-03-06 JP JP2054720A patent/JP2931878B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0214350U (ja) * | 1988-07-08 | 1990-01-29 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH064057U (ja) * | 1992-06-19 | 1994-01-18 | 武蔵精密工業株式会社 | 熱処理炉 |
JP2014173168A (ja) * | 2013-03-12 | 2014-09-22 | Takaya Nagaie | 鋼の急速球状化焼鈍処理方法 |
JP2014201812A (ja) * | 2013-04-08 | 2014-10-27 | 株式会社神戸製鋼所 | 冷間鍛造用鋼の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2931878B2 (ja) | 1999-08-09 |
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