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JPH0324305Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0324305Y2
JPH0324305Y2 JP1985092145U JP9214585U JPH0324305Y2 JP H0324305 Y2 JPH0324305 Y2 JP H0324305Y2 JP 1985092145 U JP1985092145 U JP 1985092145U JP 9214585 U JP9214585 U JP 9214585U JP H0324305 Y2 JPH0324305 Y2 JP H0324305Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support frame
workpiece
posts
sliding
turntable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985092145U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS623295U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985092145U priority Critical patent/JPH0324305Y2/ja
Publication of JPS623295U publication Critical patent/JPS623295U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0324305Y2 publication Critical patent/JPH0324305Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は加工物体を支持するポジシヨナに関
する。
従来技術 加工物体を作業者自身が直接加工する場合、例
えば、溶接作業においては、その加工物体が重量
物である場合、しかも、その加工個所が床面に置
いては溶接作業が困難な場合は、通常、この加工
物体をポジシヨナに載せて作業を行なう。
このポジシヨナには種々あるが、その一例とし
て第9図に示すように、床面に突設した左右2本
のポストに支持フレームを前後に回動自在に取付
け、支持フレーム上にターンテーブルを取付け、
支持フレーム、および、ターンテーブルを電動機
その他で回動できるようにしたものである。
また、第10図に示すように、ポストに摺動体
を上下に移動可能に取付け、これに支持フレーム
を取付け、摺動枠体をポストの上部に設けたジヤ
ツキで昇降せしめるもので、支持フレームが水平
な状態で昇降するように、支持フレーム上にセン
サを設置し、そのレベルを検出して左右のジヤツ
キの作動を制御するようにしている。
前述の2者の他に、ジヤツキの代りに油圧シリ
ンダを用いる構成、あるいは、ウインチにより支
持フレームを昇降せしむる構成等がある。
考案の解決すべき問題点 上記のポジシヨナでは、前者、すなわち、ポス
トの上端に固定した軸に支持フレームを枢支した
ものでは、支持フレームの高さが一定であるた
め、加工物体の形状、あるいは、作業個所によつ
ては、作業者が踏台上に上つて作業をしたり、あ
るいは、加工物体の下方にかがみ込んで作業をし
なければならぬ場合が生ずる。作業者は溶接面、
溶接用ホルダなどの溶接具を持つて作業を行なう
ので、踏台上で前後左右に移動して作業を行なう
ことは作業がやりにくいばかりでなく、誤まつて
転落する危険もあり、また、転落しないまでも、
作業位置が変るたびに踏台を上つたり下つたりし
なければならず、移動が頻雑で疲労も多く、作業
能率も低下した。加工物体の下方にかがみ込んで
作業を行なう場合も、作業個所が見にくく、無理
な姿勢で作業するので前述と同様に疲労も多く、
作業能率も悪かつた。
また、後者の場合、すなわち、ジヤツキ、油圧
シリンダで支持フレームを昇降できるようにした
場合は、左右のポスト、摺動体、支持フレームの
間の垂直度、平行度等が正確に維持され、また、
ジヤツキのピツチ誤差や左右重量差による回転抵
抗の違いから同調上昇が狂う等の種々の条件がそ
ろわなければ支持フレームが水平な状態で昇降す
ることが難かしく、もし、上記の条件が欠如すれ
ば、支持体の昇降が不可能になつたり、あるい
は、支持体と摺動枠との結合部が破壊する等の悪
い事態が発生する。そのため、支持体にそのレベ
ルを検査するセンサを設置し、支持体のレベルを
つねに制御するようにしているが、このセンサ
も、センサ構造が複雑なため故障しやすく、電気
溶接電流によるノイズ等によつて同調が狂うと、
前述と同じように摺動体と支持フレームとの結合
部が破壊する原因となる。
ジヤツキの代りにウインチによりワイヤロープ
を介して摺動体を引上げる方法もあるが、この方
法では、ワイヤロープはドラムで巻取られるの
で、溶接加工物が回転、旋回、または下降で床面
に接触してワイヤロープが緩んだ場合、次に巻上
げる際にワイヤドラムの溝に入らず、乱巻きにな
る。乱巻きになれば左右の摺動体の巻上げ状態が
アンバランスになり、ワイヤがねじれたり、前述
と同様に結合部が破壊される原因になる。また、
溶接用アームが不完全になつた場合には、溶接電
流がワイヤの素線に通電し、その発生熱によりワ
イヤは強度弱化をきたし破断したりする。また、
溶接作業は溶接物下側にて行なうこともあり、安
全性を考慮すれば装置も大きくなり、コストも上
昇した。
この考案は上記の問題を解決し、簡単な方法で
正確な機能を発揮できる装置を提供することを目
的とするものである。
問題を解決するための手段 上記の問題を解決するために講じたこの考案の
手段は イ 床面に左右2本のポストを突設し、これらの
ポストに摺動枠体を嵌挿し、ポストと摺動枠体
間の隙間を調整できるようにし、 ロ ポストの上部に電動チエンブロツクを設置し
該電動チエンブロツクによりチエンを介して摺
動枠体を昇降できる如くすると共に、 ハ 左右の摺動枠体の間に支持フレームを連結
し、その支持フレームの中央に垂直方向に軸を
突設し、その軸にターンテーブルを回動自在に
枢支し、そのターンテーブルに取付けたクラン
プ装置で加工物体を把持するようにし、 ハ また左右の電動チエンブロツクは同時昇降と
単独昇降と選択できるスイツチを設けたことよ
りなるポジシヨナ。
作 用 作業持に加工物体の高さを自由に調節でき、作
業者の姿勢に合つた高さで作業できるので、疲労
が少なく、作業能率が向上する。踏台を使用する
必要がないので、転落する心配もなく、移動が容
易で、溶接物を左右方向に若干傾けて溶接したい
場所でも、電動チエンブロツクの左右の高さを傾
けて溶接できるので作業がやりやすく、また、電
動チエンブロツクは市販の規格品を使用できるの
でコストも安く、構造が簡単で品質も安定してい
て信頼性がある。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
1は左右1対のポストで、下部を床面2に固着
しており、上部には電動チエンブロツク3を吊下
げており、中間部にはコ型の摺動枠体4を上下に
移動可能に嵌挿している。該摺動枠体4のうち、
左側の摺動枠体4には、その右側面にブラケツト
5を固着し、該ブラケツト5に右方、すなわち、
内方に向つて、水平方向に軸6を突設している。
一方、右側に摺動枠体4には左側面に軸受ユニツ
ト7をボルト30で結着している。該軸受ユニツ
ト7は支持フレーム9の軸10を支持するもの
で、内部にスライド玉軸受19を嵌挿している。
支持フレーム9は左右が直角に折曲つた型に形成
し、右側には右方に向けて軸8を突設し、該軸8
を軸受ユニツト7に嵌挿せしめて、左側は軸6に
嵌挿せしめることによつて該支持フレーム9を回
動自在に支持している。支持フレーム9の中央に
は垂直方向に軸10を突設し、該軸10にターン
テーブル11を回動自在に枢支している。12は
ターンテーブル11作動用の電動機で、支持フレ
ーム9に設置しており、同様に支持フレーム9に
設置した減速機13からギヤ14,15を経てタ
ーンテーブル11を作動する如く構成している。
ターンテーブル11上には加工物体16を固定す
るためのクランプ装置17を設置している。
18は減速機付の電動機で、支持フレーム9を
回動するためのもので、ブラケツト5の上部に設
置しており、該電動機18に固着したギヤ20か
ら支持フレーム9に固着したギヤ21を介して該
支持フレーム9を回動する如くしている。
22はチエンホイールサポートで、下側部を摺
動枠体4に固着しており、内部には軸24でチエ
ンホイール23を枢支している。電動チエンブロ
ツク3から垂下したチエン25は該チエンホイー
ル23を通つてポスト1の上部に突設したブラケ
ツト26に連結されており、また、チエン25の
他端、すなわち、電動チエンブロツク3で巻上げ
られたチエン25はポスト1の上部からその内部
に垂下している。
27は電動チエンブロツク3作動用のスイツチ
で、左右の電動チエンブロツク3を同時、あるい
は、別個に作動できる如くしている。すなわち、
上部には左右同時に、あるいは、選択的に作動す
るためのレバー28を有し、その下方に上昇、下
降用スイツチ29を有する。レバー28を中立に
して上昇用のスイツチ29を押せば左右の電動チ
エンブロツク3が同時に作動し、レバー28を右
側に倒して下方のスイツチ29を押せば右側の電
動チエンブロツク3のみ作動する如くしている。
本考案は上記の如く構成しており、実際に作動
する場合、例えば、支持フレーム9を上昇せしめ
る場合は、スイツチ27のレバー28を中立位置
にする。しかる後、下方のスイツチ29を押せば
左右の電動チエンブロツク3が同時に作動してチ
エン25を巻上げる。摺動枠体5、および、軸
6,8で支持された支持フレーム9が上昇する。
加工物体16の方向を作業しやすい方向に変える
場合は、電動機12を作動せしめる。減速機1
3、ギヤ14,15を介してターンテーブル11
が軸10を中心に回動する。また、加工物体16
の上下方向の傾きを変える場合は、電動機18を
作動せしめる。ギヤ19,20を介して支持フレ
ーム9が軸6,8を中心回動するから、加工物体
16を所望の傾きにすることができる。
支持フレーム9を下降せしむる場合はレバー2
8を中立位置にしたままで下側のスイツチ29を
押せばよい。
このように、支持フレーム9の高さを電動チエ
ンブロツク3を作動して作業者が作業しやすい高
さに自由に調整することができるばかりでなく、
ターンテーブル11を回動せしめて加工物体16
の方向を自由に変更でき、また、支持フレーム9
自体を回動せしめて、加工物体16の傾きを自由
に変えることができるので、作業者は作業しやす
い状態で作業をすることができる。
左右の電動チエンブロツク3はスイツチ27の
レバー28を中立位置にしてスイツチ29を操作
すれば、左右同時に、かつ、同速度で作動する。
しかし、長期間の使用により、左右の電動チエン
ブロツク3に同期速度の差異を生じたり、ポスト
1と摺動枠体4との接触状態によつて左右に差異
が生じ、支持フレーム9が水平状態にならぬ場合
が生じる。このような場合に、もし、摺動枠体
4、支持フレーム9等に連結部に角度に対する余
猶がない場合は、摺動枠体4が昇降できなくなる
か、あるいは、連結部に亀裂が生じて破損する
が、このようなことがないように、本考案では、
摺動枠体4は断面がコ字型に形成して外側が開い
た状態にポスト1に嵌挿しており、内方に傾むく
ことができる。また、右側の軸8と軸受ユニツト
7の嵌合部の軸受はスライド玉軸受19を使用し
て、軸受ユニツト7に対して軸8が若干傾むいて
もさしつかえないようにしている。しかして、こ
のように支持フレーム9が傾むいた場合は、スイ
ツチ27のレバー28を右、または、左に切換
え、下側のスイツチ29を押して、片側の電動チ
エンブロツク3を若干作動せしめれば摺動枠体4
は同じ高さになり、支持フレーム9を水平にする
ことができる。
第8図は本考案の他の実施例で、ポスト1を片
側だけの1本にした場合である。摺動枠体31に
ブラケツト32を固着し、その前面に旋回レール
33を介してL型の支持フレーム34を取付け、
更に、該支持フレーム34の前部に垂直方向の軸
35を介してターンテーブル36を回動可能に枢
支した場合である。支持フレーム34が片持ち状
態になるので、摺動枠体31の後部、すなわち、
支持フレーム34側と反対側にガイドローラ37
を取付け、摺動枠体31が前方に回動しないよう
にしなければならぬ。
考案の効果 以上述べたように、本考案は支持フレームを連
結した摺動枠体を電動チエンブロツクで昇降する
ようにし、支持フレームに回動自在に取付けたタ
ーンテーブルのクランプ装置で加工物体を把持す
るようにした。それにより、加工物体の水平昇降
高さ、旋回回転位置、左右高低傾きを自由に調節
でき、作業者の姿勢に合つた高さで作業ができる
ので、疲労が少なく、作業能率が向上する。ま
た、高さを自由に調節できるので、踏台を使う必
要がなく、溶接面、溶接用ホルダなどの溶接具を
持つて昇り降りする必要がないので転落する心配
もなく、安定な作業ができ、また、側方への移動
も容易で、前記と同様に疲労も少なく、作業能率
が向上する。また、電動チエンブロツクは市販の
規格品を使用できるので、信頼性と耐久性があ
り、コストもそれほど高くならず、かつ、構造も
簡単で、全体としてコンパクトにでき、設置スペ
ースも小さくできるので有利である。また、支持
フレームを下降しすぎた場合、従来のジヤツキ式
ではジヤツキの力で無理に床面に押しつけ、ねじ
が曲がる恐れがあるが、本考案では単にチエンが
緩むだけで部材が破損する恐れがない。また、本
考案は単に溶接ポジシヨナとして使用のみなら
ず、組立作業その他、機材を支持する作業に使用
できるので汎用性があり、有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の正面図、第2図は第
1図のA−A断面図、第3図は第1図のB部の拡
大図、第4図は支持フレームの正面図、第5図は
軸受ユニツトの断面図、第6図はスイツチの正面
図、第7図はチエンの装着状況を示す説明図、第
8図は本考案の他の実施例の正面図、第9図、第
10図はいずれも従来のものの正面図である。 1……ポスト、2……床面、3……電動チエン
ブロツク、4……摺動枠体、9……支持フレー
ム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床面に左右2本のポストを突設し、これらのポ
    ストに摺動枠体を嵌挿し、ポストと摺動枠体間の
    隙間を調整できるようにし、ポストの上部に電動
    チエンブロツクを設置し、該電動チエンブロツク
    によりチエンを介して摺動枠体を昇降できる如く
    すると共に、左右の摺動枠体の間に支持フレーム
    を連結し、その支持フレームの中央に垂直方向に
    軸を突設し、その軸にターンテーブルを回動自在
    に枢支し、そのターンテーブルに取付けたクラン
    プ装置で加工物体を把持するようにし、また左右
    の電動チエンブロツクは同時昇降と単独昇降と選
    択できるスイツチを設けたことよりなるポジシヨ
    ナ。
JP1985092145U 1985-06-17 1985-06-17 Expired JPH0324305Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985092145U JPH0324305Y2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985092145U JPH0324305Y2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS623295U JPS623295U (ja) 1987-01-10
JPH0324305Y2 true JPH0324305Y2 (ja) 1991-05-27

Family

ID=30648677

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985092145U Expired JPH0324305Y2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2631601B2 (ja) * 1992-05-28 1997-07-16 清一 菅 鋼材の溶接用補助装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4929227U (ja) * 1972-06-12 1974-03-13
JPS57152397A (en) * 1981-03-17 1982-09-20 Tomoegumi Giken:Kk Positioning and supporting device for work

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4929227U (ja) * 1972-06-12 1974-03-13
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JPS623295U (ja) 1987-01-10

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