肥前鹿島駅
肥前鹿島駅(ひぜんかしまえき)は、佐賀県鹿島市大字高津原にある、九州旅客鉄道(JR九州)長崎本線の駅である。
肥前鹿島駅 | |
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駅舎(2016年12月) | |
ひぜんかしま Hizen-Kashima | |
◄肥前竜王 (5.2 km) (3.0 km) 肥前浜► | |
所在地 | 佐賀県鹿島市大字高津原4111-2 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■長崎本線 |
キロ程 | 54.6 km(鳥栖起点) |
電報略号 | シマ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
826人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)11月30日[2] |
備考 |
歴史
編集- 1930年(昭和5年)11月30日:鉄道省の駅として開設[2]。鹿島駅と区別するため肥前鹿島となった。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物取扱廃止[2]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[2]。
- 1986年(昭和61年)3月29日:みどりの窓口を設置[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR九州に移管[2]。
- 2013年(平成25年)3月1日:駅舎内バリアフリー化[4]。
- 2016年(平成28年)4月1日:肥前鹿島駅長廃止。業務委託化。
- 2022年(令和4年)9月22日:西九州新幹線の開業に伴い、長崎駅方面行きの特急「かもめ」が運行を終了[5][6]。
- 2022年(令和4年)9月23日:肥前鹿島駅 - 博多駅区間で特急「かささぎ」の運行を開始[5][6]。
- 2024年 - 25年(令和6年 - 7年)頃:駅舎リニューアル(予定)[7]。
駅構造
編集島式ホーム1面2線を有する地上駅である[1]。駅舎は駅の西側に配置されており、ホームと改札口は線路の下を介して繋がっている。2013年3月にエレベーターが設置された[4]。
全列車が停車するため一線スルー式配線にはなっておらず、原則として左側通行である。ただし折り返し列車もあるため、肥前竜王方から見て右側にも入線できる。ステップ付783系電車が入線していた名残でホーム嵩上げは行われていなかったが、エレベーター新設と同時に嵩上げされ、バリアフリー対応となった[4]。
佐賀鉄道事業部が管理する業務委託駅で、JR九州サービスサポートが受託。みどりの窓口が設置されている。自動券売機はあるが、自動改札機は設置されていない。改札口を出た右側に売店、待合室、自動販売機を備え、駅舎の外にはトイレ、駐車場、タクシー乗り場がある。
駅員時間配置駅であり、ワンマン列車では営業時間外は無人駅と同様に車内収受となる。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1・2 | ■長崎本線 | 上り | 江北・佐賀・鳥栖方面 | 博多行きの特急「かささぎ」にも乗車可能 |
下り | 諫早・長崎方面 | 多良方面は肥前浜で乗換可能 |
利用状況
編集2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は1,163人である[8]。利用客の多くは江北方面へ向かっており、諫早・長崎方面へは少ない。
年度 | 1日平均 乗車人員[9] |
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2000年 | 1,235 |
2001年 | 1,207 |
2002年 | 1,167 |
2003年 | 1,175 |
2004年 | 1,177 |
2005年 | 1,168 |
2006年 | 1,187 |
2007年 | 1,196 |
2008年 | 1,201 |
2009年 | 1,137 |
2010年 | 1,160 |
2011年 | 1,211 |
2012年 | 1,255 |
2013年 | 1,342 |
2014年 | 1,267 |
2015年 | 1,221 |
2016年 | 1,167 |
2017年 | 1,195 |
2018年 | 1,210 |
2019年 | 1,163 |
駅周辺
編集鹿島市の中心市街地の北端部に位置しており、当駅の南側・西側に市街地が広がる。
- 再耕庵タクシー
- 国道207号 - 駅のすぐ西側を長崎本線に並行して通る。
- スカイタワーホテル
- 鹿島郵便局
- インドカレー・プルニマ 鹿島店
- 鹿島市役所 - 約1 km南側。
- 鹿島市民図書館 - 同上
- 旭ヶ岡公園(鹿島城) - 約1 km南西側。
- 佐賀県立鹿島高等学校 - 同上
- 佐賀県立鹿島実業高等学校 - 同上
- 祐徳自動車本社
- スーパーセンタートライアル鹿島店
祐徳稲荷神社は当駅から徒歩圏内では無く、鹿島バスセンターから祐徳神社行バスが発着している。また当駅からタクシーの利用も可能。位置としては隣の肥前浜駅の方がやや近い[1]。
嬉野市塩田町の中心部は嬉野温泉駅よりも当駅の方がやや近い。
- 嬉野市役所 塩田庁舎
- 塩田津の町並み(重要伝統的建造物群保存地区)
バス
編集2023年10月1日より鹿島バスセンターが廃止・解体されたことにより、祐徳バスは旧バスセンターの周囲に設置された「肥前鹿島駅前」停留所に発着するようになった。
高津原のりあいタクシーは駅前の再耕庵タクシー本社前に発着する。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 27号 長崎駅・佐世保駅・大村駅ほか75駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年2月17日、21頁。
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、714頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “5駅に新設 九州総局”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1986年3月29日)
- ^ a b c JR肥前鹿島駅 バリアフリー化工事終了 佐賀新聞 2013年3月4日配信 (2013年8月24日閲覧)
- ^ a b サガテレビ ニュース (2022-09-22), 特急「かもめ」22日終了 「かささぎ」23日運行開始 (22/09/23 13:05) 2024年11月28日閲覧。
- ^ a b サガテレビ ニュース (2022-09-23), 特急「かささぎ」運行開始 西九州新幹線の並行在来線一部区間走る 肥前鹿島は特急激減 (22/09/23 18:30) 2024年11月28日閲覧。
- ^ “【新駅舎に鹿島錦「織」イメージの大屋根】佐賀・肥前鹿島駅舎など実施設計費を計上”. 建設通信新聞Digital (2023年9月21日). 2024年11月27日閲覧。
- ^ 駅別乗車人員(2019年度)
- ^ 佐賀県統計年鑑、2020年9月5日閲覧
関連項目
編集外部リンク
編集- 肥前鹿島駅(駅情報) - 九州旅客鉄道