LEV-1
LEV-1(Lunar Excursion Vehicle 1)は宇宙航空研究開発機構 (JAXA) の宇宙科学研究所、東京農工大学、中央大学が共同で開発した小型の月面プローブである[1]。
LEV-1 | |
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所属 | 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) |
状態 | 展開前 |
目的 | 月の化学組成の調査 |
打上げ機 | H-IIA47号機 |
打上げ日時 | 2023年9月7日 |
軟着陸日 | 2024年1月20日 |
質量 | 2.1 kg(LEV-1本体のみ) |
概要
編集2023年9月に打ち上げられた日本の月探査機SLIMに搭載され、SLIMが月面へ軟着陸を行う直前に月面の上空1.8mでSLIMからLEV-2/SORA-Qとともに放出される[1]。月面へ落下の後、LEV-1は月着陸後のSLIMの撮影などを試み、得たデータを地球へ送信する[2]。また、LEV-2が収集したデータを受信して、地球へ送信する中継器も兼ねている。
一般的な月面車が車輪を使って移動するのに対し、LEV-1は内部のばねを縮め、それを瞬間的に離した際の反動の力で月面を跳躍しながら移動する[3]。
出典
編集- ^ a b “小型プローブ LEV (Lunar Excursion Vehicle)”. 宇宙航空研究開発機構 (2022年3月15日). 2024年1月20日閲覧。
- ^ “【PRESS】日本の月着陸機SLIM/LEV-1×和歌山大学12mパラボラ アマチュア無線超長距離通信実験について”. 和歌山大学 (2024年1月10日). 2024年1月20日閲覧。
- ^ “SLIM搭載超小型月面探査ローバLEV-1”. 宇宙航空研究開発機構 (2023年12月5日). 2024年1月20日閲覧。