Papers by Kayo Ikeda
Biometrics, 1994
Bibliography for Population PK/PD Modeling 567 1. Introduction Pharmacokinetics is the study of v... more Bibliography for Population PK/PD Modeling 567 1. Introduction Pharmacokinetics is the study of various biological processes affecting a drug: dissolution, absorp-tion, distribution, metabolism, and elimination. A pharmacokinetic response obtained from an individual ...

本編「調査のねらい」を下記に示す。
この「アメリカの市民メディア2010」調査報告書は、2010年9月13日~9月17日にかけて、アメリカのワシントンDCとニューヨークにある“市民メディア”関... more 本編「調査のねらい」を下記に示す。
この「アメリカの市民メディア2010」調査報告書は、2010年9月13日~9月17日にかけて、アメリカのワシントンDCとニューヨークにある“市民メディア”関連団体を、日本でそれぞれ市民メディアの領域に関わってきた下記のメンバーが、共同で訪問調査した結果の概要である。
激変する情報・メディア環境を背景に、既存のマスメディアの経営はきわめてきびしくなっており、アメリカでは巨大通信企業の急激な繁殖とは裏腹に新聞社の倒産が相次ぎ、他方パブリック・アクセス(ケーブルテレビでの市民放送局)も危機に立っていると報じられている。日本でも政府やマスメディアの情報の信頼性がゆらぎはじめ、一般市民や地域住民のニーズに応えられなくなっていきている。市民・住民・NPOは、ウェブサイト、ブログ、ツイッター、SNS、ユーチューブなどでさかんに発信しはじめている。
そうした中で、公共的な共同空間をもつ市民メディア(コミュニティメディア、オルタナティブメディア)の役割が期待されつつも、なかなか大きく広がっていかない。政権交代はあったものの、メディア政策は一向に変わらないという状況の中で、参加メンバーの共通の問題意識は、メディア民主主義やパブリック・アクセスの“先進地”であったアメリカの市民メディアの現在/未来を率直に知りたい、ということであった。具体的には以下を想定して、短い日程での調査候補を絞っていった。
(1) ケーブルテレビでの市民のメディア制作やパブリック・アクセスセンターの実態
(2) ケーブル以外の独立系/市民メディアの理念や活動実態、今後の課題
(3) メディア教育、メディアによるエンパワー団体の理念や活動実態
(4) メディア・リフォーム運動の理念や活動実態
(5) メディアの民主化と市民的公共圏についての理論
調査団員 池田佳代(NPO OurPlanet-TV), 川島隆(滋賀大学経済学部特任講師), 白石草(NPO OurPlanet-TV), 宗田勝也(NPO 難民ナウ!), 津田正夫(立命館大学産業社会学部特任教授)
コーディネータ&通訳 藤原広美(ニューヨーク大学大学院)
通訳 竹村朋子(立命館大学大学院社会学研究科)
協力 金山勉 (立命館大学産業社会学部教授), 溝口尚美(ダウンタウン・コミュニティ・テレビジョン・センター DCTV), 松浦哲郎(龍谷大学社会学部講師)
東京大学情報学環濱田研究室に置かれた市民社会メディアと政策研究会に参加した有志による調査報告。政府が設置した放送と通信の融合に関する政策論議の検討と、同様の議論を進めた欧米では放送への市民参加を... more 東京大学情報学環濱田研究室に置かれた市民社会メディアと政策研究会に参加した有志による調査報告。政府が設置した放送と通信の融合に関する政策論議の検討と、同様の議論を進めた欧米では放送への市民参加を位置づけてきたことに関連し、日本における放送への市民参加ができていない現状についての課題を指摘した。同じ時期、欧州議会が放送への市民参加を促進する決議を採択したことなどに触れながら、放送への市民参加が民主主義を発展させるとともに、マイノリティーの権利を保障することで社会の安定につながるなどの意義を論じた。
さらに、日本における放送への市民参加の可能性を見出すために、いわゆる市民メディアと呼ばれる自主的で非商業的なメディア活動とその組織の有り様について、アンケートを行い、そこで得た情報の分析による考察を行った。
この調査の報告は研究会のウェブサイトで公開したほか、同月に開催された情報通信学会の情報と通信の融合をテーマとしたシンポジウムにおいて、調査メンバーの一人である池田がフロアより調査について発言したことで参加者の関心を呼び、調査の成果を共有することができた。
Teaching Documents by Kayo Ikeda
講演スライドコピー, hands out papers
Talks by Kayo Ikeda
This slid was provide to audiences about using digital for social good change.
more info about Ou... more This slid was provide to audiences about using digital for social good change.
more info about OurPlanet-TV as follows,
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/287
コンピューターソフトメーカーの協力を得て、非営利組織にソフトウエアを提供するTechsoup(本部アメリカ合衆国)が日本で活動を開始することを記念するイベントでスピーチした際の発表資料。
Our... more コンピューターソフトメーカーの協力を得て、非営利組織にソフトウエアを提供するTechsoup(本部アメリカ合衆国)が日本で活動を開始することを記念するイベントでスピーチした際の発表資料。
OurPlanet-TVが市民の社会活動を促進するために行っているビデオワークショップや広報セミナー、自主的な映像政策や優れたドキュメンタリー作品の紹介などの取り組みを端的に紹介した。
Conference Presentations by Kayo Ikeda
第7回21世紀社会デザイン学会 自由論題予稿集, p28-29, 2012.12.1-2, 池田佳代
デジタルを活用した市民の情報発信を促す方法論として注目したデジタル・ストーリーテリングのワー... more 第7回21世紀社会デザイン学会 自由論題予稿集, p28-29, 2012.12.1-2, 池田佳代
デジタルを活用した市民の情報発信を促す方法論として注目したデジタル・ストーリーテリングのワークショップと完成作品の上映会を参与観察した。そこで見出されたのは、映像作品の完成にとどまらず、映像制作の段階及び完成作品の上映を通じて制作者同士あるいは制作者と観客の関係の構築が図られる様子が見受けられた。
パソコンソフトを使う機会の少ない人も二日間でビデオを完成できるという平易な方法論の特徴を生かして、コミュニティ同士の理解促進、コミュニティ内部の孤立の防止、経験の記録や教訓の継承など、市民生活に役立つ可能性を示唆した。
ウェブや上映会で鑑賞することで、知識の追加や文化の理解が生まれたとして、グアテマラのマヤ先住民族の青少年と日本のまちづくりに取り組む人々との映像を用いた交流を事例として紹介した。
Drafts by Kayo Ikeda
1997年9月に行われた、民法改正ネットワークが主催した電話相談の結果報告書。家族法や家族関係に取り組む弁護士や33団体のNGOが共同で実施。東京・広島・九州の3箇所で、選択的夫婦別姓制度の導入... more 1997年9月に行われた、民法改正ネットワークが主催した電話相談の結果報告書。家族法や家族関係に取り組む弁護士や33団体のNGOが共同で実施。東京・広島・九州の3箇所で、選択的夫婦別姓制度の導入や婚外子差別の撤廃を望む人たちの意見や悩みを聞き取ったほか、弁護士が法的な相談に対応した。
受信件数は、東京104件、広島10件、九州27件。受付開始時間直前にNHKニュースで電話番号が告知された。東京では用意した4回線がふさがりっぱなしだったほか、広島、九州でも電話が途切れることなく鳴りつづけたことから受信できなかったものが多数あると推測される。
掛けた人の訴えは、「旧姓の通称使用」を職場や金融機関などで妨げられている窮状、事実婚カップルの子への法的差別、「いつ法改正されるのか」「早くして欲しい」という声が多いほか、具体的に困っている事柄へ解決にむけた助言を求めるケースが多かった。その後、相続割合についての差別規定を憲法違反として裁判に訴えるケースが数件発生したが、いずれも憲法違反という判決は出ていない。ただし、判決について担当判事が述べる意見の文中、国会が法改正をすべきであると差別状態だと認める意見が描かれることが多い。あれから20年経つ現在もこの法律は改正されていない。
Uploads
Papers by Kayo Ikeda
この「アメリカの市民メディア2010」調査報告書は、2010年9月13日~9月17日にかけて、アメリカのワシントンDCとニューヨークにある“市民メディア”関連団体を、日本でそれぞれ市民メディアの領域に関わってきた下記のメンバーが、共同で訪問調査した結果の概要である。
激変する情報・メディア環境を背景に、既存のマスメディアの経営はきわめてきびしくなっており、アメリカでは巨大通信企業の急激な繁殖とは裏腹に新聞社の倒産が相次ぎ、他方パブリック・アクセス(ケーブルテレビでの市民放送局)も危機に立っていると報じられている。日本でも政府やマスメディアの情報の信頼性がゆらぎはじめ、一般市民や地域住民のニーズに応えられなくなっていきている。市民・住民・NPOは、ウェブサイト、ブログ、ツイッター、SNS、ユーチューブなどでさかんに発信しはじめている。
そうした中で、公共的な共同空間をもつ市民メディア(コミュニティメディア、オルタナティブメディア)の役割が期待されつつも、なかなか大きく広がっていかない。政権交代はあったものの、メディア政策は一向に変わらないという状況の中で、参加メンバーの共通の問題意識は、メディア民主主義やパブリック・アクセスの“先進地”であったアメリカの市民メディアの現在/未来を率直に知りたい、ということであった。具体的には以下を想定して、短い日程での調査候補を絞っていった。
(1) ケーブルテレビでの市民のメディア制作やパブリック・アクセスセンターの実態
(2) ケーブル以外の独立系/市民メディアの理念や活動実態、今後の課題
(3) メディア教育、メディアによるエンパワー団体の理念や活動実態
(4) メディア・リフォーム運動の理念や活動実態
(5) メディアの民主化と市民的公共圏についての理論
調査団員 池田佳代(NPO OurPlanet-TV), 川島隆(滋賀大学経済学部特任講師), 白石草(NPO OurPlanet-TV), 宗田勝也(NPO 難民ナウ!), 津田正夫(立命館大学産業社会学部特任教授)
コーディネータ&通訳 藤原広美(ニューヨーク大学大学院)
通訳 竹村朋子(立命館大学大学院社会学研究科)
協力 金山勉 (立命館大学産業社会学部教授), 溝口尚美(ダウンタウン・コミュニティ・テレビジョン・センター DCTV), 松浦哲郎(龍谷大学社会学部講師)
さらに、日本における放送への市民参加の可能性を見出すために、いわゆる市民メディアと呼ばれる自主的で非商業的なメディア活動とその組織の有り様について、アンケートを行い、そこで得た情報の分析による考察を行った。
この調査の報告は研究会のウェブサイトで公開したほか、同月に開催された情報通信学会の情報と通信の融合をテーマとしたシンポジウムにおいて、調査メンバーの一人である池田がフロアより調査について発言したことで参加者の関心を呼び、調査の成果を共有することができた。
Teaching Documents by Kayo Ikeda
Talks by Kayo Ikeda
more info about OurPlanet-TV as follows,
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/287
OurPlanet-TVが市民の社会活動を促進するために行っているビデオワークショップや広報セミナー、自主的な映像政策や優れたドキュメンタリー作品の紹介などの取り組みを端的に紹介した。
Conference Presentations by Kayo Ikeda
デジタルを活用した市民の情報発信を促す方法論として注目したデジタル・ストーリーテリングのワークショップと完成作品の上映会を参与観察した。そこで見出されたのは、映像作品の完成にとどまらず、映像制作の段階及び完成作品の上映を通じて制作者同士あるいは制作者と観客の関係の構築が図られる様子が見受けられた。
パソコンソフトを使う機会の少ない人も二日間でビデオを完成できるという平易な方法論の特徴を生かして、コミュニティ同士の理解促進、コミュニティ内部の孤立の防止、経験の記録や教訓の継承など、市民生活に役立つ可能性を示唆した。
ウェブや上映会で鑑賞することで、知識の追加や文化の理解が生まれたとして、グアテマラのマヤ先住民族の青少年と日本のまちづくりに取り組む人々との映像を用いた交流を事例として紹介した。
Drafts by Kayo Ikeda
受信件数は、東京104件、広島10件、九州27件。受付開始時間直前にNHKニュースで電話番号が告知された。東京では用意した4回線がふさがりっぱなしだったほか、広島、九州でも電話が途切れることなく鳴りつづけたことから受信できなかったものが多数あると推測される。
掛けた人の訴えは、「旧姓の通称使用」を職場や金融機関などで妨げられている窮状、事実婚カップルの子への法的差別、「いつ法改正されるのか」「早くして欲しい」という声が多いほか、具体的に困っている事柄へ解決にむけた助言を求めるケースが多かった。その後、相続割合についての差別規定を憲法違反として裁判に訴えるケースが数件発生したが、いずれも憲法違反という判決は出ていない。ただし、判決について担当判事が述べる意見の文中、国会が法改正をすべきであると差別状態だと認める意見が描かれることが多い。あれから20年経つ現在もこの法律は改正されていない。
この「アメリカの市民メディア2010」調査報告書は、2010年9月13日~9月17日にかけて、アメリカのワシントンDCとニューヨークにある“市民メディア”関連団体を、日本でそれぞれ市民メディアの領域に関わってきた下記のメンバーが、共同で訪問調査した結果の概要である。
激変する情報・メディア環境を背景に、既存のマスメディアの経営はきわめてきびしくなっており、アメリカでは巨大通信企業の急激な繁殖とは裏腹に新聞社の倒産が相次ぎ、他方パブリック・アクセス(ケーブルテレビでの市民放送局)も危機に立っていると報じられている。日本でも政府やマスメディアの情報の信頼性がゆらぎはじめ、一般市民や地域住民のニーズに応えられなくなっていきている。市民・住民・NPOは、ウェブサイト、ブログ、ツイッター、SNS、ユーチューブなどでさかんに発信しはじめている。
そうした中で、公共的な共同空間をもつ市民メディア(コミュニティメディア、オルタナティブメディア)の役割が期待されつつも、なかなか大きく広がっていかない。政権交代はあったものの、メディア政策は一向に変わらないという状況の中で、参加メンバーの共通の問題意識は、メディア民主主義やパブリック・アクセスの“先進地”であったアメリカの市民メディアの現在/未来を率直に知りたい、ということであった。具体的には以下を想定して、短い日程での調査候補を絞っていった。
(1) ケーブルテレビでの市民のメディア制作やパブリック・アクセスセンターの実態
(2) ケーブル以外の独立系/市民メディアの理念や活動実態、今後の課題
(3) メディア教育、メディアによるエンパワー団体の理念や活動実態
(4) メディア・リフォーム運動の理念や活動実態
(5) メディアの民主化と市民的公共圏についての理論
調査団員 池田佳代(NPO OurPlanet-TV), 川島隆(滋賀大学経済学部特任講師), 白石草(NPO OurPlanet-TV), 宗田勝也(NPO 難民ナウ!), 津田正夫(立命館大学産業社会学部特任教授)
コーディネータ&通訳 藤原広美(ニューヨーク大学大学院)
通訳 竹村朋子(立命館大学大学院社会学研究科)
協力 金山勉 (立命館大学産業社会学部教授), 溝口尚美(ダウンタウン・コミュニティ・テレビジョン・センター DCTV), 松浦哲郎(龍谷大学社会学部講師)
さらに、日本における放送への市民参加の可能性を見出すために、いわゆる市民メディアと呼ばれる自主的で非商業的なメディア活動とその組織の有り様について、アンケートを行い、そこで得た情報の分析による考察を行った。
この調査の報告は研究会のウェブサイトで公開したほか、同月に開催された情報通信学会の情報と通信の融合をテーマとしたシンポジウムにおいて、調査メンバーの一人である池田がフロアより調査について発言したことで参加者の関心を呼び、調査の成果を共有することができた。
more info about OurPlanet-TV as follows,
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/287
OurPlanet-TVが市民の社会活動を促進するために行っているビデオワークショップや広報セミナー、自主的な映像政策や優れたドキュメンタリー作品の紹介などの取り組みを端的に紹介した。
デジタルを活用した市民の情報発信を促す方法論として注目したデジタル・ストーリーテリングのワークショップと完成作品の上映会を参与観察した。そこで見出されたのは、映像作品の完成にとどまらず、映像制作の段階及び完成作品の上映を通じて制作者同士あるいは制作者と観客の関係の構築が図られる様子が見受けられた。
パソコンソフトを使う機会の少ない人も二日間でビデオを完成できるという平易な方法論の特徴を生かして、コミュニティ同士の理解促進、コミュニティ内部の孤立の防止、経験の記録や教訓の継承など、市民生活に役立つ可能性を示唆した。
ウェブや上映会で鑑賞することで、知識の追加や文化の理解が生まれたとして、グアテマラのマヤ先住民族の青少年と日本のまちづくりに取り組む人々との映像を用いた交流を事例として紹介した。
受信件数は、東京104件、広島10件、九州27件。受付開始時間直前にNHKニュースで電話番号が告知された。東京では用意した4回線がふさがりっぱなしだったほか、広島、九州でも電話が途切れることなく鳴りつづけたことから受信できなかったものが多数あると推測される。
掛けた人の訴えは、「旧姓の通称使用」を職場や金融機関などで妨げられている窮状、事実婚カップルの子への法的差別、「いつ法改正されるのか」「早くして欲しい」という声が多いほか、具体的に困っている事柄へ解決にむけた助言を求めるケースが多かった。その後、相続割合についての差別規定を憲法違反として裁判に訴えるケースが数件発生したが、いずれも憲法違反という判決は出ていない。ただし、判決について担当判事が述べる意見の文中、国会が法改正をすべきであると差別状態だと認める意見が描かれることが多い。あれから20年経つ現在もこの法律は改正されていない。