JPH0219550B2 - - Google Patents
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- JPH0219550B2 JPH0219550B2 JP13287780A JP13287780A JPH0219550B2 JP H0219550 B2 JPH0219550 B2 JP H0219550B2 JP 13287780 A JP13287780 A JP 13287780A JP 13287780 A JP13287780 A JP 13287780A JP H0219550 B2 JPH0219550 B2 JP H0219550B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/18—Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
- G11B20/1806—Pulse code modulation systems for audio signals
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Error Detection And Correction (AREA)
Description
本発明は、PCM方式記録再生装置に於ける誤
訂正防止方式に関するものである。 アナログオーデイオ信号をデイジタル信号に変
換したPCM信号を、テープやビデオ・デイスク
に記録しこれを再生するPCM方式記録再生装置
が最近話題になつている。PCM信号は占有周波
数帯域が広いため、VTRやビデオ・デイスクを
用いるわけであるが、このような高密度記録再生
システムでは、記録媒体のキズ・ホコリによつて
信号のドロツプアウトが多数発生する。ドロツプ
アウトによるデイジタル信号の誤りには、ランダ
ム誤りとバースト誤りがあり、それぞれについて
様々な符号訂正方法が発表されている。日本電子
機械工業会技術フアイルSTC−007「民生用PCM
エンコーダ・デコーダ」に依れば、VTRを用い
たPCM信号の記録・再生システムでは、バース
ト誤りをインターリーブ操作によつてランダム化
し、ランダム誤りに対して隣接符号訂正を用いて
誤つた信号を訂正する方法が規格採用されてい
る。 このようなVTRを用いたPCM信号の記録・再
生システムの概要を、第1図にそつて簡単に説明
する。第1図に於いて入力端子1a,1bにはオ
ーデイオ信号が入力され(一般的はステレオの
Lch,Rch)、AD変換回路2にてデイジタルの標
本化信号ワード(以下情報データという)に変換
され、かつ該情報データから生成される誤り訂正
ワード(以下訂正用データという)が付加され
る。AD変換回路2には、ローパスフイルター、
サンプルホールド回路、L/R時分割回路訂正用
データ付加回路等が含まれている。このデータは
メモリー回路3にてインターリーブされた後、
TVコンポジツト信号発生回路4にて発生された
TV同期信号と、誤り検出ワード(以下CRCとい
う)発生回路6にて生成されたCRC等が混合回
路5にて混合され、標準TV信号の形でVTR7
に記録される。 VTR7の出力は第2図a,bのようになつて
いる。同図aは一水平同期区間(1H)内のデー
タ配列を示しており、Lch,Rchの各3個の情報
データと、2個訂正用データP,Q及びCRCが
配置され、データブロツクを構成している。同図
bは1フイールド内のデータ配列を示しており、
245H区間に同図aに示したデータブロツクが245
個配列されている。なお同図bには示していない
が、245個のデータブロツクに先立つ1H区間には
各種の制御ワードからなる制御信号ブロツクが配
置されている。 さて第1図に戻り、VTR7より出力されたビ
デオ信号は、コンパレータ回路8にて同期分離、
データ分離される。コンパレータ回路8の出力で
あるデータはインターリーブされたデータである
ためメモリー回路9を用いてデ・インターリーブ
され、更に訂正回路10にて誤つたデータは訂正
される。然る後、DA変換回路11にてもとのア
ナログオーデイオ信号に変換され出力端子12
a,12bに出力される。実際には、DA変換回
路11には、L/R時分割回路、デグリツチヤー
回路、LPF等が含まれている。 以上がVTRを用いたPCM信号の記録・再生シ
ステムの概要であるが、ここでインターリーブ,
デ・インターリーブについて簡単に説明する。第
3図aは、インターリーブしないでそのままの順
番でデータを配列した場合を示したもので、この
状態で記録し再生したとき、小さなランダム誤り
であればその誤つたデータを訂正復元することは
できるが、バースト誤りが発生すると、その間の
大部分のデータが連続して欠落してしまうため訂
正できなくなつてしまう。そこで第3図bのよう
に1ブロツクのデータ、例えばW1〜W6,P1,Q1
を同一H内に配列しないで、別々のHに配列替え
するのがインターリーブである。第3図bは各デ
ータを3Hずつ離して配置した例で、インターリ
ーブ間隔D=3Hのインターリーブと一般的には
呼んでおり、前記規格ではD=16Hとなつてい
る。デ・インターリーブとはインターリーブの逆
の操作をして本来の配列に戻すことを意味してい
る。このようにインターリーブしてPCM信号を
記録することにより、再生時にバースト誤りが発
生しても、見かけ上ランダム誤りとして取り扱う
ことができ、高い訂正率を実現することができ
る。 以上のようにインターリーブされ記録された第
2図bのPCM信号(ビデオ信号)を、再生時
デ・インターリーブして訂正作業を行うわけであ
るが、第2図bに示す垂直同期信号Vの乱れ或い
は欠落等によつて、第1図に於けるメモリー回路
9への入力データ即ち第2図bに示した245Hの
データが狂つてしまうことがある。ここで例えば
第3図bに矢印Fで示した1H区間が穴落してし
まつた場合を考えてみると、メモリー回路9に入
力されたデータは第4図に示したようにメモリー
内に配置されていると考えられる。今、訂正回路
10への入力データは、第4図の上から下へ向つ
てかつ左上から右下の斜めのラインGでメモリー
回路9から呼び出したデータとなつている。第4
図の左端のL1の列のワード名をとつて、ブロツ
ク名とすると、ブロツクW1までの訂正は問題な
いが、ブロツクW7〜W121の間は本来のデータの
組合せと異なつているため、この間(21H)に訂
正作業が行われると誤訂正されて大きなクリツク
ノイズを発生することがある。又この間に誤りデ
ータがなく訂正作業がない場合でも、デ・インタ
ーリーブされたデータの順番が狂つてしまうため
(例えばW43,W44,W45,W46,W47,W54,
W49,W50,W51,W52,W53,W60,……)、こ
の15Hの間は異常音となつてしまう。 第1表に以上のようなデ・インターリーブミス
が発生した場合の、ワードずれの様子を示す。
訂正防止方式に関するものである。 アナログオーデイオ信号をデイジタル信号に変
換したPCM信号を、テープやビデオ・デイスク
に記録しこれを再生するPCM方式記録再生装置
が最近話題になつている。PCM信号は占有周波
数帯域が広いため、VTRやビデオ・デイスクを
用いるわけであるが、このような高密度記録再生
システムでは、記録媒体のキズ・ホコリによつて
信号のドロツプアウトが多数発生する。ドロツプ
アウトによるデイジタル信号の誤りには、ランダ
ム誤りとバースト誤りがあり、それぞれについて
様々な符号訂正方法が発表されている。日本電子
機械工業会技術フアイルSTC−007「民生用PCM
エンコーダ・デコーダ」に依れば、VTRを用い
たPCM信号の記録・再生システムでは、バース
ト誤りをインターリーブ操作によつてランダム化
し、ランダム誤りに対して隣接符号訂正を用いて
誤つた信号を訂正する方法が規格採用されてい
る。 このようなVTRを用いたPCM信号の記録・再
生システムの概要を、第1図にそつて簡単に説明
する。第1図に於いて入力端子1a,1bにはオ
ーデイオ信号が入力され(一般的はステレオの
Lch,Rch)、AD変換回路2にてデイジタルの標
本化信号ワード(以下情報データという)に変換
され、かつ該情報データから生成される誤り訂正
ワード(以下訂正用データという)が付加され
る。AD変換回路2には、ローパスフイルター、
サンプルホールド回路、L/R時分割回路訂正用
データ付加回路等が含まれている。このデータは
メモリー回路3にてインターリーブされた後、
TVコンポジツト信号発生回路4にて発生された
TV同期信号と、誤り検出ワード(以下CRCとい
う)発生回路6にて生成されたCRC等が混合回
路5にて混合され、標準TV信号の形でVTR7
に記録される。 VTR7の出力は第2図a,bのようになつて
いる。同図aは一水平同期区間(1H)内のデー
タ配列を示しており、Lch,Rchの各3個の情報
データと、2個訂正用データP,Q及びCRCが
配置され、データブロツクを構成している。同図
bは1フイールド内のデータ配列を示しており、
245H区間に同図aに示したデータブロツクが245
個配列されている。なお同図bには示していない
が、245個のデータブロツクに先立つ1H区間には
各種の制御ワードからなる制御信号ブロツクが配
置されている。 さて第1図に戻り、VTR7より出力されたビ
デオ信号は、コンパレータ回路8にて同期分離、
データ分離される。コンパレータ回路8の出力で
あるデータはインターリーブされたデータである
ためメモリー回路9を用いてデ・インターリーブ
され、更に訂正回路10にて誤つたデータは訂正
される。然る後、DA変換回路11にてもとのア
ナログオーデイオ信号に変換され出力端子12
a,12bに出力される。実際には、DA変換回
路11には、L/R時分割回路、デグリツチヤー
回路、LPF等が含まれている。 以上がVTRを用いたPCM信号の記録・再生シ
ステムの概要であるが、ここでインターリーブ,
デ・インターリーブについて簡単に説明する。第
3図aは、インターリーブしないでそのままの順
番でデータを配列した場合を示したもので、この
状態で記録し再生したとき、小さなランダム誤り
であればその誤つたデータを訂正復元することは
できるが、バースト誤りが発生すると、その間の
大部分のデータが連続して欠落してしまうため訂
正できなくなつてしまう。そこで第3図bのよう
に1ブロツクのデータ、例えばW1〜W6,P1,Q1
を同一H内に配列しないで、別々のHに配列替え
するのがインターリーブである。第3図bは各デ
ータを3Hずつ離して配置した例で、インターリ
ーブ間隔D=3Hのインターリーブと一般的には
呼んでおり、前記規格ではD=16Hとなつてい
る。デ・インターリーブとはインターリーブの逆
の操作をして本来の配列に戻すことを意味してい
る。このようにインターリーブしてPCM信号を
記録することにより、再生時にバースト誤りが発
生しても、見かけ上ランダム誤りとして取り扱う
ことができ、高い訂正率を実現することができ
る。 以上のようにインターリーブされ記録された第
2図bのPCM信号(ビデオ信号)を、再生時
デ・インターリーブして訂正作業を行うわけであ
るが、第2図bに示す垂直同期信号Vの乱れ或い
は欠落等によつて、第1図に於けるメモリー回路
9への入力データ即ち第2図bに示した245Hの
データが狂つてしまうことがある。ここで例えば
第3図bに矢印Fで示した1H区間が穴落してし
まつた場合を考えてみると、メモリー回路9に入
力されたデータは第4図に示したようにメモリー
内に配置されていると考えられる。今、訂正回路
10への入力データは、第4図の上から下へ向つ
てかつ左上から右下の斜めのラインGでメモリー
回路9から呼び出したデータとなつている。第4
図の左端のL1の列のワード名をとつて、ブロツ
ク名とすると、ブロツクW1までの訂正は問題な
いが、ブロツクW7〜W121の間は本来のデータの
組合せと異なつているため、この間(21H)に訂
正作業が行われると誤訂正されて大きなクリツク
ノイズを発生することがある。又この間に誤りデ
ータがなく訂正作業がない場合でも、デ・インタ
ーリーブされたデータの順番が狂つてしまうため
(例えばW43,W44,W45,W46,W47,W54,
W49,W50,W51,W52,W53,W60,……)、こ
の15Hの間は異常音となつてしまう。 第1表に以上のようなデ・インターリーブミス
が発生した場合の、ワードずれの様子を示す。
【表】
D=3Hの例で、最初の3H(3データブロツク)
D1は1データQがずれ、次の3H(3データブロ
ツク)D2は2データ即ちP,Qがずれ、順次3
データ,4データ,5データ,6データ,7デー
タのずれとなるが、6データ及び7データのずれ
は、残りのデータから見れば、2データ及び1デ
ータのずれであるとみなし、これが第1表中
( )内に書いた数及び種類である。ところで前
記規格では、D=16Hであるから誤訂正される可
能性のある区間はD1〜D7=16H×7=112Hもあ
り、さらにデータの順番がずれたことによる異常
発生区間はD3〜D7=16H×5=80Hある。さら
にこういつた現象は、簡易編集(TV信号をフレ
ーム単位で適当に接続、編集)されたテープを再
生した場合にも発生するわけである。 本発明の目的は、誤訂正の発生確率をきわめて
小さくするようになした誤訂正防止方式を提供す
るにある。 本発明においては、あるブロツクの訂正作業に
於いて、データずれ(狂い)が判明した時、次の
ブロツクに於いて検出された誤りデータ数が所定
数以上の場合には、訂正作業を行わないようにな
したことを特徴とする。 本発明の内容を説明するにあたり、隣接符号訂
正について前記規格を一例として簡単に説明す
る。情報データをW1,W2,……W6(1ワード
14Bit)とすると、訂正用データP,Qは、 P=6 〓i=1 Wi=W1W2W3W4W5W6 Q=6 〓i=1 T7-iWi =T6W1T5W2T4W3T3W4T2W5
TW6 (ここでTは生成多項式1+x8+x14の補助マ
トリツクス) となり、前式をかきなおすと、 W1W2W3W4W5W6P=0 ― T6W1T5W2T4W3T3W2T2W5TW6
Q=0 ― となる。今i番目とj番目のデータが誤つて、 W^i=WiEiWj=W^jEj ― (Ei,Ejは誤りパターン) になつたとすると、,式の解(シンドロー
ム)は0とならず、それぞれ次の如きS1,S2とな
る。 S1=EiEj S2=T7-iEiT7-jEj となる。この2式は Ej=(ITi-j)-1(S1Ti-7S2) Ei=S1Ej となり、それぞれの誤りパターンEi,Ejを算出す
ることができ、式を用いてWi,Wjが算出され
る。 ところで,式の左辺の解(シンドローム)
を求めるとき、誤つたデータも加算していたが、
誤つたデータは加算しない又は“0”を加算する
(結果的には加算しないことと同一)ようにし、
それぞれの解をSP,SQとすれば、 SP=WiWj SQ=T7-iWiT7-jWj となり、この2式より Wj=(ITi-j)-1(SPTi-7SQ) Wi=SPWj が算出され、前述のEi,Ejを算出するのと同様な
演算でWi,Wjを直接算出できる。従つてこれか
らの説明は、誤つたデータは加算しない方法で訂
正演算を行う場合について述べる。 一般に、1ブロツク中でCRCによつて検出さ
れた誤りデータ数が“0”である場合には、 シンドロームPP=0,SQ=0 となるはずである。ところが誤りデータ数が
“0”であつても、前述したような理由でデータ
ずれ(狂い)が発生している場合、どのような症
候が現われるかを検討してみる。 1データずれたとし、Wiなるデータが入つて
きたとすると、 SP=WiWi′≠0 SQ=T7-i(WiWi′)≠0 となる。今ここで第3のシンドロームとして、 SPQ=SPTk-7SQ なるものを定義すると、kを1,2,3,……6
と変化させると、k=iとなつたところで SPQ=SPTi-7SQ =(WiWi′)Ti-7・T7-i(WiWi′) =0 となり、どのデータがずれている(誤つている)
かを示している。従つてiの値を判別でき、前記
Wiを訂正することができる。訂正用データP,
Qは情報データWiと異なり、実際には訂正する
必要はないが、P,QについてもWiと同様の手
法で訂正できる。 訂正用データPがずれているときは、 シンドロームSP=PP′≠0 〃 SQ=0 〃 SPQ=PP′≠0 といつた症候が得られ、 また、訂正用データQがずれているときは、 シンドロームSP=0 〃 SQ=QQ′≠0 〃 SPQ=Tk-7(QQ′)≠0 といつた症候が得られる。 このように、訂正用データP又はQがずれてい
るときは、シンドロームSP,SQのいずれか一方の
シンドロームが0となり、かつ残りの2つのシン
ドロームが0でない。 従つて、訂正用データPがずれている(誤つて
いる)のか、訂正用データQがずれている(誤つ
ている)のかが判別できるので、次に、SPP′あ
るいはSQQ′の演算を行なうことにより、本来
の訂正用データP又はQが算出され、訂正された
ことになる。 一般にこれらの訂正をシンドローム訂正と呼ん
でおり、逆に言えばあるブロツクの訂正作業に於
いてシンドローム訂正がなされたならば、そのブ
ロツク内ではデータずれ(狂い)が発生している
と判断することができる。前掲第1表に於ける区
間D1,D7が、今述べたシンドローム訂正される
可能性のある区間である。従つてこの区間では、
シンドローム訂正作業の発生によつてデータずれ
が検出され、次のブロツクの訂正作業が2データ
誤りを訂正する作業であれば、これを停止するこ
とによつて誤訂正を防止することが可能となる。 なお、第1表における区間D2〜D6では、2デ
ータ以上のずれ(狂い)を発生しているので、1
ブロツク内でCRCによつて検出される誤りデー
タ数が“0”であつても、3つのシンドローム
SP,SQ,SPQはそれぞれ“0”とならない。従つ
てデータずれが検出され、一旦データずれが検出
されたならば、その後、1ブロツク内でCRCに
よつて検出された誤りデータ数が“0”又は
“1”であつて、かつ3つのシンドロームSP,SQ,
SPQの内少くとも一つが“0”となるまで、2デ
ータ誤りの訂正作業を停止しておけば、誤訂正を
防止することができる。 なお第5図は本発明の一実施例のブロツク図で
あり、9及び10は第1図に示したメモリー回路
及び訂正回路、13は誤りを検出した時に誤りで
あることを表示するフラグ(例えば1ビツトの信
号)を付加するCRC誤り検出回路、14は上記
メモリー回路9より出力されたデータより上記フ
ラグを検出することにより誤つたデータであるか
どうかを判定するエラーフラグ検出回路、15は
シンドローム演算手段、16はエラーフラグ検出
回路14及びシンドローム演算手段15の出力を
記憶するとともにそれらの出力によつて訂正回路
10の訂正動作を制御する制御回路である。 以上詳しく説明したように、本発明によれば、
デ・インターリーブ操作ミスや簡易編集されたテ
ープに対して誤訂正を防止することが実現され
る。 なお、前記規格では、インターリーブ長D=
16Hであるため、前掲第1表のD2〜D6=16H×
5=80Hもあるため、誤訂正されなくても、デ・
インターリーブされたデータは順番が狂つている
ため、クリツク音は出ないが、異常音となつて再
生されてしまう。従つて訂正停止期間中のPCM
信号情報データには、データずれを伴つていると
いうフラツグを設けておき、このフラツグを利用
して、前置ホールドであるとか、ゼロレベルにす
るといつた補正をすることによつて、異常音のレ
ベルを軽減させることが可能である。 アナログオーデイオ信号をデイジタル化して記
録・再生するPCM信号記録再生システムに於い
て、クリツクノイズを発生させることは極めて有
害となる。誤訂正によるクリツクノイズもその一
つであり、本発明によれば誤訂正の発生確率を大
きく低減することができた。従つて状態の悪いテ
ープやテープレコーダを使用した場合、あるいは
簡易編集されたテープを再生した場合でも、安定
した音を再生することが可能となつた。
D1は1データQがずれ、次の3H(3データブロ
ツク)D2は2データ即ちP,Qがずれ、順次3
データ,4データ,5データ,6データ,7デー
タのずれとなるが、6データ及び7データのずれ
は、残りのデータから見れば、2データ及び1デ
ータのずれであるとみなし、これが第1表中
( )内に書いた数及び種類である。ところで前
記規格では、D=16Hであるから誤訂正される可
能性のある区間はD1〜D7=16H×7=112Hもあ
り、さらにデータの順番がずれたことによる異常
発生区間はD3〜D7=16H×5=80Hある。さら
にこういつた現象は、簡易編集(TV信号をフレ
ーム単位で適当に接続、編集)されたテープを再
生した場合にも発生するわけである。 本発明の目的は、誤訂正の発生確率をきわめて
小さくするようになした誤訂正防止方式を提供す
るにある。 本発明においては、あるブロツクの訂正作業に
於いて、データずれ(狂い)が判明した時、次の
ブロツクに於いて検出された誤りデータ数が所定
数以上の場合には、訂正作業を行わないようにな
したことを特徴とする。 本発明の内容を説明するにあたり、隣接符号訂
正について前記規格を一例として簡単に説明す
る。情報データをW1,W2,……W6(1ワード
14Bit)とすると、訂正用データP,Qは、 P=6 〓i=1 Wi=W1W2W3W4W5W6 Q=6 〓i=1 T7-iWi =T6W1T5W2T4W3T3W4T2W5
TW6 (ここでTは生成多項式1+x8+x14の補助マ
トリツクス) となり、前式をかきなおすと、 W1W2W3W4W5W6P=0 ― T6W1T5W2T4W3T3W2T2W5TW6
Q=0 ― となる。今i番目とj番目のデータが誤つて、 W^i=WiEiWj=W^jEj ― (Ei,Ejは誤りパターン) になつたとすると、,式の解(シンドロー
ム)は0とならず、それぞれ次の如きS1,S2とな
る。 S1=EiEj S2=T7-iEiT7-jEj となる。この2式は Ej=(ITi-j)-1(S1Ti-7S2) Ei=S1Ej となり、それぞれの誤りパターンEi,Ejを算出す
ることができ、式を用いてWi,Wjが算出され
る。 ところで,式の左辺の解(シンドローム)
を求めるとき、誤つたデータも加算していたが、
誤つたデータは加算しない又は“0”を加算する
(結果的には加算しないことと同一)ようにし、
それぞれの解をSP,SQとすれば、 SP=WiWj SQ=T7-iWiT7-jWj となり、この2式より Wj=(ITi-j)-1(SPTi-7SQ) Wi=SPWj が算出され、前述のEi,Ejを算出するのと同様な
演算でWi,Wjを直接算出できる。従つてこれか
らの説明は、誤つたデータは加算しない方法で訂
正演算を行う場合について述べる。 一般に、1ブロツク中でCRCによつて検出さ
れた誤りデータ数が“0”である場合には、 シンドロームPP=0,SQ=0 となるはずである。ところが誤りデータ数が
“0”であつても、前述したような理由でデータ
ずれ(狂い)が発生している場合、どのような症
候が現われるかを検討してみる。 1データずれたとし、Wiなるデータが入つて
きたとすると、 SP=WiWi′≠0 SQ=T7-i(WiWi′)≠0 となる。今ここで第3のシンドロームとして、 SPQ=SPTk-7SQ なるものを定義すると、kを1,2,3,……6
と変化させると、k=iとなつたところで SPQ=SPTi-7SQ =(WiWi′)Ti-7・T7-i(WiWi′) =0 となり、どのデータがずれている(誤つている)
かを示している。従つてiの値を判別でき、前記
Wiを訂正することができる。訂正用データP,
Qは情報データWiと異なり、実際には訂正する
必要はないが、P,QについてもWiと同様の手
法で訂正できる。 訂正用データPがずれているときは、 シンドロームSP=PP′≠0 〃 SQ=0 〃 SPQ=PP′≠0 といつた症候が得られ、 また、訂正用データQがずれているときは、 シンドロームSP=0 〃 SQ=QQ′≠0 〃 SPQ=Tk-7(QQ′)≠0 といつた症候が得られる。 このように、訂正用データP又はQがずれてい
るときは、シンドロームSP,SQのいずれか一方の
シンドロームが0となり、かつ残りの2つのシン
ドロームが0でない。 従つて、訂正用データPがずれている(誤つて
いる)のか、訂正用データQがずれている(誤つ
ている)のかが判別できるので、次に、SPP′あ
るいはSQQ′の演算を行なうことにより、本来
の訂正用データP又はQが算出され、訂正された
ことになる。 一般にこれらの訂正をシンドローム訂正と呼ん
でおり、逆に言えばあるブロツクの訂正作業に於
いてシンドローム訂正がなされたならば、そのブ
ロツク内ではデータずれ(狂い)が発生している
と判断することができる。前掲第1表に於ける区
間D1,D7が、今述べたシンドローム訂正される
可能性のある区間である。従つてこの区間では、
シンドローム訂正作業の発生によつてデータずれ
が検出され、次のブロツクの訂正作業が2データ
誤りを訂正する作業であれば、これを停止するこ
とによつて誤訂正を防止することが可能となる。 なお、第1表における区間D2〜D6では、2デ
ータ以上のずれ(狂い)を発生しているので、1
ブロツク内でCRCによつて検出される誤りデー
タ数が“0”であつても、3つのシンドローム
SP,SQ,SPQはそれぞれ“0”とならない。従つ
てデータずれが検出され、一旦データずれが検出
されたならば、その後、1ブロツク内でCRCに
よつて検出された誤りデータ数が“0”又は
“1”であつて、かつ3つのシンドロームSP,SQ,
SPQの内少くとも一つが“0”となるまで、2デ
ータ誤りの訂正作業を停止しておけば、誤訂正を
防止することができる。 なお第5図は本発明の一実施例のブロツク図で
あり、9及び10は第1図に示したメモリー回路
及び訂正回路、13は誤りを検出した時に誤りで
あることを表示するフラグ(例えば1ビツトの信
号)を付加するCRC誤り検出回路、14は上記
メモリー回路9より出力されたデータより上記フ
ラグを検出することにより誤つたデータであるか
どうかを判定するエラーフラグ検出回路、15は
シンドローム演算手段、16はエラーフラグ検出
回路14及びシンドローム演算手段15の出力を
記憶するとともにそれらの出力によつて訂正回路
10の訂正動作を制御する制御回路である。 以上詳しく説明したように、本発明によれば、
デ・インターリーブ操作ミスや簡易編集されたテ
ープに対して誤訂正を防止することが実現され
る。 なお、前記規格では、インターリーブ長D=
16Hであるため、前掲第1表のD2〜D6=16H×
5=80Hもあるため、誤訂正されなくても、デ・
インターリーブされたデータは順番が狂つている
ため、クリツク音は出ないが、異常音となつて再
生されてしまう。従つて訂正停止期間中のPCM
信号情報データには、データずれを伴つていると
いうフラツグを設けておき、このフラツグを利用
して、前置ホールドであるとか、ゼロレベルにす
るといつた補正をすることによつて、異常音のレ
ベルを軽減させることが可能である。 アナログオーデイオ信号をデイジタル化して記
録・再生するPCM信号記録再生システムに於い
て、クリツクノイズを発生させることは極めて有
害となる。誤訂正によるクリツクノイズもその一
つであり、本発明によれば誤訂正の発生確率を大
きく低減することができた。従つて状態の悪いテ
ープやテープレコーダを使用した場合、あるいは
簡易編集されたテープを再生した場合でも、安定
した音を再生することが可能となつた。
第1図はPCM方式記録・再生装置のブロツク
図、第2図はPCM方式記録・再生装置から出力
される記録信号フオーマツトであり、同図aは
1H区間内のデータ配列図、同図bは1V区間内の
データ配列図、第3図aはデータにインターリー
ブをかけずにそのままの順番で配列したデータ配
列図、第3図bはデータにインターリーブ(D=
3H)をかけたときのデータ配列図、第4図は第
3図bにおける1H区間が欠落したときのデータ
配列図、第5図は本発明の一実施例ブロツク図で
ある。 1a,1b……入力端子、2……AD変換回
路、3……メモリー回路、4……TVコンポジツ
ト信号発生回路、5……混合回路、6……誤り検
出ワード発生回路、7……VTR、8……コンパ
レータ回路、9……メモリー回路、10……訂正
回路、11……DA変換回路、12a,12b…
…出力端子、13……CRC誤り検出回路、14
……エラーフラグ検出回路、15……シンドロー
ム演算手段、16……制御回路。
図、第2図はPCM方式記録・再生装置から出力
される記録信号フオーマツトであり、同図aは
1H区間内のデータ配列図、同図bは1V区間内の
データ配列図、第3図aはデータにインターリー
ブをかけずにそのままの順番で配列したデータ配
列図、第3図bはデータにインターリーブ(D=
3H)をかけたときのデータ配列図、第4図は第
3図bにおける1H区間が欠落したときのデータ
配列図、第5図は本発明の一実施例ブロツク図で
ある。 1a,1b……入力端子、2……AD変換回
路、3……メモリー回路、4……TVコンポジツ
ト信号発生回路、5……混合回路、6……誤り検
出ワード発生回路、7……VTR、8……コンパ
レータ回路、9……メモリー回路、10……訂正
回路、11……DA変換回路、12a,12b…
…出力端子、13……CRC誤り検出回路、14
……エラーフラグ検出回路、15……シンドロー
ム演算手段、16……制御回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数個の標本化信号ワードと該標本化信号ワ
ードより生成した誤り訂正ワードを1データブロ
ツクとし、かつ上記標本化信号ワードと、誤り訂
正ワードとをインターリーブしたデータ列に誤り
検出ワードを附加して記録し、再生時には、前記
誤り検出ワードによつて誤り検出を行なつた後、
デインターリーブして再生されたデータブロツク
となし、上記再生されたデータブロツクごとに前
記誤り訂正ワードによつて、訂正を行なうPCM
方式記録再生装置において、 再生された1データブロツク内で前記誤り検出
ワードによつて検出された誤りワード数を計数す
る計数手段と、前記誤り訂正ワードによる訂正処
理において、誤りを検出する誤り検出手段とを有
し、再生された第1のデータブロツクで計数手段
の計数値が0でかつ誤り検出手段が、誤りが存在
すると判断した場合には、1データブロツク内の
データの組合せに異常が発生したと判断し、次の
第2のデータブロツク内で誤り検出ワードによつ
て検出された誤りワード数が、上記訂正動作で訂
正可能なワード数であつても、上記訂正動作を停
止するようになしたことを特徴とした誤訂正防止
方式。 2 上記第2のデータブロツクの次のデータブロ
ツクで誤り検出ワードによつて検出された誤りワ
ード数が、上記訂正動作で訂正可能なワード数で
あつても、そのデータブロツクの訂正動作も継続
して停止し、それ以後のデータブロツクの誤りワ
ード数が0になるまで上記動作を継続するように
なしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の誤訂正防止方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13287780A JPS5760511A (en) | 1980-09-26 | 1980-09-26 | Error correction preventing system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13287780A JPS5760511A (en) | 1980-09-26 | 1980-09-26 | Error correction preventing system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5760511A JPS5760511A (en) | 1982-04-12 |
JPH0219550B2 true JPH0219550B2 (ja) | 1990-05-02 |
Family
ID=15091640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13287780A Granted JPS5760511A (en) | 1980-09-26 | 1980-09-26 | Error correction preventing system |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5760511A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6059571A (ja) * | 1983-09-13 | 1985-04-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 情報記録再生装置 |
-
1980
- 1980-09-26 JP JP13287780A patent/JPS5760511A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5760511A (en) | 1982-04-12 |
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