JP2023087275A - スクリュー圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体の撹拌に要する軸動力を低減して省エネを図ることができる給液式スクリュー圧縮機を提供する。【解決手段】給液式スクリュー圧縮機は、雄ロータ11Aの歯部13Aを収納する雄ロータ側ボア22Aと、雌ロータ11Bの歯部13Bを収納する雌ロータ側ボア22Bと、雄ロータ側ボア22Aの壁面と雌ロータ側ボア22Bの壁面との境界線である低圧側カスプ23及び高圧側カスプ24と、ロータ軸方向にて低圧側カスプ23と隣接するように位置し、雄ロータ側ボア22Aの壁面及び雌ロータ側ボア22Bの壁面よりロータ径方向の外側に窪むように形成されたポケット29とを有する。ポケット29は、傾斜面30A,30Bで形成されている。傾斜面30Aは、雄ロータ側ボア22Aの壁面より、低圧側カスプ23及び高圧側カスプ24を含む仮想平面C1を超えるように延在する。【選択図】図4
Description
本発明は、作動室に液体を供給しつつ気体を圧縮する給液式スクリュー圧縮機に関する。
給液式スクリュー圧縮機は、作動室に液体(例えば油)を供給しつつ、気体(例えば空気)を圧縮する。液体供給の目的は、圧縮行程における気体の冷却、作動室の隙間の封止、及びロータの潤滑などである。
給液式スクリュー圧縮機は、例えば、互いに噛み合いながら回転する雄ロータ及び雌ロータと、雄ロータの歯部を収納する雄ロータ側ボアと、雌ロータの歯部を収納する雌ロータ側ボアと、雄ロータ側ボアの壁面と雌ロータ側ボアの壁面との境界線である低圧側カスプ及び高圧側カスプと、雄ロータの歯溝に形成され、気体を圧縮する雄ロータ側作動室と、雌ロータの歯溝に形成され、気体を圧縮する雌ロータ側作動室とを有する。
雄ロータ側作動室及び雌ロータ側作動室は、雄ロータ及び雌ロータの回転に伴い、ロータ軸方向の一方側から他方側に移動しつつ、容積が変化する。これにより、吸入流路を介して気体を吸入する吸入行程と、気体を圧縮する圧縮行程と、吐出流路を介して圧縮気体を吐出する吐出行程を順次行うようになっている。
上述した給液式スクリュー圧縮機においては、雄ロータと雌ロータとの噛合い部(言い換えれば、雄ロータと雌ロータとの隙間)を介して高圧側作動室から低圧側作動室に向かう噴き出し流れが生じる。そして、圧縮機の構造によっては、圧縮気体中に含まれる液体が高温のミストとなって吸入流路に噴き出す可能性がある。
そのため、特許文献1の給液式のスクリュー圧縮機は、吸入流路内に配置されたリブと、リブによって形成されたポケットとを有する。ポケットは、ロータ軸方向にて低圧側カスプと隣り合うように位置し、雄ロータ側ボアの壁面及び雌ロータ側ボアの壁面よりロータ径方向外側に窪むように形成されている。リブ及びポケットにより、圧縮気体に含まれる液体が吸入流路へ噴き出すのを抑制する。
しかしながら、従来技術には、下記のような改善の余地があった。
特許文献1のリブは、低圧側カスプ及び高圧側カスプを含む第1の仮想平面を中心として線対称な構造である。そのため、特許文献1のポケットは、雄ロータ側ボアの壁面より、第1の仮想平面を超えないように延在し、雄ロータ側ボアの壁面より大きく離れるほど、雄ロータの軸中心及び雌ロータの軸中心を含む第2の仮想平面に対して大きく離れるように傾斜した第1の傾斜面と、雌ロータ側ボアの壁面より、第1の仮想平面を超えないように延在し、雌ロータ側ボアの壁面より大きく離れるほど、第2の仮想平面に対して大きく離れるように傾斜した第2の傾斜面とで形成されている。
雄ロータ側作動室及び雌ロータ側作動室から噴き出された液体は、ポケットを経て、雄ロータ側作動室及び雌ロータ側作動室に再び流入する。上述したポケットの構造によれば、ポケットから雄ロータ側作動室に流入する液体の分配比と、ポケットから雌ロータ側作動室に流入する液体の分配比は、ほぼ同じである。
ところが、一般的に、雄ロータは、雌ロータより外径が大きいから、雌ロータより回転速度が大きい。そのため、雄ロータ側作動室に流入した液体は、雌ロータ側作動室に流入した液体より、高速で撹拌される。したがって、ポケットから雌ロータ側作動室に流入する液体の分配比を多くして、ポケットから雄ロータ側作動室に流入する液体の分配比を少なくすれば、液体の撹拌に要する軸動力の低減に繋がり、省エネを図ることが可能である。
本発明は、上記事柄に鑑みてなされたものであり、液体の撹拌に要する軸動力を低減して省エネを図ることを課題の一つとするものである。
上記課題を解決するために、特許請求の範囲に記載の構成を適用する。本発明は、上記課題を解決するための手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、互いに噛み合いながら回転する雄ロータ及び雌ロータと、前記雄ロータの歯部を収納する雄ロータ側ボアと、前記雌ロータの歯部を収納する雌ロータ側ボアと、前記雄ロータ側ボアの壁面と前記雌ロータ側ボアの壁面との境界線である低圧側カスプ及び高圧側カスプと、前記雄ロータの歯溝に形成され、気体を圧縮する雄ロータ側作動室と、前記雌ロータの歯溝に形成され、気体を圧縮する雌ロータ側作動室と、前記雄ロータ側作動室及び前記雌ロータ側作動室に液体を供給する給液ノズルとを有する給液式スクリュー圧縮機において、ロータ軸方向にて前記低圧側カスプと隣接するように位置し、前記雄ロータ側ボアの壁面及び前記雌ロータ側ボアの壁面よりロータ径方向の外側に窪むように形成されたポケットを更に有し、前記ポケットは、前記雄ロータ側ボアの壁面より、前記低圧側カスプ及び前記高圧側カスプを含む第1の仮想平面を超えるように延在し、前記雄ロータ側ボアの壁面より大きく離れるほど、前記雄ロータの軸中心及び前記雌ロータの軸中心を含む第2の仮想平面に対して大きく離れるように傾斜した第1の傾斜面と、前記雌ロータ側ボアの壁面より、前記第1の仮想平面を超えないように延在し、前記雌ロータ側ボアの壁面より大きく離れるほど、前記第2の仮想平面に対して大きく離れるように傾斜した第2の傾斜面とで形成される。
本発明によれば、液体の撹拌に要する軸動力を低減して省エネを図ることができる。
なお、上記以外の課題、構成及び効果は、以下の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態を、図1~図4を用いて説明する。図1は、本実施形態における給液式スクリュー圧縮機の構成を表す概略図である。図2及び図3は、本実施形態における圧縮機本体の構造を表す軸方向断面図である。図4は、本実施形態における圧縮機本体の構造を表す径方向断面図である。なお、図2は、図4の断面II-IIによる断面図に相当し、図3は、図4の断面III-IIIによる断面図に相当する。図4は、図2又は図3の断面IV-IVによる断面図に相当する。
本実施形態のスクリュー圧縮機は、モータ1と、モータ1によって駆動され、気体(例えば空気)を圧縮する圧縮機本体2と、圧縮機本体2から吐出された圧縮気体とこれに含まれる液体(例えば油)を分離する気液分離器3と、気液分離器3で分離された液体を圧縮機本体2の作動室に供給する液体配管4とを備える。液体配管4には、液体を冷却するクーラ5や、液体中の不純物を除去するフィルタ6等が設けられている。
圧縮機本体2は、雄ロータ11A及び雌ロータ11Bと、雄ロータ11A及び雌ロータ11Bを収納するケーシング12とを備える。
雄ロータ11Aは、螺旋状に延在する複数(本実施形態では4つ)の歯を有する歯部13Aと、歯部13Aの軸方向一方側(図2の左側)に接続された吸入側軸部14と、歯部13Aの軸方向他方側(図2の右側)に接続された吐出側軸部15とを有する。雄ロータ11Aの吸入側軸部14は吸入側軸受16で回転可能に支持され、雄ロータ11Aの吐出側軸部15は吐出側軸受17で回転可能に支持されている。
同様に、雌ロータ11Bは、螺旋状に延在する複数(本実施形態では6つ)の歯を有する歯部13Bと、歯部13Bの軸方向一方側に接続された吸入側軸部(図示せず)と、歯部13Bの軸方向他方側に接続された吐出側軸部(図示せず)とを有する。雌ロータ11Bの吸入側軸部は吸入側軸受(図示せず)で回転可能に支持され、雌ロータ11Bの吐出側軸部は吐出側軸受(図示せず)で回転可能に支持されている。
雄ロータ11Aの吸入側軸部14は、ケーシング12を貫通して、モータ1の回転軸に連結されている。そして、モータ1の駆動によって雄ロータ11Aが回転し、雄ロータ11Aの歯部13Aと雌ロータ11Bの歯部13Bの噛み合いによって雌ロータ11Bも回転するようになっている。
ケーシング12は、メインケーシング18と、メインケーシング18の軸方向一方側(図2の左側)に連結された吸入側ケーシング19と、メインケーシング18の軸方向他方側(図2の右側)に連結された吐出側ケーシング20とで構成されている。
メインケーシング18は、雄ロータ11Aの歯部13Aを収納してその歯溝に雄ロータ側作動室21Aを形成する雄ロータ側ボア22Aと、雌ロータ11Bの歯部13Bを収納してその歯溝に雌ロータ側作動室21Bを形成する雌ロータ側ボア22Bとを有する。ボア22A,22Bは、互いに部分的に重なっており、それらの壁面の境界線として低圧側カスプ23及び高圧側カスプ24を有する。
雄ロータ側作動室21A及び雌ロータ側作動室21Bは、雄ロータ11A及び雌ロータ11Bの回転に伴い、ロータ軸方向の一方側から他方側に移動しつつ、容積が変化する。これにより、吸入流路25を介して気体を吸入する吸入行程と、気体を圧縮する圧縮行程と、吐出流路26を介して圧縮気体を吐出する吐出行程を順次行うようになっている。なお、本実施形態の吸入流路25は、ロータ径方向から見て雄ロータ11Aの歯部13A及び雌ロータ11Bの歯部13Bと重なるように配置され、ロータ径方向に延在している。
メインケーシング18は、雄ロータ側作動室21A及び雌ロータ側作動室21Bに液体を供給する給液ノズル27を有する。液体供給の目的は、圧縮行程における気体の冷却、作動室の隙間の封止、及びロータの潤滑などである。
上述した圧縮機本体2においては、雄ロータ11Aと雌ロータ11Bとの噛合い部(言い換えれば、雄ロータ11Aと雌ロータ11Bとの隙間)を介して高圧側作動室から低圧側作動室に向かう噴き出し流れが生じる。そして、圧縮機本体2の構造によっては、圧縮気体中に含まれる液体が高温のミストとなって吸入流路25に噴き出す可能性がある。
そのため、本実施形態の圧縮機本体2は、吸入流路25内に配置されてロータ軸方向に延在するリブ28と、リブ28によって形成された(言い換えれば、吸入流路25と直接連通しないように形成された)ポケット29とを有する。ポケット29は、ロータ軸方向にて低圧側カスプ23と隣接するように位置し、雄ロータ側ボア22Aの壁面及び雌ロータ側ボア22Bの壁面よりロータ径方向の外側(図4の上側)に窪むように形成されている。また、ポケット29は、雄ロータ11Aと雌ロータ11Bの噛み合い部の幅H1(詳細には、雄ロータ11Aの軸中心O1及び雌ロータ11Bの軸中心O2に直交する直線上、雄ロータ11Aの歯先が通過する位置と雌ロータ11Bの歯先が通過する位置との間隔)より大きく、かつ、雄ロータ11Aの軸中心O1と雌ロータ11Bの軸中心O2の間の幅H2より小さくなるように形成されている。リブ28及びポケット29により、圧縮気体に含まれる液体が吸入流路25へ噴き出すのを抑制する。
ここで、本実施形態の最も大きな特徴として、リブ28は、低圧側カスプ23及び高圧側カスプ24を含む仮想平面C1を中心として線対称にならない構造である。ポケット29は、リブ28の傾斜面30A,30Bで形成されている。リブ28の傾斜面30Aは、雄ロータ側ボア22Aの壁面より、仮想平面C1を超えるように延在し、雄ロータ側ボア22Aの壁面より大きく離れるほど、雄ロータ11Aの軸中心O1及び雌ロータ11Bの軸中心O2を含む仮想平面C2に対して大きく離れるように傾斜している。リブ28の傾斜面30Bは、雌ロータ側ボア22Bの壁面より、仮想平面C2を超えないように延在し、雌ロータ側ボア22Bの壁面より大きく離れるほど、仮想平面C2に対して大きく離れるように傾斜している。そのため、リブ28の傾斜面30Aと傾斜面30Bの境界(言い換えれば、ポケット29の底部)は、仮想平面C1より雌ロータ11Bの軸中心O2側に位置する。
上述したポケット29の構造により、次のような効果を得ることができる。雄ロータ側作動室21A及び雌ロータ側作動室21Bから噴き出されてポケット29に流入した潤滑油の大部分は、慣性力により、リブ28の傾斜面30A又は30Bに衝突し、傾斜面30A又は30Bに沿って移動し、傾斜面30Aと傾斜面30Bの境界近傍に集まる。その後、リブ28の傾斜面30Aと傾斜面30Bの境界近傍に集まった潤滑油の大部分は、自重により、雌ロータ側作動室21Bに流入する。そのため、ポケット29から雌ロータ側作動室21Bに流入する液体の分配比を多くして、ポケット29から雄ロータ側作動室21Aに流入する液体の分配比を少なくすることができる。ここで、雄ロータ側作動室21Aに流入した液体は、雌ロータ側作動室21Bに流入した液体より、高速で撹拌される。したがって、液体の撹拌に要する軸動力を低減して省エネを図ることができる。
本発明の第2の実施形態を、図5及び図6を用いて説明する。図5は、本実施形態における圧縮機本体の構造を表す軸方向断面図である。図6は、本実施形態における圧縮機本体の構造を表す径方向断面図である。なお、図5は、図6の断面V-Vによる断面図に相当し、図6は、図5の断面VI-VIによる断面図に相当する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
本実施形態の吸入流路25Aは、ロータ径方向から見て雄ロータ11Aの歯部13A及び雌ロータ11Bの歯部13Bと重ならないように配置され、ロータ径方向に延在する。本実施形態のポケット29Aは、第1の実施形態のポケット29と異なり、吸入流路25Aと直接連通するように形成されている。
本実施形態のポケット29Aは、第1の実施形態のポケット29と同様、ロータ軸方向にて低圧側カスプ23と隣接するように位置し、雄ロータ側ボア22Aの壁面及び雌ロータ側ボア22Bの壁面よりロータ径方向の外側(図6の上側)に窪むように形成されている。また、雄ロータ11Aと雌ロータ11Bの噛み合い部の幅H1より大きく、かつ、雄ロータ11Aの軸中心O1と雌ロータ11Bの軸中心O2の間の幅H2より小さくなるように形成されている。
本実施形態のポケット29Aは、傾斜面30A,30Bで形成されている。傾斜面30Aは、雄ロータ側ボア22Aの壁面より仮想平面C1を超えるように延在し、雄ロータ側ボア22Aの壁面より大きく離れるほど、仮想平面C2に対して大きく離れるように傾斜している。傾斜面30Bは、雌ロータ側ボア22Bの壁面より仮想平面C2を超えないように延在し、雌ロータ側ボア22Bの壁面より大きく離れるほど、仮想平面C2に対して大きく離れるように傾斜している。そのため、傾斜面30Aと傾斜面30Bの境界(言い換えれば、ポケット29Aの底部)は、仮想平面C1より雌ロータ11Bの軸中心O2側に位置する。
以上のように構成された本実施形態においても、第1の実施形態と同様、液体の撹拌に要する軸動力を低減して省エネを図ることができる。
なお、第2の実施形態において、ポケット29Aは、吸入流路25Aと直接連通するように形成された場合(すなわち、雄ロータ側作動室21A及び雌ロータ側作動室21Bは、吸入流路25A及びポケット29Aを介し気体を吸入する場合)を例にとって説明したが、これに限られない。例えば図7で示す変形例のように、ポケット29Aは、ロータ径方向に延在する隔壁31により、吸入流路25Aと直接連通しないように形成されてもよい。これにより、圧縮気体に含まれる液体が吸入流路25Aへ噴き出すのを抑制してもよい。
また、第1及び第2の実施形態において、特に説明しなかったが、傾斜面30Aは、少なくとも1つの平面で構成されるか、少なくとも1つの曲面で構成されるか、若しくはそれらの組み合わせで構成されていればよい。また、傾斜面30Bは、少なくとも1つの平面で構成されるか、少なくとも1つの曲面で構成されるか、若しくはそれらの組み合わせで構成されていればよい。
11A…雄ロータ、11B…雌ロータ、13A,13B…歯部、21A…雄ロータ側作動室、21B…雌ロータ側作動室、22A…雄ロータ側ボア、22B…雌ロータ側ボア、23…低圧側カスプ、24…高圧側カスプ、25,25A…吸入流路、27…給液ノズル、29,29A…ポケット、30A,30B…傾斜面
Claims (3)
- 互いに噛み合いながら回転する雄ロータ及び雌ロータと、
前記雄ロータの歯部を収納する雄ロータ側ボアと、
前記雌ロータの歯部を収納する雌ロータ側ボアと、
前記雄ロータ側ボアの壁面と前記雌ロータ側ボアの壁面との境界線である低圧側カスプ及び高圧側カスプと、
前記雄ロータの歯溝に形成され、気体を圧縮する雄ロータ側作動室と、
前記雌ロータの歯溝に形成され、気体を圧縮する雌ロータ側作動室と、
前記雄ロータ側作動室及び前記雌ロータ側作動室に液体を供給する給液ノズルとを有する給液式スクリュー圧縮機において、
ロータ軸方向にて前記低圧側カスプと隣接するように位置し、前記雄ロータ側ボアの壁面及び前記雌ロータ側ボアの壁面よりロータ径方向の外側に窪むように形成されたポケットを更に有し、
前記ポケットは、
前記雄ロータ側ボアの壁面より、前記低圧側カスプ及び前記高圧側カスプを含む第1の仮想平面を超えるように延在し、前記雄ロータ側ボアの壁面より大きく離れるほど、前記雄ロータの軸中心及び前記雌ロータの軸中心を含む第2の仮想平面に対して大きく離れるように傾斜した第1の傾斜面と、
前記雌ロータ側ボアの壁面より、前記第1の仮想平面を超えないように延在し、前記雌ロータ側ボアの壁面より大きく離れるほど、前記第2の仮想平面に対して大きく離れるように傾斜した第2の傾斜面とで形成されたことを特徴とする給液式スクリュー圧縮機。 - 請求項1に記載の給液式スクリュー圧縮機において、
前記ポケットは、前記雄ロータと前記雌ロータの噛み合い部の幅より大きく、かつ、前記雄ロータの軸中心と前記雌ロータの軸中心の間の幅より小さくなるように形成されたことを特徴とする給液式スクリュー圧縮機。 - 請求項1に記載の給液式スクリュー圧縮機において、
前記ポケットは、前記雄ロータ側作動室及び前記雌ロータ側作動室に連通する吸入流路と直接連通しないように形成されたことを特徴とする給液式スクリュー圧縮機。
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