南部町 (青森県)
青森県三戸郡の町
南部町(なんぶちょう)は、青森県三戸郡内の中央部に位置する町。
なんぶちょう 南部町 | |||||
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聖寿寺館(2018年) | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 青森県 | ||||
郡 | 三戸郡 | ||||
市町村コード | 02445-7 | ||||
法人番号 | 1000020024457 | ||||
面積 |
153.12km2 | ||||
総人口 |
15,432人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 101人/km2 | ||||
隣接自治体 |
八戸市、三戸郡三戸町、五戸町、新郷村 岩手県:二戸市、九戸郡軽米町 | ||||
町の木 | 赤松 | ||||
町の花 | ぼたん | ||||
町の鳥 | うぐいす | ||||
南部町役場 | |||||
町長 | 工藤祐直 | ||||
所在地 |
〒039-0592 青森県三戸郡南部町大字平字広場28-1 北緯40度25分14秒 東経141度19分49秒 / 北緯40.4206度 東経141.3303度座標: 北緯40度25分14秒 東経141度19分49秒 / 北緯40.4206度 東経141.3303度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
編集南部町は青森県南東部、三戸郡内の東部に位置する。町の南部には標高615mの名久井岳があり、町の中心部を馬淵川が東西を横断するように流れている。 地形は、馬淵川沿いは平坦であるが、平地は少なく丘陵地帯が大部分を占める。
歴史
編集南部藩発祥の地である。町内には南部氏に縁の史跡が多数存在する。
旧名川町の歴史は名川町#歴史、旧福地村の歴史は福地村 (青森県)#歴史を参照
旧南部町
編集- 旧向村(むかいむら)
- 旧平良崎村(へらさきむら)
- 1955年(昭和30年)4月20日:向村と平良崎村が合併し南部村となる。
- 1959年(昭和34年)2月11日:町制施行により(旧)南部町(なんぶまち)となる。
- 2005年(平成17年)3月17日:(旧)南部町(なんぶまち)、名川町、福地村が2006年(平成18年)1月1日に新設合併する事を青森県知事に申請した。新町名は南部町(なんぶちょう)。
新・南部町
編集行政
編集地区指定
編集南部町は国の定める以下の地区に指定されている。
産業
編集町の基幹産業は、果樹栽培を中心とした農業である。リンゴ、サクランボ、ブドウ、セイヨウナシ(ゼネラル・レクラーク種)、カキ(ミョウタン)等の果樹、及び食用菊(阿房宮)の栽培を中心としている。全国で唯一の町営青果市場が運営されている。
郵便
編集地域
編集人口
編集平成27年に実施した国勢調査と前回の国勢調査からの人口の増減をみると、7.76%減の18,312人であり、増減率は県下40市町村中22位。
南部町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 南部町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 南部町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
南部町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
所轄警察署
編集※2006年(平成18年)4月1日より、青森県警警察署再編計画に基づき、 八戸警察署管内だった旧福地村の地域を含む南部町全域を三戸警察署が管轄する。
所轄消防署
編集- 八戸地域広域市町村圏事務組合三戸消防署
- 八戸地域広域市町村圏事務組合三戸消防署名川分署
- 八戸地域広域市町村圏事務組合三戸消防署福地分遣所
教育
編集高等学校
編集※以下は廃校。
- 青森県立南部工業高等学校(2015年・八戸工業高等学校へ統合)
中学校
編集※以下は廃校。
- 南部町立杉沢中学校(2023年4月より・福地中学校へ統合)
小学校
編集- 南部町立南部小学校(2023年4月より・旧南部小学校の校舎を利用)
- 南部町立名川小学校(2023年4月より・旧名久井小学校の校舎を利用)
- 南部町立福地小学校(2023年4月より・旧福田小学校の校舎を利用)
※以下は廃校
旧・南部町
編集- 南部町立沖通小学校(1962年・向小学校へ統合)
- 南部町立二又小学校(1970年・向小学校へ統合)
- 南部町立相内小学校(1999年・南部小学校を統合新設)
- 南部町立平良崎小学校(同上)
現・南部町
編集- 南部町立鳥舌内小学校(2006年・名川南小学校を統合新設)
- 南部町立鳥谷小学校(同上)
- 南部町立向小学校(2023年4月より・南部小学校へ新設統合)
- 南部町立名久井小学校(2023年4月より・名川小学校を新設統合)
- 南部町立名川南小学校(同上)
- 南部町立剣吉小学校(同上)
- 南部町立福田小学校(2023年4月より・福地小学校へ新設統合)
- 南部町立杉沢小学校(同上)
金融機関
編集
※:旧南部町・福地村域には郵便局・JA以外の金融機関の支店を置いていない。ただし旧南部町・福地村域に関しては青森銀行のATMのみが存在する。
その他主要機関
編集- 南部町営地方卸売市場
- ボートピアなんぶ(競艇場外舟券発売場)
- 国民健康保険南部町医療センター
交通
編集鉄道
編集※東北新幹線も当町南東部を通っているが、当町内に駅は無い。
路線バス
編集道路
編集友好交流都市
編集名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集旧跡
編集- 南部氏23代目安信の墓
- 南部信直夫妻墓所(町指定有形文化財)
- 南部氏26代目信直の墓所
- 南部利康霊屋〔小向字正寿寺〕(国の重要文化財)[3]
- 南部氏27代目利直の四男利康の霊屋
- 南部氏27代目利直の霊屋
- 南部氏24代晴政の時代に家臣の放火により焼失するまでの200年間に渡り南部氏の本城とされていた。周辺の馬場館、平良ヶ崎館、相内館他とあわせて本三戸城を構成する。(聖寿寺館跡本体・三光寺地区・本三戸八幡宮地区)
- 三光寺
- 南部氏の菩提寺
- 恵光院
- 長谷寺とも呼ばれる。1390年創設と伝えられる。
- 諏訪神社
- 本三戸八幡宮
- 南部氏信仰拠点の一つ
- 法師岡館跡
- 自然の地形を利用して作られた館、四戸南部氏族の居館と伝われる。
- 杉沢館跡
- 厳島神社
- 御獄神社
- 天狗杉 〔大向字長谷、恵光院〕
- 爺杉 〔法光寺字法光寺〕
- 県天然記念物、推定樹齢1000年で、法光寺開山の後、間もなく植えられたもの。[7]
- 法光寺参道松並木 〔光寺字法光寺〕
- 県天然記念物、推定樹齢300年。[8]
観光スポット
編集- 長谷ぼたん園
- 3.3haの敷地内に130種8000本の牡丹が植栽。
- 名久井岳県立自然公園
- 名川チェリーセンター
- ドライフラワーセンター
- そばの里けやぐ
- チェリリン村
- バーデハウスふくち
- 村営温泉施設
- ふくちアイスアリーナ
祭事
編集- 南部駒おどり
- 約250年前より伝わる伝統芸能
- 厳島神社例大祭
- 御獄神社例大祭
- 苫米地神明宮例大祭
- ジャックドまつり
- 南部七踊り全国大会
- 諏訪神社例大祭(名川秋祭り)
- 名川えんぶり
- 名川春まつり
- 名川秋まつり
- なんぶまつり
- なんぶサマーフェスティバル
出身有名人
編集電話番号
編集南部町内の電話番号は、旧町村により市外局番が異なる。旧福地村域・旧名川町域は八戸市などと同じ「0178」(八戸MA) となっており、旧南部町域は三戸町などと同じ「0179」(三戸MA) となっている。