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109 (商業施設)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
SHIBUYA109から転送)
東急 > 109 (商業施設)

109(イチマルキュー)は、東急の完全子会社である株式会社SHIBUYA109エンタテイメント(本社所在地:東京都渋谷区道玄坂)が展開するファッションビルおよびテナントブランドの名称。

名称の由来

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由来は「東急(とうきゅう)」の読みを数字の「10-9」 → 「いち・まる・きゅう」にあてた語呂合わせから。また、「営業時間が午前10時から午後9時まで」という意味も盛り込まれている。

概要と沿革

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SHIBUYA109(渋谷)

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SHIBUYA109
渋谷スクランブル交差点からの光景
(2019年7月)
店舗概要
所在地 150-0043
東京都渋谷区道玄坂二丁目29-1
座標 北緯35度39分34秒 東経139度41分56.5秒 / 北緯35.65944度 東経139.699028度 / 35.65944; 139.699028 (109)座標: 北緯35度39分34秒 東経139度41分56.5秒 / 北緯35.65944度 東経139.699028度 / 35.65944; 139.699028 (109)
開業日 1979年4月28日
正式名称 道玄坂共同ビル
施設所有者 丸国産業株式会社、三丸興産株式会社ほか(土地・建物)
株式会社SHIBUYA109エンタテイメント(建物賃借)
施設管理者 株式会社SHIBUYA109エンタテイメント(施設運営)
商業施設面積 10,220 m²
店舗数 121店
営業時間 物販/10:00-21:00
飲食 7F/11:00-22:30、8F/11:00-23:00
前身 戦後の闇市 ・焼け跡マーケット(恋文横丁)
→三丸(1948-1979年)[1]
→ファッションコミュニティー109 (1979-1989年)
外部リンク https://www.shibuya109.jp/
東急グループ
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SHIBUYA109の旧ロゴ時代
(2011年9月)

東京都渋谷区宇田川町周辺で展開するセゾングループ渋谷公園通りの開発に対抗して、東急グループ東急百貨店本店に続く東急本店通り(現:文化村通り)に顧客を吸引するために、東急モールズデベロップメント (TMD) の前身である旧「東急商業開発」(当時の社名はティー・エム・ディー)が1979年昭和54年)4月に渋谷区道玄坂二丁目の道玄坂下交差点に面した鋭角の角地にオープンさせた「ファッションコミュニティ109」(現:SHIBUYA109)が初の店舗であり、今なお売上の多くを占める旗艦店である。

開業当初は20代後半から30代の女性向けテナントを集積させていたが、その後方針を転換。現在では店内のほとんどが10代後半から20代前半の女性向けのテナントで占められている。その購買層からは「マルキュー」の略称で呼ばれている。鋭角の立地を活かした円柱形のエレベーター・タワー(シリンダーと呼ぶ)が特徴の設計は、ポストモダン建築で有名な竹山実による。アルミパネルで覆われたその壁面は、渋谷スクランブル交差点などからも容易に見通せるため、化粧品携帯電話や旬の歌手などの広告が掲げられ、その時々の商業戦略をうかがうことができる。

正面外壁に取り付けられる巨大ポスターは、屋外広告としては世界一良い場所にあるといわれている。その料金はポスターの制作費込みで2週間1800万円。(2003年時点)[2]

また、正面玄関前および道玄坂側の店舗前にある「109スクエア」は、シリンダー広告と連動、あるいは単独でのイベントスペースとなっている。新製品のプロモーション、サンプリング、タレントの出演など、店舗の顧客層をターゲットにすることはもちろん、地の利により多数の通行人の目に付きやすいため、週末を中心に宣伝媒体の一つとして利用されている。なお、シリンダー広告のスポンサーの決定後にイベントスペースのスポンサーが決定するため、広告が競合する場合は利用できないことがある。

渋谷のシンボルとして定着しているため、『ガメラ3 邪神覚醒』、『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』、『ドラゴンヘッド』、『日本沈没』など多くの作品で破壊される描写が登場する。この他、かつてはBunkamuraなどとともに東急線の車両のつり革に広告を出しており、地方に譲渡されたこれらの車両には当時の広告がいまだに残っているものもある。

開業40周年を迎える2019年平成31年)4月にはイメージの一新を図るため、これまで親しまれてきた109のロゴマークを一般公募で募集したものに変更した[3][4][5][6][注 1]

店舗

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2017年(平成29年)4月に株式会社東急モールズデベロップメント (TMD) が会社分割され、株式会社SHIBUYA109エンタテイメント発足。以降同社が109事業を引き継ぎ、施設・店舗の運営を行っている[7]

109本体

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SHIBUYA109

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元「恋文横丁」や三丸洋品店跡[8]に丸國産業が中心となり、地権者や商店主(人)が協同して、東急百貨店の計画のもとに「道玄坂共同ビル」を建設。ティー・エム・ディー(後:東急商業開発、現:東急モールズデベロップメント)がデベロッパーとして管理・運営にあたり、ビルオーナー関係の20店舗とテナント70店舗からなる「ファッションコミュニティー109」として開業した。
1989年(平成元年)より現在の「SHIBUYA109」に名称変更された。2018年(平成30年)には109MACHIDAがレミィ町田(現:町田センタービル)に業態転換したことにより、他の商業施設へのテナント出店ではない唯一の109単独店舗(施設)となった[9]

MAGNET by SHIBUYA109

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MAGNET by SHIBUYA109
(東京都渋谷区)
109MEN'S時代(2011年9月)

  • 東京都渋谷区神南、正式な建物名称は東急渋谷駅前ビル[10]。「109-②」(イチマルキューツー)として1987年(昭和62年)10月30日に開業、地上7階地下2階。TOKYUポイント加盟店(一部テナントを除く)。現在の営業面積は5,849m2、テナント数は49店舗。
渋谷駅ハチ公口の北側向かい側にあり、旧称の109-②より「キューツー」の愛称で呼ぶ人もいる。
2006年(平成18年)3月に5階、同年9月には6階がそれぞれリニューアルして、男性向けのテナントフロア「109MEN'S」として営業を開始。改装される以前は「JUNIOR STATION 109」としてローティーン向けのテナントが営業していた。2008年(平成20年)4月には新たに7階が「109MEN'S」としてリニューアルオープンされた。
2011年(平成23年)3月18日に建物全体を「109-②」から「109MEN'S」に改称。
さらに2018年(平成30年)4月28日には「MAGNET by SHIBUYA109」に改称し、7階を「MAG7」(マグセブン)としてを中心に音楽アートを取り入れたエンターテインメント性の高いエリアとしてリニューアルした他、屋上を「MAG's PARK」(マグズパーク)として様々なコンテンツの発表・情報発信に加え、国外でも人気のある渋谷スクランブル交差点を見下ろすことができるエリアとして開放[11][12]。その他のエリア(1階〜6階)についても2019年(平成31年)以降メンズアパレルファッション)だけでなく、多種多様なアパレル、雑貨カフェキャラクターショップなどを取り揃えたフロアにリニューアルされた[11]
建設前、当地の一角には三和銀行渋谷支店(現:三菱UFJ銀行渋谷中央支店)が入居するビル(三和銀行の自社ビル)があった。この縁で、同支店は当施設の一部を借り上げ、自社ビル時代とほぼ同じ場所で営業していた。しかし、2021年(令和3年)5月24日付で渋谷支店(道玄坂1丁目)内へのブランチインブランチ化に伴い撤退[13]。跡地に出店した[10]アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ2024年1月28日に閉店している[14]

SHIBUYA109 ABENO

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SHIBUYA109 ABENOが入居するあべのキューズタウン
(大阪市阿倍野区阿部野橋筋)
阿倍野再開発事業地内に開業したあべのキューズタウンの「あべのキューズモール」内にオープン[15]
関西初の109出店にあたり、1店舗ごとの面積はSHIBUYA109より約5-10坪広い作りとしている。また、他地域の109業態と異なり、東急モールズデベロップメント109事業部が直接運営し、リーシングから販促、従業員教育まで一貫して行っている[16]

SHIBUYA109 HONG KONG

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SHIBUYA109
(香港・海港城港威商場)
  • 109初の海外進出店舗。香港九龍半島南端・尖沙咀“海港城港威商場”L3(ハーバーシティ3階)、2015年12月10日開業、営業面積は9,000ft²、テナント数は13店舗。

109関連事業

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109MEN'S

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2000年代にはこれまで109が不得手としていた男性向けテナントの専門店として、109MEN'Sを展開した。

  • 109MEN'S(現:MAGNET by SHIBUYA109) - 5階(2006年3月開業)、6階(2006年9月開業)、7階(2008年4月19日開業)

また、SHIBUYA109 DREAMS同様の進出方法を用いた109以外のビルへの出店および地方進出として、福岡市へ第1号店を出店した。

この他、かつては以下の一部のフロアでも109MEN'Sとして営業していたことがあった。

ネットショッピング

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ファッション雑誌テレビ番組による全国的な知名度を生かし、2004年(平成16年)10月より「SHIBUYA109 NET SHOP」のブランドでインターネットショッピングにも進出し、2006年(平成18年)11月には、109MEN'Sの新鋭人気ブランドを集積した「109MEN'S NET SHOP」を開設した。2012年(平成24年)11月には、次世代の109ブランドの発掘および育成を目的に「109NET PLUS」を開設した。

かつて存在した店舗及び関連事業

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KOHRINBO 109

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KOHRINBO109
(現:香林坊東急スクエア、金沢市香林坊)
  • 石川県金沢市香林坊1985年(昭和60年)9月21日開業、地上5階地下3階のうちの地上4階から地下1階での営業。TOKYUポイント加盟店(一部テナントを除く)。2014年現在の営業面積は7,738m2、テナント数は73店舗。地下3階と地下2階は石川県県民ふれあい公社の香林坊地下駐車場。
109初の地方出店店舗。石川県唯一のミニシアターもある複合商業施設であったが、「大人向けの商業施設」への転換を目指し、全館を改装。2016年(平成28年)4月に施設名称を「香林坊東急スクエア」へ変更し、複合商業施設にリニューアル。これによって109の名称は消滅した。

TATEMACHI 109-②

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北陸地方の地場不動産会社、細田商事がフランチャイズ契約を結び竪町の109-②(イチマルキューツー)は開店したが、1994年(平成6年)9月にビル名称をベルセルに戻してフランチャイズ契約を解消し、109-②は閉店となった。
1992年(平成4年)に金沢でウルトラマンフェスティバルを開催した縁から、1993年(平成5年)7月17日より2階と3階にウルトラマンのオフィシャルショップ「ウルトラマンワールドM78」が入居していた他、4階には円谷プロダクション金沢オフィスがあった。109-②の閉店後はウルトラマン博物館を閉館するなど規模を縮小し、前述のKOHRINBO109へ「ウルトラマンワールドM78」を移転するも、手取フィッシュランドウルトラマンスタジアムが出来た後に閉店した。
現在はアニメイトらしんばん代々木アニメーション学院などが入居したオタク層向けの商業ビルとして運用されている。

ONE-OH-NINE

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テナントビル(「三善ビルディング」を一棟借り)。109が10代女性向けのファッションビルへとリニューアルしたことに伴い、109が開業当初に想定していた本来の購買年齢層である20代女性向けのファッションビルとしてONE-OH-NINE(ワンオーナイン)は開業した。さらに後には後述するように30代向けのONE-OH-NINE 30'sも隣接地に開業。1990年(平成2年)から1998年(平成10年)まではキーテナントHMV渋谷店が入っていた。
1995年(平成7年)にマルハン入居しHMV移転後増床以降、アミューズメントビルに業態転換し名称もマルハンパチンコタワー渋谷という名称をメインとし、「ONE-OH-NINE」の名称は影に隠れた格好となった。2016年(平成28年)1月17日をもってマルハンは閉店。同年12月時点では、ビルのリニューアル工事に伴い全テナントが退去している。
跡地には2017年(平成29年)5月12日にMEGAドン・キホーテ渋谷本店が開店している。

ONE-OH-NINE 30's

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  • 東京都渋谷区宇田川町。ONE-OH-NINEの西隣にあったテナントビル。
当初はビル名称変更を伴う109の想定購買層変更により、20代女性向けのファッションビルとしてONE-OH-NINEが開業し、同様に30代女性向けのファッションビルとして同店が開業した。しかしその後の経済状況の変化などに伴い、業態を変更した。1998年(平成10年)6月から2007年(平成19年)10月までのキーテナントはブックファースト渋谷店であった。2007年10月、建物の耐震性を理由に閉鎖。建物は直ちに取り壊され、現在跡地はH&M渋谷店をキーテナントとするShibuya Flagになっている。

アネックス109トヤマ→TOYAMA 109

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北陸地方の地場不動産会社、大洋不動産がフランチャイズ契約を結び、旧パチンコ日活跡地に開店したが[17]2000年(平成12年)9月にビル名称をセプラに改称しフランチャイズ契約を解消し、109は閉店となった。
その後、無印良品がキーテナントとして入ったが、数年で撤退、現在は3階にあった映画館を北陸銀行グループが改装し、「てるてる亭」という演芸場となっている。

109 UTSUNOMIYA

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21世紀最初に出店した109であった。開業時は2日で来店者が5万人を突破し、3日で売り上げが1億円を超えるなど好調であった[18]が、開業2年目にはすでに閑散としており[19]、周辺の宇都宮パルコや郊外型大型ショッピングセンターとの競合もあって、売上げの不振が続き、2005年(平成17年)7月をもってわずか3年9ヶ月で閉鎖となった。久繁哲之介は撤退要因として「市民ニーズを把握していないこと」と「マスコミと専門家の『過剰な報道』」の2点を指摘した[20]。前者について詳しく要因を見ると、テナントを埋めるために100円ショップを入れるなどファッションと無関係な店舗を誘致して109ブランドを失墜させたこと、店員の資質が欠けていたこと、周囲に若者から好まれるような類似コンセプトの店がなく立地が不適切であったこと、湘南新宿ラインに乗れば宇都宮から直接SHIBUYA109へ行けることが挙げられる[21]。建物は取り壊され、跡地はオリオンスクエアとして、ジャズコンサートなどのイベントに利用されている。

109 MACHIDA

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109MACHIDA
(現:町田センタービル、町田市原町田)
  • 東京都町田市原町田2002年(平成14年)7月20日開業、地上8階地下2階のうちの地上5階から地下1階での営業。TOKYUポイント加盟店(一部テナントを除く)。2015年12月現在の営業面積は6,516m2、テナント数39店舗。前述の会社分割以降も東急モールズデベロップメントが引き続き運営。
町田市の再開発ビル「町田センタービル」に入居、上階の6〜8階には町田市の「まちだ中央公民館」と「町田市生涯学習センター」が、地下2階には公民館利用者用の駐輪場も入居する複合商業施設となっている。
2018年(平成30年)4月1日、施設名称を「レミィ町田」に変更し、109の名称は消滅[9]、2022年(令和4年)3月31日をもって東急グループが運営から撤退し、翌4月からは再開発ビルの名称でもある「町田センタービル」として一部テナントのみで営業を継続している。

SHIBUYA109 DREAMS

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「SHIBUYA109」ブランドを活かし、地方主要都市のマーケティングに合わせた出店戦略[注 3]
同事業で培ったコンパクトなフロア面積、109での売上上位ブランドを集積させての出店などの出店形態は、後の「SHIBUYA109 ABENO」や「SHIBUYA109 KAGOSHIMA」などに受け継がれている。

SHIZUOKA 109

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SHIZUOKA109
(現:静岡東急スクエア〈静岡伝馬町プラザビル〉、静岡市葵区伝馬町)
  • 静岡県静岡市葵区伝馬町、2007年(平成19年)10月6日開業、地上11階地下1階のうち地上5階から地下1階での営業。2014年現在の営業面積は8,528m2、テナント数は65店舗。
商業・事務所・住宅・ホテルの複合商業施設(再開発ビル)である「静岡伝馬町プラザビル」の商業フロア(旧:FIVE-J)のうち地上5階から地下1階を賃借して運営。
2017年(平成29年)7月23日に営業を終了。全面改装の上で施設名称を「静岡東急スクエア」へと変更し、同年11月に全館リニューアルオープン、これにより109の名称は消滅[22]

MINATOMIRAI 109

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複合施設「クイーンズスクエア横浜」内の[アット!]1st(現:みなとみらい東急スクエア②)をリニューアルしてオープンした[23]が、後に109ブランドは廃止され元の形態に戻っている。

SHIBUYA109 OUTLET

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商業施設「港北 TOKYU S.C.」内で営業していた。

SHIBUYA109 KAGOSHIMA

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SHIBUYA109 KAGOSHIMAが入居していたアミュプラザ鹿児島
(鹿児島県鹿児島市中央町)
2023年(令和5年)10月22日に営業を終了。
鹿児島中央駅に隣接する商業ビル「アミュプラザ鹿児島」本館2階の一部で営業を行っていた。

提携クレジットカード

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以下の提携クレジットカードが2001年(平成13年)10月より発行されていたが、2012年(平成24年)12月28日に新規の募集を終了し、2014年(平成26年)1月31日を以て利用特典サービスを終了。さらに同年2月末を以て取扱終了となった[24]

特典として109各館およびクイーンズスクエア横浜[アット!]八王子東急スクエア・SHIBUYA109 NET SHOPでのクレジットカード決済により、請求時5%割引(年数回各10日間程度は10%割引、対象外施設あり)サービスがあった。

労働環境問題

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2010年、SHIBUYA 109に店員向けの休憩用スペースが十分確保されておらず、店員たちが業務用階段の踊り場にダンボールを敷いて横たわって休憩を取っていることが明らかとなった[25]。階段の踊り場は、「掃除がまったくされておらず、照明は薄暗くじめじめしてほこりっぽい。隅に積まれた箱の隙間からゴキブリがはい出てくるような場所[25]」であったと指摘される。さらに6時間近い超過勤務にもかかわらず残業代が出されていないことも問題視された[26]。なお、上記内容が雑誌で報道された後にビル内の休憩所の数は増えたとされる[27]

テレビ番組

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脚注

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注釈

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  1. ^ なお、従来の109ロゴは東急グループの株式会社イメージスタジオ・イチマルキュウが運営するIMAGE STUDIO 109のロゴの「109」の部分において引き続き使用されている。
  2. ^ 第1号店の静岡は入居していたビルのテナントフロア自体が後にSHIZUOKA109となったが、もともとDREAMSが入居していた地下1階フロアは同名称のまま営業を続けていた。その後2012年の改装により一般フロア化したことで事実上名称は消滅した。
  3. ^ もともと、通信販売(ネットショッピング)での売り上げ(購入者居住地域)が群を抜いていた静岡地区への実店舗進出を念頭に置いて考え出された業態と言われている。第2号店以降の計画が具体化せず、静岡にあった同フロアも2012年のフロア改装によりその名称を廃し一般フロア化したため、同事業も事実上終了したとみられる。

出典

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  1. ^ 会社案内 - 三丸興産
  2. ^ a b 街は巨大な広告だ - テレビ東京 2003年5月27日
  3. ^ 渋谷のランドマーク「109」のロゴが変わる、新デザインを一般公募(Fashionsnap.com 2018年4月17日)
  4. ^ 「渋谷109」が開業以来使い続けてきたロゴを変更する理由(ダイヤモンド・オンライン 2018年4月24日)
  5. ^ SHIBUYA109 NEW LOGO(結果発表)(SHIBUYA109 公式サイト)
  6. ^ 「SHIBUYA109」新ロゴ点灯 開業40周年を機に刷新(シブヤ経済新聞 2019年4月28日)
  7. ^ 最先端の流行発信や文化創造を続けるブランドへ ~「SHIBUYA109」の運営専業新会社を設立~ (PDF) (東京急行電鉄株式会社、株式会社東急モールズデベロップメント 2017年1月31日)
  8. ^ 三丸興産
  9. ^ a b 109 MACHIDA、3月31日閉館-「レミィ町田」に業態転換(都商研ニュース 2018年3月5日)
  10. ^ a b 渋谷に「アメリカンイーグル」旗艦店 日本再進出で3年ぶり実店舗”. シブヤ経済新聞 (2022年10月24日). 2024年5月19日閲覧。
  11. ^ a b 2018年春、「109MEN’S」が生まれ変わります 「MAGNET by SHIBUYA109」が渋谷に誕生 (PDF) (東京急行電鉄株式会社、株式会社SHIBUYA109エンタテイメント 2018年1月22日)
  12. ^ 2018年4月28日 MAGNET by SHIBUYA109が誕生します!(SHIBUYA109〈109総合〉公式サイト内 2018年4月29日閲覧)
  13. ^ 店舗統合・移転のお知らせ(三菱UFJ銀行 2024年5月19日閲覧)
  14. ^ 「アメリカンイーグル」が国内店舗を全店閉鎖、実店舗復活からわずか1年で”. Fashionsnap (2024年2月2日). 2024年5月19日閲覧。
  15. ^ SHIBUYA109ABENO 全35店の出店テナントが決定!(東急モールズデベロップメント 2011年1月31日)
  16. ^ 大阪商業ビル戦争に伏兵!? シブヤ109ほか人気店を集めた「あべのマーケットパーク キューズモール」(日経トレンディ 2011年4月26日)
  17. ^ a b 『富山市史 編年史<上巻>』(2015年3月20日、富山市発行)9頁。
  18. ^ a b 久繁 2010, p. 16.
  19. ^ 久繁 2010, p. 29.
  20. ^ 久繁 2010, p. 39.
  21. ^ 久繁 2010, pp. 27–30.
  22. ^ 静岡109、今秋「東急スクエア」に 7月から改修(静岡新聞アットエス 2017年5月12日)
  23. ^ みなとみらいに「マルキュー」-MINATOMIRAI 109が4月に誕生(ヨコハマ経済新聞 2010年2月5日)
  24. ^ http://www.tokyu-tmd.co.jp/109card/ (「株式会社東急モールズデベロップメント」サイト内2014年1月7日閲覧)
  25. ^ a b 中沢 2017, p. 32.
  26. ^ 中沢 2017, p. 33.
  27. ^ 中沢 2017, p. 34.

参考文献

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  • 中沢彰吾『東大卒貧困ワーカー』新潮社〈新潮新書〉、2017年。ISBN 9784106107221 
  • 久繁哲之介『地域再生の罠―なぜ市民と地方は豊かになれないのか?』筑摩書房ちくま新書〉、2010年7月10日、254頁。ISBN 978-4-480-06562-9 

関連項目

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外部リンク

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