六六経
六六経[1](ろくろくきょう、巴: Chachakka-sutta, チャチャッカ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第148経。六六法経(ろくろくほうきょう)[2]とも。
構成
編集パーリ仏典による六六経 | |||||||||||||||
処、入 (Āyatana) | → |
受 ・ ヴ ェ | ダ ナ | |
→ |
渇 愛 ・ タ ン ハ | |
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六根 感覚器官 |
<–> | 六境 感覚器官の対象 |
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↓ | ↓ | ||||||||||||||
↓ | 触 (パッサ) | ||||||||||||||
↓ | ↑ | ||||||||||||||
識 (ヴィンニャーナ) |
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登場人物
編集場面設定
編集ある時、釈迦はサーヴァッティー(舎衛城)のアナータピンディカ園(祇園精舎)に滞在していた。
釈迦は比丘たちに、
から成る仏法を説く。
それを聞いて60人の比丘が解脱に至る。
内容
編集六内処, 六外処を挙げていく。
Cakkhāyatanaṃ sotāyatanaṃ ghānāyatanaṃ jivhāyatanaṃ kāyāyatanaṃ manāyatanaṃ. 'Cha ajjhattikāni āyatanāni veditabbānī'ti iti
眼処、耳処、鼻処、舌処、身処、意処。これら六内処が知られるべきである。Rūpāyatanaṃ saddāyatanaṃ gandhāyatanaṃ rasāyatanaṃ phoṭṭhabbāyatanaṃ dhammāyatanaṃ. Cha bāhirāni āyatanāni veditabbānī'ti.
色処、声処、香処、味処、触処、法処。これら六外処が知られるべきである。
六内処と六外処と六識身の結合によって、触(phassa)が発生することを述べる。
これらが最終的には、渇愛、そして苦を引き起こすことを明らかにする。
日本語訳
編集脚注・出典
編集関連項目
編集外部リンク
編集- Chachakkasuttavaṇṇanā - Tipitaka.org
- Chachakka Sutta: The Six Sextets - translated by Thanissaro Bhikkhu --- 英訳