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JPH02293477A - 高堅牢度染色物の製造法 - Google Patents

高堅牢度染色物の製造法

Info

Publication number
JPH02293477A
JPH02293477A JP1112409A JP11240989A JPH02293477A JP H02293477 A JPH02293477 A JP H02293477A JP 1112409 A JP1112409 A JP 1112409A JP 11240989 A JP11240989 A JP 11240989A JP H02293477 A JPH02293477 A JP H02293477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dyeing
ultraviolet absorber
dyed
polyester fiber
disperse dye
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1112409A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kitawaki
北脇 英雄
Takashi Fujita
隆 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP1112409A priority Critical patent/JPH02293477A/ja
Publication of JPH02293477A publication Critical patent/JPH02293477A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高堅牢度染色物の製造法K関するものであり、
詳しくは、紫外線吸収剤をポリエステル繊維K付与する
ことにより、耐光堅牢度の著しく優れた染色物を得るた
めの方法K関するものである。
(従来の技術) 近年、特に耐光堅牢度の優れたポリエステル繊維の染色
物が要求されている0例えば、ボリエステル繊維の染色
物を自動車用の座席シートとして使用する場合、高温と
なった室内で間欠的ではあるが、長期間にわたり直射日
光を受けるため、できるだけ高い耐光堅牢度を有するも
のが必要である。そのため、従来より、耐光堅牢度の優
れた分散染料の開発が行われており、種々の分散染料が
提案されている。しかしながら、かかる分散染料を使用
しても、特に染色物としては過酷な条件で用いられる自
動車用座席シートの場合忙は、他の用途の場合に比べて
、高い耐光堅牢度を維持することは難しかった。
そこで、ポリエステル繊維の染色液にあらかじめ紫外線
吸収剤を添加し、分散染料の染着と同時忙紫外線吸収剤
をポリエステル繊維に付与する方法が提案されている(
特開昭6o一5tlgj)oこの方法によれば、紫外線
吸収剤の作用によって得られる染色物の耐光堅牢度を高
めることができる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、ポリエステル繊維の染色液にあらかじめ
紫外線吸収剤を添加、染色する方法に於ても、得られる
染色物はその要求物性によっては、未だ十分であるとは
言えない。
本発明は、ポリエステル繊維に紫外線吸収剤を接触させ
て染色物の耐光堅牢度を向上させる方法において、より
一層、高い耐光堅牢度を有する染色物を得る方法を提供
するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨は、ポリエステル繊維を分散染料を用いて
吸尽染色し、染色が実質的に終了した後、該ポリエステ
ル繊維なioo〜/50℃の温度で、紫外線吸収剤を含
有する水性媒体と接触処理することを特徴とする高堅牢
度染色物の製造法に存する0 以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で対象とする繊維は、ポリエステル繊維であり、
このポリエステル繊維としては、通常、ポリエチレンテ
レフタレートを主体とするものであるが、場合により、
例えば、コソトン、ナイロン、シルク、アセテート、ウ
ールなどの混合繊維でも差し支えない。
本発明においては、先ず、ポリエステル繊維を分散染料
を用いて吸尽法によって染色するlが、ここで使用する
分散染料としては公知の種々のものが挙げられ、例えば
、アゾ系、アントラキノン系、キノフタロン系など及び
これらの混合物からなる分散染料が使用される。
本発明における染色条件は特K限定されるものではな《
、分散染料を用いてポリエステル繊維を染色するI通常
の吸尽染色と同様にして行なわれる。例えば、染色温度
は、通常、/2θ〜/IIO℃程度で、染色時間は、通
常、lO〜60分程度である。また、染色液は常法にし
たがって、市販の分散染料組成物とともに適宜の均染剤
及び緩衝剤を存在させることができ、そのpHは、例え
ば、5〜7である。
本発明では染色が実質的K終了した後のポリエステル繊
維に対して紫外線吸収剤を付与することを必須の要件と
するものである。ここで、染色が実質的に終了した後と
は、ポリエステル繊維への分散染料の染着率が9θ%以
上、望ましくは?jX以上となった時点である。
すなわち、本発明では染色工程で分散染料と一緒に紫外
線吸収剤を添加せず、実質的K染色終了後の染色物を紫
外線吸収剤で処理することにより、染色物の耐光堅牢度
を一層高めることができるのである。
ポリエステル繊維と紫外線吸収剤との接触処理は、上述
した染色処理の染色残液に所定量の紫外線吸収剤を添加
し、染色処理と同様K引続き処理を行う方法、又は、染
色後の染色残液を分離し、必要に応じて、染色物を洗浄
した後、紫外線吸収剤を含有する水性媒体と該染色物と
を接触処理する方法のいずれでもよい0なお、水性媒体
とは、通常水であり、この場合、水性媒体中K、例えば
、界面活性剤などの適宜の添加剤を加えても差し支えな
い。
本発明で使用する紫外線吸収剤としては、従来から染色
物の耐光堅牢度を向上させるために用いられているもの
であればよく特K限定されない。代表的なものとしては
、例えば下記一般式で示されるペンゾトリアゾールタイ
プのものが挙げられる。
R2 (式中、R1及びR2は水素原子、ヒドロキシル基、低
級アルキル基又は低級アルコキシ基を表す。好ましくは
R1及びR2はアルキル基を表す)この紫外線吸収剤は
常態では粉末状であるため、通常、例えば、ナフタリン
スルホン酸のホルマリン縮金物又はリグニンスルホン酸
などの分散剤を用いて、水中にコロイド化させて使用す
るのが望ましい。
接触処理K用いる紫外線吸収剤の使用量は、通常、処理
繊維重量当たり、0./−3重量%、好ましくは0.3
〜3重量%である。この使用量があまり少ないと染色物
の耐光堅牢度を向上させることができず、また、あまり
多すぎても効果に変わりはないので経済的でない。
ポリエステル繊維と紫外線吸収剤との接触温度は、lθ
θ〜l5θ℃、好ましくは/20〜/’10℃であり、
また、接触時間は処理条件及び処理方式などにより異な
るが、通常、3〜60分、好ましくはlO〜tio分で
ある。接触温度が前記範囲よりも低い場合には、ポリエ
ステル繊維への紫外線吸収剤の吸着が不十分であり、本
発明で期待する効果は得られず、逆に、前記範囲よりも
高い場合Kも、やはり期待する効果を得ることは難しい
接触処理の方法は、通常、処理液中にポリエステル繊維
を完全に浸漬し、液中で繊維を振とうさせるか、もしく
は繊維層内K液を強制流通させる方法、又は、繊維をエ
ンドレスベルト状にセットし、その一部が処理液と接触
するようにし、繊維を循環移動させる方法などが挙げら
れる。
このように、紫外線吸収剤との接触処理をした後の染色
物は、公知法K従い、ソーピング、水洗などの後処理を
行った後、乾燥して製品とすることができる。
(実施例) 次に、本発明を実施例により更に詳細説明するが、本発
明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定される
ものではない。
実施例l−ダ及び比較例l−2 分散染料組成物、ダイアエックスブリリアントイエロー
&G−E(三菱化成製、商品名)0./ g及び均染剤
(日華化学製、商品名 ニッカサンソルトRM.tqo
)o.λgを配合して調製したpH5の染色浴2 0 
0 rat中に、ポリエステル白布(起毛布)/Ogを
加え、密閉し加圧下、150℃の温度で30分間、吸尽
染色を行い、黄色の染色物を得た。この際の染料の染着
率は?9%以上であった。
次いで、この染色浴忙、水中にコロイド化処理されたペ
ンゾトリアゾール系の繊維用紫外線吸収剤(日華化学製
、商品名 サンライフLF−/θ0/紫外線吸収剤濃度
約33X)を第/表に示す割合で添加し、第/表に示す
条件において接触処理を行った。
この接触処理後、染色物を常法によって、分離、洗浄、
乾燥した後、得られた染色物の耐光堅牢度を測定したと
ころ、第/表に示す結果が得られた。
比較例3 実施例lの方法において、染色浴中に最初から同量の紫
外線吸収剤を添加して吸尽染色を行った。結果を第7表
に示す。
第  7  表 注1)紫外線吸収剤の使用量 ポリエステル白布の重量に対するコ ロイド化された紫外線吸収剤(市販 品)の使用量を示す。
注2)耐光堅牢度の測定 染色物をカーボシフェードメーター を用いて、JIS L−01ダコに準じて、g3℃の温
度で300時間、処 理した場合の耐光堅牢度を示す。
実施例3 実施例lの方法において、染色処理後の染色残液を排出
し、更に染色物を水洗浄した後、同量の紫外線吸収剤を
添加した水200ml中にて同様な接触処理を行ったと
ころ、最終的忙得られた染色物の耐光堅牢度はlI+級
であった〇実施例6及び比較例ダ 実施例l及び比較例3の方法において、分散染料組成物
をカヤロンポリエステルイエローBRL−8200(日
本化薬製、商品名)に代え、その他は全く同様な条件で
処理を行ったところ、夫々第コ表に示す結果を得た。
第  2  表 実施例7及び比較例S 実施例/及び比較例3の方法において、分散染料組成物
をテラシールブリリアントピンクJG(チバガイギー製
、商品名)に代えて、その他は全く同様な条件で処理を
行ったところ、夫々第3表に示す結果を得た。
第  3  表 (発明の効果) 本発明Kよれば、ポリエステル繊維を分散染料を用いて
吸尽染色するに当たり、染色後の染色物K対して紫外線
吸収剤を特定の条件下で付与することKより、より良い
耐光堅牢度を有する染色物を得ることができる。従って
、本発明の方法は、特に、自動車用の座席シートなどの
高い耐光堅牢度が要求される染色物の製法K適する0

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステル繊維を分散染料を用いて吸尽染色し
    、染色が実質的に終了した後、該ポリエステル繊維を1
    00〜150℃の温度で、紫外線吸収剤を含有する水性
    媒体と接触処理することを特徴とする高堅牢度染色物の
    製造法。
JP1112409A 1989-05-01 1989-05-01 高堅牢度染色物の製造法 Pending JPH02293477A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1112409A JPH02293477A (ja) 1989-05-01 1989-05-01 高堅牢度染色物の製造法

Applications Claiming Priority (1)

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JP1112409A JPH02293477A (ja) 1989-05-01 1989-05-01 高堅牢度染色物の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02293477A true JPH02293477A (ja) 1990-12-04

Family

ID=14585928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1112409A Pending JPH02293477A (ja) 1989-05-01 1989-05-01 高堅牢度染色物の製造法

Country Status (1)

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JP (1) JPH02293477A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102330368A (zh) * 2011-06-30 2012-01-25 北京泛博化学股份有限公司 一种媒介染色后处理剂、其制备方法及应用
JP2014240536A (ja) * 2013-05-13 2014-12-25 ユニチカトレーディング株式会社 機能性を有する織編物及びその製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102330368A (zh) * 2011-06-30 2012-01-25 北京泛博化学股份有限公司 一种媒介染色后处理剂、其制备方法及应用
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