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JP2006286716A - 半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

半導体デバイスの製造方法 Download PDF

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JP2006286716A
JP2006286716A JP2005101357A JP2005101357A JP2006286716A JP 2006286716 A JP2006286716 A JP 2006286716A JP 2005101357 A JP2005101357 A JP 2005101357A JP 2005101357 A JP2005101357 A JP 2005101357A JP 2006286716 A JP2006286716 A JP 2006286716A
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JP
Japan
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gas
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substrate
carrier gas
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JP2005101357A
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English (en)
Inventor
Takashi Yokogawa
貴史 横川
Masanori Sakai
正憲 境
Shinya Sasaki
伸也 佐々木
Hirohisa Yamazaki
裕久 山崎
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Kokusai Denki Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

【課題】リングボートを使用しても充分な膜厚の面内均一性が得られない問題を解決し、
膜厚の面内均一性を更に向上することのできる半導体デバイスの製造方法を提供すること
にある。
【解決手段】
少なくとも第1の処理ガスと第2の処理ガスとを交互に処理室内に供給し、基板表面に
所望の膜を形成する半導体デバイスの製造方法であって、処理室内に前記第1の処理ガス
を供給する工程と、前記処理室内に残留する前記第1の処理ガスを前記処理室から除去す
る工程と、処理室内に前記第2の処理ガスを供給する工程と、前記処理室内に残留する前
記第2の処理ガスを前記処理室から除去する工程と、を含み、少なくとも前記第1の処理
ガス供給工程と第2の処理ガス供給工程のいずれかの工程において、処理ガスと共にキャ
リアガスが同時に供給され、前記キャリアガスの供給量を変化させて供給する半導体デバ
イスの製造方法。
【選択図】 図5

Description

本発明は半導体デバイスの製造方法に関し、特に、基板処理装置を用いて、シリコンウ
エハなどの基板表面にCVD法の中の1つであるALD(Atomic Layer D
eposition)法により薄膜を形成して、半導体デバイスを製造する方法に関する
基板処理装置の一例として、複数枚の基板を一括処理するバッチ式の縦型炉を用いた半
導体製造装置が用いられているが、この様な縦型炉にあっては、基板を垂直方向に平行に
等間隔で保持し、反応管と基板の間に付設したノズルより原料を基板面に対して平行に導
入して成膜を実施した場合、成膜に使用する原料によっては、基板周辺部の膜厚が極めて
厚くなり、膜厚の面内均一性が非常に悪化する場合がある。
この様な縦型炉においては、膜厚の面内均一性の悪化に対して、リングボートの使用に
より均一性改善が図られている。このリングボートとは、基板と基板の間にドーナッツ状
のリングが配置されている基板保持治具で、基板周辺部への多量な成膜を基板周辺部を覆
うリングにも成膜させることで消費させ、膜厚の面内均一性を向上させるものである。
しかし、リングボートの使用により、ALD法によるAl(酸化アルミニウム)
膜のように膜厚の面内均一性の充分な改善が得られる膜種もあるが、ALD法によるHf
(酸化ハフニウム)膜のように膜厚の面内均一性は向上するものの充分な改善には到
らない膜種もある。
本発明の目的は、ALD法における一部膜種において、リングボートを使用しても充分
な膜厚の面内均一性が得られない問題を解決し、膜厚の面内均一性を更に向上することの
できる半導体デバイスの製造方法を提供することにある。
本発明によれば、
少なくとも第1の処理ガスと第2の処理ガスとを交互に処理室内に供給し、基板表面に
所望の膜を形成する半導体デバイスの製造方法であって、
処理室内に前記第1の処理ガスを供給する工程と、
前記処理室内に残留する前記第1の処理ガスを前記処理室から除去する工程と、
前記処理室内に前記第2の処理ガスを供給する工程と、
前記処理室内に残留する前記第2の処理ガスを前記処理室から除去する工程と、
を含み、
少なくとも前記第1の処理ガス供給工程と第2の処理ガス供給工程のいずれかの工程に
おいて、処理ガスと共にキャリアガスが同時に供給され、前記キャリアガスの供給量を変
化させて供給することを特徴とする半導体デバイスの製造方法が提供される。
本発明によれば、基板表面に生成された薄膜の膜厚面内均一性を向上させた半導体デバ
イスの製造方法が提供できる。
次に、本発明の好ましい実施形態を説明する。
まず、図1、図2を参照して本発明の好ましい実施形態の基板処理装置の概略を説明す
る。
<基板処理装置の構成>
本発明の基板処理装置の構成を図面を用いて説明する。
尚、以下の説明では、基板処理装置として基板に拡散処理やCVD処理などを行う縦型
の装置(以下、単に処理装置という)を適用した場合について述べる。図1は、本発明に
適用される処理装置の外観斜視図である。なお、この図は透視図として描かれている。ま
た、図2は図1に示す処理装置の側面図である。
本発明の処理装置は、シリコン等からなるウエハ(基板)200を収納したポッド(基
板収納容器)100を、外部から筐体101内へ挿入するため、およびその逆に筐体10
1内から外部へ払出すためのI/Oステージ(保持具授受部材)105が筐体101の前
面に付設され、筐体101内には挿入されたポッド100を保管するためのカセット棚(
載置手段)109が敷設されている。また、ウエハ200の搬送エリアであり、後述のボ
ート(基板保持手段)217のローディング、アンローディング空間となるNパージ室
(気密室)102が設けられている。ウエハ200に処理を行うときのN2パージ室10
2の内部は、ウエハ200の自然酸化膜を防止するためにNガスなどの不活性ガスが充
満されるように、Nパージ室102は密閉容器となっている。
上述したポッド100としては、現在FOUPというタイプが主流で使用されており、
ポッド100の一側面に設けられた開口部を蓋体(図示せず)で塞ぐことで大気からウエ
ハ200を隔離して搬送でき、蓋体を取り去る事でポッド100内へウエハ200を入出
させることができる。このポッド100の蓋体を取外し、ポッド内の雰囲気とNパージ
室102の雰囲気とを連通させるために、Nパージ室102の前面側には、ポッドオー
プナ(開閉手段)108が設けられている。ポッドオープナ108、カセット棚109、
およびI/Oステージ105間のポッド100の搬送は、カセット移載機114によって
行なわれる。このカセット移載機114によるポッド100の搬送空間には、筐体101
に設けられたクリーンユニット(図示せず)によって清浄化した空気をフローさせるよう
にしている。
パージ室102の内部には、複数のウエハ200を多段に積載するボート217と
、ウエハ200のノッチ(又はオリエンテーションフラット)の位置を任意の位置に合わ
せる基板位置合わせ装置106と、ポッドオープナ108上のポッド100と基板位置合
わせ装置106とボート217との間でウエハ200の搬送を行うウエハ移載機(搬送手
段)112とが設けられている。また、Nパージ室102の上部にはウエハ200を処
理するための処理炉202が設けられており、ボート217はボートエレベータ(昇降手
段)115によって処理炉202へローディング、又は処理炉202からアンローディン
グすることができる。
<基板処理装置の動作>
次に、本発明の基板処理装置の動作について説明する。
先ず、AGVやOHTなどにより筐体101の外部から搬送されてきたポッド100は
、I/Oステージ105に載置される。I/Oステージ105に載置されたポッド100
は、カセット移載機114によって、直接ポッドオープナ108上に搬送されるか、また
は、一旦カセット棚109にストックされた後にポッドオープナ108上に搬送される。
ポッドオープナ108上に搬送されたポッド100は、ポッドオープナ108によってポ
ッド100の蓋体を取外され、ポッド100の内部雰囲気がNパージ室102の雰囲気
と連通される。
次に、ウエハ搬送機112によって、Nパージ室102の雰囲気と連通した状態のポ
ッド100内からウエハ200を取出す。取出されたウエハ200は、基板位置合わせ装
置106によって任意の位置にノッチが定まる様に位置合わせが行なわれ、位置合わせ後
、ボート217へ搬送される。
ボート217へのウエハ200の搬送が完了したならば、処理室201の炉口シャッタ
116を開けて、ボートエレベータ115によりウエハ200を搭載したボート217を
ローディングする。
ローディング後は、処理炉202にてウエハ200に任意の処理が実施され、処理後は
上述の逆の手順で、ウエハ200およびポッド100は筐体101の外部へ払出される。
次に、図3、図4を参照して本発明の好ましい実施形態に係る基板処理装置の処理炉の
概略を説明する。
なお、本発明の実施の形態にて行った、ウエハ等の基板へのプロセス処理例としてAL
D法を用いた成膜処理について、簡単に説明する。
ALD法は、ある成膜条件(温度、時間等)の下で、成膜に用いる2種類(またはそれ
以上)の原料となるガスを1種類ずつ交互に基板上に供給し、1原子層単位で吸着させ、
表面反応を利用して成膜を行う手法である。
即ち、利用する化学反応は、例えばHfO膜形成の場合ALD法ではTEMAH(H
f[NCH]、テトラキスメチルエチルアミノハフニウム)とO(オゾン)
を用いて180〜250℃の低温で高品質の成膜が可能である。また、ガス供給は、複数
種類の反応性ガスを1種類ずつ交互に供給する。そして、膜厚制御は、反応性ガス供給の
サイクル数で制御する。(例えば、成膜速度が1Å/サイクルとすると、20Åの膜を形
成する場合、処理を20サイクル行う。)
<処理炉の構成>
図3は、本実施の形態にかかる縦型の基板処理炉の概略構成図であり、処理炉部分を縦
断面で示し、図4は本実施の形態にかかる縦型の基板処理炉の概略構成図であり、処理炉
部分を横断面で示す。加熱手段であるヒータ207の内側に、基板であるウエハ200を
処理する反応容器として反応管203が設けられ、この反応管203の下端開口は蓋体で
あるシールキャップ219により気密部材であるOリング220を介して気密に閉塞され
、少なくとも、このヒータ207、反応管203、及びシールキャップ219により処理
炉202を形成している。シールキャップ219には石英キャップ218を介して基板保
持手段であるボート217が立設され、前記石英キャップ218はボートを保持する保持
体となっている。そして、ボート217は処理炉202に挿入される。ボート217には
バッチ処理される複数のウエハ200が水平姿勢で管軸方向に多段に積載される。前記ヒ
ータ207は処理炉202に挿入されたウエハ200を所定の温度に加熱する。
そして、処理炉202へは複数種類、ここでは2種類のガスを供給する供給管としての
2本のガス供給管232a、232bが設けられる。第1のガス供給管232aから供給
される原料が液体の場合、第1のガス供給管232aからは流量制御手段である液体マス
フローコントローラ240、気化器241及び開閉弁である第1のバルブ243aを介し
、第1のキャリアガス供給管234aと合流し、更に第1のノズル233aを介して処理
炉202に反応ガスが供給されている。第1のガス供給管232aから供給される原料が
気体の場合には、液体マスフローコントローラ240を気体用に交換し、気化器241は
不要となる。また、第2のガス供給管232bからは流量制御手段である第1のマスフロ
ーコントローラ241a及び開閉弁である第2のバルブ243bを介し、第2のキャリア
ガス供給管234bと合流し、更に第2のノズル233bを介して処理炉202に反応ガ
スが供給されている。
処理炉202はガスを排気する排気管であるガス排気管231により第5のバルブ24
3eを介して排気手段である真空ポンプ246に接続され、真空排気されるようになって
いる。尚、この第5のバルブ243eは弁を開閉して処理炉202の真空排気・真空排気
停止ができ、更に弁開度を調節して圧力調整可能になっている開閉弁である。
処理炉202を構成している反応管203の内壁とウエハ200との間における円弧状
の空間には、反応管203の下部より上部の内壁にウエハ200の積載方向に沿って、第
1のノズル233a及び第2のノズル233bが設けられており、第1のノズル233a
及び第2のノズル233bの側面にはガスを供給する供給孔である第1のガス供給孔24
8a及び第2のガス供給孔248bがそれぞれ設けられている。この第1のガス供給孔2
48a及び第2のガス供給孔248bは反応管203の中心へ向けて開口している。この
第1のガス供給孔248a及び第2のガス供給孔248bは、下部から上部にわたってそ
れぞれ同一の開口面積を有し、更に同じ開口ピッチで設けられている。
反応管203内の中央部には複数枚のウエハ200を多段に同一間隔で載置するボート
217が設けられており、このボート217は図中省略のボートエレベータ機構により反
応管203に出入りできるようになっている。また処理の均一性を向上する為にボート2
17を回転するための回転手段であるボート回転機構267が設けてあり、ボート回転機
構267を回転することにより、石英キャップ218に保持されたボート217を回転す
るようになっている。
制御手段であるコントローラ121は、液体マスフローコントローラ240、第1〜第
3のマスフローコントローラ241a、241b、241c、第1〜第5のバルブ243
a、243b、243c、243d、243e、ヒータ207、真空ポンプ246、ボー
ト回転機構267、図中省略のボート昇降機構に接続されており、液体マスフローコント
ローラ240、第1〜第4のマスフローコントローラ241a、241b、241c、の
流量調整、第1〜第4のバルブ243a、243b、243c、243dの開閉動作、第
5のバルブ243eの開閉及び圧力調整動作、ヒータ207温度調節、真空ポンプ246
の起動・停止、ボート回転機構267の回転速度調節、ボート昇降機構の昇降動作制御が
行われる。
<処理炉の動作および成膜例>
次にALD法による成膜例について、TEMAH及びO3を用いてHfO膜を成膜す
る例で説明する。
まず成膜しようとするウエハ200をボート217に装填し、処理炉202に搬入する
。搬入後、次の3つのステップを順次実行する。
[ステップ1]
ステップ1では、TEMAHとキャリアガス(N)を流す。まず第1のガス供給管2
32aに設けた第1のバルブ243a、第1のキャリアガス供給管234aに設けた第3
のバルブ243c、及びガス排気管231に設けた第5のバルブ243eを共に開けて、
第1のガス供給管232aから液体マスフローコントローラ240により流量調整され、
気化器242により気化されたTEMAHと第1のキャリアガス供給管234aから第2
のマスフローコントローラ241bにより流量調整されたキャリアガスを混合し、第1の
ノズル233aの第1のガス供給孔248aから処理炉202に供給しつつガス排気管2
31から排気する。液体マスフローコントローラ240で制御するTEMAHの供給流量
は0.01〜0.1g/minである。TEMAHガスにウエハ200を晒す時間は30
〜180秒間である。このときのヒータ207温度はウエハが180〜250℃になるよ
う設定してある。
[ステップ2]
ステップ2では、第1のガス供給管232aの第1のバルブ243aおよび第1のキャ
リアガス供給管234aの第3のバルブ243cを閉めて、TEMAHとキャリアガスの
供給を止める。ガス排気管231の第5のバルブ243eは開いたままにし真空ポンプ2
46により、処理炉202を20Pa以下に排気し、残留TEMAHを処理炉202から
排除する。また、この時にはN等の不活性ガスを処理炉202に供給すると、更に残留
TEMAHを排除する効果が高まる。
[ステップ3]
ステップ3では、Oとキャリアガス(N)を流す。まず第2のガス供給管232b
に設けた第2のバルブ243b、第2のキャリアガス供給管234bに設けた第4のバル
ブ243dを共に開けて、第2のガス供給管232bから第1のマスフローコントローラ
241aにより流量調整されたOと第2のキャリアガス供給管234bから第3のマス
フローコントローラ241cにより流量調整されたキャリアガスを混合し、第2のノズル
233bの第2のガス供給孔248bから処理炉202に供給しつつガス排気管231か
ら排気する。Oにウエハ200を晒す時間は10〜120秒間である。このときのウエ
ハ温度はTEMAHガスの供給時と同じく、180〜250℃である。Oの供給により
、下地膜上のTEMAHとOとが表面反応して、ウエハ200上にHfO膜が成膜され
る。成膜後、第2のバルブ243b及び第4のバルブ243dを閉じ、真空ポンプ246
により処理炉202を真空排気し、残留するOの成膜に寄与した後のガスを排除する。
また、この時にはN等の不活性ガスを処理炉202に供給すると、更に残留するO
成膜に寄与した後のガスを処理炉202から排除する効果が高まる。
上記ステップ1〜3を1サイクルとし、このサイクルを複数回繰り返すことによりウエ
ハ上に所定膜厚のHfO膜を成膜する。
<実施例>
本発明の好ましい実施例を図を用いて説明する。なお、図5〜図10における、第1の
キャリアガスは第1の原料に混合するキャリアガス、第2のキャリアガスは第2の原料に
混合するキャリアガスである。
(1)キャリアガスの流量を少量から多量に変化させる実施例(図5)。
第1の原料および/または第2の原料に混合するキャリアガスの流量を、前半は少量、
後半は多量に変化させる。これにより、第1の原料および/または第2の原料の供給時に
おける前半は基板の外延部を中心に原料を吸着、後半は基板の中央部を中心に原料を吸着
させる。
(2)キャリアガスの流量を多量から少量に変化させる実施例(図6)。
前述の実施例(1)とは逆に、第1の原料および/または第2の原料に混合するキャリ
アガスの流量を、前半は多量、後半は少量に変化させる。これにより、第1の原料および
/または第2の原料の供給時における前半は基板の中心部を中心に原料を吸着、後半は基
板の外延部を中心に原料を吸着させる。
(3)キャリアガスの流量を三段階以上に変化させる実施例(図7)。
前述の実施例(1)(2)におけるキャリアガスの流量の変化は二段階であったが、こ
の手法では、第1の原料および/または第2の原料に混合するキャリアガスの流量を三段
階以上に変化させる。これにより、第1の原料および/または第2の原料の供給時におけ
る序盤は基板の外延部を中心に、中盤は基板の外延部と中央部の中間あたりを中心に、終
盤は基板の中央部を中心に原料を吸着させる。
(4)キャリアガスの流量を直線的に変化させる実施例(図8)。
前述の実施例(1)〜(3)ではキャリアガスの流量を段階的に変化させていたが、こ
の手法では、第1の原料および/または第2の原料に混合するキャリアガスの流量を直線
的に変化させる。これにより、基板上における原料分子の密度の高い箇所を外延部から中
央部へと徐々に推移させ、基板全面に原料を吸着させる。
(5)キャリアガスの流量を少量から多量、多量から再び少量に変化させる実施例(図9
)。
前述の実施例(1)〜(4)ではキャリアガスの流量の変化は少量から多量またはその
逆のみであったが、この手法では、第1の原料および/または第2の原料に混合するキャ
リアガスの流量を少量から多量、多量から再び少量に変化させる。これにより、第1の原
料および/または第2の原料の供給時における序盤は基板の外延部を中心に、中盤は基板
の中央部を中心に、終盤は再び基板の外延部を中心に原料を吸着させる。
(6)キャリアガスの流量を多量から少量、少量から再び多量に変化させる実施例(図1
0)。
前述の実施例(5)とは逆に、この手法では、第1の原料および/または第2の原料に混
合するキャリアガスの流量を多量から少量、少量から再び多量に変化させる。これにより
、第1の原料および/または第2の原料の供給時における序盤は基板の中央部を中心に、
中盤は基板の外延部を中心に、終盤は再び基板の中央部を中心に原料を吸着させる。
以上説明したように、本発明の好ましい実施形態によれば、ALD法における一部膜種
において、リングボートを使用しても充分な膜厚の面内均一性が得られない問題を解決で
きる。
即ち、従来、原料の供給時に混合するキャリアガスの流量は一定であるが、このキャリ
アガスの流量を変化させた場合、膜厚の面内分布に次のような変化が表れた。
キャリアガスの流量を少量にした場合、膜厚の分布は基板の外延部が厚く、中央部が薄
い分布となる。これは、原料とキャリアガスの総量が少量のため原料が中央部まで入り込
まず、基板上の原料分子の密度は外延部よりも中央部が低くなり、基板の外延部における
原料分子の吸着量が多くなるためと考えられる。
一方、キャリアガスの流量を多量にした場合、膜厚の分布は基板の外延部が薄く、中央
部が厚い分布となる。これは、原料とキャリアガスの総量が多量のため原料が中央部まで
入り込み、基板上の原料分子の密度は外延部よりも中央部で高くなり、基板の中央部にお
ける原料分子の吸着量が多くなるためと考えられる。
実施例(1)を例にとり説明すれば、原料に混合するキャリアガスの流量により膜厚の
面内分布が変化する現象を利用し、ALD法の各周期における第1の原料および/または
第2の原料の供給時に、第1の原料および/または第2の原料に混合するキャリアガスの
流量を、前半は少量、後半は多量というように変化させる。
これにより、第1の原料および/または第2の原料の供給時における前半は基板の外延
部を中心に原料を吸着、後半は基板の中央部を中心に原料を吸着させることで、第1の原
料および/または第2の原料の供給時における基板上の吸着の偏りを無くし、積層されて
いく各層毎の面内均一性を向上させ、最終的に成膜される膜の面内均一性が得られる。
図1は本発明の実施の形態にかかる縦型の基板処理装置の概略構成図であり、基板処理装置を外観斜視で示した図である。 図2は図1に示す基板処理装置の側面図である。 図3は本発明の実施の形態にかかる縦型の基板処理炉の概略構成図であり、処理炉部分を縦断面で示した図である。 図4は図3に示す基板処理炉の処理炉部分を横断面で示した図である。 図5は本発明の実施例を示す図である。 図6は本発明の実施例を示す図である。 図7は本発明の実施例を示す図である。 図8は本発明の実施例を示す図である。 図9は本発明の実施例を示す図である。 図10は本発明の実施例を示す図である。
符号の説明
100 ポッド
101 筐体
102 Nパージ室
105 I/Oステージ
106 基板位置合せ装置
108 ポッドオープナ
109 カセット棚
112 ウエハ移載機
114 カセット移載機
115 ボートエレベータ
116 炉口シャッタ
121 コントローラ
200 ウエハ
202 処理炉
203 反応管
207 ヒータ
217 ボート
218 石英キャップ
219 シールキャップ
220 Oリング
231 ガス排気管
232a 第1のガス供給管
232b 第2のガス供給管
233a 第1のノズル
233b 第2のノズル
234a 第1のキャリアガス供給管
234b 第2のキャリアガス供給管
240 液体マスフローコントローラ
241a 第1のマスフローコントローラ
241b 第2のマスフローコントローラ
241c 第3のマスフローコントローラ
242 気化器
243a 第1のバルブ
243b 第2のバルブ
243c 第3のバルブ
243d 第4のバルブ
243e 第5のバルブ
246 真空ポンプ
248a 第1のガス供給孔
248b 第2のガス供給孔
267 ボート回転機構

Claims (1)

  1. 少なくとも第1の処理ガスと第2の処理ガスとを交互に処理室内に供給し、基板表面に
    所望の膜を形成する半導体デバイスの製造方法であって、
    処理室内に前記第1の処理ガスを供給する工程と、
    前記処理室内に残留する前記第1の処理ガスを前記処理室から除去する工程と、
    前記処理室内に前記第2の処理ガスを供給する工程と、
    前記処理室内に残留する前記第2の処理ガスを前記処理室から除去する工程と、
    を含み、
    少なくとも前記第1の処理ガス供給工程と第2の処理ガス供給工程のいずれかの工程に
    おいて、処理ガスと共にキャリアガスが同時に供給され、前記キャリアガスの供給量を変
    化させて供給することを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
JP2005101357A 2005-03-31 2005-03-31 半導体デバイスの製造方法 Pending JP2006286716A (ja)

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